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大館市 「青ガエル」移送費など計上 一般会計14億追加 3月議会を25日招集

2020-02-19
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 大館市は18日、3月定例議会を25日に招集すると告示した。2020年度一般・特別・企業各会計予算案のほか、東京・渋谷駅前に設置されている鉄道車両「青ガエル」移送費などの19年度補正予算案、機構改正で観光交流スポーツ部の新設に伴う条例改正案など議案65件、専決処分の報告1件を提出する予定。日程などを協議する議会運営委員会は21日に開く。
 議会各派に13日内示した一般会計予算案は総額365億7829万円。市長選のため骨格だった前年度当初に比べ41億7139万円(12・9%)増、過去最大の18年度当初(331億8878万円)を33億8951万円上回った。特別会計と企業会計を含めると769億2700万円で、前年度当初比58億7413万円(8・3%)増えた。
 3月補正予算案は一般会計で14億3462万円を追加し、補正後の総額は370億6798万円。前年同期に比べ4億9250万円(1・3%)減少した。投資的経費は42億6997万円(構成比11・5%)となり、前年同期比4億6543万円(9・8%)減。特別、企業会計を含めた合算は補正後で776億4405万円となる。
 主な歳出のうち、新規事業は渋谷区から無償譲渡される「青ガエル」の移送費2000万円、減債基金積立金4億円。継続事業はJR大館駅周辺整備事業費1億3283万円、ふるさと応援寄付基金積立金6億5251万円、財政調整基金積立金1億7140万円、障害者自立支援給付費1億2014万円、生活保護扶助費5400万円をそれぞれ追加した。
 部設置条例の一部改正案は観光交流スポーツ部の新設とともに、産業部の事務を改める。教育に関する事務のうち、スポーツ関連を市長が管理・執行するため「職務権限の特例に関する条例案」を制定し、関係条例の一部を改正する。
 このほか、職員勤務時間・休暇条例改正案は時間外勤務に上限を設定、特別会計条例改正案は田代診療所の閉所に伴う事業会計廃止、市税条例改正案はNPO法人の減免手続き簡略化、ふれあいセンター条例改正案は保育事業の利用減に伴う廃止、観光交流施設条例改正案は新たに供用開始する「多目的広場」「鉄道パーク」の使用料などを定める。鉄道パークは手こぎトロッコを運行する計画で1回100円(未就学児無料)の予定。

本田(花輪高出)初V とやま国体 クラシカル少年女子 インターハイの雪辱果たす

2020-02-19
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クラシカル少年女子で初優勝した花輪高の本田(たいらクロスカントリーコース)
 第3日の18日は富山県の富山市、南砺市で距離クラシカル4部門、複合3部門、大回転3部門を行った。北鹿勢はクラシカル少年女子で本田千佳(花輪高3年)が初の栄冠。成年女子Bは石垣寿美子(秋田ゼロックス・十和田高出)が準優勝した。複合は前半飛躍が悪天候で中止となり、17日の予備ラウンドの結果を採用。成年Bで湊祐介(シード・鷹巣農林高出)が準優勝。少年は木村航大(花輪高2年)が5位、安保光(同3年)が8位でいずれも入賞。成年Aは木村吉大(花輪高―専大3年)が8位に入った。大回転成年男子Cでは生田康宏(東京美装興業)が8位。最終日の19日は南砺市で距離のリレー3部門と大回転1部門を行う。
 クラシカル少年女子で本田千佳(花輪高3年)が初優勝を飾った。インターハイでは10位と振るわなかっただけに「ずっと調子が上がっていなかったのでうれしい。最後まで焦らず力を出し切れた」と会心の滑りに笑みがこぼれた。
 この日のレースでは「ペースを維持すること」に重点を置いた。特に勝負どころとなったのは中盤。タイムチェック時点では首位だったが、2位とは数秒差で油断はできなかった。長い緩斜面に差し掛かると、この日に向けて鍛えた体力を存分に発揮。「つらかったが、しっかり我慢して終盤につなげられた」とテンポ良く難所を乗り切り、最後まで首位を譲らなかった。
 7日まで新潟県で開かれたインターハイではフリーは3位だったものの、クラシカルは10位と不完全燃焼に終わった。「全体的にペースが遅かった」。反省を踏まえ、そこからは国体に向けて長距離の滑り込みを中心に体力を強化。迎えた本番では練習の成果を十分に発揮し、初の栄冠をつかんだ。レースを振り返ると「これまでは気持ちが沈んでいたが、勝つためにプラス思考に切り替えて臨めたのが良かった」と勝因を挙げる。劇的な挽回を成し遂げ、今後に控える世界ジュニア選手権やジュニア五輪に向けて「きょうと同じように力を出し切る」と力を込めた。
 次戦はリレー。「昨年はあまり貢献できなかったので、今回はいい順位で次の走者につなげたい」と意気込んだ。

大湯環状列石 出土7点 初の海外展示 今秋から英国 ストーンヘンジVCで

2020-02-19
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出品される遺物の一つ、足形石製品(大湯ストーンサークル館)=鹿角市教育委員会提供=
 鹿角市の特別史跡・大湯環状列石から出土した土器2点と土製品5点が、英国の環状列石「ストーンヘンジ」のビジターセンターで今秋から開かれる予定の企画展に出品されることになった。大湯環状列石の遺物の海外展示は初めて。今後の世界文化遺産登録やインバウンド(訪日外国人旅行客)推進への追い風になると期待されている。
 大湯環状列石を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」は4道県にある17遺跡で構成し、2021年の世界遺産登録を目指している。
 鹿角市は、関係自治体で構成する登録推進本部の活動の一環として、英国で日本の縄文文化を紹介する企画展に参加することになった。会期は今秋から1年間の予定。
 児玉一市長は「登録に向けた機運の盛り上げや世界に向けた情報発信を図っていきたい」と意欲を示している。
 出品する遺物7点は足形石製品、鐸形(たくがた)土製品、壺形(つぼがた)土器各1点、茸形(きのこがた)土製品、ミニチュア土器各2点。昨秋、英国の専門家が大湯ストーンサークル館を訪れ、選定した。
 同館の阿部美沙子館長は「会場となるストーンヘンジのビジターセンターには世界各地から年間150万人が訪れるといわれ、縄文遺跡群や大湯環状列石の魅力を発信できるのは心強い。世界遺産登録への後押しにもなる」と期待を述べた。

20年度当初予算案 一般会計は179億円 鹿角市 二中、あんとらあ改修など

2020-02-18
 鹿角市は17日、2020年度当初予算案を発表した。一般会計の総額は179億2520万円で、前年度当初と比べて1・5%、2億7300万円の増。2年目を迎えた鹿角観光ふるさと館(あんとらあ)改修事業や学校統合に伴う花輪第二中学校大規模改造事業、国体推進費などが増加の主な要因。当初予算は3月定例市議会に提案する。
 児玉一市長は目玉として、産業力、防災力、スポーツ交流の3点を強化する取り組みを挙げた。
 産業力の強化では「稼ぐ力」の引き上げを目指した取り組みを重点的に進めることとし、ICT(情報通信技術)を活用したスマート農業実証等推進事業、市内に複数ある世界級遺産を生かした旅行商品の開発やPR等を担う人材(コーディネーター)をかづの観光物産公社に配置するヘリテージ(遺産)・ツーリズム推進事業、あんとらあ改修事業、国立公園八幡平魅力アップ構想策定事業などを計画。
 このうちスマート農業実証等推進事業の品目は、大規模農家が多いキュウリとトマトを予定。ハウス内に機械を据え付けて水や温度を自動的に管理する先端技術を導入することで、高齢化や労働力不足に対応するほか、作業の効率化を図る。
 大湯環状列石の世界文化遺産登録を見据え、イギリスにある環状列石「ストーンヘンジ」のビジターセンターで今秋から開催予定の企画展に参加し、インバウンド(訪日外国人旅行客)を推進する。
 あんとらあは改修2年目にあたりレストランや大駐車場の整備、マルシェ機能の新設などを計画。多様なニーズに応えられる「稼げる観光」の核となる施設としてリニューアルする。
 防災力の強化では、大規模な自然災害を想定した上で、人命の保護や被害の最小化、迅速な復興等を計画的に進めていくための指針となる国土強靱(きょうじん)化地域計画の策定や、浸水想定区域見直しに伴う新たな洪水ハザードマップの作製、避難所等と常に通信が可能となるデジタル式防災行政無線通信システムの整備事業などを盛り込み、災害対策を推進する。
 スポーツ交流の強化では、東京五輪聖火リレー開催事業、ホストタウン推進事業、パラリンピック採火式開催事業、来年2月の第76回国体冬季大会スキー競技会補助などを計画。
 このうちホストタウン推進事業では五輪期間中の8月上旬に姉妹都市のハンガリー・ショプロン市からの公式訪問団受け入れや五輪候補選手との交流、あんとらあでのコミュニティライブサイト開催などを予定している。
 このほか、花輪北小と平元小の統合校舎となる花輪二中の大規模改造事業の改修工事、毛馬内の公営住宅整備事業の建築工事、鹿角花輪駅前広場整備事業、移住促進体制充実事業、次期エネルギービジョンの策定、母子保健包括支援事業、医師確保対策事業などに関する経費を計上した。

桂桜は3科とも1倍超え 高校入試一般選抜 志願先変更は19~21日

2020-02-18
 2020年度公立高校入試の一般選抜の出願が17日正午に締め切られ、県教育委員会は同日、志願状況(志願先変更前)を発表した。北鹿の全日制7校14学科(くくり募集は1学科と数える)では891人の募集に対し、735人が志願。志願倍率は大館桂桜の普通・生活科学の1・13倍が県北最高。秋田北鷹は緑地環境科が1・03倍となった。19~21日の志願先変更期間を経て、最終志願者数が確定する。
 県教委によると、桂桜普通・生活科学科は定員84人に対し、95人が申し込んだ。同校は機械科、電気科も1倍超え。北鷹緑地環境科は34人の定員に35人が志願。このほかの7校10学科で定員割れとなった。
 県北全日制全体では、12校19学科で1415人を募集し、1170人が志願。志願倍率は前年度より0・05ポイント減の0・83倍。県全体では5692人を募り、5201人が志願、前年度比0・03ポイント減の0・91倍となった。
 定時制は、大館鳳鳴普通科が2部で65人を募集。Ⅰ部(昼間の部)に28人、Ⅱ部(夜間の部)に1人が志願した。倍率はⅠ部が前年度比0・39ポイント増の0・80倍、Ⅱ部が前年度比0・06ポイント減の0・03倍だった。
 21日正午までの志願先変更期間後、最終志願者数と志願倍率が確定する。試験日は3月5日。5教科の学力検査や面接を行い、13日に合格発表を行う。合格者が定数に満たなかった学科で2次募集を行う。
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20年産米 生産目安165㌧増 北秋田市 1万6千㌧、旧町別に配分

2020-01-15
2020年産米の生産目安を了承した臨時総会(北秋田市役所)
 北秋田市農業再生協議会(会長・津谷永光市長)は14日、市役所で臨時総会を開き、2020年産米の生産目安を了承した。算定基準の一つとなる水田台帳面積が転作によって増加したため、市の目安は前年比165㌧増の1万6281㌧となった。
 市や農協、土地改良区などから約30人が参加。国による生産調整廃止から3年目を迎え、津谷会長は冒頭「米価は高値を維持できているが、需要は減少を続けている。米価の安定、安定供給には需要に応じた計画的な生産を継続していくことが非常に重要。農業者が安心して生産に取り組めるように努めていきたい」とあいさつした。
 県内全体の生産目安は40万5000㌧に決定している。これを基に算定した北秋田市の生産目安が事務局の市農林課から示された。算定に必要な市の水田台帳面積が前年に比べ13・6㌶増、平均単収も10㌃当たり5㌔増となり、市の生産目安も前年を上回る形となった。過去2年は減少していた。
 生産目安を旧町別に配分する方針も示された。主に▽鷹巣=8802㌧▽合川=4172㌧▽森吉=2273㌧▽阿仁=883㌧とした。JA秋田たかのすや事業所などの方針作成者を通じて割り振られるが、JA分が市全体の99%を占めている。

女子リレー 八幡平が初の栄冠 全県中学スキー 男子花輪一が2連覇

2020-01-14
女子リレー、2走の畠山が3走の戸舘にトップで中継(花輪スキー場)
 最終日の13日は、鹿角市の花輪、秋田八幡平両スキー場で4種目を行い、北鹿勢は距離の男子リレーで花輪一が頂点に立ち、2連覇を飾った。女子同では八幡平が初優勝を果たした。アルペンの回転では女子の伊藤凜夢(十和田3年)の5位が最高だった。男子学校対抗は花輪一と小坂が同点優勝。小坂が2連覇、花輪一が6年ぶり。女子同は小坂が3年ぶりに栄冠に輝いた。
 女子リレーは、八幡平が鮮やかな逃げ切りを決めて初優勝を飾った。距離2冠の畠山香恋(3年)を中心に主導権を握り、後続に25秒差を付けての快勝。全県優勝の目標を軽々とクリアし、成長の可能性をのぞかせた。
 実力が拮抗した1走は、八幡平と小坂がレースを引っ張る展開に。残り1㌔で八幡平の似鳥咲(2年)がスパートを掛けると、2位の小坂に10秒差を付けて畠山に中継。似鳥は「予想以上の差」と、十分な仕事をやり遂げた。
 各チーム、2走にエース級を集めて勝負に出たが、畠山はそれを寄せ付けず、ぐんぐん後続を離した。リレー初挑戦の戸舘佳子(1年)に40秒近い貯金を渡すと、独走のまま初めてトップで帰ってきた。戸舘は「先輩たちがトップで滑ってくれた、その勢いでゴールすることができた」と満足の表情を浮かべた。
 八幡平、小坂、大館東の3チームによる接戦が予想されたが、終わってみれば八幡平の独壇場。主力の畠山だけに頼らない、総合力の高さを発揮した。
 今季の目標である「全県優勝」を通過。手応えを感じたレース後、次の目標は地元開催での「東北優勝」と声を弾ませたメンバー。畠山は「後半の上りは疲れても滑りきりたい」とチームの気持ちを引き締めた。

樹氷どんどん成長中 森吉山阿仁スキー場 外国人客など訪れる

2020-01-14
大きくなり始めた樹氷が並ぶ樹氷平(森吉山阿仁スキー場)
 北秋田市の森吉山阿仁スキー場で、ゴンドラを活用した樹氷観賞が始まっている。今季は雨や暖冬の影響で、例年より「アイスモンスター」の成長が遅れ、アオモリトドマツの木の形がまだ見える状態。13日は、訪日外国人客やスキーヤーらが成長中の樹氷の観賞を楽しんだ。
 樹氷は、日本海から運ばれてくる水蒸気を含んだ風が木に当たった衝撃で凍り付き、幾層にも重なることで形作られる。森吉山は、阿仁スキー場のゴンドラ山頂駅舎から徒歩5分程度の場所にアオモリトドマツが群生する「樹氷平」と呼ばれる名所があり、本格的な冬山登山用の装備がなくても観賞できるのが特徴。
 今季は1月上旬の雨などの天候が影響し、樹氷はようやく大きくなり始めた段階。それでも観賞期間が始まった11日前後から台湾やマレーシアなどのツアー客が訪れ、樹氷の前で写真を撮るなど森吉山の雪景色を満喫している。13日は時折霧が晴れて青空が見え、差し込んだ光が、育ち始めた樹氷を照らしていた。
 山頂駅舎に常駐し案内などを行う樹氷スタッフによると、樹氷の成長は「今後の天気次第。条件さえ良ければ1週間で樹氷ができる」と話す。例年は1月下旬から2月下旬までが見頃となり、樹形や樹氷の付き方によって、異なる姿のアイスモンスターが現れる。
 観賞期間は3月8日まで。期間中は市内の団体有志らによる担当スタッフがゴンドラ山頂に常駐し、樹氷平の案内や樹氷ができる仕組みを解説する。
 山頂駅舎では長靴やスノーシュー、ストックなどの無料貸し出しも受け付けている。

「観光交流スポ部」新設へ 大館市20年度機構改正 産業部、教委を再編 3月議会に提案

2020-01-14
 大館市は2020年度組織機構改正で産業部と教育委員会を再編し、新たに「観光交流スポーツ部(仮称)」を設置する方針だ。福原淳嗣市長が2期目の政策の柱に掲げる「スポーツを通じた交流人口拡大による地域活性化と健康長寿」「農林業の成長産業化」を推進するための体制強化と位置付ける。3月議会に条例改正案を提出する予定。
 再編後の産業部は、農林課を「農政課(仮称)」と「林政課(仮称)」に独立させ、商工課と合わせた3課体制としたい考え。観光交流スポーツ部には産業部から観光課と移住交流課、教委からスポーツ振興課を移管、教委は教育総務・学校教育・生涯学習・歴史文化4課体制とする。
 組織改正の趣旨は、今夏の東京五輪・パラリンピック後を見据え、スポーツで健康長寿を目指す取り組みの充実や大規模大会・合宿誘致など交流人口拡大に向けた体制づくりと組織マネジメント強化、迅速な指示系統の構築を図ることを目的としている。農林課の再編については、情報通信技術(ICT)を活用する「スマート農業」や販路拡大の支援、森林環境譲与税への対応、木育事業の推進、林業成長産業化に関する施策強化などの狙いがある。
 スポーツ庁によると、欧米諸国はスポーツビジネスが巨大産業となっている一方、日本はこれまでスポーツ政策を主に教育の一環として捉えてきた。東京五輪・パラリンピック開催決定を機に競技力向上だけでなく地域・経済の活性化、健康増進、国際交流・協力などへの期待が高まり、国策としてスポーツの成長産業化に取り組んでいる。こうした中で福原市長は官民連携組織「スポーツコミッション」設立を目指しており、観光部門とスポーツ部門を統合することで政策を実現したい考え。
 昨年9月の市議会定例会で「部長・課長職を増やす必要はあるのか」と疑問視する声が出たが、市長は「政策課題や行政需要が複雑・多様化する中、対外交渉を進める上でも即断即決できる管理職が課員と一丸になり、事務事業を進める体制づくりは不可欠」と理解を求めた。
 このほか総合病院の機構改正も予定しており、経営企画課の企画推進係と経営係を統合して「経営企画係」、診療局の相談支援センター・地域連携室と医事課の相談支援係・地域連携係を統合して「患者サポート係」、医事課に「医療情報係」をそれぞれ新設する方針。

御成町南区画整理 年度末に進ちょく75% 建物移転は9割超 

2020-01-13
整地工事が進む土地区画整理事業(大館市御成町4丁目)
 大館市の御成町南地区土地区画整理事業は宅地整理や道路改良などが進み、2019年度末に進ちょく率が75%となる見込みだ。建物移転は9割を超えた。20年度から電線を埋設する無電柱化工事に取り組む。
 市まちづくり課によると、東日本大震災の復興や東京五輪関連などに多額の国費を要するため、補助金交付額は要求を下回っている。16年度は要望額の61%、17年度82%、18年度と19年度が各80%だった。11月に国の支援を求めたものの補正予算に盛り込まれず、事業費が不足した工事の一部は先送りとなる。
 道路改良は本年度3路線のうち、将来的に都市計画道路・中道有浦線となる御成町4丁目地内約120㍍区間の拡幅工事は進ちょく率40%。大館橋近くの市道2路線も年度内完成を目指す。整地工事は3区域で進めている。建物移転は対象158戸のうち年度末で98・7%となる見通し。
 事業の遅れで当初の20年度完了を22年度へ2年延長し、事業費は6億円増の59億4000万円として16年3月に変更認可を得た。21年度までに歩道新設や一部融雪化、電線地中化などの工事を終え、最終年度は精算手続きに費やしたい考え。南北を通る県道はJR大館駅と大館城跡(桂城公園)周辺をつなぎ、交流人口拡大を図る重要路線と位置付けており、県の了解を得て市が工事を発注する方針。
 御成町南地区は、大型店や病院を核として発展してきたが用途の混在が著しく、建物の老朽化と宅地が無計画に伸び広がる「スプロール化」が顕著となっていた。このため市は06年度に事業着手し、区画道路や公共下水道など住環境整備を図っている。対象面積6・2㌶。
 このほか駅前再整備や桂城公園を中心とした歴史まちづくりを進めており、三つの連携プロジェクトでにぎわいと交流の創出を図る。

 
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特別職報酬 引き上げか、据え置きか 大館市 1月10日に審議会 付帯意見どう影響

2019-12-31
 大館市は1月10日、2020年度の市長や議員らの給料・報酬額について意見を聞く「特別職報酬等審議会」を開く。前回は13年以降7年連続の据え置きとしつつ、「来年はぜひ引き上げ答申を実現したい」との付帯意見が出ており、福原淳嗣市長の諮問内容が注目される。
 条例で定めた現行の給料・報酬月額は市長85万2000円、副市長67万6000円、教育長57万2000円、議長41万2000円、副議長37万5000円、議員35万7000円。教育長は16年度から特別職と位置付けている。
 1991年まで2年に1度の改正が慣例だった。92年の審議会で「毎年開催すること」と意見が付され、その後は毎年開催の「大館方式」として案を諮問、答申に基づき改定してきた。2002年には条例改正で明文化した。
 10年から12年まで3年連続の引き下げ、13年以降は据え置きが続いている。19年1月の審議会でも財政状況の厳しさから「引き上げは難しい」と答申した一方、「市長、副市長、教育長については指導力・施策推進の市政が県内外から高く評価され、特別職として特筆すべき点と思量される」とした上で「来年は引き上げ答申を実現したい」と意見を付けた。
 県人事委員会勧告に基づき、一般職の月給を0・14%(平均457円)引き上げる条例改正案が12月議会で可決された。若年層に重点を置き、初任給は1400円程度の引き上げ。こうした状況を受け、特別職の報酬は引き上げか、据え置きか、引き下げか。市長の諮問と審議会の答申に注目が集まりそうだ。
 初回の会議では、市長の諮問を受けて審議を開始する。

「大日堂舞楽」 本舞前の「籾押し」 谷内、大里参加し勇壮に 鹿角市 1月2日に奉納

2019-12-31
28日夜に行われた「籾押し」の練習に励む小豆沢、谷内、大里の若者たち(大日堂)
 鹿角市八幡平に1300年間伝わるユネスコの無形文化遺産で、国の重要無形民俗文化財「大日堂舞楽」は正月2日、大日霊貴(おおひるめむち)神社=通称・大日堂=(安倍良行宮司)で長嶺、谷内、大里、小豆沢の4集落の能衆(舞楽を務める人)によって7種類の本舞が奉納される。本舞に先立ち、小豆沢の若者たちで行われていた「籾押し」で、新年は谷内と大里の集落の若者たちも加わり、勇壮に舞う。
 籾押しは、脱穀の様子を表現したもの。頭に豆絞りを巻き、はんてんと黒ズボン、わらじを着用した若者が神殿正面から列を組んで入場し、声高らかな「ヨンヤラヤーエ」の掛け声と、「ソリャーンサーエ」の受け声に合わせ、殿内を舞い進む。
 かつては能衆のいる4集落の若者によって奉納されていたが、集落ごとの所作の違いなどにより、現在は小豆沢の若者によって行われている。しかし、近年は「若者の減少により、本来であれば40人前後で行うべきところ、20人前後でしか行えない状況が続いている」(関係者)。
 このような現況や、史実を踏まえ、11月末に行われた大日堂舞楽保存会の総会で承認を得て、小豆沢以外の3集落へも参加協力を依頼することにした。
 今回、長嶺からの参加はかなわなかったが、谷内4人、大里2人の計6人が参加し、小豆沢の若者と一緒に新年の本番に臨む。本番を前に小豆沢の若者が講師を務め、今月5と19の両日夜に講習会が行われた。従来の小豆沢の練習日28日夜にも谷内と大里の若者が参加。3集落の若者たちは白い息を吐きながら、一連の動作を確認した後、本番同様に列を組んで舞った。
 谷内の大畑善裕さん(17)は「地域の少子高齢化が進む中で、若者が減っているのはしょうがないこと。こうして籾押しに参加できるのは光栄だし、今後も続けたい。本番は見物客が多いので、雰囲気にのまれず練習した成果を出せるように頑張りたい」と意気込んでいた。

就職・Aターン 人手確保、年の瀬も 北秋田市と ハローワーク 6社参加し合同相談会

2019-12-31
就職や移住について説明した相談会(イオンタウン鷹巣)
 北秋田市とハローワーク鷹巣が主催する就職、Aターンの相談会が30日、同市栄のイオンタウン鷹巣で開かれた。年の瀬にもかかわらず県北地区の製造業者ら6社が参加。人手不足を解消しようと自社PRに努め、行政のブースでは移住・定住支援制度などを周知した。
 市内への移住や地元企業への就職を具体的にイメージしてもらおうと、市がハローワークに協力を呼び掛けて開催した。8月に続いて2度目で、会場を前回の市民ふれあいプラザコムコムから商業施設に移して一層の来場を呼び掛けた。
 会場ではハローワークが求人情報を提供したほか、市の担当課が各種制度を説明した。ハローワークによると、管内の人手不足は現在も続いていて、特に製造業や介護の分野で顕著という。
 市内や能代市に本社を置く地元企業が参加した。本来であればすでに年内の業務を終え、休暇に入っている企業もあるが、帰省シーズンを人手確保の好機と捉え、出展に意欲的という。製造業のニューロング技研やクラウン精密秋田工場、卸小売・サービス業の三国商事、運輸業の能代運輸、建設業の秋田土建の5社がブース出展した。新林林業は資料展示した。
 午前10時に始まり、間もなくして3組が来場した。今回は市内在住の求職者も対象としたため、市民とみられる男性の姿もあった。それぞれ関心のあるブースを回って担当者から説明を受けた。
 市の相談会に初参加した秋田土建の担当者は「新卒採用もしているが、人手はもっとほしい。このような相談会に出展することで地元で人材を確保したい」と話した。

全コース滑走可能に 北秋田・阿仁スキー場 帰省客らでにぎわう

2019-12-30
好天の下でスキーやスノーボードを楽しむ人たち(森吉山阿仁スキー場)
 まとまった積雪により全コースで滑走可能となった北秋田市の森吉山阿仁スキー場は29日、多くの家族連れや帰省客らでにぎわった。県内外から訪れたスキーヤーやスノーボーダーが景色を楽しみながら、ゲレンデに弧を描いている。
 今季は7日に第1リフト側の運行を始めたが、雨や強風の影響で3日間ほど全面運休に。その後は第2リフト側のサンシャインコース、第1リフト側のらくらくコースなどが次々と滑走可能になり、27日に全コースを開放した。28日には約500人の利用客が訪れた。
 スキー場によると、今週末は50㌢ほど雪が積もり、29日現在の積雪は約125㌢。例年より雪は少ないというが、吉田茂支配人は「正月は無事に帰省客を迎えられそう」と安堵(あんど)した。
 この日はゴンドラの運行が始まる午前8時45分に合わせ、駐車場には秋田のほか関東などの県外ナンバーの車が続々と訪れた。ゴンドラ山麓駅舎にはスキーやスノーボードを手に順番を待つ人たちが列を作り、標高約1100㍍の山頂駅舎に向かった。
 樹氷が出来始めたアオモリトドマツや霧氷の付いた広葉樹の枝が青空に映え、スキー客らは「景色が最高」「きれい」と笑顔で話していた。第2リフトで山の上に向かうと、家族や友人とともにウインタースポーツを満喫していた。
 千葉県から秋田市の実家に帰省し、家族4人でスキー場を訪れた男性(48)は「今年は雪が少ないと聞いていたので、積もっていて良かった」と話していた。

視点・合川、森吉統合分署建設地 「安全性」「所要時間」は 北秋田市消防再編計画

2019-12-30
統合分署の建設候補地となった旧合川小野球グラウンド。右奥の高台にある建物が旧校舎(北秋田市下杉)
 北秋田市消防署合川、森吉両分署を統合する再編計画が両地区の住民向け説明会で示された。2021年度中に統合分署を旧合川東小学校野球グラウンド(下杉)に建設する予定。救急や災害対応で出動需要が高まる中、よりどころとなる行政機関をどこに置き、どう運用すべきか。住民の関心は比較的高く、意見が相次いだ。
 説明会は11日に合川地区、12日に森吉地区で開かれた。参加者は合川が20人余り、森吉が30人余り。住民から出た意見の大半は「建設候補地の安全性」と「出動に要する時間」の2点だった。
 安全性への意見が多かったのは合川地区。建設候補地の地理をよく知る高齢住民から「周辺にため池が複数ある。災害で決壊した場合、統合分署が水害に遭わないか不安」との指摘が出た。ため池まで数㌔離れているもののグラウンドは低い土地にある。36年前の日本海中部地震を引き合いに「慎重な場所選びを」と求めた。100㍍ほど離れた高台に立つ同校校舎を適地とする意見もあった。
 ため池の存在は消防も把握済み。水害対策を検討して説明会に臨んだ。グラウンドに盛り土し、コンクリート擁壁を統合分署の周りに巡らせるという内容だ。消防の総務課は「ため池は県営で現在安全に管理されている」と説明。建設地について住民の意見を踏まえて今後も検討を重ね「最終的に災害に強い場所にしたい」と答えた。
 森吉地区では出動に要する時間について発言が相次いだ。建設候補地は現在の森吉分署と合川分署の間に位置するものの比較的合川地区寄り。米内沢や前田などの森吉地区住民にとっては遠ざかることを意味する。所要時間がかかるのではないか、と不安を募らせていた。
 消防の試算では、吉野や浦田など一部地区で現状より最大5分程度到着が遅くなる見通し。川井など合川地区の一部も3分未満の範囲で遅くなるという。反対に、道城や米畑などの地区では3分ほど到着が早くなり、分署移転による長短所は合川、森吉地区の双方にある。
 試算は分署に1隊4人が常に待機していることが前提だ。ところが現実には無人になることが多い。4人全員が出動してしまうためだ。
 消防によると、2017年度は無人状態が年間207回あった。病院間の転院搬送で県外に出掛けることもある。戻るまでの間に、別の出動要請があれば近隣の分署が対応することになっている。
 例えば森吉分署が無人状態の場合、森吉地区内から出動要請があっても最寄りの合川分署などから出動する。結果的に本来より所要時間が長くかかるケースがあるという。
 解決策として消防は統合分署に2隊を常駐させる予定。無人状態の回数を減らせれば、近隣の分署で対応するケースも減らせるとみている。
 参加者の発言の中で印象的だったのは「総論は賛成」という意見。両会場で複数の住民が述べた。消防の示した計画に反した意見を述べているようで、実は「より良い統合分署にしたい」と考えていた。
 日常的な救急搬送や消火活動に加え、近年相次ぐ自然災害への対応を通し、住民が消防を一層必要としていることは明らかだ。住民の頼る思いを消防がどうくみ取り、実現するかが問われている。
 説明会を終え、中嶋誠消防長は取材に対し「グラウンドがどうしても危険であるなら固執しないで高台も視野に入れたい」「所要時間が延びることへの不安は当初から分かっていたことで、丁寧に説明することが大事。少しでも短縮できるように出動ルートを検討する。早期に再編計画を策定し実現したい」と述べた。
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