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花輪駅前広場 整備工事 来月から本格化 鹿角市 施工スケジュールを周知

2019-10-17
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整備工事が本格化する鹿角花輪駅前広場(鹿角市花輪)
 鹿角市が2020年7月末の完成を目指し、先月着工した鹿角花輪駅前広場整備工事は、六つの区間ごとに工事が進められる。来月から工事が本格化するのを前に、市都市整備課では施工予定スケジュールを周辺住民に周知するとともに、工事期間中の市民らの協力を呼び掛けている。
 駅前広場の整備は、まちの玄関口としての魅力向上や交通結節点としての利便性、待合環境の向上、花輪ばやしやイベントによるにぎわい創出などが目的。用地取得などを経て、9月下旬に着工した。この間、広場南側に新たな観光案内所を建設し、6月21日にオープンしている。
 広場の面積は従来の約2400平方㍍から3902平方㍍に拡大する計画。ロータリー形状とし、車道は2480平方㍍、歩道(幅5㍍)は907平方㍍。ロータリー内側にはタクシープール(12台)や一般駐車場(13台)などを配置する。整備工事の契約額は1億9514万円。
 市によると社会資本整備総合交付金を活用した工事であるため、工期は来年3月末までとしているが、国からの繰越承認が得られ次第、同7月末まで延長する予定。
 整備は六つの工事区間(①~⑥)に分けて順次進める。このうち、ロータリー中央部分(工事区間①)は9月末~10月にモニュメント等の撤去を計画。
 11月から来年5月末までは広場北東側の歩道部分等(同②)、広場南東側の歩道部分等(同③)、駅舎側の歩道部分等(同④)で側溝、消火栓配管、電気配線・基礎、さく井、消雪配管などの工事を順次行う。
 同6月~7月末はロータリー北側(同⑤)と南側(同⑥)を含めて各工事区間の路盤、舗装、ポールコーン・サイン類設置などの工事を計画。花輪ばやし前までの完成を目指している。
 工事に伴いロータリー部分への駐車を制限し、JAかづの駐車場内に臨時の駐車スペースを確保している。
 市は「ご不便をかけるが、工事へのご理解、ご協力をお願いする」としている。
 一方、市民団体「声良鶏銅像の設置を考える会」(奈良東一郎代表)が駅前への設置を要望している声良鶏銅像は、ロータリー中央部から9月下旬に撤去された。市は年内に駅から離れた横町の歴史民俗資料館に移設する方針。
 

危険ブロック塀 撤去工事14件を補助 大館市 制度創設から1年 広く利用呼び掛け

2019-10-17
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 地震で倒壊の恐れがあるブロック塀について、大館市が撤去支援事業を創設して1年がたった。これまで14件の工事に補助金を交付。いずれも個人所有で、通学路沿いの撤去が目立つ。町内会や法人、住民登録がない人も対象になることから広く活用を呼び掛けている。
 昨年6月に発生した大阪北部地震で通学路のブロック塀が倒れ、女児が下敷きとなって死亡した事故を受けて昨年10月に創設。個人・町内会の場合は撤去工事費の2分の1(上限10万円)、法人には3分の1(上限8万円)を補助する。
 都市計画課によると、初年度は5件に計41万5000円を交付した。本年度は20件分を見込んで166万円を予算措置し、16日時点で申請11件のうち交付9件、取り下げ2件となっている。それぞれ塀に劣化や損傷があり、通学時の子どもの安全対策として撤去に踏み切るケースが見られるという。
 対象は道路や公園に面している高さ1㍍以上のブロック塀やコンクリート塀、石積み塀などで、▽塀の高さが2・2㍍以下か▽厚さは10㌢以上か▽控え壁があるか▽コンクリートの基礎があるか▽傾き、ひび割れはないか▽塀に鉄筋は入っているか―などのチェックポイントに一つ以上の不適合がある場合。高さ60㌢以下になるよう解体撤去することを条件としている。
 ただ、基礎部分の頑丈さが確認でき、上部を全て撤去する際は工事後60㌢以上でも認める。塀と一体になった門柱を撤去する場合も補助対象とする。塀がある土地を借り受けて居住している市民は、所有者の同意があれば制度を利用できる。
 高さ2㍍、長さ10㍍のブロック塀を撤去する場合の相場は20万円程度。制度利用は1敷地1回限り。私有地を隔てるなど道路に面していない塀の撤去や補修、再設置は対象外。着手前に交付申請を行い、市内に本店を置く建設業・解体業の法人か個人事業者と契約することを要件としている。問い合わせは建築指導係(☎0186・43・7083)。
 

上小阿仁村 「持続可能な村」つくる 20年度予算編成方針 過去の慣例にとらわれず

2019-10-17
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中田村長が方針を示した予算編成会議(上小阿仁村開発センター)
 上小阿仁村の2020年度当初予算案の編成会議が15日、開発センターで開かれ、各課の担当職員に村の財政状況を踏まえた編成方針が示された。5月に就任した中田吉穂村長にとっては今任期で初めて、最初から手掛ける予算案。「持続可能な村をつくる」との方針を掲げながら「事業による成果や、村の将来に役立つのかなどを考えながら、編成してほしい」と指示した。
 村総務課によると、本年度の普通交付税は消費税率の引き上げに伴い、前年度比約1300万円増の13億5700万円となった。一方で、臨時財政対策債の発行可能額は対前年度比28・5%減となるなど、今後の見通しは非常に厳しいものとなっている。
 20年度予算案の編成に当たっては「地域活性化に結び付ける施策の具体化を図るため、過去の慣例にとらわれることなく創意工夫をこらし、補助金や交付金を効果的に活用して住民サービスの維持、村の諸課題解決を図る」ことを、基本的な考え方として示した。
 この日の会議で中田村長は「安心安全で住みやすい上小阿仁村をつくる。そして、村がこれからも持続していく。そうした予算をまとめたい」との考えを説明。「事業を行ってどんな成果が出るのか、村の将来にどう役立っていくのかを考え、効果を上げるものにしてほしい」と述べた。また、「ここ数年、集落からの要望に応えていない面がみられた。新年度からは優先順位をつけながら、要望に応えていく」ことも求めた。
 続いて、総務課長らが留意事項などを説明。「全ての事務事業について内容を検証し、効果を上げられるよう検証を行うこと」や「決算時に多額の不用額が生じないよう、積算根拠を明確にすること」などが指示された。
 各課からの予算要求の締め切りは11月18日。総務課長による審査のあと、12月中旬から村長査定を行い、2月下旬に村議会へ示す。
 

きりたんぽグランプリ レストランいずみが連覇 3日間で11万5千人来場

2019-10-16
きりたんぽグランプリ表彰式で賞状などを掲げるレストランいずみの関係者
 第47回本場大館きりたんぽまつりは最終日の14日、前日に続く好天で、会場のニプロハチ公ドームは多くの観光客や家族連れでにぎわった。第5回きりたんぽグランプリは白沢通園センターレストランいずみ(大館市)が連覇を果たした。主催の大館食の祭典協議会(小松和志会長)は3日間の来場者を11万5000人と発表した。
 グランプリは12店が参加。来場者が2店舗のきりたんぽを食べ比べ、5段階で採点して平均点を集計。その結果、レストランいずみが4・42点で最高賞に輝いた。有効票は1226票。準グランプリには、北秋くらぶ、食の工房戸沢、ベニヤマきりたんぽ工房が選ばれた。
 表彰式では、白沢通園センターの庄司馨施設長が「プレッシャーはあったが、スタッフ一同協力して頑張れた。本当にありがたい」と喜びを語った。
 協議会によると、来場者の内訳は初日2万人、2日目5万5000人、最終日4万人。初日は台風の影響を受けたが、好天に恵まれた2日目以降は数字を伸ばした。有料駐車場を利用した1565台のうち、県外は32・7%、青森、八戸ナンバーが目立った。きりたんぽの販売数は2万3000食、たんぽ焼き体験は2200本だった。
 
 

190人が笑顔で快走 鹿角市 タートルマラソン

2019-10-16
走ったり、歩いたり、思い思いのペースで完走を目指す参加者(市総合運動公園)
 「体育の日」の14日、鹿角市総合運動公園で恒例のスポーツイベント「かづのタートルマラソン」が行われ、市内外から参加した1~86歳の190人が爽やかな秋の空気を味わいながら、気持ち良く快走した。
 市などの主催。日頃の運動不足解消と心身の健康づくりを目的に毎年行われ、今年で21回目。
 幅広い世代の人たちに楽しんでもらおうと、公園内の陸上競技場を発着とする三つのコースを用意。今回は1㌔ラン&ウォークに103人、3㌔同に74人、5㌔マラソンに13人が参加した。
 各コース別にスタート。穏やかな秋晴れの下、長袖や半袖など運動着に身を包んだ参加者は自分のペースで走ったり、家族や友達、知人とゆっくりと歩を進めたりしながら、心地よい汗を流していた。
 元女子マラソン選手の浅利純子さん=同市=も参加し、参加者と並走して声を掛けるなどしていた。
 家族4人で1㌔に参加した花輪の金澤隆敦さん(36)は「体育の日ということで走ってみようと参加した」とすがすがしい表情。長男の新ちゃん(5)は「楽しかったし、パパと走れてうれしかった」と笑顔だった。
 
 

9月のニュース

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10月から幼保無償化 実費負担の副食費 北鹿3市町村は無料に

2019-09-30
 国の幼児教育・保育無償化が10月から始まる。幼稚園や保育園、認定こども園などを利用する3~5歳児と低所得世帯の0~2歳児の保育料が無償化される。保育料に含まれていた給食の副食(おかずなど)費は無償化から外れて実費負担となるが、年収360万円未満の世帯と第3子以降は国が費用を免除、360万円以上の世帯は県と市町村の助成で負担軽減を図る。北鹿地方では鹿角市、小坂町、上小阿仁村がこの助成に上乗せし、副食費も無料とする。
 国の制度で無償化となるのは、幼稚園や保育所、認定こども園などに通う3~5歳児と住民税非課税世帯の0~2歳児。認可外保育施設の利用は保育の必要性が認定された場合、3~5歳児は月額3万7000円を上限に、0~2歳児は住民税非課税世帯を対象に月額4万2000円までの利用料を無償化する。
 3~5歳児の幼保無償化から外れるのが、おかずやおやつなどの副食費。保育園ではこれまで主食費は実費徴収で、副食費は保育料に含まれてきた。国は年収360万円未満の世帯と第3子以降を対象に副食費を免除。年収360万円以上の世帯には、県と市町村が共同で行う「すこやか子育て支援事業」で、半額か4分の1を助成する。多子世帯など全額助成される世帯もある。
 北鹿の5市町村のうち、小坂町と上小阿仁村は助成をさらに上乗せし、副食費を無料にする。鹿角市は所得制限を設けるが、「市内の3歳児以上のほとんどの世帯が無料の対象となる」と説明。上小阿仁村の担当は「保育料が無償で、副食費が発生すると負担感がある。子育て世帯の支援として無料にすることに決めた」と話す。
 大館市で幼保無償化の対象となる3~5歳児は幼稚園や保育園、認定こども園、へき地保育所を利用する約1200人。子ども課によると、市立保育園では10月から副食費を月4500円に設定。主食はご飯を持参しているため、実費負担分は助成後の副食費となる。同課は「保護者には9月中旬に副食費助成の申請書とチラシを配布した。10月以降に負担増となる世帯はなく、制度を周知していきたい」と話した。

巨樹、古木に驚き 鹿角地域観光再発見 県北一の門杉など巡る

2019-09-30
門杉を見学する参加者(大円寺)
 鹿角市内に点在する巨樹や古木をバスで巡る学習会が29日、同市十和田、花輪地区で行われた。主催した十和田地域づくり協議会の地域観光再発見実行委員会(三上豊委員長)によると巨木巡りの企画は市内初といい、参加者がその雄姿に目を見張りながら由来や地域の歴史などにも理解を深めた。
 本年度「市民のチカラ事業『地域観光再発見』」の一環。タイトルは「市内の巨樹・古木を訪ねて」。森林や樹木、悠久の歴史を語る地域のシンボルとして、地域学習を兼ねて初めて実施した。
 地元鹿角をはじめ大館、北秋田から18人が参加。案内人は大湯郷土研究会副会長でもある三上さん。東北巨木調査研究会の五十嵐洋さん(大館市)が一般参加し、関連情報を提供した。
 大湯支所前で開会行事を行い、三上さんは「鹿角には藩政期に幕府巡見使が通った歴史街道が残っている。木を見るだけでなく、歴史も踏まえながら歩きたい」とあいさつ。
 この後、参加者はバスで移動し、大円寺の門杉(もんすぎ、大湯)、毘沙門神社のケヤキ(一本木)、左多六とシロ公園のイチョウ(下草木)、愛宕神社の大カツラ(級ノ木)、金澤家の大グリ(鶴田)、神明社の親杉(松山)、千手観音堂の大ケヤキ(大欠)の7カ所を訪ねた。
 このうち大円寺の門杉はスギでは県北一の大きさで、幹周り9㍍、樹高47㍍、推定樹齢500~600年。県の天然記念物に指定され、伝承では樹齢2000年ともいわれる。かつては2本で一対になっていたとされるが、藩政期中頃の山崩れで山側のスギが失われ、谷側のこのスギだけが残ったという。
 三上さんは木の特徴や由来、付近の文化財などを説明。参加者は熱心に耳を傾けていた。
 北秋田市の白川正信さん(73)は「こんなにでかいスギは見たことがない。来てよかった」と話し、雄姿を写真に収めていた。

大沢さん(大館)「復興のごう音」 ラグビーW杯日本大会 釜石で選手入場曲演奏

2019-09-30
選手入場曲を演奏する大沢さん㊥(釜石鵜住居スタジアム)=佐藤さん提供
 日本チームが優勝候補を破り国内を歓喜に沸かせている、ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会。25日、岩手県釜石市の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムで開かれたフィジー―ウルグアイ戦で、大館曲げわっぱ太鼓の奏者・大沢しのぶさん(44)=大館市=らが選手入場曲を演奏した。東日本大震災の被災地から太鼓を借り受け、「復興の音色」で大会の盛り上げに一役買った。
 大会のセレモニー担当者から出演の打診を受けたのは、茨城県出身の和太鼓奏者・寺門勝さん。寺門さんが東北ゆかりの大沢さんと、大館市内でワークショップなどを開く津軽笛奏者・佐藤ぶん太さんに声を掛け、3人に決まった。
 同スタジアムは、震災被災地で唯一のW杯会場で、復興の象徴とも言える場所。大沢さんは、同県陸前高田市の知人から直径約1㍍の平胴太鼓を借り受けた。青空の下、両国選手の入場時に「RWC2019アンセム」に合わせて大災害を経験した太鼓の音色をとどろかせた。続いて、選手や観客らが犠牲者に黙とうをささげた。
 試合開始前には会場周辺で、3人がゲリラ的におもてなし演奏したほか、観客への演奏体験や他バンドとのセッションなどで盛り上げた。
 大沢さんはこれまで、国内で開かれた国際スポーツ大会では、世界バレー(06年)開会式、U―20女子サッカーW杯(12年)の2度、演奏している。今回の観客は国内外の1万4000人余り。「一生に一度あるかないかの大きな国際大会。選手や関係者の緊張感、満員の観客の歓声や拍手は貴重な経験。復興はまだ半ばではあるが、今後も支援を続けていく気持ちを新たにした」と話した。
 日本チームは世界ランキング9位。初の8強入りを目指す中で28日、1次リーグA組第2戦で同2位のアイルランドを19―12で撃破した。10月5日にサモア、13日にはスコットランドと対戦し、上位2チームが19日以降の決勝トーナメントに進む。

パラリンピック 日本とタイ「絆の輪」を ボッチャ日本代表も 大館で市民と交流会

2019-09-29
交流試合でボッチャのタイ、日本両代表が白熱の攻防を繰り広げた(タクミアリーナ)
 2020年東京パラリンピックに向けた事前合宿で大館市に滞在しているタイのボッチャ・陸上競技両代表チームを迎えた「パラアスリートとの交流会」が28日、同市のタクミアリーナで開かれた。ボッチャのタイ代表と日本代表「火ノ玉JAPAN」が交流試合で世界トップレベルの技術を披露したほか、両競技のタイ選手19人が競技体験やゲームを通して来場者約150人と触れ合った。
 市主催。同市を訪れているタイ代表からはボッチャの選手7人とコーチ8人、陸上の脳性まひクラスの選手12人とコーチ7人らを招いた。27日から大館で合同合宿をしているボッチャ日本代表選手4人も参加した。
 開会式で福原淳嗣市長は「アスリートの技術、挑戦をする姿に触れてほしい。パラスポーツに親しむとともに、日本とタイの間に大きな絆の輪が芽吹くことを願う」とあいさつした。
 初めに16年リオパラリンピックのボッチャチーム戦で金、銀メダルを獲得したタイ、日本両代表が特別ルールの交流試合を実施。1―1で延長に突入した熱戦は、最終第3エンドで日本が1点を奪い2―1で勝利した。選手は投球でジャックボール(目標球)にぴたりと寄せたり、相手ボールをはじいてコースを空けたりして世界トップレベルの技術を披露。スーパーショットの連続に、会場からは歓声が上がった。
 来場者たちはボッチャ体験で両代表とプレーしたり、パラ陸上のタイ選手とリレーゲームをしたりして触れ合った。助言を受ける姿や記念撮影をする姿などが見られ、会場には笑顔が広がった。
 奥村史華さん(国際情報高1年)は「ボッチャの選手の技術はすごく、毎日練習すれば1番になれるんだと励まされたような気持ち。楽しかった。多くの人にパラスポーツを知ってほしい」と話した。
 ボッチャ日本代表主将の杉村英孝選手は「観客がたくさんいて緊張感があった。タイ代表と合宿をできたのは良い経験。初めて秋田に来たが、『すごいね』と声を掛けてもらった。応援を力に変えて頑張りたい」と語った。
 ボッチャ個人世界ランキング1位のタイ代表、ウォラウット・セーンアンパー選手は「日本代表と意見交換をできて良かった。皆さんと交流もできてとても楽しかった。(大館は)料理もおいしいし、また来たい」と笑顔を見せた。
 この日、市はタイ代表を応援するために作成した横断幕も公開した。東京大会の観戦ツアー企画も検討している。

機械操作やキノコ栽培 鹿角で親子7組 森林の役割に触れる

2019-09-29
ハタケシメジの菌床をプランターに入れる参加者(鹿角地域振興局)
 鹿角地域振興局の親子森林教室が28日、市内の森林などで開かれた。高性能林業機械の操作やキノコの菌床栽培を体験し、林業への理解を深めた。
 森林を理解する事業として、植林や森林内の散策など行ってきた。さらに理解を深めるため、樹木がどのように利用されているかを知り、山の恵みを実感する機会にしよう、と今回の教室を計画した。
 鹿角地域をはじめ大館市、北秋田市から7組、14人の親子が参加した。花輪の振興局庁舎に集合し後、大湯地内の森林に移動、プロセッサとフォワーダの高性能林業機械による玉切りや集材の作業を見学し、操作を体験した。
 作業体験の後は、振興局に戻り、キノコの役割を学んだ。昆虫や植物の成長に大きく貢献しているキノコ。県林業研究研修センターの菅原冬樹部長から分かりやすく説明を受けた。
 実際に、ハタケシメジの栽培に挑戦。プランターに菌床を入れ、土で覆う作業を行った。振興局の担当者によると、来月には食べることができまでに成長するという。参加者はプレゼントとして自分が作業したプランターを自宅に持ち帰った。
 市内から、母親と参加した菊沢榮太さん(6)は、「機械の操作は木を切ることができて、面白かった」と話し、キノコの菌床をプランターに入れながら、成長を楽しみにしている様子だった。
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縄文遺跡群 世界遺産候補決定から一夜 大湯環状列石 知名度向上、誘客に期待

2019-08-01
国内推薦候補決定から一夜明け、見学者が訪れた大湯環状列石(鹿角市十和田)
 国の文化審議会が30日、2021年に世界文化遺産登録を目指す候補に選定した「北海道・北東北の縄文遺跡群」。一夜明けた31日、構成資産の一つである鹿角市の特別史跡・大湯環状列石では、訪れた観光客らが吉報を喜びながら見学する姿が見られた。
 横浜市在住の60代の夫婦は、盛岡市から奥入瀬へ車で向かう途中、鹿角市役所に掲げられた懸垂幕を見て大湯環状列石を訪問。「何度かそばを通ったことがあるが、ちゃんと見たのは初めて。こんなに大きな遺跡だとは思わなかった。もっと大湯環状列石の名前が知られてもいい」と目を見張った。「クマ対策(の電気柵設置)で全部見られないのが残念」とも。
 その上で「イギリスのストーンサークルに行ったことがあるが、そこに比べて観光客が少ない。あさっては三内丸山遺跡にも行く予定だが、世界遺産に登録されると外国人を含めて観光客も増えるのでは」と話した。
 大湯ストーンサークル館の阿部美沙子館長は、国内推薦候補決定の影響について「今日から来場者が特別に増えたわけではないが、夏休みに入って関東、関西、名古屋などから訪れる方々が多くなった。世界に誇れる遺跡なので、興味を持っていただくことで、来場者の増加にもつながってほしい」と期待を込めた。

空き地を雪寄せ場に 北秋田市 所有者の固定資産税減免

2019-08-01
 豪雪地帯の北秋田市は雪寄せ場不足を解消しようと、一般の空き地を地域に開放した場合、固定資産税の一部を減免する制度を新設した。土地所有者と自治会間で空き地の無償貸借契約締結や、トラブル防止の事前協議が必要で、市は今冬の制度利用に向けて周知している。
 市内には市指定の排雪場があり、積雪が1㍍を超す阿仁合などは流雪溝を備えている。それでも「住宅密集地では排雪する場を確保するのが困難な地域もある」(建設課)という。空き地を提供してもらうことで雪寄せ場不足を解消し、提供した土地所有者にとっても税減免という利点がある制度を設けた。
 制度利用には▽面積が原則500平方㍍以下▽課税地目が宅地か雑種地▽一つの自治会で原則2カ所以内―などの条件がある。課税地目が田畑や山林原野は対象外。
 利用前に、土地所有者と自治会との間で土地使用の無償貸借契約を交わす必要があり、貸借期間は12月1日から翌年3月31日までの間を想定している。利用後の片付けなどはトラブルにならないよう両者で十分話し合い、自治会の責任で対処してもらうという。
 提供した土地の固定資産税を減免する割合は契約期間に応じ、翌年度の税額の12分の4を上限とした。
 9月に自治会からの申し込みを受け、市が雪寄せ場とする土地の現地や課税地目を事前確認する。10月末までに貸借契約締結、本申請提出を予定。申請が通れば、11月下旬までに許可書を土地所有者に送付する。税減免申請は来年5月ごろを見込む。
 制度実施によって、どの程度雪寄せ場を確保できるかの見通しは「初めての試みで、申請が来てみないと分からない」と同課。減免による税収見通しも「分からない」(税務課)としている。同様の制度は大館市や能代市、秋田市で実施している。
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ギター収集家の武石さん(北秋田市) 20年ぶり 雑誌「プレイヤー」で紹介

2019-07-13
撮影作業に取り組む田中さん㊧と武石さん(セキ写真スタジオ)
 日本最大級のエレクトリック・ギター収集家として約20年前に音楽専門誌「Player」に掲載された武石寿樹さん(58)=北秋田市栄摩当=が再び同雑誌の取材を受けた。市内の写真スタジオで撮影した自慢のコレクション30点などが紹介されており、武石さんは「今後はギターで地域活性化の役に立ちたい」と意気込んでいる。
 武石さんは高校時代に米国のロックバンド「キッス」に憧れてギターを初めて購入し、バンド活動を始めた。大学卒業後からギター収集を本格的に開始。1999年に「Player」の取材を受け、ギター120本の写真とインタビューが特集として掲載された。誌面では「個人のコレクションとしては日本最大級」と紹介され、当時は雑誌を見て武石さん宅を尋ねる人も多かったという。
 2002年に当時綴子にあった武石さんの自宅と納屋が、隣家から回った火により全焼。自宅で保管していたギター約230本のほとんどが焼けてしまった。一度は収集をあきらめたが再び集め出し、現在は焼失前より多い約500本を所有している。学習塾を経営する傍ら、ギターを題材にした絵画の制作にも取り組んでいる。
 今回の取材は、火事後に音信不通になっていた武石さんを探していた当時の編集者が、昨年末に知人を通じて連絡を取り実現。5月下旬に同誌を発行するプレイヤー・コーポレーションの田中稔取締役が北秋田市を訪れた。
 同市旭町のセキ写真スタジオ(関邦夫代表)に依頼し、楽器メーカー・ギブソンのレスポールとフライングVタイプ計30本を1日かけて撮影。焼けた後に修復したギターや、世界に数本しかないギブソン100周年記念モデルなどもあり、今月上旬に発売された8月号に紹介文やインタビューとともに掲載された。
 武石さんは「再び雑誌に取り上げられ、コレクターとして認めてもらえてうれしい」と話している。今後は旧鷹巣町時代に構想を練っていた、自身の所有するギターを展示するミュージアムを作ることが目標といい、「自分の持っているコレクションを活用して地元に貢献できたら」と語った。

樽みこし にぎやかに 鹿角市毛馬内 月山神社祭典が開幕

2019-07-13
にぎやかに練り歩いた樽みこし(十和田毛馬内)
 鹿角市十和田毛馬内の月山神社祭典が12日、開幕した。各町内自慢の「子ども樽(たる)みこし」が毛馬内の市街地をパレードし、半天姿の子どもたちが「わっしょい、わっしょい」と元気な掛け声を響かせた。
 毛馬内の月山神社は坂上田村麻呂が蝦夷平定を祈願する守護神として、7カ所に勧請(かんじょう)した月山神社の一つと伝えられる。1200年余りの歴史があり、1740(元文5)年に再建された本殿は市有形文化財に指定されている。
 まつりは同神社の例大祭に合わせて毎年12、13日に開催。初日は午前11時から本殿で例大祭や雅楽演奏、直会などを行った。
 樽みこしは11町内会と十和田小学校の計12基が参加し、今年も華やかに飾り付けられた。午後3時半、のろしの合図とともに樽みこしが十和田市民センターを順次スタート。雨雲を吹き飛ばせとばかりに、毛馬内の商店街をにぎやかに練り歩いた。
 夜は里宮で宵宮祭を開催。13日は市指定無形民俗文化財「川原大神楽」の巡行、「御神輿奉戴渡御」や稚児行列、芸能奉納などを行う。

参院選 折り返し後半戦へ 支持拡大に各陣営躍起 13日以降再び北鹿入り

2019-07-12
 4日公示、21日投開票の参院選は12日で9日目を迎え、選挙戦の折り返し点にさしかかった。本県選挙区(改選数1)は自民党現職と野党統一候補が事実上の一騎打ちを展開。北鹿地方の遊説は13日以降に2巡目を予定しており、後半戦で支持拡大を目指す各陣営の訴えがさらに熱を帯びる。
 選挙戦は、10月に控える消費税率10%への引き上げ、安倍晋三首相の経済対策、憲法改正議論の是非などを争点に論戦が交わされている。老後資金2000万円問題に端を発した年金制度不安も主要な争点に浮上している。
 本県選挙区に立候補したのは、届け出順に自民党現職の中泉松司候補(40)=公明党推薦、無所属新人で野党統一の寺田静候補(44)、政治団体「NHKから国民を守る党」新人の石岡隆治候補(45)の3人。
 中泉候補は初日に秋田市、9日に北鹿地方を回り、このほか前半戦の遊説を県南地区に充てた。大館市では「秋田の議席を守ることが皆さんの生活に直結する政策や予算につながる」と声を張り上げた。
 党幹部や閣僚が続々と応援に駆け付け、票の掘り起こしを図っている。13日は再び北鹿入りし、安倍首相の応援も予定している。
 寺田候補は4日から6日にかけて県南で訴えを響かせ、7日は大票田の秋田市を遊説。9、10日に北鹿地方を含む県北を回り、「一つ一つの困難に手を差し伸べられる優しい社会をつくりたい」と支持を呼び掛けた。
 立憲民主、国民民主、社民、共産各党の共闘だが政党色を極力抑え、15日以降に2巡目の北鹿入りを調整している。
 石岡候補は県内で活動しておらず、NHKの受信契約者だけが視聴できるスクランブル放送化を動画投稿サイト「ユーチューブ」で訴えている。

若者のUターン、移住へ 夏休みに職場体験を 大館市の新事業 10月末まで8人参加

2019-07-12
弁当の掛け紙から社の歴史を女性に伝える八木橋社長㊨(花善)
 若者のUターンや移住促進を目指し、大館市内の協力事業所で働きながら一定期間生活してもらう新事業「市ふるさとワーキングホリデー」の受け入れが11日、始まった。オーストラリア在住の28歳女子大学生が2週間、弁当製造・販売の「花善」(市御成町、八木橋秀一社長)で就業を体験。同日現在、10月末までに8人が参加を予定している。
 事業は首都圏の大学生が主対象。実施期間は学生の夏休みに合わせて7~10月。2週間以上1カ月未満、地方暮らしを体感してもらう。15人の受け入れを想定し、交通費や滞在費支援として本年度当初予算に900万円余を計上した。4月に受け入れ企業を募り、建設業やNPOなど10社・団体が登録。労務契約を結び、体験者に賃金を支払う。
 第1号となった女性は市出身。帰省時には必ず花善の弁当を食べるといい「高校卒業後海外に行き、地元企業との関わりがなかったのでいい機会と思った。海外市場にも進出し、大館を代表する会社」として就業を希望した。
 初日午前は社員と一緒に衛生講習会、午後は八木橋社長が社の沿革や思いを講話した。契約は24日まで14日間、うち10日間勤務する。期間中、炊飯や盛り付けなどの調理、食堂での配膳、配送補助など全業務を体験してもらう予定。休日には市企画で、市内農家民宿への宿泊、きりたんぽ作り体験も盛り込まれている。
 市移住交流課は移住へのきっかけづくりや、地場産業の人手不足解消などに期待を寄せる。小松工課長は「来市者のほとんどが秋田、大館にゆかりがない人。仕事や食べ物、自然や人との触れ合いを通じて大館の良さを心に刻んでもらいたい」と話した。

花輪惜しくも初戦敗退 好機であと一本出ず 高校野球秋田大会 十和田は無念のコールド負け

2019-07-12
花輪は4回1死満塁から、柳舘の右前適時打で二塁から田口が生還する(八橋球場)
 第2日の11日は4球場で1回戦11試合を行い、北鹿勢は十和田と花輪が初戦に臨んだ。十和田は初回の得点機でものにできず、秋田南の猛攻を受け5回コールドで敗れた。五城目と対戦した花輪は3回までに6失点。4回に打線がつながり一気に4点を返したが、その後はあと一本が出ず敗れた。第3日の12日は4球場で2回戦8試合を実施し、鳳鳴が秋田工業、大館桂桜が秋田高専と対戦する。
 ◇1回戦 【八橋球場】
花 輪 000400000 4
五城目 03310000× 7

 ▽二塁打=阿波野2(五)▽併殺=花輪1、五城目1
 3回までに6点を先行された花輪は、4回に打線がつながり4点を返したものの、五城目に逃げ切られた。
 2回は1死一、三塁から2本の適時打で3点を失った。3回にも2死満塁から、適時失策や適時打などで3点を追加された。
 しかし6点を追う4回、2連続四球と豊田の右前打で1死満塁とすると、続く柳舘が右前に2点適時打。さらに佐藤のスクイズ、敵失もあり4点を返した。
 主戦・柳舘は5回以降、無失点に抑えた一方、打線は5~7回も得点圏に走者を進めてながらあと1本が出なかった。
 花輪・畑山翔太監督の話 点を取らないと勝てない。守りのミスはあったが、下位打線はよくつないだ。あと1本が出れば。それに尽きる。
 ◇1回戦 【グリーンスタジアムよこて】
十和田 00000  0
秋田南 4160× 11

     (5回コールド)
 ▽三塁打=小野(秋)▽二塁打=小林、本川(秋)▽併殺=十和田1▽暴投=十和田1▽守備妨害=秋田南1
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