本文へ移動

今日のニュース

今月のニュース
RSS(別ウィンドウで開きます) 

ふるさと納税 上半期で2億円超 大館市 新制度始動も微減 下期で最多更新目指す

2019-10-14
 大館市への2019年度ふるさと納税が上半期(4~9月)で2億円を超えた。過度な競争を防ぐ新制度が6月に始まり、経費を寄付額の5割以下に抑えるため専門サイトへの掲載を二つから一つに絞ったものの、返礼割合は2年前に引き下げていたことから影響は前年同期比8%減にとどまった。10月から新たに別のサイトで返礼品を紹介しており、過去最多(18年度7億8605万円)更新を目指す。
 企画調整課によると、上半期は全国から1万681件、2億277万5000円が寄せられた。前年同期に比べ3759件減、1808万3000円減。4、5月の寄付額は前年を上回ったものの、6月以降は1割前後の減となっている。
 寄付者の居住地は東京3277件(5850万3000円)で最も多く、神奈川1530件(2729万7000円)、大阪728件(1411万1000円)、愛知県691件(1390万6000円)と続き、47都道府県全てから寄せられた。
 県外の寄付件数は全体の99・2%。きっかけは「お礼の品」43・9%、「訪れたことがある」6・1%、「出身地または住んだことがある」4・1%、「使い道に賛同した」3・2%などと続き、未回答は39・6%だった。
 寄付の使い道は「環境保全・資源循環」が4424件(8524万3000円)、「子どもの成長支援」2430件(4643万7000円)、「秋田犬関連」1878件(3340万2600円)、「子どもの教育支援」1103件(2108万4000円)、「お年寄りや障害のある人が安心して暮らせるまちづくり」741件(1405万3000円)などだった。
 返礼品は292種類を登録。一番人気はコメ、次いできりたんぽセット、果樹などが選ばれた。9月は中山ナシの注文が多く、品切れとなるほどだった。新制度は返礼品を寄付額の3割以下の地場産品に限り、宣伝などの経費を5割以下と定めている。市は専門サイト「ふるさとチョイス」への掲載を継続する一方で「ふるなび」を退会。10月から「楽天ふるさと納税」に登録した。
 ふるさと納税は、出身地や応援したい市町村などに寄付すると、2000円を超える部分が所得税や住民税から控除される。
 

北秋田市議会 「キティ」活用に賛否も 4カ所で報告会 議員と市民が意見交換

2019-10-14
2班に分かれての意見交換も行われた議会報告会(北秋田市のコムコム)
 北秋田市議会は13日、市内4カ所で議会報告会を開き、3月、6月、9月の各定例会や臨時議会、全員協議会での審議について市民に説明した。キャラクターを活用したプロモーション事業については「市のPRにつながるとは思えない。非常に不満」との意見があった一方で「賛成」との声も出された。
 議会改革の一環として行っており今年で6回目。鷹巣地区はコムコム、森吉地区はコミュニティセンター、合川地区は合川公民館、阿仁地区は大阿仁出張所で開催。議員は各会場に5人ずつ、市民は4会場に計40人余りが参加した。3月定例会で可決した19年度一般会計当初予算や6月定例会、9月定例会での補正予算について審議の結果を説明。臨時議会での議案や全員協議会の報告に続き、質問に答えた。
 11人が参加した鷹巣会場では、当初予算で10億8000万円を計上した「し尿処理施設建設事業」について「人口減少が続く中、これだけの予算をかける必要があるのか」との質問が出された。議員は「施設は老朽化が進んでいる。市として必要な施設であり、人口減に対応した施設としている」などと説明した。
 また、キャラクター「ハローキティ」を活用したプロモーション事業に本年度、1947万円の予算が計上されたことには「世界的にポピュラーなもので、北秋田市をPRするものではない」「地元に愛されるキャラクターを開発する努力をするべきで、非常に不満」などの意見が。
 議員からは「議会でもさまざまな議論があった。当局も前年度決算で、成果を数値化するなど努力をしている」と説明。「市は子どもたちに夢を与えることも目的としている。効果はこれから出てくる」とも述べた。市民からは「私は賛成している」との声も。
 このあと、参加者と議員が2班に分かれて市政全般にわたる意見を交換。観光振興策や医療福祉、秋田内陸線の今後など、活発な意見が出された。鷹巣会場では今回、初めて行われたが、市民からは「じっくりと話をすることができた」「今後もやってほしい」と好評だった。

歌い踊って半世紀 鹿角民謡民舞コンクール 60人が熱唱熱演

2019-10-14
元気な歌声を披露する小学生(コモッセ)
 50回の節目を記念した鹿角民謡民舞コンクールが13日、鹿角市のコモッセで開かれた。小学生から一般までの約60人が出場。半世紀にわたる歴史と伝統を胸に熱唱、熱演を披露し、来場者から大きな拍手が送られた。第50代チャンピオン(総合優勝)には阿部光男さん(三謡会)が輝いた。
 鹿角民謡保存会(米田良子会長)の主催。鹿角民謡の保存、発掘、後継者育成を目的に活動しており、コンクールは多くの人々に民謡に親しんでもらおうと1970(昭和45)年から毎年開いている。
 得意曲を歌う自由曲の部、鹿角民謡に限定した課題曲の部、民舞の部の3部門があり、民謡は子ども、16~69歳、70歳以上の年齢別で覇を競う。
 開会セレモニーで米田会長は「毎年来ていただいている皆さんのおかげで50回を迎えることができた」と感謝の言葉。
 続いてコンクールが開演し、出場者が日頃の練習の成果を発揮して自慢の喉や踊りを披露した。特別ゲストや民謡日本一の地元ゲストのショー、会員らのアトラクションなども行われ、ステージを盛り上げた。
 ◇自由曲1部(70歳以上) ①木次谷政子②又賀喜代美③福岡幸子④浅石キヌ⑤近藤雪雄▽奨励賞=板橋ヒサ、中島エコ
 ◇同2部(16~69歳) ①湯沢政幸②湯沢栄喜③篠村慈④柳沢靖子⑤中村京子▽奨励賞=池田和子、関浩美
 ◇民舞(大人の部) ①米田会有志
 ◇課題曲1部(70歳以上) ①阿部光男②又賀喜代美
 ▽同2部(16~69歳) ①柳沢靖子②黒澤一夫③関浩美

「食欲の秋」に舌鼓 本場大館きりたんぽまつり開幕 ドームで14日まで

2019-10-13
初日から多くの人でにぎわいを見せたきりたんぽまつり(ニプロハチ公ドーム)
 第47回本場大館きりたんぽまつりが12日、大館市のニプロハチ公ドームで開幕した。初日から県内外の家族連れや観光客などが多く訪れ、会場内は大にぎわい。行列ができる店舗もあった。さまざまな店のきりたんぽに舌鼓を打ちながら、ステージイベントなども楽しみ、大館の秋を満喫していた。14日まで。
 開会式で、大会会長の中田直文大館商工会議所会頭は「たくさんの方々の協力、努力で開催に至った。おいしいきりたんぽの店が並んでいるが、きりたんぽだけのまつりではない。オール大館で故郷の良さを見直していきたい」などとあいさつ。
 福原淳嗣市長は「台風が近づいており、安全に気を付けてゆっくりと楽しんで」と呼び掛けた。
 会場には108のブースが並び、きりたんぽはもちろん、ご当地グルメや郷土料理も提供。昼前後には長い行列ができる店もあった。キッズマーケットなども盛況で、地元の小学生の元気な声が響き渡った。
 ステージは、今年初めてスタンド席を向く形で設置され、訪れた人たちはゆっくり腰を下ろし、飲食を楽しみながら観賞した。初日はふかわりょうさんの「とんぶりの唄」や松本英子さん、坂本サトルさんのライブなどが繰り広げられた。
 会期中に台風19号の接近が予想されるため、主催の大館食の祭典協議会では、来場者や出店者に注意を呼び掛けている。この日は、カヌー体験などを中止。一部の屋外展示の場所を移動するなど対応した。13日以降も天候次第で随時、対応していく。
 入場無料。開場時間は午前10時から午後6時(最終日は3時30分)。

96歳「おめでとう」 大館で忠犬ハチ公生誕祭 秋田犬の里で初開催

2019-10-13
雨の中、代表園児らがハチ公銅像に献花(秋田犬の里)
 大館市で生まれた忠犬ハチ公の生誕祭が12日、御成町の観光交流施設・秋田犬の里で行われた。約100人が出席。銅像への献花やバースデーケーキなどで「96歳」の誕生日を盛大に祝った。
 忠犬ハチ公銅像及び秋田犬群像維持会(富樫安民会長)が主催。銅像の移設に伴い、生誕祭もJR大館駅前ハチ公広場から会場を移した。
 あいにくの雨のため、式は屋内で挙行。富樫会長は「犬にまつわる像や神社は全国に23カ所ほどある。慰霊祭やしのぶ会はあるが、誕生を祝っているのはハチ公だけ。国内外で人気の秋田犬に負けないよう頑張りたい」などと述べた。
 同駅の高橋仁司駅長と、大館幼稚園の乳井謙太ちゃん(5)がハチ公像に献花。同園の畠山千夏ちゃん(5)・彩月ちゃん(3)姉妹と、ハチ公生家当主の齋藤良作さん(70)がケーキカット。出席者が大きな拍手で祝った。
 大館南小5、6年生約40人も参加。代表して大沢頼さん(6年)が「飼い犬と散歩したり、遊んだりすると心が通じ合い、元気になる。上野教授の思いもハチに伝わり、つらくてもおなかがすいても、会いたいとずっと待っていたのでしょう」と「ハチ公への手紙」を朗読。「ハチのおかげで大館が知られ、新たなつながりもできている」と感謝した。
 最後に、出席者が唱歌「忠犬ハチ公」を歌い上げた。式後、駅前にある秋田犬群像に会員有志が献花した。
 秋田犬のハチ公は1923年、大館市大子内生まれ。生まれて間もなく東京の上野英三郎博士に引き取られた。35年に生涯を閉じたが、飼い主を待ち続ける物語は世界的に知られている。誕生日は諸説あるが、維持会は11月に生まれたとみて、1カ月早いこの時期に生誕祭を行っている。

9月のニュース

RSS(別ウィンドウで開きます) 

10月から幼保無償化 実費負担の副食費 北鹿3市町村は無料に

2019-09-30
 国の幼児教育・保育無償化が10月から始まる。幼稚園や保育園、認定こども園などを利用する3~5歳児と低所得世帯の0~2歳児の保育料が無償化される。保育料に含まれていた給食の副食(おかずなど)費は無償化から外れて実費負担となるが、年収360万円未満の世帯と第3子以降は国が費用を免除、360万円以上の世帯は県と市町村の助成で負担軽減を図る。北鹿地方では鹿角市、小坂町、上小阿仁村がこの助成に上乗せし、副食費も無料とする。
 国の制度で無償化となるのは、幼稚園や保育所、認定こども園などに通う3~5歳児と住民税非課税世帯の0~2歳児。認可外保育施設の利用は保育の必要性が認定された場合、3~5歳児は月額3万7000円を上限に、0~2歳児は住民税非課税世帯を対象に月額4万2000円までの利用料を無償化する。
 3~5歳児の幼保無償化から外れるのが、おかずやおやつなどの副食費。保育園ではこれまで主食費は実費徴収で、副食費は保育料に含まれてきた。国は年収360万円未満の世帯と第3子以降を対象に副食費を免除。年収360万円以上の世帯には、県と市町村が共同で行う「すこやか子育て支援事業」で、半額か4分の1を助成する。多子世帯など全額助成される世帯もある。
 北鹿の5市町村のうち、小坂町と上小阿仁村は助成をさらに上乗せし、副食費を無料にする。鹿角市は所得制限を設けるが、「市内の3歳児以上のほとんどの世帯が無料の対象となる」と説明。上小阿仁村の担当は「保育料が無償で、副食費が発生すると負担感がある。子育て世帯の支援として無料にすることに決めた」と話す。
 大館市で幼保無償化の対象となる3~5歳児は幼稚園や保育園、認定こども園、へき地保育所を利用する約1200人。子ども課によると、市立保育園では10月から副食費を月4500円に設定。主食はご飯を持参しているため、実費負担分は助成後の副食費となる。同課は「保護者には9月中旬に副食費助成の申請書とチラシを配布した。10月以降に負担増となる世帯はなく、制度を周知していきたい」と話した。

巨樹、古木に驚き 鹿角地域観光再発見 県北一の門杉など巡る

2019-09-30
門杉を見学する参加者(大円寺)
 鹿角市内に点在する巨樹や古木をバスで巡る学習会が29日、同市十和田、花輪地区で行われた。主催した十和田地域づくり協議会の地域観光再発見実行委員会(三上豊委員長)によると巨木巡りの企画は市内初といい、参加者がその雄姿に目を見張りながら由来や地域の歴史などにも理解を深めた。
 本年度「市民のチカラ事業『地域観光再発見』」の一環。タイトルは「市内の巨樹・古木を訪ねて」。森林や樹木、悠久の歴史を語る地域のシンボルとして、地域学習を兼ねて初めて実施した。
 地元鹿角をはじめ大館、北秋田から18人が参加。案内人は大湯郷土研究会副会長でもある三上さん。東北巨木調査研究会の五十嵐洋さん(大館市)が一般参加し、関連情報を提供した。
 大湯支所前で開会行事を行い、三上さんは「鹿角には藩政期に幕府巡見使が通った歴史街道が残っている。木を見るだけでなく、歴史も踏まえながら歩きたい」とあいさつ。
 この後、参加者はバスで移動し、大円寺の門杉(もんすぎ、大湯)、毘沙門神社のケヤキ(一本木)、左多六とシロ公園のイチョウ(下草木)、愛宕神社の大カツラ(級ノ木)、金澤家の大グリ(鶴田)、神明社の親杉(松山)、千手観音堂の大ケヤキ(大欠)の7カ所を訪ねた。
 このうち大円寺の門杉はスギでは県北一の大きさで、幹周り9㍍、樹高47㍍、推定樹齢500~600年。県の天然記念物に指定され、伝承では樹齢2000年ともいわれる。かつては2本で一対になっていたとされるが、藩政期中頃の山崩れで山側のスギが失われ、谷側のこのスギだけが残ったという。
 三上さんは木の特徴や由来、付近の文化財などを説明。参加者は熱心に耳を傾けていた。
 北秋田市の白川正信さん(73)は「こんなにでかいスギは見たことがない。来てよかった」と話し、雄姿を写真に収めていた。

大沢さん(大館)「復興のごう音」 ラグビーW杯日本大会 釜石で選手入場曲演奏

2019-09-30
選手入場曲を演奏する大沢さん㊥(釜石鵜住居スタジアム)=佐藤さん提供
 日本チームが優勝候補を破り国内を歓喜に沸かせている、ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会。25日、岩手県釜石市の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムで開かれたフィジー―ウルグアイ戦で、大館曲げわっぱ太鼓の奏者・大沢しのぶさん(44)=大館市=らが選手入場曲を演奏した。東日本大震災の被災地から太鼓を借り受け、「復興の音色」で大会の盛り上げに一役買った。
 大会のセレモニー担当者から出演の打診を受けたのは、茨城県出身の和太鼓奏者・寺門勝さん。寺門さんが東北ゆかりの大沢さんと、大館市内でワークショップなどを開く津軽笛奏者・佐藤ぶん太さんに声を掛け、3人に決まった。
 同スタジアムは、震災被災地で唯一のW杯会場で、復興の象徴とも言える場所。大沢さんは、同県陸前高田市の知人から直径約1㍍の平胴太鼓を借り受けた。青空の下、両国選手の入場時に「RWC2019アンセム」に合わせて大災害を経験した太鼓の音色をとどろかせた。続いて、選手や観客らが犠牲者に黙とうをささげた。
 試合開始前には会場周辺で、3人がゲリラ的におもてなし演奏したほか、観客への演奏体験や他バンドとのセッションなどで盛り上げた。
 大沢さんはこれまで、国内で開かれた国際スポーツ大会では、世界バレー(06年)開会式、U―20女子サッカーW杯(12年)の2度、演奏している。今回の観客は国内外の1万4000人余り。「一生に一度あるかないかの大きな国際大会。選手や関係者の緊張感、満員の観客の歓声や拍手は貴重な経験。復興はまだ半ばではあるが、今後も支援を続けていく気持ちを新たにした」と話した。
 日本チームは世界ランキング9位。初の8強入りを目指す中で28日、1次リーグA組第2戦で同2位のアイルランドを19―12で撃破した。10月5日にサモア、13日にはスコットランドと対戦し、上位2チームが19日以降の決勝トーナメントに進む。

パラリンピック 日本とタイ「絆の輪」を ボッチャ日本代表も 大館で市民と交流会

2019-09-29
交流試合でボッチャのタイ、日本両代表が白熱の攻防を繰り広げた(タクミアリーナ)
 2020年東京パラリンピックに向けた事前合宿で大館市に滞在しているタイのボッチャ・陸上競技両代表チームを迎えた「パラアスリートとの交流会」が28日、同市のタクミアリーナで開かれた。ボッチャのタイ代表と日本代表「火ノ玉JAPAN」が交流試合で世界トップレベルの技術を披露したほか、両競技のタイ選手19人が競技体験やゲームを通して来場者約150人と触れ合った。
 市主催。同市を訪れているタイ代表からはボッチャの選手7人とコーチ8人、陸上の脳性まひクラスの選手12人とコーチ7人らを招いた。27日から大館で合同合宿をしているボッチャ日本代表選手4人も参加した。
 開会式で福原淳嗣市長は「アスリートの技術、挑戦をする姿に触れてほしい。パラスポーツに親しむとともに、日本とタイの間に大きな絆の輪が芽吹くことを願う」とあいさつした。
 初めに16年リオパラリンピックのボッチャチーム戦で金、銀メダルを獲得したタイ、日本両代表が特別ルールの交流試合を実施。1―1で延長に突入した熱戦は、最終第3エンドで日本が1点を奪い2―1で勝利した。選手は投球でジャックボール(目標球)にぴたりと寄せたり、相手ボールをはじいてコースを空けたりして世界トップレベルの技術を披露。スーパーショットの連続に、会場からは歓声が上がった。
 来場者たちはボッチャ体験で両代表とプレーしたり、パラ陸上のタイ選手とリレーゲームをしたりして触れ合った。助言を受ける姿や記念撮影をする姿などが見られ、会場には笑顔が広がった。
 奥村史華さん(国際情報高1年)は「ボッチャの選手の技術はすごく、毎日練習すれば1番になれるんだと励まされたような気持ち。楽しかった。多くの人にパラスポーツを知ってほしい」と話した。
 ボッチャ日本代表主将の杉村英孝選手は「観客がたくさんいて緊張感があった。タイ代表と合宿をできたのは良い経験。初めて秋田に来たが、『すごいね』と声を掛けてもらった。応援を力に変えて頑張りたい」と語った。
 ボッチャ個人世界ランキング1位のタイ代表、ウォラウット・セーンアンパー選手は「日本代表と意見交換をできて良かった。皆さんと交流もできてとても楽しかった。(大館は)料理もおいしいし、また来たい」と笑顔を見せた。
 この日、市はタイ代表を応援するために作成した横断幕も公開した。東京大会の観戦ツアー企画も検討している。

機械操作やキノコ栽培 鹿角で親子7組 森林の役割に触れる

2019-09-29
ハタケシメジの菌床をプランターに入れる参加者(鹿角地域振興局)
 鹿角地域振興局の親子森林教室が28日、市内の森林などで開かれた。高性能林業機械の操作やキノコの菌床栽培を体験し、林業への理解を深めた。
 森林を理解する事業として、植林や森林内の散策など行ってきた。さらに理解を深めるため、樹木がどのように利用されているかを知り、山の恵みを実感する機会にしよう、と今回の教室を計画した。
 鹿角地域をはじめ大館市、北秋田市から7組、14人の親子が参加した。花輪の振興局庁舎に集合し後、大湯地内の森林に移動、プロセッサとフォワーダの高性能林業機械による玉切りや集材の作業を見学し、操作を体験した。
 作業体験の後は、振興局に戻り、キノコの役割を学んだ。昆虫や植物の成長に大きく貢献しているキノコ。県林業研究研修センターの菅原冬樹部長から分かりやすく説明を受けた。
 実際に、ハタケシメジの栽培に挑戦。プランターに菌床を入れ、土で覆う作業を行った。振興局の担当者によると、来月には食べることができまでに成長するという。参加者はプレゼントとして自分が作業したプランターを自宅に持ち帰った。
 市内から、母親と参加した菊沢榮太さん(6)は、「機械の操作は木を切ることができて、面白かった」と話し、キノコの菌床をプランターに入れながら、成長を楽しみにしている様子だった。
RSS(別ウィンドウで開きます) 

縄文遺跡群 世界遺産候補決定から一夜 大湯環状列石 知名度向上、誘客に期待

2019-08-01
国内推薦候補決定から一夜明け、見学者が訪れた大湯環状列石(鹿角市十和田)
 国の文化審議会が30日、2021年に世界文化遺産登録を目指す候補に選定した「北海道・北東北の縄文遺跡群」。一夜明けた31日、構成資産の一つである鹿角市の特別史跡・大湯環状列石では、訪れた観光客らが吉報を喜びながら見学する姿が見られた。
 横浜市在住の60代の夫婦は、盛岡市から奥入瀬へ車で向かう途中、鹿角市役所に掲げられた懸垂幕を見て大湯環状列石を訪問。「何度かそばを通ったことがあるが、ちゃんと見たのは初めて。こんなに大きな遺跡だとは思わなかった。もっと大湯環状列石の名前が知られてもいい」と目を見張った。「クマ対策(の電気柵設置)で全部見られないのが残念」とも。
 その上で「イギリスのストーンサークルに行ったことがあるが、そこに比べて観光客が少ない。あさっては三内丸山遺跡にも行く予定だが、世界遺産に登録されると外国人を含めて観光客も増えるのでは」と話した。
 大湯ストーンサークル館の阿部美沙子館長は、国内推薦候補決定の影響について「今日から来場者が特別に増えたわけではないが、夏休みに入って関東、関西、名古屋などから訪れる方々が多くなった。世界に誇れる遺跡なので、興味を持っていただくことで、来場者の増加にもつながってほしい」と期待を込めた。

空き地を雪寄せ場に 北秋田市 所有者の固定資産税減免

2019-08-01
 豪雪地帯の北秋田市は雪寄せ場不足を解消しようと、一般の空き地を地域に開放した場合、固定資産税の一部を減免する制度を新設した。土地所有者と自治会間で空き地の無償貸借契約締結や、トラブル防止の事前協議が必要で、市は今冬の制度利用に向けて周知している。
 市内には市指定の排雪場があり、積雪が1㍍を超す阿仁合などは流雪溝を備えている。それでも「住宅密集地では排雪する場を確保するのが困難な地域もある」(建設課)という。空き地を提供してもらうことで雪寄せ場不足を解消し、提供した土地所有者にとっても税減免という利点がある制度を設けた。
 制度利用には▽面積が原則500平方㍍以下▽課税地目が宅地か雑種地▽一つの自治会で原則2カ所以内―などの条件がある。課税地目が田畑や山林原野は対象外。
 利用前に、土地所有者と自治会との間で土地使用の無償貸借契約を交わす必要があり、貸借期間は12月1日から翌年3月31日までの間を想定している。利用後の片付けなどはトラブルにならないよう両者で十分話し合い、自治会の責任で対処してもらうという。
 提供した土地の固定資産税を減免する割合は契約期間に応じ、翌年度の税額の12分の4を上限とした。
 9月に自治会からの申し込みを受け、市が雪寄せ場とする土地の現地や課税地目を事前確認する。10月末までに貸借契約締結、本申請提出を予定。申請が通れば、11月下旬までに許可書を土地所有者に送付する。税減免申請は来年5月ごろを見込む。
 制度実施によって、どの程度雪寄せ場を確保できるかの見通しは「初めての試みで、申請が来てみないと分からない」と同課。減免による税収見通しも「分からない」(税務課)としている。同様の制度は大館市や能代市、秋田市で実施している。
RSS(別ウィンドウで開きます) 

「中尊寺ハス」開花 大館の錦神社 夏空に淡紅色映える

2019-07-22
開花した「中尊寺ハス」(錦神社)
 奥州藤原氏4代・泰衡をまつる大館市二井田の錦神社で、「中尊寺ハス」が開花し、夏の青空に淡紅色の花が映えている。
 「中尊寺ハス」は、1189(文治5)年に二井田で命を落としたとされる泰衡の首桶から見つかった種を栽培したもの。錦神社を守る地元の館町内会(松田正樹会長)が境内に池を整備し、2017年春、岩手県平泉町の中尊寺から株を譲り受けて移植した。
 3年目を迎える今年は生育が順調で、7月19日に1輪が開花。21日はさらに2輪が開いた。花は早朝に開き、午前11時すぎには閉じる。開花3日目には1日中開き、その後散るという。現在15個ほどのつぼみが確認でき、松田会長は「9月初旬まで花を楽しめるのでは」と話した。
 9月3日の神社祭典の前後には、中尊寺の山田俊和貫首らが訪れる予定。松田会長は「茎がまっすぐ伸び、凛(りん)と咲く姿は美しい。800年の時を超え、花開いた中尊寺ハスを市内外の人に見てほしい」と話した。

クマ対策し見学再開 鹿角市大湯環状列石 職員の見回り強化

2019-07-22
クマ対策を強化し、見学を再開した遺跡(大湯環状列石)
 鹿角市は21日、クマの出没で12日から中止していた特別史跡・大湯環状列石の見学を再開した。緩衝帯を拡大したほか、職員が1時間ごとに見回りし、来客者の安全確保に努める。
 7月に入ってクマの目撃情報が相次ぎ、9、10の2日間は見学を中止。11日に見学を再開したが、翌12日に再びクマが出没し、遺跡の見学を中止する措置を取った。
 見学中止を知らずに来場した人などからは「せっかく来たのに」と残念がる声が寄せられ、再開へ向けて対応していた。周辺の草刈りや枝払いなどを行い、緩衝帯をさらに整備して見通しを良くしたほか、職員の見回りを強化し、1時間ごとに巡回する。
 ストーンサークル館の阿部美沙子館長は「今後とも職員による見回りを強化するなど、来客者の安全を第一に、遺跡見学の環境整備に努めたい」と話した。
 2017年も7月にクマの目撃情報があり、この年は遺跡への立ち入りを禁止した。昨年と今年は、二つの環状列石を囲むようにクマよけの電気柵を設置し、見学を再開していた。

スクールバスに不審者 大館署 県内初、バス会社と合同で

2019-07-21
スクールバス乗車時を想定した不審者対応訓練(比内中)
 大館市内の小中学校で23日から夏休みが始まるのを前に、不審者対応訓練が各校で行われている。19日、比内中学校(木村伸校長)でスクールバスの安全確保を目指した訓練が初めて行われた。大館警察署が企画。実際に登下校で利用する生徒、スクールバスを運行する秋北バス社員など合わせて約80人が参加。実践的な内容で有事に備えた。
 今年5月、神奈川県川崎市でスクールバスの待合場所で児童らが切りつけられる事件発生を受け、安全確保を目指して同署が企画。市教委によると、市内小中で通年でスクールバスを運行しているのは8校。うち比内中など4校について秋北バスに業務委託している。夏休みや休日についても、部活動や行事など要請に応じて運行するという。
 同社は45人乗りの大型バスを用意。下校時、敷地内に停車するバスに乗車しようとしている際、署員が扮(ふん)する刃物を持った不審な男が侵入した想定。生徒たちはバス車内や校内に逃げ込み、運転士はドアロックの上でクラクションを鳴らすなどした。教員3人がさすまたや防護盾で対応し、警察の到着を待った。
 バス会社と合同で行う訓練は県内初。秋北バスは「犯人をできるだけ刺激しない」などとしたバスジャックへの対応策はあるが、スクールバスの不審者に関わるマニュアルは現状存在しないという。塚本真之・安全管理室長は、児童生徒の乗降車時など多様な場合が想定されるとされ「大館署から指導助言をもらい対応を学びたい。地域に根ざす企業として将来ある子どもたちの命を守るのが社会的使命」と話した。
 同署の小坂光明・生活安全課長は「事件は都会に限らずいつ、どこで発生するか分からない。どう行動するか今一度考える機会にしてほしい」と講評。バス運転士向けの訓練実施も今後検討していくという。
 市小・中学校生徒指導協議会によると、18日現在で本年度寄せられた不審者情報は4件。声かけや不審な男に後を付けられたなどとしたもの。前年度は18件。中には市中心部で刃物を持った男が逮捕される事件もあった。

 

緑のカーテン広がる 大館のホップ畑でバスツアー キリンビール

2019-07-21
生産者㊨から説明を受ける参加者(大館市比内町)
 ビールの原料となるホップの栽培現場を見学するバスツアーが20日、大館市で行われた。県内や青森県から30人が参加し、生産者から説明を受け、高所作業車に乗って緑のカーテンが広がる畑を見下ろした。畑ではビールの苦みや香りのもとになる毬(まり)花が大きくなり始め、1カ月後に収穫を迎える。
 キリンビール東北流通支社(平井努支社長)主催、ユナイトホールディングスなど共催。本県がホップの産地であることを知ってもらおうと、契約栽培している大館と横手市で毎年開いている。例年収穫に合わせてきたが、「生産者とゆっくり話をしたい」との参加者の声を受け、今年はこの時期に企画した。
 比内町田尻の67㌃の畑には、高さ5・5㍍の棚が並び、開花した毛花や、毛花から成長した毬花が広がった。畑を管理する川口孝栄さん(57)は「5月に雨が降らず畑が乾燥し、根の張りが悪く、つるや花の付いている枝の伸びが少ない」と生育状況を説明。「収穫まであと1カ月、大きな毬花で良質なホップになるよう、好天と適度な雨に期待したい」と述べた。
 大雄ホップ農業協同組合大館支部の吉原正支部長によると、大館市内の生産者は4人。ピーク時の昭和50年代には組合員122人、栽培面積は70㌶を超えたが、現在は3・5㌶で、「高齢化の中で生産者が激減したが、契約栽培でやりがいのある作目と思っている」と説明した。参加者は畑を歩きながら、生産者に栽培の流れなどを質問。つるを絡ませる作業などに使う高所作業車に乗る体験も行われた。
 浅野香澄美さん(47)=秋田市=は「予想以上に栽培に手間がかかっていると知り、また違う味わいでビールを楽しめそう」と話した。見学後は、プラザ杉の子でビールを味わうパーティーが開かれた。

 

大館城 発掘調査の出土品展示 大館郷土博物館 9月まで

2019-07-21
出土品やパネルが並ぶ会場(大館郷土博物館)
 大館郷土博物館で20日、「大館城跡発掘調査速報展」が始まった。市役所新庁舎建設に伴い、昨年まで3年間実施した調査で出土した遺物287点を展示。城の構造や歴史をパネルで解説している。9月23日まで。
 調査は、二の丸や内堀を中心に約3000平方㍍にわたり実施。調査内容については年1回の現場説明会で市民に公開してきた。専門家が産地や時代を特定した出土品、保存処理を経た遺物など、今回が初披露となるものもある。
 パネルでは、調査の概要や城の歴史などを紹介。県内で初めて見つかった城の内堀の構造「障子堀」も解説する。2017年の調査で内堀から出土した長さ約2㍍の木製品は、形状や墨書などから卒塔婆と判明。実物は展示館2階で公開している。今後識字などの研究が進められるという。
 同館の担当者は「当時の生活や環境を知ることができる貴重な史料ばかり」と広く来場を呼び掛けている。
 観覧は通常の入館料が必要。一般300円、高校・大学生200円、小中学生100円。市内小中学生は無料。午前9時~午後4時半。月曜休館(祝休日の場合は翌日)。問い合わせは市歴史文化課(電話0186・43・7133)。
 
印刷に関するご案内
ご案内
広告に関するお問い合わせ
お問い合わせ
購読のお申し込み
購読お申し込み
掲載写真のご購入
ご購入お申し込み
後援のお申し込み
資料請求
記事・写真等2次使用について
資料請求
株式会社 北鹿新聞社

〒017-0895
秋田県大館市字長倉79
TEL.0186-49-1255(総務課)
FAX.0186-43-3065(総務課)
 
*日刊新聞発行および一般印刷*
TOPへ戻る