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「山・鉾・屋台行事」 東京五輪で披露を 花輪ばやし 戸澤会長が強い希望

2018-06-25
花輪ばやし祭典委の定期総会(鹿角パークホテル)
 鹿角市の花輪ばやし祭典委員会(戸澤正英会長)は23日夜、鹿角パークホテルで定期総会を開き、夏の祭典に向けて士気を高めた。関係者約120人が参加。戸澤会長は、花輪ばやしなど全国33行事で構成するユネスコ無形文化遺産「山・鉾(ほこ)・屋台行事」について、2020年の東京五輪・パラリンピックで披露したいとの願望を示したのに対し、山・鉾・屋台行事を支援する国会議員連盟の副会長を務める金田勝年衆院議員は「全力で頑張る」と実現に向け尽力する考えを述べた。
 戸澤会長は「世界が認めたお祭りを東京五輪・パラリンピックの開会式で披露したい」と出演に向けた強い希望を示した。
 大きな期待を受け、来賓あいさつに立った金田氏は「できるかどうか分からないが、皆さんの思いをしっかり受け止めて全力で頑張る」と答えた。
 超党派の国会議員連盟「ユネスコ無形文化遺産『山・鉾・屋台行事』を支援する議員の会」(大島理森会長)は今年3月、山・鉾・屋台行事の東京五輪参加を目指して協力する方針を決議している。
 一方、戸澤会長は「山・鉾・屋台行事」の東北5団体で構成する協議会の設立総会が今秋に予定されていることに言及。「『東北六魂祭』『東北絆まつり』に匹敵するような、もう一つの祭りができることに期待している」とした。
 このほか、戸澤会長はユネスコ遺産登録後、初開催となった昨年の花輪ばやしを振り返り、「祭りの神髄たる朝詰や赤鳥居詰に多くの観光客、カメラマンが訪れた。特に赤鳥居詰は観光スポットとして大きな場面になるのでは」と手応えを述べた。
 さらに、今年の祭りに外国出身者が三味線の演奏で参加することを紹介。「国際色豊かになり、交流人口も増えるのではないか」とユネスコ遺産登録のさらなる効果に期待した。
 今年の事業計画は2月の通常総会で決定。定期総会は8月の祭り本番に向けた決起大会の意味合いで開いている。

 

駅前浸水対策が本格化 13年豪雨を教訓に 地下水路の移設着手 大館市

2018-06-25
 大館市が御成町を中心に進めている「大館駅前排水路整備事業」は2年目に入り、主要工事となる駅前地下水路の移設に着手した。豪雨で浸水した5年前の教訓を受け、低地の駅前に雨水が集まらないよう分散させる狙いがあり、全体で9工区に分け対策を講じる。総事業費は約3億円を見込んでおり、2019年度完成を目指す。
 13年8月の豪雨は短時間で一気に降ったため、下代野方向から大量の水が駅前に流入、深さ1㍍ほど冠水して床上浸水などの被害が相次いだ。駅周辺の排水路3本は当時、内部に土砂などがたまり、水があふれ出たとみられる。「三方向から水が流れ込むような感じだった」と住民の証言があり、市は水路の浚渫(しゅんせつ)を行ったほか、水路の未整備区間も見つかったとして17年度から事業を展開している。
 初年度は清水1丁目(67・1㍍)と板子石境(224・2㍍)の素掘り区間にコンクリート製品を取り付けたほか、御成町1丁目の12㍍区間を補修。事業費は4776万円だった。本年度は当初予算に1億7489万円を計上し、県道の地下水路を旧小坂鉄道付近に移設した上で、流末部の負担を軽減するため分水機能を設けるとして御成町1・2丁目461㍍間を3工区に分割。5月にハチ公の駅(仮称)建設現場南側278・2㍍分を発注した。
 19年度は御成町2丁目の水路(56㍍)を更新し、17年度に手掛けた板子石境の水路の前後も改良して完了したい考えだ。
 13年8月以降、水路からあふれるほどの降雨は何度かあったものの冠水まで至っていない。市は「13年豪雨は特別だった」としながらも、低地の迂回(うかい)ルートを構築することで自然災害に備える方針。

北秋田 将来的な移住視野に インドの一家が暮らし体験

2018-06-25
伊勢堂岱遺跡を見学するゴースワーミーさん一家(伊勢堂岱遺跡)
 北秋田市が実施している移住定住推進事業を活用して、体験移住のためインドから市を訪れている家族がいる。バングラディシュ出身のゴースワーミー・スリランさん(55)と妻の理砂さん(43)、息子のラダクリシュナさん(8)の3人。6月上旬から滞在し、仕事探しや教育に関する移住プログラムを体験。将来的に移住先として考えており、冬期間の暮らしも体験してみたいという。
 ゴースワーミーさん一家はインドのニューデリー在住。息子のラダクリシュナさんに日本の文化を知ってもらいたいと年数回、日本を訪れている。ラダクリシュナさんの教育には特に高い関心を持っており、市が実施する教育留学に興味を持ち、教育を中心にした体験移住に申し込んだ。
 市を訪れたのは6月7日。スリランさんは移住に向けた仕事探し体験プログラムにも参加、市内の食品加工施設で地元産の大豆を使った豆腐作りを体験。ラダクリシュナさんは移住体験用住宅がある阿仁地区の小学校に体験入学し、地元の子どもたちと一緒に北秋田の教育を体験している。
 24日は移住定住事業を担当する市総合政策課職員の案内で、国史跡の伊勢堂岱遺跡、世界一の大きさを誇る綴子大太鼓が展示されている道の駅たかのすなどを訪問したほか、阿仁川でカジカ捕りを体験した。
 理砂さんは「まちの人たちがみんなヒマワリのような笑顔なのが印象的。地域で子育てを行っているように感じた。将来的な移住先として魅力的と思う」などと話した。スリランさんも「人が温かくて、いいところ」などと話していた。

 

秋田犬 飛鳥とあこが2歳 犬用ケーキで「おめでとう」 大館

2018-06-24
犬用のバースデーケーキを味わう2匹(秋田犬ふれあい処)
 大館市の秋田犬ふれあい隊(地域おこし協力隊)が飼育する秋田犬「飛鳥」(虎毛)と「あこ」(赤毛)が23日、満2歳の誕生日を迎えた。市は同日、JR大館駅前の秋田犬ふれあい処で誕生日会を開き、市職員や市民らが節目を祝った。
 「飛鳥」と「あこ」は姉妹。観光振興を図ろうと、生後2カ月から飼育されている。昨年8月にオープンしたふれあい処で観光客や市民らを出迎え、魅力を伝えている。現在の体重は昨年と同じで、飛鳥24㌔、あこ26㌔。
 会ではジャガイモとヨーグルトで作られた直径約10㌢の犬用バースデーケーキが2匹に贈られた。2匹は訪れた人から「おめでとう」と声を掛けられながら、勢いよくケーキを食べていた。訪れたファンや市民は記念撮影を楽しんだり、2匹をなでたりしながら、触れ合っていた。犬が好きで、お祝いに訪れたという杉本駈音さん(6)=鹿角市=は「楽しかった。飛鳥とあこがかわいかった」と話した。
 誕生日に合わせて開催した写真共有アプリ・インスタグラムで募ったフォトコンテストの結果発表も行われた。1匹ずつが写った「飛鳥部門」には11、「あこ部門」には10作品の応募があった。最優秀の「飛鳥賞」「あこ賞」を受賞した2人にそれぞれ景品が贈られた。「あこ賞」を受賞した小田嶋和希さん(37)=埼玉県草加市=は「主人の実家が大館で、来るたびに2匹に会うのを楽しみにしていた。受賞はうれしい」と語った。
 隊員の西山奈見さん(36)は「あこ」の成長について「子犬の時はやんちゃだったが、トレーニングを受け、落ち着き、おだやかな性格になった。これからも元気で、多くの人に愛される存在であってほしい」と話した。

県のクマ対策 ゾーニング管理の集落診断始まる 鹿角市の小平から

2018-06-24
クマ対策に向け、小平自治会内を点検する参加者(鹿角市花輪)
 県は本年度、新たなクマ対策としてクマの生息域と人間の生活圏を区分する「ゾーニング管理」に取り組み始めた。県内6カ所のモデル地区のうち鹿角市花輪の小平自治会で23日、専門家を交えて各種対策を検討する「集落環境診断」を行い、参加した自治会役員らが座学や現地調査、ワークショップなどを通して住民主体のクマ対策に理解を深めた。
 ゾーニング管理は、集落周辺の森林での間伐、やぶの刈り払いなどによる緩衝帯の設置や、集落周辺でのクマの誘因物除去などを行うことで、クマが人里に近づきにくい環境整備を行う手法。
 県では鹿角市3カ所、大館市、北秋田市、上小阿仁村各1カ所の計6カ所をモデル地区に選定し、住民、行政、専門家が協力してクマ対策を進める。具体的には専門家らがアドバイザーとして現地を見回りながら各地の実情に応じた対策を考え、住民が主体となって取り組む。成果を検証して全県域への普及を図る方針。
 集落環境診断は、集落ぐるみのクマ被害防止対策検討会としてモデル地区で順次行うもので、小平自治会が皮切りとなった。米田眞吾会長は「草刈りなどは以前から自治会の年間事業として行っているが、モデル地区としてクマ対策を実施し、市内で集落ぐるみの取り組みを広げていければ」と話し、今回は自治会役員ら7人のほか、県、市の職員が参加した。
 はじめに柴平地域活動センターで元岩手大農学部名誉教授の青井俊樹さんが「ツキノワグマの生態と被害防除」と題して講義を行い、「駆除だけではクマ被害は防げない。森の整備やクマを里に誘引する原因の除去、クマに人との境界を教えることなどを全部セットで行うことで被害防止や共存が成り立つ」と強調した。
 続いて、自治会内を歩きながらクマの出没や農作物の食害が発生している要因を点検。過去にクマが出没した神社付近で近日中に見通しを良くするための刈り払いを行うことや、実がクマの好物である道路脇のクワを伐採する必要性などを確認しながら、今後の対策を検討した。
 青井さんは「小平には沢が何本もあり、樹林帯やクマが好むクワなどの樹種も見られる。クマにとって魅力的な条件がまだそろっているので、さらに徹底的に減らすことが大切。できることから取り組み、面的に広げてほしい」と話していた。
 

外国人客、新たな市場開拓を かづの観光物産公社 「欧米豪」へ国事業を受託

2018-05-31
かづの観光物産公社の株主総会(鹿角パークホテル)

 鹿角市の第三セクター・かづの観光物産公社(岩船勝広代表取締役)は29日夕、鹿角パークホテルで株主総会を開き、当期利益101万円を計上した2017年度(第24期)の決算などを承認した。13年に社名が変更されて以降初めての黒字。管理運営する道の駅かづのにおいて、観光客の利用が好調で飲食を中心に売り上げが増加した。18年度は国のモデル事業を受託し、インバウンド(訪日外国人旅行客)の新たな市場開拓を図る。
 岩船社長は17年度の経営状況について「外部人材登用の効果もあり、社員一丸となって、単年度で黒字を計上することができた」と述べた。
 17年度の営業報告によると、外国人観光客の入り込みが顕著で前年度を大幅に上回った。国内は北海道、関東、北陸、四国、九州が増え、インバウンドの増加も前年度を上回る要因となった。
 具体的には6月から10月の紅葉期まで非常に好調で全体的に飲食を中心とした売り上げが伸びたほか、冬期間は外国人観光客の増加や全国中学校スキー大会の影響もあり、収益面で前年を大幅に上回る状況となった。
 主な部門別の売り上げ状況は、花輪ばやしの桟敷席の売り上げが過去最高を記録し、前年比50万6000円増の451万4000円。レストラン・団体食はレストラン入り口の装飾の変更、原価率の見直しなどにより、7665万7000円(前年比1019万2000円増)だった。
18年度は売り上げ3億4085万円、経常利益420万円を目標に設定した。
 新たな取り組みとしては、環境省から欧米豪をターゲットとした地元密着型モデルルートの作成業務を受託した。同公社が17年末に日本版地域DMO候補法人に登録されたことによるもので、「先日本契約を結んだ」(同公社)。現在のインバウンドは東南アジアがほとんどだが、受託事業の実施に伴い、新たな市場開拓の可能性につながることを期待している。
 4月下旬にオープンした道の駅おおゆと連携強化し、相乗効果が創出できるような取り組みも行っていく。

 

桜長寿化へ管理に注力 大館市の再生会議 剪定に効果、樹木医助言

2018-05-31
関係課の管理計画などを共有した桜再生会議(比内総合支所)

 大館市は30日、桜再生会議を比内総合支所で開き、公園や道路沿いなどの桜の管理計画を関係課で共有したほか、樹木医から正しい手入れについて助言を受けた。今春の開花は全体的に良好で剪定(せんてい)効果が見られたことから、樹木の長寿化に向け剪定などの管理に注力することを確認した。
 庁内の検討委員会として昨年8月に発足し、会合は3回目。事務局の都市計画課や農林課、土木課、教育総務課、生涯学習課、まちづくり課職員のほか、日本樹木医会県支部の吉田豊史事務局長を含め12人が出席した。
 五十嵐悟都市計画課長は「昨年度の補正予算で枯れ枝の伐採を行い、今年の春はきれいな花が咲いた。夏場から来年の花芽が出てくるようなので、これからの管理が重要。各課と情報を共有しながら進めたい」とあいさつした。
 今春の桂城公園は前年度に比べ花付きが良く、枯れ枝などの剪定で全体的な見栄えは良かったという。ただ、「ボリュームは少なく感じた」と分析。花芽が付かない枝も目立ち、幹からの胴吹きを生かすなど将来的な樹形を考慮した剪定が必要とした。
 岩神ふれあいの森のうち、お花見・ピクニック・貯水池広場で管理している桜はおおむね良好、一部で枯損があった。貯水池周辺も良好だったが、放水路部のシダレザクラに枯損が見られた。さくらの森は「不良」でテングス病やツル系植物による侵食が目立った。
 長木川堤防は剪定効果が見られ、長根山運動公園も例年並みの開花。幸町の並木通り「新開地」は2年前に比べ「開花時の膨らみがあまり感じられなかった」とした。花が付かない枯れ枝、テングス病枝の緑が目立ったという。
 本年度の当初予算に計上した桜再生事業費は704万5000円。樹勢診断や剪定、薬剤散布、施肥、下刈りなどを予定している。
 会議で「管理が行き届かない部分の対策はどうすべきか」と質疑があり、樹木医の吉田局長は「危険性や景観必要度など優先順位を定め、それに基づいて作業を考えるべきだ。危険なら根元に近い大枝からの処理が可能」と回答。樹形を整える方法として不要な枝を付け根から切る「透かし剪定」が管理しやすいとした上で、「桂城公園北側の桜はなるべく早く大透かしで再構築した方がいい」と助言した。

 

全国高校スキー大会 県実行委員会設立 鹿角市で4年ぶり開催へ

2018-05-30
来年2月の大会に向け、実行委員会を発足した(鹿角市役所)

 第68回全国高校スキー大会第1回県実行委員会設立総会は29日、鹿角市役所で開かれ、役員・委員の委嘱のほか、開催基本方針などを決めた。同市での開催は4年ぶり。来年2月8日から5日間、花輪スキー場で開かれる大会に向け、準備を進めていく。実行委員会会長には伊藤雅和県高体連会長が就いた。
 約60人が出席。はじめに、伊藤会長が「県を代表する競技が地元で開催できることは選手の励みにもなり、成長した姿を見せることで、地域への感謝を表す絶好の機会。スポーツ本来の良さを印象付ける大会になれば」などとあいさつした。
 児玉一鹿角市長の祝辞に続き、スローガンに水品千夏さん(秋田北2年)の「躍動 雪の華たち咲き誇れ 鹿角の風を切って」、シンボルマークに関真恵美さん(花輪同)、ポスターに栗木絵美奈さん(十和田3年)の作品が採用されたことが報告された。
 議事では、実行委員会設立案、会則案、役員・委員の委嘱案、開催基本方針案などを原案通り承認。開催基本方針によると、各関係団体の連携の強化、スポーツ振興、高校生活動の展開のほか、同市での全国規模の大会周期が短いため、簡素で効率的な大会運営を心掛けることなどを挙げた。委員は役員を含め56人。
 同市でのインターハイスキー開催は4年ぶり9回目。花輪スキー場を会場に来年2月8日から12日までノルディック、アルペン種目で900人余りの選手が熱戦を展開する。参加人数は約3000人の予定。
会長以外の役員は次の通り。
▽副会長=高橋周也(県教育庁保健体育課長)畠山義孝(鹿角市教育委員会教育長)佐藤英樹(県スキー連盟会長)片岡俊仁(県高体連スキー専門部会長・花輪高校長)菅原勉(県高体連県北支部長・大館鳳鳴高校長)
▽監事=熊谷禎子(秋田高教頭・県高体連監事)成田新悦(県教育庁北教育事務所鹿角出張所長)

 

 

女性活躍へ環境づくり 秋田市にセンター開設 企業対応ワンストップで

2018-05-30
センターの看板を掛ける堀井副知事㊧と村岡会長(秋田市)

 女性が働きやすい職場環境づくりを促進しようと、県は6月1日、秋田市旭北錦町の県商工会館に「あきた女性活躍・両立支援センター」(佐藤敏洋所長、職員11人)を開設する。
 設置・運営は県が県商工会連合会に委託。中小企業で働く女性の仕事と育児・家庭の両立支援の取り組みを促進するため、相談や支援などの企業対応をワンストップで行う。
 女性活躍・両立支援推進員(3人)が企業訪問で各種支援制度を周知するほか、窓口や専用電話による相談業務、専門アドバイザー(社会保険労務士)の派遣、補助金制度の案内などを行う。
 県は「働き方改革推進員」を各地域振興局に配置し、企業に情報提供するほか、建設業の女性活躍ネットワーク拡大のための広報活動などを展開する。
 開設に先立ち29日、開所式が行われ、堀井啓一副知事は「一日も早く、実効性のあるセンターとなることを期待する」とあいさつ。県商工会連合会の村岡淑郎会長も「企業の理解と協力を得ながら、取り組んでいく」と述べた。
 県によると、県内の女性の有業率(15~64歳)は66・3%(全国14位)だが、管理職の割合は8・6%(同44位)と低い。両立支援制度の導入が進んでいるものの、就業女性の第1子出産後の離職率は4割を超えている。
 「第3期ふるさと秋田元気創造プラン」では、女性活躍推進法に基づく行動計画策定企業を2016年度の64社から、360社(21年)に増やす計画。
 開所時間は午前9時から午後5時(土日、祝日、年末年始除く)。相談は専用電話(☎0120・868・860)、またはメール(jrsien@skr-akita.or.jp)。

 

 

鹿角市6月議会 大雨被害 復旧費1575万円  補正予算を即決

2018-05-30
行政報告を述べる児玉市長(市役所)
 鹿角市の6月定例議会は29日開会し、18日に発生した大雨による被害の応急措置や復旧費として1575万円を追加した一般会計補正予算(第2号)を可決した。行政報告の中で児玉一市長は、市内で発生した崖崩れや河川堤防の一部崩壊について「県に対し、迅速な応急措置と恒久的な対応を早期に実施するよう強く要望している」とした。
 上程したのは一般会計など補正予算4件、市税条例の一部改正など条例関係3件の議案7件のほか、繰越明許費繰越計算書など報告3件。
一般会計の補正予算は2件。第2号で1575万円、第3号で1億3839万円を歳入歳出に追加し、総額を180億4732万円とするもの。
このうち第2号は被災箇所・施設の早期復旧を図るため、他の補正予算とは別に提案。初日に採決を行い、原案通り可決した。
 補正額の内訳は農業用施設304万円、林業施設50万円、公共土木施設1212万円。内容は、被災した農業用施設3カ所について国庫補助対策に係る災害査定設計工事費を算定するための委託料や、市道、橋りょう各1カ所、河川2カ所に係る復旧工事費、用水路、林道、市道の土砂等撤去委託料など。財源は財政調整基金から繰り入れる。
 児玉市長は市内の大雨被害の状況について、崖崩れ1件、河川の護岸等の被害4件、農業用施設の損壊3件が発生し、市道7カ所でのり面等の崩壊により通行規制の対応をとったことを報告した。
 花輪字中花輪の崖崩れで2世帯6人がコモッセに一時、自主避難したほか、八幡平字永田の河川堤防の一部崩壊に伴い4世帯15人と1施設26人に避難準備・高齢者等避難開始情報を発令したが、地元自治会の協力もあって結果的に避難者はいなかった。
 児玉市長は「本市においては比較的被害は少なかったものの、崖崩れや河川堤防の崩壊は人的被害につながった可能性がある」とし、県に対応を求めていると説明した。
 議案6件と請願2件を各常任委員会に付託し散会した。会期は6月21日までの24日間。

 
 
 

山田ロードレース 春風浴び健脚 1301人が完走

2018-04-30
春風を浴びながら大館路に飛び出す参加者たち
 第66回山田記念ロードレース大会兼県ロードレース大館大会は29日、大館市長根山陸上競技場を発着点とするコースで開かれ、青空の下、男女23種目で健脚を競った。今回は国内外から1560人がエントリーし、1301人が完走した。この日は天候に恵まれ、参加者は沿道の声援と春風を浴びながら大館路を快走した。北鹿勢は9種目を制した。
 大会は1953年のボストンマラソンで当時の世界最高記録で優勝した山田敬蔵さん(90)=同市出身=の偉業をたたえ、毎年4月29日に開催している。開始式では、国際情報高の野呂彩季愛さん(3年)が「練習の成果を発揮し、環境に恵まれた大館で精いっぱい走り抜きたい」と選手宣誓した。
 ゲストランナーは、世界陸上女子マラソン金メダリストの浅利純子さん=鹿角市=、芸人ランナーの宇野けんたろうさん、第一生命グループ陸上競技部OGの二宮美幸さん、法政大陸上部2人の5人がエントリーし、大会を盛り上げた。
 
 

大湯市日 湯の駅で移転オープン 県外客の姿も

2018-04-30
大勢の人でにぎわう大湯市日(湯の駅おおゆ)
 鹿角市の大湯市日が29日、移転先の道の駅「湯のおおゆ」で新装オープンし、大勢の人でにぎわった。
大湯市日は「4」と「9」の付く日に開設されている。始まったのは、115年前の1904(明治37)年ごろと言われ、歴史は古い。
 28日にオープンした湯の駅には〝市日棟〟が整備され、800㍍離れた従来の場所(十和田大湯字中田地内)から移転することになった。
市日が入った建物は三角屋根が特徴のしゃれた木造。柱、壁は木目が浮き立ち、温かさを漂わせている。移転前より多い、12店舗が出店した。
 店頭には山菜や野菜、果物、鮮魚、大判焼き、お菓子、衣服、花きなどが並んだ。湯の駅がオープンしたばかりとあって、朝から大勢の人が訪れ、お目当ての品を買い求めていた。
 香川県から観光で家族と一緒に訪れたという木内静子さん(66)は大湯温泉街の旅館に宿泊。「のどかでいいですね。とにかく安いのには驚いた」と話し、リンゴなどを買い求めていた。地元の女性(79)は、「新しいところはいいですね」と話した。
 鹿角市日会の中村力会長は「近くのホテルに宿泊したお客さんも来ている。交流人口の増加に期待している」と移転先での営業に期待を寄せていた。

 
 

ご当地キャラとお花見 秋田内陸線 GWイベント

2018-04-30
満開の桜をバックにキャラクターを撮影する参加者たち(阿仁河川公園)
 北秋田市阿仁銀山の阿仁河川公園で29日、県内各地のご当地キャラクターと一緒に花見を楽しめる催しが行われた。秋田内陸縦貫鉄道(吉田裕幸社長)が大型連休に合わせて企画したイベント。家族連れらが訪れ、満開の桜を背景に写真を撮るなどして楽しんでいた。
 秋田内陸線GW(ゴールデンウイーク)イベントと銘打って28日から5月6日まで実施するイベントの一環。観光拠点としてリニューアルオープンした阿仁合駅を中心に、絵が描かれた石を探すWAROCK(わろっく)宝さがし(5月4日)、駅前おまつりひろば(5日)など行う予定。
 お花見には内陸線キャラクターの「じゅうべぇ」をはじめ、内陸線沿線の仙北市にある田沢湖から生まれたという湖の妖精「フカインダー」、秋田市のニャジロウなどが集結。阿仁合駅ホームで乗客を出迎えた後、河川公園に移動して満開の桜の下でふれ合った。
 県外から訪れたというキャラクターのファンもおり、桜を背景にした〝インスタ映え〟しそうな写真を撮影するなど楽しんでいた。
イベント期間中は内陸線が1日乗り放題になるホリデーフリーきっぷを利用できる。

 
 

「湯の駅おおゆ」オープン 鹿角市に2カ所目の道の駅 観光誘客に期待

2018-04-29
オープンした湯の駅おおゆ(物販ショップ)
 鹿角市が十和田大湯に整備した道の駅「湯の駅おおゆ」が28日、オープンした。竣工(しゅんこう)記念式典で児玉一市長ら関係者がテープカットを行い、新たな観光拠点施設の誕生を祝うとともに、地域活性化や新たな誘客に期待した。晴天の下、大勢の地域住民らが詰め掛け、設計者の隈研吾さんによるトークショーや物販ショップでの買い物、カフェでの飲食、足湯などを楽しんだ。
 湯の駅は、豊富な温泉等の地域資源を十分に生かし、低迷する温泉地の再生を図ろうと、官民でつくる検討委員会が2009年度に整備計画をまとめ、報告書を児玉市長に提出。これを受け、市は観光客と市民の交流や地域のにぎわい創出、市の基幹産業である観光業と農商工業の活性化を図る拠点と位置づけて整備を進めてきた。総事業費は約10億円。
 敷地面積は約2万4700平方㍍。湯の駅は木造平屋建て延べ床面積646平方㍍。施設内は物販ショップやカフェ、調理研究室、研修室、休憩コーナー、情報提供コーナー、観光案内所などで構成。屋外には足湯、温泉じゃぶじゃぶ池、屋外ステージ、イベント広場、草すべりの丘、ほたるの小川、ビオトープ(生物生息空間)などを配置し、別棟の市日スペースに大湯定期市場が移転する。指定管理者はノリット・ジャポン(本社秋田市、菅原久典社長)。
 式典は屋外ステージで行い、児玉市長が「道の駅かづのに続く市内二つ目の道の駅。十和田湖と八幡平の玄関口の役割を担う拠点としてそれぞれが個性を発揮し合うことで、本市の魅力向上とより一層の観光誘客に寄与するものと期待している」とあいさつ。
 続いて大湯小の児童4人を含め、国、県、市などの関係者14人がテープカット。同小6年の阿部雄岳さんは「たくさんの人が集まって、みんなが仲良くなれる所になってほしい」と願いを込めた。
 この後、オープニングイベントを開催。隈さんと設計スタッフによるトークショー「大湯の『えんがわ』のつくり方」や、隈さんが案内して回る施設説明ツアーを行った。大正琴や民謡のステージも披露されオープンに花を添えた。
 ショップでは飲食物、加工品、新鮮な農産物、温泉関連グッズなど地域内外の商品を販売。カフェでは特産のかづの牛や八幡平ポークを使ったメニューが好評だった。営業時間は午前9時~午後6時。
 市日スペースでは「かづの牛鍋」と「鹿角りんごジュース」の振る舞い、みそ付けたんぽの販売が人気を集めた。湯の駅を特集したフリーペーパーも配布した。
 

子グマに会おう! 北秋田市のくまくま園 今季の営業スタート

2018-04-29
生まれたばかりの子グマをなでる子どもたち(くまくま園)
 北秋田市阿仁打当の市営阿仁熊牧場「くまくま園」で28日、今季の営業が始まった。生まれたばかりのツキノワグマ2頭とふれあえるコーナーが人気を集め、開園と同時に親子連れでにぎわった。
 2014年7月にヒグマ舎を備えてリニューアルオープンし現在はヒグマ17頭、ツキノワグマ49頭の計66頭を飼育している。今季は11月4日まで。開園は午前9時から午後4時。
 開園前にオープニングセレモニーが行われ、津谷永光市長や観光関係者らが祝った。大阿仁保育園児11人がダンスを披露し盛り上げた。
 大型連休初日とあって親子連れが目立ち、早速クマに餌を与えるなどして楽しんでいた。市によると、今年1月27日に生まれた子グマ2頭は当初、雌とみられたが最近になって1頭が雄だったことが分かったという。名前は公募中。子どもたちはふさふさの毛をなで「かわいい」と歓声を上げた。
 園に実在するクマをモデルにした絵本の贈呈式も行われた。制作の中心となった仲澤弘昭さん=大館市=から園に2冊が贈られた。モデルとなった「のりこ」は雌グマの運動場におり、来園者から「のりちゃーん」と盛んに声をかけられていた。
 28~30日と5月3~6日の間は1日3回、子グマとふれ合える。30日はカピバラとのふれあい体験も企画した。5日は12歳以下が入場無料。近くの市営「遊遊ガーデン釣り堀」(3~5日)で園の入場券を提示すると、半額の500円(釣りざお、餌付き)で釣りができる。
 
 

現職18人と新人2人当選 北秋田市議選 新人虻川氏がトップ

2018-03-26
トップ当選を果たし、喜ぶ新人の虻川氏(北秋田市綴子)
 任期満了(31日)に伴う北秋田市議会議員選挙(定数20)は25日、投票が行われ、即日開票の結果、現職18人と新人2人が当選した。無所属の現職、吉田仁吉郎氏(76)=阿仁吉田=が次点で涙を飲んだ。投票率は66・6%。4年前の前回(69・53%)を2・93ポイント下回った。
 2005年の市町村合併後、4度目の市議選。現職19人、新人2人が立候補し定数に対し1人超の少数激戦を繰り広げた。
 開票の結果、1600票余りを獲得した無所属の新人、虻川敬(たかし)氏(45)=綴子=がトップ当選を果たした。虻川氏は年明けにいち早く立候補を表明。企業経営の経験から労働力確保の必要性などを訴え初当選した。
 もう1人の新人で、農業団体出身の杉渕一弘氏(62)=増沢=は人脈の広さなどを武器に初陣を飾った。
 多選の現職は全般的に苦戦を強いられた。次点の吉田氏もその1人。地盤の阿仁地区は少子高齢化が著しく、地盤以外の地区で浸透を図ったが一歩及ばなかった。
 当選者は地区別に鷹巣が11人で最多。合川4人、森吉3人、阿仁2人となった。年代別では40歳代3人、50歳代4人、60歳代6人で、70歳代が最多の7人となった。
 投票率は前回と同様、伸び悩んだ。新人の出馬が2人だけに留まるなど選択肢に乏しく、有権者から「誰を選んでもあまり顔ぶれが変わらない」と受け止められ、盛り上がりに欠けた。
 一方、期日前投票は好調に推移した。19日から24日までの6日間に投票を済ませた有権者は1万298人。全体の35・42%に達した。
新人の虻川敬氏(45)=綴子字糠沢=はトップ当選を果たし、初陣を飾った。
 同市綴子の後援会事務所には支持者らが続々と集まり、虻川氏とともに吉報を待った。午後10時過ぎに「開票90%で1500票、現時点でトップだ」と当選を確信する知らせを受けると事務所は大きな拍手と歓声に包まれた。
 ダルマの目入れや万歳三唱で当選を祝福。虻川氏は「皆さんのおかげで行政に携わる仕事のスタートラインに立たせていただき、感謝している」と述べ、「これからは人口減少の影響が商売やサービスにも波及していく。皆さんの声を吸い上げ、次の世代を担う若者が伸び伸びと安心して暮らせるまちを目指して取り組みたい」と意気込んだ。
 村上常博後援会長は「政治経験のない虻川さんにいただいた今回の票は期待票だと思う。市民の声を全て聞き、地域発展のために頑張ってほしい」とあいさつした。

カラス生息調査 市街地で被害深刻 大館自然の会報告書

2018-03-26
冬ねぐらとなった有浦の高木周辺を旋回するカラス(2月25日、大館自然の会提供)
 大館自然の会(伊藤郁夫代表)は大館市内のカラスの生息調査報告書をまとめた。市街地のごみステーション(集積所)に集まる数は、2015年以降100羽以下が続き、管理が適切に行われている。今冬は有浦地区にねぐらが形成され、「市街地のため、被害は深刻となった」と分析。現在、ねぐらは解消されつつあるという。
 調査は市の委託を受けて実施し、13年目。2月5日の燃やせるごみ収集日に市中心部の集積所を、同25日に冬ねぐらとなった有浦への飛来数を目測した。
 報告書によると、4地区のごみ集積所で計61羽を確認。調査を開始した06年の400羽以降減少し、最少となった。「市民の生ごみに対する関心の高さが反映されている」とした一方、管理が不十分で襲来を招いている場所があった。金網式でもくちばしでごみを引きずり出す事例があり、「金網に板やネットを貼る工夫が必要」とした。黄色いネットも「網目の細かいものを使用し、裾からの侵入を防ぐ工夫を」と呼び掛ける。
 ねぐらは巣とは異なり、「ミーティング場所」としての性格が強く、最終的に市全域から冬ねぐらに集結する。今シーズンの動きは、昨年7月に大町周辺に集まり始め、10月には数を増やし、12月下旬まで大町や長倉、豊町などで見られた。昨年小釈迦内だった冬ねぐらは、2月中旬から有浦地区となった。
 ねぐら調査では、日暮れに合わせて2867羽が集結。昨冬と比べ379羽少なかった。樹木が多くない場所のため、大型施設の屋上などにも群れて夜を過ごし、早朝は近くの電線に並び、餌場に戻った。市街地のため「ふんの落下、騒音などの被害はより深刻となった」と振り返った。
 「全市的に生ごみなどの餌をなくす取り組みを強化し、『カラスにとって住みにくい場所』と思わせる施策を積み重ねるしかない。市街地に出没する期間が少なくなるよう、山間部のねぐらづくりを誘発する施策を模索してほしい」とまとめた。伊藤代表によると、有浦の冬ねぐらは解消されつつあり、数も減っている。

鹿角市尾去沢 蟹沢婦人防火クに全国表彰 自治体消防70周年記念で

2018-03-26
鹿角広域消防本部で行われた表彰伝達式
 長年にわたり地域で積極的な防火・防災活動に取り組んでいるとして、鹿角市尾去沢蟹沢自治会の女性たちで組織する「蟹沢婦人防火クラブ」が、自治体消防制度70周年記念事業において日本防火・防災協会会長表彰(優良女性防火クラブ)を受けた。県内では唯一の受賞。
 同クラブは2005年3月に結成され、現在の会員は20~80代の33人。自治会の防災意識が非常に高く、03年に組織された自主防災会と連携し活動。毎年9月に実施している独自の防災訓練で、看護師の資格を有する会員が避難者の血圧測定を行ったり、住宅用火災警報機の設置普及活動では、高齢女性宅への対応を丁寧に進めたりしている。
 また、11年3月の東日本大震災では自治会内全戸の安否確認を迅速に行った。日ごろから地域の防災力向上に多大な貢献をしている。
 優良女性(婦人)防火クラブは全国の38団体が受賞。7日に都内で開かれた70周年記念大会で表彰式があった。
 23日は鹿角広域消防本部で伝達式があり、藤原純一代表と会員ら5人が出席。田中政幸消防長から大信田茂子副班長に表彰状が手渡された。
 大信田副班長は「こつこつと続けてきたことが認められ、ありがたい。高齢者の声掛け運動に力を入れていきたい」と気持ちを新たにした。
 市内にある婦人防火クラブは5団体。田中消防長は「(蟹沢は)全国的にも先駆的な存在。今回の受賞は、ほかの団体の励みにもなると思う」と話した。
 70周年記念事業における表彰では、小坂町の新花町自主防災会も優良自主防災組織として表彰を受けた。

不便「逆に魅力」 鹿角市で「野人キャンプ」 首都圏の13人湯治文化や雪山体験

2018-03-25
鹿角の魅力について意見を交換する参加者たち(鹿角市十和田大湯の「湯都里」)
 野生を取り戻すことで生きる原動力を育もう、という「野人キャンプ」が22日から3日間の日程で、鹿角市で開かれた。首都圏から13人が参加。24日は鹿角の魅力をテーマにしたワークショップが行われ、「食材の宝庫」「不便さがかえって魅力」などの感想があった。
 野人キャンプは、鹿角市の移住コンシェルジュ(地域おこし協力隊)、木村芳兼さんが提案する教育プログラム。「人類を野生に還す」をテーマに、地域に残る暮らし、営みを季節ごとに体験することによって、人間本来の野生的(本能的)な行動や感覚を取り戻すことを大きな目的としている。
 従来型の自然キャンプや野外活動にとどまらず、「人が暮らすまち全体」を野外教育フィールドと見立て活動するのが特徴だ。本県に移住し、起業する人を応援する県の移住起業者事業(通称・ドチャベン)の2017年ビジネスプランコンテストでベンチャー部門の金賞に選ばれた。
 プログラムが本格的に行われたのは今回が初めて。首都圏から家族2組を含む13人が参加。1日目は八幡平後生掛温泉に宿泊し、湯治文化を体験。2日目は秋田八幡平スキー場でスノーシュー、スキーなどで雪を楽しんだ。
 ワークショップは大湯の温泉保養センター「湯都里」で行われ、テーマは「鹿角の魅力は何か」。「雪が良かった」「不便さがかえって魅力」「人が良く、食材の宝庫」などの感想があった。
 友達の誘いを受けて、5歳、8歳の子供2人と参加した足立さとみさん(41)=東京都=は「雪の上で子供がニコニコして、楽しそうに遊んでいた。こんなに楽しそうに遊んでいる姿は見たことがない。子供の新しい一面を知ることができて、良かった。雪はパワフルです」と話した。
 木村さんは「鹿角というフィールドは、都会の人にとって魅力的。こういうプログラムは地域にとっても必要。次は、地域の子供も参加し、互いに知恵を交換できるような機会を設けたい」と手応えを感じている様子だった。

子育て支援を充実 大館市が新規・拡充の4事業 託児所利用や中小企業支援

2018-03-25
 大館市は4月から、子育てを支援する新規・拡充の4事業を展開する。認定保育施設(託児所)の保育料助成、在宅世帯への助成、育児休業取得従業員がいる中小企業への助成など市独自事業を計画し、「多方面からの支援で、『子育てといえば大館』といわれる街を目指したい」と話す。
 市では希望する保育園などに入園できない待機児童が発生し、課題となっている。子ども課によると、新年度の待機は0、1歳児を中心に36人(2月22日現在)。待機は年度途中に増え続け、昨年10月は46人となった。要因は0、1歳児の施設利用ニーズの高まりや保育士不足と分析する。
 「子どもを施設に預けやすい環境づくり」として新規で計画したのが、「認定保育施設利用支援事業」。市は託児所3施設を認定保育施設に認定しており、定員は合わせて約40人。保育料の平均は、保育園など認可保育施設約2万円に対し、託児所は約4万円となっている。保育園と同じ料金で利用できるように差額分(すこやか子育て支援事業適用後)を助成する。申請すると、市が算定し、利用者は助成差し引き後の保育料を施設に払う。市から施設へ助成する流れ。
 「在宅子育て支援給付金事業」は、「これまで在宅世帯へのサービスが手薄だった」として新規で実施する。0歳児を対象に在宅で6カ月子育てした時点で5万円、1年経過でさらに5万円を現金給付する。第1子が生まれた夫婦に地域限定商品券を贈る「はちくんすくすく子育て支援事業」の対象児童以外が要件となり、所得制限もあるが、第2子以降や育児休業中の世帯も含まれ、初年度は150人への支給を予定する。
 育児休業を取得する従業員がいる中小企業に対し、1人当たり6カ月以上取得で15万円、1年以上でさらに15万円を助成する新規事業を計画。市働くパパママ応援企業認定事業所で、国の両立支援等助成金実施事業所が対象となる。
 子育てを手伝ってほしい人(依頼会員)と手伝いができる人(協力会員)が助け合う「ファミリー・サポート・センター事業」は、内容を拡充し、利用料を軽減し、協力会員の報酬を上げる。
 同課は昨秋、窓口アンケートを行い、保護者が望む施策の1位が「いつでも保育所に入園できる環境」、2位が「育児休業が取得しやすい環境」だった。新年度市独自の事業を計画し、「施設利用者、在宅の人、企業など多方面から支援し、みんなで子育てを応援する機運を高めたい」と狙う。待機児童解消に向けては「新規事業に加え、保育士確保事業を継続し、ゼロを目指していく」と話した。
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