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桂桜、明桜を撃破 秋季全県高校野球 夏の県王者に延長13回、サヨナラ

2020-09-20
延長13回2死一、二塁でサヨナラの適時右前打を放つ桂桜の安藤(八橋球場)
 初日の19日は秋田市のこまち、八橋両球場で1回戦4試合を行った。北鹿勢は大館桂桜が明桜と対戦。一歩も譲らぬ投手戦を展開し、延長13回タイブレークの末、桂桜がサヨナラ勝ちを収め8強に駒を進めた。第2日の20日は両球場で1回戦4試合を実施し、北鹿勢は大館鳳鳴が午前9時30分からこまちで秋田と戦う。
 ◇1回戦【八橋球場】
明  桜 0001100000000  2
大館桂桜 1010000000001× 3

 (延長13回タイブレーク)
 ▽本塁打=風間(明)▽二塁打=福溜(明)、杉渕(桂)▽併殺=明桜1▽暴投=桂桜1▽野選=桂桜1
 緊迫した投手戦となった明桜―桂桜戦は、延長13回タイブレークの末、桂桜が勝利をもぎ取った。
 桂桜は初回、1死一、二塁で仲澤が中前適時打を放ち先制。さらに3回には無死一、二塁から柳谷の左前打で2点目を奪った。しかし4回、本塁打で1失点。5回に1死二塁から右越え二塁打を浴び、同点に追いつかれた。
 桂桜は4回以降、明桜の主戦・風間の速球にバットが空を切り追加点を得られず。しかし桂桜主戦の安藤も、堅守に支えられながら明桜打線を封じ込めた。
 両チームとも追加点を得られぬまま延長戦に突入。タイブレークとなった13回、1死二、三塁で明桜のスクイズを併殺で切り抜けた。その裏、2死一、二塁で安藤が適時右前打を放ち、勝負を決めた。
 桂桜・高谷勉監督の話 勝つとしたらこの展開しかなかった。選手たちも緊張が続く中、よく気持ちを切らさず戦ってくれた。

シングルマザー 鹿角市への移住促進 県内初の体験ツアー 首都圏の母子が参加

2020-09-20
オリエンテーションで概要説明を受ける参加者(コモッセ)
 鹿角市への移住に関心がある、子育て中のシングルマザーを対象とした「子育てママ応援移住ツアー」が19日、同市内で始まった。首都圏在住の女性5人とその子どもたちが参加。市職員らが同行し、仕事や生活のイメージを具体的に把握してもらおうと、市内の事業所や子育て関連施設などを案内して回った。20日まで。
 シングルマザーを対象にした移住ツアーは、市の本年度新規事業。重要課題である人口構造の若返りや労働力不足に良い影響をもたらす世代を呼び込みたいという狙いがある。
 ツアーに先立ち、市は8月、オンラインによる移住相談会を開いた。全国に約6000人の会員がいる日本シングルマザー支援協会(本部・横浜市、江成道子理事長)を通じて参加者を募ったところ、首都圏を中心に13人が参加。鹿角市は子育て支援や移住制度などを紹介したほか、一人親家庭の仕事と家庭の両立を応援する市内3事業者が職場のPRなどを行った。
 今回のツアーは相談会の参加者を対象に募集した結果、支援協会の会員5人が参加。直近2週間の健康観察を経て、新型コロナウイルス感染予防対策をとりながらツアーを実施し、参加者の子ども10人も同行した。
 1泊2日の行程では市内の事業所やスーパーなどを見学するほか、保育園、学校、官公庁、病院などを移動中の車窓から確認。事業所の仕事内容なども動画で紹介する。
 小中学生の子ども3人と一緒に参加した女性(46)は「ゆったりと子育てがしたいと思っていたところ、8月の相談会で鹿角の人たちの明るい説明に心をひかれて参加した。子育て環境や冬の生活、車の必要性などを知りたい」と話していた。
 シングルマザー対象の移住ツアーについて江成理事長は「全国的に増えているが、秋田県内では初めて。自然の中で子どもを育てたいという希望は多いので、こういうツアーが増えれば、移住の実現性が高まるのでは」と期待した。
 市政策企画課の守田敏子政策監は「充実した子育て環境などをPRすることで、働きながら子育てをする場所として鹿角を選んでもらえるようにしたい。できればこうした機会を重ねていきたい」と抱負を話した。
 

主要施策の成果 子育て支援で負担軽減 19年度大館市 人材確保へ奨学金助成

2020-09-20
 大館市は、2019年度主要施策の執行状況と成果をまとめた。すこやか子育て支援事業は保育料・副食費などの助成で家庭の経済的負担を軽減し、奨学金返還助成金も人材の確保と定住促進を図った。旧正札竹村本館棟の解体工事が完了し、「中心市街地の安全性向上が図られた」としている。
 当初予算の一般会計は324億690万円だったが、6回の補正で48億7576万円を追加。前年度から繰り越された13億3931万円を加えた総額は386億2198万円となった。
 すこやか子育て支援事業は保育料の補助金と減額分を合わせて9551万円。副食費は977万円を助成し、安心して子どもを産み育てる環境整備を図った。
 若年者婚姻支援事業は「あきた結婚支援センター登録者が14年度の事業開始から106人に達した」とし、単年度で13人分の登録料(1万円)を全額助成。ブライダル資金利子補給は34人が利用した。結婚新生活スタートアップ支援事業は1人(補助金30万円)にとどまった。
 ひとり暮らし高齢者に緊急通報装置を貸与する事業は大館・比内地域116台、田代地域33台で予算442万円に対し決算404万円だった。
 園芸メガ団地整備事業は予算、決算ともに5243万円。芦田子、上川沿両地区のニンニク生産・出荷調整に必要な施設・機械導入を支援し、作業の効率化を図った。
 サテライトオフィス事業は「お試し勤務体験」に20社35人を受け入れ、誘致活動の実施でオフィス設置が3件増えた。地域おこし協力隊2人を採用し、情報発信などを行った。
 地域連携DMO(観光地経営組織)形成事業は予算1億3005万円に対し決算1億2789万円。秋田犬ツーリズムを中心として訪日外国人客誘致に向けた情報発信、受け入れ態勢整備など市町村の枠を超えた連携で観光の産業化による経済活性化を図った。
 大館工業団地道路付け替え事業(決算額3億7496万円)は、団地内企業の大規模投資と雇用拡大が見込まれるとして工事を進めた。
 花岡地区市営住宅統合建て替え事業は、旧住宅を解体した跡地に5棟10戸を新築。危険空き家解体撤去補助金は12件に計558万円を交付した。
 スポーツ・文化合宿誘致促進事業は12団体199人が利用し、決算額135万円だった。
 東京五輪・パラリンピックに向けたホストタウン事業は予算649万円に対し決算606万円で、タイのパラリンピックチーム事前キャンプを市内で実施。選手団と市民らの交流会も行い、タイとの関係を深めた。
 

子育て支援拠点「専用施設の整備へ」 大館市9月議会決算特別委 福原市長が見通し示す

2020-09-19
 大館市の9月定例議会は18日、一般・特別会計決算特別委員会(栁館晃委員長)が福原淳嗣市長に出席を求めて総括質疑を行った。有浦児童会館内の子育て支援拠点事業「つどいの広場ひよこ」について、市長は「専用施設として整備する準備を進めている」との見通しを示した。各決算認定案の採決が行われ、いずれも「認定すべき」と決した。
 つどいの広場は、有浦児童会館を借りて子育て家庭を対象にした交流事業、相談、講演会などを行っている。「窮屈な中で時間も制限され、夏・冬休みは使えず母親たちが難儀している。子どもの遊び場の確保を」と質問があり、市長は「必ず取り組む」と明言した上で、昨年2月に約4500人分の署名で要望を受けたことに触れながら「母親の思いを実現する気持ちは忘れていない」と強調した。
 その上で「新庁舎に福祉部が移った後の総合福祉センターや天下町児童館なども子育て施設として整備する準備をしている」と述べた。
 人材育成に活用するため2016年に設置した「佐々木教育振興基金」について、「経済的な理由で大学に進学できない子どもたちに入学金と授業料を貸し付けてはどうか」と提案があり、市長は「非常に良い提案。貧しいから学ぶことを諦める街にしたくない。奨学金制度と組み合わせて実際どうなのか検討したい」と答えた。
 業務委託について「扇田病院外来診療費着服のような事件が二度と起きてはならない。見直しを考えているか」との問いには、「民間のノウハウを活用し低い費用でサービスを拡充するために必要。委託する側が監査の視点を高めていく」と述べた。
 交流人口拡大に向けては「うまく進めば観光庁と連携する中で、観光の形が変わる。観光地に滞在しながら働く『ワーケーション』を見据えたシンポジウムを開いてみたい。大館からそういう形を発信できたらいい」との考えを示した。
 

20年産米の検査始まる JAあきた北 初日は「全量1等」

2020-09-19
初日は全量1等米と評価された検査(大館市根下戸新町のJA倉庫)
 JAあきた北の2020年産米検査が18日、始まった。根下戸新町と南神明町の2カ所の倉庫で「あきたこまち」と「ちほみのり」を検査し、粒の形やつやが良好で、「全量1等米」と評価された。
 大館市根下戸新町の倉庫では、初検査を前に安全祈願祭を執り行った。JAの検査員が袋から玄米のサンプルを取り出し、形質や整粒、着色の有無、水分含有量などを手際よく調べた。初日は2倉庫で2000袋分(1袋30㌔入り)を調べた。
 米穀部の担当によると、主力のあきたこまちは一部で稲刈りが始まり、「天候次第だが19日からの4連休に本格化する」とみている。赤石と比内町のカントリーエレベーターは19日から稼働する。担当は「高温障害が心配されたが、粒が白く濁ったり、カメムシ類による着色もみられず品質は良好。田植え以降、全体的に気温が高く推移し、収量も良さそう」と期待を込めた。
 同JAでは7カ所の倉庫で検査員32人が交代で検査にあたる。11月27日まで農家から米の出荷を受け付け、10月いっぱいまでが検査のピークとなる見込み。
 
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ゆきさわ産直センター 沼津とリモート販売会 たんぽや干物双方でPR

2020-08-31
沼津市のひものセンターと交流したリモート販売会(ゆきさわ産直センター)
 大館市雪沢の直売施設・ゆきさわ産直センターは30日、静岡県沼津市の海産物を扱う売店と「ご当地特産リモート(遠隔)販売会」を行った。コロナ禍で客足に影響を受けている店を応援しようという初の企画。大館からはエダマメ加工品やみそつけたんぽを、沼津からは干物を、事前に現地に届けオンライン上で商品の魅力を双方の客にPRした。
 沼津市から参加したのは、干物などの海産物を販売する「ジャンボひものセンター」。観光客が多く訪れる施設だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で客足が減っているという。静岡県在住の大館出身女性から現状を聞いた「ゆきさわ産直にこにこ友の会」の鳥潟功幹事長が、ひものセンターの植田京子社長と連絡を取り販売会を実現させた。
 大館側からみそつけたんぽやエダマメのワッフル、山菜のミズたたきを発送。沼津側からはアジやサバの干物などが届き、店頭に並べて販売会がスタート。ウェブ会議ツール「Zoom」を活用して、「みそつけたんぽは大館のソウルフード。きりたんぽ本場の味を楽しんで」とパソコン画面から現地の客に語り掛けた。
 産直センターに設置したモニターには、沼津から「新鮮な魚で旬を閉じ込めて作った干物は身が柔らかくおいしい」とPR。「沼津の皆さん」、「これを買いました」と双方の客が手を振って交流する場面も見られた。分ほど中継し、植田社長は「もっと多くの種類の大館のおいしい食べ物を送ってほしい。これが良き縁になるよう願っている」と話した。
 鳥潟幹事長は「現地に行かなくても店の人と会話しながら産地直送のものを買うことができる。コロナ禍だからこそできることを考え、これからもリモート販売会を開催したい」と話した。
 

市税など「コンビニ収納」 4万9千件、23%が利用 大館市19年度 利便性向上、期限内納付進む

2020-08-31
 大館市が昨年4月に開始した市税などの支払いをコンビニエンスストアでできる「コンビニ納付」の初年度実績がまとまった。コンビニ、郵便局での納付は4万9341件、納付書発行枚数に対する割合は23・1%だった。督促状の発送件数も減少し、市は「利用が順調に伸び、利便性向上や納期限内納付、事務の効率化につながった」と分析している。
 コンビニ納付は2016年度から、上下水道料金、農業集落排水使用料、戸別浄化槽使用料の3種類に導入。年度から▽市県民税▽固定資産税▽軽自動車税▽国民健康保険税▽後期高齢者医療保険料▽保育料▽介護保険料▽児童育成施設使用料―の8種類で開始した。東北6県内のゆうちょ銀行や郵便局窓口では、以上の11種類に、▽墓地管理手数料▽市営住宅使用料▽市営住宅駐車場使用料▽温泉使用料―を加え、15種類が納められるようになった。
 市収納課がまとめた19年度のコンビニ納付件数は、▽固定資産税=1万3636件▽軽自動車税=7867件▽国保税=6860件▽市県民税=4589件―など計4万1061件。ゆうちょ銀行・郵便局での納付は全体で8280件だった。口座振替を除いた納付書発行枚数に対する割合は、コンビニ納付19・3%、ゆうちょ銀行・郵便局納付3・8%だった。
 納期限を過ぎるとコンビニで納付書が使用できないため、期限内納付が進んだとみられる。19年度の督促状の発行件数は固定資産税で前年度比391件減の1万1493件、軽自動車税で前年度比519件減の2935件など。全体で2万7446件を発送し、前年度から約1900件減少し、督促状の印刷代など事務の効率化が図られた。
 収納課によると、本年度もコンビニ納付が増えており、「24時間納められることから、日中仕事で銀行や市役所に行くことができない市民などに利用が広がっている」と分析。今後もコンビニ納付の周知を図るとともに、「新型コロナウイルス感染対策として対面を避ける口座振替も推奨していきたい」と話した。
 市は18年度に住民情報を取り扱う「基幹業務システム」を更新。更新に合わせてコンビニ納付、コンビニ交付の機能を持たせた。マイナンバーカードの所有者を対象に、住民票の写しなどの証明書をコンビニで取得するコンビニ交付は19年3月に開始した。

画面越しに鹿角観光 オンライン体験ツアー 初回は大湯環状列石

2020-08-31
歴史を解説し、鹿角の魅力を中継した(鹿角市の大湯環状列石)
 オンライン会議システムを活用し、鹿角市の魅力を画面越しに体験する観光ツアーが29日、事前申し込みした参加者向けに配信された。大湯環状列石、ストーンサークル館から案内人や学芸員が中継。新型コロナウイルス収束後の来市を見据え、歴史を中心に鹿角の楽しみ方を発信した。
 コロナ禍で観光への影響が長引く中、市は自宅で鹿角を楽しむ有料体験プログラムを企画。画面越しに楽しんでもらおうと、この日に合わせエダマメや勾玉(まがたま)手作りキットなど特産品のセットを希望者宅に届けた。年度内6回企画し、今回が1回目。
 東京都を中心に全国から14人が申し込んだ。昼すぎ、大湯環状列石から中継がスタート。案内人と掛け合いしながら散策し、学芸員が発掘調査から分かったことなどを解説した。花輪ばやしの映像を挟んで勾玉作り体験や、オンライン座談会を行い、魅力を発信した。
 市産業活力課観光交流班は「初回で人に参加してもらえて良かった。一過性ではなく、来訪につなげたい」と話していた。

 

大館市の東光鉄工 釈迦内に組立工場移転 来月完成、10月稼働へ 自動化省力機の受注増へ

2020-08-30
本社敷地内に新設した組立工場と倉庫(東光鉄工提供)
 機械製造・鉄骨加工の東光鉄工(大館市、菅原訪順社長)は、産業機械事業部の組立工場を大館市粕田から釈迦内の本社敷地内に移転する。空調設備と防じん設備を設けたことで、高精度の機械組み立てが可能になり、自動化省力機器の受注増につなげる。投資は2億5000万円で新規雇用は5人の予定。市工場等設置促進条例に基づく指定工場となる見込み。新工場は来月完成、10月の稼働を予定している。
 本社敷地内の従業員駐車場跡地に建設。鉄骨平屋建て(一部2階建て)で延べ床面積は810平方㍍。天井クレーンは4・8㌧を1基増設して2基、2・8㌧2基のほか、空調機器、高速シートシャッター、コンプレッサーなどを配備した。隣接する場所には、部品の一時保管庫として145平方㍍の倉庫(TOKOドーム)も設けた。
 タイヤ試験機や食品、医療関係の包装設備などの設計・製作を手掛ける同事業部。既存の工場は空調設備がなかったが、新工場は温度管理ができるため、高精度の機械組み立てを要する、自動化省力機器の受注増につなげることができる。また、本社敷地内の機械工場から離れた工場に輸送するコストも削減でき、3~4年の間に売り上げ、生産能力ともに2倍増を目指す。
 同社は東光商会から分社化し、1973年に設立。産業機械事業部は、87年に機械事業部から分離しメンテナンス事業部として発足。鉱山関連の設備、部品の補修などを主な業務とし、その後改称した。現在は自動搬送装置、パッケージ製品搬送、専用試験装置など、生産工程における省力化、自動化装置の設計、製作に取り組んでいる。
 同事業部の佐藤拓也事業部長は「プラント機械から自動化省力機器の生産に方向を切り替えている。空調、防じん設備を設けたことで、受注に結び付ける環境が整った。この流れを加速させていきたい」としている。

サンマ初入荷 大館市の大印 前年に輪をかけ不漁 例年より10日遅く 店頭にもお目見え

2020-08-30
大印に入荷したサンマ(大館市釈迦内)
 大館市青果魚類卸売(屋号・大印、土舘守社長)で29日、今季のサンマの入荷が始まった。この日は、北海道根室港などで水揚げされた約40㌔が初入荷。卸値は1㌔当たり2200~3200円で、1匹400円前後。前年に輪を掛けて不漁の年となり、例年よりも高値が付けられている。担当者は「今年は小ぶりで値段は前年並み。残暑を乗り越えたあたりから安定供給できれば」としている。
 同社によると、例年より10日ほど遅く、前年と同時期の初入荷。2㌔13匹入りが20ケース入荷し、市内の飲食店やスーパーなどの店舗にもお目見えした。一部スーパーでは1匹300円ほどで販売されるなど、価格は前年並みだ。
 温かい海水を嫌うというサンマは、地球温暖化により海水温度が上昇すると、陸から遠い場所に群れが分布。鮮度維持の関係で漁場が限られることから水揚げ量が減り、年々小ぶりになっているという。
 水産庁によると、漁期全体のサンマの来遊量は前年を下回ると予測。1歳魚の平均体重は昨年を下回って小ぶり。漁場は8月下旬の大型船出漁直後は沖合に広く分散し、択捉島以北の海域に分散して形成される。北海道東方沖の公海も漁場となる可能性があるという。全国有数の水揚げ量を誇る三陸海域への漁場形成は例年より遅く、10月下旬と見ている。なお、新型コロナウイルス感染症の影響により、今季は調査海域・地点を縮小したことから情報量が少なく、予報の不確実性が高いという。
 大印の土舘一弘専務は「前年より漁獲量は明らかに低下しているが、値段は前年並みで年々身が細くなっている」とし、「温暖化の影響で、南の魚が北で取れるなど魚の流れが変化し、秋の味覚が(他の魚に)変わってしまわないか危惧している」と話していた。
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福祉の道へ第一歩 北秋田 夏休みの高校生 初任者研修が開講

2020-07-23
介護職の初歩を学ぶ高校生たち(補助器具センターたかのす)
 夏休み中の高校生を対象にした介護職員初任者研修が22日、同市脇神の補助器具センターたかのすで開講した。福祉の道を目指す3年生7人が8月20日まで基礎を学んでいる。 
 将来介護職として働く上で欠かせない基本的な研修。地域社会で働く人材を育てようと、市と市社会福祉協議会(髙坂?司会長)が高校生、一般向けに開講している。夏は高校生対象で、市内や上小阿仁村在住の生徒は無料で受けられる。
 今回は秋田北鷹高や能代高に通う市内6人、能代市1人の男女計7人が参加した。週5日のペースで座学や実技を計130時間学ぶ予定。最後の筆記試験に合格すると、同研修修了の資格を得られる。
 開講式で髙坂会長は「多様化するニーズに対応する人材確保のため開講した。受講生をサポートしていくので一生懸命ついてきてください」などとあいさつ。市高齢福祉課の宮腰正樹課長は「すべての基礎となる講座。修了するとデイサービス事業所などで活躍できる」と激励した。
 受講生たちは自己紹介を兼ね「将来福祉の分野で働く足がかりにしたい」「介護の仕事に就きたい」などと抱負を語った。この後、市社福協職員を講師に座学をスタートした。

「Go To トラベル」 旅行補助きょう開始 最大50%還元 東京発着は対象外

2020-07-22
 
 国の観光支援事業「Go To トラベル」が22日に始まる。宿泊やツアーなど旅行代金の最大?%を補助する内容だが、新型コロナウイルス感染が再び拡大している東京都の発着分は除外された。北鹿地方の観光関係者はコロナ禍で落ち込んだ売り上げの回復に期待する一方、人の往来に伴う感染拡大への警戒感も強めている。
 開始を当初予定の8月上旬から前倒しし、23日からの4連休に合わせた。
 事業は旅行需要を回復させるのが目的。国内旅行代金の2分の1相当を支援する。1人1泊あたり2万円(日帰り1万円)が上限となっている。支援額の7割は旅行代金を割り引き、3割は旅行先で使える地域共通クーポンを付与。22日以降の宿泊や日帰りツアーを対象に35%分の代金割引を先行させる。連泊や利用回数に制限はない。クーポンの本格実施は9月以降の予定。
 例えば1人あたり1泊2万円の宿泊代金の場合、代金から7000円を割り引き、3000円分のクーポンが付与される。2泊3日10万円のツアーは旅行割引2万8000円、クーポン1万2000円分となる。北鹿地方の自治体は空港利用者や宿泊者らを対象にした誘客、特産品販売促進事業を行うとともに、地元業者の感染症対策費を助成するなどして危機意識の醸成を図る。
 22日以降の旅行をすでに予約している場合は、旅行後の申請で割引分を還付する。27日以降、旅行業者や予約サイトなどの準備が整い次第、割引価格で旅行商品を販売。事業に参加する業者に対しては感染防止策を講じていることを条件とした。
 新型コロナ感染が再拡大している東京を発着する場合や、都民の旅行は対象外。高齢者・若者の団体旅行や宴会を伴う旅行については、事業者の判断に委ねる。赤羽一嘉国土交通相は21日、東京を除外したことで生じる旅行のキャンセル料を補償すると表明した。10~17日の予約分が対象。
 実施期間は来春までの予定。予算に達した場合、早期終了する場合がある。
 拡大地域は極力控えて 県が注意喚起 県は、首都圏など感染拡大地域への観光を極力控えるよう県民に注意喚起している。仕事の出張や就職活動、葬儀、各種試験の受験など「やむを得ない理由」で訪問した場合、夜の繁華街での接待を伴う飲食店、3密(密閉・密集・密接)の会食や人混みを避けるよう呼び掛けている。国が提供する「接触確認アプリ(COCOA)」の活用も求めている。

世界遺産登録へ 大湯環状列石でリハ 現地調査前に 国内の専門家招く

2020-07-22
現地調査のリハーサルを行う関係者(大湯環状列石)
 鹿角市の大湯環状列石や北秋田市の伊勢堂岱遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録に向けた現地調査のリハーサルが21日、大湯環状列石で行われた。国内の専門家を招き、県や市の担当者らが説明や質疑応答を行いながら本番に備えた。
 現地調査は、ユネスコの諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)が行うもの。調査結果はユネスコ世界遺産委員会に勧告し、登録可否の審査の判断材料となる。
 縄文遺跡群の調査は秋ごろの実施が見込まれている。新型コロナウイルスの影響が懸念される中、リハーサルは調査が予定通り行われるものと想定し、縄文遺跡群の17遺跡がある4道県と関係14市町でつくる登録推進本部が昨年に続いて実施した。
 日本イコモス国内委員会の岡田保良委員長と放送大学の稲葉信子客員教授が調査員役を務め、15日から23日まで各遺跡で実施している。
 このうち大湯環状列石のリハーサルには約30人が参加。県と市の担当者が万座、野中堂両環状列石や大湯ストーンサークル館を案内し、本番当日にスムーズに対応するため動線などを確認した。
 終了後、県教育庁生涯学習課文化財保護室の五十嵐一治室長代理(54)は「初めて来る外国人もいるので、そういう人たちの目線に合わせ、素朴な質問にも分かりやすく答えていくことが大事になる」と強調した。
 また、イコモスの現地調査に関する連絡はまだないといい、「文化庁からの連絡を待つしかないが、予定通り秋に行われるという前提で粛々とできることをやっていくしかない。4道県で必要なことはリストアップし、準備を進めている」とした。
 22日は伊勢堂岱遺跡のリハーサルが非公開で行われる予定。

コロナの影響情報交換 JAあきた北生産組織連絡協 販売先の検討も

2020-07-22
新型コロナの影響などを報告した協議会(メモリスあきた北)
 JAあきた北の生産組織連絡協議会(小畑公悦会長)が21日、大館市のメモリスあきた北で開かれ、新型コロナウイルス感染拡大による農畜産物への影響を情報交換した。比内地鶏が在庫を抱えているほか、花卉(かき)やヤマノイモなどで販売の苦戦が懸念され、市場の情報を生産者に提供していくなど対応を確認した。最重点品目のエダマメは6月末現在の栽培面積が、前年度比19ha減の203・7haとなった。
 虻川和義組合長は「稲作は順調に推移しているが、青果物は梅雨空が続き、病害虫の発生や生育の停滞が心配される。食肉類や花卉の販売はコロナの影響を受け続けており、食卓に上る青果物は今はいい単価で推移しているが、嗜好(しこう)的要素が高い青果物は引き合いが弱く、今後が心配される」と現状を示した。
 最重点品目のエダマメは前年度比7戸減の32戸が栽培。本年度の販売金額は2億円を計画した。出荷は例年より5日ほど遅い今月17日から始まったが、長雨の影響で播種(はしゅ)が遅れ、収量の減少が予想される。部会からは「高齢化などでやめる生産者が出ており、栽培しやすい環境を整えることが重要」との声が出された。
 アスパラガスは75戸が36・3haで栽培し、前年度比5戸、2・9ha減。販売額は1億3200万円を計画。ヤマノイモは前年度比4戸、2・4ha減で34戸が17・2haに作付けし、販売額6400万円を計画した。
 コロナの影響について、27戸で組織する比内地鶏生産部会は「販売先の多くが首都圏の飲食店。県や各団体の支援で在庫が減ったが、今後膨れ上がると予測され、消費に向け知恵を絞りたい」と述べた。花卉は「コロナの流行が始まった時期に出荷が始まり、結婚式もなく苦戦している」、ヤマノイモは「販売先のメインが加工や外食産業のため影響が必ず出る。販売先を考えていきたい」と説明した。
 出席者からは「今後の見通しが不透明。コロナの影響や市場の状況、他品目の対応など部会に情報提供してほしい」との要望が出された。

風船2千個が大空へ 大館市内小中25校 児童生徒の願い乗せて 商議所青年部が企画

2020-07-21
コロナ収束や将来の夢など願いを込めた風船を見上げる生徒(大館東中)
 大館市内の小中学校のグラウンドで20日、児童生徒の手から2000個の風船が空に放たれるイベントが行われ、願いを乗せた色とりどりの風船が大館の空を舞った。新型コロナウイルスの影響で学校行事が中止・縮小され、うつむきがちだった児童生徒も、この日は一斉に空を見上げ、各校はきらきらとした笑顔であふれた。
 大館商工会議所青年部(岸野正寿会長)主催。小中学校の運動会中止や修学旅行縮小など、新型コロナの影響で我慢を強いられている児童生徒が、夏の思い出を心に刻み、前に進むきっかけになればと企画した。播磨夏子イベント交流委員長が中心となり、市教委の協力を仰いで対象校への周知を依頼。早朝から青年部会員が各校を回り、ヘリウムガスを風船に充てんする作業にあたった。
 この日は、市内17小学校の6年生、市立8中学校の3年生が参加。大館東中学校(小林寿校長)では、3年生132人が、新型コロナ収束や将来の夢などをしたためたメッセージカードを風船に取り付け、グラウンドに集合した。リリース時間の5秒前から全員でカウントダウンし、午後1時10分に一斉に放った。
 生徒たちの願いを乗せて放たれた色とりどりの風船はまっすぐ空へと向かい、快晴の大館の空に彩りを添えた。生徒らは空を見上げながら見えなくなるまで手を振った。生徒会長の福田詩乃さんは「3年生全員で楽しい思い出ができた。コロナの影響でつらい思いをしている人がいなくなるためにも、何気ない普通の毎日が早く戻ってほしい」と笑顔を見せた。
 青年部の岸野会長は「子どもたちの笑顔が何よりの結果。これをきっかけに上を向いて前に進んでもらえたら。風船を見た市民の方も同じ気持ちになっていたらうれしい」と話した。
 使用された風船は、日光や土によって分解される天然物質で作られているため、落下後は自然に返るという。
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花輪ばやし・毛馬内盆踊り 8月19日夜にライブ配信 あんとらあで無観客実演 鹿角市

2020-06-24
 鹿角市を代表する夏祭りである花輪ばやし(8月19、20日)と毛馬内盆踊り(同21~23日)。市は今年、新型コロナウイルスの影響で中止となった二つの祭りのPRと今後の観光誘客につなげようと、道の駅かづの「あんとらあ」を会場として8月にそれぞれの実演を無観客で行い、その動画を配信する「夏祭りプレミアム動画配信事業」を行う。
 花輪ばやし祭典委員会(戸澤正英会長)、毛馬内盆踊振興会(馬渕大三会長)の協力を得て実施。
 実演する日は花輪ばやし開催予定日だった8月19日、会場はあんとらあ中庭。午後7時半ごろに開始し、1時間から1時間半程度にわたって実施する見通し。
 花輪ばやしの屋台全10台を、祭り展示館から出して並べた前で、まず毛馬内盆踊りを披露。その後、花輪ばやしの実演を行う予定だ。絢爛(けんらん)豪華な花輪ばやしの屋台と、優雅でしなやかな毛馬内盆踊りがコラボする光景は珍しく、話題を集めそうだ。
 出演するのはそれぞれ15人程度。毛馬内盆踊りは踊りと演奏、花輪ばやしは屋台1台を使って演奏を披露する。
 これらのライブ動画は十和田八幡平観光物産協会のユーチューブチャンネルで配信する。その後も1カ月間程度の期間限定で録画を配信する予定。
 市産業活力課の黒澤香澄政策監は「実演の映像で鹿角の夏祭りを多くの人たちに体感していただき、来年度以降の来訪につなげたい」としたほか、「祭りに携わっている若者会の人たちがモチベーションを保持できるよう願いを込めて企画した。見て楽しめる内容にしたい」と話した。
昨年の花輪ばやし(左)と毛馬内盆踊り

新型コロナ経済対策 企業応援金に継続性 大館市議会・教産委総括質疑 プレミアム商品券も検討

2020-06-23
経済対策などについて質問があった教育産業委(大館市役所)
 大館市の6月定例議会は22日、総括質疑を行った。教育産業委(阿部文男委員長)では、新型コロナウイルスに関する経済対策について質問があった。委員からは「取り組みがまだ足りないのではないか」との声があり、福原淳嗣市長は事業継続応援金に継続性を持たせること、旅客運送業者への支援など新たな施策を検討していることを伝えた。
 国の持続化給付金と県と市が実施している「感染症拡大防止協力金」の対象にならないが、前年同月比の減収割合が20%以上などの条件を満たした全事業者に1事業者?20円を支援する「大館市事業継続応援金」について、委員から「困っている事業者の声が多く、スピード感を持って進めてほしい」との意見があった。福原市長は「持続化給付金、協力金の対象にならない?75の中小企業を助けるための応援金。一過性ではなく、(新型コロナの)第2波、第3波の状況を見ながら継続性を持たせたい」と答えた。
 経済対策は「不十分」とした今後の施策に関する質問について、市長は「国の2次補正予算にもよる」と前置きした上で、▽プレミアム商品券、クーポン券の発行▽バス、タクシー、代行業者の支援▽旅行会社への支援▽市出身で生活が困窮している子育て世帯への支援▽市内企業が県内外で研修を行う場合の支援▽リモートワーク環境を整備する企業への支援―などを検討しているとした。
 また、首都圏などの消費低迷で在庫を抱えている比内地鶏については、委員から「ブランドを守ってほしい」との声があり、福原市長は「6月15日現在で42・5㌧、4万2000羽相当の在庫を抱えており、年間15%程度の過剰在庫。高齢者、福祉施設、病院などでも消費し、地域内で需要をつくる取り組みを継続。生産者をしっかり支えながら、10%を切られるようにしたい」と述べた。

「農家民宿」開業へ 上小阿仁村の鈴木さん夫妻 沖田面の空き家活用

2020-06-23
見学者(左)を迎える鈴木さん夫妻(上小阿仁村沖田面)
 上小阿仁村で初めてとなる「農家民宿」の開業を目指し、鈴木孝明さん(66)・絹子さん(66)夫妻=同村大林=が沖田面地区の空き家を活用して準備を進めている。
 夫妻は食用ホオズキの栽培をメインにした農園を村内で営む。直売所を始めるつもりで2018年11月、空き家になった沖田面地区の親戚宅を購入した。国道に面し近くに飲食店もある。
 増改築を繰り返したとみられる家屋は14畳の居間のほか、6~8畳の和洋7室、浴室、2台分の駐車場を備える。最も古い部分で築40年近くたち、修理が必要だが、1、2階の居住スペースと3階の物置は十分な広さがある。「以前から関心のあった農家民宿をやってみよう」と今年になって行動に移した。その分野の知見が豊富な観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズムの職員と知り合ったことも後押しとなった。
 客に農作業を手伝ってもらう代わりに、宿泊料を無料にする国際的な取り組みがあり、鈴木さんも導入予定。農業の体験メニューを客に有料で提供する「農家民宿」の一般的な経営手法と合わせ、「複合経営にしたい」と構想を膨らませている。
 1階はきりたんぽ作りなどの体験ができる共同スペース、2階を宿泊用に当てる計画。今後改修し年度内の完成を見込む。名称は未定。夫妻の計画を応援しようと、北秋田市などで開業を目指す仲間が見学に訪れることもあり、行政への申請手続きについて情報交換している。
 村や秋田犬ツーリズムによると、ホテルや旅館を除く農家民宿・民泊は村内にない。夫妻が開業すれば初めてという。
 孝明さんは「新型コロナウイルスの影響で観光業界は大変な時期だが、やれる時にやろうという気持ちで準備している。コロナが終息次第、すぐに開業したい。目指すのは癒やしの空間です」と話した。

ネット通販強化 ウェブストアを開設 鹿角市 地元産品販路拡大へ 12月までキャンペーン

2020-06-23
鹿角産品を集めたECサイト「恋する鹿角ウェブストア」
 鹿角市は、新型コロナウイルス感染症に関する経済対策の一環で、かづの牛や北限の桃商品など鹿角産品を集めた新たなECサイト「恋する鹿角ウェブストア」を開設した。記念キャンペーンとして、商品の送料無料と10%引きクーポン発行を、12月31日までの期間限定で実施している。
 この取り組みは観光客の減少やイベントの中止などにより、販路に大きな影響を受けている地域事業者を支援するのが目的。市はECサイト強化事業と位置づけ、道の駅おおゆを運営する地域商社「恋する鹿角カンパニー」に委託し、同社がサイトを構築した。
 ECサイトはインターネット上のウェブサイトで商品の売買をすることができる仕組みで、ネット通販やオンラインショップなどと同じ意味合い。
 取り扱っている商品は、かづの牛、北限の桃といった地場産品を使った加工品、きりたんぽセット、ホルモン、漬物、薫製、みそ・しょう油、そば、工芸品、菓子類など。
 キャンペーンのうち、割引クーポンはリピーター確保対策として発行する。期間は12月までの予定だが、状況によっては早期に終了する場合がある。
 問い合わせは恋する鹿角カンパニー(電話0186・22・4184)。

秋田杉ブランド守る 再造林へ補助金新設 大館市 120年後に消失の恐れ 1ha当たり15万円補助

2020-06-22
大館市の私有人工林は約1万2000haにのぼる
 人工林を伐採した後に再度植栽する「再造林」を促そうと、大館市は「再造林推進事業費補助金」を新設した。造林には国や県の補助金があるが、市も1ha当たり上限15万円を補助することで、森林所有者の費用負担を軽減する。市の私有人工林の再造林率は6%。林政課は「このままのペースで伐採が進むと、約120年後には人工林が消失するおそれがある。秋田杉ブランドを守るため、補助金を活用してほしい」と呼び掛ける。
 同課によると、2008年から18年までに、収穫期を迎えた区画の木を全て伐採する「皆伐」が計1303haで行われた。この期間に再造林された面積は計79haで、再造林率は6%。全県平均の再造林率は15~20%で推移しているが、市は1割を切り、「このまま年150haを伐採していくと、約120年後には人工林が消失するおそれがある」と危惧する。
 再造林が進まない背景を「苗木の植え付けから3~4年は下刈りが必要で費用がかかり、木材価格が低迷する中、新たに木を育てようという森林所有者が減っている」と分析。再造林を支援する自治体がある中、「市単独の補助金がなかったことも要因の一つと考えている」と話す。
 これまで造林する森林所有者らは、森林経営計画を立て提出すると、国庫補助が事業費の68%、県補助が1ha当たり15万円だった。新たに市も1ha当たり上限15万円を補助する。
 同課によると、造林にかかる事業費は、植栽地を整備する地ごしらえや苗木代、植付費などトータルで1ha当たり100万円程度(コンテナ苗2100本~2399本を植える場合)。国、県、市の補助を受けると、自己負担は3万円程度、全体の約3%に抑えられると試算する。森林経営計画を立てず、国庫補助事業に該当しない自力の再造林にも1ha当たり上限15万円を補助する。
 市の総面積の79%に当たる7万2222はhaが森林で、このうち私有人工林は1万2179ha。戦後に杉を植栽した人工林が60年を経過して、伐期を迎えている。同課は「市内でも木が切り出された後、植栽されていない山林が目につくようになり危機感を持っている。秋田杉ブランドを後世に引き継ぐには再造林率の向上が不可欠」としている。補助金の問い合わせは同課森林整備係(電話0186・43・7147)。
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