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人手不足は危機的状況 鹿角の行政、商工会など 5団体で共同宣言

2019-01-16
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共同宣言に署名した後、人手不足の現状を訴える児玉市長(中央)ら代表(市役所)
 鹿角地域の人手不足が深刻化しているのを受け、ハローワーク鹿角、鹿角地域振興局、鹿角市、小坂町、かづの商工会の5団体は15日、市役所で緊急の共同宣言を行った。「人手不足は危機的状況」として、地域全体で危機感を共有するよう訴えた。
 出席したのは児玉一市長、細越満町長、かづの商工会の柳澤隆次会長、振興局総務企画部の進藤隆男部長、ハローワークの小野寺利一所長の5人。宣言文に署名し、これまで以上に連携を強化し人材確保へ向けて事業を展開することを誓った。
 宣言文は、「有効求人倍率が2カ月連続で1・8倍台を記録するなど人材不足はますます深刻化している」と危機的状況を訴え、「今まで以上に関係機関が一体となって人材確保対策に取り組むことを宣言する」と連携強化を明記した。
 児玉市長は「魅力ある地域の企業を発信し、若い世代や保護者に目を向けてもらいたい。そういう点でも、5者の共同宣言は意味がある」と話した。
 今後の具体的な取り組みとして、▽市長、町長による高校訪問▽移住希望者を対象にしたハローワーク、地域企業の職場見学▽高校2年生を対象にした地元企業説明会▽働き方改革に関する認定、表彰を受けている企業のPR▽高齢者や人手不足が深刻な分野を中心とする会社面接会▽高校の進路指導担当者を対象にした地域企業の職場見学―などを予定している。
 細部を詰めるため、5団体の事務レベルの連絡会議を今月下旬に予定している。

保育園の民間移管で 募集対象の拡大も検討 北秋田市 議会市民福祉委で示す

2019-01-16
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保育園民営化方針を説明した常任委(北秋田市役所)
 北秋田市議会の市民福祉常任委員会(佐藤文信委員長)は15日、市役所で開き、市立保育園の民営化方針について市当局の説明を受けた。移管先の市内法人が見つからなかった場合、福祉課は「状況によって市内限定の部分を見直す」と募集対象の拡大を含めて検討する考えを示した。
 市は市立5園のうち米内沢、あいかわの2園を民間の法人に移管する方針をすでに示している。移管時期は「あいかわ」が2020年4月をめどとし、米内沢は未定。
 米内沢の移管先は昨年、市内の社会福祉法人を対象に募集。事前の説明会に2法人が参加したが応募はゼロだった。市は19年4月に予定した民営化を当面先送り。関係法人から聞き取りしたところ、移管後の採算不安などが指摘されたという。
 2園の民営化方針は昨年11月の市議会全員協議会で説明しており、この日の常任委で新たな説明は特になかった。委員から今後応募がなかった場合の対応などについて質問が出た。
 同課の石上和彦課長は「なるべく市内法人に応募してもらえるよう努力したい」とした上で「状況によっては市内限定の部分を見直す」と述べた。移管後の採算性については、国が幼児教育・保育を無償化する今年10月に「見直される運営経費も出てくる」「国の流れをくむことになる」と見通しを述べ、動向を見極めて対応する考えを示した。
 残る前田、阿仁合、大阿仁の市立3園については市直営や指定管理者制度導入を含めさまざまな運営手法を検討しているとした。

気持ち新たに始業式 北鹿の小中学校 3学期がスタート

2019-01-16
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始業式で校歌斉唱する生徒たち(成章中)
 北鹿地方の小中学校で15日、冬休みが明け、始業式が行われた。中学3年生にとっては高校受験が間近に迫ってきた勝負の時期。児童生徒たちは、年度末のまとめとなる3学期に向けて気持ちを新たにした。
 大館市成章中学校(庄司保雄校長、生徒49人)では、庄司校長が「3年生の出校日は39日、1、2年生は修了まで46日。受験を控える3年生は一人一人が合格を目指し、団体戦で臨んでほしい」とあいさつした。
 各学年の代表3人が登壇して、冬休みの振り返りと3学期の抱負を発表。秋元和視(なごみ)さん(3年)は「一つ一つの授業に積極的に、13人の仲間と一緒に取り組みたい。中学校生活最後の学期を笑顔で終えられるよう頑張っていきましょう」と呼び掛けた。最後に全校で校歌を斉唱した。

クマ対策の「ゾーニング」 「一定の効果あった」 大館市電気柵設置や緩衝帯整備

2019-01-15
昨夏の「集落環境診断」で専門家から電気柵の効果的な設置方法を学ぶ果樹農家(大館市中山)
 大館市で本年度、クマの生息域と人間の生活圏を区分する「ゾーニング管理」の取り組みが行われた。中山地区では電気柵の設置が進み、果樹の被害が激減。市街地への出没を防ごうと、長根山運動公園周辺で雑木を刈り払って緩衝帯を設け、その後目立った目撃情報はなかった。市農林課は「一定の効果があった」とし、来年度も町内会などに対策を働き掛けたいとしている。
 農林課によると、昨年度のクマの目撃は313件。このうち、4~11月に312件が寄せられた。本年度は12月末現在152件と半減し、「9月末以降、目撃はほぼない」と話す。「猟友会からは奥山に餌があるため人里にこないと聞いた。電気柵の設置が進んだことも被害減少につながったのでは」と分析する。
 農作物被害防止に向け、市は本年度、電気柵の購入・設置費の補助事業を実施。10万円を上限に費用の半額を補助し、果樹や養鶏、野菜の栽培農家37人が申請した。ナシやリンゴの果樹園が広がる中山地区では、「地区の農家の9割が電気柵を導入した」と自治会の石垣勝敏会長は話す。これまでは食害や枝折れの被害が相次ぎ、爆竹や夜はラジオを流して対応してきたが、「においで分かるのか、収穫時期が近づくと被害に遭うことが多かった」と振り返る。
 中山地区は本年度、県のゾーニング管理のモデル地区にも選ばれた。専門家を招いて「集落環境診断」を行い、住民が主体となって取り組む被害防止計画を考えた。効果的な電気柵設置やもぎとった果樹を畑に放置しないなどの助言も受け、石垣会長は「今年は被害がほとんどなく、電気柵と誘因物除去の両方の効果ではないか」と話した。
 市街地への出没を防ごうと、市は昨夏、長根山運動公園周辺に緩衝帯を整備。県の事業を活用し、市道沿い約1㌔の林を幅30㍍にわたって雑草木を刈り払い、見通しをよくした。北陽中周辺で出没が相次いだことを受け、市と地元町内会は8月、学校近くの空き地の刈り払いを行った。「長根山周辺の目撃は鳳凰山での1件のみ。北陽中周辺も夏以降、目撃情報はない」(農林課)という。
 農林課は「ゾーニング管理は一定の効果があると考えている」とし、「来年度も市有地はできる範囲で刈り払いを進めたい。私有地は町内会など地域ぐるみでクマ対策を推進できるよう働き掛けたい」と話した。
 ゾーニングは、森林の間伐ややぶの刈り払いによる緩衝帯の設置や、集落周辺での餌となる誘因物除去、電気柵設置などを行うことで、クマが人里に近づきにくい環境整備を行う手法。

そば打ちの名人に 鹿角そばの里づくり推進協 講習会がスタート

2019-01-15
そば打ちを体験する親子(十和田市民センター)
 鹿角産そばを身近に感じ、親しんでもらおうというそば打ち講習会「我が家のそば打ち名人を目指して」が14日、鹿角市十和田市民センターで開かれた。参加者が地元の名人から丁寧な手ほどきを受け、鹿角産のそば粉などを8割使った「二八そば」を手打ちした。
 鹿角そばの里づくり推進協議会(柳沢幸喜会長)が毎年開催。市内の小学生から一般まで11人が参加した。
 十和田大湯のそば店「洸庵満月」の店主でもある柳沢会長による実演後、参加者が「水回し」「こね・練り」「のし」「切り」などの一連の工程を体験。そばの味や食感などを引き出すためには「こね」の作業がポイントの一つで、力加減などに気を配りながら慎重に進めていた。
 親子で参加した女性(38)は「去年も参加したが、のばすのが苦手。全ての工程でしっかりとした積み重ねが大事だとあらためて感じた。家でも頻繁にやってみたい」と声を弾ませた。
 柳沢会長は「講習会は鹿角で収穫されたソバの消費拡大の一助になればと始めたものなので楽しんでもらいたい。そば打ちを経験してもらい、家庭でそば打ちの機会を増やしてほしい」と話していた。
 講習会は十和田市民センターで28日、花輪市民センターで2月17日、24日の残り3日間。いずれも定員10人で、事前申し込みが必要。参加料は500円。
 申し込みは同協議会(電話0186・30・0243)。
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ハンガリーの贈り物は 鹿角市国際交流員のアンドレアさん ミニサンタ作りを指導

2018-12-23
ミニサンタ作りを子どもたちに指導するアンドレアさん(コモッセ)
 鹿角市では初めてとなるハンガリー人の国際交流員(CIR)、ダンコー・アンドレアさんが22日、花輪図書館(小林光代館長)のクリスマス会に参加、子どもたちに自国のクリスマスの様子を紹介しながら、チョコレートなどのお菓子をプレゼントした。
 同市は2002年、ハンガリー・ショプロン市と姉妹都市協定を締結し交流している。アンドレアさんは8月、夫のナジー・ゾルタンさんと一緒に来日し着任。首都ブダペスト出身で大学では日本語と文化を専攻。日本語能力試験は最上級のレベルにあり、流ちょうに使いこなす。
 クリスマス会には、幼児や小学生、家族連れなど約30人が参加。クリスマスをテーマにした絵本の読み聞かせを行った後、アンドレアさんがサンタの赤い帽子を赤いエプロンを身につけて登場した。
 ハンガリーではサンタさんのプレゼントは、良い子にはチョコレートなどお菓子が入った袋、そうでない子にはジャガイモなどが贈られるという。クリスマスイブまで一日一つの窓を開け、その中に入っている贈り物を楽しむというアドベントカレンダーを持参し、子どもたちにプレゼントした。図書館からコモッセのフロアに移動し、紙を材料にしたミニサンタ作りを指導した。

乳がん、分かりやすく 北秋田市 健康講座始まる

2018-12-23
 北秋田市の2018年度「すこやか健康講座」が21日、市保健センターで開講した。初回は秋田労災病院の佐藤茂範消化器外科部長が乳がんをテーマに講話した=写真
 市民の健康づくりを推進しようと毎年4、5回ほど専門の講師を招いた講座を開いている。本年度は来年2月28日まで、生活習慣病や認知症予防、アレルギー性鼻炎などをテーマに計5回を予定している。
 今回のテーマが「学ぼう!乳がん」。佐藤部長がホワイトボードに絵を描いたり、図を示して分かりやすく乳がんについて説明した。
 佐藤部長は、皮膚や消化管の粘膜など臓器の表面を覆う上皮の悪性腫瘍が〝がん〟、筋肉や神経、組織の隙間などの悪性腫瘍が肉腫と紹介。「正常な細胞は分裂の回数が決まっているが、がん細胞は無限の増殖能力があり、どこまでも増えていく」と話した。
 このほか、乳腺の三大疾患として線維腺腫、乳腺症、乳がんを挙げ、それぞれの症状を説明。参加者は講演内容をメモするなどして乳がんについて学んでいた。
 次回は1月16日午後1時半から市保健センターで開催。佐藤歯科医院の佐藤正明院長が歯周疾患の予防について講演する。

かづの牛 GI登録目指し申請 生産振興やブランド化へ 振興協議会臨時総会

2018-12-22
かづの牛振興協議会の臨時総会(市役所)
 かづの牛振興協議会(会長、赤川肇県畜産農協鹿角支所長)は21日、地域の農林水産品や食品をブランドとして保護する「地理的表示(GI)保護制度」の対象に、鹿角市と小坂町で生産される日本短角種「かづの牛」を、農林水産省に登録申請した。順調にいけば来年度の登録となる見通し。
 かづの牛は藩政時代に鉱山の荷役や塩の運搬などで活躍した南部牛が起源。明治以降に外来種との改良が進み、1957(昭和32)年に「日本短角種」が和牛として認定された。
 かつては鹿角、小坂で約3000頭が飼育されていたが、黒毛和種の台頭や就農者の減少などにより2010年には221頭まで減少。その後、増頭に取り組んだ結果、年度末には目標の500頭を達成した。生産者は約20戸。
 夏は放牧、冬は牛舎で飼う「夏山冬里方式」で育まれ、脂肪分が少ないヘルシーな赤身肉として近年、見直されてきたこともあって需要を伸ばしている。
 同協議会は、かづの牛の生産振興や地域ブランド化などを目的に12年3月に設立。生産者や行政、県畜産農協などの関係者で構成している。
 GI登録はかづの牛のブランドイメージのさらなる向上を目指し、専門家のアドバイスを受けながら申請の準備を進めてきた。
 21日は市役所で臨時総会を開催。GI登録に向けた協議会規約の変更や添付書類の内容などを審議し、申請することを全会一致で承認した。
 国の審査を経て、順調に推移すれば来年度には登録となる見込み。赤川会長は「GI登録されると、一つのお墨付きをいただくことになる。赤身ブームは落ち着いてきた感があるが、ここまで生産は順調に進んできたので、今後は販売に力点を置いた事業展開に努めたい」と述べた。
 現在、GI登録されているのは69品。県内では大館市の「大館とんぶり」、羽後町の「ひばり野オクラ」に続いて今年4月、鹿角市の「松館しぼり大根」が登録された。

 

女子ジャンプ 成田楓さんを支援しよう 北京五輪で「翔ばせる会」発足

2018-12-22
北京オリンピックへの決意を語る成田楓さん。右は父親の幸生さん(アルパス)
 女子ジャンプで昨シーズンの全日本学生スキー選手権大会を制した、小坂町の成田楓さん(23)=東京美装、小坂高―日大出=の五輪出場へ向けた支援をしよう、という「成田楓を北京オリンピックで翔ばせる会」が、発足した。旅費など資金面で幅広い協力を呼び掛ける。
 今シーズンは、ワールドカップ出場の選考大会で4位の上位入賞を果たしており、来年1月のワールドカップ札幌大会、蔵王大会への出場に期待が高まっている。
 成田さんは、日大4年の昨シーズン、全日本学生スキー選手権大会女子純飛躍で見事優勝。卒業後は東京美装に勤務している。花輪スキー場を拠点に練習を続けており、スポーツ少年団でコーチを務める父親の幸生さん(46)から指導を受け、今季は好調を維持している。
 10月の鹿角サマージャンプ大会で4位、今月の吉田杯ジャンプ大会(北海道名寄市)でも4位の上位入賞を果たした。吉田杯は、ワールドカップの選考大会の一つ。国内で開かれるワールドカップは、出場枠が12人。海外遠征組6人を除く、6人に選ばれる可能性が高まっている。来年1月6日、札幌市で行われる雪印メグミルク杯の終了後に日本スキー連盟が6人を選考する。
 女子ジャンプは、国体種目に入っていないため、県体協が交付する補助金の対象外。旅費などの費用はすべて自分負担で、資金面での選手の負担は大きい。資金面などで支援し、北京オリンピック出場へ向かってほしい、と関係者が集まり、今月8日「翔ばせる会」を設立。小坂町議の成田直人さんを会長に選出した。
 成田会長は「今季は成績が上向いている。ワールドカップ出場の可能性も高い。今後、協力を呼び掛けていきたい」と話している。楓さんは「今季の目標は、ワールドカップに出場し、ワールドカップポイントを獲得することと、国内大会の優勝」と決意を語っている。
 事務局は、小坂高で楓さんの学年主任を務めていた安部博孝さんが担当する。

 

ハンドベル やさしい音色 3月閉校の末広小 秋田市で最後の演奏会

2018-12-22
22人の児童が心を一つに演奏したハンドベルコンサート(秋田市)
 来年3月で閉校する鹿角市末広小学校(松沢隆宏校長、22人)の児童らが21日、秋田市を訪れ、聖霊女子短大付属高校(秋田市)と合同で「クリスマスハンドベルコンサート」を行った。
 2004年に同高が演奏活動で同小を訪れたのがきっかけで、少人数でもできるハンドベルに取り組み始めた。同窓会からベルが贈られ、登校日の始業前に全校児童で練習。これまで学習発表会や卒業式など校内行事のほか、市内のイベント、福祉施設などで演奏を披露してきた。
 閉校前最後の演奏会として参加を予定していた県ハンドベルフェスティバルが中止となったため、発表の場を求めて同高に連絡。今回の合同コンサートが実現した。
 コンサートは県立図書館と中通総合病院で開催。このうち県立図書館では、会場となったエントランスホールに約100人の聴衆が集まった。
 最初に末広小が登場し、白のシャツに赤いスカーフ姿の児童らが「ハナミズキ」と「川の流れのように」を演奏。澄んだ音色で館内をやさしい空気に包み込んだ。全員で「いのちの歌」を合唱した後、村木悠奈さん(6年)が「これからも全校児童22人で頑張っていきます」と話すと、大きな拍手が贈られた。
 演奏を終え、村木さんと村木逢梨さんの2人の6年生は「最後だと思うと悲しいが、心を一つに演奏できた」と満足げな表情。金田一晃宏教頭は「子どもたちはこの日を楽しみに練習してきた。ハンドベルを通じて、成長できたと思う」と話していた。

 
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息の合ったバチさばき 北秋田祇園太鼓発表会 小学生が2部門で競演

2018-11-24
出演者全員で太鼓を打ち鳴らした100人打ち(北秋田市文化会館)
 北秋田祇園太鼓第30回発表会(第28回審査会)が23日、北秋田市文化会館で開かれ、市内の小学生たちが個人と団体の2部門で、日頃の練習で磨いたリズミカルなバチさばきなどを競い合った。2人一組で演奏する個人演技の部では、鷹巣小学校の九嶋幸來(ゆら)さん・藤嶋愛花(まなか)さんが最優秀賞に輝いた。
 1985年に鷹巣神社祭典で小倉祇園太鼓が披露されたのを契機に、町民有志が「生涯学習の推進や地域活性化につなげたい」として活動をスタートした創作太鼓。市内の各地区で小学生を中心に盛んに演奏されている。
 発表会は市内の祇園太鼓関係者でつくる北秋田祇園太鼓連絡協議会の主催。30回目の発表会となった今回は個人11組、団体6組が出演。鷹巣小児童による鷹っ子ばやしがゲスト出演した。
 オープニングでは市内の中高生らによる八丈太鼓が披露され、勇壮な音で会場を盛り上げた。審査説明と模範演技の後、個人の部から審査が行われた。太鼓の表打ちと裏打ち、「ジャンガラ」と呼ばれる鉦(かね)のリズムとの調和などがポイントとなり、出場者たちは力強く息の合ったバチさばきを披露していた。
 審査結果は次の通り。
 ◇個人の部 ▽最優秀賞=九嶋幸來・藤嶋愛花(鷹巣小学校)▽優秀賞=栗林温菜・中川心結(同)
 ◇団体の部 ▽最優秀賞=鷹巣小学区▽ジャンガラとの調和賞=鷹巣南小学区▽チームワーク賞=米内沢・阿仁・前田小学区▽礼儀作法賞=合川小学区▽バチさばき賞=鷹巣東・綴子小学区▽リズム感賞=鷹巣中央小学区▽小倉祇園太鼓・藤江龍夫賞=三澤光信・笹原汐苑(高校・一般)▽楽しかったで賞=合川新生園祇園太鼓チーム▽生涯学習奨励賞=阿仁祇園太鼓チーム▽感謝状=鷹巣小学校(鷹っ子ばやし)

秋田八幡平スキー場 県内トップでスキー場開き リフト営業はまだ先

2018-11-23
久々の雪の感触を楽しむスノーボーダー(秋田八幡平スキー場)
 鹿角市の秋田八幡平スキー場で22日、県内で最も早くスキー場開きが行われ、関係者が今シーズンの安全と盛況を祈願した。積雪は約15㌢とリフト営業はまだできないが、今後のまとまった降雪に期待されている。リフト営業開始を待ちきれないスノーボーダーらがゲレンデに繰り出し、〝初滑り〟を満喫する姿も見られた。今シーズンは来年5月6日まで営業する予定。
 安全祈願の神事はレストハウスで開催。運営する秋八高原リゾート合同会社(浅石敦幸代表社員)や関係機関・団体から約40人が参加し、今シーズンの無事故を願った。
 あいさつの中で浅石代表社員は「本年は県内で二つのスキー場がスキー人口の減少などにより、閉鎖を余儀なくされ、心が痛む」とした上で、「雪国にあってスキー場は冬季スポーツと地域の振興になくてはならない存在。どこよりも早く、長くという地の利を生かしてこのスキー場を維持し、八幡平の振興に取り組んでいきたい」と述べた。
 この日は県内外から一般のスノーボーダーらが来場。自力で斜面を登って初滑りを楽しむ光景が広がった。
 岩手県雫石町で地域おこし協力隊を務めている角田匡昭さん(33)は同スキー場の熱烈なファンで毎年、スキー場開きにも参加。「ここでシーズンが始まり、シーズンが終わる、特別な場所。雪が多くて柔らかく軽いので滑っていて楽しい。近くに温泉もあり、最高のスキー場」と笑顔で話した。
 同スキー場は、十和田八幡平国立公園内に位置し、標高は980~1200㍍。ペアリフト1本(1024㍍)が設置され、初級・中級者向けと中級・上級者向けの2本のコースがある。
 リフト営業について浅石代表社員は「積雪が70~80㌢ぐらいないとゲレンデに圧雪車が入れない。できれば週明け、今月中には営業を始めたい」と今後の降雪に期待していた。

 

脊髄損傷の再生医療 ニプロ製品が承認へ 製造体制、大館含め検討か

2018-11-23
 大館市に主力工場を置く医療機器製造・ニプロ(大阪市)は22日、脊髄損傷の治療用として札幌医科大と共同開発を進めている「自己骨髄間葉系(かんようけい)幹細胞」の製造販売について、条件・期限付きで国の承認を取得する見込みになったと発表した。患者の骨髄液から採取した幹細胞を培養した後、点滴で体に入れて機能改善を狙う。正式承認されれば脊髄損傷への再生医療製品として初の実用化となる。
 札幌医科大付属病院で2013年12月から脊髄損傷患者に対する臨床試験(治験)を行い、9割以上に効果があったとして同社が6月に申請していた。販売名は「ステミラック注」。厚生労働省の専門部会は21日、7年以内に安全性や有効性などの評価が必要な条件付きで承認するよう厚労省に答申することを決めた。中央社会保険医療協議会などの審議を経て、薬価や保険適用かどうかなどが決まる。
 交通事故やけがなどで脊髄を損傷すると、手足のまひなど深刻な障害が残る。間葉系幹細胞は損傷部分に集まってタンパク質を分泌し、神経を改善させる特性がある。治療対象は自力歩行が難しいなど比較的重症の患者で、損傷から1カ月以内に骨髄を採取し、間葉系幹細胞を取り出して増殖させて静脈から投与する。
 脊髄損傷患者は国内に10万人以上いるとみられ、毎年5000人以上が新たに患者になるとされる。リハビリで一部の運動機能が回復することもあるが、根本的な治療法はない。
 同社広報担当によると、製造に関する今後の展開は「未定」としているが、主力の大館工場も含めて検討することになりそうだ。大館工場では人工腎臓(ダイアライザー)など透析関連のほか、再生医療にも使われる医療機器を製造している。

合川出身の長谷川さん 王朝継ぎ紙の作品展開催 優美な作品60点

2018-11-23
王朝継ぎ紙の作品展と長谷川さん(合川公民館)
 旧合川町出身の長谷川なおみさん(53)=京都府西京区=の「王朝継ぎ紙作品展」が21日から、北秋田市合川公民館で開かれている。平安時代に生まれたものを復活させた和紙工芸「王朝継ぎ紙」の繊細で華やかな作品約60点が並び、訪れた人の目を楽しませている。28日まで。
 王朝継ぎ紙は、雲母(きら)刷りの文様や金銀の箔などを施したさまざまな色の和紙を、切る、破る、重ねるなどの技法を用いて継ぎ合わせた料紙。技法は長年途絶えていたが、1967年に「王朝継ぎ紙研究会」が発足され、現代によみがえった。
 長谷川さんは大学進学を機に移り住んだ宮城県仙台市の市民講座で手すき和紙に出会った。関西に転居後、王朝継ぎ紙の講座に参加し、15年ほど制作活動に取り組んできた。約3年前からは月1回ほど北秋田市を訪れ、和紙の原料となるコウゾの栽培も手掛けている。
 作品展は、趣味の域を超えて技を磨く「極め人」を紹介する同館主催の特別展として開催。長谷川さんの個展は初開催で、市内での作品展示も初。県内の知人から制作体験の要望があり、地元の同館に体験講座の開催を相談。併せて個展を企画した。
 会場には長谷川さんが作った継ぎ紙を重ねた本や額装、和紙を貼った貝、扇など約60点を展示。「源氏物語」や和歌を表現した作品もあり、優美な和の世界が来場者を魅了している。作品のほか、原料のコウゾや制作過程の紹介も行っている。
 長谷川さんは「色の組み合わせや、光の加減で異なる箔や文様の輝きが継ぎ紙の魅力。初めて見る人にも楽しんでもらえたら」と話していた。
 23、24日には王朝継ぎ紙のカードを制作する体験講座を行う。時間はいずれも午前10時から正午。体験料は1000円。30日から12月7日(2、3日は除く)は合川小での展示会を予定している。

 

大館中心部にカラスの大群 例年より多い2千羽近く? 住民らふん害など困り顔

2018-11-22
夕方に集まり、電線に止まるカラス(大館市長倉)
 大館市の中心市街地にカラスの大群が出没している。日暮れに合わせて集まり、大町や長倉などの電線や建物に止まり、鳴き声を上げて旋回する様子が確認されている。「例年より数が多い」という指摘もあり、近隣住民や商店街の店員らは「ふんの落下に困っている」と話す。
 午後4時をすぎると、カラスが四方から集まり、電線や建物の屋上に黒い姿がびっしりと並ぶ。現在は長倉を中心に、大町や三ノ丸などで確認され、近くの店員は「鳴き声だけなら我慢できるが、ふんが一番困る」と話す。「毎日落ち葉と一緒にふんを掃除し、水で洗い流す日もある」「1日に2回洗車する日もあった」などの声も聞かれた。
 市に委託され生息調査を行っている大館自然の会(伊藤郁夫代表)によると、カラスは春にペアを見つけ、各餌場周辺で6月ごろまでに営巣、子育てをする。その後、同じ餌場同士などで小集団を形成。秋にかけて集団を大きくし、最終的には最も大きな集団の「冬ねぐら」にまとまる。
 伊藤代表は「今年は夏の終わりから豊町や大町、根下戸、片山などで部分的な集団が確認されていたが、現在は長倉や三ノ丸などを中心としている」と指摘。「正確に数えてはいないが、かなり遠くからも集まっていると考えられ、例年より多く感じる。1000羽を超え、2000羽近いかもしれない」と話す。
 夜は集団が近くの木々で過ごしているとみられ、「狭くなれば見切りを付け、移動すると思う」と伊藤代表。近年は12月すぎに集団が移動し、その後、小釈迦内や有浦に本格的な冬ねぐらが形成された。今年2月の冬ねぐらの調査では2867羽が確認され、昨年より379羽少なかったが、市街地の有浦地区に形成されたため、ふんの落下などの被害が見られた。
 カラスの追い払い対策として、市環境課は2017年度からLED(発光ダイオード)ライトとレーザーポインタ、ふんを清掃するデッキブラシを貸し出している。本年度は町内会など利用が2件で、同課は「市民からカラスに関する苦情は寄せられていないが、LEDなど使用を希望する町内会があれば貸し出していきたい」と話した。

 

10月のニュース

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県種苗交換会 「本県農業の底力を」 9年ぶり秋田市で開幕 農作物2100点

2018-10-31
9年ぶりに秋田市での開催となった県種苗交換会の展示会場(秋田拠点センター・アルヴェ)
 国内最大級の農業の祭典、第141回県種苗交換会(県農協中央会主催)が30日、秋田市で開幕した。出品農産物は前年を204点上回る2126点。7月の異常高温に加え、大雨や台風で産地が被害を受ける中、展示会場となった秋田拠点センター・アルヴェには農家が丹精込めて育てた農作物が並んだ。市協賛会は期間中の人出を、前回開催(2009年)時の105万人以上と見込んでいる。
 キャッチフレーズは「秋田から 広がる食農 つながる未来」。来月5日までの7日間、主会場のアルヴェやエリアなかいち、旧秋田空港跡地などで各種展示や行事が行われる。
 アルヴェで行われたオープニングセレモニーでは、JA秋田中央会の船木耕太郎会長が「歴史と伝統を誇る農業の祭典。多くの人に本県農業の底力を感じてもらい、食と農への理解が深まることを期待している」とあいさつ。関係者らでテープカットを行い、祭典の幕を開けた。
 出品された農産物は▽水稲55点▽畑作物及び工芸作物366点▽果樹278点▽野菜866点▽花き382点▽農林園芸加工品・工芸品91点▽畜産品及び飼料48点▽林産品40点。
 秋田市は朝から雨模様で展示会場への出足はやや鈍かったものの、徐々に来場者が増え始め、農家の努力の結晶を一品ずつ丁寧に観賞する姿がみられた。
 明治初期からの長い歴史と伝統を誇る交換会は、31日にメイン行事の談話会を県JAビルで開催。「農業者の所得増大に向けた低コスト・省力化栽培技術について」をテーマに関係者が意見を交わす。
 このほか、JA地産地消展や学校農園展、最新農業機械の展示・実演、植木・苗木市、物産販売展などが各会場で開催される。

 
 

八幡平山頂が雪化粧 アスピーテラインの一部 今季初の終日通行止め

2018-10-31
寒気の影響で、標高の高い八幡平では地面や草木が雪化粧した(蒸ノ湯ゲート周辺)
 十和田八幡平国立公園内の秋田、岩手両県にまたがる八幡平(標高1613㍍)の山頂付近で30日、寒気が流れ込んだ影響で雪が降った。鹿角市と岩手県八幡平市を結ぶ観光道路「八幡平アスピーテライン」(主要地方道大更八幡平線)は一部の区間で、今季初めて積雪による終日通行止めになった。
 アスピーテラインは全長47・2㌔。毎冬20・4㌔区間で閉鎖され、本県側の閉鎖区間は後生掛ゲートから県境付近までの9・8㌔。
 今年は夜間・早朝に路面凍結、積雪の恐れがあるため、10月15日から夜間通行止め(午後5時~翌朝8時30分まで)を行っている。
 本県側の道路を管理する県鹿角地域振興局によると、29日遅くから30日明け方にかけて雪が降り、山頂付近では5㌢ほど積もった。この影響で、本県側は標高1150㍍の蒸ノ湯ゲートから山頂の見返峠まで7㌔を、午前8時30分から終日通行止めにした。
 蒸ノ湯ゲート周辺では午前9時過ぎ、雪の降り方が強まり、地面や草木など辺り一面があっという間に雪化粧した。通行止めを知らずに訪れた愛知県豊橋市の男性(77)は「盛岡に抜けようと思っていたが、雪は予想もしていなかった」と残念そうな表情で引き返した。
 冬期間の全面通行止めは、11月5日から来年4月15日までの予定。

 
 

高校生が最新林業機械を体験 北秋田 担い手確保に学習会

2018-10-31
ベテラン作業員の指導で林業機械を操作する生徒(阿仁真木沢)
 北秋田森林・林業振興会(畠山清志会長)主催の高校生を対象にした高性能林業機械操作体験学習会が30日、北秋田市阿仁真木沢の山林で行われた。森林や林業について学習している秋田北鷹高校の生徒がプロの指導で林業機械の操作を体験した。
 林業の担い手確保などを目的に毎年行っている取り組みで、林業分野の就業を目指している高校生にとっては、ベテラン作業員からの直接指導で技術を習得する機会となっている。
 この日は緑地環境科1年の33人が参加。講師を務める山一林業の社員によるチェーンソーを使った木の伐採を見学した後、4班に分かれて機械の操作を体験した。
 チェーンソー操作では丸太の切断に挑戦。刃を木に入れた瞬間に体が引っ張られるほどの衝撃があり、生徒たちは慎重に作業することの大切さを学んでいた。
 伐採した木の枝払いと切断を行う「プロセッサ」、切断した木材を集めて運搬する「フォワーダ」などの操作体験も行われ、機械化された最新の林業現場に理解を深めていた。

 
 

展示施設 「秋田犬ファースト」確認 ネットワーク会議設立

2018-10-30
情報共有などを目的に設立された秋田犬ふれあい展示ネットワーク会議(秋田市)
 秋田犬の適切で効果的な展示と情報発信のあり方などを共有しようと、県は29日、関係者らによる「秋田犬ふれあい展示ネットワーク会議」を設立した。大館市が運営するJR大館駅前の「秋田犬ふれあい処」で今夏、来場者との触れ合いが原因とみられるストレスで一匹が体調を崩したことから、「秋田犬ファースト」の取り組みを進めていくことを確認した。
 秋田犬の展示を行う関係者間で情報共有を図り、適切な展示と展示情報を国内外に発信し、誘客を図るのが目的。秋田犬保存会など展示施設の事業者や運営主体の市町村、県から約20人が出席した。
 秋田市の秋田キャッスルホテルで開かれた会議でははじめに、県観光振興課の成田光明課長が「近年の秋田犬人気を受け、県内でふれあい展示施設が増加する一方、予想を上回る観光客で体調を崩す犬も出てきている。犬にストレスのない形で楽しんでもらう、秋田犬ファーストの取り組みが大事になる」などとあいさつ。会則などを承認後、展示時の注意事項や情報発信について意見を交わした。
 犬との触れ合いを許可している施設は、ストレス軽減対策として「展示日数を減らしたり、スペースを拡大している」「体調面を考慮し、休憩を取っている」などと報告。県動物管理センターの須田朋洋主査は「犬の事故は秋田犬が最も多い。飼い主には忠実だが、知らない人は警戒するという気質を来場者に啓発してほしい」と呼びかけた。
 大館市観光課の石田徹主査は、秋田犬ふれあい処で雌の飛鳥(2歳)が体調を崩して休養したことを受け、「柵越しの展示に切り替え、『触る』をやめた。代わりに、秋田犬の歴史やハチ公のエピソードを伝えるなど『知る』に力を入れている」などと説明した。同施設は昨年8月のオープンから1年間で2万人を超える観光客らが来場している。
 このほか、「カメラのフラッシュは使用しない」など、各施設が来場者に呼びかけている注意事項も報告された。
 県によると、県内の秋田犬展示施設は大館市や北秋田市、秋田市などの13。会議に先立ち、秋田市内の2施設を現地視察した。

 
 

北秋田市 成田為三の命日 墓前で「浜辺の歌」を合唱

2018-10-30
成田為三の墓前で「浜辺の歌」を合唱する参加者(龍淵寺)
 北秋田市出身の作曲家・成田為三の命日に当たる29日、同市米内沢の龍淵寺で墓前演奏が行われた。市内の合唱団など約50人が代表曲「浜辺の歌」を高らかに歌い、功績をたたえた。
 為三は1893年、旧森吉町米内沢生まれ。東京音楽学校で作曲を学び、「浜辺の歌」をはじめとする数々の名曲を生み出した。演奏会は1957年から始まり、現在は地元の合唱団が参加している。
 浜辺の歌音楽館少年少女合唱団、コール・もりよし、る・それいゆの地元合唱団3団体や関係者らが参加。遺影が飾られた墓の前で奥山亮修住職が読経し、参加者は静かに手を合わせていた。
 少年少女合唱団が「雨」「かなりや」、コールもりよしとる・それいゆが「ほろほろと」を歌った。最後は参加者全員で「浜辺の歌」を合唱し、ふるさとが生んだ偉大な作曲家をしのんだ。
 
 
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