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新橋架設へ交通切り替え 大館の白沢跨線橋架け替え 4月1日から大館側500㍍

2020-03-28
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1日から左側の道路へ交通を切り替える。右奥が建設が進む新しい跨線橋(大館市白沢)
 耐震性向上のため大館市白沢の国道7号で進む白沢跨線(こせん)橋架け替え事業に伴い、国土交通省能代河川国道事務所は4月1日から、完成した道路へ交通を切り替える。架設から50年が経過し、熊本地震で倒壊した橋と同じ形式の橋脚が用いられていることから、新しい跨線橋に架け替え、前後の国道を改良する事業。事業の進捗(しんちょく)率は約50%。交通を切り替えた後、新年度から新橋の架設作業に入る。
 白沢跨線橋は1966年竣工(しゅんこう)。JR奥羽線の線路をまたぐ形で、橋長45㍍、橋台2基と中央の「ロッキング橋脚」1基で橋を支える構造となっている。ロッキング橋脚は特殊な構造で、2016年の熊本地震で、この橋脚を有する橋が倒壊したことから、早急な対策が必要となった。県内でロッキング橋脚が用いられているのは白沢跨線橋のみ。JRの軌道への影響などを考慮し、橋脚などの補強ではなく、「新たな橋に架け替える」方針が決まった。
 計画では、現在の跨線橋の南側(大館側)に、橋台2基で支える橋長65㍍の新たな跨線橋を建設。橋に接続する前後600㍍の区間の道路を改良する。17年度に事業に着手し用地買収や設計を行い、18年4月に着工した。全体の事業費は約30億円。事務所は「完成時期は未定だが、そう長くはかからない見通し」としている。
 事務所によると、新橋の架設作業が現在の国道7号に影響するため、橋の南側(大館側)で新たな道路に交通を切り替える。切り替え道路は延長約500㍍で現在の国道と同じ片側1車線。橋の土台部分となる橋台を造る工事は順調に進んでおり、新年度から橋桁を架ける作業に入る。
 交通の切り替えは1日午後1時ごろを予定。事務所は「国道7号は主要幹線道路であり、安全安心を確保するために進めている事業。切り替え道路の通行となるため、案内看板などに従い、十分注意して走行してほしい」と呼び掛けている。

特別融資制度を創設 北秋田市 新型コロナ経済対策で4月1日から

2020-03-28
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 北秋田市の津谷永光市長は27日に市役所で開かれた定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症に係る経済対策として、特別融資制度を設ける方針を示した。「早急に関係機関との調整を進め、4月1日からの運用を開始する」などと述べた。
 会見で市長は「市においても、宿泊や宴会のキャンセル、各種イベントの延期や中止が相次いでいる」などと現状を説明。
 25日に設置した経済対策会議では「宿泊業や小売店、飲食業などの業種で、売上高の7割が減少している状況が明らかになった」とし「事業者からは、対策や支援の制度を早急につくってほしい、との声があった」ことを紹介した。
 特別融資制度は、市中小企業振興資金保障制度(通称・マル北)に、「新型コロナウイルス対策特別枠」を設けたもの。資金使途は運転資金で限度額は500万円。貸付期間は10年以内。据え置き期間は1年以内としている。通常枠とは別に、総額5億円の融資枠を確保。据え置き期間の保証料と利息の全額を市が支援する。
 市長は「マル北の制度を、さらに使いやすくした。今回、スピード感を持って制度を創設した」と述べ、利用を呼び掛けた。

錦木古川大太鼓「次世代へ」 鹿角市の無形民俗文化財 保存団体に指定書交付

2020-03-28
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畠山教育長から指定書の交付を受ける上田会長(市役所教育長室)
 鹿角市教委は25日、市無形民俗文化財に指定した錦木古川大太鼓の保存団体に指定書を交付した。団体の代表は「子どもたちへの伝承を続けたい」と保存、伝承活動の継続を誓った。
 錦木古川大太鼓は、江戸時代、古川村で盆踊りや念仏講で演奏したのが始まりとされる。古川稲荷神社で行われる錦木塚まつりで奉納する。1973(昭和48)年ごろまでは古川地区だけで演奏していたが、その後近隣地区の盆踊りに呼び太鼓として参加するようになっている。
 伝承曲は7曲。このうち、錦木第一大拍子と錦木第二大拍子の2曲は現在、演奏されていないという。太鼓の大きさは4種類。1人で太鼓を担ぎ、鼓面をたたく際に左手首を頭上に回すのが特徴。1人で担ぐため、太鼓のたすきがけが、他地域の大太鼓と異なる。2001年に笛が復活、各種のイベントに参加している。
 歴史資料の花輪通絵図(はなわどおりえず)とともに、2月21日付で文化財指定を受けた。無形民俗文化財の指定は19件目。錦木古川大太鼓保存会(上田弘志会長)が保存活動を続けている。
 保存会の上田会長ら3人が市役所教育長室に畠山義孝教育長を訪れ、指定書を受け取った。上田会長は「長年取り組んできた苦労が報われたという思い。子どもたちへの伝承を続けながら、地域活動に参加し、励んでいきたい」と誓いを新たにした。
 畠山教育長は「これまで苦労があったと思う。伝承していこうという強い意志が指定につながった。これからも、後継者を育成し、郷土芸能を盛り上げてほしい」と激励した。

新型コロナ 経済対策会議を設置 北秋田市 的確な支援検討へ 飲食、観光、宿泊など影響

2020-03-27
新型コロナウイルス感染拡大に関わる北秋田市の経済対策会議(北秋田市役所)
 北秋田市は25日、新型コロナウイルス感染症に関わる経済対策会議を設置した。同日に市役所で第1回会合を開き、行政や関係機関が地域経済への影響について情報共有した。
 新型コロナウイルスによる経済活動への影響について関係機関と情報を共有し、経済対策を図ろうと設置。メンバーは市や県北秋田地域振興局のほか、市商工会や市観光物産協会など経済関係機関と、市指定金融機関の秋田銀行鷹巣支店の代表者計10人。
 初回は代表者ら計10人が出席。津谷市長は冒頭のあいさつで、「経済への影響を最小限に抑えるために、市と関係機関が連携し、一丸となって取り組むことが重要。意見を聞きながら的確な支援を検討していきたい」と話した。
 協議は非公開で実施。事務局の市商工観光課によると、会議では経済産業省が発表した緊急対応策などを説明したほか、各機関が経済・雇用に関する現状や影響を報告した。
 市商工会の聞き取り調査によると、小規模の小売店や飲食店では、売り上げが前年同期と比較して7割程度減っている店舗もあるという。謝恩会などの団体利用がキャンセルとなったため。
 土木・建築関係は「現時点で影響は出ていない」とした上で、今後の資材運用について心配する声が上がった。製造業は中国に工場を持つ企業などに影響が出ている。
 市観光物産協会は鉄道やタクシー利用のキャンセルが増え、観光業、宿泊業などに影響が出ていることを報告。事態の収束後に通常程度の売り上げなどに少しでも早く回復できるよう「スピード感のある取り組みを検討してほしい」などと市へ要望が寄せられた。
 今後は市が1、2週間に1回程度、関係機関への情報提供を随時行うほか、必要に応じて対策会議や幹事会を開き、支援策を検討する予定。

教育のICT化加速 大館市新年度から 校内ネットワークを整備 端末「1人1台」目指す

2020-03-27
 大館市は新年度から、全小中学校に校内通信ネットワーク(無線LAN)を整備する。学校教育のICT(情報通信技術)化を加速させる国の「GIGAスクール構想」補助事業を活用し、将来的に1人に1台端末を導入するための整備工事で、北鹿地方では同市が先駆けて実施する。事業費は2億1469万円。ネットワーク整備後は、2023年度までに4250台の端末を整備する予定。市教委では「情報収集の幅が広がり、教員の負担軽減にもつながる。できるだけ早期に整備したい」としている。
 教育のICT環境整備は、18年から端末を「3人1台」にする5カ年計画を国が進めているが、整備率は19年3月の時点で全国平均18・6%と伸び悩んでおり、本県も20%余りと整備が進んでいないのが現状。国では、整備の加速、自治体間の格差を減らすため、「1人1台」を目標にした「GIGAスクール構想」の実現を目指している。ネットワークの整備は公立校が半額、端末は1人上限4・5万円を国が補助する。
 同市では「公立学校情報通信ネットワーク環境施設整備事業」として、新年度から校内LANと、端末を充電する電源キャビネット整備工事を進める。ネットワークは現在、職員室にある有線LANを無線LANに変更し、電源キャビネットは校内の各教室に設置する。避難所に指定されている体育館にもネットワーク環境を整備する。
 端末は市内にあるタブレット876台のうち、バージョン対応した212台が継続して使用される。新たに整備するのはキーボード付きの端末4250台で、内訳は20年度に小学5年生446台、同6年生522台、中学1年生363台、21年度に中学2年生542台、同3年生490台、22年度に小学3年生471台、同4年生498台、23年度に小学1年生440台、同2年生478台。
 ICT環境が整うことで、動画による分析、文章作成ソフトによる長文リポートのほか、さまざまな情報収集が可能になる。電子黒板と連動させることで教員の負担減にもつながる。
 ネットワーク整備は早ければ夏休み中に工事に取り掛かり、9月頃から順次、端末を導入していく。市教委では「早期に整備し、ICTを活用した大館ならではの授業をつくり上げたい」と話している。
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スキーDOWA杯スキーが中止 「新型コロナ」が影響 節目を前に歴史に幕

2020-02-21
 DOWA杯ジュニア・クロスカントリースキー十和田湖大会を主催するDOWAホールディングスは20日、23日に予定していた第30回大会を中止することを決めた。新型コロナウイルス感染拡大により、選手、家族、関係者の安全を考慮したため。同大会は参加者減少などで30回の節目で終了する予定だったが、開催前に幕を閉じる形となった。事務局では「苦渋の決断。残念だが今は石橋をたたく時期」と理解を求めている。
 大会は同社と小坂町が主催。地域活性化や青少年育成などを狙いに、小中学生を対象として1991年に始まった。国立公園の十和田湖畔を会場とし、冬の湖や雪山など自然美を体感できるコースが特徴。認知度の高まりとともに県外からの参加も増え、レベルの高い競技大会として発展してきた。
 今大会には255人がエントリー。県外は青森、岩手からの参加もある。家族、関係者などを含め、500人以上が会場を訪れることになり、事務局では、新型コロナウイルスによる肺炎患者の拡大を受け、不特定多数の人が接触するリスクを避けるため大会を中止することを決めた。
 ピーク時は800人以上が参加していたが、競技人口の減少などを背景に近年はエントリー数が落ち込んでいた。会場へのアクセスやコース整備等で安全面に懸念があることを理由に、今大会で終了する方針だった。
 湖畔を滑る珍しいスキー大会で、関係者らが「手作り」で運営してきた。クラシカルとシットスキーの2種目で熱戦を展開。今冬は雪不足の影響で多くの大会が中止となったが、ここ数日の降雪もあって開催のめどが立っていた。
 事務局では「大会は地域の誇り。長い間、多くの人に支えられてきた」と感謝しながら「会場を訪れる人の安全が第一。こういう形での終わり方は予想していなかったが、今は石橋をたたく時期。残念ながら幕を閉じたい」と話した。

ドローンの可能性に関心 小坂高 専門家招き特別講義

2020-02-21
ドローンの実演などが行われた特別講義(小坂高校)
 小型無人飛行機「ドローン」を使った特別講義が19日、小坂町の小坂高校(村上清秀校長)であった。環境技術科2年生15人が活躍の場面を広げるドローンの活用法や、制御するプログラミングなどを学び、ドローンの持つ可能性に関心を強めた。
 同校は、新年度からドローンを使った課題研究や実習に取り組みたいと考えており、講義は県の「航空機産業人材育成事業」を活用して実施。ドローン事業を展開する、東光鉄工(大館市)のUAV事業部シニアマネジャーの鳥潟與明さんを講師に招いた。
 鳥潟さんは青森県の高校と連携し、ドローンを使ってリンゴの農薬散布をする事業に取り組んでいることを紹介。ドローンが名刺をはさんで持ち上げ、離れた場所の生徒に届ける実演を行い、「ドローンははさんで、運ぶ機能もある。仕事をさせるのは大変だが、どういう仕事で使えるのかを考え、イメージしながら、業務用のドローンを育てていきたい」と意欲を示した。
 飛行高度や距離を設定し、上昇や前・後進させるプログラミングについても実践。鳥潟さんは「ドローンはプログラムした通りにしか動かない。リピート機能を使うと楽な場合もある」と説明した。
 熱心に耳を傾けていた増原来夢さん(17)は「中学校でプログラミングを学んだので、習ったことを生かしてドローンを飛ばしてみたいと思った」と興味いっぱい。「ドローンは人を救うための情報入手や、物資を運ぶためにも役立てられると思う」と話した。

最終処分場 開設40年 ごみ減量化で延命 大館市 残余期間は24年

2020-02-20
ごみ減量で残余期間が延びている最終処分場(大館市沼館)
 大館市の堤沢埋立最終処分場(沼館)が開設から40年たち、「満杯まで15年」とした当初見込みを大幅に延長している。分別によるごみの減量化やリサイクル意識の高まりが要因とみられ、さらに24年後まで埋め立てできると試算。市は今後も延命化を図るため、事業系廃棄物の発生抑制に力を入れる方針だ。
 最終処分場は1979年10月、隣接の粗大ごみ処理場と同時に供用開始。焼却施設から排出される灰や、粗大ごみ処理場で処理した後の不燃残さなどを埋め立てている。計画容量は71万立方㍍。2018年度までに57万4000立方㍍を埋め立て処分し、残余容量は13万6000立方㍍となっている。
 環境課によると、過去10年で粗大ごみ処理場に運び込まれた廃棄物は▽09年度=3585㌧▽10年度=4071㌧▽11年度=3512㌧▽12年度=3917㌧▽13年度=5844㌧▽14年度=3672㌧▽15年度=4707㌧▽16年度=3698㌧▽17年度=3130㌧▽18年度=3429㌧―。13年度は豪雨災害、15年度は大雪被害で生じた廃棄物の搬入が増えたが、ほぼ4000㌧弱で推移している。このペースが続くと満杯まで「残り約24年」という。05年の分別変更で対象ごみが減少し、以前は6000~8000㌧に上る年もあった。
 15年5月には3R(リデュース=廃棄物の発生抑制、リユース=再利用、リサイクル=再生利用)推進施設として沼館地内にエコプラザを開設。再生品販売事業を柱として資源回収、環境意識の啓発に努めている。こうした取り組みで家庭系廃棄物が減少している一方、事業系廃棄物は横ばいか増加傾向にあり、同課は「分別徹底やリサイクル推進のてこ入れが必要だ」と強調する。
 このほか、運び込まれた廃棄物の約4割が木質系だとして再資源化の可能性を検討しており、埋め立て物を削減することで最終処分場の延命化を目指す。

見守りネットワーク 新たにコンビニ8店と 鹿角市 協力先68事業所に

2020-02-20
協定書に署名するコンビニのオーナー、店長(鹿角市役所)
 鹿角市と市内コンビニ8店舗が19日、見守りネットワークの協定を締結した。2012年から協力事業所との協定締結を進めており、協力先は今回で68事業所となった。
 市は、子どもから高齢者まで何らかの福祉・保健的な関わりが必要な人を対象に、見守り体制の強化と普及、関係機関の連携を図る目的でネットワークを構築している。
 構成する団体・機関・事業所は社会福祉協議会、民生児童委員協議会、自治会、老人クラブ、警察署、消防本部、消防団と、郵便、電気、ガス、水道、新聞、宅配便サービス、タクシー事業者、金融機関など60事業所。協力先の代表らで見守りネットワーク会議を設けている。
 日常業務の範囲内において訪問先で人が倒れていたり、新聞や郵便物がたまっているといった異変を感じた時には関係機関に通報し、迅速な対応を図ることにしている。
 新たに協定を締結したのは、ファミリーマートが市役所前店、鹿角錦木店、鹿角大湯店、鹿角毛馬内店、鹿角腰廻店、セブン―イレブンが鹿角花輪北店、鹿角八幡平店、鹿角毛馬内店の計8店舗。
 市役所で行われた締結式には、8店舗のうち、ファミリマート市役所前店、同鹿角腰廻店、セブン―イレブン鹿角花輪北店、同鹿角八幡平店の4店舗のオーナー、店長が出席した。児玉一市長は「高齢者や子どもが安心して生活するためには、地域での見守り、日常的な声掛けを通して、問題、事件、事故をできるだけ早く発見することが求められている」とあいさつ。出席者が協定書に署名した。

とやま国体 リレー 成年男子2年ぶり銅 「昨年の借り返せた」 皇后杯3年ぶりV

2020-02-20
成年男子リレー、2走の田中㊧が首位に立ち、3走の佐藤につなぐ(たいらクロスカントリーコース)
 最終日の19日は、富山県南砺市で距離リレー3部門とアルペンの少年男子大回転を行った。リレーは、北鹿勢でメンバーを構成した少年男子、成年男子、同女子がいずれも3位に入った。女子は12年連続、少年男子は5年連続、成年同は2年ぶりの表彰台。少年男子大回転は上位進出はならなかった。本県は女子総合(皇后杯)で3年ぶりに頂点に立った。男女総合(天皇杯)は4位だった。
 成年男子リレーで本県は3位に輝いた。序盤から上位争いをして、最後は混戦を制した。昨年5位で悔しさを味わったメンバー4人が雪辱を果たし、2年ぶりの表彰台に立った。「うれしい」「昨年の借りを返せた」と喜んだ。
 表彰台奪還に向け、1走の土濃塚悠成(北鷹高―日大2年)は上位集団でレースを展開し、粘って4位で中継。すると、続く2走の田中聖土(自衛隊体育学校・花輪高出)が快走。すぐに2、3位と並び、その集団で首位もかわした。その後は3人で競う中、「他の選手の調子、滑りを見ながら」仕掛けどころを探り、終盤9㌔すぎで単独首位に。出場選手中で最速のタイムをたたき出し、「できる滑りは出し切れた」と、個人種目での悔しさを晴らすように躍動した。
 3走の佐藤太一(県体育協会・北鷹高出)は強敵がそろう区間で順位を3位に落としたが、役目を果たしてアンカーの湊祐介(シード・鷹巣農高出)に託した。
 湊は後続に並ばせて2位集団の後ろからレースを展開。互いにけん制し合い、勝負はゴール前の直線に。3位に食い込んでベテランの力を示した。「僕より速い選手との駆け引きだったので、自分のペースに持ち込むことを考えた。大健闘」と自らをたたえた。
 湊は「選手、スタッフ含めみんなの力で最後までいけた」と感謝。田中は「本当にうれしい。湊さんに助けられた」と喜んだ。

1月のニュース

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4月から「原則屋内禁煙」へ 飲食店など「早め対策を」 大館保健所 周知へフローチャート

2020-01-08
大館保健所が作製した受動喫煙防止対策フローチャート
 県受動喫煙防止条例が4月に全面施行される。喫煙場所の規制が強化され、事業所や飲食店は「原則屋内禁煙」が義務付けられる。県は昨年、事業所向けの説明会を開くなどしたが、条例の周知が課題となっている。大館保健所は事業所、飲食店ごとに取るべき対策をまとめたフローチャートを用意。県の出前講座の活用も呼び掛けながら、条例の普及を図っている。
 県条例は昨年7月に制定され、国の改正健康増進法に合わせて今年4月に全面施行される。条例は改正法より厳しい規制が設けられている。
 県条例では、小中高校や保育園などは「完全敷地内禁煙」。大学・行政機関・医療機関は「原則敷地内禁煙」とし、「屋外に喫煙場所を設置しないよう努める」と規定。駅・空港は「完全屋内禁煙」とする。
 事務所、飲食店は「原則屋内禁煙」で、喫煙を認める場合は、喫煙専用室(飲食不可)の設置が必要となる。
 客席100平方㍍以下の既存の小規模飲食店は、家族経営などを除き、従業員がいる場合は喫煙専用室の設置が必要。2025年3月まで5年間の経過措置を設け、県が改装費などの助成を行う。
 全飲食店は4月から店頭に「店内禁煙」「喫煙専用室あり」など標識の掲示が義務付けられる。客、従業員共に20歳未満の人を喫煙可能な場所に入室禁止とする対策も取らなければならない。
 県と大館保健所は昨年、大館市と鹿角市で条例の説明会を開催。一般事業所、法人など計約80事業所が参加したが、保健所健康・予防課は「特に飲食店への周知が進まず、条例自体を知らない人もいる」と分析する。
 大館保健所では「ホテル・旅館」、「事業所」、「飲食店」、「小規模飲食店」に分け、受動喫煙防止対策フローチャートを作製。対策の具体的内容や県、国の助成金制度をA4判1枚に見やすくまとめ、配布を始めた。飲食店向けには、県が「屋内完全禁煙」の表示ステッカーを用意し、配布している。
 同課は「条例が4月に始まるため、情報収集と早めの対策をお願いしたい。県の出前講座や相談ダイヤルを活用してほしい」と話す。問い合わせは大館保健所(電話0186・52・3952)、県健康づくり推進課専用ダイヤル(電話018・860・1429)。

阿仁川あゆセンター 男鹿から稚魚〝里帰り〟 県水産センターから70万匹予定

2020-01-08
体長5㌢程度に育ったアユの稚魚(阿仁川あゆセンター)
 北秋田市米内沢の阿仁川あゆセンター(萩野秀実社長)で、ふ化のために男鹿市の県水産振興センターに送られていたアユの「里帰り」が本格的に行われている。6日は体長5㌢程度に成長した稚魚約200㌔が到着し、養殖池で元気に泳ぎ回っていた。
 全国的に「アユの川」として知られる阿仁川に近いあゆセンターでは、伏流水を利用したアユの養殖事業に取り組んでいる。
 本年度は9月下旬から、採卵したアユの卵を振興センターに送り、ふ化させた。海水に含まれるプランクトンを食べて成長した稚魚はあゆセンターへ運び込まれ、10㌢程度になるまで育てられる。
 12月下旬から里帰りが始まり、6日は2度目の稚魚の運搬となった。トラック4台で稚魚約200㌔、約40万匹がトラックで運び込まれ、ホースを使って養殖池に放された。稚魚は体長5㌢ほどに成長し、池の中を元気に泳ぎ回っていた。稚魚の運搬は今月中に終わり、約350㌔、約70万匹が届く予定。
 成長したアユは、アユ釣り解禁に合わせて5月中旬から県内や岩手県、北海道の漁協に放流用として出荷するほか、釣り用のおとりアユ、あゆセンターで提供する料理や加工品として使用される。

飛躍の年へ決意新た 令和2年仕事始め 景気の行方も注目

2020-01-07
大館商工会議所の仕事始め式(大館商工会館)
 官公庁や企業の多くが6日、仕事始めを迎えた。今年は東京五輪が開催され、経済に与える影響が注目される中、県内は依然として労働力や後継者不足が問題となっている。さまざまな課題に向き合うトップが年頭のあいさつに立ち、飛躍の年になるよう願いを込め、決意を新たにした。
 大館商工会議所(佐藤義晃会頭)では、仕事始め式で佐藤会頭が訓示。「年明けからハードスケジュールが続くが、これを乗り切るためには健康を大事にしてほしい」と呼び掛けた。
 今年の目標については「会員の減少を限りなくスローダウンにしていきたい。減少の主な原因は廃業だが、これを分析してみる必要がある。後継者不足や経営難があると思う」とした上で、「経営難であれば、マル経資金(小規模事業者経営改善資金融資制度)といった会議所の得意とする技を駆使する必要がある。移動商工会議所の充実も図りたい」と述べた。
 また、「相談業務に幅を持たせたい」とし、「目線を下げ、相談される方の立場に立ってほしい。忙しい中大変かもしれないが、商工会議所の運営基盤を強化していく意味では切り離すことができない」と協力を求めた。

帰りの足つかまらない 運転代行やタクシー 人手不足で「帰宅難」も 北鹿で台数減

2020-01-07
依頼を受けて飲食店に到着した運転代行業者の随伴車(大館市常盤木町)
 忘年会に続き新年会で飲酒の機会が増える中、家路に就こうとしても自動車運転代行サービスやタクシーがなかなかつかまらないケースが北鹿地方で相次いでいる。運転手不足が主因とみられ、飲食店街から離れた地域に住む人は「帰宅困難」となることも。解消のめどは立っておらず、利用する側の見直しを迫られそうだ。
 「代行さん、2時間待ちでーす」。昨年12月下旬、大館市内の飲食店。忘年会の2次会で訪れた30代男性が運転代行を頼むと、店員から申し訳なさそうに返ってきた。午後10時すぎ。タクシーでも1時間以上かかるという。その日は時間通りに代行業者が来てくれたが、別の日は「2時間半かかるかも」と聞き、車を置いて徒歩で帰宅した。一緒に飲んでいた友人は自宅まで10㌔以上と遠いため代行を待ち続けた。
 市内の代行業者によると、昨年夏ごろからこうした現象が起きている。ある経営者は「2年ほど前まで市全体で50~60台の稼働数だったが、今は30台程度」と明かす。顧客からの電話を受けて「到着まで1時間」と伝えるといったん断られ、他社の混雑ぶりを知って再び依頼が来るため待ち時間が延びるという。「こんな状態が続けば飲みに出歩く気がなくなってしまうのではないか」と嘆いた。
 早く帰りたい場合のお薦めは「事前予約」。ただ、予約を受け付けていない業者もあるため確認が必要だ。このほか飲食店から依頼するより、マイカーがある駐車場で待つ方が短縮につながる。冬道は速度を抑えて走行し、車に積もった雪を下ろしたりフロントガラスの氷を解かしたりする作業もあり、これだけで運転代行1台分を損することがあるという。
 県内の代行業者は2009年に335社あったが、昨年末は258社と23%減った。「年末年始やお盆、歓送迎会シーズン以外は飲み歩く人が少なく厳しいが、運転手を募集しても応募がない」との声が聞かれる。
 タクシー業界の人手不足も深刻だ。県ハイヤー協会大館支部によると、高齢ドライバーが次々と引退する中で新たな運転手を確保するのは難しく、パートで補ったり深夜営業を休止したりする事業所が出てきたという。
 髙橋紀博支部長が営む冨士タクシーも、運転手は6人不足の18人体制で業務に当たる。若手で60代。かつて4人で対応した深夜時間帯は現在、配車係1人に運転手1人とし、依頼を断らざるを得ないこともある。「高齢者の運転免許返納が増え、昼夜問わず需要は高まっている。地域公共交通を維持するためにも担い手を確保したい」と髙橋支部長。新年会帰りの足を確実につかまえるコツを尋ねると、「早めに切り上げることですね」といたずらっぽく笑った。

女子 北鹿対決は小坂に軍配 県ミニバス 交歓大会 男子城南は初戦で涙

2020-01-07
男子2回戦、レイアップシュートを放つ城南の菅原楓(県立体育館)
 第48回県ミニバスケットボール大会は第2日の6日、秋田市の県立、市立両体育館で男女の2回戦などを行った。北鹿勢は女子2回戦で、小坂レッドウェーブが桂城に勝利した。最終日の7日は男女の準決勝、決勝を行う。
 結果は次の通り。
 ▽男子2回戦
日 新  61―32  城 南
 ▽女子2回戦
羽 後  59―56 上小阿仁
小 坂  64―37  桂 城
      (北鹿関係分)
 2回戦で秋田市2位の日新に挑んだ男子城南は32―61で敗退。杉江大雅主将(6年)は「気持ちの弱さや焦りがプレーに出た。もっと力を出せていたら」と唇をかんだ。
 試合は前半から猛攻を受け、第2クオーター終了時点で14点差。城南もシュート機会には恵まれたが思うように得点に結びつかず最終的には29点の差が開いてしまった。力を十分に出し切れなかった結果に「相手は攻守の切り替えが自分たちより速く、焦りで動きが悪くなってしまった」と悔やんだ。
 畠山洋介コーチは「決めきれない気持ちの弱さが出てしまった」とする一方で「守備も一生懸命だった上、点差がついても諦めず、よく走りきってくれた」と選手たちの健闘をたたえた。
 来年は部員不足のため公式戦への出場はないという。しかし杉江主将は「人数は少なくとも練習に励み、次に出場する時までに力を高め続けてほしい」と後を託した。
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