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大館市 高齢者の除雪支援利用広がる  スノーレンジャー連日出動

2021-01-20
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屋根から落ちた雪を片付けるハチ公スノーレンジャー(大館市橋桁)
  降雪が続く今冬、大館市で高齢者の除雪支援の利用が広がっている。市社会福祉協議会の除雪ボランティア「ハチ公スノーレンジャー」は連日1人暮らしなどの世帯に出動し、屋根からの落雪などを片付け、生活の安全を確保している。市が実施する間口を除雪する事業や屋根の雪下ろし費用の一部を助成する事業には問い合わせが多く、担当者が相談に応じている。
 ハチ公スノーレンジャーは、高齢者や障害者など除雪が困難な世帯を対象に、屋根から落ちた雪の撤去や危険箇所の雪を片付ける。本年度は企業や社会福祉施設、町内会、学校、個人など1466人がボランティアに登録した。
 担当によると、昨年12月18日から今月18日までに22世帯で活動。地域の民生委員などからの連絡を受けて今月3連休以降は連日活動し、多い日では1日4世帯に対応した。すでに少雪だった19年度の6回、24世帯に迫る活動回数となっている。
 15日は障害者サービス事業所・白沢通園センターの職員と利用者10人が同市橋桁の女性(77)宅を訪れた。玄関前には屋根から落ちた雪が固く積み上がり、スコップで崩し、スノーダンプで運んだ。自宅裏のガスボンベを覆う雪もきれいに片付けた。
 女性は「昨春関西から引っ越してきて迎えた冬だが、雪が多く驚いている。毎日屋根から雪が落ちて除雪が追いつかず、助かる」と感謝した。庄司馨施設長は「大館圏域ふくし会の法人全体で参加し、社会貢献活動としてできる限り対応していきたい」と話した。
 市長寿課は高齢者の除雪支援として3事業を実施。「雪下ろし支援事業補助金」は、高齢者のみの世帯が市内の業者に委託した際、費用の2分の1、最大3万円を助成する。65歳以上で一戸建ての持ち家に住む、市民税非課税世帯が対象。19年度は利用がなかったが、本年度は問い合わせが約20件寄せられ、担当者が事業内容を紹介している。
 降雪時、登録した事業者が玄関から道路までの間の除雪を行う「軽度生活援助」は、65歳以上の非課税世帯が対象で、287人が登録した。市の補助で、利用者負担は30分につき100円。除雪車が出動した日に間口除雪を担う町内会に活動費を助成する「地域ふれあい除雪支援事業」は、対象世帯に107町内会、595世帯を決定した。19年度の実施世帯と比べ、12町内会、41世帯増えた。市は実施町内会に1世帯当たり7000円を助成する。
 担当者は「今月に入り、軽度生活援助の問い合わせが増えたが、事業者の作業が追いつかない状況も出ている。ふれあい除雪も変更があった場合などは相談してほしい」と話した。


 鹿角市大湯 銚子の滝が凍結 氷瀑、神秘の色彩

2021-01-20
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厳しい冷え込みで凍結した銚子の滝(鹿角市十和田大湯)
 鹿角市十和田大湯中滝地区の銚子(ちょうし)の滝が凍り「氷瀑(ひょうばく)」が見られている。18日、鹿角市では最低気温が氷点下13・2度(午前6時58分)まで下がり、大寒を目前に厳しい寒さとなった。
 銚子の滝は、落差18㍍、幅8㍍。滝の全面を覆うように氷が大きく成長。凍り付いた氷柱(つらら)は青みがかった神秘的な色彩を呈した。
 NPO法人かづのふるさと学舎(黒澤正理事長)によると、銚子の滝が全面的に凍り付くことは珍しいという。
 付近にある錦見の滝(落差10・8㍍、幅12・5㍍)でも氷瀑が現れている。

「新しい秋田へチェンジ」 知事選 山本氏が出馬表明 県庁で会見 佐竹氏、村岡氏に続き3人目

2021-01-19
知事選への立候補を表明する山本氏(県庁)
 県美容生活衛生同業組合前理事長で美容室経営の山本久博氏(69)=秋田市=は18日、任期満了(4月19日)に伴う知事選に無所属で立候補すると表明した。県庁で会見を行い、洋上風力発電を中心にした再生可能エネルギーの収益を県内に還元する仕組みの構築などを挙げ、「民間の決断力と行動力で秋田をチェンジしたい」と訴えた。
 山本氏は「人口減少や高齢化、平均所得の低迷などで本県を取り巻く状況が厳しい中、コロナ禍が追い打ちをかけ、秋田は本当に非常事態。子どもたちの笑顔があふれ、若者が明るく楽しい未来を描ける秋田をつくるためには、民間の決断力と行動力が必要。誰かがやらなければならないという思いで決意した」と出馬を決めた心境を話した。
 公約として「新しい秋田のための7つのチェンジ」を示し、▽子どもたちの笑顔あふれる楽しい秋田▽経済的に豊かな秋田▽誰もが活躍できる秋田▽ビジネスで世界に羽ばたく秋田▽農林水産業が輝く美味(おい)しいがあふれる秋田▽SDGs先進県秋田▽地域に根ざした県民のための風力発電―のチェンジに取り組むとし、「4年待つと手遅れになる。今変えるしかない」と訴えた。
 特に力を入れる洋上風力発電については「本県でも計画が進んでいるが、収益を地元に還元する仕組みは不十分。知事自らがプランを描いて秋田のためになる仕組みをつくる」とし、地元企業が事業に参入しやすいとする浮体式洋上風力発電の導入を進める考えを示した。
 知事選への立候補表明は現職の佐竹敬久氏、元衆院議員の村岡敏英氏に続いて3人目。
 【山本氏の略歴】1951年4月4日、秋田市生まれ。秋田高校卒業後、家業の美容師の道に進み、アメリカなどで修業。76年、秋田市に美容室を開業。現在、市内で2店舗を経営する。昨年12月まで県美容生活衛生同業組合理事長。風の王国プロジェクト主宰など務める。

商談もオンラインで 北秋田市商工会 初開催ですでに成果 「スペース」の貸し出し開始

2021-01-19
北秋田市商工会が発行した「バイヤーズ・ガイド」
 新型コロナウイルス感染症の影響を受けて商談会や見本市の中止等が相次ぐ中、北秋田市商工会(藤本忠会長)はインターネットを活用した「オンライン商談会」の取り組みを進めている。初めて開催した昨年11月の商談会は、新たな取引が始まるなど成果を挙げた。会員企業の取り組みを支援しようと、パソコンなどを用意した「オンライン商談スペース」の貸し出しも開始した。
 昨年の春以降、県外への往来自粛が呼びかけられたり、大規模なイベントの中止が求められたりしたことで、販路の拡大を目指す事業者にとっては思うような活動ができない状況が続いていた。
 こうした中、同商工会は本年度の「伴走型小規模事業者支援推進事業」を活用し「きたあきたのうめ~モノ発掘プロジェクト」を推進。セミナーや個別面談等で商品力や商談力の向上を図るとともに、販路開拓のためのオンライン商談会を開くことにした。
 昨年11月20日のオンライン商談会は、商工会の主催としては県内で初めての開催。バイヤー側は東京都内の百貨店など4社と広島県の商社の計5社、会員からは8社が参加。会員企業とバイヤーによるモニター越しの1対1での商談は、計29回を数えた。
 バイヤー側からは「首都圏にないもの、地元で愛されているものを現代風にアレンジした商品がほしい」といったアドバイスがあったほか、会員企業からも「初めてのオンライン商談で不安だったが、商工会職員がついてくれて、心強かった」「商談後、バイヤー2社から引き合いがあった」などの声が聞かれた。
 同商工会は「新型コロナウイルスの感染が広がる中でも、東京や広島のバイヤーと商談することができた。顔や商品を見ながらのため、商談が進んだ」などと説明。今後の商談に役立てていこうと、商談会に参加した8社を含む計12社の商品を掲載した「バイヤーズ・ガイド」を発行。全国のバイヤー約3000社に送付した。
 オンライン商談会に臨む会員企業を支援しようと、商工会館内に設けた商談スペースの貸し出しを開始した。カメラ・スピーカー付のノートパソコンや、複数人数での参加にも対応する32型モニター、インターネット回線などを用意。機器の使用などは、職員のサポートを受けることもできる。
 利用の際は、商談予定日の7日前までの申し込みが必要。問い合わせは北秋田市商工会(電話0186・62・1850)。

捜査用似顔絵 「解決の一助に」と意欲 大館署の長澤さん 県競技会で最優秀賞

2021-01-19
県警現場鑑識競技会の「捜査用似顔絵の部」で頂点に立った長澤さん(大館署)
 県警が主催する現場鑑識競技会(昨年11月24日・秋田市)の「捜査用似顔絵の部」で、大館署地域課の田代駐在所に勤務する長澤美代子巡査長(41)=大仙市出身=が最優秀賞に選ばれ、県警本部長表彰を受けた。事件の容疑者や不審者の特定、行方不明者の捜索等をするために重要な捜査手法の一つとされ、作成技術のある警察官は、人材が限られる中で貴重な存在。全県の署員の中で頂点に立ち、「練習してきて良かった。事件解決のため、これからも機会があれば描きたい」と話している。
 同競技会は鑑識技術の向上、初動捜査の強化を目的に毎年開かれており、2002年からは現場出動の機会の多い地域部門の警察官等を対象にしている。県内14署がそれぞれ3人でチームを編成し、「現場鑑識の部」に2人、「捜査用似顔絵の部」に1人が出場、部門別や総合の順位を競う。
 このうち「捜査用似顔絵の部」は、50分間で目撃者役から犯人役の特徴を聞き出し、鉛筆と消しゴムのみを使用して似顔絵を作成するもの。作画技術、顔の特徴を捉えているかなどを総合的に審査する。
 今回は民家で下着泥棒が発生し、逃げ去る犯人を目撃した人がいる―との想定で実施。県内各署から14人が出場し、長澤巡査長が栄冠に輝いた。「緊張したが、落ち着いてできた」と振り返る。競技会前に約2週間、集中的に指導を受けながら練習しただけに「結果が出せて良かった。終わってホッとした」と喜んだ。大館署チームは総合順位でも頂点に立った。
 中学、高校時代に美術部に所属。しばらく絵画から離れていたが、2005年に捜査用似顔絵の講習会に参加したことで再び筆を握る機会が増えた。基本技術や聞き取り方法などを学び、同年には潟上市での強盗事件で、容疑者の似顔絵を作成して逮捕につなげた経験もある。
 現在、大館署で似顔絵を作成できる署員は5人前後。指導した刑事課鑑識係の熊谷優樹係長は「検挙に至らない事案でも、当事者を特定することで注意、警告につなげられる。警察署によっては描ける人がいない場合もあり、貴重な存在」と話す。
 長澤さんは「機会があれば、これからも似顔絵の作成をしていきたい。学んだ技術がさび付かないよう、練習を続けていく。自分が描いた似顔絵が事件解決の一助になれば」と決意を新たにした。
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桜櫓館耐震改修 腐食広範で工期延長 大館市 3月中旬の完成目指す

2020-12-31
耐震改修工事が行われている桜櫓館(月撮影、大館市字中城)
 大館市が所有する国登録有形文化財「桜櫓館(おうろかん)」の耐震改修工事は、当初予定していた来年1月中旬の工期を2カ月延長し、3月中旬の完成を目指している。補強は終えたものの、想定より構造材や屋根下地材の腐食などが広範囲におよび、手間がかかっていることや部材の発注で遅れが生じた。4月に見学・貸館を再開する予定。
 耐震診断で東西方向の耐力壁が不足し、窓や戸などの開口部も多いため暴風時に倒壊の恐れがあると判定。南北方向の壁量はあるものの配置バランスが悪く、地震時に建物が変形しやすいとされ、5月から改修工事を行っている。事業費は約6500万円。
 文化財の価値を守ることと安全性確保の両立を目指し、できるだけ見えない位置で耐震化することを前提とし、建設当時の材料も可能な限り使用。既存の土壁は撤去し、構造用合板で耐力壁を設けた上で、再び土壁で仕上げる。屋根は既存の野地板と垂木、2階床は床板と根太の固定方法をそれぞれ確認し、想定と異なる留め金物は交換または増し打ちを行っている。土台と基礎、柱と横架材(土台・梁(はり))などの金物補強、既存梁を補強するための鉄骨梁と柱の新設なども進めている。
 過去の修繕が意匠的価値を損ねているとして、外壁や屋根の復元を図る。木製建具の組子修理やふすま・障子の張り替え、外観木部保護塗装も行う。浴室など使用していない部屋は物置に改修。電気・機械設備は更新する。庭園の樹木は剪定(せんてい)し、建物の外観が見えるよう整える。
 桜櫓館は、大館町長を務めた桜場文蔵氏が1933年に建てた木造2階の和風住宅(延べ床面積324平方㍍)。ケヤキの大梁(おおばり)と長尺・幅広の床板、秋田杉の長押(なげし)も継ぎ足すことなく長尺が使われた。各部屋の書院、部屋の障子や階段の手すりにも高度な技術が施され、2階の屋根から突き出た展望台もある。80年に現在地へ移転工事(曳家(ひきや))が行われ、北側の和室を解体。99年7月に登録文化財となった。
 市歴史的風致維持向上計画の重点区域内にあり、桜場氏が秋田犬保存会長だったことや、隣接の桂城公園で本部展覧会が開かれていたことから、秋田犬を守り育てる風致も貴重だとして「歴史的風致形成建造物」に指定。市は2018年9月に民間所有者から土地・建物を購入した。

感染対策し新年へ 北鹿地方の神社 初詣の準備進む 「混み合う日時避けて」

2020-12-31
マスク、フェースシールドを着用して絵馬の準備作業をする学生(大館神明社)
 2020年も残すところ1日となった。新型コロナウイルスに悩まされ続けた1年の暮れを迎え、北鹿地方の神社では新年の初詣に向けた準備が大詰めを迎えている。感染防止対策にも気を配りながら、慌ただしく作業を進めている。
 毎年大勢の参拝客が訪れる大館市の大館神明社(佐藤文人宮司)では、縁起物の準備作業が進む。来年の干支(えと)「丑(うし)」にちなんだ巨大絵馬と同じ絵柄の絵馬や、招き猫をイメージした「開運干支土鈴」などを用意。牛の着ぐるみを着たハローキティのお守りや、コロナウイルスに関連して「疫病退散」の茅の輪守り、旅行安全御守なども並べる。破魔矢や熊手なども含めて約100種類を頒布する予定だ。
 30日は、アルバイトの高校生や大学生が説明を受けた後、絵馬に麻のひもを結ぶ作業を行った。新年に願いを込め、一つ一つ確認しながら丁寧に仕上げていた。
 初詣の感染防止対策として、縁起物を頒布する授与所ではアルバイトの巫女(みこ)らにマスク、フェースシールド、手袋を付けて接客してもらう。例年1カ所だったおみくじ売り場は2カ所に分け、密を避ける。各所に消毒液を置き、参拝客にマスク、手袋の着用、対人距離の確保を求めるため注意書きも掲示する予定。
 例年大みそかから元日にかけて24時間体制で参拝客の対応に当たっていたが、この元日午前3~7時は閉鎖して受け入れを取りやめる。
 コロナ禍の今年は分散参拝の問い合わせが複数あり、既に縁起物を買い求める人も見られるという。同神社は「感染対策をし、人との距離を保って参拝してほしい。初詣は新年初めてのお参り。新年の混み合う日時を避けて訪れてもらえれば」としている。
 駐車場は神社北側の曳山車車庫前のほか、今年境内整備事業で新設した境内北側も利用できる。約90台分を確保できる見通しで、周知している。

北鹿地方に大雪 倒木や交通に乱れ 年末年始も警戒を

2020-12-31
雪が降り積もって倒木が発生した現場(北秋田市七日市)
 冬型の気圧配置が強まった影響などで、北鹿地方は30日、大雪に見舞われた。秋田地方気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は北秋田市阿仁合で37㌢を記録。同市や鹿角市では倒木があり、道路の一時通行止めなども発生した。公共交通機関も乱れた。
 気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は鹿角市で30㌢、北秋田市鷹巣で17㌢。同時刻現在の積雪の深さは鹿角市で50㌢、阿仁合で47㌢、鷹巣で32㌢まで増えた。
 午後4時現在、北秋田市では雪の重み等のため計4カ所で倒木が発生。同市七日市の県道では、2カ所で樹木が電線に倒れかかった。国道や市道でも倒木が道路をふさぐなど影響が出た。鹿角市八幡平堀合の市道でも倒木があり、午前5時ごろから約7時間にわたって全面通行止めとなった。
 JR秋田支社によると、大雪の影響で花輪線は午後1時30分から全線で運転を見合わせた。普通列車上下8本が運休、同2本が区間運休した。
 全日空によると、大館能代発羽田行き720便は雪のため出発が遅れ、31分遅れの午後0時41分に到着した。
 気象台によると、県内は31日から1月1日にかけても強い冬型の気圧配置が続き、大雪となる所がある見込み。31日午後6時までに予想される24時間降雪量は、多い所で平野部40㌢、山沿い50㌢。その後も雪が降り続くとみている。交通障害や建物被害への警戒、屋根からの落雪や路面・水道管凍結、なだれなどへの注意を呼び掛けている。

平日の歩行者 大町、御成町など大幅減 大館商議所通行量調査 コロナ予防で外出控え

2020-12-30
 大館市の中心市街地の人通りについて、大館商工会議所の通行量調査によると、大町と御成町2丁目、同3丁目の平日の通行量(歩行者)は前年を8~38・6%下回った。今年から新たに観測地点とした比内町扇田は、平日の通行量が休日に比べて2倍以上多い結果となった。大館商議所は「新型コロナウイルスの感染予防で外出を控える傾向が大きく反映したものと考えられる」としている。
 商業振興の研究や施策の参考にするため、10月16、18日の午前10時から午後5時まで調査。歩行者は商店街を形成する大町と御成町2、3丁目、比内町扇田の4地点、車両は大型店が立地する清水町、大田面を加えた6地点でそれぞれ計測した。両日ともに晴れや曇りで外出向きの天候だった。
 平日の歩行者は2丁目が382人(前年比8%減)、3丁目325人(38・6%減)、大町271人(18・1%減)、扇田153人の計1131人。休日は2丁目304人(28・5%減)、3丁目406人(12・3%減)、大町176人(32%減)、扇田70人の計956人。すべての地点で平日、休日ともに昨年から減少した。
 2丁目と大町、扇田で平日の通行量が休日を上回っており、銀行や病院などの利用を目的にした来街傾向が見られる。扇田については休日に銀行や病院だけでなく、商店街の多くが閉店していることも歩行者の大幅減につながったとしている。
 2丁目は「リニューアル、リノベーション事業が進む駅前地区の来街者をいかに誘導できるかが重要な課題」と分析。3丁目は「いとくショッピングセンターが目的地となっている。そこを起点に沿道の個人店などを生かし、来街者の回遊性を高める取り組みが求められる」とした。大町は「本年度は県よろず支援拠点事業による『0円改装』で、小売店やハチ公プラザの店舗リニューアルが行われ、今後の集客効果に期待」としている。
 車両の総数は平日が2万8468台、休日は2万8212台。休日の大田面が8267台(2・5%減)で最も多く、以下は▽平日の大田面7288台(2・4%増)▽休日の清水町6862台(1・7%減)▽平日の清水町6376台(0・4%増)▽平日の大町4131台(1%増)▽休日の3丁目3789台(2・2%増)▽休日の大町3750台(13・9%増)▽平日の3丁目3740台(6・4%減)▽平日の2丁目3493台(10・1%増)▽平日の扇田3440台▽休日の扇田2780台▽休日の2丁目2764台(2・1%増)―と続いた。
 7地点で増加したほか、車両・歩行者とも前年より早い時間帯に最多通行量を記録した地点が多く見られ、「遠出を控え、外出の際には車を使用して買い物や外出時間を短くする行動をとっている」と考察した。
 総括では「日沿道の大館市に関連する区間が開通し、大館能代空港や東北道を含めた広域交通網が形成され、人や物流の動きが活発になることが期待される。今後も引き続きハード整備やソフト施策が、車両・歩行者通行量に及ぼす影響を注視することが重要」とまとめた。

比内地鶏 過剰在庫ほぼ解消 官民一体で対策 一部で入荷不足も

2020-12-30
今年6月にJAあきた北青年部が開いた比内地鶏肉の販売会。生産者がおいしさをPRした。
 大館市の助成事業などを背景に比内地鶏の需要が高まっている。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一時期は過剰だった在庫が11月までにほぼ解消。各種助成事業できりたんぽセットなどの販売が例年よりも好調で、事業者からは「商品発送の売り上げが伸びて助かる」といった声がある一方、一部店舗では年末の需要増も相まって在庫が不足する場面も見られる。
 比内地鶏は大館が本県の主要産地。新型コロナの影響で、主な出荷先の首都圏からの注文が激減したため、市内卸売業者は一時期多くの過剰在庫を抱えた。
 過剰在庫解消のため市は8月から、卸売業者が在庫を小売店に安価で販売した場合、差額の一部を補助する事業を行ったほか、本場大館きりたんぽ協会員を対象に比内地鶏の購入助成(1㌔当たり1500円)を行う「比内地鶏販売促進助成事業」を11月末まで展開。申請は7322㌔、助成額は約1100万円に上った。これらの効果で過剰在庫は11月までにおおむね解消された。
 このほか、市が特産品の販売事業者に対して購入客の送料を負担する「特産品送料助成事業」が好調に推移。特にきりたんぽセットなどの発送が昨年よりも増えているという。同市葛原の秋田比内や(武藤幸美社長)では、比内地鶏ハンバーグなどの冷凍商品や、正肉やスープなどが一体となったきりたんぽ鍋セットの売り上げが前年比で約2倍に。担当者は「店と客の双方が助かる事業で本当にありがたい。比内地鶏の消費拡大にもつながる」と感謝する。
 一方で、一部の店では年末の需要増で比内地鶏の入荷が追いつかない場面も。同市有浦のプラザ杉の子では、例年クリスマスの時期に需要が集中する「比内地鶏のローストチキン」(税込み5000円)の販売に影響が出た。ふるさと納税の返礼品分を含め例年並みの700羽を用意したが想定を上回る注文があり、100羽超の注文をキャンセルする事態となった。コロナ禍で忘新年会を開催しない企業から「チキンを購入して社員たちに配りたい」という注文が想定以上に多かったという。
 JAあきた北の生産部会(高橋浩司部会長)は今年の生産羽数を当初21万5000羽と計画していたが、5月から4割減産とし14万5000羽に修正した。月に開いた関係団体への報告会で高橋部会長は「行政、商工団体、地域一丸となった支援に感謝したい」と述べた。通常の生産羽数に戻せるよう今後もPR活動を続けていくとし、来年の生産は通常時から2割減の18万羽とするとしている。

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オンラインの需要徐々に 県外からの教育視察 大館市、コロナ禍に対応

2020-11-18
愛知教育大学の学生に対し、オンラインで取り組みを伝える高橋善之教育長(手前右)ら(大館市田代総合支所)
 大館市が受け入れている県外からの教育視察は、コロナ禍に対応してオンライン形式での需要が高まっている。4~5月の緊急事態宣言で一時は予約がほとんどなかったが、新たな手法を提案すると徐々に依頼が舞い込むようになった。画面越しに「おおだて型学力」を養う授業の様子、ふるさとキャリア教育の取り組みなどを伝える。山本多鶴子教育監は「より多くの人に大館の教育を知ってもらう一つの方法として続けたい」と話している。
 同市での県外からの教育視察受け入れ数は、年々増加傾向にあった。市教委学校教育課によると、2018年度は県教委の学力向上フォーラムが開催された影響もあり、50件、延べ2057人に上った。19年度の人数は延べ941人だったものの、件数は約1・6倍の79件まで伸び、好調に推移していた。
 本県の学力の高さに加え、「共感的・協働的な学び合い」を核とする独自の授業、ふるさとキャリア教育が注目され、これまでに全国各地の自治体や教育機関の職員、教員のほか、大学生、議員らも来訪するなど高い需要を誇る。
 本年度も例年通り視察の要望が寄せられたが、新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言前後には「ほぼゼロの状況」に。転機となったのは5月下旬。東京都世田谷区の小学校とのオンライン研修会をきっかけに「この方法で視察受け入れができるのでは」と考え、相談を持ちかけられた団体に提案し始めた。オンラインの申し込みは10月に2件、11月に1件が入り、12月、来年1月にも各1件が予定されるなど増えてきている。
 16日からは、過去2年間来市していた愛知教育大学の1~4年生約20人が5日間にわたって大館の取り組み、授業を学ぶ「オンライン教育ツーリズム」が開始。初日は山本教育監がウェブ会議システム「Zoom」を使って▽子どもハローワーク▽未来人財育成プロジェクト―といった独自の取り組みを紹介し、「目指すのは、子どもが主体的に学び、教師と知性・感性・人間性を響き合わせて成長すること。授業の中には協力の大切さ、人との関わりなど大事なことがたくさんある」と説明し、賛同した学生から拍手を受けた。
 山本教育監は「これまでの縁が需要につながっていると感じる」と分析する。今回の学生たちは通常の授業後に参加したこともあり、「オンラインは移動時間がないので時間設定がしやすく、数百人が相手でも対応できるという利点もある。新型コロナが収束しても需要はある。直接の受け入れと組み合わせることで、より多くの人に大館の教育を知ってほしい」と話している。

 
 

名称は「サキホコレ」 秋田米新品種 都内と秋田市で発表イベント

2020-11-18
秋田市のエリアなかいちでは名称発表イベントのパブリックビューイングが行われた
 コメどころ秋田を代表するブランド米として2022年秋の市場デビューを目指している秋田米新品種秋系821の名称が「サキホコレ」に決まった。公募で寄せられた約25万件の中で最終候補に選ばれた6点から佐竹敬久知事が決定。17日に都内と秋田市の2会場をオンラインでつないだイベントで発表された。
 サキホコレは良食味でいもち病耐性が強い愛知県育成の中部132号と、粒が大きく良食味で晩生タイプの本県オリジナル品種秋田97号(つぶぞろい)をかけ合わせて開発された。本県産米の主力「あきたこまち」より成熟期が遅い晩生種で、いもち病に強く、高温による品質低下も少ない。
 ▽白さとツヤが際立つ外観▽粒感のあるふっくらとした食感▽上品な香り、かむほどに広がる深い甘み―が特徴で、価格帯の高いコメを購入している一般消費者を対象に行われた調査では、外観や香り、柔らかさ、粘り、甘みなど全ての項目でコシヒカリを上回る評価を得ている。
 サキホコレの栽培は、品種特性などを踏まえて県が選定した推奨地域のみで行われる予定。北鹿地方を含めた県北部から選定された地域はない。
 名称の公募には国内外から25万893件の応募があり、米穀関係の専門家らによる選考で▽秋うらら▽あきてらす▽秋の八二一▽稲王▽サキホコレ▽べっぴん小雪―の6点を最終候補に絞り込み。佐竹知事が最終決定した。
 東京会場のイベントには佐竹知事やJA秋田中央会の斉藤一志会長、本県出身の女優佐々木希さんらが参加した。
 サキホコレに決めた理由について佐竹知事は「稲には盛夏のわずかな時期に小さな花が咲き、稲の花が咲き誇った年は豊作となる。出来秋を迎える秋田の情景を想像させる名称で、郷里への誇りを感じる」などと話した。

秋田市のエリアなかいちでは名称発表イベントのパブリックビューイングが行われた
 

児童虐待相談 「身体的」が増加傾向 大館市 改正法の体罰禁止浸透か DV関連も増

2020-11-17
 大館市で児童に対する身体的虐待の相談が増加傾向にある。改正法で明記した「しつけ」と称する体罰禁止が浸透してきたとみられ、身近に相談相手がいれば回避できたケースも少なくない。配偶者からの暴力(ドメスティックバイオレンス、DV)に関する相談も増えつつある。11月は児童虐待防止とDV防止の推進月間。市は「一人で悩まず相談を」と呼び掛けている。
 市や児童相談所、警察などで構成する市子ども・家族支援ネットワーク(要保護児童対策地域協議会)によると、4~10月に対応した相談は64件で前年に比べほぼ横ばい。このうち新規は27件だった。
 種類別の割合をみると、身体的虐待が50%で前年同期比13ポイント増、子どもに対して暴言を吐くといった「心理的虐待」は34%で12ポイント減、育児放棄などの「ネグレクト」は16%で1ポイント減となっている。
 親などから子どもへの体罰禁止を盛り込んだ改正児童虐待防止法は4月に施行され、たとえ「しつけ」だとしても身体に苦痛を引き起こす行為は体罰に当たると明確にした。具体例として▽注意したが言うことを聞かないので頰をたたく▽宿題をしないので夕飯を与えない―などを挙げている。
 市子ども課の担当者は、身体的虐待に関する相談が増えたことについて「親がしつけのためだと思っても、たたくなどの行為は虐待だということが周知されてきたのではないか」とみる。「さまざまな要因が複合的に絡み合って行為に至るため、身近な相談相手が必要」とした上で、「悩みを打ち明ける人がいれば未然に防げるケースもあった」と明かす。
 DV関連は、今年に入って対応した事例はないものの、子どもや一人親、離婚関連などの相談の背景に出てくることが多いという。「少しずつ増加している傾向にある」と担当者は懸念する。
 同ネットワークは毎年この時期、大型店で児童虐待・DV防止キャンペーンを展開しているが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため中止。代替策として「人目を気にせず手に取ることができるから」と、スーパーや書店などのトイレにチラシやパンフレットを置かせてもらう取り組みを行っている。
 

熱い!炭の窯出し 北鷹高緑地環境科 吉ケ沢演習林で実習

2020-11-17
熱さに負けず窯から炭をかき出す北鷹高の生徒(北秋田市の吉ケ沢演習林)
 秋田北鷹高校(青山仁校長)の製炭実習が16日、北秋田市小森の吉ケ沢演習林で行われ、緑地環境科の3年生31人が熱さをこらえながら昔ながらの窯出し作業に挑戦した。
 林業に対する知識や森林資源への理解を深めようと、旧鷹巣農林高時代から続く恒例の実習。演習林周辺の七日市地区は木炭の産地として知られたが、後継者不足により現在は製炭に取り組む人がいないという。このため実習は地域の文化や技術の継承も狙いとしている。
 この日は緑地環境科の3年生31人が参加。実習棟付近に設けられた炭焼き窯へ教員が2日前に火入れを行い、ふたをしてじっくりと焼いた炭の窯出し作業に生徒たちが協力して取り組んだ。
 教員によると、ふたを開けた窯の内部は800度近い高温。生徒たちは窯に近づくと「熱い」と話しながら棒状の器具で炭をかき出した。トングで炭を並べたり消し粉をかけたりと炭の形が崩れないように慎重に作業を進めていった。
 生徒の佐藤翔真さんは「熱すぎるのと、炭を取り出すだけで腕がパンパンになった。作業工程は大変だったが、きれいな形の炭ができて楽しかった」と話していた。
 このほか、生徒たちは炭の材料となるナラの丸太をハンマーなどを使って割る作業や、炭材を詰め込んだ窯の火入れに挑戦した。18日に窯から炭を取り出す予定で、作った炭を使ったバーベキューも予定している。
 

「共に生きる地域」理念に 鹿角市障がい者計画 策定懇談会始まる

2020-11-17
第5期鹿角市障がい者計画の評価について説明を受ける委員(福祉保健センター)
 鹿角市は本年度、障害者施策を総合的、計画的に推進するための基本方針となる第6期鹿角市障がい者計画(21~25年度)などを策定する。関係者で構成する第1回懇談会が16日、福祉保健センターで開かれ、策定体制やスケジュールのほか、新計画の構成などを確認した。
 障害者基本法などに基づき2016年3月に市が策定した「第5期鹿角市障がい者計画」と18年3月策定の「第5期鹿角市障がい福祉計画」「第1期鹿角市障がい児福祉計画」が本年度で計画満了となるため次期計画を策定する。
 懇談会は市民や関係者団体の意見を反映する目的で設置。委員には福祉・保健・医療・保育・教育・雇用の関係団体から13人を委嘱し、会長に市障害者センターかづのの成田喜輝センター長を選任した。
 市健康福祉部の豊田憲雄部長は障害者理解の推進などに触れ「障害の有無によって分け隔てられることなく、地域の一員として『共に生きる地域社会』を目指し、障害者福祉のより一層の向上が必要」とあいさつした。
 懇談会は来年2月まで全3回開催。12月下旬~1月下旬には素案に対する市民の意見募集も行う予定。
 基本的には現行の第5期計画の理念や目標の枠組みを継承しつつ、これまでの成果や課題を踏まえて見直しを行う。理念は「共に生きる地域社会の現実を目指して」。目標は「地域生活の支援のために」「充実した社会生活のために」「バリアフリーの実現のために」の三つ。
 施策には新たに「文化芸術活動・スポーツ等の振興」などを追加し、全28項目を設定する見通し。
 
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来春の高卒就職 採用試験が解禁 コロナ禍で1カ月遅れ 「県内希望」高まる

2020-10-17
採用試験が解禁され、試験に臨む生徒(伊徳)
 来春卒業予定の高校生を対象にした企業の採用試験が16日、解禁された。今年はコロナ禍で選考が1カ月遅れでスタート。北鹿地方の企業でも内定を目指し、市内外の生徒が筆記や面接試験に臨んだ。8月末時点でのハローワーク大館管内(鷹巣出張所を含む)の求人倍率は3・87倍と売り手市場は変わらず。県内就職希望が高まる傾向を機に、企業は人材確保に一層力を入れている。
 このうち、スーパーを展開する大館市の伊徳では、解禁日に1次募集分の選考を行った。16日は市外の生徒6人、17日は市内の生徒7人の計13人の選考を行い、2次募集と合わせ計20人程度の採用を見込んでいる。この日は、感染症対策のため一定の距離を確保しながら、午前に自己紹介、午後に適性試験、一般常識、作文などの筆記を行った。緊張感に包まれる会場で生徒らが真剣な表情で試験に臨んだ。
 人事部の担当者は「選考日程が1カ月延びたことで、学校との日程調整が難しかった。コロナ禍で県内就職のニーズが高まる中、県内で活躍してくれる人材の確保に引き続き力を入れていきたい」と話した。
 ハローワーク大館によると、管内で就職を希望する生徒は218人。このうち県内希望者は前年比42人減の137人。4月の数字のため、実際は県内希望が増加しているとみられる。8月末までに出された求人は131事業所から530人で、前年同期と比べ21事業所62人少ない。販売、サービス業でやや減少しているが、コロナ禍の影響は大きく目立っていない。
 

コロナ対策やDX推進 大館市21年度予算 福原市長が編成方針 経済低迷で歳入厳しく

2020-10-17
予算編成方針が示された調整会議(大館市役所)
 大館市の2021年度当初予算編成が始まるのを前に、福原淳嗣市長は16日、管理職を集めた調整会議で編成方針を示した。新型コロナウイルスの影響に伴う地域経済の低迷や人口減などで歳入が厳しく、義務的経費を除く通常経費の要求は20年度当初に比べ「一般財源ベースで5%減」。基本方針に「コロナ感染症の拡大防止と地域経済、暮らしへの対策」など4点を設定した。
 19年度一般会計決算について市長は「投資的事業の平準化と市債の繰り上げ償還に努めた結果、健全化指標の実質公債費比率と将来負担比率は前年度と同水準を維持した」と説明。今後の見通しは「市税収入について新型コロナウイルス感染症による地域経済の低迷や人口減少の影響が見込まれ、地方交付税は21年度からの普通交付税の合併算定替えの終了などで、臨時財政対策債を含めた実質的な交付額は減少が続く」とした。
 歳出面は「少子高齢化に伴う社会保障関係費の増大、公共施設・道路・橋りょうなど既存の社会資本の整備更新、長寿命化にかかる経費の増加などが見込まれる」とし、「さらなる歳入の確保策や歳出の適正化策を推し進め、持続可能な財政基盤を確立していく必要がある」と強調した。
 基本方針は▽新型コロナ感染防止と地域経済、暮らしへの対策▽デジタルニューディールによる持続可能な地方自治運営▽施策・事業の検証とスクラップ・アンド・ビルドの徹底による財源確保▽総合計画と総合戦略の一層の推進。
 コロナ対策は「新しい生活様式の推進を支援する」とした上で、「引き続き地域経済と市民の暮らしを感染症リスクに対応できるよう強靱(きょうじん)なものとする」と述べた。
 デジタルニューディールについては「感染症拡大の経験を踏まえマイナンバーカード活用も含めた行政サービスのデジタル化・オンライン化をはじめ、リモートワーク(遠隔勤務)・サテライトオフィス(出先拠点)、AI(人工知能)・RPA(ロボットによる業務自動化)などの『デジタルトランスフォーメーション(DX)』を推進し、新たな日常を実現する運営に取り組む」とした。
 歳入の一般財源は「20年度決算見込みと比較して5%減」と試算。「市民要望を踏まえ、暮らしの満足度を高める施策に重点的に対応し、新しい日常を実現するため地域を越えた連携深化と英知結集で課題を克服したい」との考えを示した。
 20年度当初予算の一般会計は365億7829万円。市長選に伴う骨格型だった前年度より12・9%増で過去最大だった。
 

上小阿仁村長選 投開票は11月29日 村選管 予定者説明会は今月23日

2020-10-17
 上小阿仁村選挙管理委員会(小林宏委員長)は16日、村役場で開き、中田吉穂村長の死去に伴う村長選の日程や立候補予定者説明会の開催日などを決めた。選挙は11月24日告示、29日投開票。説明会は今月23日午前10時から、村開発センターで開く。委員会ではこのほか、新型コロナウイルスの感染防止対策に努めることも確認した。
 中田村長は12日午前9時、入院先の秋田市内の病院で死去。村長職務代理者の田村秀幸総務課長からは14日に同選管へ死去が通知され、選管は同日付で受理した。公職選挙法では、受理日から50日以内に選挙を行うことが定められている。
 委員会は非公開で行われ、終了後に小林委員長が取材に答えた。
 告示日の11月24日は午前8時半から午後5時まで、村開発センターで立候補届を受け付け。期日前投票は25日から28日まで、開発センターで行われる。29日は村内8カ所の投票所で午前7時から午後7時(八木沢は午後6時)まで投票。午後8時から、村健康増進トレーニングセンターで即日開票される。
 説明会は今月23日に開催。出席は義務ではないが、例年であれば立候補を予定する人たちが顔を合わせる場となっている。
 村長選はこれまで、村議会議員選とともに統一地方選の日程で行われてきた。今回は、村長の死去によって緊急的に行われることになる。小林委員長は「チラシを配布するなど、村民への周知を図っていく」と述べた。
 また、新型コロナの感染症対策について事務局は「県選管から、来年の知事選に向けて示された通知に基づき対応したい」などと説明。「消毒液の設置やマスクの着用、ついたての設置などを予定している」とした。
 9月1日現在の選挙人名簿登録者数は男975人、女1065人の計2040人。
 

スポーツで地域活性化 大館市SC第1回検討委 来年3月の設立目指す

2020-10-16
SC設立へ向け地域のスポーツ資源などに理解を深めた(タクミアリーナ)
 第1回大館市スポーツコミッション(仮称、SC)設立検討委員会は16日、大館市のタクミアリーナで開かれた。市民の健康づくり、スポーツによる街づくりなどを目的とする官民連携組織の設立に向けた最初の会合で、委員長に県体育協会テクニカルアドバイザーの花岡伸明氏を選任した。今後、3回検討委員会を開き、来年3月の設立を目指す。
 委員は地元スポーツ団体、観光関連団体などの20人。説明では、日本スポーツツーリズム推進機構事務局長の中山哲郎さんSCの取り組みを紹介。全国では、大規模大会で使用された会場の新しい活用法を探ったり、プロチームと連携してホームタウンを観光地化する動きもあるという。千葉県銚子市では、廃校の校舎を合宿専用施設に再生した事例もあり、「地域が抱えている資源を掛け合わせ、地域社会の外に出していくことが求められる」とした。
 同市は山田記念ロードレース大会がスポーツツーリズムに位置付けられ、ニプロハチ公ドーム、タクミアリーナ、高館テニスコート、天然温泉、田代岳や五色湖などが資源に挙げられる。事務局では東京五輪・パラリンピックのタイのホストタウンとしてスポーツへの関心の高まりに期待した。花岡委員長は「市民の皆さんに有益なスポーツの種をまいていきたい」と述べた。
 今後は2月までに検討委員会を3回開き、基本方針案、名称案、事業計画などを決め、3月に設立総会とシンポジウムの開催を予定している。
 SCは、スポーツ大会やイベント、合宿を誘致し、スポーツを通じた交流促進等による地域活性化と市外からの誘客を目指す官民一体型の組織で、スポーツと観光を組み合わせた「スポーツツーリズム」推進のために行政とスポーツ、観光産業、各種団体が連携して取り組む。スポーツ庁が2015年から活動を支援する事業を実施しており、19年10月時点で全国に118の組織がある。21年度末までに170まで拡大する目標を掲げている。県内では由利本荘市で「由利本荘市ヘルス・スポーツコミッション」が運営されている。
 

八幡平に初雪 オオシラビソに霧氷 鹿角

2020-10-16
オオシラビソの枝葉に付いた霧氷と雪(山頂自然探勝路)
 北日本上空に寒気が流れ込んだ15日、鹿角市と岩手県八幡平市にまたがる八幡平(1613㍍)の山頂付近で初雪が降った。オオシラビソ(アオモリトドマツ)の枝葉などには一時的に霧氷が見られ、観光客らの目を楽しませた。
 自然公園財団八幡平支部によると、初雪は山頂レストハウス付近で15日午前9時ごろから30分ほど降り続いた。風に乗って雪が舞っている状態で、道路や駐車場に積もるまでには至らなかったという。
 その後も断続的に降雪があり、山頂付近に群生するオオシラビソをはじめとする草木には一時的に霧氷が付着。山頂自然探勝路では登山者や観光客が盛んに写真を撮る光景が広がった。初雪の時期はほぼ平年並み。
 温泉旅行で訪れた神奈川県横浜市の男性(62)は「すぐ登れると聞いて山頂まで行ってみた。時折、視界が開けると、樹木に付いた霧氷がシルバーに輝いて見えてきれいだった。寒かったが、楽しめた」と話していた。
 両市を結ぶ県道大更八幡平線(通称・八幡平アスピーテライン)は、ふけの湯ゲート~岩手・御在所間が19日から夜間(午後5時~翌午前8時半)通行止めとなる。県鹿角地域振興局では16日以降の通行規制については状況を見て判断することにしている。
 
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