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大館市立総合病院 新型コロナ第2波に備え 軽症者 ドライブスルーでPCR検査

2020-05-26
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 大館市立総合病院は感染症指定医療機関として新型コロナウイルスの検査態勢を強化する。帰国者・接触者相談センターで感染の有無を調べる検査が必要と判断された軽症患者らに対応するため「ドライブスルー方式」のPCR検査を導入する。施設を今月中に整備する予定で、市内医療機関に協力を依頼している。PCR検査装置1台の設置も計画した。病院事務局は「今後想定される感染の第2波、第3波に備えていきたい」と話す。
 現在、病院では感染制御室の担当医師、感染症の認定看護師、看護師の計3人体制で、一般来院者と動線が遮断された病院外の専用建物で、感染疑いのある患者の診察やPCR検査の検体を採取している。検査後は、医師、看護師が防護服やマスク、手袋などを取り換え、消毒し、約1時間空けて次を受け入れる。検体は県健康環境センター(秋田市)に運び、採取から約6時間で結果が判明する。
 計画によると、車に乗ったまま検体を採取するドライブスルー方式の検査は、帰国者・接触者相談センター(保健所)に相談し、比較的軽症、濃厚接触者と判断された人を対象とする。実施日は週3日、1日2時間程度で調整し、市内医療機関の協力を得て行う予定。検査のためのプレハブを病院駐車場に今月中に設置したいとしている。独自に検査を希望する市民への対応は想定していない。
 現在の検査専用建物は、熱が続いているなど中等症患者らを対象とする。ウイルスが外に漏れ出さない陰圧式エアーテントなどを整備する。事務局は「帰国者・接触者相談センターから紹介のあった患者を効率よく診察、検体採取する仕組みをつくる。症状に応じてルートを分けることで、医療スタッフの負担軽減を図りたい」と話す。
 このほか、同病院にPCR検査装置1台を導入する。現在、行政検査以外で医師が検査が必要とした患者は、外注で検査しており、6月下旬ごろまでに装置を整備し、迅速に対応していく。医療従事者の感染を防ぐため、防護服840セットも確保する。
 19日の市議会臨時議会で可決された一般会計補正予算に関連事業費を計上した。事務局は「人の移動で再び感染が拡大する可能性があり、今後に備えて検査態勢を整備したい」と話した。
関に立替払い(代位弁済)をする。

仕切り、検温、出入り口分散 「新たな日常」徐々に 市民の意識に変化 

2020-05-26
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入り口と出口の動線を分けて一方通行を誘導する掲示(イオンスーパーセンター大館店)
 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて各業界団体は予防対策のガイドラインを示しており、北鹿地方の各業種でも〝新たな日常〟に対応しようと対策を工夫している。県の緊急事態措置が解除されてから10日がたち、各店舗、各施設で営業が再開する中、模索しながら対応する光景が見られる。
 政府の専門家会議が示す「新しい生活様式」では、身体的距離の確保、屋内でのマスク着用、手洗い・手指消毒の励行、毎日の検温など基本的な対策を一人一人に求めているほか、▽買い物は少人数ですいた時間に▽公共交通機関での会話は控えめに▽食事での大皿や回し飲みは避け、横並びで座る―などの実践例を挙げている。各業界団体のガイドラインではこれに沿った対策を採るよう促している。
 4月15日から5月14日まで臨時休業していた大館市新綱の温泉宿泊施設・ふるさわおんせん光葉館では、営業再開に当たって食堂のテーブルの間に仕切りを設置。宿泊客にはチェックイン、チェックアウト時に検温への協力を依頼し、館内の消毒なども徹底した。4~5月の売り上げが例年に比べて9割以上減少するなど厳しい経営状況の中、小林薫社長は「すぐに『どうぞ来てください』とは言えないし、さまざまなリスクがある中で悩みながら判断した。利用客は気を使って協力してくれている。長い目で見て注意していかないといけない」と気を引き締める。
 市内のスナックでは、県の休業要請が全面解除された日から、徐々に営業を再開する店舗が目立ってきた。感染防止対策としては店内の消毒のほか、席数を減らしたり、従業員に接客を最小限にするよう求めたり、県外客や新規客の来店を断ったりする店舗も見られる。自身もスナックを経営する県麵類飲食生活衛生同業組合大館支部の渡部常雄支部長は「来店を断るのはリスクも大きい。元通りに戻るには時間がかかると思うが、しばらくは様子を見なくてはいけないかな」と話す。
 同市大田面のイオンスーパーセンター大館店では今月中旬から、来店客同士の距離を確保するため、出入り口2カ所で、入り口と出口の動線を分けて一方通行を誘導する掲示を始めた。混雑する時間帯もチラシなどで周知してきた。
 藤川慎一郎店長は「出入り口で来店客が接触することが少なくなったと思う。混雑時を避けて来店する人も増えたし、マスク着用はもちろん、入り口に置いたアルコール消毒液も利用してくれる。警戒の高まりで市民の認識、意識が変化してきたように感じる」との見方を示す。「(新型コロナウイルスは)再発性も高いと聞くし、長い付き合いになると思う。商売の仕方も変わっていく。十分な対策をしていきたい」と話した。

 

ほくしか鹿鳴ホール 「社会的距離」と「興行」手探り 利用者徐々に

2020-05-26
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約3カ月利用されていないホール(ほくしか鹿鳴ホール)
 大館市のほくしか鹿鳴ホールが営業を再開して約2週間がたち、会議室や練習室の利用者が徐々に増え始めている。その一方で、中・大ホールの6月予約状況は1件にとどまるなど「コロナ禍」以前の状態にはまだ戻れずにいる。イベント業界自体の動きが止まっているなか、にぎやかなホールを取り戻そうと手探り状態の日々が続いている。
 同ホールを運営する市文教振興事業団は新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言を受け、先月25日~10日まで臨時休館とし窓口業務と貸館業務を停止。2月下旬から予約取り消しが相次いだため、休館期間中の利用の断りを入れたのは5件ほどだったという。
 11日の営業再開に伴い利用者を大館在住者に限定したが、18日からは県内在住者に緩和。ホール利用は比較的少人数(最大50人)までとしているほか、利用者に密閉・密集・密接の「3密回避」やアルコール除菌を呼び掛けるほか、エントランスのいすを対面式から一方向へと変えた。
 営業再開後、会議室や練習室を利用する4~5人の団体が少しずつ出てきたが、ホールの予約状況は6月末の1件にとどまっている。山内知生係長は「最後の利用が約3カ月前。東日本大震災の時は2週間ほどで以前の利用状況に戻ったため、今までに無い状態」と話す。
 今後、コンサートなどを開催する場合は全国公立文化施設協会の出すガイドラインに沿って、客席を原則指定席とし前後左右を空けた席配置にするなどして対応。同ホールでは中ホール414席に対して100席ほどしか使用できないため「興行が成り立たない」とため息を漏らす。「問題となってくるのがどこまで厳密に社会的距離を取るか。先が見えないなか手探り状態」と話す。

 

高校野球・代替大会へ技磨く 北鹿の各チーム グラウンドに活気 練習試合で躍動

2020-05-25
 新型コロナウイルスの影響で中止が決まった夏の甲子園と各地方予選。本県では県高校野球連盟(尾形徳昭会長)が地方大会の代替となる「独自の大会」について開催の方針を固めており、北鹿地域でも大会に向けて他校との練習試合を行うチームが増え、グラウンドに徐々に活気が戻ってきている。
 大館鳳鳴は24日、同校グラウンドで本荘と練習試合を行い、好機で打線がつながった鳳鳴が5―2で勝利を飾った。
 鳳鳴は3回に阿部陽哉(2年)の右前適時打などで3点を先制。4回には2死三塁から茂木顕光主将(3年)の中越えランニング本塁打で2点を加え突き放した。投げては先発した栗山涼(同)が、6回無失点の好投で試合をつくった。
 3回に2死二、三塁から左前2点適時打を放った柳沢陽(3年)は「甲子園は中止になったが、最後に試合ができる機会があってよかった。休校期間があり、チームとしてまだ発展途上だが、練習試合を重ねてさらにレベルアップしたい」と力を込めた。チームは一冬越え、特に守備力が向上し打線も長打力がついてきたという。山口智哉監督は「やっと目指すところが定まった。コロナの影響で実践的な練習ができずまだ手探り状態だが、『全県一』を目標にさらにチーム力を付けていきたい」と話した。
 秋田北鷹も同日、同校グラウンドで花輪を相手に練習試合。終盤に打線のつながった北鷹が11―9で接戦をものにした。北鷹の木藤大嗣監督は「終盤に掛けて打線が悪い流れを払拭(ふっしょく)してくれた。代替大会があると分かったこともあり、選手は雰囲気よくプレーしていた」と語った。
 北鷹は4点差を付けられ迎えた7回、3安打や敵失などで同点とした。直後に1点を失ったが、続く8回には1死一、二塁から千葉音陽(2年)の適時三塁打で走者を一掃し逆転に成功した。9回には押し出しで2点を勝ち越し、勝負を決めた。長岐遥陽主将(3年)は「代替大会をイメージし、いつも以上に気持ちが入った。全県制覇の目標に向けて頑張りたい」と話した。
 一方の花輪は、6回までに一時5点差を付けてリードしたものの、その後は北鷹に逆転を許し競り負けた。畑山翔太監督は「終盤の集中力で未熟さが出てしまった。しかし個人に目を向けると、それぞれの強みや良さが出ており次につながる一戦となった」と話していた。
 県高野連の計画概要によると県大会に替わる大会は、当初の秋田大会と同じ7月9~22日の予定。試合はトーナメント方式で無観客を原則とするが、保護者、学校関係者などの入場は今後検討するとしている。してほしい」としている。
 信用保証協会は、中小企業・個人事業主が事業資金を借り入れする際の保証人となることで、資金調達の円滑化を図る公的機関。返済ができなくなった場合は、金融機関に立替払い(代位弁済)をする。
鳳鳴―本荘、3回2死二塁、右前適時打で先制の本塁を踏む鳳鳴の富樫(鳳鳴高グラウンド)
北鷹―花輪、北鷹は8回無死一、三塁、工藤の中前適時打で7点目を奪う(北鷹高)

4月承諾額は4・8倍 信用保証協会大館支所 コロナで申し込み殺到 秋ごろ見越し融資急増

2020-05-25
保証の申し込みが殺到し、業務に追われる職員(秋田県信用保証協会大館支所)
 新型コロナウイルスの影響で、中小企業・小規模事業者の融資を保証する信用保証協会への申し込みが殺到している。北鹿5市町村を管轄する秋田県信用保証協会大館支所(飯沼秀一郎支所長)では、4月の保証承諾額が28億5100万円に上り、前年同期比4・8倍と急増。5月に入り申し込み、相談は加速している。同支所では「先が見えない不安」で融資を受ける人が多いとみており、秋ごろまで増加傾向は続く見込みだ。
 保証件数は3月から増加し、前年同期比32件増の145件。保証承諾額は同比1・28倍の14億5600万円。4月は急増し、保証は同比140件増の200件、承諾額は同比4・8倍の28億5100万円。
 このうち、新型コロナウイルス関連融資制度は県と市町村で計3種類あり、これらの3、4月の保証件数は155件、承諾額は26億7050万円となっている。5月は20日までで保証件数147件、承諾額25億143万7000円。コロナ関連件数は122件、同承諾額22億7834万円と、4月を超える勢い。
 県全体の業種別内訳をみると、3月9日~5月13日の新型コロナウイルスに関連する相談で最も多いのは小売業の1053件(うち飲食店408件)。次いで建設業668件、サービス業532件、製造業429件など。
 申し込み、相談が急増し、同支所では4月後半から、事務処理作業の時間を延長して対応している。飯沼支所長は「国や県の無利子制度が始まった5月から申し込みが加速している」としながら、今後の見通しは「先が見えない不安で相談する人が多いと思われる。6月はいったん落ち着く気がするが、7、8月から再び増加するのでは。同一制度であれば限度額の範囲内で借り換えもできるので、相談してほしい」としている。
 信用保証協会は、中小企業・個人事業主が事業資金を借り入れする際の保証人となることで、資金調達の円滑化を図る公的機関。返済ができなくなった場合は、金融機関に立替払い(代位弁済)をする。
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比内地鶏支援 CF好調、400万円超 秋田犬 ツーリズム 総菜加工品など提供

2020-04-30
秋田比内やで製造している比内地鶏の総菜加工品(秋田比内や大館本店)
 大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズム(中田直文会長)は、比内地鶏の消費拡大につなげようとクラウドファンディング(CF)を行っている。開始翌日に目標の100万円を達成し、29日までに417万円を超える支援が集まっている。市内の業者が製造した総菜加工品などをセットにし、家庭でも食べやすい商品を提供。同法人では「比内地鶏のハードルを下げて味わってもらう取り組み。たくさんの人に食べてほしい」としている。期間は5月31日まで。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、需要が落ち込む比内地鶏の消費を支援しようと、購入型クラウドファンディング「#比内地鶏を食べて応援」プロジェクトを22日からスタート。1口1万円で、比内地鶏正肉、比内地鶏ステーキ、ハンバーグなど冷凍品が入った「温めるだけのお惣菜セット」と、比内地鶏スープ、親子丼の素などの常温品「調味料セット」の2種類を用意した。冷凍品は秋田比内や、本家比内地鶏、常温品はJA秋田たかのす、秋田活性化の共同出品。
 このうち、秋田比内や(武藤幸美社長)の総菜加工品は、家庭や弁当などで気軽に味わえるようにと、先月から販売を始めた商品。保存料や化学調味料を使わずに工場で一つ一つ手作りした。湯煎や電子レンジで簡単に温められる。ステーキセットは3枚で1080円(税込み)、ハンバーグセットは2個で648円(同)など、比内地鶏商品としては買い求めやすい価格となっている。
 クラウドファンディングが好調なことについて、「応援してくれる人がたくさんいることを実感した。比内地鶏のブランド力はまだまだある」と武藤社長。今後は「地元が応援していかないと守れない危機。この機会にファンを増やしていければ」と話している。
 支援の申し込みは「FAN AKITA」から。秋田比内やの商品は個別の注文も受け付ける。問い合わせは同社(電話0186・52・3886)。

県営工業団地拡張 付け替え道路の供用開始 大館市 一部舗装工事続く

2020-04-30
供用開始した市道二井田片貝沼田線の付け替え道路(大館市二井田)
 大館市は、県営大館工業団地拡張事業に伴う市道二井田片貝沼田線の一部付け替え道路の供用を開始した。拡張地造成計画の変更で工事が遅れ、当初3月完成予定だったが6月中となる見通し。一部未舗装区間があり、安全確保の上で工事を進める。6月議会に付け替え道路の市道認定案を提出する予定。
 団地内企業が生産体制増強に向け拡張地取得の意向を示したとして、既存団地との一体的利活用を図ろうと2019年度に付け替え事業に着手。拡張事業は大館第1南側4・8㌶と大館第2東側13・8㌶で16年9月に着工し、平安時代の埋没建物が屋根を残した状態で見つかった「片貝家ノ下遺跡」を含む用地は除外したため、当初より4㌶減の18・6㌶を整備した。
 ニプロ大館工場と第2拡張地の間を通る320㍍区間、拡張地南側の330㍍区間をそれぞれ付け替え、拡張地内に整備された団地内道路に接続。上水道・工業用水道管も移した。旧ルート858・3㍍から新ルート1033・2㍍となり、今月24日正午に供用開始した。
 県の造成工事は昨年11月に終える予定だったが、進出予定企業の工場増設計画との調整で大幅な変更が生じ、3月末の工期に延長。その影響で道路新設工事の舗装や既存市道の撤去工事、市有地の造成工事、電柱移転補償なども遅れた。工場増設には影響を与えないよう6月中の完成を目指している。
 市道二井田片貝沼田線は、国道285号から工業団地へのアクセス道として13~17年度に拡幅改良を実施。今回は路線付け替えのため、道路事業の国交付金の返還には該当しない見通し。市商工課によると、企業側が拡張地を取得すると大規模な投資と雇用拡大が見込まれるという。

日沿道鷹巣大館道路 県道の切り替え完了 北秋田市脇神 空港西線で520㍍新設

2020-04-30
縄文館側へ下る県道(左)に切り替え、通行止めにした道路(右)を鷹巣大館道路として整備(北秋田市脇神)
 日本海沿岸東北自動車道鷹巣大館道路の工事に伴い、新たな道路の付け替えが必要となっていた北秋田市脇神の県道大館能代空港西線で今月、付け替え道路約520㍍が完成した。27日に道路の切り替え作業が行われ、県道が伊勢堂岱遺跡の駐車場付近を通過するようになった。
 鷹巣大館道路の大館能代空港インターチェンジ(IC)以西は未開通区間。国交省が担当する鷹巣大館道路の大館能代空港IC―同市脇神間の接続区間(1・7㌔)と、県が担当する市脇神―今泉間の鷹巣西道路(5・25㌔)は、いずれも2020年度の供用開始を目指している。
 接続区間の一部は、これまで車両が通行していた県道を鷹巣大館道路として整備することとなる。工事期間中も県道を通行できるよう、付け替え道路を造った。
 付け替え道路の工事は国交省能代河川国道事務所が昨年11月末から着手。県道南側にあった林を切り崩し、同市脇神の川口南交差点側から伊勢堂岱縄文館側へ下る道路約520㍍を新設した。
 これまでの県道は伊勢堂岱遺跡の駐車場や伊勢堂岱縄文館より高い位置にあった。県道の切り替えにより、駐車場付近を通るほか、旧県道下にあるトンネル型の構造物(ボックスカルバート)を通過することとなった。構造物付近は大きなカーブがあり、走行には注意が必要。
 同事務所は「鷹巣大館道路事業が本年度の供用に向け大きく前進した」とし、切り替え後も現場作業などで交通規制が生じるため、「現場の誘導に従って通行してほしい」と呼び掛けている。

大館大文字まつり 大文字焼き実現目指す 5月に可否判断 その他の全行事中止

2020-04-29
大館の夏の恒例行事となっている鳳凰山大文字焼き(昨年の祭り)
 大館大文字まつり実行委員会(小池昌平委員長)は28日、大館市御成町の観光交流施設「秋田犬の里」で本年度初会合を開き、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年8月の祭りの大部分を中止すると決め、鳳凰山大文字焼きについてのみ実施する方向で検討していくことを確認した。大文字焼きは「三密を避けて成立する数少ない行事」とし、感染防止対策を徹底した上で実現を目指す。時期は8月に限らず、11月までを想定している。市民の意見を集約し、5月中旬までに可否を判断する。
 委員ら約20人が出席。始めに大文字焼きを除いた行事の中止について、全会一致で決定。県内外で9月上旬までのほとんどの夏祭りが中止となっていることを踏まえ、「昼の部」や「夜の部」の打ち上げ花火などは参加者、観覧者が密集する可能性が高いことから判断した。
 大文字焼きについては、小池委員長が「三密を避けてできる行事は、暗い雰囲気を少しでも改善する役割が課せられていると思う」とし、新型コロナウイルス終息への願い、医療・救急関係者への敬意とエールを込めて実施したい考えを示した。
 実施するための条件として▽市民の賛同▽「夜の部」会場の長木川河川敷の閉鎖、警備員配置▽大人数でのパーティー等の自粛要請―などが必要であるとし、日時については感染拡大状況を考慮した上で「8~11月の間で、最適な日を考えたい」と述べた。
 委員からは「趣旨を説明すれば、市民は理解してくれると思う」などと賛成する声が目立った。一方、「人が集まる可能性がないとは言い切れないのが心配」「他県から訪れる人への対策に注意しないと」といった意見も上がった。
 実施については事務局に一任することで決定。感染拡大が収まらない場合は中止することも想定した上で、実現を目指すことにした。市民の意見を集約した後、市、市観光協会、大館商工会議所が協議して可否を正式に決める。
 インターネット中継など多くの市民が鑑賞できる方法も検討していく。市観光協会の山城久和会長は「状況が許されるなら、(新型コロナウイルス対策の)最前線で働く人、落ち込んでいる人たちに、大文字の火でエールを送りたい。市民が同時に火を見上げることで、思いを届けられれば」と話した。
 大文字焼きも含めて全面中止となれば、1987年以来33年ぶり。大文字焼きは昨秋から準備作業が始まっており、薪として使用するため鳳凰山の中腹付近に既に運んであるアカマツの処理なども課題となってくる。

山菜採りシーズン クマに気を付けて 鹿角市が看板など設置 死亡事故現場など封鎖

2020-04-29
バリケード、死亡事故発生の看板を取り付ける市職員ら(鹿角市十和田大湯熊取平)
 山菜採りシーズンのクマによる事故を防ごうと鹿角市農林課などは28日、2016年に死亡事故が発生した十和田高原地区の市道と、国有林に通じる林道約60カ所に車が通行できないようバリケードや「入山禁止」と書かれた看板を設置した。〝3密〟に該当しないことから今年は入山者数が増えるとみられ、設置でさらに注意を促す。設置箇所の道路は11月20日まで封鎖する。
 タケノコの産地として知られる市十和田大湯の熊取平や田代平を含む同地区では16年5月から6月にかけて、クマによる4件の死亡事故が発生。市内では昨年、死亡事故はなかったが、4件で6人がけがを負った。
 市は16年以降、現場周辺の市道や山林に入りやすい私有地などに看板やロープを設置。シーズンが本格化する前のこの時期から雪が降る頃まで封鎖して呼び掛ける。担当者によると、事故周知で一時入山者が減少。これに伴い、クマの生息数が増えた可能性があるという。一方で、ロープを乗り越える入山者も確認している。
 この日は農林課、危機管理課の職員計11人や鹿角署員が5班に分かれ、作業を進めた。死亡事故現場に通じる市道は、バリケードを設置。「この先でクマによる死傷事故発生!」と書かれた看板も合わせて掲示し、土のうでしっかり固定した。農林課の小野寺裕一農地林務班長は「事故から年数はたったが、依然危険な状態が続いているとみられ、引き続き地区での山菜採り自粛を呼び掛けたい。警察と連携して休日を中心に見回りを実施したい」と話していた。
 市内では今月3日、尾去沢の住宅地で例年より6週間早くクマが目撃された。暖冬で山の雪解けも早く、山菜採りシーズンが長期化すると危惧。市は5月中旬ごろからパトロールを行う。
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月ノ輪柄がそっくり クマ模したTシャツ 北秋田市の企画事務所 

2020-03-21
胸元に月の輪柄が入ったTシャツ
 秋田内陸線沿線の活性化に取り組む企画事務所「くまのたいら企画」(大穂耕一郎代表)が、沿線の山間部に生息するツキノワグマを模したオリジナルTシャツを開発、販売している。胸元にある月の輪柄が本物そっくりで話題を呼びそうだ。
 新型コロナウイルスの感染拡大で社会全体に暗いムードが漂う中「楽しい話題を提供したい」と2月に開発を構想した。黒地に白っぽい月の輪柄を配置しただけのシンプルな原案を大穂代表が制作。ユニークなデザインの衣料品を手掛ける旧知の広告会社「サンタ・クリエイト」(新潟県十日町市)に依頼し、綿シャツにプリントしてもらった。
 サイズは子ども用の120㌢と140㌢、大人用のS、M、L、XL。価格は子ども用2400円、大人用2700円(いずれも税込み)。北秋田市の打当温泉「マタギの湯」で土産品として売り出した。今後、温泉近くの阿仁熊牧場「くまくま園」でも販売予定。
 類似したデザインは「見たことがない。ありそうでなかった」と大穂代表。「山の中で着るとクマと間違われてびっくりされるかも。Tシャツがツキノワグマの生態を知る契機にもなればいいですね」と話した。
 打当温泉でサンタ社の山菜柄Tシャツも販売中。問い合わせはくまのたいら企画(☎0186・84・2120)。
 

つるし飾り鮮やか 鹿角市のこもせ通り 飾り雛まつり始まる

2020-03-21
色鮮やかなつるし飾りなどが並ぶ会場(鹿角市十和田毛馬内)
 鹿角市十和田毛馬内のこもせ通りで20日、つるし飾りなどを展示する「毛馬内飾り雛まつり」が始まった。地元手芸サークルや住民が製作した色鮮やかな作品128組が並び、訪れる人の目を楽しませている。26日まで。
 まつりは、実行委員会(勝又幹雄会長)がこもせ通りのにぎわい創出などを狙いに実施し、今年で4回目。サークルや十和田高校の生徒9団体が出品した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催が危ぶまれたが、近隣に感染報告がないことから決行。だが、手芸の体験会や景品が当たるスタンプラリーなどのイベントは中止した。
 通りに面した商店や銀行、民家の全8カ所につるし雛飾りや、ひな人形などを展示。初日は午前中から市民らが訪れ、色とりどりのつるし飾りに見とれる姿があった。サークル会員に作り方を尋ねたり、販売されている手芸品を購入したりしていた。市内の80歳代女性は「手が込んでいて華やか。作品に感動している。会期内にまた来たい」と話していた。
 勝又会長は「コロナウイルスの影響はあったが、参加者の発表の場を奪わず、にぎわいをつくりだしたいとの思いで開いた。悪天候だが来場があり、熱心に見てくれている。出品者それぞれが手間をかけた新作が並んでいる。ぜひ見てほしい」と来場を呼びかけていた。
 主会場はこもせ通りの旧タカタツ向かい。午前10時から午後3時(最終日は正午)まで。一部手芸品や陶芸品の販売も行っている。

 

新型コロナ「一緒に乗り越えよう」 タイからメッセージ動画 事前合宿の大館市へ

2020-03-20
動画を作成したタイのボッチャチーム
 新型コロナウイルスの県内感染が確認された後、東京パラリンピックの事前合宿を大館市で行う予定のタイのボッチャチームから、同市に励ましの動画メッセージが届いた。選手らが「私たちと一緒に乗り越えましょう」などと、このために学んだという日本語を披露。同市では「非常に勇気づけられた」と感謝を表し、より一層のサポートを約束している。
 6日に県内で初めて新型コロナウイルスの感染が確認されたことを受け、11日にタイパラリンピック委員会のチュティナン・ビロムパックディー会長から市にメールが届いた。「秋田の皆さまの安全性を不安に思う次第です。秋田は私たちにとって、とても親密な絆のあるところです。無事を心からお祈りします」などとつづられており、その後、チーム内で動画が撮影された。
 約2分の動画は動画投稿サイト・ユーチューブにアップされており、16日に国内外の関係者で共有された。選手やコーチなどがスマートフォンなどを使って日本語を練習する姿が映し出され、同市の街並みの様子も登場する。選手らは「皆さんが無事でいることを願っている」「一緒に頑張りましょう」「私たちの気持ちは皆さんと一緒です」といったメッセージを伝えている。動画を送ったタイのパラリンピック委員会の外交担当者は「秋田の皆さんを励ますために、日本語の長い文章を一生懸命勉強した。最終的に、素晴らしい言葉が秋田に届いたと思う」と話している。
 同市では、19日にスポーツ振興課のフェイスブックで動画を紹介。「非常に勇気づけられた。これからも応援し続け、チームとしてこの状況を乗り越えていきたい」などと感謝を述べている。同課では「仲間として見てくれていることを改めて感じた。タイでも感染者が増えているようで、状況を見ながら大館からも励ましのメッセージを送れれば」としている。
 同市での事前合宿は、8月1日から18日まで。その後、東京へ移動し、25日にパラリンピックの開会式を迎える予定。

クマ市街地出没に対応 鹿角市鳥獣被害防止協 人身被害昨秋相次ぐ 県内初のマニュアル

2020-03-20
ツキノワグマ市街地等出没対応マニュアルを策定した協議会(鹿角市交流センター)
 鹿角市鳥獣被害防止対策協議会(会長、大森誠農林課長)は19日、市交流センターで総会を開き、昨年のツキノワグマによる人身事故を受け、「ツキノワグマ市街地等出没対応マニュアル」を策定した。市街地にクマが出没した際の具体的な対処方法や関係機関の役割などを明確にしたもので、県内の自治体では初めての策定。
 市内では昨年9月から11月にかけて、クマに襲われてけがを負う人身事故3件が相次いで発生し、5人が被害に遭った。
 このうち11月20日に十和田大湯の温泉街で起きた事故では、市の要請を受けて猟友会員ら3人が出動。クマを追っていたところ、突然現れたクマに顔を引っかかれたり、指の一部をかみちぎられたりして重軽傷を負った。
 こうした状況を踏まえ、市農林課が関係機関の意見を反映させながら、市街地等にクマが出没した際のマニュアルを策定した。
 対応要領では、クマの出没状況に応じて「監視警戒」(現地から立ち去っている場合など)と「緊急出動」(市街地等にとどまっている場合など)の2段階の対応レベルを設定。各レベルで関係機関の役割や、現地における対応方法などを定めた。
 このうち緊急出動レベルでは、農林課、鳥獣被害対策実施隊、鹿角警察署で構成する現地本部を設置。農林課と鹿角署から現地指揮者を1人ずつ選任するほか、「指揮」「現地調査」「広報」「規制」「追い払い・捕獲」の5班を設けて対応にあたる。
 クマの排除は、市街地等では銃器を使用した駆除ができないことから、住民と現地対応従事者の安全を確保しつつ、基本的に追い払いによって行う。しかし、追い払いでは住民の安全確保が困難で危険を伴うと判断される場合や周囲の状況等によっては、麻酔薬や箱わな、もしくは緊急避難的な銃器による駆除も検討する。
 また、市民に危害が及ぶ恐れのある区域を「警戒区域」と設定する。市役所内には庁内本部を設置し、現地本部との情報共有、警戒区域の設定に関わる市民への周知などにあたる。
 総会ではこのほか、2020年度事業計画を決めたほか、鳥獣被害防止計画を一部改正した。市街地等にクマが出没した想定での避難訓練をマニュアルに基づいて実施する計画。また、十和田高原地区と仙北市境界付近の市道・林道の通行止め等は本年度に引き続き実施する。
 鳥獣被害防止計画には市街地等におけるクマ出没対応に関する記述や、対象鳥獣としてニホンザルを追加した。

住民票など申請タッチで 北秋田市 マイナンバーカードで 窓口に「ツール」

2020-03-20
市民課市民係に設置された窓口申請ツール(北秋田市役所)
 北秋田市は今月から、市役所市民課などに「窓口申請ツール」を設置、サービスを開始した。マイナンバーカードを使用することで、端末の画面タッチだけで住民票などの交付申請ができるもの。先月から開始したコンビニ交付と合わせ、窓口混雑の緩和などへの効果が期待されている。
 窓口申請ツールは、地方公共団体情報システム機構(J―LIS)の証明書交付センターのシステムを活用したもの。市役所市民課市民係のほか、合川・森吉・阿仁の各総合窓口センターに設置した。
 利用方法は、カード読み取り機の上にマイナンバーカードを載せ、画面の指示通りにタッチしていく。取得できる証明書は▽住民票の写し▽印鑑登録証明書▽所得課税証明書▽住民票記載事項証明書▽戸籍全部(個人)事項証明書▽戸籍の附票の写し―で、コンビニ交付と同様。ただし、証明書類は窓口で職員から交付される。利用できるのは北秋田市民に限られる。
 市によると、申請ツールを利用することで、交付申請書へ記入する必要がなくなるほか、申請から受け取りまでの時間が短縮されるという。また「コンビニ交付と同様の操作となっていることから、次回以降、コンビニでの取得が容易になる」としている。
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