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一般会計は171億円 鹿角市21年度当初予算案 ハード完了で4・1%減

2021-01-23
  鹿角市は22日、2021年度当初予算案を発表した。一般会計の総額は171億8800万円で、前年度当初と比べて4・1%、7億3720万円の減。鹿角観光ふるさと館(あんとらあ)改修や学校統合に伴う花輪第二中学校大規模改造、園芸メガ団地整備といったハード事業の完了が減少の主な要因。当初予算は2月定例市議会に提案する。
 児玉一市長は特に重要な施策として、産業力強化、結婚応援・子育て支援、移住定住の促進の3点を挙げた。
 産業力強化では、ICT(情報通信技術)等を活用したスマート農業の実証試験や先進機械の導入支援、北限の桃等果樹産地強化事業、シンテッポウユリや啓翁桜などの増反を支援する花卉(かき)周年栽培支援事業、リモートワーク推進事業、大湯環状列石の世界遺産登録推進事業、市内に複数ある世界級遺産を生かしたヘリテージ・ツーリズム推進事業などを計画。
 リモートワーク推進事業ではコロナ禍の中、花輪新町の産業拠点施設「まちなかオフィス」にワーケーションが行えるリモートワーク環境を整備し活用を広げることで、地方で働きたい都市部の人材など副業できる人材を呼び込み、新たな産業の創出や企業誘致、市内企業とのマッチングなどに努める。
 果樹産地強化事業では果樹振興を図るため、廃園を予定している農家から、果樹経営の新規取組者や栽培拡大を図る農業者への第三者承継に対して新たに支援を行う。
 結婚応援・子育て支援では、新婚世帯の経済的負担の軽減と生活基盤の定着を図るため、住宅の賃貸や購入、引っ越し等の費用を支援する。妊産婦支援事業として、これまで利用実績に応じて支給していた分娩(ぶんべん)集約に伴う健診・出産準備等にかかる費用について、妊婦1人に対して一律2万円を助成する。
 移住定住の促進では、関係人口を増やす「鹿角家」の取り組みを通じて、鹿角を応援してくれる人との交流を促進するため、宿泊体験などの「関わりしろ体験ツアー」を計画。移住コンシェルジュによる相談窓口の設置やオンライン相談環境の拡充などを図り、移住希望者に鹿角の魅力をPRする。
 さらに、Uターンしやすい環境を構築するため、市外に転出した若者のネットワークを形成し、地元の情報や特産品を届ける「若者世代ふるさとネットワーク構築事業」を新たに実施。進学や就職に伴い転出する若者は年間約180人いるが、初年度は5年分さかのぼって会員登録してもらう。登録見込み数は4割にあたる360人。
 道の駅おおゆは、収益力向上を図るため販売体制強化に向けた支援や、集客力を上げるため飲食スペース増床の実施設計を行う。客席は現行席から倍増の席となる予定。
 このほか、域学連携を推進する鹿角キャンパス構想推進事業、議会デジタル化推進事業、あんとらあリニューアルイベント、小中6校へのエアコン整備、コミュニティ・スクール制度の導入、柴平と大湯の各児童クラブ整備事業、総合防災マップ作成、地域で敬老を祝う際の会食サービス費用支援、医師確保対策事業などに関する経費を計上した。

ライブ配信で報酬、宣伝も アプリ17Live コロナ禍に新たな収入源 大館の飲食店の石田さん

2021-01-23
店舗で配信する石田さん(イタリアンバル ボニータ)
  新型コロナウイルスの影響で減った収入を、インターネットライブ配信アプリ「17(イチナナ)Live」で補う動きが北鹿地方でも出ている。スマートフォン一つで好きな内容を生中継し、視聴者から報酬を得る仕組みで、収入の減額分をまかなったり、新規客の獲得につながったりするケースもある。配信者は「ライバー」と呼ばれ、 コロナ禍による苦境を乗り越えようと奮闘している。
 「ライバー」は視聴者から贈られる有料アイテム(ギフト)が主な収入源。大館市常盤木町の飲食店「イタリアンバル ボニータ」で店長を務める石田達宏さん(30)は、新型コロナウイルス流行直前の2月ごろからイチナナの利用を始めた。市内でライバーを取りまとめる団体「バリー トウ ドー」を運営するHIKARUさんから利点を聞いたのがきっかけとなった。
 昨年4月16日、全国に発出された緊急事態宣言で店舗の客が激減。自身の収入も3割ほど減少したという。当初は客がいない時間に、雑談を中心に配信をしていたが、カラオケで歌の配信をしたところ評判が良く、5月ごろから継続的に歌を配信した。徐々に視聴者の数も増え、現在のフォロワーは1700人ほど。「今では視聴者からのギフトで自分の給料分くらいは安定して得られている」と話す。
 ライブ配信を見て秋田市などから訪れる新規客もおり、「コロナが落ち着いたら遊びに行きたいという県外の人もいる」。広告宣伝手段としても役立っているという。視聴者は30~40代の男性が中心。石田さんは「頑張る若い人を応援したいという気持ちで支援をしてくれているのではないか」と分析している。
 配信を続けていく中で作曲などの創作活動も始め、17日には「TATSUO」の名前でデビュー曲「FLY」をネット上で販売。「厳しい時代だからこそ、やれることを全力でやって営業している。何か夢をかなえたいという人は、ぜひ店に来てほしい」と呼び掛けている。

クラシカル男子成年A 田中(花輪高出)が5度目V 県体スキー 女子少年は畔上(北鷹高)が初優勝

2021-01-23
少年女子を制し、総合順位でも頂点に立った北鷹の畔上(花輪スキー場)
  初日の22日は、鹿角市の花輪スキー場でクラシカルの男女7部門を行った。北鹿勢の男子は成年A10㌔で田中聖土(自衛隊体育学校・花輪高出)が5連覇、少年同で山田龍輔(秋田北鷹高3年)が連覇。成年B同は木村貴大(北鷹レーシング)が4年ぶりに頂点に立った。成年C5㌔では堀内幸大(北秋田市スキー連盟)が優勝した。女子は少年同で畔上凜花(北鷹高2年)が初優勝。成年A同は米田菜緒(小坂高―日大4年)、成年B同は石垣寿美子(秋田ゼロックス・十和田高出)が制した。第2日の23日は、同スキー場で距離フリーや大回転など男女15部門を実施する。
 女子全体でトップ 女子少年5㌔クラシカルは畔上凜花(北鷹高2年)が優勝。総合タイムでも成年組を押しのけて頂点に立ち「県の高校大会から良い流れに乗れた。100%の力を出し切れた」と喜んだ。
 この日は「中盤の上りまでが頑張りどころ。そこまでは気持ちを切らさないようにする」と作戦を立てた。勝負どころとなったのは3㌔地点の上り坂。この場面で「一番長い上りで他の選手もきついはず。ここで差を付ける」と全力で上った。ハイペースで難所を通過すると、後半は下りを利用し、ゴールまで一気に駆け抜けた。試合後は「平地が苦手な分、上りで稼げたのが勝因」と語った。
 同じコースで成年組のレースも実施された。同世代以外の選手と共に滑る機会は多くなく「尊敬する方々と一緒に走れて、すごく良い経験になった」。さらにはそのトップ層の選手らを押しのけ、総合タイムでも首位。「勝てるとは思っていなかったので驚いている。でも自信が付いた」と笑顔を見せた。
 次戦のフリーには部門の区別がなく、本当の意味で成年組と競り合う。しかし「大人たちと戦える、またとない特別な機会」と意気込む。「100%の力を発揮して優勝したい」と闘志を燃やした。

新型コロナで影響 林産業支援に6助成 大館市 地域材活用やICT促進 需要、販路など回復へ

2021-01-22
  大館市は、新型コロナウイルス感染拡大による経済活動停滞で影響を受けている林業や木材産業関係の支援策を展開している。木材需要の回復に向け、新築や改築する住宅に地域材を活用する施主や工務店に助成するほか、林業者のICT(情報通信技術)機器導入や丸太・木材の運搬費助成など6事業を実施。林政課は「川上(林業)、川中(木材産業)、川下(建築業)への支援を行い、感染拡大のリスクに強い林産業の実現を目指したい」と話す。
 「木材需要回復支援事業」は市・県産材を活用した住宅の木造、木質化を後押しするため、住宅新築や事務所のリフォームなどを行う個人や法人を支援する。助成額は構造材や内装材などの項目があり、住宅の壁・天井に市産材を使用する場合は1平方㍍当たり3000円。施工側には「木材利用奨励金」を設け、工務店は1件につき10万円、設計者には5万円を助成している。
 市の本年度の建築確認申請状況によると、一戸建て新築住宅は10月末現在、102件で、前年同期を49件下回っている。林政課は「木材需要回復支援は昨年末で15件に交付し、地域材の利用を促すきっかけづくりにしたい」と話す。3次元カメラやVR(仮想カメラ)を活用した木造住宅の内覧会を開催する住宅の施工・販売業者に経費の助成も行っている。
 「木材製品販路回復支援事業」は、市内の木材製造・加工・販売業者を対象に、販路開拓や木材の高付加価値商品開発に対する費用を、1事業200万円を上限に助成する。これまで新製品開発など3件の申請があった。
 「林業省力化等支援事業」は、低コスト化を図るスマート林業の導入費用を助成する。森林資源や境界情報のデジタル化を行うレーザー計測器やドローン(小型無人飛行機)などの導入費用の3分の2以内、1事業につき500万円を限度に助成する。これまでに2事業者に対し約340万円を助成した。
 「木材サプライチェーン強靱(きょうじん)化事業」は、市内で伐採された樹木を原料とした丸太や建築用木材などの運送費を助成する。対象は市内に事業所がある業者。補助単価は、県内を除く東北への出荷が1立方㍍当たり700円、東北以外は同1200円など。
 林政課によると、住宅建築などの需要低迷で製材や加工業者の受注が減少し、山林からの切り出しが減るなど一時期、荷動きが低調だった。冬場に入り、丸太の値段が回復傾向にある中、各事業の利用を呼び掛けている。事業の実施期間は、木材需要回復支援事業と木材利用奨励金が3月15日まで、サプライチェーン強靱化事業は対象期間が3月末まで。そのほかは2月26日まで。

大館への分娩集約 2年経過し課題など協議 鹿角医療懇 助成金の実績報告も

2021-01-22
分娩集約後の状況などについて意見を交わした懇談会(市交流センター)
  県や鹿角市、小坂町、医療・福祉の関係機関・団体の関係者が地域医療の在り方について意見交換する「かづの地域医療懇談会」が20日夕、市交流センターで開かれた。かづの厚生病院の出産取り扱い機能が2018年10月から大館市立総合病院へ集約され、2年経過後の状況などについて報告が行われ、委員らが課題などを協議した。
 同会は鹿角地域で安定した医療サービスを将来にわたり供給できるよう、地域医療の充実に関する事項を意見交換する目的で10年に設立された。
 事務局の報告によると、19年度の大館市立総合病院の分娩(ぶんべん)取扱数は月平均49・4件。このうち鹿角市からの受け入れは同11・0件、小坂町同1・3件。20年度(4~11月)の同院の分娩取扱数は月平均45・3件、鹿角市同9・6件、小坂町同1・0件でいずれも減少している。
 鹿角市は妊婦健診の受診等にかかる交通費と、出産直前にホテル等に宿泊した場合の費用を一部助成し、妊婦の経済的、精神的な負担軽減を図っている。
 これらの助成金の実績(20年4~11月)は、交通費助成(最大1万2000円)が71件。宿泊費助成(最大1万5000円)は19年度に続いて、利用がなかった。
 県内の病院・診療所間で患者の診療情報を安全に共有できるネットワーク「あきたハートフルネット」のかづの厚生病院の登録数(20年4月~11月)は13人。
 緊急時の救急搬送がスムーズに進むために妊婦の情報を事前登録する制度「ママ・サポート119」登録は40件。救急車による搬送事例は発生していない。
 委員は「2人目以降の出産では、第1子の面倒を見てもらえるようなきめ細やかなシステムがあれば」と要望した。
 鹿角市内での出産取り扱い機能の再開を目指して市は「市出身医師やふるさと納税者などに市の状況を周知していく。市の医師修学資金等の制度周知や修学資金利用者と積極的に交流していく」と語った。
 県の医師確保計画や医師不足への対応などについても意見を交換した。

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桜櫓館耐震改修 腐食広範で工期延長 大館市 3月中旬の完成目指す

2020-12-31
耐震改修工事が行われている桜櫓館(月撮影、大館市字中城)
 大館市が所有する国登録有形文化財「桜櫓館(おうろかん)」の耐震改修工事は、当初予定していた来年1月中旬の工期を2カ月延長し、3月中旬の完成を目指している。補強は終えたものの、想定より構造材や屋根下地材の腐食などが広範囲におよび、手間がかかっていることや部材の発注で遅れが生じた。4月に見学・貸館を再開する予定。
 耐震診断で東西方向の耐力壁が不足し、窓や戸などの開口部も多いため暴風時に倒壊の恐れがあると判定。南北方向の壁量はあるものの配置バランスが悪く、地震時に建物が変形しやすいとされ、5月から改修工事を行っている。事業費は約6500万円。
 文化財の価値を守ることと安全性確保の両立を目指し、できるだけ見えない位置で耐震化することを前提とし、建設当時の材料も可能な限り使用。既存の土壁は撤去し、構造用合板で耐力壁を設けた上で、再び土壁で仕上げる。屋根は既存の野地板と垂木、2階床は床板と根太の固定方法をそれぞれ確認し、想定と異なる留め金物は交換または増し打ちを行っている。土台と基礎、柱と横架材(土台・梁(はり))などの金物補強、既存梁を補強するための鉄骨梁と柱の新設なども進めている。
 過去の修繕が意匠的価値を損ねているとして、外壁や屋根の復元を図る。木製建具の組子修理やふすま・障子の張り替え、外観木部保護塗装も行う。浴室など使用していない部屋は物置に改修。電気・機械設備は更新する。庭園の樹木は剪定(せんてい)し、建物の外観が見えるよう整える。
 桜櫓館は、大館町長を務めた桜場文蔵氏が1933年に建てた木造2階の和風住宅(延べ床面積324平方㍍)。ケヤキの大梁(おおばり)と長尺・幅広の床板、秋田杉の長押(なげし)も継ぎ足すことなく長尺が使われた。各部屋の書院、部屋の障子や階段の手すりにも高度な技術が施され、2階の屋根から突き出た展望台もある。80年に現在地へ移転工事(曳家(ひきや))が行われ、北側の和室を解体。99年7月に登録文化財となった。
 市歴史的風致維持向上計画の重点区域内にあり、桜場氏が秋田犬保存会長だったことや、隣接の桂城公園で本部展覧会が開かれていたことから、秋田犬を守り育てる風致も貴重だとして「歴史的風致形成建造物」に指定。市は2018年9月に民間所有者から土地・建物を購入した。

感染対策し新年へ 北鹿地方の神社 初詣の準備進む 「混み合う日時避けて」

2020-12-31
マスク、フェースシールドを着用して絵馬の準備作業をする学生(大館神明社)
 2020年も残すところ1日となった。新型コロナウイルスに悩まされ続けた1年の暮れを迎え、北鹿地方の神社では新年の初詣に向けた準備が大詰めを迎えている。感染防止対策にも気を配りながら、慌ただしく作業を進めている。
 毎年大勢の参拝客が訪れる大館市の大館神明社(佐藤文人宮司)では、縁起物の準備作業が進む。来年の干支(えと)「丑(うし)」にちなんだ巨大絵馬と同じ絵柄の絵馬や、招き猫をイメージした「開運干支土鈴」などを用意。牛の着ぐるみを着たハローキティのお守りや、コロナウイルスに関連して「疫病退散」の茅の輪守り、旅行安全御守なども並べる。破魔矢や熊手なども含めて約100種類を頒布する予定だ。
 30日は、アルバイトの高校生や大学生が説明を受けた後、絵馬に麻のひもを結ぶ作業を行った。新年に願いを込め、一つ一つ確認しながら丁寧に仕上げていた。
 初詣の感染防止対策として、縁起物を頒布する授与所ではアルバイトの巫女(みこ)らにマスク、フェースシールド、手袋を付けて接客してもらう。例年1カ所だったおみくじ売り場は2カ所に分け、密を避ける。各所に消毒液を置き、参拝客にマスク、手袋の着用、対人距離の確保を求めるため注意書きも掲示する予定。
 例年大みそかから元日にかけて24時間体制で参拝客の対応に当たっていたが、この元日午前3~7時は閉鎖して受け入れを取りやめる。
 コロナ禍の今年は分散参拝の問い合わせが複数あり、既に縁起物を買い求める人も見られるという。同神社は「感染対策をし、人との距離を保って参拝してほしい。初詣は新年初めてのお参り。新年の混み合う日時を避けて訪れてもらえれば」としている。
 駐車場は神社北側の曳山車車庫前のほか、今年境内整備事業で新設した境内北側も利用できる。約90台分を確保できる見通しで、周知している。

北鹿地方に大雪 倒木や交通に乱れ 年末年始も警戒を

2020-12-31
雪が降り積もって倒木が発生した現場(北秋田市七日市)
 冬型の気圧配置が強まった影響などで、北鹿地方は30日、大雪に見舞われた。秋田地方気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は北秋田市阿仁合で37㌢を記録。同市や鹿角市では倒木があり、道路の一時通行止めなども発生した。公共交通機関も乱れた。
 気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は鹿角市で30㌢、北秋田市鷹巣で17㌢。同時刻現在の積雪の深さは鹿角市で50㌢、阿仁合で47㌢、鷹巣で32㌢まで増えた。
 午後4時現在、北秋田市では雪の重み等のため計4カ所で倒木が発生。同市七日市の県道では、2カ所で樹木が電線に倒れかかった。国道や市道でも倒木が道路をふさぐなど影響が出た。鹿角市八幡平堀合の市道でも倒木があり、午前5時ごろから約7時間にわたって全面通行止めとなった。
 JR秋田支社によると、大雪の影響で花輪線は午後1時30分から全線で運転を見合わせた。普通列車上下8本が運休、同2本が区間運休した。
 全日空によると、大館能代発羽田行き720便は雪のため出発が遅れ、31分遅れの午後0時41分に到着した。
 気象台によると、県内は31日から1月1日にかけても強い冬型の気圧配置が続き、大雪となる所がある見込み。31日午後6時までに予想される24時間降雪量は、多い所で平野部40㌢、山沿い50㌢。その後も雪が降り続くとみている。交通障害や建物被害への警戒、屋根からの落雪や路面・水道管凍結、なだれなどへの注意を呼び掛けている。

平日の歩行者 大町、御成町など大幅減 大館商議所通行量調査 コロナ予防で外出控え

2020-12-30
 大館市の中心市街地の人通りについて、大館商工会議所の通行量調査によると、大町と御成町2丁目、同3丁目の平日の通行量(歩行者)は前年を8~38・6%下回った。今年から新たに観測地点とした比内町扇田は、平日の通行量が休日に比べて2倍以上多い結果となった。大館商議所は「新型コロナウイルスの感染予防で外出を控える傾向が大きく反映したものと考えられる」としている。
 商業振興の研究や施策の参考にするため、10月16、18日の午前10時から午後5時まで調査。歩行者は商店街を形成する大町と御成町2、3丁目、比内町扇田の4地点、車両は大型店が立地する清水町、大田面を加えた6地点でそれぞれ計測した。両日ともに晴れや曇りで外出向きの天候だった。
 平日の歩行者は2丁目が382人(前年比8%減)、3丁目325人(38・6%減)、大町271人(18・1%減)、扇田153人の計1131人。休日は2丁目304人(28・5%減)、3丁目406人(12・3%減)、大町176人(32%減)、扇田70人の計956人。すべての地点で平日、休日ともに昨年から減少した。
 2丁目と大町、扇田で平日の通行量が休日を上回っており、銀行や病院などの利用を目的にした来街傾向が見られる。扇田については休日に銀行や病院だけでなく、商店街の多くが閉店していることも歩行者の大幅減につながったとしている。
 2丁目は「リニューアル、リノベーション事業が進む駅前地区の来街者をいかに誘導できるかが重要な課題」と分析。3丁目は「いとくショッピングセンターが目的地となっている。そこを起点に沿道の個人店などを生かし、来街者の回遊性を高める取り組みが求められる」とした。大町は「本年度は県よろず支援拠点事業による『0円改装』で、小売店やハチ公プラザの店舗リニューアルが行われ、今後の集客効果に期待」としている。
 車両の総数は平日が2万8468台、休日は2万8212台。休日の大田面が8267台(2・5%減)で最も多く、以下は▽平日の大田面7288台(2・4%増)▽休日の清水町6862台(1・7%減)▽平日の清水町6376台(0・4%増)▽平日の大町4131台(1%増)▽休日の3丁目3789台(2・2%増)▽休日の大町3750台(13・9%増)▽平日の3丁目3740台(6・4%減)▽平日の2丁目3493台(10・1%増)▽平日の扇田3440台▽休日の扇田2780台▽休日の2丁目2764台(2・1%増)―と続いた。
 7地点で増加したほか、車両・歩行者とも前年より早い時間帯に最多通行量を記録した地点が多く見られ、「遠出を控え、外出の際には車を使用して買い物や外出時間を短くする行動をとっている」と考察した。
 総括では「日沿道の大館市に関連する区間が開通し、大館能代空港や東北道を含めた広域交通網が形成され、人や物流の動きが活発になることが期待される。今後も引き続きハード整備やソフト施策が、車両・歩行者通行量に及ぼす影響を注視することが重要」とまとめた。

比内地鶏 過剰在庫ほぼ解消 官民一体で対策 一部で入荷不足も

2020-12-30
今年6月にJAあきた北青年部が開いた比内地鶏肉の販売会。生産者がおいしさをPRした。
 大館市の助成事業などを背景に比内地鶏の需要が高まっている。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一時期は過剰だった在庫が11月までにほぼ解消。各種助成事業できりたんぽセットなどの販売が例年よりも好調で、事業者からは「商品発送の売り上げが伸びて助かる」といった声がある一方、一部店舗では年末の需要増も相まって在庫が不足する場面も見られる。
 比内地鶏は大館が本県の主要産地。新型コロナの影響で、主な出荷先の首都圏からの注文が激減したため、市内卸売業者は一時期多くの過剰在庫を抱えた。
 過剰在庫解消のため市は8月から、卸売業者が在庫を小売店に安価で販売した場合、差額の一部を補助する事業を行ったほか、本場大館きりたんぽ協会員を対象に比内地鶏の購入助成(1㌔当たり1500円)を行う「比内地鶏販売促進助成事業」を11月末まで展開。申請は7322㌔、助成額は約1100万円に上った。これらの効果で過剰在庫は11月までにおおむね解消された。
 このほか、市が特産品の販売事業者に対して購入客の送料を負担する「特産品送料助成事業」が好調に推移。特にきりたんぽセットなどの発送が昨年よりも増えているという。同市葛原の秋田比内や(武藤幸美社長)では、比内地鶏ハンバーグなどの冷凍商品や、正肉やスープなどが一体となったきりたんぽ鍋セットの売り上げが前年比で約2倍に。担当者は「店と客の双方が助かる事業で本当にありがたい。比内地鶏の消費拡大にもつながる」と感謝する。
 一方で、一部の店では年末の需要増で比内地鶏の入荷が追いつかない場面も。同市有浦のプラザ杉の子では、例年クリスマスの時期に需要が集中する「比内地鶏のローストチキン」(税込み5000円)の販売に影響が出た。ふるさと納税の返礼品分を含め例年並みの700羽を用意したが想定を上回る注文があり、100羽超の注文をキャンセルする事態となった。コロナ禍で忘新年会を開催しない企業から「チキンを購入して社員たちに配りたい」という注文が想定以上に多かったという。
 JAあきた北の生産部会(高橋浩司部会長)は今年の生産羽数を当初21万5000羽と計画していたが、5月から4割減産とし14万5000羽に修正した。月に開いた関係団体への報告会で高橋部会長は「行政、商工団体、地域一丸となった支援に感謝したい」と述べた。通常の生産羽数に戻せるよう今後もPR活動を続けていくとし、来年の生産は通常時から2割減の18万羽とするとしている。

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コロナ慰労金19億円追加 県12月補正予算 県政協議会 空港利用回復に補助

2020-11-20
12月補正について佐竹知事が説明した自民党会派との県政協議会(会派控室)
 県は19日、県議会各会派との県政協議会を開き、12月議会に提案予定の2020年度一般会計補正予算の概要を説明した。新型コロナウイルス感染拡大防止の一環として医療機関や福祉施設関係者に支給している慰労金の対象範囲拡大に伴う追加支給分、感染拡大で利用が低迷している大館能代空港の利用回復に向けた補助などを予算措置する。
 コロナに関する慰労金は国が支給対象を拡大したことに伴うもので、19億5560万円を追加する。すでに予算措置した分を含めて総事業費は72億3000万円。対象者数は約11万1000人に上るという。慰労金追加分は早急な支給を行うため単独の予算案として提案し、12月議会初日に採決する予定。
 予算関係ではこのほか、新型コロナ対策や第3期ふるさと秋田元気創造プランに基づく事業など盛り込んだ一般会計補正も提案。新型コロナ対策は、新たな診療・検査体制の整備に協力する医療機関への協力金などを措置する。
 感染拡大に伴い低迷している経済の下支え策では、航空会社が支払う国内定期路線の着陸料の支援を行う。大館能代空港の東京便は全額免除となる。期間は今年8月1日から来年2月28日まで。
 大館能代空港については、感染拡大による需要の減少により減便が続いていることを踏まえ、東京便の1日2往復運航の再開に向けて運航経費の一部などを補助する「大館能代空港東京羽田線2往復化支援事業」として2000万円を措置する。
 季節性インフルエンザとの同時流行に備えた新型コロナの新たな医療体制について佐竹敬久知事は、診療や検査を行う身近な医療機関が206施設まで増えたことを報告。「第3波」とされる感染が全国規模で広がっていることを踏まえ、引き続き万全の体制で感染防止に臨む考えを示した。

大館市成人式 冬開催で振り袖に需要 呉服店などコロナ下「明るい話題」 感染拡大懸念も

2020-11-19
冬の成人式に合わせ色鮮やかな振り袖がずらり(まるやま大館店)
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で大館市成人式が夏から来年1月に延期されたことを受け、市内の呉服店や美容院では振り袖の販売や着付けの予約など新たな需要が生まれている。例年の夏の成人式はドレスやスーツが中心だが、冬に移ったことで全国的に主流の和装に注目が集まっている。問い合わせが増え始めているほか、振り袖を吟味する新成人の親子の姿も見られている。
 大館市御成町2丁目で呉服などを扱うまるやま大館店(村山美紀子店長)では、成人式の日程が決まったのに合わせて、今月16~20日にレンタル用の振り袖を5000~1万円で販売する処分市を開催。振り袖約220点、帯約70点を並べ、小物なども用意している。
 初日は美容院関係者や新成人親子ら約10組が来店し、購入客も目立つなど出足は好調。古典柄が人気で、原色や柄の大きいデザイン、総柄などの商品が売れ筋という。
 大館市や北秋田市の美容院約200店舗にPRし、需要に対応しようとしている。村山店長は「美容院にも活用してもらい、(成人式を)一緒に盛り上げたい。人生の節目に一人でも多くの人に着てもらえたら」と期待を込める。
 美容院でも新成人らからの問い合わせが増え始めている。大館市桂城のウオズミ(魚住千香子代表)では、夏ごろから振り袖レンタル、着付けについての問い合わせが入るようになった。日程が決定した影響もあり、今月上旬からは来店する人の姿も徐々に増えている。
 例年は前撮りの際にのみ、振り袖を着用する傾向にあるが、今回は式当日に前撮りをし、そのまま出席したいという意向の新成人もおり、需要に対応したい考えだ。
 魚住代表は「業界としては冬に成人式を行うのは明るい話題」と歓迎する。一方で、新型コロナの感染拡大状況によっては開催の可否に加え、県外からの出席者数など不透明な部分も多い。このため「帰ってこられないかも」と予約を決めかねる来店客もおり、「どうなるか分からない不安もある」と懸念している。
 市成人式は「成人の日」の来年1月11日に同市のほくしか鹿鳴ホールで行われる。1999年4月2日から2000年4月2日までに生まれた市民らが対象。密集を回避するため、参加者数は会場収容人数の50%以下に制限するなど、感染防止対策を徹底する。出席できない人や自粛する人用に動画のオンライン配信もする予定だ。
 

十和田神社 光の冬物語がスタート 幻想的な空間演出

2020-11-19
点灯式に参加する地元の子どもたち(十和田神社)
 冬の十和田湖のイベント「カミのすむ山 十和田湖 光の冬物語」が18日、休屋の十和田神社をメイン会場に始まった。今年は国内で活動しているイルミネーションの専門集団が、6種類の光で約1㌔の幻想的な世界を演出する。来年の1月31日までの予定。
 冬物語は、小坂町や青森県十和田市の観光関係者で組織する実行委員会(中村秀行会長)が冬季の観光活性化を図るイベントとして、毎年開催している。
 今年は休屋の奥にある十和田神社を会場に、参道や湖畔沿いの歩道を約1㌔にわたってプロジェクトマッピングやイルミネーションなどで光の空間を演出した。
 関係者48人が集まったオープニングセレモニーで、プロジェクトマッピングを企画担当したフェスタルーチェ実行委員の古澤良祐会長は「ご家族でいつもと違った十和田神社の雰囲気を楽しんでいただけたら」と話した。その後の点灯式では地元の子どもたちが点灯を行った。
 神社前の一宮エリアでは光のフェスティバルと飲食ブースを設けている。時間は午後5時から同9時まで。
 入場料は前売り券が大人1200円(当日券1600円)、小学生以下は無料。問い合わせは、休屋の十和田湖観光交流センターぷらっと内の実行委員会事務局(☎0176・75・1531)
 
 

コロナ経済対策 「応援チケット」販売開始 北秋田市 プレミアム50%、市民が列

2020-11-19
販売、利用開始日にチケットの購入に訪れた市民(北秋田市鷹巣体育館)
 北秋田市が新型コロナウイルスに伴う緊急経済対策として独自に取り組む「スーパープレミアム付応援チケット」の販売が18日、市第二庁舎などで始まった。販売初日から市内の取扱店舗でチケットが利用できることも影響し、各販売会場で市民が列を作った。
 応援チケットはプレミアム率を過去最大の50%に設定し、初回は7月から8月まで販売。2回目となる今回は、市内経済のさらなる活性化などを目的に、チケットの利用期間を75日間に伸ばして販売。購入のしやすさなどを考慮して1セット当たりの値段を前回より下げ、7500円分を5000円で販売した。購入限度は1世帯10セット。
 前回は販売開始後の追加募集分も含め、発行予定数の8割近くの購入があった。追加販売を行わない今回は、市内の半数以上の世帯から発行予定数7万セットの約91%に当たる計6万3654セットの申し込みがあった。
 チケットの販売と利用開始日が同時に始まったこの日は、販売会場の鷹巣体育館や各総合窓口センター、出張所に市民が大勢訪れた。このうち庁舎の混雑や三密を避けるために会場が設けられた鷹巣体育館では、サブ体育館の会計と受け渡しのコーナー計7カ所で市職員9人が応対。開始直後には50人以上が屋外まで続く列を作った。
 チケットが1セット10枚つづりのシートに変わったことで枚数を確認する時間も短縮され、チケットの受け渡しは円滑に進んだ。購入世帯の約8割が購入限度の10セットを申し込んでいることから、10セットの購入者には事前に枚数を数えたチケット入りの封筒を手渡した。
 10セットを購入した女性(73)は「灯油を買う予定。長く使えて助かる」と笑顔を見せた。購入したチケットで早速冬タイヤを買いに行くという男性(38)は、「最初は秋田市か通販でタイヤを買うつもりだった。お得で地域のためになると思う」と話していた。
 販売窓口では23日まで、土日祝日もチケット販売を行う。24日から販売終了日の12月28日までは平日のみ販売となり、鷹巣地区の販売窓口は体育館から市役所第二庁舎へ変更される。チケットの取扱店舗は日時点で計446店舗で、利用期間は来年1月31日まで。

 
 

旧鹿角パークホテル 来春の営業再開へ 市出身者が新会社設立 市が改修費3億円を補助

2020-11-18
営業を再開する見通しとなった旧鹿角パークホテル(鹿角市花輪)
 今年5月、業績悪化に伴い事業を停止した鹿角市花輪の旧鹿角パークホテルが、来春春にも営業を再開する見通しとなった。同市に先月設立された「鹿角プランニング株式会社」(資本金100万円、佐藤順英(ゆきひで)社長)が同ホテルの建物と土地を取得し、経営を担う。再開に必要な改修工事費のうち3億円を上限に、市が新たな補助金を創設して負担する方針。17日に開かれた市議会全員協議会で児玉一市長が説明した。議員からは再開を歓迎する声のほか、破格の財政支援に慎重に進めるべきだとする意見も聞かれた。
 同ホテルは1980(昭和55)年に設立。花輪地区では宴会場を備えたシティーホテルとして最大級の規模で、宿泊、各種会合、披露宴など幅広く利用された。
 しかし、近年は人口減少や同業ホテルとの競合などにより業績が悪化。さらに新型コロナウイルス感染拡大で宴会や宿泊のキャンセルが相次ぎ、資金繰りも限界に達して5月1日に事業を停止した。負債総額は約5億円。
 営業再開に手を挙げた佐藤社長(64)は鹿角市出身。福島県で発電所のプラント関連工事などを手掛ける会社を経営している。「3年ほど前から古里鹿角のために何かしたい」と話をしていたことから、市がホテル再開を打診したところ、快諾したという。
 先月日にホテル経営を目的とした鹿角プランニングを立ち上げ、今月12日に旧パークホテルの土地と建物を取得した。
 再開にあたっては老朽化したレストラン、厨房(ちゅうぼう)、館内の空調・給排水・電気、宿泊室の設備(クロス、調度、ベッド)の更新、外壁・屋根の防水補修など改修が必要となる。全体工事費は約7億2000万円(第1期~3期工事)。このうち再開に最低限必要となるのが第1期工事で、工事費約3億9000万円のうち3億円を市が補助する方針。
 補助にあたって、市が旧パークホテルの再生を目的にした「中心市街地中核ホテル再生支援事業補助金」を創設。3億円を上限として1回に限り交付することや、5年以内に事業を廃止した場合は補助金を返還しなければならないことなどを交付要項に定めた。27日開会予定の12月定例市議会に同補助金を盛り込んだ補正予算案を提出する予定。
 計画によると、改修工事は12月初旬に着手。内装工事は来年3月~4月中旬に完了しプレオープンする予定。その後、外装工事が同6月ごろに完了しグランドオープンとなる見通し。
 営業形態は旧パークホテルと同様、宿泊、各種会合、披露宴、レストランなど。従業員は25~30人(うち正社員12人程度)の見込み。今月30日に佐藤社長と児玉市長が合同記者会見を行い、具体的な計画を示す予定。
 全協で児玉市長は「同ホテルはにぎわいと経済活動の重要な拠点だった。事業停止により周辺の飲食店や納入業者、タクシー・代行業などさまざまな業種の事業者が影響を受け、一日も早く再開してほしいとの声が多くの市民から上がっていた」とし、「市民の思い、佐藤氏の熱意に応えるためにも市としてできる限りの支援をしなければならない」との考えを示した。
 戸田芳孝議員が「3億円の金額は大きい。市民の声を聞いて進めるべき」と指摘。これに対し阿部一弘副市長は「パークホテルの実績を勘案すると、周辺への経済波及効果は年間5億8000万円。十分に公益性があると判断した」と理解を求めた。
 
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来春の高卒就職 採用試験が解禁 コロナ禍で1カ月遅れ 「県内希望」高まる

2020-10-17
採用試験が解禁され、試験に臨む生徒(伊徳)
 来春卒業予定の高校生を対象にした企業の採用試験が16日、解禁された。今年はコロナ禍で選考が1カ月遅れでスタート。北鹿地方の企業でも内定を目指し、市内外の生徒が筆記や面接試験に臨んだ。8月末時点でのハローワーク大館管内(鷹巣出張所を含む)の求人倍率は3・87倍と売り手市場は変わらず。県内就職希望が高まる傾向を機に、企業は人材確保に一層力を入れている。
 このうち、スーパーを展開する大館市の伊徳では、解禁日に1次募集分の選考を行った。16日は市外の生徒6人、17日は市内の生徒7人の計13人の選考を行い、2次募集と合わせ計20人程度の採用を見込んでいる。この日は、感染症対策のため一定の距離を確保しながら、午前に自己紹介、午後に適性試験、一般常識、作文などの筆記を行った。緊張感に包まれる会場で生徒らが真剣な表情で試験に臨んだ。
 人事部の担当者は「選考日程が1カ月延びたことで、学校との日程調整が難しかった。コロナ禍で県内就職のニーズが高まる中、県内で活躍してくれる人材の確保に引き続き力を入れていきたい」と話した。
 ハローワーク大館によると、管内で就職を希望する生徒は218人。このうち県内希望者は前年比42人減の137人。4月の数字のため、実際は県内希望が増加しているとみられる。8月末までに出された求人は131事業所から530人で、前年同期と比べ21事業所62人少ない。販売、サービス業でやや減少しているが、コロナ禍の影響は大きく目立っていない。
 

コロナ対策やDX推進 大館市21年度予算 福原市長が編成方針 経済低迷で歳入厳しく

2020-10-17
予算編成方針が示された調整会議(大館市役所)
 大館市の2021年度当初予算編成が始まるのを前に、福原淳嗣市長は16日、管理職を集めた調整会議で編成方針を示した。新型コロナウイルスの影響に伴う地域経済の低迷や人口減などで歳入が厳しく、義務的経費を除く通常経費の要求は20年度当初に比べ「一般財源ベースで5%減」。基本方針に「コロナ感染症の拡大防止と地域経済、暮らしへの対策」など4点を設定した。
 19年度一般会計決算について市長は「投資的事業の平準化と市債の繰り上げ償還に努めた結果、健全化指標の実質公債費比率と将来負担比率は前年度と同水準を維持した」と説明。今後の見通しは「市税収入について新型コロナウイルス感染症による地域経済の低迷や人口減少の影響が見込まれ、地方交付税は21年度からの普通交付税の合併算定替えの終了などで、臨時財政対策債を含めた実質的な交付額は減少が続く」とした。
 歳出面は「少子高齢化に伴う社会保障関係費の増大、公共施設・道路・橋りょうなど既存の社会資本の整備更新、長寿命化にかかる経費の増加などが見込まれる」とし、「さらなる歳入の確保策や歳出の適正化策を推し進め、持続可能な財政基盤を確立していく必要がある」と強調した。
 基本方針は▽新型コロナ感染防止と地域経済、暮らしへの対策▽デジタルニューディールによる持続可能な地方自治運営▽施策・事業の検証とスクラップ・アンド・ビルドの徹底による財源確保▽総合計画と総合戦略の一層の推進。
 コロナ対策は「新しい生活様式の推進を支援する」とした上で、「引き続き地域経済と市民の暮らしを感染症リスクに対応できるよう強靱(きょうじん)なものとする」と述べた。
 デジタルニューディールについては「感染症拡大の経験を踏まえマイナンバーカード活用も含めた行政サービスのデジタル化・オンライン化をはじめ、リモートワーク(遠隔勤務)・サテライトオフィス(出先拠点)、AI(人工知能)・RPA(ロボットによる業務自動化)などの『デジタルトランスフォーメーション(DX)』を推進し、新たな日常を実現する運営に取り組む」とした。
 歳入の一般財源は「20年度決算見込みと比較して5%減」と試算。「市民要望を踏まえ、暮らしの満足度を高める施策に重点的に対応し、新しい日常を実現するため地域を越えた連携深化と英知結集で課題を克服したい」との考えを示した。
 20年度当初予算の一般会計は365億7829万円。市長選に伴う骨格型だった前年度より12・9%増で過去最大だった。
 

上小阿仁村長選 投開票は11月29日 村選管 予定者説明会は今月23日

2020-10-17
 上小阿仁村選挙管理委員会(小林宏委員長)は16日、村役場で開き、中田吉穂村長の死去に伴う村長選の日程や立候補予定者説明会の開催日などを決めた。選挙は11月24日告示、29日投開票。説明会は今月23日午前10時から、村開発センターで開く。委員会ではこのほか、新型コロナウイルスの感染防止対策に努めることも確認した。
 中田村長は12日午前9時、入院先の秋田市内の病院で死去。村長職務代理者の田村秀幸総務課長からは14日に同選管へ死去が通知され、選管は同日付で受理した。公職選挙法では、受理日から50日以内に選挙を行うことが定められている。
 委員会は非公開で行われ、終了後に小林委員長が取材に答えた。
 告示日の11月24日は午前8時半から午後5時まで、村開発センターで立候補届を受け付け。期日前投票は25日から28日まで、開発センターで行われる。29日は村内8カ所の投票所で午前7時から午後7時(八木沢は午後6時)まで投票。午後8時から、村健康増進トレーニングセンターで即日開票される。
 説明会は今月23日に開催。出席は義務ではないが、例年であれば立候補を予定する人たちが顔を合わせる場となっている。
 村長選はこれまで、村議会議員選とともに統一地方選の日程で行われてきた。今回は、村長の死去によって緊急的に行われることになる。小林委員長は「チラシを配布するなど、村民への周知を図っていく」と述べた。
 また、新型コロナの感染症対策について事務局は「県選管から、来年の知事選に向けて示された通知に基づき対応したい」などと説明。「消毒液の設置やマスクの着用、ついたての設置などを予定している」とした。
 9月1日現在の選挙人名簿登録者数は男975人、女1065人の計2040人。
 

スポーツで地域活性化 大館市SC第1回検討委 来年3月の設立目指す

2020-10-16
SC設立へ向け地域のスポーツ資源などに理解を深めた(タクミアリーナ)
 第1回大館市スポーツコミッション(仮称、SC)設立検討委員会は16日、大館市のタクミアリーナで開かれた。市民の健康づくり、スポーツによる街づくりなどを目的とする官民連携組織の設立に向けた最初の会合で、委員長に県体育協会テクニカルアドバイザーの花岡伸明氏を選任した。今後、3回検討委員会を開き、来年3月の設立を目指す。
 委員は地元スポーツ団体、観光関連団体などの20人。説明では、日本スポーツツーリズム推進機構事務局長の中山哲郎さんSCの取り組みを紹介。全国では、大規模大会で使用された会場の新しい活用法を探ったり、プロチームと連携してホームタウンを観光地化する動きもあるという。千葉県銚子市では、廃校の校舎を合宿専用施設に再生した事例もあり、「地域が抱えている資源を掛け合わせ、地域社会の外に出していくことが求められる」とした。
 同市は山田記念ロードレース大会がスポーツツーリズムに位置付けられ、ニプロハチ公ドーム、タクミアリーナ、高館テニスコート、天然温泉、田代岳や五色湖などが資源に挙げられる。事務局では東京五輪・パラリンピックのタイのホストタウンとしてスポーツへの関心の高まりに期待した。花岡委員長は「市民の皆さんに有益なスポーツの種をまいていきたい」と述べた。
 今後は2月までに検討委員会を3回開き、基本方針案、名称案、事業計画などを決め、3月に設立総会とシンポジウムの開催を予定している。
 SCは、スポーツ大会やイベント、合宿を誘致し、スポーツを通じた交流促進等による地域活性化と市外からの誘客を目指す官民一体型の組織で、スポーツと観光を組み合わせた「スポーツツーリズム」推進のために行政とスポーツ、観光産業、各種団体が連携して取り組む。スポーツ庁が2015年から活動を支援する事業を実施しており、19年10月時点で全国に118の組織がある。21年度末までに170まで拡大する目標を掲げている。県内では由利本荘市で「由利本荘市ヘルス・スポーツコミッション」が運営されている。
 

八幡平に初雪 オオシラビソに霧氷 鹿角

2020-10-16
オオシラビソの枝葉に付いた霧氷と雪(山頂自然探勝路)
 北日本上空に寒気が流れ込んだ15日、鹿角市と岩手県八幡平市にまたがる八幡平(1613㍍)の山頂付近で初雪が降った。オオシラビソ(アオモリトドマツ)の枝葉などには一時的に霧氷が見られ、観光客らの目を楽しませた。
 自然公園財団八幡平支部によると、初雪は山頂レストハウス付近で15日午前9時ごろから30分ほど降り続いた。風に乗って雪が舞っている状態で、道路や駐車場に積もるまでには至らなかったという。
 その後も断続的に降雪があり、山頂付近に群生するオオシラビソをはじめとする草木には一時的に霧氷が付着。山頂自然探勝路では登山者や観光客が盛んに写真を撮る光景が広がった。初雪の時期はほぼ平年並み。
 温泉旅行で訪れた神奈川県横浜市の男性(62)は「すぐ登れると聞いて山頂まで行ってみた。時折、視界が開けると、樹木に付いた霧氷がシルバーに輝いて見えてきれいだった。寒かったが、楽しめた」と話していた。
 両市を結ぶ県道大更八幡平線(通称・八幡平アスピーテライン)は、ふけの湯ゲート~岩手・御在所間が19日から夜間(午後5時~翌午前8時半)通行止めとなる。県鹿角地域振興局では16日以降の通行規制については状況を見て判断することにしている。
 
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