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新型コロナ 北鹿経済にも大打撃 臨時休館のホテルも 売り上げ急減 商議所、あす緊急会合

2020-04-07
臨時休館を決めたホテルクラウンパレス秋北(大館市片町)
 新型コロナウイルスの感染が大館市内でも確認され、北鹿地方の経済に与える影響が深刻化している。行事や会合のキャンセルが相次ぎ、飲食・宿泊、サービス関連など事業者の売り上げは急減。顧客や従業員を守るため、臨時休館するホテルも出てきた。大館商工会議所は8日、観光通運部会の緊急役員会を開いて対応を協議する。
 大館市片町のホテルクラウンパレス秋北(客室数85)は19日から6月30日まで、レストランを含め全面休館する。県外客の利用が多く、客や従業員・取引先の感染を防止するとともに、クラスター(感染者集団)発生を防ぐ目的。弁当のケータリングサービスも休止する。従業員約40人のうち一部は電話応対などで出勤し、大半は休ませる。
 宿泊や宴会が前年を下回る日が続いていることもあり、坊川仁乙支配人は「1973年のオープンから47年を迎えるが、休業は初めて。期間中20件以上の宴会予約は延期をお願いした」と話す。感染者がホテルを利用した事実はなく、スタッフも感染していないことを強調した上で「7月1日以降に通常営業を予定しており、多くのお客さまを迎えられるよう努力する」と力を込めた。
 市内の飲食店は営業時間の短縮を余儀なくされている。4店舗を経営する乳井石油商会(乳井隆介社長)では、4月に入ってから売り上げが半減した店舗があり、それ以上悪化する場合は全店休業も検討しているという。
 同社によると、3月から客足に影響が出始め、東京をはじめとする外出自粛ムードが高まると、売り上げが激減。経営するチェーン店の全国平均5割減と同等の減り幅となった店舗がある。営業時間は変更していないが、午前0時までの店は午後9時30分に客がいない時点で閉店するようにした。
 乳井社長は「赤字は半端でない。売り上げがこれ以上減るようであれば、6月頃まで全店休業のシミュレーションもしている。悩みどころだが、営業しても赤字が増すだけ。休業して雇用調整助成金を活用した方が従業員のためになる。ただ、再開したときにお客さんやアルバイトが戻ってくるか心配」と不安を抱えている。
 「3、4月は1年で一番の繁忙期なのに休校や密集・密着・密接行為の自粛要請で、事業者の経営状況は大幅に悪化と聞いている」。大館商議所の担当者はこう話す。
 1月末に経営相談窓口を設け、中小・小規模事業者の相談に対応。関係機関と連携しながら資金供給・雇用助成金の迅速な申請に努めているが、各業界の現状を把握するため観光通運部会を緊急的に招集することにした。行政に対する要望についても話し合う。

秋北バス 全社員を一時帰休 新型コロナで輸送需要急減 役員報酬は減額

2020-04-07
 秋北バス(本社・大館市、小畑保彦社長)は6日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による輸送需要の急減に伴い、全社員300人を対象に交代で一時的に休ませる一時帰休と、役員報酬の減額を実施すると発表した。「現時点では路線バスの減便の予定はない」としている。
 同社広報によると、3月中旬以降、全国各地で外出自粛要請が出され、観光需要の減退や、入進学・人事異動で移動需要が高まる時期にも関わらず、全ての輸送機関で旅客数が大幅に減少している。
 同社でも、青森県弘前市や仙北市角館の桜まつり中止決定、出張客の減少などにより、「観光バスや、大館と盛岡、仙台間を運行する高速バス、東京間を結ぶ深夜高速バスの乗客は例年と比べ、6~8割減っているのではないか」と話す。「社員、役員が一丸となって危機的状況に立ち向かい、やがて訪れる需要回復期に向けて企業体力の温存に努める」とし、対応をまとめた。
 社員については、3月16日から一時帰休を実施。「1人当たりの休む日数は、業務内容や観光バスなどの需要に基づき増減する」と説明。雇用調整助成金の支給申請を予定し、会社都合による解雇は計画していない。同社労働組合と協定を締結し、期間については1カ月ごとに協議するという。
 また、各取締役の役員報酬を4月分から10%減額する。期間は当面3カ月の予定。同社を含む国際東北グループ3社の株主で、岩手県交通の本田一彦会長兼社長の役員報酬の30%カットは既に発表した。
 同社は「現時点で路線バスの減便は予定していないが、緊急事態宣言が発令された場合など都度、対応を検討する。高速バスは需要動向を踏まえ、運休する可能性がある」としている。

1カ月ぶり学校再開 大館の小中高 感染防止対策し始業式

2020-04-07
学年ごとに間隔を空けるなど感染防止対策をしながら行われた始業式(大館市有浦小)
 新型コロナウイルス感染拡大防止対策として臨時休校していた大館市内の全小中学校、高校で6日、始業式が行われた。例年より長い春休みを過ごした児童生徒たち。約1カ月ぶりの待ちに待った学校再開に笑顔がはじけた。
 市は政府の要請を受け、3月2日から19日まで市内25小中の臨時休校を決定。そのまま春休みに入ったため、実質的に新年度まで休校となっていた。市教委は17日に開いた校長会で今後の教育活動について指示。4月からの教育活動は感染防止対策をしながら平常通り行うとして、4月6日に始業式、7日に入学式(花岡小は6日)と日程を決めた。
 始業式や入学式などの行事は感染防止対策を行い、感染リスクを下げながら児童生徒と保護者へ配慮、工夫して各校が実施。有浦小学校(庄司保雄校長)では、教職員が始業式に向けて事前に校内を除菌し、消毒液を設置するなど準備をした。会場となる体育館は換気し、2~6年の児童430人は手指消毒を行ってマスクを着用。学年ごとにいすの間隔を空けるなど万全の対策で式に臨んだ。
 式は、庄司校長をはじめ新年度に配属された教職員18人の紹介などは簡略にし、時間を短縮して実施。庄司校長は「突然、学校が休校となり、友達と会えないなど寂しい思いをしたと思う。新学期からはみんなで力を合わせて、明るく元気な小学校になるように頑張りましょう」と呼び掛けた。
 始業式の後、それぞれの教室では真新しい教科書が配られ、児童たちは新年度への期待に胸をふくらませていた。太田冴輝(さいき)さん(6年)は「すっきりした気分。休校中は友達と会えなくて寂しかった。6年生として学校を引っ張っていけるよう頑張りたい」と笑顔をみせた。
 このほか、担任教諭が休校に合わせて出された課題や児童の健康状態を一人一人確認した。自宅での検温や「密集・密閉・密接」の三つの「密」を回避する感染予防策を徹底するよう指導。未履修の学習内容は進級後に引き継がれ、カリキュラムに沿って学習する。

まちづくりの指針 大館市総合計画後期を策定 産業、子育てなど支援 スマート農林業導入

2020-04-06
 大館市は、まちづくりの指針となる第2次総合計画後期基本計画(2020~23年度)を策定した。ロボットや情報通信技術(ICT)を採り入れた「スマート農林業」の導入支援、物流体制の高度化、子どもの遊び場整備などの重点プロジェクトを設定。再造林面積を18年度の15haから90ha(累計)、介護予防・通いの場を15カ所から100カ所にそれぞれ増やし、下水道普及率を55・2%から65・5%に引き上げるなど目標値を掲げた。
 基本目標は▽ひとづくり(教育文化都市)▽暮らしづくり(健康福祉都市)▽ものづくり(産業創造都市)▽物語づくり(多文化交流都市)▽まちづくり(環境共生都市)▽まちそだて(行財政運営)―の6項目。具体的な取り組みは334項目に上り、前期の252項目より82項目多い。
 「ひとづくり」は子どもの出生や在宅子育てに対する助成を拡大するほか、新たに一般不妊治療や不育症治療への助成を行う。親子が季節を問わず遊べる場の整備を推進。社会人の学び直し(リカレント教育)プログラムを構築する。
 「暮らしづくり」は特定健診の個別勧奨、受診しやすい環境づくりに努める。認知症対策として成年後見制度利用促進基本計画を策定する。大規模災害に対応できるよう消防団の再編で組織力強化を図る。
 「ものづくり」はスマート農林業で生産性向上を図り、鳥獣被害防止へ電気柵の設置や緩衝帯の整備を進める。情報関連産業のサテライトオフィス(出先拠点)を誘致し、地元企業との関係構築でAI(人工知能)、単純作業を自動化する「ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)」導入を推進。外国人労働者受け入れに向けた官民共同組織を設立する。北東北の結節点に位置する市の物流体制の高度化に取り組む。
 「物語づくり」は函館市や仙北市(角館)をはじめとする3D連携、奥州藤原氏や忠犬ハチ公を縁とした交流を深め、観光周遊ルート形成に取り組む。
 「まちづくり」は中心市街地のにぎわい創出、歴史的建造物の活用や街並み景観の保全などに取り組む。老朽化した斎場は建て替える。自動運転サービス実証試験を推進し、外出しやすい環境づくりに取り組む。
 「まちそだて」は、安定した市民サービスを提供するため広域行政による業務効率化を推進する。公金収納のキャッシュレス化を目指す。
 待機児童(19年度21人)の目標値はゼロ、病児保育(18年度2カ所)は5カ所、健康ポイント参加者数(同1334人)は2300人、特定健康診査受診率(同28・1%)は38%、成年後見制度の利用(同2件)は10件、担い手への農地集積率(同54・4%)は累計69%、サテライトオフィス開設(同1件)は8件、教育旅行誘致人数(同587人)は748人、木質ペレット・チップ生産量(同3万930㌧)は3万6000㌧などと設定した。

春の火災予防運動始まる 上小阿仁で一斉放水 新型コロナ 大館、北秋田は訓練中止

2020-04-06
ポンプの動作を点検し一斉に放水する団員たち(上小阿仁村福舘)
 北鹿地方で5日、春の火災予防運動が始まった。上小阿仁村福舘地区では村消防団による一斉放水訓練が行われ、ポンプの操作などを確認して防災意識を高めた。
 運動は全県一斉に始まり、11日まで。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、北秋田市は4地区で消防団が初日に実施する一斉放水訓練を中止。大館市では例年初日に行っている自主防災組織の防災訓練などを中止とした。
 村では、福舘地区を流れる友倉川沿いで一斉放水訓練を実施。消防団57人が参加し、ポンプ車やポンプ積載車、小型ポンプを積んだ軽トラックなど計16台が並んだ。
 団員はポンプの始動や操作方法を確認し、呼び掛けに合わせて田に向かって一斉に放水を開始した。消防団によると本年度はより実践的な訓練を展開したといい、武石聡消防団長は「団員全員がポンプの使用方法を覚えられるよう、今後も技術向上に取り組んでいきたい」と話した。
 村健康増進トレーニングセンターで行われた閉会式では、市消防本部上小阿仁分署の小塚儀彦分署長が「適切なポンプの設定や迅速な行動だった。訓練を重ねて技術をみがいてほしい」と講評。中田吉穂村長は「一人一人が気をつけ、火災のない村にしていきたい」と呼び掛けた。このほか全国消防協会長表彰の賞状伝達が行われた。
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大館市 新ポスト「理事」設置 北林総務部長を再任用 司令塔として総合的調整

2020-03-31
  大館市は2020年度から、市長部局内に新たなポストの「理事」を設置し、本年度末で定年退職する北林武彦総務部長(60)=岩瀬=を充てると30日、発表した。第2期総合戦略に基づく地方創生の取り組みを深化させるため、司令塔と各部局間の総合的な調整を図る役割を担う。発令は4月2日付。
 30日に開いた定例会見で福原市長が説明した。理事は特別職ではなく、一般職(部長級待遇)の任期付き職員。任期は22年度末までの3年間。
 北林氏は1981年4月、田代町採用。市の財政課長、教育委員会教育次長などを歴任し、2015年10月から総務部長を務めている。
 福原市長は「通常、市町村の部長は1、2年で変わるが、総務部長を4年6カ月務め、だからこそ大館市ならではの行財政運営ができた」と評価。「地方創生の取り組みの中心的役割を担ってきたため、これまでの経験を生かし、司令塔として総合的な調整を行ってほしい」と述べた。
 新年度創設する観光交流スポーツ部などの業務に触れ、「『内に優しく、外に強く』という観点からも、福祉部の長寿課や健康課の事業に、スポーツ振興課が関わってくる。横串を指さなければならない事業が増え、今まで以上に俯瞰(ふかん)の視点で特別職をサポートできるポジションが必要」と強調した。
 理事設置にあたっては県の人事を参考にしたとし、「市の観光分野は業務量が伸び、関係性が多大になっている。これまで培ってきた知見やノウハウを後進の指導に生かし、次の人材を育成するという意味でも、活躍してもらった方が組織にとって良いと考えている」と述べた。
 

新型コロナ 営業継続へ緊急要望書 旅館ホテル組合鷹巣阿仁支部

2020-03-31
津谷市長㊧に要望書を提出する種倉支部長㊥(北秋田市役所)
 県旅館ホテル生活衛生同業組合(松岡讓裕理事長)は30日、北秋田市役所で新型コロナウイルス感染症に伴う宿泊事業の継続危機を乗り越えるための緊急要望書を提出した。宿泊施設への感染防止や経営悪化に対する支援など2項目を求め、津谷市長は「スピード感を持って対応したい」と述べた。
 同組合によると、県内の宿泊業を営む旅館やホテルでは、歓送迎会の自粛や外国人訪日客の宿泊予約のキャンセルによる影響が出ている。現状が続いた場合は「営業の継続が困難となる事業者が現れ、地域経済に深刻な影響を及ぼすことが懸念される」とし、宿泊事業の存続と地域経済の維持に向けて、県内各市町村に要望書を提出している。 
 要望は2項目の計3点。宿泊施設における感染防止の支援は、マスクや消毒薬など宿泊事業の維持継続に不可欠な物資の円滑な供給に対し、できる限りの支援策を講ずるよう求めるもの。
 宿泊客の減少やイベント自粛に伴う経営悪化に対する支援については、事業者に対する税負担の減免を要望。このほか住民活動が過度に萎縮することのないよう適切な情報発信や、感染の沈静化後に市内宿泊施設で利用可能な割引クーポンの発行など、交流人口の回復に向けた「機動的で柔軟性のある取り組み」の実施を求めた。
 同市では5施設が加盟する同組合鷹巣支部と10施設が加盟する阿仁支部が要望書を提出。種倉耕一・阿仁支部長と持地茂樹・鷹巣支部長代理、県組合の塚本民雄副理事長ら4人が市役所を訪れ、種倉支部長が津谷市長に要望書を手渡した。
 種倉支部長は「想像を超える痛手。今までにない状況でどうすればいいか見当が付かない」と深刻な現状を話し、支部として「ご助力をお願いしたい」と述べた。終息後の対応については、他市町村の取り組みに埋もれない対策や、宿泊施設ごとに均等な支援を要望した。
 津谷市長は、据え置き期間の保証料と利息の全額を市が補助する特別融資制度を4月1日から運用開始することなどを説明。「国や県の動向を見ながらスピーディーに対応する。力を合わせ、地域に元気を取り戻せるよう頑張りたい」と話した。

 

大里ファーム 全国そば優良生産表彰 放棄地解消や6次産業化

2020-03-31
児玉市長㊧に受賞を報告する浅石副理事長(鹿角市役所)
 鹿角市八幡平の農事組合法人・大里ファーム(安保春喜代表理事、構成農家50戸)が、2019年度の全国そば優良生産表彰を受賞した。北鹿地方では初めての受賞。30日は浅石昌敏副理事長が市役所を訪れ、児玉一市長に喜びの報告を行った。
 表彰事業は日本蕎麦(そば)協会が1989年度から毎年実施。日本の伝統食、健康食であるソバの栽培について、生産性の向上または経営改善の面から創意工夫を行い、他の範となる生産農家・集団を表彰している。
 31回目の今回は、農林水産大臣賞をはじめ7種類の各賞に12個人・団体が選ばれた。このうち大里ファームは日本麺類業団体連合会会長賞を受賞。
 大里ファームは、市が「そばの里プロジェクト推進事業」を始めた2009年度から、ソバづくりに取り組んでいる。
 作付面積は年々拡大し、19年度は184㌶。内訳は田93㌶、畑91㌶。田は転作田で、畑は原野化していた耕作放棄地16㌶と遊休農地75㌶を活用している。
 毎年9月にはソバの花を見ながら新そばを食べる「新そば祭り」を開催。ユネスコ無形文化遺産の「大日堂舞楽」をモチーフにした乾麺「大日堂そば」の製造販売による6次産業化や、生産効率(単収、質)の向上を図る取り組みも進めている。今回の受賞はこうした取り組みが評価された。
 受賞報告を受けた児玉市長は「長年の耕作放棄地等の解消や6次産業化に向けて、ファームの皆さんが頑張った成果。市としても所得向上につながるよう引き続き応援していきたい」と期待した。
 浅石副理事長は「高齢化やトラクターが壊れたといった理由で、借りていた畑を返す生産者が増えている。遊休農地だった畑75㌶をソバ栽培に活用していなければ、その半分は耕作放棄地になり〝アカシア畑〟になっていたと予想される」と強調。「今後もできる範囲で耕作放棄地等の解消に努めたい」と話した。

 

「きょうの秋田犬」 動画投稿サイトで公開 臨時休館中の楽しみを

2020-03-30
秋田犬のさまざまな表情をカメラに収め、動画を公開している(秋田犬の里)
 秋田犬を飼育する大館市の地域おこし協力隊が、動画投稿サイト・ユーチューブで「きょうの秋田犬」を公開している。秋田犬の里が臨時休館中のため、来館できない人に少しでも秋田犬の魅力を伝えようと企画。散歩の様子など、展示だけでは見ることができない一面を伝えている。
 22日に「秋田犬ふれあい隊in秋田犬の里」のチャンネルを開設し、市で飼育している犬のほか、展示に参加している秋田犬保存会会員の犬の動画を紹介している。
 29日の撮影では、会員の「純」(雌5歳)と「明」(同10カ月)を撮影。散歩で元気いっぱいに走り回る姿や芝生の上でくつろぐ姿など、さまざまな表情をカメラに収めた。
 隊員の加藤瞳さんは「毛色の違いは見た目で分かるけれど、性格は写真だけでは伝わらない。動画で犬の個性を伝えていきたい」と話している。
 今後は秋田犬とともに館内の紹介なども予定している。
 

ネギに続いては キャベツ詰め放題 鹿角市の末広ファーム

2020-03-30
協力してキャベツを詰め込む親子(鹿角市十和田末広)
 鹿角市十和田の農業組合法人・末広ファーム(柳沢義一代表理事)は29日、同所末広字村下の畑で詰め放題のイベント「雪の下キャベツ収穫祭」を開いた。専用の袋を購入した市民らが収穫したてのキャベツを袋いっぱいに詰め込み、抱えるようにして運ぶ姿が見られた。
 地域貢献の一環で実施。昨年12月にネギの詰め放題も行い、2回目のイベント。借り受けた畑2・4㌶にキャベツを植え付けた。暖冬の今年は〝雪の下〟とは言えないものの、数回の積雪と冷え込みがあったことで、甘く、歯ごたえの良いものに仕上がったという。コメ1斗分が入るビニール袋を一つ500円で販売し、購入者が収穫、袋詰めを行った。
 会場の畑は午前10時の開始を前にカッパなどを着た市民らでにぎわった。袋を購入しキャベツを品定め。鎌や包丁の刃を入れて収穫した。揺すったり、伸ばしたりしてスペースを確保した袋に、ぎゅうぎゅうに詰め込んでいた。きょうだいや親戚と分けるという大館市の70歳代女性は「1袋に15玉も詰めることができた。収穫の催し物はなかなかないので楽しい。サラダやロールキャベツなど、毎日キャベツ料理にして、スリムになりたい」と笑顔だった。
 柳沢代表は「思った以上に来場者があり、喜んでもらえてよかった。詰め放題は本年度から始めた事業。若手社員の意見を取り入れるなどして今後も続けていきたい」と話していた。

 
 
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