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高齢者接種始まる コロナワクチン 鹿角、北秋田市の施設で 大館24日、小坂26日、上小阿仁7日から

2021-04-20
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高齢者施設で始まったワクチン接種(鹿角微笑苑)
 65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種が19日、北鹿地方でも始まった。この日は鹿角、北秋田両市で高齢者施設の入所者らが1回目の接種を受けた。今後、高齢者への接種は大館市で24日、小坂町で26日、上小阿仁村で5月7日から行われる予定。
 鹿角市では十和田大湯の介護老人福祉施設「鹿角微笑苑」を皮切りに実施。入所者らが医師の問診を受けた後、順次接種を受けた。
 入所している女性(85)は「チクリともせず、刺されたことも分からなかった。感謝している」、男性(80)は「痛くなかった」、職員の男性(44)は「接種前は不安と緊張感があったが、痛みもなくホッとしている」と安堵(あんど)した様子だった。
 同施設では19、20、26、27の4日間で入所者93人、職員79人が接種を受ける予定。初日は入所者22人、職員23人が午前中に接種し、午後3時現在で大きな副反応は見られないという。
 湯澤克施設長(54)は「無事接種が始まり安堵している。全国的に変異株が流行しており、引き続き感染予防対策に取り組んでいくが、以前の施設生活に戻るための大きな一歩と考えている」と待ち望んだ接種の開始を喜んだ。
 同市の高齢者施設は26施設あり、接種対象となる入所者は計約900人、職員は計約400人。1回目は19日に開始し、今月中をめどに調整しながら順次実施する。2回目は5月以降となる。
 施設入所者の次に優先接種となるのは75歳以上の高齢者約5800人。今月23日に接種券を発送し、同28日から予約を受け付ける予定。
 市内10医療機関での個別接種と、かづの厚生病院を会場にした集団接種を併用する。日程は個別接種が5月13日から順次開始、集団接種は同22日から6月26日まで毎週土曜日午後に行う予定。
 75歳未満の高齢者約5800人は6月上旬以降、高齢者以外は7月以降、優先順位に従って順次接種を進める予定。
 券が届いた人はコールセンターまたは医療機関で予約をした上で接種する。詳細は券に同封する案内チラシで周知する。
 市新型コロナウイルス感染症対策室の櫻田佳奈主幹は「自分の番はいつなのかと思っている市民がほとんどだと思う。混乱を招かないよう順番に接種券を送付し、予約を受け付けていく。必ずお手元に届くので待っていただきたい」と話した。
 問い合わせは鹿角市のコールセンター(電話0186・30・0715)。

20年度は7万人来館 秋田犬の里・オープン2年目 5月末まで休館も コロナ禍も注目高く

2021-04-20
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受付時に検温、名簿記入、フェースシールド貸し出しを行うなど感染対策を徹底してきた(秋田犬の里)
 大館市の観光交流施設・秋田犬の里は、2020年度の来館者数をまとめた。オープン2年目は新型コロナウイルス感染拡大防止のため5月末まで臨時休館したものの、10カ月間で7万1522人が訪れた。目標の10万人には及ばなかったが、観光客を迎え入れる施設として感染対策を徹底しながら運営を続け、「予想以上の実績となった」とみている。
 月別の来館者数は▽6月=6219人▽7月=8299人▽8月=1万2492人▽9月=9740人▽10月=9476人▽11月=9064人▽12月=4531人▽1月=2524人▽2月=3919人▽3月=5258人―。
 新型コロナの県内初感染確認を受けて、3月7日から5月31日まで臨時休館。再開後は人の動きが戻り、国の「Go To トラベル」、県の「プレミアム宿泊券」など行政の支援事業の効果もあり、施設に立ち寄る旅行客が増えた。しかし、月には「Go To トラベル」の全国一斉停止で、来館者が11月から半減。1月には11都府県を対象に緊急事態宣言が発令され、月別では開館以来最少の2500人台まで落ち込んだ。3月になって持ち直しつつあり、「1日50人未満だったが、土日は1日300~400人まで伸びてきている」という。
 同施設では地域に先がけて感染対策を進め、昨年1月から秋田犬との触れ合いを全面禁止に。6月の再開に合わせて秋田犬展示室への入室を制限し、出入り口は自動ドアのある正面に限定。感染拡大状況に応じた対応マニュアルも独自に作成した。
 県内でクラスター(感染者集団)が発生した8月からは、受け付けに担当スタッフを配置して検温器を設置。来館者に名簿記入を求め、フェースシールドの貸し出しも始めた。入り口と出口の動線を分け、展示室への入室は禁止とした。
 昨年8月から今年2月の来館者のうち、県内客は69%、県外客は31%。コロナ禍であっても全国各地から来場があり、佐藤和浩館長は「全国から注目されていると感じた。来てほしいところだが、感染拡大を防ぎ、市民を守るためにできることから取り組んできた」と振り返る。今後も「新しい日常に対応しながら、楽しんでもらえるように考えていきたい」と語る。
 東京都渋谷区から譲渡され、敷地内に設置された鉄道車両「青ガエル」の一般公開も今月から始まった。「秋田犬人気に加え、新たに鉄道ファンの獲得にも期待できる。誘客につながっていけば」と話した。

全庁で「市民の命守る」 北秋田市議会市民福祉委 自殺対策計画の説明聞く

2021-04-20
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北秋田市議会の市民福祉委(市役所)
 北秋田市議会の市民福祉委員会(佐藤文信委員長)は19日、市役所で所管事務調査を行い、当局から自殺対策計画などについて説明を受けた。市職員を対象とした「ゲートキーパー養成講座」は、全職員の50%が受講することを目指している。
 「市いのち支える自殺対策計画」は、2019年度から23年度までが計画期間。「気づき、つなぎ、支えあう北秋田 誰も自殺に追い込まれることのないまちづくり」を基本理念に、基本施策として▽自殺対策を支える人材の育成▽生きることの促進要因への支援▽児童・生徒のSOSの出し方に関する教育―など5項目を掲げている。
 市の自殺者数について当局は「1998年は22人だったが、2019年は7人となった。09年から19年までの累計でまとめた年代別の割合をみると、男性は70歳代が最も多い。女性は60歳代、70歳代が多くなっている」などと説明。自殺対策計画は「医療や保健だけではなく、市の全ての部門が連携して市民の命を守ることに取り組んでいる」と述べた。
 取り組みの一つである「児童・生徒のSOSの出し方に関する教育」では「子どもたちがSOSのサインをどう出すかを、市の保健師が学校を訪問して指導した」ことを説明するとともに、手紙による悩み相談を受け付けたことも紹介した。
 自殺の危険のサインに気付き適切な対応を図ることができる「ゲートキーパー」の養成について、市は「全職員の約50%が講座を受講する」との目標を掲げている。当局は「18年度は41人、19年度は30人が受講した。20年度は開催できなかったが、今後、受講できる体制を整えていく」と述べた。
 この日の委員会では、子育てサポートハウス事業についての説明も行われた。

休館から1年 再開めど、いまだ立たず クラウンパレス秋北(大館市) 各方面から懸念の声

2021-04-19
休館から1年が経過したクラウンパレス秋北。営業再開のめどはいまだ立っていない(大館市片町)
 大館市片町のホテルクラウンパレス秋北が休館して19日で1年となる。運営会社によると建物や設備の老朽化に伴い改修が必要とされるが、新型コロナウイルスの影響で本格的な工事に着手できていない状況。広報担当者は「営業再開に向けた方向性はまだ決まっておらず、当面は休館のままとなる」としており、各方面への影響が続いている。
 当初は新型コロナの感染防止のため昨年4月19日から6月30日まで臨時休館し、7月1日に再開する予定だった。運営するホテルマネージメントインターナショナル(HMI、東京)が臨時休館中に施設内を点検したところ、老朽化が著しく大規模改修が必要と判断し長期休館を決めた。全従業員は解雇し、テナントも撤退した。
 HMIによると、当初は休館から1年程度を様子見の期間とし、コロナの感染状況がある程度落ち着くとの想定の下、随時改修工事などに着手する方針だったという。しかし大阪府のほか宮城県など東北でも感染が再拡大していることを受け、いまだ着工のめどは立っていない。広報担当者は「点検作業で定期的に業者が出入りはしているが、方向性は決まっていない。前例がなく予測の立てようがない」としている。
 同ホテルは長年、宿泊のほか宴会や結婚式などで利用されてきた。再開のめどが立たないことで、各方面で今後の影響を心配する声が出ている。
 例年、同ホテルを会場に500人以上の規模で商工業界新年会を開いていた大館商工会議所(佐藤義晃会頭)は、今年の新年会を規模縮小した上、同市のプラザ杉の子に会場を変更した。
 宿泊を伴う数百人規模の研修会を行うことができる施設は同ホテルを除き市内にはほぼなく、齋藤研太事務局長は「大規模な団体イベント等を誘致する上で、会場確保に大きく影響する」と話す。さらに「建物の老朽化で外壁等が落下する危険性がないか心配。休館が今後も長く続けば、5月に開庁する市役所新庁舎を中心とする街並みの景観を損なうのではないか」と警鐘を鳴らす。
 宿泊受け入れ能力の大きさから、スポーツ、観光面への影響も大きい。同市観光協会の山城久和会長(山城運動具店代表)は「今はコロナ禍でインバウンド(訪日外国人客)等の需要が減少しているものの、観光面での機会損失は小さくない」と話す。また「休館のまま放置されている現在の状態は印象的にマイナス」と心配する。
 大館市は東京五輪・パラリンピックのタイのホストタウンに指定されており、同ホテルは当初、選手団の宿泊場所として選定されていた。2019年に市内で行われた事前合宿の際には、選手たちが10泊11日の日程で宿泊。同市スポーツ振興課によると、脳性まひを抱えるパラ選手の中には専用ベッドの持ち込みが必要な人もおり、結婚式用の控室などを活用すれば対応可能なため、重宝していたという。
 今年7月に再び同市内で予定されている事前合宿では、代替施設で対応せざるを得なくなった。
 今年新たに始動した官民連携組織「スポーツコミッション大館」では大会や合宿誘致に力を入れる計画も進んでおり、事務局長の佐藤税・スポーツ振興課長は「ホテルの収容能力は大きかった。今後大きな大会を誘致する際は近隣市町村への誘導なども検討しなければならない」と話している。
 同ホテルは1973年に秋北バス(大館市)直営の「秋北ホテル」として開業。85部屋の客室や6カ所の宴会場、展望食堂を持つ。2003年に運営が秋北バスからHMIに移り、08年には全国植樹祭出席のため当時の天皇、皇后両陛下(現在の上皇ご夫妻)が宿泊された。

森林の経営管理 7割超「市に委ねたい」 北秋田市 2地区で意向調査

2021-04-19
 北秋田市は、森林を大切な資源として管理し守っていくことを目的に2019年度からスタートした「森林経営管理制度」について、20年度の取り組み状況をまとめた。前山・黒沢地区の森林所有者のうち40人から「経営管理権集積計画」作成の申し出を受けており、順次、設定のための公告を進めている。
 19年4月から施行された森林経営管理法に基づく「新たな森林管理システム」に対応したもの。森林資源の適切な管理と林業の成長産業化を進めることを目指しており、市町村が主体となって管理を行う新たな森林管理システムが制度化された。
 この制度では、森林所有者が適切な時期に伐採や造林、保育を行うことが明確化されるとともに、所有者が適切な森林管理を行うことができない場合には、市町村が仲介役となって森林を集約し、意欲と能力のある森林事業体へ経営を委ねる。一方で、森林経営に適さない森林は、森林環境譲与税を活用しながら市町村が管理を行っていく。
 市によると、市の面積11万5276haのうち、森林面積は約9万6000ha。民有林は約4万ha。19年度に作成した全体計画では、長期間にわたって伐採等が行われていないなど、事業の対象となる森林面積は1万4493haで所有者数は1万1040人となった。
 前山と黒沢地区では19年度、森林所有者215人(389ha)を対象に意向調査を実施。138人(283ha)が回答した。このうち、「市に経営や管理を委ねることを検討したい」と答えたのは、77・5%に当たる107人(約155ha)だった。
 こうした結果を踏まえ、20年度は個別相談会などを行い、40人から経営管理権集積計画の作成について申し出を受けたという。この計画は、市が「経営管理を行うべき」と判断した森林を取りまとめる際に作成する。森林所有者が計画に同意したあと、公告・縦覧することで森林の経営管理権が市に設定される。
 市は「今後、林業経営に適した森林の経営管理を、意欲と能力のある民間事業者へ再委託する。これが難しい森林の経営計画は市が行うことで、林業の持続的な発展に努めたい」としている。

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地域経済対策 商品券の再実施検討 福原市長答弁 開発支援の拡充も 大館市3月議会一般質問

2021-03-03
一般質問が行われた本会議(大館市役所)
 大館市の3月定例議会は2日、前日に続いて本会議を開き、5議員が一般質問を行った。地域経済の支援策について福原淳嗣市長は「プレミアム付き商品券事業の再実施を検討したい」との考えを示し、新技術・新商品開発支援事業についても「見直しや拡充を図りながら事業者に寄り添った支援を継続したい」と強調した。
 登壇したのは明石宏康議員(市民の風)、相馬ヱミ子議員(同)、吉原正議員(同)、小畑新一議員(公明党)、富樫孝議員(市民の風)。
 市が新型コロナウイルス対策として昨年8月に発行したプレミアム付き商品券は総額19億5000万円。購入額の3割分を上乗せして販売し、2月末に使用期限を迎えた。1日の本会議でも再実施を求める質問が出ていた。
 既存の地域商品券「Buyおおだて」の購入額に一定額を上乗せすることで「市内での消費量を増やすべきではないか」との質問があり、市長は「事業者からの要望を踏まえ、まずはプレミアム付き商品券事業の再実施を検討したい」と答弁。地域商品券については「引き続き長寿祝い金や大館能代空港運賃助成などの制度と組み合わせ、消費の流出抑制につなげるとともに、将来的にキャッシュレス決済と組み合わせた商品券の電子化を検討したい」と述べた。
 コロナ感染拡大に伴う業績悪化で従業員を休ませた企業に支給する「雇用調整助成金」の特例水準が6月末に終了する見通しを受け、「市として企業への支援をいかに考えているか」との問いに対し「国の中小企業事業再構築促進事業は業態転換や新分野への展開を支援する制度で、市では新技術・新商品開発支援事業がその役割を担っている。コロナ対策枠を設けたところ反響が大きく、今後も見直しや拡充を図る」と答えた。
 昨年12月に営業を終了した花岡温泉について「保養所として活用できないか」との質問に対しては、「源泉を所有する市として民間所有の土地建物を引き継ぐ新たな経営体から相談があった場合、積極的に対応したい」と述べた。
 新ブランド米「サキホコレ」については「現時点で作付け推奨地域に含まれていないが、早期に栽培実証試験が実施されるよう県の動向を注視する」との考えを示した。

沿線は鉄道温泉郷 北秋田素材活用推進協 13日から「お湯鉄のススメ」 内陸線と9施設が協力

2021-03-03
認定書などが交付されたお披露目式(北秋田森吉山ウエルカムステーション)
 北秋田地域素材活用推進協議会「やってみよう!北秋田」(小塚雅生会長)は13日から、秋田内陸縦貫鉄道(秋田内陸線、本社・北秋田市、吉田裕幸社長)と沿線の九つの温泉施設の協力を得て「お湯鉄のススメ~AKITAの鉄道温泉郷」を開始する。事業のお披露目式が2日、秋田内陸線阿仁合駅の「北秋田森吉山ウエルカムステーション」で開かれ、参加する温泉施設へ認証書などを交付した。
 協議会は、地域素材をPRすることで活性化を図っていこうと2019年度に設立。初年度は阿仁マタギ、2年目は森吉山の星空をテーマにした活動を進めてきた。
 今回は内陸線沿線の「温泉」に着目。新型コロナウイルス感染症の収束後をにらみながら「ローカル鉄道とローカル温泉の力を合わせることで需要の掘り起こしを図る」とともに、4月からスタートするJRグループの「東北デスティネーションキャンペーン(DC)」等で発信することで、ワーケーションの際に「選ばれる地域」となることも目指している。
 参加したのは▽伊勢堂岱温泉「縄文の湯」▽阿仁川あゆっこ温泉▽阿仁前田温泉「クウィンス森吉」▽湯の沢「湯本杣温泉旅館」▽奥の湯「森吉山荘」▽打当温泉「マタギの湯」▽西木温泉「ふれあいプラザクリオン」▽角館温泉「花葉館」▽あきた芸術村「温泉ゆぽぽ」―の9施設。
 それぞれの施設を利用すると「鉄道温泉カード」をもらうことができる。阿仁合駅で配布するカードと合わせて10種類を集めた先着100人に、秋田杉で作った「マイスターカード」をプレゼント。各施設で販売する「湯めぐりタオル」(1000円)を購入すれば当日の購入施設の入浴料が無料となるほか、他の施設への持参で50円の割引を受けられる。内陸線は「ふろの日」の毎月26日、オリジナルヘッドマークを装着した車両を運転。4月1日からは、2日間全線乗り放題の「秋田内陸ツーーデーパス」の販売も開始する。
 お披露目式で小塚会長は「内陸線と温泉を組み合わせ、新たな魅力を発信したい。地域を盛り上げていきたい」などとあいさつ。来賓の田沢湖・角館観光協会の佐藤和志会長は「小さな施設が大きい塊になって対応することは相乗効果が上がる。鉄道温泉郷、ぜひ頑張っていこう」と呼び掛けた。参加施設には認定書などを交付した。
 同協議会の副会長を務める同鉄道の吉田社長は「『撮り鉄』や『乗り鉄』などに続く新たな流派『お湯鉄』を提案する。内陸線を『ほぐレール』と称して、温泉と温泉を笑顔でつなぎたい」などと説明。「鉄道温泉郷、という言葉も新しい。南北100㌔の温泉郷であり、これからの個人型、分散型観光をPRしていく」とも述べた。
 事業は「阿仁前田駅」を「阿仁前田温泉駅」に改称する13日からスタートする。

秋田犬群像 シンボル、駅東側へ 大館駅周辺整備事業 工事を前に一時移設

2021-03-03
駅前広場から運び出される秋田犬群像(大館市観光協会提供)
 大館駅周辺整備事業が今月から本格化するのを前に、同駅前広場にある秋田犬群像の移設作業が行われている。1~3日で像と土台の石が旧秋田犬ふれあい処に隣接する駐車場に移され、工事が完了するまでの2年以上は同所に置かれる。将来的には、JR大館駅が公共機能を併せ持つ合築駅舎に建て替えられるのに合わせ、南側に整備されるハチ公広場(仮称)に設置される予定。
 市によると、同事業ではJR施設のほか、イベントホールや多目的スペースなどの機能を持つ2階建ての合築駅舎が現駅舎西側に建設される。駅の乗り換えこ線橋にエレベーター2基を設置してバリアフリー化を図り、合築駅舎南側にはハチ公広場(仮称)の整備も計画している。
 駅前広場の整備なども含めて2023年度の完成を目指しており、皮切りとなるバス停撤去工事が今月から始まる。工事の本格化を前に、駅前広場にある秋田犬群像の撤去作業が1日から始まった。
 初日は市から委託を受けた建設会社や石材会社の従業員8人が、周辺のタイルを剝がし、土を掘って移設準備を整え、像と土台を切り離した。2日目の2日は従業員7人が集まり、午後2時ごろからクレーン車で重さ約13㌧になる土台の石をつり上げ、移設先の駐車場に慎重に運んだ。
 最終日は、石材会社で接合部の仕上げ作業をし保管していた像を再び駅前に運び、土台に取り付ける予定。
 市都市計画課は「安全面に気を付けて作業し、市民に親しまれている群像を傷つけないよう心掛けて進める」としている。
 維持管理する「忠犬ハチ公銅像及び秋田犬群像維持会」などによると、秋田犬群像は秋田犬の親子5頭の姿を表現したもので、大きさは全体で約1・5㍍四方。秋田犬の故郷の象徴として大館市が中心となって建設を企画。鹿角市花輪の彫刻家に依頼し、1964年に完成した。
 同会の富樫安民会長は「大館駅前のシンボルとして、半世紀以上にわたって皆さんに親しまれてきた。生まれ変わった新たな駅前でお目にかかれるのはしばらく先になる。広場から少し離れた場所に移されるが、今後もかわいがってほしい」と話した。

企業誘致へ補助拡充 福原市長が方針示す 市道岩瀬線に交付金 大館市3月議会・一般質問

2021-03-02
一般質問が行われた本会議(大館市役所)
 大館市の3月定例議会は1日、本会議を再開し、5議員が一般質問を行った。企業誘致に向け福原淳嗣市長は「情報サービス産業支援事業費補助金の拡充を予定しており、いつでも積極的な事業展開を開始できるよう準備を進めている」と述べた。山瀬ダムから三菱重工業田代試験場付近の市道岩瀬線については、「のり面保護など安全対策が必要と判断し、国に交付金を要望したところ予算配分について内示があった」と明らかにした。
 登壇したのは佐藤芳忠議員(市民の風)、田村儀光議員(令和会)、栁館晃議員(同)、笹島愛子議員(共産党)、田中耕太郎議員(令和会)。
 首都圏からの人材受け入れ体制について質問があり、市長は新型コロナウイルスの影響を踏まえ「リモートワーク(遠隔勤務)や移住に注目が高まっている。お試し勤務拠点としてベニヤマ自然パークや五色湖ロッジ、(共用オフィスの)マルーワなどの機能充実を図り、サテライトオフィス(出先拠点)事業をさらに推進したい」と答弁。その上で「コロナ収束後を見据え、リモートワーク実施企業約1000社を対象としたニーズ調査を実施している。データを分析し、企業誘致をさらに促進させるために、情報サービス産業等支援事業費補助金の拡充を予定している」と述べた。
 2017年9月に市道認定した岩瀬線は維持修繕を行う一方、現況調査や橋りょう点検を進めながら整備方針の検討を重ねてきたとして「安全対策を講じる基幹整備が必要と判断したため、国の防災・安全交付金事業に要望したところ、予算配分について内示があった」と説明。「速やかに工法の検討や設計を行い、議会に相談しながら工事を進めたい。宇宙輸送を担うロケットの運用に欠かせない燃焼試験を支える重要インフラ。まさに国策の一翼を担っている」との考えを示した。
 コロナの影響で経済的に困窮している学生への給付金を求める質問に対しては「幅広い層への波及効果が期待される支援策を講じる」と述べるにとどめた。
 観光交流施設・秋田犬の里について「直営の期間は延長するのか」との問いには、「指定管理者制度の導入を22年度に予定しており、来年度に指定管理者を決定する」と答えた。

北鹿の高校生に巣立ちの日 大館国際情報学院 中高合同で未来へ一歩

2021-03-02
クラス全員での記念撮影(大館国際情報)
 北鹿地方の高校で卒業式シーズンが始まった。大館市内では1日、大館鳳鳴、大館国際情報学院の両校で行われた。新型コロナウイルス感染防止のため式典の規模を縮小して開催。コロナ禍の中、感謝と希望を胸に厳しい環境を乗り越えていこうと、未来へ向けて新たな一歩を踏み出した。大館市内3校は、基本的に在校生は参加せず、来賓の人数も最小限とし、保護者は1家族1~2人に制限するなど感染対策を工夫。この日は、入場前に検温を受け、念入りに手指のアルコール消毒をする保護者らの姿が見られた。大館桂桜は2日に行われる。
 このうち大館国際情報学院では、中学が14期生28人、高校が普通、国際情報2科の16期生167人が卒業。村上清秀校長が中学、高校の各クラスの代表者に卒業証書を手渡した。
 中学卒業生代表の佐々木花萌さんは「私たちの後ろには今まで歩んできた道が刻まれ、前には無限の可能性が広がっている。4月に新しい仲間を加え、高校生として新たなスタートを切る。3年後、さらに成長した私たちを見せたい」と抱負を語った。高校卒業生を代表して、佐藤和奏さんは3年間を振り返り「大切な仲間たちや、すてきな先生方と出会えたこと、一生の思い出ができたこと、何よりKJで高校生活を送れたことが私の誇り。新たな道でどんな困難が待っていても諦めることなく、夢に向かって歩んでいくことをここに約束する」と答辞を述べた。
 式の後には、最後のホームルームが各クラスで行われた。生徒は級友や恩師、保護者に目標や感謝を伝え、記念撮影する光景が見られた。
 保護者からは、門出の式典に出席できたことを喜ぶ声が聞かれた。岩渕丞さん(高校)の母親の美紀さんは「コロナの影響で各行事に参加できなくて悲しかった分、式だけでも出席できて本当にうれしい」と安堵(あんど)の表情を見せた。今野悠晟さん(同)の母親の千陽さんは「コロナ禍の中、卒業式への保護者の出席が実現でき、大変ありがたく思う」と話した。
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