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石田邸、大館市に寄付 25日に贈呈式 バラ園含め観光活用

2018-09-22
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大館市に寄付されることになった石田邸(三ノ丸)
 大館市の名誉市民第1号で、労働大臣などを務めた石田博英元衆院議員(1914~93)の邸宅と土地が市に寄付されることになった。8月に死去した石田よし夫人の生前からの意向で、遺族が25日に市役所を訪れて目録を贈呈する。「石田ローズガーデン」として市民に親しまれ、市は引き続き貴重な観光資源として活用する方針。
 同市字三ノ丸の邸宅は1957年建築で79年に増築した鉄筋コンクリート造2階建て、延べ床面積255平方㍍。土地は3255平方㍍で、このうち住宅部分を除いたローズガーデン2306平方㍍はこれまで市が借り受けていた。約500種のバラはすでに寄贈されており、95年7月から市管理となっている。
 博英氏は47年の衆院選で旧秋田1区から立候補し初当選。内閣官房長官や労働大臣、運輸大臣などを歴任した。よし夫人は博英氏の死去後もバラ園のある自宅で暮らし、今年8月11日に101歳で亡くなった。市によると、生前から観光振興の用途指定で寄付する意向を示し、贈呈準備を進めていたという。25日は遺言執行者で次女の利光京子さんから福原淳嗣市長に目録を手渡す。
 石田邸は、漢学者で開国論「三策」を執筆した狩野良知(1829~1906)や、良知の次男で京都帝大文科大学長を務めた狩野亨吉(1865~1942)の生家跡でもあり、入り口付近に案内標柱が立てられている。
 ローズガーデンでは10月6日から3日間、大館バラまつりシーズン2が開かれる。6月のシーズン1に比べ花数は少ないが、寒暖の差が大きくなる秋のバラは一段と色鮮やかで香りが強くなるという。開場時間は午前9時から午後5時。

鉄道文化、保存から活用へ 日本鉄道保存協会 小坂町で研修会

2018-09-22
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シンポジウムなどが行われた研修会(セパーム)
 日本鉄道保存協会の2018年度研修会が21日、全国各地の会員ら約70人が参加して小坂町のセパームで開かれた。同町が会場となるのは初めて。戦後の復興と成長を支えてきた鉄道文化遺産の保存・活用を推進する行政や団体らが意見を交換し、鉄道をまちづくりや観光へつなげる方策として、地域全体を巻き込んでの活用の重要性を理解した。
 同協会は1991年に設立し、歴史的鉄道車両、構造物、建物等を保存する国内の団体、行政など57団体、20人で組織。本県からは唯一、小坂町の小坂鉄道保存会が加盟している。毎年、持ち回りで開催している総会に続いて、研修会が行われた。
 開会行事で、代表幹事団体の菅建彦・交通協力会会長は「あと4年で日本の鉄道創業150年を迎える。欧米より半世紀も遅れたが、今では世界でトップクラスの鉄道と肩を並べる。消えていく鉄道遺産を保存しようと発足した協会も間もなく30年を迎えるが、新しい発展のきっかけをつかみたい」とあいさつした。
 細越満町長が歓迎の言葉を述べ、町が整備した小坂鉄道の関連施設を活用したテーマパークについて紹介しながら、「鉄道遺産を観光活用して保存することにより、地域をにぎやかに発展させていきたい」と意気込んだ。
 研修会のシンポジウムは、「近代化遺産としての鉄道を生かしたまちづくりと観光」をテーマに行われ、4人がそれぞれの取り組みなどを発表した。
 このうち、新潟市の新津鉄道資料館の水澤喜代志さんは、地域資源の鉄道を生かした誘客策として、▽「鉄道の街」のイメージづくり▽各組織との協働事業▽地域の発展と資料館の発展―を重点事項に掲げた。「観光は経済を伴わないといけない。リピーターを生み出す事業は発信していかないと伝わらない。資料館の発展と地域の発展は必ずリンクする。鉄道の街の中で、資料館を核の施設として続けていくのであれば生き残れる。地域との協働をキーポイントとして、将来は日本一の鉄道博物館にしたい」と意欲を示した。
 また、地元小坂鉄道保存会の千葉裕之会長は「鉄道はマニアックなので、一般知識を地域にも理解してもらい、連携していくべきだ」、コーディネーターを務めた同協会の米山淳一事務局長は「鉄道文化遺産をみんなで守ることが大事で、保存から活用へ展開することが求められる」などと述べた。

来年以降も8月11日 大館大文字まつり 昼の部内容、会場など検討へ

2018-09-22
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来年以降も8月11日に開催することを決めた実行委員会(大館市北地区コミュニティセンター)
 大館大文字まつり実行委員会(小池昌平委員長)は21日、大館市北地区コミュニティセンターで第3回会合を開き、来年以降のまつりも8月11日に開催することを決めた。今年初めて従来の8月16日から変更し、一定の集客効果があったため定着させたい考え。「昼の部」の在り方や会場など、内容を検討するプロジェクトチームを今後立ち上げる方針も示した。
 事務局の市観光協会によると、まつりは昨年まで40年ほどは8月16日に開かれていた。今年の第51回はお盆の帰省開始時期に合わせることで出演者、観客の増加につなげようと8月11日に変更された。第51回の観客入り込み数(推計)は前年比1000人増の3万9000人だった。
 この日の会合で、事務局は良かった点として「夜の部」の観客が増加したことなどを報告。一方で「昼の観客が少なかったのが一番の懸念。雨の影響か、『昼の部』自体に魅力がないのか」と述べた。
 日程について「商店はお盆の前でかき入れ時のため(11日では)営業に支障がある」「周知不足では」などの意見を紹介。委員からは帰省、Uターンのピークと照らし合わせ「帰省客の効果はあった」とする声も上がった。
 賛否両論がある中で、実行委が来年以降も8月11日に開催する方針を示した。定着させることでさらなる誘客につなげる考えで、出席した委員に理解を求めた。異論は出ず、決定した。
 「昼の部」については「踊り手が少ない」「夕方から始め、そのまま夜に入った方が」などの案もあることから、事務局は会場や内容も含めて検討するプロジェクトチームを年内に立ち上げると説明。市観光協会の山城久和会長は「来年は8月11日が日曜で、帰省開始が早まることで今年以上の人出が見込める。観客の視点に立ち、楽しんでもらえるまつりにしたい」と話した。

来春の県議選 前哨戦が活発化の様相 鹿角選挙区 川口氏に続き児玉氏が表明

2018-09-21
 来春の県議選鹿角市・郡選挙区(定数2)は、現職の川口一氏(67)=自民=に続いて、新人で鹿角市議の児玉政明氏(46)が出馬を表明した。もう一人の現職、石川徹氏(54)=無所属=は現時点で態度を明らかにしていないが、川口、児玉両陣営は選挙戦となることを予想しており、今後、前哨戦が活発化しそうだ。
 川口氏は8、9月に鹿角市と小坂町の3カ所で後援会が開いた森林・林業・林産業活性化促進地方議員連盟全国連絡会議の会長就任祝賀会の席上、6選を目指して出馬を表明し、決意を新たにした。
 児玉氏は20日、市役所で会見を開き、県議選に出馬する意向を明らかにした。市議辞職の時期は後援会と相談して決めるが、12月末までは議員を続けたい考え。自民公認の申請も行う予定。
 石川氏は20日の県9月議会・一般質問でも取り上げた鹿角3高校の統合問題を挙げ「任期中にやらなければならないことを、しっかりと進めてから考えたい」とし、2期目に向けた態度を保留している。
 前回は三つどもえの選挙戦。比較的安定した地盤や固定票を持つベテラン議員の現職2人に、新人が草の根運動を軸にして挑む構図となり、現職の川口氏が5選、新人の石川氏が初当選を果たした。
 得票は川口氏7099票(鹿角市4700票、小坂町2399票)、石川氏6894票(鹿角市6171票、小坂町723票)、次点の現職6463票(鹿角市6244票、小坂町219票)だった。

「マイスター」の授業見学 大館で大学教育ツーリズム 愛知など学生ら20人

2018-09-21
武石教諭の授業を参観するツーリズム参加者(扇田小)
 愛知教育大学の学生が企画した「大学教育ツーリズムin大館」が、大館市内で行われている。同大の学生ら20人が訪れ、20日は市教委認定の「授業マイスター」の授業見学や教員と意見交換。教育実習を控えた学生もおり、教員への夢に大きな刺激を受けた様子だった。
 企画したのは同大初等教員養成課程の原田梨世さん(英語選修4年)。来館時に目にした大館の教育の質の高さに驚き、地元愛知や全国の教育を見直すきっかけにしたいと参加者を募った。
 学生や愛知県教委職員らが参加。この日は扇田小で、マイスター認定を受ける武石郁子教諭による6年生の算数の授業を視察した。授業の進行役を務める学習リーダーや、児童間で考えを深め合う「ブラッシュアップタイム」などに見入り、写真や動画を撮影していた。
 武石教諭は「身の回りにある『比例』の単元。テストで100点を取るためでなく、生活に生かせるという実体験をさせたかった」などと趣旨を説明。原田さんは「事前学習のかいもあり、参加者が興味深く授業を見る姿がうれしい。自分自身も効果的な発問などためになることばかり」と話した。
 同課程の上坂茅穂さん(情報選修3年)は「先生対子どもではなく、一緒に学び合う姿が印象的。子どもの意見を取り入れる課題設定やまとめなど、初めて見ることばかり」と驚いていた。「学びは愛知の教育の向上にもつながるはず。ツーリズムの継続開催のほか、大館で教育実習もしてみたい」と夢を膨らませた。
 採用2~9年目の教員を対象にした市教委の授業力向上研修を兼ね、市内の4人も参加。比内中では青山まり子教育専門監の英語、根本大輔教諭の国語の授業も見学した。
 一行は19日から2泊3日の滞在。初日は、宿泊先の大館少年自然の家で高橋善之市教育長らから、市の教育について説明を受けた。最終日の21日は釈迦内小でヒマワリ活動の見学や体験、城南小の授業参観を予定している。
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イノシシ 青森でも目撃や被害 白神地域鳥獣被害防止対策  両県市町村が情報交換

2018-08-31
野生鳥獣の被害対策を情報交換する県や市町村の担当者(大館市比内総合支所)
 白神山地にまたがる秋田、青森両県の自治体がニホンザルやニホンジカ、イノシシの農作物被害の現状や対策を話し合う「白神地域野生鳥獣被害防止対策情報交換会」が30日、大館市比内総合支所で開かれた。イノシシについては、秋田県の最北端の目撃場所が鹿角市だったが、青森県内でも目撃や被害が確認され、生息地域が拡大している状況が示された。
 情報交換会は両県と、白神山地周辺の市町村で組織。北鹿地方は大館市、北秋田市、上小阿仁村が参加している。ニホンザルの被害防止対策強化に向け、2012年度から両県持ち回りで年1回開催。昨年度からはニホンジカ、イノシシについても情報を交換している。35人が参加した。
 ニホンザルの生息状況について秋田県自然保護課は、「07年から県内で調査を実施し、八峰町、能代市、藤里町、大館市比内町で20群、765頭以上を確認した」と報告。大館市田代地区でも10頭程度の群れの目撃情報があり、調査を予定している。秋田県での農作物被害額は減少傾向にあるものの、16年度は約480万円で、クマ、カラスに次いで多い。青森県では昨年度の被害額が約1500万円で、西北や中南地域で多く、衛星利用測位システム(GPS)を活用した行動域調査などを行っているという。
 イノシシについては、秋田県で11年度に湯沢市で目撃されて以降16、17年度は北秋田市や大館市など県北でも目立った。同課は「ほぼ秋田県全域で目撃情報があり、最北端は鹿角市大湯地区」と説明した。能代市の担当者は「本年度畑のイモ類など複数箇所で食害が発生した。市内で生息が定着し、広がっているのでは」と話した。青森県側では深浦町や弘前市、大鰐町、などから目撃や被害が報告された。
 東北農政局の説明では、東北全体の16年度の野生鳥獣による農作物被害は14・5億円。県別では山形が最も多く、秋田が最も少ない5000万円。イノシシの被害分布をみると、16年度は岩手県雫石町まで北上し、「今後は秋田、青森でも被害が発生するおそれがある」とした。ニホンジカも岩手県のほぼ全域で被害が発生し、「秋田、青森もイノシシ同様に警戒が必要」という。
 小型無人飛行機(ドローン)を使った野生鳥獣生息調査についても説明を受けた。

 
 

甲子園準V 金足農に県民栄誉章 「県内外に勇気と感動」

2018-08-31
 県は30日、第100回全国高校野球選手権記念大会で、本県代表として103年ぶりに準優勝を果たした金足農野球部に県民栄誉章を授与すると発表した。顕彰式の日程は今後、学校と調整して決める。
 甲子園では優勝経験のある強豪校などを次々破り、公立校としては2007年(第89回大会)の佐賀北以来、11年ぶりに決勝進出。決勝で大阪桐蔭に敗れたものの、全国的に県や本県農業への注目度を高め、県内外に大きな勇気と感動を与えたことが認められた。
 佐竹敬久知事は同日県正庁で行われた同校の出場報告会で「素晴らしいプレー、努力に対し、県民栄誉章を授与したい。みなさんは秋田の誇り。ぜひ受け取って頂きたい」などと述べた。
 全国大会優勝などの成績を収めている競技は他にもあるが、終了後の取材に対して「議論はあったが、成績だけでなく、県民に感動とやればできるという希望を与えた。これほど盛り上がったことはなく、県民栄誉章にふさわしい」と説明した。
 県民栄誉章は1986年の創設。これまでに大相撲の豪風関(2016年)など17個人と3団体に贈られている。
 

かづの北限の桃 日本一へ「ガンバロー」 本格出荷前に安全祈願

2018-08-31
「ガンバロー」を三唱する参加者たち(JAかづの青果物選果場)
 鹿角市のブランド果樹「かづの北限の桃」の出荷が本格化するのを前に、豊作と作業の安全を祈願する神事が30日、花輪のJAかづの青果物選果場で行われた。生産者など約100人が参加、生産、販売の目標達成に願いを込めた。
 本年度の栽培面積は約65㌶で生産者は160人。出荷は48万8000㌔(昨年37万㌔)を計画し、販売目標額は1億5000万円に設定している。
 JAかづの北限の桃生産部会の中村喜作部会長によると、春先の天候不順などの影響を受け、栽培管理に苦労したが、品質は十分で、昨年並みの出荷を見込んでいる。寒暖の差が大きいという気候特性を生かし、「かづの北限の桃ならではの、ガツンとくる甘さが出ている」と部会長は話している。
 8月中旬から「あかつき」の出荷が始まり、主力品種での「川中島白桃」は9月上旬から。収穫祈願祭は、「川中島白桃」の本格出荷を前に行われた。
 神事の後、菅原俊二組合長が「北限の桃が全国一といわれるように頑張っている。高値で販売していきたいので、良いモモを出荷してほしい」とあいさつ。来賓からは、「北限の桃のファンは全国で心待ちにしている」「鹿角のイメージを向上させるブランド」などとブランド力向上に期待の声が寄せられた。
 中村部会長が「品質向上、生産拡大を目指そう」と呼び掛けながら音頭を取り、参加者全員で「ガンバロー」を三唱した。

 

花輪北・平元小 統合21年4月に決定 校名など次回から本格協議

2018-08-30
花輪北・平元小再編協議会の第1回会議(市役所)
 鹿角市の花輪北、平元両小学校の再編・統合に向けて両校の保護者や地域の代表らが諸課題を話し合う再編協議会の第1回会議が28日夜、市役所で開かれ、統合時期を2021年4月と決めた。次回からは学校の名称や校歌、校章などについて協議。どちらか一方のものを継続して使うのか、あるいは新規につくるのか協議の行方が注目される。
 市教委は市立学校等再編計画に基づき、小学校が「末広と十和田」「草木と大湯」「花輪北と平元」、中学校が「花輪一と花輪二」の4組、8校の再編を目指している。
 このうち花輪北小と平元小の統合校は、花輪一中との統合に伴い空き建物となる花輪二中の校舎を改造し使用する。
 花輪北小は、卒業生が二つの中学校(花輪一、花輪二)に分かれて進学するという課題があることから、学区の在り方について地域の意見を聞いて検討した結果、統合後も現在と同じ学区にすることを教委が今年1月に決定。この際、地域からはスクールバス運行やクマ対策などに関する要望や提言が出されている。
 再編協議会は、学校の名称、校歌、通学方法といった再編に当たっての諸課題を解決するため対象2校ごとに設置。委員は学校、保護者、地域、教委の代表で構成。「花輪北小と平元小」以外の3組は16年度にすでに開催し、統合に向けた準備を進めている。
 花輪北・平元小の協議会の委員は両校の関係者各9人と教委1人の計19人。畠山義孝教育長は「先行する三つのパターンとはだいぶ異なり、新しい校舎で子どもたちが学ぶことになる。新しい歴史をつくるパターンとなるが、教育委員会も一緒になって参加し、素晴らしい結論を導き出していきたい」と期待した。
 会長に柏﨑勇人・花輪北小校長、副会長に虻川真喜子・平元小校長を選任し、統合時期を21年4月と決定。次回の協議案件を確認した。
 花輪北小は1967(昭和42)年に柴内小と下川原小が統合し今年で創立51年。平元小は1875(明治8)年の設立で長い歴史を持つ。
 柏﨑会長は柴内小時代に平元小と合同で運動会を実施するなど、「兄弟校」のような両校の関係に触れ「子どもたちの夢や願いを大事にし、地域の将来を考えながら、より良い統合、納得のいく統合に向けて協議を進めていきたい」と述べた。
 会議は月1回程度のペースで本年度は計4回の開催を予定。教委は来年9月までを目標に各協議事項の結論をまとめたい考え。

 

大館市 県内トップ切り稲刈り 早場米・五百川 一足早く実りの秋

2018-08-30
早場米「五百川」の稲刈りが行われた(大館市板沢)
 大館市内の田んぼで29日、県内トップを切って2018年産の早場米「五百川」の稲刈りが始まった。JAあきた北が大館産米の占有率拡大を目指す品種。今季は7月から気温の高い日が続いたことで稲の生育が進み、品質は上々の出来栄えという。9月9日前後から県内のスーパーで店頭に並ぶ予定。
 「五百川」は福島県で民間育種されたコシヒカリ系統のわせ種で、さっぱりとした食感とほどよい甘みが特徴。田植えから約100日、早ければ8月下旬に収穫できるため台風被害が少ないという。稲刈り時期の分散による作業の効率化や、適期収穫による品質向上につなげようと、12年から同JAが市内で栽培を推進しており今年で7年目。同JAによると、今年は稲の生育状況がよく、栽培を開始して初めて8月中の収穫ができたという。本年度は1法人、5個人が8㌶で作付けし、約50㌧の販売を見込んでいる。
 このうち、富樫英悦さん(66)=板沢=は約0・9㌶で稲を刈り取った。6月に1週間ほど低温が続いたため、生育に不安を感じていたというが、7月に入って好天が続いたことで生育が進み例年以上の実りとなったという。富樫さんは「粒も大きく品質のいい米ができた。生育が順調な年の米はおいしい」と笑顔を見せた。
 同JAによると、収穫した米は放射性物質検査を経て、県内のいとくやタカヤナギの各店舗で販売される予定。主力品種の「あきたこまち」や「めんこいな」は9月20日前後から収穫が始まる見込みで、店頭に並ぶのは10月上旬とみられる。

 
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マイナンバーカード 大館市3月末まで 「申請キャンペーン」開始

2018-07-11
 大館市が今年3月末までに交付した個人番号カード(マイナンバーカード)は6257枚で、2017年度の交付枚数は707枚だった。来年3月からの開始を予定するコンビニエンスストアでの証明書等の交付(コンビニ交付)は、マイナンバーカードを所持していることが利用の要件となる。市は交付枚数を増やそうと今月から、市民課窓口での「申請キャンペーン」をスタート。タブレット端末を使っての写真撮影や手続きを行っている。
 マイナンバーは、住民票のある全ての人が持つ12桁の番号。社会保障や税、災害対策などの分野で効率的に情報を管理し、複数の機関に存在する個人情報が同一人の情報であることを確認するために活用される。
 顔写真付きのICカードであるマイナンバーカードは、「通知カード」とは別に、希望する人に交付する。マイナンバーの証明のほか、本人確認の際の身分証明書、e―TAXなどの電子申請などに使用できる。
 交付は16年1月から開始され、初年度の15年度は3月末までに950枚を交付。2年目の16年度は4600枚を交付した。しかし、3年目の17年度は1年間で707枚を交付しただけにとどまった。総交付枚数は6257枚。人口に対する割合は8・3%だった。本年度は、4月から6月末までの3カ月間で221枚を交付している。
 市は来年3月から、住民票の写し、印鑑登録証明書、戸籍証明書などの証明書をコンビニで取得できる「コンビニ交付」のサービスを開始する予定。マイナンバーカードを持っていなければ利用できないことから、この機会に交付を増やそうと今月から、申請キャンペーンを開始した。
 市役所市民課窓口で、専用のタブレット端末を使用して職員が顔写真を撮影するほか、申請手続きを一緒に行うもの。期間は来年2月末まで。手続きは事前の予約が必要。申し込み、問い合わせは市民課市民係(電話0186・43・7042)。申請は郵送やスマートフォンから行うこともできる。

アジサイ咲き始める 北秋田市の翠雲公園 2500株、中旬以降見頃に

2018-07-11
鮮やかなアジサイが並ぶ翠雲公園(北秋田市三木田)
 北秋田市三木田の翠雲(すいうん)公園で、「市の花」に指定されているアジサイが咲き始めている。連日続いた雨により開花が進み、青や白、紫色の花が訪れた人を楽しませている。
 旧合川町時代から地域住民らが株のオーナーになって植栽し、9種類約2500株が小高い丘に並ぶ。昨年はまとまった雨が降らずに開花が遅れたが、今年は順調に成長。色とりどりの花が鮮やかに咲いている。
 管理している地元の男性によると、今年は6月末に開花し始めたといい、「見頃は今月の中旬以降」と話す。品種や植えている場所によって開花の時期は異なり、9月ごろまで楽しむことができる。

扇田病院着服事件 北秋田市の女を逮捕 「金額は覚えていない」

2018-07-10
午後6時ごろ、大館署を出る中嶋容疑者
 大館市立扇田病院で約1億1800万円の外来診療費が着服された事件で、大館署と県警捜査2課は9日、北秋田市脇神字脇神囲ノ内、同病院の元会計窓口担当従業員で無職、中嶋泉容疑者(49)を業務上横領容疑で逮捕した。容疑を認めているが、「着服金額は覚えていない」と話しているという。詳しい動機や着服の手口のほか、共犯者の有無などについて調べている。
 2017年4月、当時勤務していた扇田病院で、患者から外来診療費等を受領する収納業務に従事していた際、患者から受け取り保管していた現金の中から、複数回にわたって外来診療費計193万6763円を着服、横領した疑い。動機については「生活費などに充てた」という趣旨の供述をしているという。
 警察は、昨年8月に市が会見で着服を明らかにしてから、調査に動き出した。11月上旬には病院から領収書控えや日計表など関係資料の提供を受け、事実関係や着服額特定に向けて資料の精査を進めてきた。本格捜査に着手できる見通しが立ったとみられ、市からの被害届を5月6日に、告訴状を同8日に受理した。
 5月10日には中嶋容疑者の自宅を家宅捜索したほか、関係先も捜索し、容疑者と複数回会って事実確認を行ってきた。7月9日午後に自宅で任意同行を求め、容疑を大筋で認めたため、同日午後4時すぎに大館署で逮捕した。
 市によると、中嶋容疑者は2004年から、当時病院の医事業務を受託していたニチイ学館(本社・東京都)の従業員として会計窓口を担当。10年7月に東北ビル管財(本社・大館市)が委託業者になると同社へ移籍し、担当を続けた。08年3月から17年4月までの約9年間にわたり、患者から納付された外来診療費自己負担金の一部、3万227件、計1億1792万円を着服したとされる。
 このうち、警察の捜査で容疑が固まったのは病院を辞める直前の約1カ月分、約193万円の着服。同署は「長期間にわたる犯行のため、(資料精査などの)事実の特定に時間を要した」としている。残りの着服金額についても立件を目指す方針で、再逮捕や追送検も視野に入れて捜査を進めていく。

「左多六とシロ」伝説たどりツアー 鹿角市十和田の下草木の公園や墓

2018-07-10
「左多六とシロ公園」を見学する参加者(十和田下草木)
 鹿角市十和田地域づくり協議会(中村隆俊会長)は8日、十和田下草木に残るマタギ左多六と忠犬シロにまつわる悲話「左多六とシロ」にちなんだ歴史伝承発見ツアーを行った。参加者約20人が下草木の「左多六とシロ公園」やシロがまつられている大館市葛原の老犬神社などを見学し、地域の歴史文化に理解を深めた。
 十和田市民センター前で開会式を行い、案内人の三上豊・大湯郷土研究会副会長が「秋田犬は今、国際的に脚光を浴びている。こうしたチャンスに地元にもシロを題材とした物語があるので、追ってみたい」と述べ、バスで出発した。
 伝説によると、カモシカを追って三戸領内に迷い込んだ左多六が、狩猟免状の巻物を家に置き忘れて所持しておらず捕らえられた。賢いシロは飼い主のために2度も三戸と鹿角を往復したが、巻物は左多六の処刑に間に合わなかった。シロは三戸城が見える山頂で恨みの遠ぼえを何日も続け、そこは犬吠森と呼ばれるようになった。その後、左多六の妻とシロが移り住んだ葛原で、住民がシロを供養するため老犬神社を建てたという。
 下草木の「左多六とシロ公園」には1978(昭和53)年に「左多六とシロのふるさと」として建立された顕彰碑や案内板がある。顕彰碑の発起人は下草木集落一同、鹿角秋田犬愛好者有志、大湯郷土研究会、大湯温泉観光協会、協賛は鹿角市、秋田犬保存会。郷土史家・安村二郎氏(故人)の撰文(せんぶん)が刻まれている。下草木では「佐多六」ではなく「左多六」の表記で伝えられている。
 参加者は50㍍ほど離れた墓地にある「又鬼左多六の墓」の標柱と墓石も見学した。
 大湯の男性(78)は「墓があるのはツアーで歩いてみて分かった。もっとこうした企画を実施してほしいし、鹿角でもっと犬に愛着を持って取り組んでもいい」と話した。
 老犬神社では別当の木次谷賢一さんから説明を受け、左多六の狩猟免状とされる巻物も見せてもらった。
 このほか、大湯の在郷坂一里塚や野中堂浅間神社前など、江戸時代に幕府巡見使が通行した街道の一部を訪ねた。

思いつなぐ「WA ROCK」 豪州の最新事情は かやのさん阿仁合で講義

2018-07-10
オーストラリアのワロック事情を語るかやのさん(コミューン)
 北秋田市を中心に人気の石絵遊び「WA ROCK ANI(ワ ロック アニ)」を、発祥の地とされるオーストラリアから伝えたかやの・チョールトンさん(43)=パース市=が一時帰国し8日、コミュニティースペース「阿仁合コミューン」で特別講義の講師としてオーストラリアの最新事情を語った。
 かやのさんは神奈川県出身。父親が鷹巣、母親が阿仁合出身という縁があり、年に1回ペースで阿仁合地区に長期滞在している。石に好きな絵を描いたり、隠した石を探したりする遊びを昨年夏、日本に伝えた。
 地元の家族を中心に少しずつ広まり「フェイスブック」(FB)上で情報を交換。メンバーは現在100人を超えるまでに増えた。6月中旬にかやのさんが一時帰国したのを機に、コミューンが特別講義を企画した。
 かやのさんはブームの最先端を走るオーストラリアの様子を紹介。国土が広大な国柄で、隠した場所をある程度分かりやすくするためFB上で衛星利用測位システム(GPS)表示することや、キャンバス代わりの石を店頭購入することなどをユニークに語った。
 パース市では小児科専門病院の患者を励まそうと、応援メッセージ付きワロックを隠す人がいるという。拾った小児患者が笑顔になり、闘病生活のつらさを紛らわせたとの逸話を披露。かやのさんは「ダイヤモンドでもない石が人を勇気付けた」と、人の思いをつなぐワロックの力を語った。
 この日は市内外からFBグループのメンバーら約20人が集まった。実際に会うのは初めてという人もおり、緊張が解けると普段の遊びぶりをにぎやかに語り合い、石に絵を描いて交流を深めた。
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