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 小坂まちづくり会社 宿泊業に業務拡大 ホテルなど指定管理者に応募 

2021-01-28
小坂まちづくり会社が指定管理者に応募した県金属鉱業研修技術センターのホテル(小坂町小坂鉱山地内)
 小坂町の第三セクター、小坂まちづくり会社(髙橋竹見社長)は、県金属鉱業研修技術センター内にあるホテル、レストランの指定管理者に応募し、4月からの事業展開を目指している。明治百年通りの康楽館、小坂鉱山事務所など観光施設の運営に、宿泊業を加え、業務の拡大を図る。
 全国でワシントンホテルを展開する藤田観光から、ホテル支配人を経験した2人の派遣を受け、体制を強化する。27日の臨時株主総会で髙橋社長が報告した。
 同社は町、民間企業、金融機関が出資し2011年2月に設立、町の持ち株比率は82・5%。康楽館、小坂鉱山事務所、小坂鉄道レールパークの管理運営、小坂七滝ワイナリー事業を行っている。
 指定管理者に応募したのは、県が設置している金属鉱業研修技術センター(同町小坂鉱山字古館)の本館以外のホテル小坂ゴールドパレス、レストラン青銅館、ゲストハウス、テニスコート。
 町内のホテル経営会社がこれまで運営してきたが、指定期間が終了する3月末以降は継続しないことに。県の募集に、小坂まちづくり会社が応募した。指定管理者の審査は2月1日に予定されており、最終的には県議会の承認を得て決定する。
 髙橋社長は「環境産業観光と融合した宿泊プランを提案し、エコタウンと一体となった事業展開をしたい」と話し、今回の指定管理者応募のメリットを指摘する。
 ワシントンホテルや椿山荘を展開する藤田観光グループから2人の出向を受け、「豊富な経験を最大限生かし、情報を発信し、地域に貢献していきたい」としている。


 2万円の追加給付など 上小阿仁村 臨時議会 学生には5万円を給付

2021-01-28
上小阿仁村の臨時議会(村役場)
 上小阿仁村の臨時議会が27日、開会し、全村民に1人当たり2万円を給付する特別定額給付金の追加給付や、新型コロナウイルスワクチンの接種に係る費用などを計上した一般会計補正予算案を原案の通り可決、閉会した。
 一般会計補正予算は、歳入歳出をそれぞれ759万2000円増額し、総額は28億5258万1000円。
 歳出では、国民に一律10万円が支給された特別定額給付金への上乗せ給付として、村が全村民に1人当たり2万円を追加給付する特別定額給付金追加給付事業に4401万6000円を計上した。1月1日現在で住民登録している2192人が対象で、給付金の総額は4384万円。事業費には、申請書等の印刷や郵送費が含まれている。
 学生生活支援給付金事業には190万円を計上。新型コロナウイルス感染症の影響を受けている大学生等を支援しようとするもので、1月1日現在で大学や短期大学、高等専門学校、専修学校等に在学し、保護者が村に住民登録している人に1人5万円を支給する。対象者は38人を見込んでいる。
 また、新型コロナワクチン接種事業は、計759万3000円を計上。コールセンターの設置に伴う事務補助員1人の給料や看護師派遣への謝礼、医師の派遣や集団接種会場設営等の委託料を措置した。
 村によると、接種の対象は65歳以上の高齢者1173人で、今回の補正予算では年度内に実施する1回目の分の経費を計上。集団接種の会場は、村トレーニングセンターを予定。関係する機関等に2人の医師の派遣を要請しており、国保診療所の医師と合わせ3人で接種を進める方針。
 このほか、庁舎Wi―Fi機器更新業務委託に89万5000円、中小企業振興融資斡旋資金制度等の利子補給金に17万3000円、小中学校美術・図工室照明修繕に13万2000円などを計上。財源調整のため、地域振興基金積立金は5388万1000円を減額した。

 城南小「たこめし」「呉汁」おいしい 他県交流で岡山の郷土料理給食に

2021-01-28
たこめしを頰張る児童たち(城南小)
 大館市城南小学校(六部勇二校長)の児童らが27日、交流のある岡山県の郷土料理「たこめし」と「呉汁」を給食で味わい、他県の食文化に理解を深めた。
 同校には他県交流として岡山県教育庁から、柴田和徳指導主事が赴任している。児童に給食を通じて他県の文化に興味を持ち、大館との違いや共通点を認識することで見聞を広げてもらおうと、同校で学校栄養職員を務める山川敦子さんが企画した。
 「たこめし」はタコをぶつ切りにした炊き込みご飯。「呉汁」は水にひたしてやわらかくした大豆をすりつぶし、みそなどで味をつけた汁。柴田教諭によると、岡山の郷土料理として親しまれているという。
 山川さんは同教育庁からレシピをもらい、調理員とともに国産のタコや大館市産の枝豆を使うなどして給食用にアレンジ。文部科学省の定める「全国学校給食週間(毎年1月24~30日)」の期間に合わせて、提供されることが決まった。
 児童は各学年の教室で「たこめし」と「呉汁」に舌鼓を打った。このうち4年生は、市教委の「曲げわっぱ給食活用事業」の一環で制作した曲げわっぱの飯器(はんき)をたこめしの器として使用。おいしそうに口いっぱい頰張る姿が見られた。
 小笠原颯馬さん(4年)は「岡山の名物を知れてよかったし、曲げわっぱの飯器でさらにおいしく感じた」と笑顔を見せた。山川さんは「子どもたちが岡山の郷土料理を知るとともに、喜んでもらえてよかった」と話した。


18議席に20人出馬準備 鹿角市議選立候補予定者説明会 2人超の選挙戦の公算

2021-01-27
鹿角市議選の立候補予定者説明会(市役所)
 任期満了に伴う鹿角市議会議員選挙(3月7日告示、14日投開票)の立候補予定者説明会が26日、市役所で開かれ、現職14人、元職1人、新人6人の計21人の陣営が出席した。定数18に対して3人オーバーだが、1人は出馬しない意向であるため実質2人オーバーの状況。流動的な要素は残しているが、無投票となる懸念もあった中で選挙戦となる公算が大きくなった。
 現職は、欠員1のため17人。このうち今期で引退する意思を固めているのは吉村アイ氏(72)、田口裕氏(70)、田中孝一氏(72)、安保誠一郎氏(67)の4人。
 安保氏は無投票を懸念し、選挙戦にしようと代理人が出席したが、選挙戦が確実な状況となったことから、出馬は辞退する意向を示している。
 新人は、共産党鹿角支部長の浅石重美氏(73)、いずれも会社員の奈良努氏(65)、丸岡孝文氏(64)、湯瀬誠喜氏(59)、笹本真司氏(35)、塗装業を営む湯瀬弘充(ひろみ)氏(33)の6人。浅石、丸岡両氏は前回に続いての出馬となる。
 元職は元県議の石川徹氏(56)の1人。
 このまま推移した場合、安保氏を除いた20人による選挙戦となる。地区別では花輪8人、十和田7人、八幡平3人、尾去沢2人。このほか、唯一の女性議員だった吉村氏の勇退により、女性候補者の擁立を模索する動きがある。
 説明会には本人や代理人が出席。選管の担当者らから立候補する場合の手続きや選挙運動の注意事項などについて説明を受けた。
 昨年12月1日現在の有権者数は2万6198人。4年前の前回同期と比べると、1728人の減となっている。

議員定数 2減、委員長裁決で決着 北秋田市議会改革特別委 6月にも条例改正案

2021-01-27
北秋田市議会の議会改革特別委(市役所)
 北秋田市議会の議会改革特別委員会(佐藤文信委員長)は26日、市役所で開き、「議員定数」について現状の20を「2削減する」との結論に達した。2月中旬の開会が見込まれる3月定例会最終日の本会議で、結果を報告する。委員長を除く6委員の採決では、「削減」と「現状維持」がそれぞれ3の同数となり、最終的に委員長の裁決で決着した。今後、条例の改正が行われれば、正式に決定する。
 2005年3月に鷹巣町、合川町、森吉町、阿仁町が合併した同市の議会は当初、旧4町の議員が在任特例で在籍。議員数は71人となっていた。翌06年3月の市議選から、当時の「上限」だった「26」の定数に変更した。
 その後、09年6月定例会には「22」へ4削減、同年12月定例会には「24」へ2削減する案が提案されたが、いずれも否決。10年の市議選を経て「削減」への議論が改めて行われ、11年6月定例市議会で議員発議により、定数を20へと6削減する案を提出。賛成多数で可決され、14年の選挙から適用されてきた。
 昨年10月に設置された同特別委では、常任委の任期や議会でのICT化などとともに「定数」の在り方も協議。削減を求める会派からは「人口が減少している現状では減らすべき」「2人は減じる必要がある」との声が上がった一方、「広大な面積の中では、議員のいない地域が発生する懸念もある」「議員を減らすことで市民の声が届きにくくなる」として「現状維持」を訴える意見が出された。
 この日の委員会では、委員が所属する会派で改めて協議した結果を報告。これまで「現状維持」を訴えていた会派の一つは「削減する方向で考えても良い。ただし、1年後の次期改選では時期尚早。次々回からの実施を」と述べた。しかし、他の委員からは「来年の改選以降のことを、この場で協議するのはいかがか」などの声が上がり、協議議題には採用しなかった。
 佐藤委員長を除いた6委員で採決した結果、「現状維持」に賛成したのは3委員、「2削減」に賛成したのは3委員と同数に。委員長裁決で佐藤委員長は「2議席の削減と判断した」と宣言。これにより、特別委員会として「2議席削減」との結論に達した。
 結果は、3月定例会最終日の本会議で佐藤委員長が報告する予定。定数削減に関する条例の改正案は、議員発議により早ければ6月定例会にも提出される見通し。
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桜櫓館耐震改修 腐食広範で工期延長 大館市 3月中旬の完成目指す

2020-12-31
耐震改修工事が行われている桜櫓館(月撮影、大館市字中城)
 大館市が所有する国登録有形文化財「桜櫓館(おうろかん)」の耐震改修工事は、当初予定していた来年1月中旬の工期を2カ月延長し、3月中旬の完成を目指している。補強は終えたものの、想定より構造材や屋根下地材の腐食などが広範囲におよび、手間がかかっていることや部材の発注で遅れが生じた。4月に見学・貸館を再開する予定。
 耐震診断で東西方向の耐力壁が不足し、窓や戸などの開口部も多いため暴風時に倒壊の恐れがあると判定。南北方向の壁量はあるものの配置バランスが悪く、地震時に建物が変形しやすいとされ、5月から改修工事を行っている。事業費は約6500万円。
 文化財の価値を守ることと安全性確保の両立を目指し、できるだけ見えない位置で耐震化することを前提とし、建設当時の材料も可能な限り使用。既存の土壁は撤去し、構造用合板で耐力壁を設けた上で、再び土壁で仕上げる。屋根は既存の野地板と垂木、2階床は床板と根太の固定方法をそれぞれ確認し、想定と異なる留め金物は交換または増し打ちを行っている。土台と基礎、柱と横架材(土台・梁(はり))などの金物補強、既存梁を補強するための鉄骨梁と柱の新設なども進めている。
 過去の修繕が意匠的価値を損ねているとして、外壁や屋根の復元を図る。木製建具の組子修理やふすま・障子の張り替え、外観木部保護塗装も行う。浴室など使用していない部屋は物置に改修。電気・機械設備は更新する。庭園の樹木は剪定(せんてい)し、建物の外観が見えるよう整える。
 桜櫓館は、大館町長を務めた桜場文蔵氏が1933年に建てた木造2階の和風住宅(延べ床面積324平方㍍)。ケヤキの大梁(おおばり)と長尺・幅広の床板、秋田杉の長押(なげし)も継ぎ足すことなく長尺が使われた。各部屋の書院、部屋の障子や階段の手すりにも高度な技術が施され、2階の屋根から突き出た展望台もある。80年に現在地へ移転工事(曳家(ひきや))が行われ、北側の和室を解体。99年7月に登録文化財となった。
 市歴史的風致維持向上計画の重点区域内にあり、桜場氏が秋田犬保存会長だったことや、隣接の桂城公園で本部展覧会が開かれていたことから、秋田犬を守り育てる風致も貴重だとして「歴史的風致形成建造物」に指定。市は2018年9月に民間所有者から土地・建物を購入した。

感染対策し新年へ 北鹿地方の神社 初詣の準備進む 「混み合う日時避けて」

2020-12-31
マスク、フェースシールドを着用して絵馬の準備作業をする学生(大館神明社)
 2020年も残すところ1日となった。新型コロナウイルスに悩まされ続けた1年の暮れを迎え、北鹿地方の神社では新年の初詣に向けた準備が大詰めを迎えている。感染防止対策にも気を配りながら、慌ただしく作業を進めている。
 毎年大勢の参拝客が訪れる大館市の大館神明社(佐藤文人宮司)では、縁起物の準備作業が進む。来年の干支(えと)「丑(うし)」にちなんだ巨大絵馬と同じ絵柄の絵馬や、招き猫をイメージした「開運干支土鈴」などを用意。牛の着ぐるみを着たハローキティのお守りや、コロナウイルスに関連して「疫病退散」の茅の輪守り、旅行安全御守なども並べる。破魔矢や熊手なども含めて約100種類を頒布する予定だ。
 30日は、アルバイトの高校生や大学生が説明を受けた後、絵馬に麻のひもを結ぶ作業を行った。新年に願いを込め、一つ一つ確認しながら丁寧に仕上げていた。
 初詣の感染防止対策として、縁起物を頒布する授与所ではアルバイトの巫女(みこ)らにマスク、フェースシールド、手袋を付けて接客してもらう。例年1カ所だったおみくじ売り場は2カ所に分け、密を避ける。各所に消毒液を置き、参拝客にマスク、手袋の着用、対人距離の確保を求めるため注意書きも掲示する予定。
 例年大みそかから元日にかけて24時間体制で参拝客の対応に当たっていたが、この元日午前3~7時は閉鎖して受け入れを取りやめる。
 コロナ禍の今年は分散参拝の問い合わせが複数あり、既に縁起物を買い求める人も見られるという。同神社は「感染対策をし、人との距離を保って参拝してほしい。初詣は新年初めてのお参り。新年の混み合う日時を避けて訪れてもらえれば」としている。
 駐車場は神社北側の曳山車車庫前のほか、今年境内整備事業で新設した境内北側も利用できる。約90台分を確保できる見通しで、周知している。

北鹿地方に大雪 倒木や交通に乱れ 年末年始も警戒を

2020-12-31
雪が降り積もって倒木が発生した現場(北秋田市七日市)
 冬型の気圧配置が強まった影響などで、北鹿地方は30日、大雪に見舞われた。秋田地方気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は北秋田市阿仁合で37㌢を記録。同市や鹿角市では倒木があり、道路の一時通行止めなども発生した。公共交通機関も乱れた。
 気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は鹿角市で30㌢、北秋田市鷹巣で17㌢。同時刻現在の積雪の深さは鹿角市で50㌢、阿仁合で47㌢、鷹巣で32㌢まで増えた。
 午後4時現在、北秋田市では雪の重み等のため計4カ所で倒木が発生。同市七日市の県道では、2カ所で樹木が電線に倒れかかった。国道や市道でも倒木が道路をふさぐなど影響が出た。鹿角市八幡平堀合の市道でも倒木があり、午前5時ごろから約7時間にわたって全面通行止めとなった。
 JR秋田支社によると、大雪の影響で花輪線は午後1時30分から全線で運転を見合わせた。普通列車上下8本が運休、同2本が区間運休した。
 全日空によると、大館能代発羽田行き720便は雪のため出発が遅れ、31分遅れの午後0時41分に到着した。
 気象台によると、県内は31日から1月1日にかけても強い冬型の気圧配置が続き、大雪となる所がある見込み。31日午後6時までに予想される24時間降雪量は、多い所で平野部40㌢、山沿い50㌢。その後も雪が降り続くとみている。交通障害や建物被害への警戒、屋根からの落雪や路面・水道管凍結、なだれなどへの注意を呼び掛けている。

平日の歩行者 大町、御成町など大幅減 大館商議所通行量調査 コロナ予防で外出控え

2020-12-30
 大館市の中心市街地の人通りについて、大館商工会議所の通行量調査によると、大町と御成町2丁目、同3丁目の平日の通行量(歩行者)は前年を8~38・6%下回った。今年から新たに観測地点とした比内町扇田は、平日の通行量が休日に比べて2倍以上多い結果となった。大館商議所は「新型コロナウイルスの感染予防で外出を控える傾向が大きく反映したものと考えられる」としている。
 商業振興の研究や施策の参考にするため、10月16、18日の午前10時から午後5時まで調査。歩行者は商店街を形成する大町と御成町2、3丁目、比内町扇田の4地点、車両は大型店が立地する清水町、大田面を加えた6地点でそれぞれ計測した。両日ともに晴れや曇りで外出向きの天候だった。
 平日の歩行者は2丁目が382人(前年比8%減)、3丁目325人(38・6%減)、大町271人(18・1%減)、扇田153人の計1131人。休日は2丁目304人(28・5%減)、3丁目406人(12・3%減)、大町176人(32%減)、扇田70人の計956人。すべての地点で平日、休日ともに昨年から減少した。
 2丁目と大町、扇田で平日の通行量が休日を上回っており、銀行や病院などの利用を目的にした来街傾向が見られる。扇田については休日に銀行や病院だけでなく、商店街の多くが閉店していることも歩行者の大幅減につながったとしている。
 2丁目は「リニューアル、リノベーション事業が進む駅前地区の来街者をいかに誘導できるかが重要な課題」と分析。3丁目は「いとくショッピングセンターが目的地となっている。そこを起点に沿道の個人店などを生かし、来街者の回遊性を高める取り組みが求められる」とした。大町は「本年度は県よろず支援拠点事業による『0円改装』で、小売店やハチ公プラザの店舗リニューアルが行われ、今後の集客効果に期待」としている。
 車両の総数は平日が2万8468台、休日は2万8212台。休日の大田面が8267台(2・5%減)で最も多く、以下は▽平日の大田面7288台(2・4%増)▽休日の清水町6862台(1・7%減)▽平日の清水町6376台(0・4%増)▽平日の大町4131台(1%増)▽休日の3丁目3789台(2・2%増)▽休日の大町3750台(13・9%増)▽平日の3丁目3740台(6・4%減)▽平日の2丁目3493台(10・1%増)▽平日の扇田3440台▽休日の扇田2780台▽休日の2丁目2764台(2・1%増)―と続いた。
 7地点で増加したほか、車両・歩行者とも前年より早い時間帯に最多通行量を記録した地点が多く見られ、「遠出を控え、外出の際には車を使用して買い物や外出時間を短くする行動をとっている」と考察した。
 総括では「日沿道の大館市に関連する区間が開通し、大館能代空港や東北道を含めた広域交通網が形成され、人や物流の動きが活発になることが期待される。今後も引き続きハード整備やソフト施策が、車両・歩行者通行量に及ぼす影響を注視することが重要」とまとめた。

比内地鶏 過剰在庫ほぼ解消 官民一体で対策 一部で入荷不足も

2020-12-30
今年6月にJAあきた北青年部が開いた比内地鶏肉の販売会。生産者がおいしさをPRした。
 大館市の助成事業などを背景に比内地鶏の需要が高まっている。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一時期は過剰だった在庫が11月までにほぼ解消。各種助成事業できりたんぽセットなどの販売が例年よりも好調で、事業者からは「商品発送の売り上げが伸びて助かる」といった声がある一方、一部店舗では年末の需要増も相まって在庫が不足する場面も見られる。
 比内地鶏は大館が本県の主要産地。新型コロナの影響で、主な出荷先の首都圏からの注文が激減したため、市内卸売業者は一時期多くの過剰在庫を抱えた。
 過剰在庫解消のため市は8月から、卸売業者が在庫を小売店に安価で販売した場合、差額の一部を補助する事業を行ったほか、本場大館きりたんぽ協会員を対象に比内地鶏の購入助成(1㌔当たり1500円)を行う「比内地鶏販売促進助成事業」を11月末まで展開。申請は7322㌔、助成額は約1100万円に上った。これらの効果で過剰在庫は11月までにおおむね解消された。
 このほか、市が特産品の販売事業者に対して購入客の送料を負担する「特産品送料助成事業」が好調に推移。特にきりたんぽセットなどの発送が昨年よりも増えているという。同市葛原の秋田比内や(武藤幸美社長)では、比内地鶏ハンバーグなどの冷凍商品や、正肉やスープなどが一体となったきりたんぽ鍋セットの売り上げが前年比で約2倍に。担当者は「店と客の双方が助かる事業で本当にありがたい。比内地鶏の消費拡大にもつながる」と感謝する。
 一方で、一部の店では年末の需要増で比内地鶏の入荷が追いつかない場面も。同市有浦のプラザ杉の子では、例年クリスマスの時期に需要が集中する「比内地鶏のローストチキン」(税込み5000円)の販売に影響が出た。ふるさと納税の返礼品分を含め例年並みの700羽を用意したが想定を上回る注文があり、100羽超の注文をキャンセルする事態となった。コロナ禍で忘新年会を開催しない企業から「チキンを購入して社員たちに配りたい」という注文が想定以上に多かったという。
 JAあきた北の生産部会(高橋浩司部会長)は今年の生産羽数を当初21万5000羽と計画していたが、5月から4割減産とし14万5000羽に修正した。月に開いた関係団体への報告会で高橋部会長は「行政、商工団体、地域一丸となった支援に感謝したい」と述べた。通常の生産羽数に戻せるよう今後もPR活動を続けていくとし、来年の生産は通常時から2割減の18万羽とするとしている。

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小林悦次氏が返り咲き 上小阿仁村長選 前議長との一騎打ち制す

2020-11-30
万歳三唱し返り咲きを喜ぶ小林悦次氏㊥(五反沢児童館)
 中田吉穂村長の死去に伴う上小阿仁村長選挙は29日、投開票が行われ、前職で農業の小林悦次氏(66)=五反沢=が886票を獲得、新人で会社員の小林信氏(59)=小沢田=を破り、村長の座に返り咲いた。投票率は前回(86・36%)を1・31ポイント下回る85・05%だった。
 小林悦次氏は「村長が不在で、副村長や監査委員もいない現在の緊急事態を、早急に正常化する。村長の経験を生かしすぐ対応できる」などと訴え、豊富な行政経験と中田氏の前に町長を1期務めた実績をアピール。少子高齢化対策や農林業に関する政策に加え、新型コロナウイルスへの対応なども公約に掲げた選挙戦を展開した。加えて、中田氏が地盤とした大票田の沖田面地区に選挙事務所を置いたことも奏功し、支持を拡大。勝利をつかみ取った。
 一方、小林信氏は議会議員や議長を務めた実績を強調しながら「村にとって危機的状況の中、混迷を起こした人に村政を任せていいものか。立て直すには、住民と行政、議会が1つになることが大切。前進させたい」と訴えた。政策面では高齢者の生活支援や働く場の創設、若者定住の環境づくりなどを掲げ、地盤とする小沢田など村北部の集落に加えて中田氏が地盤とした沖田面地区でも積極的な運動を展開したが、135票届かなかった。
 

「ニンギョ様」で疫病退散 大館市松峰で「まつり」 住民が担ぎ練り歩く

2020-11-30
人形を担いで町内を練り歩く住民ら(大館市松峰)
 大館市松峰地区で29日、伝統行事の「ニンギョ様まつり」が行われた。地域住民が武将を模した人形を担いで町内を巡行し、疫病退散などを願った。
 悪霊や疫病などが入ってこないように地区の入り口3カ所に人形が置かれていたことが発祥とされるまつりで、約450年の歴史があるとされる。現在は松峰神社氏子会(畠山米藏総代)が伝承している。多くの住民に参加してもらおうと、11月の最終日曜日に実施している。
 人形は高さ約2㍍、重さ約40㌔。28、29の2日間、住民らが松峰児童館で「武将の力を借りて疫病をはらう」という意味を込め、「武蔵坊弁慶」「源義経」「那須与一」の3体をワラなどで作った。
 神事の後、午後4時に同児童館を出発し、ほら貝や太鼓の音とともに人形を背負った氏子らが約2時間、町内を練り歩いた。付近住民がろうそくやお神酒を供えて無病息災、特に新型コロナウイルスの一日も早い終息を願った。
 

スキー用品を安価に 鹿角市でバザー 親子連れでにぎわう

2020-11-30
大勢の家族連れが訪れた再利用バザー(鹿角市記念スポーツセンター)
 家庭で眠っているスキー用品を集めた「ウインタースポーツ用品 再利用バザー」が29日、鹿角市記念スポーツセンターで開かれた。市内外から大勢の家族連れが訪れ、子どもがこれから使用する道具を買い求めた。
 「スキーのまち鹿角」の推進役となっている鹿角スキースポーツ少年団が年前から主催している。近年のスキー離れの一因である「用具さえあれば」という声に応えようと、家庭に無料での提供を呼び掛け、毎年この時期に行っている。
 出品はスキー板、ストック、ブーツ、ウエア、手袋、ヘルメットなど約900点。昨年の約700点から200点ほど増えた。価格の主流はスキー板が2000~3000円、ブーツとストックが各200~300円。4000円あれば、一式をそろえることが可能。子育て家庭の家計にやさしい価格設定となっている。
 開場の午前9時半には、約200人が並び、会場のドアが開けられると、お目当ての用品コーナーに進み、家族と品定めをして、買い求めていた。午前6時すぎに会場に到着したという市内の代男性は「小学4年の娘のクロスカントリースキーを買いたいと思って来た。(このようなイベントは)助かりますね」と話した。
 主催団体代表の海沼知行さん(62)は、「まずスキーに親しんでほしい。そのうえで、スポーツ少年団に入ってくれれば、と思っている」と話している。コロナ対策として、検温、手指の消毒、氏名・連絡先の記入を行い、スタッフはマスクにフェースシールドを着用した。
 

来年の登録、高まる期待 縄文遺跡群 世界遺産シンポジウム Zoom使用 北鹿3カ所で開催

2020-11-29
世界遺産登録へ期待を込めたシンポジウム(大湯ストーンサークル館)
 秋田縄文遺跡世界遺産推進シンポジウムが28日、ウェブ会議システム「Zoom」を活用して行われた。東京大学名誉教授の西村幸夫さんが基調講演し、遺跡群の特徴などを説明。北鹿地域3カ所をつないで開かれ、来年夏にも予定されているユネスコ世界遺産委員会の審査結果に期待を込めた。
 シンポジウムは鹿角市の大湯ストーンサークル館、北秋田市のコムコム、大館市の中央公民館をつないで開かれ、大湯ストーンサークル館には地元市議、歴史愛好家など約40人が参加した。
 主催した北東北歴史懇話会の藤盛紀明会長は「いよいよ世界遺産登録が近づいてきた。登録へ向けた最後の一押しとなるシンポジウムだ」とあいさつ。鹿角市の児玉一市長、北秋田市の津谷永光市長がビデオメッセージを寄せた。
 講師の西村さんは、日本イコモス国内委員会委員長。「北海道・北東北の縄文遺跡群の世界遺産登録について」と題して講演した。今後の日程について、来年5月ごろに諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)の勧告があり、6月ごろには登録の可否を審査するユネスコ世界遺産委員会が開かれるとの見通しを示した。
 コロナ禍における取り組みとして、西村さんは「海外や遠くからの観光客は見込めない。コロナ後に備え、地元の人たちが遺跡の価値をきっちりと理解し、発信できるようにしてはどうか」とアドバイスした。
 県教委の新海和広さんが遺跡群の価値を説明し、「1万年以上継続した採集、漁労、狩猟による定住は、その過程と精神文化の発達を表し、農耕以前における人類の生活の在り方を示す普遍的な価値を持つ」と指摘した。北秋田市教委の榎本剛治さん、鹿角市教委の赤坂朋美さんもそれぞれ遺跡を説明した。
 

米新品種「サキホコレ」 先行提供を開始 県のキャンペーン 北鹿の宿泊施設でも

2020-11-29
「サキホコレ」と「あきたこまち」を食べ比べる客(ふるさわおんせん光葉館)
 2022年秋の市場デビューを目指す秋田米新品種「サキホコレ」の先行提供キャンペーンが28日、始まった。名称周知とPRのために県が実施するもので、県内外の宿泊施設等25カ所で宿泊客や一般客に試食してもらう。北鹿地方の一部施設でも料理と共に提供され、早速「あきたこまち」との食べ比べを楽しむ客の姿が見られた。
 県が新たなブランド米として開発した「サキホコレ」は、本県産米の主力「あきたこまち」より成熟期が遅い晩生種で、いもち病に強く、高温による品質低下も少ない。▽白さとツヤが際立つ外観▽粒感のあるふっくらとした食感▽上品な香り、深い甘み―が特徴。
 名称は県が4~5月に公募し、国内外から25万893件の応募が寄せられた。専門家らの選考で絞り込まれた最終候補6案から、佐竹敬久知事が「サキホコレ」を選定し、17日に発表。「秋田の地力から生まれた小さな一株が誇らしげに咲き広がって、日本の食卓を幸せにしてほしい」との願いが込められている。
 PRのため県は28日から、県内の宿泊施設22カ所、東京都内の飲食店など3カ所でご飯を試食してもらう先行提供キャンペーンを開始。期間は12月28日まで。北鹿地方では大館市、鹿角市、北秋田市の5施設で味わうことができる。
 このうち、大館市新綱の温泉旅館「ふるさわおんせん光葉館」(小林薫社長)は県から打診を受け、一般客用の日替わりランチ、宿泊客用の朝食で「サキホコレ」と「あきたこまち」を1杯ずつ提供することにした。
 初日は4人が日替わりランチを予約。ご飯を食べ比べ、違いを楽しむようにじっくり味わう姿があった。同市長木川南の男性(66)は「どんな味か興味があった。一粒一粒がはっきりしていて、口に入れると甘みを感じておいしい。食べやすかった」と話した。
 常連客らの関心も高い様子で、小林社長は「販売前にこまちと食べ比べできる機会なので、ぜひ味わってほしい」と語った。
 「サキホコレ」と「あきたこまち」を各1杯提供する日替わりランチは、肉料理か魚料理、秋野菜、みそ汁、小鉢数種類がついて税込み880円。前日夕方までに予約が必要。12月13日までの期間限定。問い合わせは同施設(電話0186・48・4295)。
 このほか県は28日から、県内のスーパーや米穀店、首都圏と中京・関西圏の米穀店など77カ所でサンプル米を配布するキャンペーンも始めた。北鹿地方でもイオンスーパーセンター大館店など3カ所で行う。
 各キャンペーンの対象施設・店舗、日程などは秋田米ウェブサイト「ごはんのふるさと秋田へ」に掲載されている。
 
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11月末まで20校889人 秋田内陸線 県内小中高校の利用増 修学旅行の行き先変更で

2020-10-03
修学旅行で内陸線のお座敷列車に乗った鷹巣東小6年生(同校提供)
 新型コロナウイルスの影響で修学旅行先を県内へと変更する学校が増える中、北秋田市―仙北市間を走る秋田内陸線で県内小中高校の団体利用が増えている。秋田内陸縦貫鉄道(本社・北秋田市、吉田裕幸社長)によると、1日時点で小中高校20校、計889人が11月末までに乗車する予定。例年にない需要に、同社は「リピーターが増えるきっかけになれば」と期待を寄せている。
 同社によると、実施済みの学校も含め、9月上旬から月末にかけて小学校12校、中学校7校、高校1校の計20校が利用する見込み。これまで沿線地域や秋田市の学校が日帰りの学校行事で利用することはあったが、修学旅行で県内の学校が利用することはなかったという。
 貸し切り列車の利用が多いほか、児童生徒数によって一般客の乗る車両に少人数で乗り込んだり、臨時列車を運行する場合も。利用は角館―鷹巣駅間の片道が大半。日程の短さもあり、途中下車や沿線の観光には結びついていないというが、移動手段も兼ねながら、田んぼアートや秋の紅葉など車窓から沿線の魅力を感じてもらう機会となっている。
 北秋田市鷹巣東小学校(佐藤博志校長)の6年生14人は県内を巡る修学旅行の帰路で内陸線を利用。24、25日から1泊2日の日程で男鹿市、横手市を巡った後、角館駅から貸し切りのお座敷列車に乗り込んだ。
 同校では7月ごろから県内での修学旅行のルートを児童とともに考えたといい、地域資源を活用しようと内陸線の利用を日程に組み込んだ。児童は列車内から田んぼアートを観賞したり、日が暮れてからはテーブルでカードゲームを楽しんだりと、終点の鷹巣駅までのびのびと過ごしたという。
 6年生担任の津谷美穂子教諭は「秋田の魅力を再発見する機会になったと思う」と振り返った。萩野愛さん(6年)は「友達と一緒に内陸線に乗ることができて思い出になった。違う田んぼアートを見るためにまた乗りたい」と話していた。
 同社は「これまで乗る機会がなかった児童生徒にも、内陸線の存在を知ってもらいたい。修学旅行の思い出が残り、家族との乗車につながれば」と話している。
 

11カ月ぶり活気戻る 小坂町康楽館創建110年特別公演 小坂鉱山の復活劇

2020-10-03
特別公演が開幕。11カ月ぶりの舞台に大きな拍手が送られた(康楽館)
 小坂町の明治の芝居小屋・康楽館で2日、創建110年特別公演「リトライ!風そよぐ町から」が初日を迎えた。コロナ禍で9月までの常打芝居を休演したため、昨年11月以来の舞台。待ちに待った町民やファン約150人(2公演)が久々の公演を楽しんだ。芝居は小坂鉱山を閉山の危機から救った久原房之助を主人公にした現代劇となっている。31日まで。
 康楽館の常打芝居は、2006年から松井誠さん監修の下町かぶき組が出演している。特別公演は、劇団誠流座長の星誠流さんが脚本・演出を担当した書き下ろし作品。星さんのほか、主演の劇団三峰組座長の三峰達さん、劇団岬一家座長の岬寛太さんの3座長をはじめ、計11人の豪華メンバーが登場する。
 舞台は明治中期。貿易会社社員としてニューヨーク勤務を勝ち取るも、小坂鉱山へ赴任することになった失意の久原が立ち上がり、仲間や恋人の存在を力に鉱山を閉山の危機から救う物語。歌やダンスも盛り込まれている。
 開演に先立ち、小坂町の細越満町長が「今年は110年の記念すべき年。昨年からふさわしい特別公演を企画してきた。芝居に登場する人物たちがいなかったら、今日の小坂町はなかったと言える。小坂町の歴史に触れ、どのように発展したか理解を深めてほしい。1カ月のみの公演だが、多くの方々に楽しんでもらいたい」とあいさつした。
 ベルが鳴り、緞帳(どんちょう)が上がると、会場からは大きな拍手が送られた。後半は舞踊ショーが行われ、華やかなステージを展開。11カ月ぶりに芝居小屋に活気が戻った。北秋田市の30歳代女性は「幕が上がった瞬間、康楽館や役者さんの苦労が実った感じがした。いろいろな意味での特別公演。感動をもらえた」と話していた。
 康楽館は、小坂鉱山を経営していた藤田組の従業員慰安施設として1910年に創建。老朽化などで70年に一般興行を中止するも、修復工事を行い、86年に復活した。2002年には国重要文化財指定を受けた。
 例年は4月から11月まで常打芝居を上演しているが、コロナ禍のため9月まで休演。11月に予定していた特別公演を前倒しし、今年は1カ月間のみの公演となる。感染対策のため、1公演の入館者数を定員の5分の1、120人に制限。午前、午後の部2回公演で、休演日は16日。座席の予約を薦めている。問い合わせは康楽館(電話0186・29・3732)。
 

「大館能代」は静かなスタート 東京追加のGo To トラベル 初日は観光客まばらも

2020-10-02
ビジネス客に交じって観光客の姿も見られた1日の大館能代空港
 政府の観光支援事業「Go To トラベル」が1日、東京を発着する旅行を対象に加えて本格スタートした。新型コロナウイルス感染の影響で冷え込んだ観光需要を呼び起こすと期待され、北鹿地方の空の玄関口・大館能代空港(北秋田市)でも観光客の姿が若干見られた。
 「Go To」は国内旅行代金の総額から2分の1を補助する事業。補助上限は1泊当たり最大2万円。旅行代金から割り引かれたり、クーポン券がもらえたりし、観光客にお得な仕組みとなっている。
 7月に始まったが、感染増加を受けて、東京行きの旅行と都民は対象から除外されていた。最近の感染状況を踏まえ、今月1日から東京発着の旅行が対象に追加。人口の多い都内から観光に出掛ける人が増え、観光需要の喚起が期待される一方、感染対策の徹底が求められている。
 大館能代は現在、全日空便が羽田との間を1日1往復している。午前中に羽田から到着した便も、その折り返し便も搭乗客は40人程度。コロナ禍に見舞われた春や夏に比べ客数は回復傾向にあるものの、秋の観光シーズンとしては例年より少ないという。
 この日は大半がスーツ姿のビジネス客。「Go To」の支援を受けられる観光客は数組とみられ、東京追加初日は静かなスタートとなった。都内在住の女性2人組は取材に対し「青森県弘前市方面で観光を楽しんできたい」と話した。
 空港ターミナルビルの一部店舗では「Go To」の地域共通クーポンを取り扱っている。クーポンの使用期限は旅行期間中に限られるため、2階土産品店の従業員は「あちこちの旅先でクーポンを使い、余ったら最後にここで使い切ってもらえるのではと期待している」と話した。
 

鹿角市八幡平でバイナリー発電 新エネ協で市が報告 岩手の会社が発電所建設 11月から売電予定

2020-10-02
鹿角市の新エネルギー利活用推進協議会(市役所)
 鹿角市新エネルギー利活用推進協議会(委員長、柏谷至・青森大教授)が1日市役所で開かれ、中高温で発電する「バイナリー発電」が同市八幡平切留平で事業化されることが報告された。岩手県の企業が発電所を建設、来月からでも売電を開始する予定。
 バイナリー発電は80~150度の中高温熱水や蒸気を熱源として、沸点が低い代替フロンやアンモニアなどの媒体を気化させ、その蒸気でタービンを回す発電方式。低温の蒸気や熱水を発電に利用できることから、地熱や温泉熱の有効活用としても期待されている。
 市産業活力課によると、事業を進めるのは㈱ジオコンプレックス(岩手県雫石町)。地元の温泉事業者への説明を行った後、2019年9月に噴気試験を実施、今年春から発電所の建設工事を始め、11月から売電を予定している。
 同市の田代平で風力発電事業を計画していた日立造船が、事実上事業を断念したことが報告された。市の事務局は断念の理由について、「3度行われた負担金の見直しにより、事業採算性が見込めなくなった。募集プロセスから撤退し、事実上の事業断念と考えている」と説明した。
 十和田大湯の西村林業が建設し、昨年11月竣工(しゅんこう)式が行われた「近江谷地小水力発電所」は水車のシャフトと羽が破損する故障が発生、メーカーが初期不良として修理することになっているが、新型コロナの影響で修理が長引き、2019年度中には完了できなかった。「再稼働に向け修理を手配中」と報告した。
 協議会では、事業実施状況の報告の後、市が新たに策定するエネルギービジョンについて意見を交換した。現行のビジョンが本年度で10年間の計画期間を終了するため、2021年度から10年間の新ビジョンを策定する。作成の委託業者にあきぎんリサーチ&コンサルティングを選定。アンケートを実施するなど作業を進めている。
 

元気届けるエコバッグ 付箋も開発 4日に日仏同時発売 大館東中と花善コラボ

2020-10-02
地域を盛り上げようとコラボ商品を開発した八木橋社長、メンバーら(大館東中)
 大館市東中学校(小林寿校長)と同市御成町の駅弁製造販売・花善(八木橋秀一社長)は4日、コラボレーションして製作したエコバッグと付箋を学校祭「東中祭」とフランス・パリの同社店舗、市内各店・施設など日仏で同時販売する。同校生徒と同社が、新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ日本、古里に元気を届けようと企画。プロジェクトメンバーの生徒18人が中心となり、鶏めしの具材や地元の特産品など大館の魅力を発信する二つの土産品を製作した。同校で29日、会見を開き、力を結集させて完成させた商品を紹介。地域の活性化につなげたいと意気込んでいる。
 新型コロナの影響でイベントの中止やさまざまな活動が制限される状況が続く中、地域を盛り上げたいと、生徒たちは同社と協力して4月から企画に着手した。外部講師を招いた講習会や勉強会を通して、生徒が八木橋社長へプレゼンテーション。アイデアをまとめて開発する商品や図案を考案し、東中生ならではのオリジナル商品を完成させた。
 エコバッグ(縦380㍉、横370㍉)は500円、付箋は200円(いずれも税別)。エコバッグは赤を基調に鶏めしの具材などがデザインされ、折りたたみが可能。商品下げ札には生徒の直筆メッセージが入っている。付箋は「おおだて付箋」と「とりめし付箋」の2種類。いずれも20枚つづりで、大館の名産、鶏めしの具材が描かれている。
 生徒たちは地域の人にも広め、協力してもらおうと販売の準備も進めてきた。同社、秋田犬の里、秋田犬ツーリズム(ECサイト)、いとくショッピングセンターなど市内カ所のほか、パリ花善「1899 Tori Meshi」、ニューデイズ秋田中央口店(JR秋田駅構内)で販売予定。
 会見では高橋善之教育長を招いて、小林校長、八木橋社長、メンバーが商品と取り組みについて説明。メンバーのリーダーを務める福田詩乃さん(3年)は「コロナ禍で落ち込んでいる日本、そして地域の方々に元気を届けようという思いから始まった企画。大館の名産を多くの人に知ってもらえるよう広めていきたい」と語った。
 生徒たちは学校祭のほか、10、11日はいとくショッピングセンター、11月17、18日は秋田犬の里で販売会を開くとしている。
 
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