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ふるさと納税 上半期で2億円超 大館市 新制度始動も微減 下期で最多更新目指す

2019-10-14
 大館市への2019年度ふるさと納税が上半期(4~9月)で2億円を超えた。過度な競争を防ぐ新制度が6月に始まり、経費を寄付額の5割以下に抑えるため専門サイトへの掲載を二つから一つに絞ったものの、返礼割合は2年前に引き下げていたことから影響は前年同期比8%減にとどまった。10月から新たに別のサイトで返礼品を紹介しており、過去最多(18年度7億8605万円)更新を目指す。
 企画調整課によると、上半期は全国から1万681件、2億277万5000円が寄せられた。前年同期に比べ3759件減、1808万3000円減。4、5月の寄付額は前年を上回ったものの、6月以降は1割前後の減となっている。
 寄付者の居住地は東京3277件(5850万3000円)で最も多く、神奈川1530件(2729万7000円)、大阪728件(1411万1000円)、愛知県691件(1390万6000円)と続き、47都道府県全てから寄せられた。
 県外の寄付件数は全体の99・2%。きっかけは「お礼の品」43・9%、「訪れたことがある」6・1%、「出身地または住んだことがある」4・1%、「使い道に賛同した」3・2%などと続き、未回答は39・6%だった。
 寄付の使い道は「環境保全・資源循環」が4424件(8524万3000円)、「子どもの成長支援」2430件(4643万7000円)、「秋田犬関連」1878件(3340万2600円)、「子どもの教育支援」1103件(2108万4000円)、「お年寄りや障害のある人が安心して暮らせるまちづくり」741件(1405万3000円)などだった。
 返礼品は292種類を登録。一番人気はコメ、次いできりたんぽセット、果樹などが選ばれた。9月は中山ナシの注文が多く、品切れとなるほどだった。新制度は返礼品を寄付額の3割以下の地場産品に限り、宣伝などの経費を5割以下と定めている。市は専門サイト「ふるさとチョイス」への掲載を継続する一方で「ふるなび」を退会。10月から「楽天ふるさと納税」に登録した。
 ふるさと納税は、出身地や応援したい市町村などに寄付すると、2000円を超える部分が所得税や住民税から控除される。
 

北秋田市議会 「キティ」活用に賛否も 4カ所で報告会 議員と市民が意見交換

2019-10-14
2班に分かれての意見交換も行われた議会報告会(北秋田市のコムコム)
 北秋田市議会は13日、市内4カ所で議会報告会を開き、3月、6月、9月の各定例会や臨時議会、全員協議会での審議について市民に説明した。キャラクターを活用したプロモーション事業については「市のPRにつながるとは思えない。非常に不満」との意見があった一方で「賛成」との声も出された。
 議会改革の一環として行っており今年で6回目。鷹巣地区はコムコム、森吉地区はコミュニティセンター、合川地区は合川公民館、阿仁地区は大阿仁出張所で開催。議員は各会場に5人ずつ、市民は4会場に計40人余りが参加した。3月定例会で可決した19年度一般会計当初予算や6月定例会、9月定例会での補正予算について審議の結果を説明。臨時議会での議案や全員協議会の報告に続き、質問に答えた。
 11人が参加した鷹巣会場では、当初予算で10億8000万円を計上した「し尿処理施設建設事業」について「人口減少が続く中、これだけの予算をかける必要があるのか」との質問が出された。議員は「施設は老朽化が進んでいる。市として必要な施設であり、人口減に対応した施設としている」などと説明した。
 また、キャラクター「ハローキティ」を活用したプロモーション事業に本年度、1947万円の予算が計上されたことには「世界的にポピュラーなもので、北秋田市をPRするものではない」「地元に愛されるキャラクターを開発する努力をするべきで、非常に不満」などの意見が。
 議員からは「議会でもさまざまな議論があった。当局も前年度決算で、成果を数値化するなど努力をしている」と説明。「市は子どもたちに夢を与えることも目的としている。効果はこれから出てくる」とも述べた。市民からは「私は賛成している」との声も。
 このあと、参加者と議員が2班に分かれて市政全般にわたる意見を交換。観光振興策や医療福祉、秋田内陸線の今後など、活発な意見が出された。鷹巣会場では今回、初めて行われたが、市民からは「じっくりと話をすることができた」「今後もやってほしい」と好評だった。

歌い踊って半世紀 鹿角民謡民舞コンクール 60人が熱唱熱演

2019-10-14
元気な歌声を披露する小学生(コモッセ)
 50回の節目を記念した鹿角民謡民舞コンクールが13日、鹿角市のコモッセで開かれた。小学生から一般までの約60人が出場。半世紀にわたる歴史と伝統を胸に熱唱、熱演を披露し、来場者から大きな拍手が送られた。第50代チャンピオン(総合優勝)には阿部光男さん(三謡会)が輝いた。
 鹿角民謡保存会(米田良子会長)の主催。鹿角民謡の保存、発掘、後継者育成を目的に活動しており、コンクールは多くの人々に民謡に親しんでもらおうと1970(昭和45)年から毎年開いている。
 得意曲を歌う自由曲の部、鹿角民謡に限定した課題曲の部、民舞の部の3部門があり、民謡は子ども、16~69歳、70歳以上の年齢別で覇を競う。
 開会セレモニーで米田会長は「毎年来ていただいている皆さんのおかげで50回を迎えることができた」と感謝の言葉。
 続いてコンクールが開演し、出場者が日頃の練習の成果を発揮して自慢の喉や踊りを披露した。特別ゲストや民謡日本一の地元ゲストのショー、会員らのアトラクションなども行われ、ステージを盛り上げた。
 ◇自由曲1部(70歳以上) ①木次谷政子②又賀喜代美③福岡幸子④浅石キヌ⑤近藤雪雄▽奨励賞=板橋ヒサ、中島エコ
 ◇同2部(16~69歳) ①湯沢政幸②湯沢栄喜③篠村慈④柳沢靖子⑤中村京子▽奨励賞=池田和子、関浩美
 ◇民舞(大人の部) ①米田会有志
 ◇課題曲1部(70歳以上) ①阿部光男②又賀喜代美
 ▽同2部(16~69歳) ①柳沢靖子②黒澤一夫③関浩美

「食欲の秋」に舌鼓 本場大館きりたんぽまつり開幕 ドームで14日まで

2019-10-13
初日から多くの人でにぎわいを見せたきりたんぽまつり(ニプロハチ公ドーム)
 第47回本場大館きりたんぽまつりが12日、大館市のニプロハチ公ドームで開幕した。初日から県内外の家族連れや観光客などが多く訪れ、会場内は大にぎわい。行列ができる店舗もあった。さまざまな店のきりたんぽに舌鼓を打ちながら、ステージイベントなども楽しみ、大館の秋を満喫していた。14日まで。
 開会式で、大会会長の中田直文大館商工会議所会頭は「たくさんの方々の協力、努力で開催に至った。おいしいきりたんぽの店が並んでいるが、きりたんぽだけのまつりではない。オール大館で故郷の良さを見直していきたい」などとあいさつ。
 福原淳嗣市長は「台風が近づいており、安全に気を付けてゆっくりと楽しんで」と呼び掛けた。
 会場には108のブースが並び、きりたんぽはもちろん、ご当地グルメや郷土料理も提供。昼前後には長い行列ができる店もあった。キッズマーケットなども盛況で、地元の小学生の元気な声が響き渡った。
 ステージは、今年初めてスタンド席を向く形で設置され、訪れた人たちはゆっくり腰を下ろし、飲食を楽しみながら観賞した。初日はふかわりょうさんの「とんぶりの唄」や松本英子さん、坂本サトルさんのライブなどが繰り広げられた。
 会期中に台風19号の接近が予想されるため、主催の大館食の祭典協議会では、来場者や出店者に注意を呼び掛けている。この日は、カヌー体験などを中止。一部の屋外展示の場所を移動するなど対応した。13日以降も天候次第で随時、対応していく。
 入場無料。開場時間は午前10時から午後6時(最終日は3時30分)。

96歳「おめでとう」 大館で忠犬ハチ公生誕祭 秋田犬の里で初開催

2019-10-13
雨の中、代表園児らがハチ公銅像に献花(秋田犬の里)
 大館市で生まれた忠犬ハチ公の生誕祭が12日、御成町の観光交流施設・秋田犬の里で行われた。約100人が出席。銅像への献花やバースデーケーキなどで「96歳」の誕生日を盛大に祝った。
 忠犬ハチ公銅像及び秋田犬群像維持会(富樫安民会長)が主催。銅像の移設に伴い、生誕祭もJR大館駅前ハチ公広場から会場を移した。
 あいにくの雨のため、式は屋内で挙行。富樫会長は「犬にまつわる像や神社は全国に23カ所ほどある。慰霊祭やしのぶ会はあるが、誕生を祝っているのはハチ公だけ。国内外で人気の秋田犬に負けないよう頑張りたい」などと述べた。
 同駅の高橋仁司駅長と、大館幼稚園の乳井謙太ちゃん(5)がハチ公像に献花。同園の畠山千夏ちゃん(5)・彩月ちゃん(3)姉妹と、ハチ公生家当主の齋藤良作さん(70)がケーキカット。出席者が大きな拍手で祝った。
 大館南小5、6年生約40人も参加。代表して大沢頼さん(6年)が「飼い犬と散歩したり、遊んだりすると心が通じ合い、元気になる。上野教授の思いもハチに伝わり、つらくてもおなかがすいても、会いたいとずっと待っていたのでしょう」と「ハチ公への手紙」を朗読。「ハチのおかげで大館が知られ、新たなつながりもできている」と感謝した。
 最後に、出席者が唱歌「忠犬ハチ公」を歌い上げた。式後、駅前にある秋田犬群像に会員有志が献花した。
 秋田犬のハチ公は1923年、大館市大子内生まれ。生まれて間もなく東京の上野英三郎博士に引き取られた。35年に生涯を閉じたが、飼い主を待ち続ける物語は世界的に知られている。誕生日は諸説あるが、維持会は11月に生まれたとみて、1カ月早いこの時期に生誕祭を行っている。

9月のニュース

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10月から幼保無償化 実費負担の副食費 北鹿3市町村は無料に

2019-09-30
 国の幼児教育・保育無償化が10月から始まる。幼稚園や保育園、認定こども園などを利用する3~5歳児と低所得世帯の0~2歳児の保育料が無償化される。保育料に含まれていた給食の副食(おかずなど)費は無償化から外れて実費負担となるが、年収360万円未満の世帯と第3子以降は国が費用を免除、360万円以上の世帯は県と市町村の助成で負担軽減を図る。北鹿地方では鹿角市、小坂町、上小阿仁村がこの助成に上乗せし、副食費も無料とする。
 国の制度で無償化となるのは、幼稚園や保育所、認定こども園などに通う3~5歳児と住民税非課税世帯の0~2歳児。認可外保育施設の利用は保育の必要性が認定された場合、3~5歳児は月額3万7000円を上限に、0~2歳児は住民税非課税世帯を対象に月額4万2000円までの利用料を無償化する。
 3~5歳児の幼保無償化から外れるのが、おかずやおやつなどの副食費。保育園ではこれまで主食費は実費徴収で、副食費は保育料に含まれてきた。国は年収360万円未満の世帯と第3子以降を対象に副食費を免除。年収360万円以上の世帯には、県と市町村が共同で行う「すこやか子育て支援事業」で、半額か4分の1を助成する。多子世帯など全額助成される世帯もある。
 北鹿の5市町村のうち、小坂町と上小阿仁村は助成をさらに上乗せし、副食費を無料にする。鹿角市は所得制限を設けるが、「市内の3歳児以上のほとんどの世帯が無料の対象となる」と説明。上小阿仁村の担当は「保育料が無償で、副食費が発生すると負担感がある。子育て世帯の支援として無料にすることに決めた」と話す。
 大館市で幼保無償化の対象となる3~5歳児は幼稚園や保育園、認定こども園、へき地保育所を利用する約1200人。子ども課によると、市立保育園では10月から副食費を月4500円に設定。主食はご飯を持参しているため、実費負担分は助成後の副食費となる。同課は「保護者には9月中旬に副食費助成の申請書とチラシを配布した。10月以降に負担増となる世帯はなく、制度を周知していきたい」と話した。

巨樹、古木に驚き 鹿角地域観光再発見 県北一の門杉など巡る

2019-09-30
門杉を見学する参加者(大円寺)
 鹿角市内に点在する巨樹や古木をバスで巡る学習会が29日、同市十和田、花輪地区で行われた。主催した十和田地域づくり協議会の地域観光再発見実行委員会(三上豊委員長)によると巨木巡りの企画は市内初といい、参加者がその雄姿に目を見張りながら由来や地域の歴史などにも理解を深めた。
 本年度「市民のチカラ事業『地域観光再発見』」の一環。タイトルは「市内の巨樹・古木を訪ねて」。森林や樹木、悠久の歴史を語る地域のシンボルとして、地域学習を兼ねて初めて実施した。
 地元鹿角をはじめ大館、北秋田から18人が参加。案内人は大湯郷土研究会副会長でもある三上さん。東北巨木調査研究会の五十嵐洋さん(大館市)が一般参加し、関連情報を提供した。
 大湯支所前で開会行事を行い、三上さんは「鹿角には藩政期に幕府巡見使が通った歴史街道が残っている。木を見るだけでなく、歴史も踏まえながら歩きたい」とあいさつ。
 この後、参加者はバスで移動し、大円寺の門杉(もんすぎ、大湯)、毘沙門神社のケヤキ(一本木)、左多六とシロ公園のイチョウ(下草木)、愛宕神社の大カツラ(級ノ木)、金澤家の大グリ(鶴田)、神明社の親杉(松山)、千手観音堂の大ケヤキ(大欠)の7カ所を訪ねた。
 このうち大円寺の門杉はスギでは県北一の大きさで、幹周り9㍍、樹高47㍍、推定樹齢500~600年。県の天然記念物に指定され、伝承では樹齢2000年ともいわれる。かつては2本で一対になっていたとされるが、藩政期中頃の山崩れで山側のスギが失われ、谷側のこのスギだけが残ったという。
 三上さんは木の特徴や由来、付近の文化財などを説明。参加者は熱心に耳を傾けていた。
 北秋田市の白川正信さん(73)は「こんなにでかいスギは見たことがない。来てよかった」と話し、雄姿を写真に収めていた。

大沢さん(大館)「復興のごう音」 ラグビーW杯日本大会 釜石で選手入場曲演奏

2019-09-30
選手入場曲を演奏する大沢さん㊥(釜石鵜住居スタジアム)=佐藤さん提供
 日本チームが優勝候補を破り国内を歓喜に沸かせている、ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会。25日、岩手県釜石市の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムで開かれたフィジー―ウルグアイ戦で、大館曲げわっぱ太鼓の奏者・大沢しのぶさん(44)=大館市=らが選手入場曲を演奏した。東日本大震災の被災地から太鼓を借り受け、「復興の音色」で大会の盛り上げに一役買った。
 大会のセレモニー担当者から出演の打診を受けたのは、茨城県出身の和太鼓奏者・寺門勝さん。寺門さんが東北ゆかりの大沢さんと、大館市内でワークショップなどを開く津軽笛奏者・佐藤ぶん太さんに声を掛け、3人に決まった。
 同スタジアムは、震災被災地で唯一のW杯会場で、復興の象徴とも言える場所。大沢さんは、同県陸前高田市の知人から直径約1㍍の平胴太鼓を借り受けた。青空の下、両国選手の入場時に「RWC2019アンセム」に合わせて大災害を経験した太鼓の音色をとどろかせた。続いて、選手や観客らが犠牲者に黙とうをささげた。
 試合開始前には会場周辺で、3人がゲリラ的におもてなし演奏したほか、観客への演奏体験や他バンドとのセッションなどで盛り上げた。
 大沢さんはこれまで、国内で開かれた国際スポーツ大会では、世界バレー(06年)開会式、U―20女子サッカーW杯(12年)の2度、演奏している。今回の観客は国内外の1万4000人余り。「一生に一度あるかないかの大きな国際大会。選手や関係者の緊張感、満員の観客の歓声や拍手は貴重な経験。復興はまだ半ばではあるが、今後も支援を続けていく気持ちを新たにした」と話した。
 日本チームは世界ランキング9位。初の8強入りを目指す中で28日、1次リーグA組第2戦で同2位のアイルランドを19―12で撃破した。10月5日にサモア、13日にはスコットランドと対戦し、上位2チームが19日以降の決勝トーナメントに進む。

パラリンピック 日本とタイ「絆の輪」を ボッチャ日本代表も 大館で市民と交流会

2019-09-29
交流試合でボッチャのタイ、日本両代表が白熱の攻防を繰り広げた(タクミアリーナ)
 2020年東京パラリンピックに向けた事前合宿で大館市に滞在しているタイのボッチャ・陸上競技両代表チームを迎えた「パラアスリートとの交流会」が28日、同市のタクミアリーナで開かれた。ボッチャのタイ代表と日本代表「火ノ玉JAPAN」が交流試合で世界トップレベルの技術を披露したほか、両競技のタイ選手19人が競技体験やゲームを通して来場者約150人と触れ合った。
 市主催。同市を訪れているタイ代表からはボッチャの選手7人とコーチ8人、陸上の脳性まひクラスの選手12人とコーチ7人らを招いた。27日から大館で合同合宿をしているボッチャ日本代表選手4人も参加した。
 開会式で福原淳嗣市長は「アスリートの技術、挑戦をする姿に触れてほしい。パラスポーツに親しむとともに、日本とタイの間に大きな絆の輪が芽吹くことを願う」とあいさつした。
 初めに16年リオパラリンピックのボッチャチーム戦で金、銀メダルを獲得したタイ、日本両代表が特別ルールの交流試合を実施。1―1で延長に突入した熱戦は、最終第3エンドで日本が1点を奪い2―1で勝利した。選手は投球でジャックボール(目標球)にぴたりと寄せたり、相手ボールをはじいてコースを空けたりして世界トップレベルの技術を披露。スーパーショットの連続に、会場からは歓声が上がった。
 来場者たちはボッチャ体験で両代表とプレーしたり、パラ陸上のタイ選手とリレーゲームをしたりして触れ合った。助言を受ける姿や記念撮影をする姿などが見られ、会場には笑顔が広がった。
 奥村史華さん(国際情報高1年)は「ボッチャの選手の技術はすごく、毎日練習すれば1番になれるんだと励まされたような気持ち。楽しかった。多くの人にパラスポーツを知ってほしい」と話した。
 ボッチャ日本代表主将の杉村英孝選手は「観客がたくさんいて緊張感があった。タイ代表と合宿をできたのは良い経験。初めて秋田に来たが、『すごいね』と声を掛けてもらった。応援を力に変えて頑張りたい」と語った。
 ボッチャ個人世界ランキング1位のタイ代表、ウォラウット・セーンアンパー選手は「日本代表と意見交換をできて良かった。皆さんと交流もできてとても楽しかった。(大館は)料理もおいしいし、また来たい」と笑顔を見せた。
 この日、市はタイ代表を応援するために作成した横断幕も公開した。東京大会の観戦ツアー企画も検討している。

機械操作やキノコ栽培 鹿角で親子7組 森林の役割に触れる

2019-09-29
ハタケシメジの菌床をプランターに入れる参加者(鹿角地域振興局)
 鹿角地域振興局の親子森林教室が28日、市内の森林などで開かれた。高性能林業機械の操作やキノコの菌床栽培を体験し、林業への理解を深めた。
 森林を理解する事業として、植林や森林内の散策など行ってきた。さらに理解を深めるため、樹木がどのように利用されているかを知り、山の恵みを実感する機会にしよう、と今回の教室を計画した。
 鹿角地域をはじめ大館市、北秋田市から7組、14人の親子が参加した。花輪の振興局庁舎に集合し後、大湯地内の森林に移動、プロセッサとフォワーダの高性能林業機械による玉切りや集材の作業を見学し、操作を体験した。
 作業体験の後は、振興局に戻り、キノコの役割を学んだ。昆虫や植物の成長に大きく貢献しているキノコ。県林業研究研修センターの菅原冬樹部長から分かりやすく説明を受けた。
 実際に、ハタケシメジの栽培に挑戦。プランターに菌床を入れ、土で覆う作業を行った。振興局の担当者によると、来月には食べることができまでに成長するという。参加者はプレゼントとして自分が作業したプランターを自宅に持ち帰った。
 市内から、母親と参加した菊沢榮太さん(6)は、「機械の操作は木を切ることができて、面白かった」と話し、キノコの菌床をプランターに入れながら、成長を楽しみにしている様子だった。
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北秋田市9月議会 児童生徒の教育環境守る エアコン設置の可否など 元気ワールド存廃も

2019-08-31
 北秋田市議会は30日、9月定例議会一般質問の通告を締め切った。議員8人が9月11、12の2日間の日程で登壇する。市の検討課題となっていた介護予防拠点施設「げんきワールド」の存廃や、学校教室のエアコン設置について今後の対応を問う。
 質問するのは登壇順に久留嶋範子議員(共産党)、虻川敬議員(新創会)、大森光信議員(みらい)、中嶋洋子議員(同)、三浦倫美議員(共産党)、長崎克彦議員(無会派)、福岡由巳議員(同)、板垣淳議員(共産党)。各日4人が質問する。
 「げんきワールド」は市と民間との土地・建物賃貸借契約が来年6月末で満了する。契約を延長するかどうかや、事業の在り方を官民の検討委が協議し、契約を終える結論をまとめた。
 教室のエアコンについては、猛暑に伴い、児童生徒の教育環境を守る目的で議員が設置を求めている。市教委は今年夏の室内温度を調べ、設置の可否を判断することにしていた。
 市が推進する移住定住施策について、隣り合う大館市や能代市のベッドタウンとして宣言し「施策の促進を図るべき」とする議員も。質問の真意や当局の答弁が注目されそうだ。
 質問の要旨は次の通り。
 ◇11日
 【久留嶋範子議員】(共産党) ▽高齢者世帯への支援について▽ふるさとの文化活動について
 【虻川敬議員】(新創会) ▽子育て支援制度について▽移住定住について
 【大森光信議員】(みらい)
 ▽児童館について▽林業の振興について
 【中嶋洋子議員】(みらい)
 ▽鷹巣中央小と鷹巣南小の統合について▽救急医療情報キットについて▽げんきワールドの今後の方向性について
 ◇12日
 【三浦倫美議員】(共産党) ▽保護司の活動と市の協力体制について▽民生委員の活動と市の協力体制について
 【長崎克彦議員】(無会派)
 ▽農業・畜産業の振興について▽限界集落や戸数が減少している自治会組織の運営について▽岩石採取の許認可事務について
 【福岡由巳議員】(無会派)
 ▽小阿仁川流域の環境改善について▽孫七沢地内の森林について▽市制15周年記念事業について
 【板垣淳議員】(共産党)
▽子育て支援について▽学校教育環境について
 

大館クリーンセンター 設備改良など民間提案 事業評価委が審議

2019-08-31
提案評価の考え方を審議した委員会(大館市役所)
 大館市雪沢の一般廃棄物処理施設「大館クリーンセンター」の基幹的設備改良と工事後10年間の運営に向けた事業評価委員会(委員長、柴山敦・秋田大教授)が30日、市役所で開かれ、民間提案の評価手法を審議した。提案は10月に受け、要件を満たせば12月に契約を結ぶ。改良工事は来春から2カ年で行う。
 センターは2005年8月、民間資金活用の社会資本整備(PFI)方式で開設。民間事業者が所有・運営している。契約は15年間。契約に基づく延長協議は「現在地で事業継続」「延長期間10年」「PFI法にのっとり事業者選定を経て契約締結する」と確認していた。
 各設備は老朽化が進み、事業を継続するためには補修・更新した上で一層の運営効率化を図る必要がある。市の実施方針によると、回収したエネルギーの発電を通じた有効活用や循環型社会の実現、財政負担縮減なども目的としている。工事中は事業者が施設運営を続け、工事にかかる資金調達も行う。更新だけでなく余熱利用設備の新設なども盛り込まれた。
 今のところ現行の事業者だけが参加表明しており、10月に提案を受ける見込み。実施方針に基づく要件を満たせば11月に仮契約を締結し、議会の議決を経て本契約を結ぶ。柴山委員長は九州北部の大雨に触れながら「突発的な事案に対して環境行政施設は重要な役割を担う。そういう観点も考慮しながら進めたい」と述べた。
 

建て替え方針の合川公民館 完成まで2年、代替施設で 北秋田市 候補は保健センター

2019-08-30
住民と意見交換する市教委職員(合川公民館)
 北秋田市合川公民館(李岱)の老朽化に伴い、建て替える方針の市教委は28日、同館で住民説明会を開き、今後の工事スケジュールを示した。現施設の解体が始まる2020年4月ごろから一般の利用を休止し現地建て替えする。22年3月に完成するまでの2年間は近隣の公共施設を代替活用する考え。
 市教委が合川地区の住民を対象に開催した。合川公民館と、合川庁舎に隣接する合川駅前公民館(新田目)の老朽状況を説明し、今後の対応を示した。30人余りが参加した。
 生涯学習課によると、合川公民館が入居する合川農村環境改善センターは1982年に建てられ、築37年が経過。耐震診断の結果、大規模改修が必要と判断された。駅前公民館は67年に完成し52年がたつ。いずれも老朽化が著しい。
 すでに合川公民館を現地建て替えする方針が示されていて、この日は駅前公民館の解体方針を明らかにした。両施設の解体設計を年度内に行い、来年6月ごろ解体工事に着手する予定。
 合川公民館は建て替えの設計も同時進行し、2021年5月ごろに建設工事が始まる。完成は22年3月の予定。一般の利用ができない間の代替施設について出席者から質問があり、同課は「決定ではない」と前置きした上で「合川保健センターが第1候補。他の近隣施設も検討している」と述べた。建て替えに向け、住民の要望を把握する目的で検討委員会を今後立ち上げることも説明した。
 他の出席者は「合川庁舎も老朽化している。公民館と一体化した施設にする考えはないか」と質問。市教委は市庁舎を含めた再整備も検討したが結論に至らず「老朽化が進む公民館を先行して建て替えることにした」という。
 「地区の歴史を子どもが学べる施設に整備してほしい」と求める意見も。佐藤昭洋教育長は「合川の文教エリアを生かしていきたい。コミュニティーの拠点をつくっていければいい」などと強調した。
 

大館市で稲刈り始まる 早場米「五百川」 実りの秋一足早く

2019-08-30
コンバインで「五百川」を刈り取る農家(大館市二井田)
 早場米「五百川(ごひゃくがわ)」の稲刈りが29日、大館市内の圃場で始まった。JAあきた北が栽培を推進している品種で、管内に導入して8年目を迎える。今年は夏場に好天が続き、生育は良好で、9月8日ごろからスーパーの店頭に並ぶ。
 「五百川」は福島県で民間育種されたコシヒカリ系統のわせ種。田植えから約100日、早ければ8月下旬に収穫できるため台風被害が少ないとされる。稲刈り時期の分散による作業の効率化や、適期収穫による品質向上につなげようと、同JAが2012年から市内で栽培を推進。今年は管内の5農家が7・5㌶に作付けした。
 1・7㌶で栽培する冨樫覚さん(55)=本宮=は、5月15日に田植えをした二井田の圃場で稲刈り。長男の一磨さん(24)がコンバインを運転し、黄金色に実った稲穂を刈り取る様子を関係者が見守った。冨樫さんは「夏場の好天で昨年より出来はいい。あきたこまちの稲刈りは9月中旬から、めんこいなは10月からを予定しており、早めに作業が開始できる分、後半まで余裕をもって進められる」と話した。
 同JAによると、五百川の稲刈りの開始日は昨年と同じで、「出穂期以降、気温が高かったため登熟が進み、生育は良好で、収量が期待できる。冷めてもおいしいのが特徴で、新米を楽しみにしている消費者へ自信を持って届けたい」と力を込めた。県内のいとくやタカヤナギの各店舗で販売される。
 

小坂町教委 情報活用能力の向上へ 小中学校に タブレット端末を導入

2019-08-30
タブレットが導入される小坂小中学校
 小坂町教育委員会は本年度、ICT(情報通信技術)環境整備事業の一環として、小中一貫教育校の小坂小中学校にタブレット端末を導入する。情報社会の発展に対応できる「情報活用能力」の向上が狙い。2学期中に導入し、小中の1クラス分に行き渡る34台を配置する。
 ICT教育は、学習意欲や情報活用能力の向上、授業の効率化などの効果が期待されている。
 同町は、まちづくりの指針となる第5次総合計画の後期基本計画(2016~20年度)の主要施策の中で、「教育支援の充実」を重点プロジェクトに設定。ICT導入を促進し、子どもたちが学びやすい環境の整備を図るとしている。
 小坂小中では以前から、必要に応じて電子黒板やタブレットを使った授業を展開している。現在、タブレットは10台あり、1台を2、3人のグループで使用している。
 新たにタブレットを増やすのは「授業の分かりやすさなどを含め、検討した結果」(町教委)だという。20年度からコンピューターのプログラミング教育が小学校で必修化されることも視野に入れている。
 当初予算に事業費約622万円を計上した。タブレットの端末機は「iPad(アイパッド)」で、導入に合わせて公衆無線LAN「Wi―Fi」を整備する。
 町教委は「一人一人の学習状況を把握しながら、きめ細やかな指導に活用していく」としている。
 
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第6次総合計画 町政運営の基本方針 本年度から2カ年で策定 小坂町 町民の声広く募る

2019-07-03
 小坂町は、2021年度以降の町政運営の基本指針となる最上位計画「第6次総合計画」の策定方針を打ち出した。本年度から策定作業に着手し、町民の声を重視しながら進める。9月以降に町民アンケートを実施するほか、まちづくり委員会の設置、パブリックコメント(意見公募)を実施し、幅広く各世代から意見、提案を受け付ける。
 20年度に最終年を迎える第5次は「〝ひと〟と〝まち〟が輝く躍動する小坂」を将来像に掲げ、▽元気▽つながり▽躍動▽自然▽安心▽行動―のキーワードに伴う、六つの基本目標を設定。重点的に取り組む施策などを盛り込み、人口減少と少子高齢化への対応、地域経済の再生などに取り組んできた。
 第6次となる新たな総合計画の策定方針によると、基本構想は、町の将来図を達成するための施策の大綱を基本的に取りまとめたものにする。構想期間は21年度から10年間を想定する。
 基本計画は、基本構想に基づき方向性を明らかにし、各部門の施策手段を体系化する。10年間を前期と後期に区分し、21年度から25年度までの前期計画を策定する。実施計画は基本計画で定めた基本施策を、現実に実施するための順序を明確にする。策定期間は3年間で、毎年見直す。
 新計画の策定期間は19、20年度の2カ年。計画に民意を反映させるため、今回も町民対象のアンケートやまちづくり委員会を立ち上げる。アンケートは第5次の評価や第6次に向けてニーズを把握する。高校生以上の町民約1400人、小学5・6年、中学全学年が対象。
 まちづくり委員会では、町民目線で各分野の課題を検証し、新たな政策への提言、協働のまちづくりなどについて検討する。委員は各種団体の代表者と、一般公募による約20人。本年度は9月から3回ほどの開催を予定しており、課題や将来展望、アンケート結果について協議する。
 町振興計画審議会において計画策定の調整や審議を進めてもらうほか、役場内の庁議・政策調整会議で第6次の原案を作成する。
 町議会には、20年度6月定例議会で基本構想を提案する。基本計画は同12月定例議会で報告する予定。第5次の評価と第6次の策定のため、調査、分析、策定支援業務は業者へ委託する。

日沿道の早期開通を 北秋田市と上小阿仁村 能代河川事務所に要望

2019-07-03
北秋田市、上小阿仁村と能代河川国道事務所との連絡調整会議(コムコム)
 北秋田市、上小阿仁村と国土交通省能代河川国道事務所の連絡調整会議が1日、市民ふれあいプラザコムコムで開かれ、それぞれが本年度の事業概要を説明するとともに、必要な事業について協力して進めていくことを確認した。北秋田市からは、日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の早期完成などが要望された。
 市から津谷永光市長、虻川広見副市長をはじめ担当部課長、上小阿仁村は中田吉穂村長と課長級職員、事務所からは増竜郎所長らが出席した。
 津谷市長は「空港、鉄道、高速道路のネットワークを生かせる状況にあり、さらに地域の歴史や文化を活用した観光誘客に取り組んでいる」ことを紹介。日沿道の大館能代空港IC―二ツ井白神IC間の早期開通や国道105号の大規模改良への期待感を示した。
 中田村長は「村にとっては人口減少と高齢化が最大の課題。こうした中で、地域に住む人たちが幸せに暮らしていく方法を考えている。高齢者の足の確保、買い物できる環境づくりが大事であり、取り組んでいく」とあいさつ。「河川の災害対策でも、情報を交換したい」などと述べた。
 増所長は「道路や河川、ダム関係の事業や、国土強靱化のための緊急対策など、最新の情報を紹介したい。道路も川も、管理する機関は異なるが、つながっている。これらがつながり合ってこそ、地域が発展していくと思う」とあいさつした。
 会議では、同事務所が本年度の事業概要や「防災・減災・国土強靱化のための3カ年緊急対策」などを説明。森吉山ダムの洪水時避難情報等についても説明した。
 また、市からは「高速交通体系の整備促進」と「高速道路を補完する大曲・鷹巣道路の整備促進への支援」を要望。高速交通体系では「日沿道二ツ井白神IC―大館能代空港IC間について必要な予算を確保し、早期の開通を」、大曲・鷹巣道路の整備促進では「災害に強い道路、活力ある地域づくりのため、整備促進への支援を願う」とした。

最高路線価 4年連続で御成町3丁目 大館税務署 19年分 横ばいで県内6位

2019-07-02
大館税務署管内で最高路線価となった大館市御成町3丁目
 仙台国税局は1日、2019年分の路線価を発表した。大館署管内の最高路線価は4年連続で大館市御成町3丁目の主要地方道大館十和田湖線通りとなり、1平方㍍当たり2万6000円。3年連続の横ばいだった。県内8税務署のうち下から3番目の6位、仙台国税局管内では下から6番目の46位で前年と変わらなかった。
 県内の最高路線価は秋田市中通2丁目の秋田駅前通りで12万5000円。対前年変動率は4・2%のプラスとなり、1992年以来27年ぶりに上昇した。
 下落率が最も大きかったのは、能代市柳町の柳町通りと湯沢市元清水4丁目の国道398号通りで各4・5%。いずれも1000円下落の2万1000円で県内最低となった。税務署別は大館・秋田北・本荘3署で横ばいだったが、能代・横手・湯沢・大曲4署で下落。
 大館署管内の最高路線価所在地は、07年まで旧正札ビル周辺だった。その後08年から5年連続で鹿角市花輪下中島のJR鹿角花輪駅前通り。しかし、総合病院の郊外移転など空洞化が進んだことで13年から大館市大町に戻り、15年まで3年連続で最高。16年からは土地区画整理事業が進む御成町3丁目となっている。
 県内の特に主要な基準点となる用途別主要標準地の評価基準額は▽住宅地=秋田市広面字糠塚3万4000円(前年比1000円上昇)▽工業地=秋田市新屋豊町8000円(前年と同じ)。標準宅地の評価額を前年と比べた変動率の平均は1・2%の下落で、前年の2・3%より下落幅は縮小した。仙台国税局の変動率平均は1・1%、全国は1・3%とそれぞれ4年連続の上昇となった。
 路線価格などは国税庁ホームページで閲覧できる。
 【路線価】主要道路に面した土地1平方㍍当たりの評価額。相続税や贈与税を算定する際の基準になる。国土交通省が毎年発表する1月1日時点の公示価格を基に売買実例価額、不動産鑑定士による鑑定評価額などを参考に算出。公示価格の8割程度の水準となる。

押尾川親方「相撲道に精進」 「応援する会」活動継続 北秋田市 総会で名称変更

2019-07-02
懇親会であいさつする押尾川親方(縄文の湯)
 北秋田市の「豪風旭関を応援する会」(北林丈正会長)は30日、伊勢堂岱温泉「縄文の湯」で総会を開いた。現役引退に伴って、名称を「押尾川親方を応援する会」に変更。活動を続けていくことにした。懇親会には押尾川親方も出席。「相撲道に精進する気持ちは変わらない。今後ともよろしく願う」などと述べた。
 総会には45人が出席。北林会長は「地元の後援会として設立した。現役を引退したが、会を今後、どう進めていくかなど意見をいただきたい」とあいさつ。2018年度の決算報告などを承認したあと、今後の活動方針を協議した。
 「親方としても活躍が期待される」「来年2月には、断髪式も予定されている」ことを理由に活動の継続を求める声があり、存続を決定。名称を「押尾川親方を応援する会」として、これまで以上に盛り立てていくことで一致した。
 引き続き開かれた懇親会では、来賓の津谷永光市長が「約17年間の活躍は、地元にとっても大きな誇り。これからは、相撲道を後輩たちに伝え、できれば地元出身の力士を育てる親方になってほしい」と祝辞。「断髪式に向けて、市民にも参加してもらえるような方策を考えている」とも述べた。
 秋田八丈のネクタイや花束を受け取った押尾川親方は「現役の最中は気付かなかったが、退いてみて『長い時間だった』という実感がわいてきている。熱い応援をして下さったみなさんがいてくれたおかげで、続けてくることができた。本当にありがとうございました」と深々と頭を下げた。
 「現在は尾車親方の背中をみて、指導法を学んでいる。自分の思いと重ねて、これからの力士を指導していきたい。現役から指導者と立場は変わったが、相撲道に精進するという気持ちは変わっていない。自分にはまだまだ足りないところがある。変わらずご声援を願う」と述べると、大きな拍手が送られた。

花輪ばやし 博物館開設 祭りと地酒 地域盛り上げ ドリームリンク 千歳盛酒造に併設

2019-07-02
オープンした「花輪ばやし博物館」(花輪谷地田町)
 鹿角市花輪谷地田町の商店街通りに、花輪ばやしの伝統文化や歴史などを紹介する「花輪ばやし博物館」が開設された。国重要無形民俗文化財でユネスコ無形文化遺産の伝統行事、花輪ばやしの魅力を街中から発信する拠点として期待されている。
 外食チェーンなどを展開するドリームリンク(秋田市、村上雅彦社長)が、鹿角市の子会社・千歳盛酒造の建物内に併設する形で6月27日に開設した。
 千歳盛酒造には今年4月、花輪ばやし祭典委員会(戸澤正英会長)の事務局が従来の市交流プラザ(MITプラザ)から移転。事務局員2人をドリームリンクが採用し、新たなスタートを切った。
 同酒造では純米吟醸「花輪ばやし」をはじめ、特別本醸造の「本囃子」や「宇現響」といった花輪ばやしにちなんだ商品もそろえている。
 ドリームリンクでは「歴史ある祭りと地酒で地域を盛り上げていきたい」と考えており、その取り組みの一つとして今回、博物館を開設した。入場は無料。
 展示しているのは祭典委から提供されたもの。花輪ばやしの歴史や祭典の流れ、伝承曲といった概要を紹介したパネルをはじめ、太鼓や笛、浴衣、ちょうちん、10町内の手ぬぐいなどが並んでいる。
 国重要無形民俗文化財の指定証書やユネスコ無形文化遺産の登録証書のレプリカ、昭和初期からの新聞記事、写真家の故富樫正一さんが昭和30~50年代に撮影した写真、過去のポスターや花輪ばやしマガジン、パンフレット、楽器の教本といった資料も展示。
 花輪祭DVD、花輪ばやし伝承曲のCD、クリアファイル、手ぬぐいの販売も行っている。
 館内の広さは約平方㍍。開館時間は午前10時から午後5時まで。日曜定休。
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