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東京パラリンピック 大館で1年前イベント 選手も参加 競技体験し関心高める

2019-08-26
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開会セレモニーで気勢を上げる関係者や田口選手(右から3人目)ら(タクミアリーナ)
 2020年東京パラリンピックの開幕まであと1年となった25日、大館市は記念イベント「Road to GOLD」を同市のタクミアリーナで開いた。パラリンピック出場を目指すゴールボール男子日本代表の田口侑治選手(28)やプロバスケットボールBリーグ1部(B1)・秋田ノーザンハピネッツ(NH)の選手2人によるトークショー、パラスポーツ体験を用意。市民ら約200人が来場し、アスリートと触れ合いながら競技について理解を深めたほか、大会への関心を高めた。
 市では9~10月に、パラリンピック出場が見込まれるタイのボッチャ・陸上競技両代表チームの事前合宿を受け入れることが決まっており、タイチーム応援の機運醸成につなげようとイベントを企画。東京五輪・パラ組織委員会から「東京2020応援プログラム」として認証を受けた。
 開会セレモニーに続き、田口選手、秋田NHの中山拓哉選手(25)と伊藤駿選手(29)によるトークショーを実施。田口さんは先天的に目に障害があり、「仕事では難しさを感じることもあった」と明かした。目隠しをして鈴の入ったボールを投げ合うゴールボールの魅力について「目の情報がない中で、音や声を頼りに感覚を研ぎ澄ませるスポーツ。激しさもあり面白い」とPRした。
 続いて、秋田NHの両選手や高校生らが田口選手から教わりながらゴールボールに挑戦。「しゃがんで耳を近づけ、体の正面でボールを受け止めて」などと助言を受けた。田口選手が技術を披露する場面もあり、来場者から歓声が上がっていた。
 菅原美歩柚(みふゆ)さん(国際情報高1年)は「全く見えず怖いし、思うように体が動かない。(目隠しをして)思いっきり体を動かす田口選手がかっこいいと思った」と話した。
 会場にはタイの民族衣装や菓子を並べたコーナーも設けられた。ゴールボールのほか、ブラインドサッカー、ボッチャの体験も用意され、家族連れらが汗を流した。
 タイの事前合宿地となった市では、受け入れ準備が進んでいる。市と連携してモスバーガー大館中道店では9月から、タイ語のメニュー表も用意される。市教委スポーツ振興課は「大会まであと1年となり、企業との連携も増えてきた。さらに多くの市民に関心を高めてもらえるよう努めていきたい」としている。
 

大太鼓の魅力たっぷり 鹿角 ふるさと大響演会 6団体が伝統の演奏

2019-08-26
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見事なバチさばきを披露する出演者たち(湯の駅おおゆ)
 鹿角、小坂地域に伝わる大太鼓を集めた「鹿角ふるさと大太鼓大響演会」が25日、鹿角市十和田大湯の道の駅「湯の駅おおゆ」で開かれた。6団体が出演し、迫力ある音を響かせた。
 鹿角地域の大太鼓は各種行事に欠かせないもので、古くから集落で受け継がれてきた。大きいもので直径約120㌢、胴長約150㌢、重さ約40㌔以上にもなり、全国的にも珍しい「担いで横たたき」の打法が特徴。
 響演会は「鹿角ふるさと大太鼓の会」(栁沢克三会長)が大太鼓の普及・拡大を図ろうと開催している。「大太鼓への意気込みを、太鼓の音やたたき方で表現し、感動をお届けしたい」と栁沢会長。
 毛馬内、小坂万谷、芦名沢、小坂鴇、小坂町川上地域、錦木古川の6保存会が出演した。打ち手は太鼓を力強く打ち鳴らし、地域の伝承曲を披露。熱のこもったパフォーマンスを繰り広げ、訪れた人たちを沸かせた。毛馬内の横笛の会(浅利重照会長)が横笛の演奏を披露し、盛り上げた。
 

住民主体で災害対応 北秋田 地震想定し訓練 400人が本番さながら

2019-08-26
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段ボールを組み立てて間仕切りを作る訓練に取り組む地域住民(森吉コミュニティセンター)
 北秋田市と県消防協会大館北秋田支部主催の総合防災訓練が25日、北秋田市米内沢地区で行われた。消防や市、地域住民ら約400人が参加。住民が主体となって避難所の開設や災害対応訓練に取り組んだ。
 防災関係機関と住民が災害発生時の実践的な訓練を行い、防災知識の高揚を図るため市消防本部の管内各地で開催している。今回は米内沢地区で行われ、市内外から26団体約400人が参加した。
 訓練は米内沢地区を震源とする直下型地震が発生し、震度6の揺れを観測、家屋の倒壊や土砂災害などの災害が発生した想定で実施した。米内沢診療所、米内沢小、森吉コミュニティセンターの3会場で訓練を行ったほか、ラポール米内沢店の駐車場周辺で防災フェアを行った。
 市の防災ラジオを活用したシェイクアウト訓練の後、12自治会の住民らが森吉コミュニティセンターに集まり、避難所の開設運営訓練が行われた。各自治会長が避難者の人数などを把握した後、総務、救護、物資、施設などの役割を住民に分担。段ボールを組み合わせて作る間仕切りを設置したり、救援物資の仕分けを行う場所を確保したりと、住民一人一人が自分の役割を全うしていた。
 米内沢診療所では傷病者の受け入れや治療、処置の優先順位を判断するトリアージ訓練を展開。北秋田市民病院の災害医療派遣チーム(DMAT)の応援を要請し、次々と診療所に訪れる傷病者役に対応した。米内沢小では地域住民が倒壊した家屋に取り残された人の救出活動や放水体験に取り組み、有事の際の対応を学んでいた。
 

高校生の企画で活性化 遺跡の土産、音楽フェス 北鷹2チームの案採択 県が活動費支援

2019-08-25
プレゼンする北鷹の「最高のお土産作り隊」(MARUWWA)
 高校生が企画する地域活性化の取り組みを県が支援する「若者と地域をつなぐプロジェクト事業」県北地区の公開審査会が24日、大館市御成町のわっぱビルヂング内の共用スペース「MARUWWA(マルーワ)」で開かれた。県北4校5グループがプレゼンテーションを行い、秋田北鷹家庭クラブの2チームが活動経費支援の採択を受けた。
 次代を担う若者の古里への愛着醸成や活性化を狙いに、県が本年度初実施する「あきた若者プロジェクト」の一環。高校生らが地域団体などと連携した取り組みを10件程度選び、経費(最大20万円まで)を支援する。
 全県から計12チームがエントリー。この日の県北会場は北鷹から2、十和田、能代、能代工業から各1グループが、7分間のプレゼンと質疑応答に臨んだ。
 各グループが県や居住地域の課題をとらえ、改善や活性化に向けた取り組みを発表。採択が決まった北鷹は1、2年生12人が6人ずつに分かれて構成。「最高のお土産作り隊」は、伊勢堂岱遺跡の土産品開発を考案。土偶を模したクッキーや木の実を使ったスイーツなどを紹介した。「music girls」は、音楽フェスの開催を柱にした活動を企画。同市出身の作曲家・成田為三の認知度向上やカフェ運営などを盛り込んだ。
 橋本秀樹・県地域づくり推進課長ら3人の審査員が自主性や地域性、協働性などを得点化。北鷹2グループのほか、能代工業も採択された。
 「最高の―」の金子亜里沙さん(2年)は「地域を盛り上げて多くの人が足を運ぶような活動にしたい」、「music―」の森岡遥菜さん(同)は「内容を精査しながらカフェなどできることから動き始めたい」と話した。
 25日には湯沢市で県南地区審査会を開き、3グループ程度の採択を決める。残りの枠については全審査終了後に決定。各グループは年度内に活動を実践し、年度末に成果発表会を予定している。
 

4千年前に思いはせる 鹿角市のストーンサークル縄文祭 世界遺産へ弾み

2019-08-25
開村式で行われた火おこしの儀式(大湯ストーンサークル縄文広場)
 鹿角市のストーンサークル縄文祭が24日、特別史跡「大湯環状列石」の特設会場で開かれた。大勢の市民が訪れ、火おこしや弓矢などの体験を通して、4000年前の縄文人に思いをはせた
 1984(昭和59)年に始まり37回目。開会行事は午後1時からメイン会場のストーンサークル館縄文広場で始まり、大湯保育園の園児たちが太鼓と踊りを披露。
 実行委員会の勝又幹雄委員長は、世界文化遺産への登録を目指す候補として選定されたことを紹介しながら、「登録へ向け、やっとここまできた。遺跡の理解をさらに深めてほしい」とあいさつした。
 開村式の火おこしの儀式は、十和田中の下栃棚雄仁さん(1年)が行い、点火後参加者が縄文音頭を踊った。会場には体験コーナーが設けられ、火おこし、勾玉(まがたま)づくり、弓矢体験を楽しんだ。オカリナサークル「ぽぽろん」がオカリナを演奏し、鹿角民話の会「どっとはらえ」が昔話を語った。
 
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北秋田市 「世界一の大太鼓」 綴子神社 例祭 五穀豊穣願いごう音

2019-07-17
神社に向かう大太鼓と大名行列(北秋田市綴子)
 北秋田市綴子の綴子神社(武内尊英宮司)の例祭が15日行われた。ギネスブックに認定された「世界一の大太鼓」とともに、地元住民による大名行列が町内を巡行。雷鳴のようなごう音を響かせ、神社で五穀豊穣(ほうじょう)を祈願した。
 神社によると、創建は659年で、東北地方で最も古い八幡宮とされる。鎌倉時代の1262(弘長2)年、農業用水の不足に悩まされた住民たちが太鼓の音を雷鳴に見立て、雨ごいした神事を起源に奉納行事が続く。現在は年に1度の例祭で行われている。
 かつては「徳川方」の上町と「豊臣方」の下町が先を争って奉納する「けんか祭り」と称される時代もあったが、1930(昭和5)年から1年交代制を導入した。今年は、1989年(平成元)年に「牛の一枚皮を使った世界一大きな太鼓」(直径3・71㍍)としてギネスブックに認定された下町が担当した。
 下町の住民たちは色とりどりの祭り装束に身を包み、午前11時ごろ綴子基幹集落センターを神社に向けて出発。大小4張りの太鼓が続き、約750㍍の通りを威勢よく巡行した。太鼓の上に男衆が陣取り長いばちで「ドドーン」と豪快な音を響かせていた。
 今年は春先から降水量が少なく、一時は農作物の水不足が心配されるほど。6月に入って平年並みに落ち着いたが、農業を営む地元住民たちは今後もほどよい降雨を願い、沿道で巡行を見物した。
 境内では奉納行事や武内宮司による湯立ての神事が行われた。武内宮司は「作柄は平年並み。水口の管理をしっかり。愛情を持って励むと平年作以上になる」と告げた。

声良鶏銅像 「花輪駅前に設置を」 鹿角市 「考える会」が市に要望

2019-07-17
要望書を提出する奈良代表㊥(鹿角市役所)
 鹿角市は、JR鹿角花輪駅前の広場整備事業に伴い、駅前ロータリーにある声良鶏の銅像を、花輪横町の歴史民俗資料館の敷地に移設する方針だ。これに対し、市民有志が16日、駅前広場内への移設を求める市長宛ての要望書を市へ提出した。
 この銅像は鹿角の玄関口のシンボル的なモニュメントとして長年親しまれ、地上約3・5㍍の台座の上にたたずんでいる。花輪出身の彫刻家で日本美術展無鑑査、県文化功労者の相川善一郎さん(1893~1986)の作。
 1952(昭和27)年、鹿角の声良鶏保存会が国天然記念物指定(37年)の記念事業として会員や住民らの寄付金を基に、陸中花輪駅(現鹿角花輪駅)駅舎前に設置したもの。その後、現在の駅前ロータリーの中心部に移設された。声良鶏は82(昭和57)年に「市の鳥」に選定されている。
 銅像の移設先をめぐっては、6月市議会産業建設委員会で「駅前に残してほしい」という市民の要望が取り上げられた。これに対し当局は「広場内に移設場所を確保するのは困難だと判断した」などと説明した。
 広場内への移設を求めているのは市民有志でつくる「『声良鶏』銅像設置を考える会」。市役所には奈良東一郎代表と事務局の佐藤興造さん、関厚さんが訪れ、銅像の由来や声良鶏の歴史などを説明した資料を添えた要望書を、窓口となっている市政策企画課へ提出した。
 奈良代表は「花輪だけでなく鹿角の発展のシンボルとして建った銅像。花輪駅前に設置してほしい」と話した。
 市は後日、文書で回答する予定。考える会は回答を受けてから対応を検討することにしている。

参院選 投票率上がる?下がる? 激戦本県大物続々 10代の低調懸念

2019-07-15
 21日投開票の第25回参院選で、候補者たちのアピールが熱を帯びる一方、各陣営は投票率の行方に気をもんでいる。前回の本県選挙区(改選数1)は6割を超え、過去最低だった前々回を4ポイント上回った。今回は接戦が予想される注目区。序盤の期日前投票は前回を下回ったものの、大物弁士が相次いで本県入りしており、最終的な投票率の向上につながるか―。
 本県選挙区で70%を超えたのは1989(平成元)年の74・49%が最後だ。92年は61・59%と大幅下落、95年も56・98%に低下した。その後98年に64・11%と持ち直したが、▽2001年=60・73%▽04年=65・32%▽07年=67・70%▽10年=65・05%―と推移し、13年には56・19%と過去最低を記録。前回16年は60・87%で4・68ポイント上昇した。
 選挙権年齢が18歳以上に引き下げられてから、国政選挙は3回目。県選管によると、前回参院選で18歳の投票率は48・09%だった一方、19歳は35・89%と低調だった。17年衆院選は18歳53%、19歳29%で、合わせた投票率は県全体の60・57%を19・14ポイント下回る41・43%となった。住民票を移さずに都市部へ進学した学生の投票率が低かったとみられる。
 今回立候補したのは、届け出順に自民党現職の中泉松司候補(40)=公明党推薦、無所属新人で野党統一の寺田静候補(44)、政治団体「NHKから国民を守る党」新人の石岡隆治候補(45)の3人。中泉陣営は連日のように党幹部や閣僚を投入する一方、寺田陣営は政党色を打ち消して無党派層への浸透を図る。石岡候補は県内に事務所を置かず、動画投稿サイト「ユーチューブ」で政策を主張している。
 10月に控える消費税率10%への引き上げや憲法改正の是非、経済対策などを巡り、与野党の主張が激突する構図となっている。老後資金2000万円問題に端を発した年金制度不安、企業の人手不足問題への対応も主要な争点に浮上している。
 本県の有権者は87万2895人(3日時点)。7日までの期日前投票は1・86%で前回に比べ0・89ポイント下回っている。

北鷹打線、爆発20点 16強に進出 高校野球秋田大会 コールドで好発進

2019-07-15
2回1死二、三塁、3点ランニング本塁打を放って生還し、ガッツポーズをする北鷹の石田(八橋球場)
 第4日の14日は、県内4球場で2回戦の残り8試合を行った。北鹿勢は、秋田北鷹が猛打で仁賀保にコールド勝ちした。第5日の15日は3回戦4試合を秋田市の八橋、こまちの2球場で行う。大館桂桜が8強進出をかけて湯沢翔北とぶつかる。
 ◇2回戦 【八橋球場】
仁賀保  10000 1
秋田北鷹 07103× 20

     (5回コールド)
 ▽本塁打=石田(北)▽三塁打=武石、柴田、石田(北)▽二塁打=清水2、相馬、近藤(北)、髙森(仁)
 北鷹が持ち味の打撃力を遺憾なく発揮し、19安打20得点で仁賀保にコールド勝ちした。
 初回、主戦・日景が直球を狙われ、1死一、三塁から適時内野安打を浴びて先制された。2回にも得点圏に走者を進められたが、しのいで味方の反撃を待った。
 その裏、四球と単打などで1死二、三塁の好機をつくると、石田が右越えの3点ランニング本塁打を放って逆転に成功。藤田、清水、相馬、武石も続いて4連打とし、一挙7点を奪った。
 3回も8本の長短打に犠打や盗塁などを絡めて打者一巡の猛攻を見せ、10点を取って試合を決めた。
 北鷹・木藤大嗣監督の話 初回、投手の直球を狙われ1点を奪われた。エンジンがかかるのが少し遅かった。打線の調子は上がっている。次も挑戦者の気持ちで臨む。

湖上彩る大輪2400発 十和田湖「湖水まつり」 夏観光の幕開け告げる

2019-07-15
初夏の十和田湖を彩った湖上花火(湖畔休屋)
 小坂町と青森県十和田市にまたがる十和田湖に夏の観光シーズンの幕開けを告げる「湖水まつり」(実行委主催)が13、14の両日、湖畔休屋で開催された。観光客らが湖畔の散策やカヌー体験、湖上花火など、昼夜を通してのイベントを楽しんだ。
 夏の十和田湖の活性化を目的に行われており、今年で54回目。呼び物の湖上花火は、大仙市の花火師による直径300㍍まで花開く10号玉を含め、1日約1200発、2日間で計約2400発が初夏の夜空に打ち上げられた。
 初日の13日は、整備された桟橋前広場や散策路、県境付近の桂ケ浜、「乙女の像」へと続く御前ケ浜などに国内外から訪れた家族連れや、カップルなどが陣取った。
 水面いっぱいに広がる水中花火、豪快な10号玉、スターマインなど数々の仕掛け花火が台船を使って湖上から打ち上げられると、詰めかけた見物客からは大きな歓声。夜空に広がる花火が湖面に反射し、美しさと豪快さを堪能していた。

6月のニュース

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設置場所は花輪高 鹿角の統合高校 県教委が決定 基本構想は本年度末

2019-06-15
鹿角3高校の統合校の設置場所に決まった花輪高(鹿角市花輪)
 県教委は14日、第7次県高校総合整備計画で示した花輪、十和田、小坂3高校の統合校の設置場所について、現在の花輪高の敷地と校舎を活用することを明らかにした。今後、統合校の学科の構成や学校規模などをまとめた基本構想案を本年度末をめどに策定し、公表する予定。
 3高校の統合に向けては、3校のPTAや同窓会などによる鹿角小坂地区高校統合に関する協議会が諸課題を検討し、報告書を昨年4月に県教委へ提出した。
 その主な内容は設置学科が「1学年6学級規模程度とし、普通科と産業系の専門学科を設置することが望ましい」、設置場所は「通学の利便性等から、新たな場所へ新校舎を建設することを求める。なお、一部の委員からは、早期実現の観点から既存校舎の活用を望む意見も出ている」などとした。
 設置場所について県教委は協議会や地域住民の声、鹿角市、小坂町などの意見を参考に庁内で検討を進めてきた。その結果、活力に満ちた魅力ある学校づくり、鹿角小坂地区の生徒の教育環境の充実、統合の早期実現等の観点から、現在の花輪高の敷地と校舎を活用し、開校することとした。
 高校教育課高校改革推進班は「統合校の規模等を考えると、増改築の検討が必要」との考えや「統合により高校までの距離が遠くなり、通学負担が大きくなる生徒に配慮するため、支援の必要性や方法について検討する」との見通しを示している。
 基本構想は統合校の教育目標、学科の構成、学校規模、教育課程、必要な施設設備などを示す。同班は「本年度末には策定したい。それに伴い統合校の開校時期のめどもつく」と話した。
 また、現十和田高、現小坂高の敷地と校舎の利活用については「さまざまな観点から幅広く検討する」とした。
 児玉一鹿角市長のコメント「今回の県教育庁の決定については、本市として尊重するとともに、今後、何よりも生徒のため、できる限りの協力をしていきたい」
 細越満小坂町長のコメント「3校の代表が検討し出された報告書と違う所になって残念に思う。今回の経緯を県に聞いた上で、小坂高校発展支援協議会などと話しながら、今後のことを考えていきたい」

「地元からも多くの人に」 大相撲・押尾川親方 2月に引退相撲・断髪式

2019-06-15
引退相撲について語る押尾川親方㊨(北鹿新聞社)
 北秋田市出身で大相撲・元関脇豪風の押尾川親方(39)=本名・成田旭=が14日、北鹿新聞社を訪れ、来年2月1日に東京・両国国技館で行う引退相撲・断髪式をPRした。「人生最大のイベント。地元からもぜひ多くの人に見に来てほしい」と話した。
 当日は「豪風引退 押尾川襲名披露大相撲」と題して開かれる。午前11時開場、同11時30分取組開始。十両全取組、断髪式、横綱締め実演、幕内全取組などを予定している。断髪式ではさみを入れる人は約300人を想定している。
 押尾川親方は「本県(出身力士)で引退相撲をする力士は、約50年ぶりだと思う。秋田の代表としてしっかり責任を持って大成功させたい」と意気込んだ。
 「(まげを)切ってみないと分からないが、寂しさとかはない。人生最初で最後の大イベント」と考えている。両国国技館の収容人数は約1万人。「いっぱい秋田県の人を呼んで、秋田まみれにしたい。地元から一人でも多くの人に見に来てほしい」と呼び掛けた。
 この日、親方は現役時代とはうって変わってスーツ姿で訪れた。「全然慣れていなくて、まだしっくりきていない。(現役時代に)時間をかけて体を大きくしたように、(今度は)ゆっくりゆっくり体を絞っていきたい」と話した。
 1月の引退後、親方業のほか、プロ野球の始球式など新たな仕事も舞い込んでいる。「道なき道を切り開いている感じ。不安もあるが、目標もあるし夢もある」と前向きに語った。
 引退相撲のチケットは17日午前10時から販売開始する。1階の升席Aが4人4万5000円、同Bが同4万1000円、同Cが同3万7000円、車いす席が1人9000円。2階のいす席Aが1人7000円、同Bが同5000円、同Cが同4000円。料金はいずれも税込み。申込用紙に必要事項を記入してファクスか郵送で申し込む。
 問い合わせは事務局(〒135=0021、東京都江東区白河4の1の5、江東白河郵便局留、電話070・4455・2928、??・6336・6834、メールtakekaze.oshiogawa@gmail.com)

子どもの遊び場 有浦など2カ所に整備 大館市6月議会・一般質問

2019-06-15
一般質問が行われた本会議(大館市役所)
 大館市の6月定例議会は14日、前日に続いて本会議を開き、4議員が一般質問を行った。子どもの遊び場づくりについて、福原淳嗣市長は「有浦児童会館内の『つどいの広場ひよこ』と、女性センター託児室に『木のおもちゃのある広場』の整備を計画している」と答弁。道路管理に関しては「破損を発見した市民から広く情報を収集するシステムの導入を検討している」との考えを示した。
 登壇したのは小棚木政之議員(令和会)、佐藤芳忠議員(市民の風)、斉藤則幸議員(公明党)、田村儀光議員(令和会)。
 遊び場関連で市長は「本年度の第2期子ども・子育て支援事業計画の策定にあたりニーズ調査を実施することにしており、子育て世帯から意見を聞いて反映する」と強調。「引き続き活用可能な公共施設などがないか検討し、市民の声を踏まえて遊び場整備を進める」と述べた。
 5月に本オープンした観光交流施設・秋田犬の里について「課題が散見される。どう改善を図るか」との質問があり、市長は「8万人を超える来館に手応えを感じた一方、秋田犬の展示方法や館内スペースなどに関する意見もある」と述べ、「企画展示を工夫し、まち歩きの拠点となるようソフト面の充実を図る。運営実績を積み上げ、民間のノウハウを活用した仕組みにしたい」と方向性を示した。
 「実効性ある観光基本計画に見直しを」との質問に対し、市長は「計画期間を2016年度から8年間としており、4年目の本年度に中間評価を行い見直す」と言及。「地域連携DMO(観光地経営組織)・秋田犬ツーリズムの設立や、秋田犬の里オープン、(大館・函館・角館の)3D連携や奥州藤原氏を縁とした交流など計画の策定以降に変化した状況を反映させる」と答えた。
 道路維持に関する情報管理のシステム化を求めた質問に対しては、「定期パトロールで確認しきれない破損状況について市民や業者などの情報を基に確認している」とした上で、「スマートフォンなどを使って広く情報を収集するシステムの導入を検討し、その有用性や課題を検証している」と答弁。「湯沢市が導入していることから先進事例を参考に情報共有できる仕組みを検討する」との考えを示した。

大館市6月議会 経済効果は30億円 大館駅周辺整備事業 観光消費は年4億見込む

2019-06-14
一般質問が行われた6月定例議会本会議(大館市役所)
 大館市の6月定例議会は13日、本会議を再開し、5議員が一般質問を行った。JR大館駅周辺整備事業について問われた福原淳嗣市長は、「大館の核となるエリアの先行投資と捉え、十分な経済波及効果が得られるよう先頭に立ち、力を注ぐ」と強調。関連事業の経済効果は、建設関係で約30億円、観光消費支出で年間約4億円を見込むとした。スポーツ振興や地域活性化を図る官民一体型の組織「スポーツコミッション」の設立を目指す考えも示した。
 登壇したのは小畑新一議員(公明党)、相馬ヱミ子議員(市民の風)、武田晋議員(令和会)、笹島愛子議員(共産党)、明石宏康議員(市民の風)。
 JR大館駅周辺の整備事業について質問があり、福原市長は合築駅舎整備の概算事業費を、現駅舎の解体などを含め約13億5000万円、駅前広場整備は約2億3000万円と改めて示した。駅のバリアフリー化は、約3億円と見込む建設費の3分の1、約1億円と見込む20年間の維持管理費の4割をJR側が負担するとし、「階段を使わず1、2番線のホームを往来できるよう、エレベーター設置に向けJRと詳細を詰めながら取り組む」と述べた。
 経済効果については「短期的効果として、秋田犬の里や合築駅舎整備などの建設で約30億円を見込んでいる」と説明。観光消費支出による効果は、観光客の消費などの直接効果に加え、原材料の需要増加や市民の所得・消費増加による波及効果を合わせ、「年間約4億円を見込む」と述べた。
 「スポーツコミッション組織をどう立ち上げるのか」との質問には、「設立により、市民のスポーツ活動の活性化や交流人口拡大、地域経済の波及効果が見込まれる」とした上で、「関係団体や民間企業、教育機関が一体となり、市民も巻き込んだ組織とする事が必要。先進地視察、関係団体と協議を進め設立を目指す」と答えた。
 2期目の市政運営への質問で「地域要望の多くは道路や側溝改修だ」との指摘を受け、「6月補正予算案に生活関連道路の改修工事費2億6000万円を計上し、当初予算と合わせ前年度より1億円増の3億7000万円となる見込み」と説明。「要望箇所を再度現場確認し、対応に努める」と述べた。

北秋田市 プレミアム商品券発行へ 6月議会開会 低所得や子育て世帯対象

2019-06-14
開会した北秋田市6月定例議会(議場)
 北秋田市の6月定例議会は13日開会した。2019年度各会計補正予算など議案17件を上程。大綱質疑を行い散会した。10月の消費増税による負担を緩和する目的で、総額2億2500万円分のプレミアム付き商品券を発行する予定。
 会期は25日までの13日間。津谷永光市長が行政報告した。上程した議案は19年度一般会計補正予算のほか、業務用パソコン124台と消防ポンプ車1台の取得など14件と報告3件。
 報告のうち1件は損害賠償の金額設定。4月に市産業会館の2階屋根からコンクリートの塊が落下し車2台を破損した事故を受け、相手2人と和解し計92万4343円を支払う見通し。損害賠償金と別に、会館屋根の補修工事費(334万4000円)を一般会計補正予算案に計上した。
 市産業会館は老朽化が著しく、今後の管理について大綱質疑があった。佐藤進財務部長は「産業会館の使用者に譲渡を検討し協議している。結論には至っていない」と説明した。
 他に、主な歳出はプレミアム付き商品券事業(6283万5000円)、緊急風しん抗体検査等事業(479万1000円)、都市と山村の友好の森事業(275万円)など。
 商品券事業は20%のプレミアム分(4500万円)や取り扱い業務委託費用など全額が国庫補助。購入できるのは、本年度に住民税が非課税の市民(約8500人)、3歳未満がいる世帯の世帯主(約500人)の計9000人を見込む。
 陳情は▽教職員定数改善と義務教育費国庫負担割合2分の1復元を図るための、2020年度政府予算にかかる意見書採択▽地方財政の充実・強化を求める意見書提出―の2件。

5月のニュース

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大館市 道路補修に3億円超 19年度 過去10年で最多に 傷み目立ち、要望に対応

2019-05-31
傷みが目立ち、補修を予定している市道(大館市粕田)
 大館市の道路補修に関する2019年度予算が3億円を超える見通しだ。6月補正予算案に約2億6000万円を計上。前年同期に比べ約8000万円増え、過去10年で最も多い。低温に伴う「凍上現象」や交通量の増大で傷みが目立ち、議会からも指摘が出ていた。市土木課は「今まで以上に住民の要望に応えていきたい」としている。
 土木課によると、市道1798路線・延長881㌔のうち、8割にあたる696㌔を舗装。アスファルトは固まる際に細かい隙間ができる。水分が入り込んで凍ると、膨張して路面が隆起。この「凍上現象」で道路がもろくなるため、車が通るたびに傷つき穴が開く。もともと路盤が薄い道路や、大型車などの交通量が増えた路線もあるという。
 予算要求した昨年10月時点の道路補修計画は、舗装140カ所(延長59㌔)、側溝93カ所(18㌔)の計233カ所で事業費約32億円と算出。主要な施設のアクセス道を中心に優先順位を決め、市長選に伴う骨格型の当初予算には生活関連道路舗装・側溝補修工事費として15カ所(2㌔)分の9780万円を措置した。6月補正予算案は38カ所(6・2㌔)分として2億6424万円を計上し、議会で可決されれば当初と合わせて3億6204万円に上る。このうち7割程度は起債で対応する方針。
 13年度の道路補修工事費は予算ベースで1億700万円、14年度1億1500万円、15年度1億172万円、16年度1億383万円、17年度2億円、18年度2億7982万円だった。議会から「ここ2年ほど予算が多いものの、工事を行っても要望が積み重なり解消されない。もっと工事を増やせないか」と問われ、福原淳嗣市長は「補正予算で増額し、できるだけ要望に対応したい」と答弁していた。
 土木課に寄せられた苦情・要望などは18年度で389件。このうち道路補修関連は7、8割だった。当初予算分の工事は5月上旬から順次発注し、今のところ12カ所について業者と契約を締結。ほかの道路も降雪前に施工したい考え。

人手不足深刻化 研修充実や待遇改善を 鹿角で初の 雇用安定会議

2019-05-31
関係団体の代表が一堂に会し、要請とともに意見交換した会議(鹿角建設業協会会議室)
 鹿角地域若年者雇用安定会議が30日、花輪の鹿角建設業協会会議室で開かれ、高校、経済団体、県、市町の代表が出席した。人手不足が深刻化する中、地元就職の促進を高校側に、早期の求人票提出を企業側にそれぞれ要請し、意見を交換した。
 出席したのは3高校と比内支援学校かづの校高等部、商工会、市工業振興会、町産業振興会、建設業協会、地域振興局、市町、ハローワークの代表。関係団体の代表が一堂に会して、若年者の地元定着促進を円滑に進めるのが大きな目的で、県内でも初めての会議という。
 鹿角地域振興局の土田元局長が、早期求人票の提出やインターシップの受け入れなどを盛り込んだ要請文を経済団体の代表に提出。市町、振興局、ハローワーク、商工会の5者を代表して細越満町長が、地元企業の情報提供などを求める要請文を高校の校長、高等部の代表に手渡した。
 鹿角地域の有効求人倍率は昨年12月から2月までの3カ月にわたり2倍を超え、人手不足が深刻化。3月は1・83倍で2倍を下回ったものの、県内最高値が続いている。
 3月に下がった要因についてハローワークの小野寺利一所長は、例年3、4月は求職者が増える傾向にあり、5、6月の動向次第では、再び有効求人倍率が上昇する可能性があると指摘した。
 意見交換では、企業の早期求人票提出や入社後の研修制度の充実、職場環境の向上と給料アップに要望があった。企業側からは求人活動を練り直し、積極的に取り組んでいくとの発言があった。進学生徒が多い中で、在学中の出身者に対する継続的なアプローチが必要との提案もあった。
 高校の求人受け付けは6月1日から。土曜日のため、実際は3日からとなる。

18年度 1173万円の黒字に アグリほくおう 大豆等で収益拡大目指す 北秋田市

2019-05-31
事業計画などを承認したアグリほくおうの定時総会(JA秋田たかのす本店)
 農地や農作業の受託を行っている北秋田市のアグリほくおう(杉渕忠寿社長)は30日、JA秋田たかのす本店で定時総会を開き、2018年度事業報告と決算を承認したほか、19年度事業計画などを決めた。18年度決算は、転作助成金と販売額の増加などで、計画を大幅に上回る1173万円の黒字を計上。本年度も、大豆・ソバの作付けを拡大する。
 JAあきた北央と北秋田市、上小阿仁村が出資し農地・農作業の受託を行う有限会社として設立。JAの合併により、JA秋田たかのすの子会社となった。比内地鶏の素びな生産、有機堆肥の製造販売なども行っている。
 議事に先立ち代表取締役会長でJA秋田たかのすの斉藤一志組合長は「合併により、子会社も引き継ぐこととなった。堅実な経営を続けており、18年度も黒字となった」などとあいさつした。
 事業報告によると、18年度に経営受託した農地面積は140㌶で、所有する農業機械や作物の作業適期を考慮すると「受託面積は限界に達している」とした。一方で、これまでは水稲を主体とした作付け体系だったが、大豆・ソバの作付けを増やしたことから「効率的な栽培管理ができた」とした。
 「実質的な転作廃止による収益の減少が懸念されたが、転作助成金と販売額の増加により計画を大幅に上回る黒字決算となった」ことを説明。当期純利益は1173万1568円を計上した。前期繰越剰余金と合わせた2466万9762円を次期に繰り越す。
 本年度の事業計画では、基本方針として「水稲の水管理と大豆等の肥培管理を徹底して収益の向上を図っていく」としたほか、堆肥部門では「販売数量増加と散布面積増大」、比内地鶏部門では「素びな供給と肉鶏の出荷率向上」を図るとした。
 事業量は▽農地受託140㌶▽水稲作業受託1300㌶▽大豆作業受託200㌶▽ソバ作業受託200㌶▽堆肥販売3000立方㍍▽比内地鶏素びな供給4万羽▽比内地鶏販売1万3000羽―を設定。利益目標は113万3000円とした。

大館はドームで元気に運動 チャレンジデー 北鹿各地で老若男女が汗流す

2019-05-30
約700人が「ワンだふるはちくんダンス」で体を温めた(ニプロハチ公ドーム)
 住民総参加型スポーツ行事「チャレンジデー2019」が29日、全国各地で一斉に行われた。人口規模のほぼ同じ自治体同士が、午前0時から午後9時までの間に15分以上継続して運動した住民の参加率を競うもの。北鹿5市町村でも住民がイベントに参加したり、思い思いに体を動かしたりして汗を流す光景が広がった。
 本県では5年連続で全25市町村がエントリー。大館市は茨城県行方(なめがた)市、北秋田市は愛知県扶桑(ふそう)町、鹿角市は大分県杵築(きつき)市、小坂町は群馬県南牧村、上小阿仁村は熊本県山江村と対戦した。
 このうち、昨年参加率63・5%で福岡県大牟田市に敗北した大館市は、今年が7回目の挑戦。各種イベントを企画し、参加率70%を目指した。
 ニプロハチ公ドームには長木小、有浦小、長木保育所、地元老人クラブ、婦人会、サークルから約700人が集まった。チャレンジデー大使として、スキーの石垣寿美子選手(秋田ゼロックス・十和田高出)が応援に駆けつけた。
 開始式で実行委員会の宮越雅己副会長は、会長・福原淳嗣市長のメッセージを代読し、「参加する全ての人が主役のイベント。市民一丸となって頑張ろう」と呼び掛けた。
 ガンバロー宣言の後、参加者はラジオ体操や「ワンだふるはちくんダンス」で体を温めた。続いて、アリーナ内に用意された8種目のニュースポーツを思い思いに体験。パラリンピックの正式種目「ボッチャ」のコーナーも設けられ、子どもからお年寄りまで幅広い世代が運動を楽しみ、歓声を上げる姿があった。
 開始式会場に訪れた人の中で最高齢の若狭ケイさん(98)=大館市粕田=は「ラジオ体操を頑張った。運動は健康に良いし、気持ち良い。みんなも楽しそうで良かった」と笑顔を見せた。
 このほか、大町や御成町で「まちあるきスタンプラリー」も行われた。夜はソフトバレーボール交流大会、ナイターベースボールなども開かれ、仕事帰りの市民らが汗を流した。

園芸作物の拡大を 水田フル活用ビジョン 大館市農業再生協 本年度の変更案承認

2019-05-30
2019年度の水田フル活用ビジョンを確認した総会(大館市比内総合支所)
 大館市農業再生協議会(会長・福原淳嗣大館市長)は29日、比内総合支所で通常総会を開き、地域農業振興の設計図「水田フル活用ビジョン」の変更案を承認した。作物ごとの作付予定面積では、主食用米は横ばいと設定したのに対し、エダマメなど園芸作物は拡大を目指す。重点戦略作物のエダマメは、2018年度の作付面積237・2㌶に対し、20年度は246・2㌶を目標に掲げた。
 水田フル活用ビジョンは国の産地交付金による支援の要件となるもの。18年度の実績などを踏まえて内容を一部見直した19年度のビジョンを確認した。
 地域の課題としては、依然として主食用米への依存が高い状態で、担い手不足や農家の高齢化が深刻化し、それに伴う耕作放棄地の増加などを掲げた。
 作物ごとの取り組み方針では、主食用米は高品質・良食味米の安定生産対策を進め、大規模圃場整備を推進し、規模拡大による低コスト生産を目指す。非主食用米は、飼料用米、米粉用米、加工用米などのほか、18年度に追加した輸出用やバイオエタノール用などの「新市場開拓用米」も盛り込んだ。
 これまで同様、エダマメ、アスパラガス、ヤマノイモ、キュウリ、トンブリ、ネギ、小玉スイカ、花き、葉たばこを「重点戦略作物」に設定し、生産拡大を図る。特に販売額1億円以上を目指せるエダマメ、アスパラガス、ヤマノイモの3品は「最重点戦略作物」とし、産地づくり・団地化に取り組む。耕作放棄地の解消と所得増のため、カボチャ、キャベツの作付けも推進する。
 エダマメは19年度の作付け予定面積241・4㌶から、20年度には246・2㌶とする目標値を掲げた。アスパラガスは18年度26・5㌶から20年度は27・5㌶、ネギは5・7㌶から7㌶、葉たばこは13・3㌶から16・8㌶など、各園芸作物で作付け拡大を目指す。
 オブザーバーとして出席した東北農政局秋田県拠点の担当者は、「主食用米の消費が減る中、全国的に昨年並みの作付けがされ、反収が平年並みになると、余ることも危惧される。末端まで需要に結びついた生産を確認してほしい」と呼び掛けた。

4月のニュース

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保全・活用へ耐震化へ 大館市の桜櫓館 「意匠残し性能確保」

2019-04-29
耐震調査などが行われる桜櫓館(大館市字中城)
 大館市は、昨年9月に取得した国登録有形文化財・桜櫓館(同市字中城)の保全と活用に向け、耐震化に着手する。市街地では数少ない昭和初期の本格木造建築物。精密診断や補強案の検討を経て年度内に実施設計をまとめ、2020年度に改修工事を進める方針だ。まちづくり課は「できるだけ意匠を残したまま倒壊しない耐震性能を確保したい」としている。
 桜櫓館は、大館町長を務めた桜場文蔵氏が1933年に建てた木造2階建ての和風住宅(延べ床面積310・28平方㍍)。ケヤキの大梁(おおばり)と長尺・幅広の床板、秋田杉の長押(なげし)も継ぎ足すことなく長尺が使われた。各部屋の書院、部屋の障子や階段の手すりにも高度な技術が施されている。2階の屋根に突き出るように四方にガラス窓を配した展望台を造り、町長時代に街を一望しながら政策を練ったとされる。99年7月に登録文化財となった。
 2017年3月に国の認定を受けた市歴史的風致維持向上計画の重点区域内にあり、桜場氏が秋田犬保存会長だったことや、隣接の桂城公園で本部展覧会が開かれていたことから、秋田犬を守り育てる風致としても貴重だとして「歴史的風致形成建造物」に指定。民間所有者から土地・建物を購入した。
 まちづくり課によると、窓や戸などの開口部が多く、耐力壁が少ないという。梁や柱の接合部は変形能力が大きいことから、地震の揺れを吸収してきたとみる。精密診断ではこうした性能を踏まえて解析し、複数の補強案を検討する。耐震調査業務は5月中旬にも入札を行い、実施設計は9月に発注する方針。担当者は「文化財の価値を把握した上で補強計画を立てる必要がある。建築様式や意匠をできるだけ損なわないよう配慮する」としている。
 館内の見学は無料。1階和室(59平方㍍)は1時間当たり210円で貸し出している。20年4月から改修工事までの期間は見学に限定し、工事終了後に貸し出しを再開する予定。

「伊勢堂岱」をアピール 北秋田 Jrガイドが活動開始 観光客に魅力解説

2019-04-29
来場客に遺跡の魅力を伝えるジュニアガイドボランティアの2人(伊勢堂岱縄文館)
 北秋田市脇神の伊勢堂岱遺跡で、大型連休に合わせたジュニアボランティアガイド活動が始まった。小学生ガイドらが、同遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界遺産に登録されることを願い、観光客らに遺跡の魅力を解説した。5月6日まで。
 ジュニアガイドは2015年度に始まり、ガイダンス施設伊勢堂岱縄文館と遺跡の案内役を務める。5年目の今季は北秋田、大館両市の小中高生40人余りが大型連休と夏休み中の8月に活動する。
 初日は午前10時から午後4時まで、延べ9人がガイドした。あいにくの雨にも関わらず、午前10時のオープンと同時に観光客らが訪れた。四つの環状列石が1カ所に集まっている遺跡は全国でも「ここだけ」と解説を聞き「ほー、すごいな」と驚いていた。
 「北海道・北東北の縄文遺跡群」は昨年7月、世界遺産登録国内推薦候補に選ばれ、早期登録の悲願にまた一歩近づいた。縄文館の中嶋俊彦館長は「今年はさらに来場者が増えると期待している。ぜひ子どもたちのすばらしいガイドを体感していただきたい」とコメントした。
 活動2年目の木村海斗さん(10)=鷹巣東小5年=は「土器や土偶を説明するところが昨年より上手にできた」と自信を深めていた。
 三重県から帰省した70歳代の夫婦は「なぜ世界遺産登録を目指しているのかと不思議に思っていたが、ガイドの説明を聞いて非常に価値がある遺跡だと分かった。遺跡近くにサケが遡上(そじょう)する川があることも珍しいですね」と満足げに話した。

行楽客でにぎわう 道の駅おおゆオープン1周年 18年度は9・5万人利用

2019-04-29
家族連れの人気を集めた温泉じゃぶじゃぶ池(湯の駅おおゆ)
 10連休2日目の28日は青空が広がる行楽日和となり、オープンから1周年を迎えた鹿角市十和田大湯の道の駅「湯の駅おおゆ」は県内外からの観光客でにぎわった。
 湯の駅は観光客と市民の交流、地域のにぎわい創出、観光業と農商工業の活性化を図る拠点として市が整備した。
 指定管理者はノリット・ジャポン(本社秋田市、菅原久典社長)。同社などが中心となって設立した株式会社「恋する鹿角カンパニー」が現地で事業を展開している。
 設計者は東京五輪・パラリンピックのメイン会場・新国立競技場の設計を手掛けた建築家・隈研吾さん。県産材を使った円筒形の構造体などを取り入れた特徴的なデザインで、ショップやカフェ、源泉掛け流しの足湯などがある。
 市によると、今年3月末まで約11カ月間の利用者数は目標の10万人に対して9万4712人。売上は目標の1億円を超えた。産業活力課の花海義人課長は「オープン前の準備期間が短かった割にはまずまずの実績」と捉えている。
 淺利裕子駅長は「この1年で思っていたより土台が早めに整った。引き続き、面白いこと、楽しいことを企画してお客さまに喜んでもらえる道の駅にしていきたい。売り上げを伸ばし、利益を出すことも大きな目標」と抱負を語った。
 連休中は大型エアテント内に縄文体験コーナーを設置。館内では縄文土器の展示やパネル展(29日を除く)を行い、世界遺産登録を目指す地元の大湯環状列石を紹介している。
 恋する鹿角カンパニーが商品化した「かづの牛だしスゥプ」を27日に発売。記念企画として牛だししゃぶしゃぶセット(1000円、1日20食限定)を市日スペースで味わえる(29日、5月4日を除く)。
 有志によるフリーマーケットなどのほか、道の駅かづのと連携したスタンプラリーも実施。29日は鹿角紫根染・茜染研究会による伝統の茜染体験と販売会を予定している。

10連休スタート くまくま園(北秋田)営業開始 雨の中でも人出 屋内施設にぎわう

2019-04-28
ツキノワグマに餌を与える来場者たち(くまくま園)
 史上最長の10連休となるゴールデンウイークが始まった27日、北鹿地方の観光施設なども多くの人でにぎわいをみせた。この日から今季の営業を開始した北秋田市阿仁打当の阿仁熊牧場「くまくま園」では、肌寒く雨も降りしきるあいにくの天候となったものの地元の保育園児や観光客が来場。ツキノワグマに餌を与えたり、今年生まれた子グマの様子を眺めたりするなど、思い思いの休日を楽しんでいた。大館市にプレオープンしたばかりの「秋田犬の里」などもにぎわった。
 阿仁熊牧場は、旧阿仁町時代の1989年にオープン。2014年7月には、ヒグマ舎を備えてリニューアルオープンした。現在はヒグマ17頭、ツキノワグマ48頭の計65頭を飼育している。
 開園に先立つセレモニーで津谷永光市長は「命を大切にするくまくま園として運営している。現在は秋田市の大森山動物園と連携してアミューズメントの面にも力を入れている。たくさんの人に訪れてもらいたい」とあいさつ。大阿仁保育園の園児12人が「たくさん食べて遊んで、みんなを楽しませて」などとクマたちへ応援のメッセージを送ったあと、関係者がテープカットを行い、今季の営業開始を祝った。
 屋外のツキノワグマ舎では、立ち上がったり木に登ったりする姿に歓声を上げながら、寒さも忘れて餌を与える姿が見られた。ヒグマ舎では運動場を悠然と歩く大きな姿に、多くの人が息をのんだ。
 同園では例年「子グマとのふれあい」を行ってきたが、今年生まれたのは1頭のため、負担を考慮して「お披露目会」に変更した。子グマの名前は一般から公募することにし、5月31日まで園内の応募箱で受け付ける。
 ゴールデンウイーク期間中は、ヒグマ舎の運動場の探検や「ぬり絵コーナー」、移動動物園(5月2、3日)などのイベントを用意。くまくま園近くの打当温泉マタギの湯では「バルーンキャラバン隊」によるイベント(28、29日、5月3~5日)も行われる。
 問い合わせはくまくま園(☎0186・84・2626)。

格差是正し平和守る 北鹿各地でメーデー 大館は集会に340人

2019-04-28
参加者約340人がガンバローを三唱した大館集会(大館労働福祉会館)
 5月1日のメーデーを前に27日、北鹿各地で連合系の集会が行われた。それぞれメーデー宣言やスローガンを採択。格差是正や安心して働ける社会づくりを目指して声を高らかに上げた。
 このうち大館市内では、連合秋田大館地域協議会を中心とする実行委員会(山内一滋委員長)が主催。24労組と2団体の約340人が参加した。第90回の節目を迎えたが、あいにくの雨天のため集会会場を大館労働福祉会館内に変更。以後のパレードも取りやめた。
 山内委員長はあいさつで今年の春闘の状況を紹介。「労働条件や不合理な男女格差などは依然として存在。4月から順次施行の働き方改革関連法はあくまで最低限のルール。本物の働き方を実現させましょう」と団結を求めた。
 スローガンには「格差をなくし、平和を守る!笑顔あふれる未来をつくろう すべての仲間の連帯で!」を掲げた。「これまでの底上げ・底支え・格差是正の流れを継続しながら将来不安の払拭(ふっしょく)につなげよう。働くことを軸とする安心社会の実現を目指して取り組む」などとしたメーデー宣言を拍手で採択した。最後に参加者全員で「ガンバロー」を三唱した。
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