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ハチ公サミット大館で最終回 ゆかりの4JCが発表 今後の交流発展に期待 

2018-09-25
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4JCによる発表などを行ったサミット(北秋くらぶ)
 忠犬ハチ公にゆかりのある都市が交流する「ハチ公サミット2018」が23日、大館市幸町の料亭北秋くらぶで開かれた。同市での開催は4年ぶりで、今回が最終回。同市、東京都渋谷区、山形県鶴岡市、福島市の青年会議所(JC)メンバーがこれまでの経過を振り返り、今後の交流発展に期待した。
 ハチ公生誕90周年を迎えた13年、ハチ公の縁を契機に都市間の交流を促進しようと始まった。以前から友好関係にある大館と渋谷のJCが、ハチ公の飼い主だった上野英三郎博士の出身地・三重県津市、ハチ公物語を新聞社に寄稿した斎藤弘吉の出身地・鶴岡市、渋谷の商店街からハチ公のオブジェを贈られた縁がある福島県飯舘村に呼び掛け、5市村区の関係者が参集してセレモニーや首長の対談などを行った。
 その後も各地を会場に年1回続けてきたが、今回で一区切りすることになった。大館JC、東京JC渋谷区委員会、福島JC、鶴岡JCからメンバー約30人が参加した。
 各JCの担当がそれぞれの地域で開催したサミットについて、写真や動画などを使って発表。渋谷区委員会は年の諸行事を振り返り、「街の象徴が同じなのは大きい。人は変わるが、街はずっとある。さらに掘り下げることでコラボの可能性が広がる」と提案した。
 大館JCの田山洋平理事長は「今後も末永く手を取り合って交流を深めるきっかけになれば。この事業を大切にして、いろいろな形で交流していきたい」と述べた。
 来賓の福原淳嗣市長は「4JCはハチ公と銅像を巡る物語でつながっている。次にどういう物語を発信していくか楽しみにしている」と期待を寄せた。

 

北秋田市阿仁 古民家再生利用を計画 観光客回遊に期待 DMOに負担金

2018-09-25
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 北秋田市阿仁地区で築100年近い「古民家」の再生利用が計画されている。本年度は市が地域連携DMO「秋田犬ツーリズム」に観光事業負担金を支払う形で「宿泊施設かカフェのような施設」(市産業部)に転用できないか調査する予定。
 市が支払う観光事業負担金は3277万円。2018年度一般会計補正予算案に計上され、9月定例議会で予算審査が行われている。古民家関連の予算案は本会議や常任委員会で議員から質疑が相次ぎ、関心を集めている。
 産業部によると、負担金のうち古民家関連は500万円。観光客が阿仁地区を回遊するための拠点づくりを目指し、どのような活用が可能か調査する。古民家改修の基本設計費用も含まれている。負担金の残り約2700万円は配車システム開発、特産品土産物開発などに使うという。
 この古民家は阿仁合地区中心部にあり、明治時代に呉服商が建てたという。阿仁鉱山と共に栄え、往時の造りをそのまま残すことから文化財的な価値も注目されている。現在は個人所有で空き家状態。
 市議会の予算審査では、民間の不動産に公費を投じる理由などが問われた。産業部は「所有者と交渉中で、無償で譲り受ける方向で詰めている」と説明。19年度に改修作業を計画している。
 カフェなどに改修した後、運営主体についても質問が相次いだ。産業部は「計画ではDMOが観光客を回遊させるための拠点にする」「いろいろな運営方法があり、検討段階」と述べるにとどめた。
 阿仁地区は鉱山で繁栄した当時の歴史文化が色濃く残る一方、閉山後は衰退が進んだ。現在は宿泊施設や飲食店も少なく、観光客が休憩に立ち寄る場が限られていた。議員は「古民家ブームだから改修は賛成だが、採算が取れる運営を慎重に進めてほしい」などと注文した。

鹿角の産婦人科を守る会 妊婦の大変さを体感 男性向け体験講座

2018-09-25
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妊婦ジャケットを着用して階段を上る参加者(ホテル茅茹荘)
 住民団体の「鹿角の産婦人科を守る会」(安保大介代表)は22日、鹿角市花輪のホテル茅茹荘で男性向けの妊婦体験講座を開いた。参加者が妊婦ジャケットを着用した日常動作の疑似体験などを通じて、妊婦の大変さや不便さ、妊婦の大変さを知ることの大切さに理解を深めた。
 同会は、かづの厚生病院の出産取り扱い機能が大館市立総合病院へ集約されることを知った住民が2017年2月に設立。厚生病院での出産取り扱いの再開に向けた医師確保の運動や、市民と医療現場の距離を近くするための活動、妊婦の不安を軽減するための活動などに取り組んでいる。
 今回の講座もその一つ。タイトルは「~ママになってみるかい?~妊ママ体験講座~もうすぐパパになるあなた、いずれパパになるあなたへ~」。男性だけでなく、夫婦や女性だけの参加も歓迎し、約20人が受講した。
 妊婦体験では参加者が重さ約8㌔の妊婦ジャケットを着用。足元がよく見えない階段の上り下りや、しゃがんだりあおむけに寝てみたりしながら体が思うようにならないもどかしさなどを体感した。
市内の会社役員、男性(34)は「予想より重くて妊婦の大変さが分かった。子どもが3人いるが、妻が初出産する前に知っておけばもっと良かったと思う」と実感を込めた。
質疑応答の中で、妊婦の大変さについて「言ってくれないと分からない」という男性の意見に対し、女性から「そうじゃなく(男性に)気づいてほしい」という声が上がる場面もあり、こうした講座の意義がうかがえた。
このほか、市職員が10月以降の大館・鹿角地域の産婦人科医療体制などを説明した。
安保代表は「今後も機会をみてこのような講座等を開いていきたい」と話した。

 

森吉34年ぶり2度目の優勝 最優秀賞は武石選手 北鹿中学新人野球

2018-09-24
閉会式でトロフィーを受け取る森吉のメンバー(ニプロハチ公ドーム)
 北鹿新聞創刊100周年記念第64回北鹿中学校新人野球大会(北鹿新聞社、ニプロハチ公ドーム共催、大館北秋田中学校体育連盟、鹿角中学校体育連盟、大館市教育委員会後援)は23日、大館市のニプロハチ公ドームで準決勝、決勝を行った。決勝は森吉が合川を2―1で下し、34年ぶり2回目の優勝を決めた。
 閉会式で、田中厚北鹿新聞社社長が「この大会の経験が大きなプラスになると幸い。中学生はまだまだ可能性がある。近い将来、この地方のチームが甲子園で活躍し、今年のように秋田に元気と感動を与えてくれることを期待する」などとあいさつした。
 最優秀選手賞は武石圭哉選手(森吉2年)、優秀選手は金惇之介(同)、北林学人(同)、田中元輝(合川2年)の各選手に贈られた。
 決勝は森吉が先制点を守り切り、合川を僅差で下した。
 3回、森吉は1死から内野安打で一塁に走者を置くと、武石の適時打三塁打で先制。続く金の左前適時打で追加点を挙げた。合川は2~4回に敵失や暴投など相手守備の乱れを突いて走者を三塁に進めるが、あと一本が出ず。7回2死一、二塁で佐藤天の適時打で1点を返すが、反撃は届かなかった。
 森吉の主戦、武石は要所を締める投球。?奪三振と相手打線に的を絞らせず、完投した。
 森吉・成田佳監督の話 記念大会を勝ちに来て勝てたことが一番の収穫。全県につながる試合ができた。
 合川・柏木太郎監督の話 守備は頑張ったが、走塁ミスが響いた。最後は4番が意地を見せてくれた。
◇決勝 【ニプロハチ公ドーム】
森 吉 0020000 2
合 川 0000001 1

 ▽三塁打=武石(森)▽二塁打=笠井(森)三浦(合)▽併殺=▽暴投=森吉4▽捕逸=森吉1▽審判=赤石、谷地田、長崎、庄司
 ◇準決勝【同】
合 川11000005 7
大館東01000101 3

 (延長8回タイブレーク)
 ▽三塁打=田中(合)▽二塁打=小野寺(合)、工藤、大川(大)▽併殺=合川1、大館東1▽暴投=合川1、大館東1▽審判=五十嵐、庄司、谷地田、長崎
 【ニプロハチ公ドーム】
大館一00000200  2
森 吉10010001× 3

 (延長8回タイブレーク)
 ▽三塁打=熊谷(大)、金(森)▽二塁打=北林(森)▽暴投=森吉1▽ボーク=大館一1▽審判=谷地田、長崎、庄司、赤石

「ハチ公の駅」建設現場で見学会 大館の観光交流施設 オープンは来年5月

2018-09-24
建物の骨組みが姿を現した「ハチ公の駅」(大館市御成町)
 大館市御成町の旧小坂鉄道跡地で建設が進む市観光交流施設「ハチ公の駅(仮称)」の現場見学会が23日、行われた。大館生まれの忠犬ハチ公が飼い主を待ち続けた1920年代の「2代目渋谷駅」がモデルで、シンボルとなる時計台など骨組みが姿を現している。秋田犬の触れ合いコーナーや観光案内所などを設け、秋田犬の魅力を発信し、交流人口の増加を目指す。グランドオープンは来年5月8日の予定。
 建設地はJR大館駅の南側約100㍍の市有地。鉄骨造り一部2階建て、延べ床面積1246平方㍍。高さ18㍍の時計台と大きな屋根が特徴で、秋田犬と触れ合えるほか、展示コーナー、観光案内所、特産品を扱う観光物産館、多目的研修室を配置する。
 今春に着工し、進捗(しんちょく)率は約50%。見学会は2回開き、参加者が市総合戦略推進室の職員から説明を受けながら外側を一周した。正面入り口はJR大館駅側で、展示コーナーではハチ公と大館との関わりなどを紹介するほか、子どもが創作を楽しむコーナーなども設けられる。
 秋田犬は常時2匹以上が常駐しガラス張りにして展示コーナーや広場からも見学できる造り。らせん階段を上がった2階は展望デッキで大文字などを眺めることができる。入り口付近には今秋以降、大館駅前のハチ公像を移設する。
 水飲み場などを設けた芝生広場(2174平方㍍)や多目的広場(5675平方㍍)、公衆トイレも整備する計画。駐車場は112台分で、「大館駅利用者も活用してほしい」とした。周辺の旧小坂鉄道には手こぎトロッコを配置し家族連れで遊べるという。
 施設、駐車場、芝生広場は来年5月開所予定。施設は12月に完成予定で、備品搬入などを経て4月から担当職員が常駐する。多目的広場、公衆トイレを含め全面完成は2020年3月の予定。総事業費は9億7500万円。県と協働で進める「あきた未来づくりプロジェクト」の一環として国や県の交付金を活用する。
 見学会はプレオープンイベントとして、「駅―one.2018with大館駅サイト」に合わせて開催。高橋崇太さん(城南小4年)は「近くで見ると大きな建物だった。完成したら来たい」と感想。総合戦略推進室は「秋田犬は世界的に注目を浴びており、施設を知ってもらい、市民全体で秋田犬を中心に市を盛り上げていきたい」と話した。
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ニホンザリガニ初ふ化 天然記念物保護へ 大館市教委の人工増殖研究

2018-08-26
ビーカー内の赤ちゃんザリガニを見つめる小学生ら(大館郷土博物館)
人工増殖研究で初めて産まれたニホンザリガニの赤ちゃん
 大館市教育委員会が人工増殖を目指して大館郷土博物館で飼育しているニホンザリガニの卵がふ化した。南限生息地として国の天然記念物に指定されている大館市の八幡沢地区(桜町南―池内道下の一部)の水路近くなどで捕獲された個体から計18匹が産まれた。25日に一般市民を対象に見学会が開かれ、ビーカー内で元気に動き回る赤ちゃんザリガニの姿が公開された。
 ニホンザリガニは北海道、青森、本県などに分布し、水温20度以下の冷たくきれいな水でのみ生息できる。環境省レッドデータブック絶滅危惧Ⅱ類に指定されており、大館市の指定地周辺でも生息環境の悪化で個体数の減少が懸念されてきた。
 市教委は2017年度に「天然記念物ザリガニ生息地再生委員会」を立ち上げ、個体数の維持、指定地の保護に向けて取り組んでいる。
 このうち人工増殖研究は昨年10月から開始した。指定地近くの2匹(雄1匹、雌1匹)と、指定地以外の生息地の2匹(同)をそれぞれ別の水槽で飼育。11月下旬から12月上旬にかけて交接、今年3月下旬に2匹の雌が産卵しているのを確認した。
 ふ化は7月中旬から8月上旬にかけて確認。指定地近くの雌の卵から11匹、指定地以外の雌の卵から7匹が産まれた。1匹ずつ別々のビーカー内で落ち葉などを餌に飼育されており、現在の体長は約10㍉。足を使って元気に動き回り、順調に成長している。
 この日は一般市民を対象にした見学会で、小学生ら約30人に赤ちゃんザリガニが公開された。「かわいい」「小さい」などと歓声を上げ、食い入るようにビーカー内を見つめる子どもたちの姿があった。宮崎太陽さん(城南小4年)は「思ったよりも小さくて驚いた。元気に育ってほしい」と願った。
 市教委は19年夏以降、指定地周辺の水路工事など環境整備事業に着手する予定。完工後、指定地近くの雌から産まれた11匹を放流する計画だ。具体的な対応は10月の生息地再生委員会で協議する。歴史文化課の若宮司課長は「大切に飼育しながら増殖技術を確立させ、ザリガニが安心して長く暮らせる場所を確保していきたい」と話している。
 赤ちゃんザリガニの見学会は9月1日にも同博物館で開かれる。午前10時から。無料。

4千年前の生活に思い 鹿角・大湯で縄文祭 仮装や火おこしなど

2018-08-26
開村式で行われた火おこしの儀式(大湯ストーンサークル縄文広場)
 鹿角市のストーンサークル縄文祭が25日、国の特別史跡「大湯環状列石」の特設会場で開かれた。仮装コンテストや火おこしを通して、遺跡がつくられたとされる4000年前の生活を体験した。先月、大湯環状列石を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」は世界文化遺産登録の推薦候補に選定され、世界遺産に大きく前進、参加者は早期の登録に願いを込めた。
 1984(昭和59)年から始まり、今年で36回目。縄文祭実行委員会(勝又幹雄委員長)が主催している。
 開会行事は午後1時からメイン会場のストーンサークル館縄文広場で始まり、大湯保育園の園児たちが「陽だまり太鼓」と踊りを披露。勝又委員長は「全国には2万カ所の縄文遺跡があるが、特別史跡に指定されているのは、大湯を含め4カ所だけ。重要で価値のある遺跡だ」とあいさつ。候補選定に触れ、早期の登録実現に期待を込めた。
 火おこしの儀式のあと、十和田中1年の井上吉朗さんが縄文時代に思いを込めた宣言文を読み上げた。縄文音頭の踊りに合わせて仮装コンテストが行われ、衣装や装身具を身に着けた中学生などが縄文人になりきってパフォーマンスを披露した。
 体験コーナーが設けられ、火おこしや勾玉(まがたま)作り、弓矢体験、土器作りを楽しんだほか、石運び、火おこし、弓矢、球蹴りなどを種目とする「縄文5種競技」も行われた。

男性の関わり方は 北秋田で子育てを語る集い 保育士ら120人が参加

2018-08-26
男性の育児について講演する本田さん(コムコム)
 大館北秋田地区保育協議会(小塚光子会長)主催の子育てを語る集いが25日、北秋田市民ふれあいプラザ「コムコム」で開かれた。NPOファザーリング・ジャパン東北の事務局長、本田正博さんを講師に、保育士ら約120人が育児に積極的に関わる男性の在り方を学んだ。
 本田さんは、秋田市で保育園を運営する社会福祉法人に勤務するかたわら、NPOなどを通して育児や家事に男性が参加する社会の実現を目指して普及に取り組んでいる。「家族がみんなハッピーに!」と題して講演した。
 講演では自らの育児経験に触れながら「働きすぎる職場環境」「古い育児スタイル」といった社会的な背景を説明。「自分の父親たちがやってきたことをそのまましようとしてしまうが、自分の父親たちは育児をしてきていない。今の父親たちは育児について聞く相手がいない」「細かい点まで教えないと残念ながら動けない」と指摘した。
 その上で「保育園や経験済みの父親たちが教えてほしい」「社会が変わった。今の時代に頭を切り替えて」とアドバイスした。他にも「言ってはいけない家事の一言」や、感情をコントロールする手法として近年注目されているアンガー・マネジメントについても紹介した。
 北秋田市や大館市、上小阿仁村の保育士、児童委員、保護者らが参加し熱心に聴講した。講演後、意見交換や県北教育事務所指導主事の浅野直子さんによる講話も行われた。

障害者の意思疎通円滑に 大館市が条例制定へ 来春施行目指す

2018-08-25
意思疎通条例の骨子が示された意見交換会(大館市総合福祉センター)
 大館市は、障害者のコミュニケーションを円滑にするための条例を制定する方針だ。手話や点字、要約筆記などの普及を促進し、障害者が不自由なく意思疎通できる環境を整えたい考え。24日、市総合福祉センターで関係団体との意見交換会を開き、条例の骨子を説明した。2019年3月議会に条例案を提出し、4月施行を目指す。
 障害者の権利に関する条約や障害者基本法で手話が言語として位置付けられ、ろう者が地域で気兼ねなく使える環境が求められている。視覚障害者にとっては点字がコミュニケーション手段の役割を担ってきた。
 こうした流れの中で聴覚や視覚などの障害で意思疎通が困難な人が、容易に情報を取得できるよう障害者理解の推進と環境整備に向けて条例制定に乗り出した。県は昨年4月に意思疎通条例、秋田市は今年4月に障害者との共生条例を施行している。
 骨子によると、施策の推進方針は▽理解と普及▽情報発信と情報取得▽環境整備▽コミュニケーション支援者の確保など―の4点。具体的には手話を学ぶ機会を確保し、公共サービスを提供する施設での理解・啓発を盛り込む。手話通訳者や要約筆記者、点訳者、音訳者らの派遣で情報を得やすい環境づくりなどを進め、障害の有無にかかわらず分け隔てない共生社会の実現を目指す。
 意見交換会には市身体障害者協会連合会、手話サークルふきのとう、県聴覚障害児を持つ親の会、朗読ボランティア「麦の会」、県北秋田地域振興局、比内支援学校、市基幹相談支援センターの関係者10人が出席。市福祉課の奈良博人課長は「2013年に鳥取県で全国初の手話言語条例が施行され、多様な意思疎通手段の普及と理解促進に向けた動きが広がっている。大館市では昨年6月に全国手話言語市区長会に加入し、条例制定を目指すきっかけとなった。市の状況に沿った条例にするため意見を聞かせてほしい」とあいさつした。
 出席者からは「小中学校の教育に手話を取り入れて」「市紹介映像に字幕や手話を付けてほしい」「市役所に手話通訳者の常設を」「首長・議員選挙候補者の名前や公約を音声で伝えられないか」などの声があった。
 市は9月下旬と11月にも意見交換会を開き、次回は具体的な条例案を示す予定。

北秋田の自然を体験 首都圏や関西から小中33人 短期チャレンジ留学

2018-08-25
短期チャレンジ留学に参加した子どもたち(合川学童研修センター)
 自然や地域の文化に触れながら全国トップレベルとされる秋田の教育を体験する「短期チャレンジ留学」が24日、北秋田市で始まった。首都圏や関西から参加した小中学生33人が、5泊6日の日程で登山や川下りなどの自然体験、学校での授業体験などを行う。
 全国トップレベルの学力を生み出す環境をPRし、秋田への移住定住につなげることを狙いにした県教委の事業。北秋田市は旧合川町時代に始まった山村留学のノウハウを活用して教育留学の受け入れを積極的に展開している。
 短期留学は夏休みを利用した取り組みで、長期留学で滞在している4人を含33人の小中学生が参加。初日は秋田内陸線の旅を楽しんだ後、活動拠点となる市合川学童研修センターでの開講式に出席した。北秋田市の佐藤昭洋教育長があいさつし「留学を通じてたくさんの宝物が皆さんにできることを期待しています」と呼び掛けた。
 続いて同じ班で活動する仲間たちとの顔合わせが行われ、子どもたちは「好きなことは」と質問し合うなど早くも打ち解けた様子。絆を深めた後は、川下りで使ういかだの製作に取り組んだ。
 期間中は米代川での川下り、森吉山登山、テントに宿泊しての星空観察、川遊びなどを行うほか、地元の小中学校で授業を体験する予定。
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外国人利用者が倍増 森吉山阿仁スキー場 個人客への対応拡充を

2018-07-05
森吉山スキー場管理運営協議会(県北秋田地域振興局)
 森吉山スキー場管理運営協議会(会長・渡辺雅人県北秋田地域振興局長)は4日、振興局で総会を開き、海外を含めた誘客策や山岳遭難防止対策の推進などを重点にした2018年度事業計画を決めた。阿仁スキー場の外国人利用客は前年度の2倍近くに増えており、副会長を務める津谷永光市長は増加傾向にある個人客への対応を拡充することが必要と訴えた。
 スキー場の適正な管理運営を図るとともに、関係機関が一丸となった利用促進策を展開し、地域経済の発展につなげることを狙いに県と市、関係機関の代表者らで構成。誘客に向けたPRのほか山岳遭難防止にも取り組んでいる。
 渡辺会長は「森吉山には四季を通して多くの人が訪れている。18年度は樹氷サミットが開催される予定で、森吉山の魅力を広く発信する絶好の機会。関係機関と連携して安全で安心な森吉山観光に取り組んでいきたい」とあいさつした。
 森吉山観光の中心施設となる阿仁スキー場の17年度利用状況は、花の百名山など夏期のゴンドラ運行、スキーや樹氷観賞など冬期のゴンドラ・雪上車運行とも前年度に比べて減少。夏期と冬期を合計した来場者数は前年度より約6000人少ない4万6844人だった。
 このうち、外国人利用者数は2318人で前年度の1231人に比べて倍近くに増えた。県や市が観光客の誘致に力を入れている台湾からの利用者は1452人で利用者の半分以上を占めた。協議会は18年度も台湾の旅行エージェントを対象にしたPRや誘客を行う計画。
 外国人客の増加について津谷市長は「森吉山周辺地域を訪れる外国人観光客は増加している。内陸線阿仁合駅舎改築など団体客の受け入れ体制整備は進んでおり、今後は個人客への対応の拡充について考えていかなければならない」などと述べた。

病院事業は3億円の単年度純損失 大館市 17年度下半期の公営企業業務状況

2018-07-05
 大館市は、市の公営企業の業務状況をまとめた。水道、工業用水道、下水道、病院の状況を年2回公表しており、今回は2017年度下半期分と18年度の経営方針などが対象。病院事業会計の収益的収支は、収入が108億7483万円、支出が112億1723万円で、差し引き3億4240万円の単年度純損失を見込んでいる。要因には患者数の減少などを挙げた。
 各企業会計の決算状況のうち、水道事業の収益的収支では、収入が14億5660万円に対し支出が13億3990万円で、差し引き1億1670万円の単年度純利益を計上できる見込み。工業用水道会計も、収入が4818万円、支出が4283万円で、差し引き535万円の単年度純利益が見込まれる。
 下水道事業会計は収入が13億7973万円、支出が14億3527万円。差し引き5554万円の単年度純損失となることを見込んでいる。
 病院事業は、17年度下半期の入院患者数が延べ6万8062人、外来患者数は延べ12万8319人。前年同期に比べ入院は3482人、外来は1109人それぞれ減少した。年間の累計は入院が延べ13万4225人、外来は延べ25万9195人。前年度との比較では、入院は8114人の減少、外来も1536人減少した。
 収益的収支は、収入が108億7483万円、支出が112億1723万円で、差し引き3億4240万円の単年度純損失が見込まれている。このことについて病院は「両病院ともに退職手当負担金が大幅な減額となったが、患者数の減少による入院収益減や、賃金、委託料の増額が影響した」と説明した。
 18年度の経営方針で総合病院は「呼吸器循環器内科等、診療制限している診療科の医師確保と、診療報酬改定を踏まえた看護7対1施設基準を維持しながら、包括ケア病棟の活用促進を図ることで収益を確保する」ことを挙げた。さらに「当医療圏での産婦人科機能集約化事業を推進するとともに、大館・鹿角地域医療構想における将来の医療需要を見据えた医療機能の分化・連携に取り組みながら、医療の質の向上と経営の安定化を図っていく」としている。
 扇田病院は「地域に根差した1次医療の維持と、市民の健康を守るドック健診事業の中核を担いながら、今後、需要が高まる在宅医療の強化に取り組むことで、地域包括ケアシステムの構築を支援する」ことを掲げた。

不審者情報相次ぐ 大館市 関係機関警戒強める 声掛け、ナイフ所持も

2018-07-04
登校する児童に付き添う保護者(大館市城南小学校前)
 大館市で子どもを狙った不審者に関する情報が相次いでいる。2018年度、市生徒指導協議会には3日現在で7件(疑い含む)の情報が寄せられ、既に17年度1年分(6件)を上回る状況。2日には登校中の児童を乗せた保護者の車が、ナイフを所持した不審な男に遭遇し、地域に緊張が走った。全国で登下校中の児童が被害に遭う事件が多発しており、学校関係者らは警戒心をあらわにしている。
 同協議会によると、18年度の不審者情報は、全7件が5月下旬からの約40日間に発生。登下校中の児童が不審な男から「こっちにおいで」と声を掛けられたり、「車に乗らない?」と誘われたりした。いずれも逃げ出すなどして被害はなかった。
 17年度は7月までに3件、年間で6件。18年度は例年に比べて明らかに多い。近年、全国的に児童の被害が相次ぎ「保護者や児童の警戒心が高まり、情報がより集まっている可能性がある」という。一方で、不審者が地域にいる不安感は拭いきれない。
 大館市一心院南では2日午前、サバイバルナイフを所持した不審な男が大館署に逮捕された。現場が学区内の城南小では5月下旬にも不審者による声掛け事案があり、見守りを強化したところだった。
 3日朝の登校時には車や徒歩で児童を送迎する保護者の姿があった。40歳代の母親は「怖かったので付き添った。(犯人は)逮捕されたが、突然ナイフを出されたら防ぎようがない。まさか大館でこんなことが起きるなんて」と驚きを隠しきれない様子。30歳代の母親は「女の子2人を通わせているので心配。今後は(送迎など対応を)考えないと」と話した。
 3日に同校で開かれた学校評議員会では、評議員を務める地域住民から「臨機応変に対応できるよう教員配置を考えては」「警察と綿密な情報交換を」との声が上がった。同校は「地域から情報提供をしてもらえる体制を作りたい。警察や市教委と相談し、今後に向けて対策を取らなければ」と警戒を強める。
 同協議会は各校から不審者情報が寄せられた際、警察や行政、市内全小中に周知して情報共有。各校から保護者にメール配信してもらっている。児童生徒らに対し▽夜間は出歩かない▽人通りの少ない道は通らない▽知らない人に近づかない▽防犯ブザーを持参する▽危険を感じたら助けを求め、110番通報する―ことなどを求めている。
 また突発的な事案に対応するため、会長の渡部鋼喜・下川沿中校長は「日頃から自分の身を守れる子どもを育てる必要がある。教育活動全体で、判断する力を身に付けさせたい」としている。

 

北秋田市 浜辺の歌音楽館 伊勢堂岱縄文館 入館料を無料に

2018-07-04
伊勢堂岱遺跡の出土品などを紹介する縄文館(北秋田市脇神)
作曲家・成田為三を顕彰する浜辺の歌音楽館(北秋田市米内沢)
 北秋田市教育委員会は1日から、同市米内沢の「浜辺の歌音楽館」と同市脇神の「伊勢堂岱縄文館」で入館料や展示室観覧料をそれぞれ無料とした。両施設とも本年度末までの試験的な無料化で、市内外からの気軽な来館を呼び掛けている。
 浜辺の歌音楽館は同市出身の作曲家・成田為三の功績を紹介する施設として開館し、本年度で開館30年を迎える。館内では成田為三が手掛けた楽曲の試聴室が設けられているほか、楽譜などの資料を展示している。
 縄文館は国指定史跡・伊勢堂岱遺跡のガイダンス施設として2016年にオープン。遺跡見学の受け付けとしての役割も担っており、展示室では遺跡の特徴や出土品を紹介している。
 音楽館は開館30周年の節目を機により多くの人に来館してもらおうと、個人団体ともに全ての人の入館料を無料とした。縄文館は世界遺産登録の機運を高めようと、これまで入場無料だった遺跡内に合わせ、展示室の観覧を無料化。多くの人が遺跡について学べる機会を提供する。来年の3月31日まで。
 開館時間は音楽館が午前10時から午後5時、縄文館が午前9時から午後5時。いずれも月曜と年末年始は休館。音楽館(☎0186・72・3014)、縄文館(☎0186・84・8710)。
 

かぶきんのPRよろしく 小坂町 小中全員に缶バッジ

2018-07-04
缶バッジの贈呈式(小坂小)
町が製作した缶バッジ
 小坂町のマスコットキャラクター「かぶきん」を多くの人たちにPRしてもらおうと、町は2日、小中一貫教育校の小坂小中学校(中井淳校長)の全校児童生徒へ、かぶきんがデザインされた缶バッジを贈った。
 歌舞伎役者をモチーフとしたかぶきんは、児童生徒を含む住民の総選挙で決定した。プロフィルは、芝居小屋・康楽館が建築された1910(明治43)年8月13日に誕生した精霊(男)で、現在の年齢は107歳、住居は康楽館、好物は「拍手」、決めポーズは「見え」など。6月に開かれたアカシアまつりで一般に初めて披露された。
 かぶきんが「町民に愛されるキャラクターになってほしい」と強く願う細越満町長。PRに一役買ってもらおうと、児童生徒のかばんやランドセル、衣服に着けられる缶バッジを製作した。
 この日、小学校の体育館で開かれた集会に、町長がかぶきんと一緒に入場すると、児童生徒は満面の笑みを浮かべ、拍手喝采で歓迎した。
町長があいさつし、「みんなに決めてもらったキャラクター。このバッジを着けて町をPRしてほしい」と呼び掛けた。
 かぶきんがステージへ登壇。一つ一つの愛くるしい動作で会場が沸く中、かぶきんのプロフィルが紹介された。「好きなスポーツは」「好きな食べものは」「好きな歌は」などと、児童生徒による質問タイムも設けられた。
 この後、町長が全校児童生徒分の缶バッジを代表の泉遥空さん(小学6年)、中泉音乃さん(中学3年)に手渡した。泉さんは「かぶきんと一緒にPRしたい」、中泉さんは「大切に使います」とうれしそうだった。
 
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