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鹿角市長選 新人関氏が出馬表明 市民と対話、鹿角を変える 選挙戦が確実に

2021-02-27
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市長選へ出馬を表明する関氏(関善にぎわい屋敷)
 任期満了(7月2日)に伴い6月に見込まれる鹿角市長選で、元農林水産省職員で新人の関厚氏(67)=花輪字上花輪=が26日、無所属で立候補することを表明した。市長選にはこれまで新人の岩船勝広氏(60)=花輪字妻ノ神=が出馬を表明しており、選挙戦が確実となった。
 花輪の関善にぎわい屋敷で会見した関氏は、鹿角市の現状を「急激な人口減少、生まれる赤ちゃんの激減、若者の県外流出など危機的な状況」とし、「鹿角の人たちのポテンシャルの高さや豊かな自然、文化、産業技術を生かしながら地域を活性化していきたいと考え、立候補を決意した」と語った。
 地域づくりの基本的な考え方として「鹿角市は北東北の中心に位置し、半径100㌔圏に200万人の人口を有しており、豊かな自然と文化に恵まれている、この利点を最大限に発揮したい。また、国家公務員としての長年の経験と人的ネットワークを活用したい」とした。
 目標とする政策は▽市民との対話により鹿角の力を結集し鹿角を変える▽国、県とのパイプを生かし、経済活性化と若者が住み続ける明るい鹿角にする▽豊かな自然と文化で風格と品格のあるまちづくり▽女性の声を市政に反映、未来に輝く鹿角をつくる▽市民が健康で安心して暮らせる鹿角にするため医療体制の充実を強力に進める―。
 具体的に医師確保では「産婦人科をかづの厚生病院に戻す。国や県と連携し、市民団体を応援していく中で早期に実現する」、大学の誘致では「森林セラピー、温泉、文化、農林業の技術などの分野が想定される」と説明した。
 現市政について「きりたんぽ発祥の地、スキーと駅伝のまちづくりは効果があった」との認識を示した一方、「ここ10年を見ると人口や農業生産額の減少など、今までの政策では足りない部分もある。特に国、県や近隣市町村との広域連携は新しい政策として取り組むべきだ」と強調した。
 支持拡大について「知名度、地盤は全くない形でスタートする」とした上で、声良鶏銅像の移設を巡り要望活動を一緒に行った市民や、鹿角の良さを勉強する「鹿角学」の参加者を挙げ、「つながりを大事にして運動していきたい」と語った。



ワクチン 集団接種ドーム10ブースで  大館市の福原市長 高齢者「早くて5月から」

2021-02-27
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会見する福原市長(大館市役所)
  大館市の福原淳嗣市長は26日の定例会見で、ニプロハチ公ドームで集団接種方式で実施する新型コロナウイルスワクチンについて、65歳以上高齢者は4月17日以降の土、日曜日を予定しているが、「ワクチンの供給量により4月26日の週から、早くても5月になるのではないか」との見通しを示した。10ブースを設け、1日数千人規模で進める計画で、「一日も早く市全体の集団免疫を獲得するために最も有効な手法」と話した。
 市が実施するワクチン接種は、1957年4月1日以前に生まれた65歳以上高齢者、高齢者以外の基礎疾患のある人、高齢者施設の従事者、接種日時点で満16歳以上の人の順で進める。対象者にクーポン券が届き、市が委託するコールセンターで予約する。送迎バスの運行も検討している。
 福原市長は「市立総合病院の医師だけでなく、開業医も一緒に動いてもらうために土日に実施する。終日ではなく、集中して半日程度で行い、10チーム態勢でまわしていく」と述べた。接種後15~30分程度、待機して副反応の有無を観察する必要があり、「スタンドもあり、ドームは広いので対応できる」と述べた。各ブースに医師1~2人が入り、救急救命班も待機して具合が悪くなった場合は、病院に搬送する想定。
 市の開始は4月17日以降の予定だが、政府は高齢者への接種を同12日に開始し、同26日の週から全市町村に行き渡るワクチンの量の配送を目指すとしている。
 市長は「ある程度ワクチンの量がないと、集団接種の効率が悪い。大型連休は医師の都合が合わない。届く量に合わせて柔軟に対応する」と強調。課題として「接種前の問診が一番時間がかかると思う。4、5月は高齢者にとってまだ寒い時期で、服装などの協力もお願いする必要がある」と述べた。
 知事選(3月18日告示、4月4日投開票)については、立候補を表明している現職の佐竹敬久氏を支持するとし、「有事のときこそ経験が求められる」と述べた。


「安心なまちシンボルに」 大館署が住民説明会 桂城交番の移転新築

2021-02-27
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桂城交番の移転新築計画が示された住民説明会(大館市中央公民館)
 大館署桂城交番の移転新築計画に関する住民説明会が25日夜、大館市中央公民館で開かれた。現在地の大館市桂城から同市馬喰町の旧正札竹村立体駐車場跡地への移転を予定しており、両地区の地域住民を対象とした。担当署員が建て替えの必要性や移転先選定までの経緯などを説明し、理解を求めた。
 桂城交番は1978年11月の建築から42年が経過し、大館署管内にある3交番、8駐在所のうち最も古い。建物の老朽化が進み、雨漏りや外壁の剥離も発生していた。土地面積も狭く、多くの交番に備え付けられている会議スペースやパトカー用の車庫もない状況だった。
 このため、県警が建て替えと移転を決め、大館市の中心市街地に位置し防犯機能の維持・向上が図れる上、土地面積も十分だとして、候補地に市有地の旧正札竹村立体駐車場跡地を選定。県の2021年度当初予算案に設計委託費、地盤調査費を盛り込んだ。22年度に新交番の建築工事、旧交番の解体工事を計画している。
 説明会は大館署が主催し、現在地の長倉・三ノ丸地区、移転先の馬喰町・大町地区の住民を対象とした。県警本部、大館署から7人、市まちづくり課から3人が出席し、住民は約10人が集まった。
 同署会計課の白川英夫課長が建て替えの必要性や移転先選定までの経緯、今後の流れについて説明。おおまちハチ公通りでは各種イベントも開催されるため、「(移転先は)会場近くなので、通常の交番機能を維持しながら各種事案に備える体制を確保することができる」とした。「安全で安心なまちづくりのシンボル的存在となることで地域活性化につながれば」と理解を求めた。
 市まちづくり課の日景真澄課長は移転先が旧正札跡地という観点から、「跡地利用が足踏み状態の中、安全の部分が担保されることで、地域のコミュニケーションの活性化にも期待できる」と述べた。
 出席した住民からは、移転後の改称予定を尋ねる声や、周辺地域の課題や再興に関する意見が上がった。長倉町内会の60歳代男性は「交流もあったので寂しくなるし、治安の面で心配している住民もいる。しかし敷地の狭さや建物の老朽化で苦労している姿も見ているので、やむを得ない」と理解を示した。
 馬喰町町内会の渡部淳子会長は「夜は薄暗いし、飲食店に向かう人も増えるので、交番があれば安心感がある。事件事故の未然防止につながると思う。人の動きが生まれ、活気が出るので喜ばしいこと」と歓迎していた。


探査車が火星に着陸成功 大丸さん(大館市出身)開発に携わる 「新しい発見に注目を」  NASAプロジェクト

2021-02-26
 米航空宇宙局(NASA)の火星探査車「Mars 2020 Perseverance(パーサヴィアランス)」が19日、火星に着陸した。今後、火星で生命の痕跡を直接的に探すミッションに取り組む。地球以外に生命が存在したと確認されれば、人類にとって大きな発見となるだけに注目が集まる。探査車の開発に携わった大館市出身でジェット推進研究所(JPL)の大丸拓郎さん(31)は北鹿新聞社の取材に応じ、「パーサヴィアランスがもたらす新しい発見や、届けてくれる新しい景色に注目してほしい」と語った。
 探査車を搭載したロケットは昨年7月末、米フロリダ州から打ち上げられた。約7カ月間の航行を経て、時速約2万㌔の速さで火星の大気圏に突入。1300度の高温をくぐり抜け、パラシュートを開いて減速後にカプセルから離れ、地表に近づいたところで母船がケーブルでつながった探査車を降下させた。
 火星にかつて生命が存在できる環境があったかを調べるため、35億年前に湖だったとみられているクレーターで岩石や土壌のサンプルを採取することが大きな役目となる。今後2年以上にわたって調査し、サンプルは2031年に地球に持ち帰られる予定。これまでの探査と異なり、生命の痕跡を直接的に探すもので、人類にとって史上初の発見に期待がかかっている。
 大丸さんは探査車のシステムの設計・製造・試験に携わった。サンプルを詰めるためのチューブの設計も担当した。
 火星に関するミッションのうち実際に着陸に成功したのは約50%にとどまり、極めて難しいとされる。大丸さんは「まずは着陸が成功してホッとしている。これからの探査に期待が湧いている」とした。
 世界的に注目を集める調査となるが、「パーサヴィアランスは火星での探査を通して人類の物理的・知的な境界を広げてくれると思う」と期待。「地球外生命の化石や、生命の痕跡が見つかってほしい。かつて火星に生命が存在できる環境があったのかどうかも気になる」と考えている。
 既に探査車が撮影した火星地表の画像や風の音が公開されるなど、期待は高まっている。「これからが本番なので、ミッションの成功に向けて気を引き締めていく。新しい発見に注目してほしい」と話した。
 【プロフィル】大丸拓郎(だいまるたくろう)1989年5月3日生まれ。大館一中、大館鳳鳴高卒。東北大学工学部機械知能航空学科から東北大学大学院に進み、2017年に工学研究科航空宇宙工学専攻博士課程を修了。その後、米ロサンゼルスにあるNASAジェット推進研究所の職員として、熱流体システム・ミッションオペレーションのサーマルエンジニアを務めている。
火星に着陸した探査車のイメージ図(NASA/JPL―Caltech)
探査車の開発に携わった大丸さん(NASA/JPL―Caltech)

新人の関氏が出馬へ 鹿角市長選 農水省OB きょう正式表明

2021-02-26
 任期満了(7月2日)に伴う鹿角市長選で、元農林水産省職員で新人の関厚氏(67)=花輪字上花輪=が立候補する意思を固め、26日に出馬を表明する。市長選にはこれまで新人の岩船勝広氏(60)=花輪字妻ノ神=が出馬を表明。関氏が2人目で、選挙戦になることが確実な状況となった。
 関氏は「市民と対話しながら情報を共有し、市民みんなで団結して力を結集する。そうすることで市政を変え、活性化させていきたい」と出馬理由を話した。
 広域連携の再構築や、国・県と地域とのパイプづくり、品格・風格あるまちづくりなどに力を入れて取り組みたい考え。
 26日は市内で記者会見を開き、正式に出馬を表明する。
 関氏は鹿角市生まれ。花輪高から京都大に進み、卒業後に現農林水産省入り。51歳まで勤めた後、日本森林技術協会勤務を経て4年前に帰郷。林業技師(森林評価士)のほか、市民グループ「鹿角産業文化研究所」代表、花輪高同窓会長などを務めている。
 一昨年、JR鹿角花輪駅前広場から歴史民俗資料館前に移設された声良鶏銅像を巡り、「鹿角のシンボルを駅前に残したい」と市民団体の一員として要望活動を行った。
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手入れ行き届かない私有林集約 森林の経営管理進む 大館市「全国のトップランナー」 3区域で意向調査

2021-01-17
 手入れが行き届いていない私有林を市町村が集約して管理する「森林経営管理制度」の事業が大館市で進んでいる。2019年度以降、花岡、平滝・大川目、赤川の3区域で森林所有者に意向調査を実施。「市に管理を委ねる」とした33件、約68haに経営管理権を設定した。このうち経営に適した森林は、民間事業者に再委託する手続きを進めている。市は「全国でトップランナーといえる進ちょくで、市内の対象私有林を20分割し計画的に取り組む」と話す。
 2019年4月施行の森林経営管理法に基づく制度。所有者が適切な管理を行う責務を明確化し、管理が難しい場合、市町村が伐採・木材販売・造林を行う権利を預かり、意欲のある林業経営者に貸し出す。採算が厳しく林業に適さない私有林は、森林環境譲与税を財源に市町村が間伐や植林を行う。
 制度の対象となるのは、市内の約1万2000haの私有林の人工林。対象の私有林を20分割し、意向調査を実施しながら、20年を1周期として事業を進める方針。
 初年度の19年度は、花岡と平滝・大川目区域の一部で対象森林の所有者に意向調査を実施。「市に管理を委ねる」と回答した所有者と順次、「経営管理集積計画」を策定し、公告を経て「経営管理権」が設定された。経営管理権の設定は19年度31件、20年度2件の計68・56haなった。
 市農政課はこの約68haについて、林業経営に適した森林の経営管理を民間事業者に再委託する手続きを進めている。県に登録している林業経営者と制度運用に向けた意見交換会も行った。
 本年度は赤川区域の397haと、19年度に実施しなかった花岡区域の168ha、平滝・大川目区域の12haの森林所有者に意向調査を実施した。718人に調査票を送付し、回答数は6割超。回答者のうち、花岡と赤川で6割、平滝・大川目で7割を超える人が「市に委ねる」と回答した。
 また、本年度は地積調査未実施の山館・中山区域も対象とし、境界明確化作業を行っている。準備ができ次第、意向調査を行う。同課は「市内で地積調査未実施の区域も出てくるため、山館・中山をテストケースとし、今後に生かしたい」としている。
 意向調査で回答者の6~7割が「市に委ねる」とする傾向が見えてきているといい、同課の担当者は「経営管理権の設定件数は全国でも多い方。民間事業者への再委託を進めていきたい」と話している

杉板ドミノ倒しに拍手 親子連れがラート体験 木育キャラバン&スポーツ 大館できょうまで

2021-01-17
 移動型おもちゃ美術館とスポーツに親しむ「木育キャラバンinおおだて2020&スポーツ体験会」が16日、大館市のタクミアリーナで始まった。会場にはボッチャやラートの体験コーナーや約160種類の木のおもちゃが並び、親子連れらがぬくもりあふれる空間でさまざまな体験を楽しんだ。市生涯学習課とスポーツ振興課の共催事業で、17日まで。
 木育キャラバンは、東京おもちゃ美術館から借りた木のおもちゃを会場に並べた。杉やブナなど六角形の木板約200枚によるドミノ倒しでは、カタカタと音を立てながら倒れる様子を参加者が見守り、拍手が起きた。積み木を積み上げたり、ままごとセットで料理を作ったりし、親子に笑顔が広がった。
 2本の鉄製の輪を平行につないだ器具を操るラート競技の体験は、秋田ノーザンハピネッツ社に所属し、世界選手権で史上最多の3度優勝を果たした髙橋靖彦選手が参加。デモンストレーションで会場を沸かせた。親子で輪を動かす体験をした嶋田千草さん(35)と壮馬さん(城南小1年)=同市東台=は「思ったより高さがありドキドキしたが、楽しかった」と話した。
 ボッチャ体験は、東京パラリンピックで使用されるものと同様のコートで競技の魅力を体感した。
 市は東京パラリンピックでタイボッチャチームのホストタウンとなっている。本年度は新型コロナウイルスの影響で競技の体験イベントを開催できなかったことから、木育キャラバンと組み合わせて遊びの場を設けた。マスク着用や検温など感染予防対策を講じて開催した。
 最終日は午前10時から午後3時まで。ラートに代わり、フライングディスクの体験ができる。正午~午後1時はおもちゃ消毒のため休場する。

参加者が見守ったドミノ倒し(タクミアリーナ)
髙橋さんの指導でラートを体験する親子

期間限定の「阿仁合」鉄印 秋田内陸線 観光アテンダント6人が記帳 3月末まで スタンプも特別版

2021-01-17
観光アテンダントごとに異なるデザインを用意する期間限定の「阿仁合」鉄印(秋田内陸線阿仁合駅)
 秋田内陸縦貫鉄道(本社・北秋田市)は阿仁合駅で記帳する「鉄印」の期間限定特別版として、観光アテンダントによる「阿仁合」鉄印の記帳を始めた。同社の観光アテンダント6人が手書きの文字やスタンプが特徴のオリジナル鉄印を用意し、鉄道愛好家を出迎えている。記帳料は300円。3月末まで。
 同社は昨年7月から、第三セクター鉄道等協議会(東京都)と加盟鉄道会社などが連携して取り組む「鉄印」と鉄印帳の販売を始めた。鉄印は寺社の御朱印帳から着想を得た乗車の証し。オリジナルの台帳(税込み2200円)を購入すると、加盟する社の地方鉄道で鉄印を記帳できる。
 秋田内陸線では阿仁合駅観光案内窓口で乗車券を提示し、記帳料(300円)を支払うと、社名や日付、観光列車のスタンプを押した鉄印がもらえる。開始から阿仁合駅では約1700枚の鉄印を記帳しており、鉄道愛好家の人気を集めている。
 新たな鉄印は通常版に加え、愛好家が収集を楽しめるよう用意。観光アテンダントを務める社員6人が「阿仁合」の文字などを乗客の前で書く特別版で、鉄印帳へ直接記帳せず、利用客の希望を受けてその場で書いた鉄印を手渡す。鉄印には通常版と異なる阿仁合駅のスタンプを押している。
 アテンダントごとに使用するペンや字体、手作りスタンプ、一言メッセージなどが異なり、当日の窓口担当が記帳するため「どの鉄印がもらえるかはその日次第」という。14日に窓口を担当したアテンダントの武田千鳥さんは、筆や墨を使って「阿仁合」の文字を書き、イベント列車で演奏している三味線型のスタンプや、乗車を歓迎する気持ちを込めた「出会いに感謝」と一言メッセージを添えた。
 同社では「6人分コンプリートする楽しみ方もできる。通常の鉄印と併せて集めてもらえたら」と話している。記帳には時間がかかる場合もあるため、余裕を持って窓口を訪れるよう呼び掛けている。

雪にわら植え作占い JA秋田たかのす 豊作願う小正月行事

2021-01-16
豊作を願って雪中田植えを行う田植え人(北秋田市の大太鼓の館前)
 今年の稲作の豊凶を占う「雪中田植え」が15日、北秋田市綴子の大太鼓の館前で行われた。JA秋田たかのす青年部(岩谷政崇部長)の部員が豊作を願って田んぼに見立てた雪にわらを植えた。
 雪上田植えは、作柄を占う「庭田植え」として各地の農家で行われていた小正月行事。綴子地区では一度途絶えた行事を1983年に篤農家の高橋佐一郎さんが復活させ、現在は若手農業者でつくるJA青年部が継承している。
 開会行事で小笠原隆志組合長は「コロナ禍の時代でも、人が生きていくために重要なのは食べること。コメを生産することに誇りを持って取り組んでほしい」とあいさつ。来賓の津谷永光市長は「雪中田植えは作柄を占う大事な行事。市の農業が順調に、五穀豊穣(ほうじょう)であるよう願う」と述べた。
 今年は、祖父とともにコメやキュウリなどを育てている亀山春樹さん(23)=同市栄=が初めて田植え人を務めた。田植え人がみのやすげがさを身に着け、しめ縄で囲まれた6尺(1・8㍍)四方の雪田に入ると、鎌を使って雪を掘った。稲わらや豆がらで作った束16本を苗に見立て、丁寧に植えていった。
 田植え後はわらぼうきで苗をはらって虫よけを行い、雪田の中心に逆さに立てた。雪田の前にはJA女性部が作ったお供え物が並び、集まった農業関係者が豊作を祈願した。亀山さんは「雪が硬くて掘るのが大変で、大役にも緊張した。今年は天候に恵まれた穏やかな一年であってほしい」と話した。
 作占いの結果は2月1日午前11時から同所で行われる「稲刈り」で判断する。

年末年始の豪雪 除雪用具の需要増 停電に備え石油ストーブも

2021-01-16
需要増に応じて拡大した石油ストーブコーナー(コメリパワー大館店)
 年末年始から県内で続く豪雪の影響で、北鹿地方のホームセンターでは除雪用具の売れ行きが好調に推移し、品薄状態が続いている。今月上旬には暴風雪による停電もあったことから、石油ストーブなど電気不要の暖房器具を買い求める人も目立っている。売り場担当者は「想定していた以上の売れ行き」と驚いている。
 大館市柄沢のコメリパワー大館店(佐藤晋店長)では、昨年10月中旬から除雪用品売り場を設置した。前年より降雪量が増えることを想定し、例年より多く「スノーダンプ」や「スノープッシュ」などの関連商品をそろえた。
 渡部宏至次長よると、雪が降り始めた昨年12月上旬から商品が動き始め、ピークは同月中旬。在庫の減りに伴い2~3回発注をかけたが、年末年始に県内を襲った大雪で売り上げがさらに伸びた。1月14日現在で入荷数の7割ほどが売れ、大型スノーダンプは既に完売。店舗入り口などに今季の入荷未定を知らせるチラシを掲示した。
 このほか、例年、北鹿地方では需要が低いという屋根やビニールハウスの雪下ろし用品の問い合わせが多く、急きょ取り寄せて対応。屋根からの墜落防止のために「安全帯」を購入する人も見られる。
 7~8日にかけて秋田市などで暴風雪による大規模停電が発生すると、石油ストーブなど電気を使わない暖房器具の問い合わせが相次いだ。急きょ商品を取り寄せ、在庫をすべて店頭に並べて販売。複数台購入する人も見られる状況で、「1人1台」と台数制限を設けるほどの需要となっている。
 石油ストーブの売れ行きは例年に比べて2割増で、「この時期でここまで売れるのは珍しい。防災意識の高さを感じる」と渡部次長。「雪の影響で入荷に若干遅れが出ていたが、今は安定している。もしもの時に備えて早めの購入を」と呼び掛けている。

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