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 小坂まちづくり会社 宿泊業に業務拡大 ホテルなど指定管理者に応募 

2021-01-28
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小坂まちづくり会社が指定管理者に応募した県金属鉱業研修技術センターのホテル(小坂町小坂鉱山地内)
 小坂町の第三セクター、小坂まちづくり会社(髙橋竹見社長)は、県金属鉱業研修技術センター内にあるホテル、レストランの指定管理者に応募し、4月からの事業展開を目指している。明治百年通りの康楽館、小坂鉱山事務所など観光施設の運営に、宿泊業を加え、業務の拡大を図る。
 全国でワシントンホテルを展開する藤田観光から、ホテル支配人を経験した2人の派遣を受け、体制を強化する。27日の臨時株主総会で髙橋社長が報告した。
 同社は町、民間企業、金融機関が出資し2011年2月に設立、町の持ち株比率は82・5%。康楽館、小坂鉱山事務所、小坂鉄道レールパークの管理運営、小坂七滝ワイナリー事業を行っている。
 指定管理者に応募したのは、県が設置している金属鉱業研修技術センター(同町小坂鉱山字古館)の本館以外のホテル小坂ゴールドパレス、レストラン青銅館、ゲストハウス、テニスコート。
 町内のホテル経営会社がこれまで運営してきたが、指定期間が終了する3月末以降は継続しないことに。県の募集に、小坂まちづくり会社が応募した。指定管理者の審査は2月1日に予定されており、最終的には県議会の承認を得て決定する。
 髙橋社長は「環境産業観光と融合した宿泊プランを提案し、エコタウンと一体となった事業展開をしたい」と話し、今回の指定管理者応募のメリットを指摘する。
 ワシントンホテルや椿山荘を展開する藤田観光グループから2人の出向を受け、「豊富な経験を最大限生かし、情報を発信し、地域に貢献していきたい」としている。


 2万円の追加給付など 上小阿仁村 臨時議会 学生には5万円を給付

2021-01-28
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上小阿仁村の臨時議会(村役場)
 上小阿仁村の臨時議会が27日、開会し、全村民に1人当たり2万円を給付する特別定額給付金の追加給付や、新型コロナウイルスワクチンの接種に係る費用などを計上した一般会計補正予算案を原案の通り可決、閉会した。
 一般会計補正予算は、歳入歳出をそれぞれ759万2000円増額し、総額は28億5258万1000円。
 歳出では、国民に一律10万円が支給された特別定額給付金への上乗せ給付として、村が全村民に1人当たり2万円を追加給付する特別定額給付金追加給付事業に4401万6000円を計上した。1月1日現在で住民登録している2192人が対象で、給付金の総額は4384万円。事業費には、申請書等の印刷や郵送費が含まれている。
 学生生活支援給付金事業には190万円を計上。新型コロナウイルス感染症の影響を受けている大学生等を支援しようとするもので、1月1日現在で大学や短期大学、高等専門学校、専修学校等に在学し、保護者が村に住民登録している人に1人5万円を支給する。対象者は38人を見込んでいる。
 また、新型コロナワクチン接種事業は、計759万3000円を計上。コールセンターの設置に伴う事務補助員1人の給料や看護師派遣への謝礼、医師の派遣や集団接種会場設営等の委託料を措置した。
 村によると、接種の対象は65歳以上の高齢者1173人で、今回の補正予算では年度内に実施する1回目の分の経費を計上。集団接種の会場は、村トレーニングセンターを予定。関係する機関等に2人の医師の派遣を要請しており、国保診療所の医師と合わせ3人で接種を進める方針。
 このほか、庁舎Wi―Fi機器更新業務委託に89万5000円、中小企業振興融資斡旋資金制度等の利子補給金に17万3000円、小中学校美術・図工室照明修繕に13万2000円などを計上。財源調整のため、地域振興基金積立金は5388万1000円を減額した。

 城南小「たこめし」「呉汁」おいしい 他県交流で岡山の郷土料理給食に

2021-01-28
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たこめしを頰張る児童たち(城南小)
 大館市城南小学校(六部勇二校長)の児童らが27日、交流のある岡山県の郷土料理「たこめし」と「呉汁」を給食で味わい、他県の食文化に理解を深めた。
 同校には他県交流として岡山県教育庁から、柴田和徳指導主事が赴任している。児童に給食を通じて他県の文化に興味を持ち、大館との違いや共通点を認識することで見聞を広げてもらおうと、同校で学校栄養職員を務める山川敦子さんが企画した。
 「たこめし」はタコをぶつ切りにした炊き込みご飯。「呉汁」は水にひたしてやわらかくした大豆をすりつぶし、みそなどで味をつけた汁。柴田教諭によると、岡山の郷土料理として親しまれているという。
 山川さんは同教育庁からレシピをもらい、調理員とともに国産のタコや大館市産の枝豆を使うなどして給食用にアレンジ。文部科学省の定める「全国学校給食週間(毎年1月24~30日)」の期間に合わせて、提供されることが決まった。
 児童は各学年の教室で「たこめし」と「呉汁」に舌鼓を打った。このうち4年生は、市教委の「曲げわっぱ給食活用事業」の一環で制作した曲げわっぱの飯器(はんき)をたこめしの器として使用。おいしそうに口いっぱい頰張る姿が見られた。
 小笠原颯馬さん(4年)は「岡山の名物を知れてよかったし、曲げわっぱの飯器でさらにおいしく感じた」と笑顔を見せた。山川さんは「子どもたちが岡山の郷土料理を知るとともに、喜んでもらえてよかった」と話した。


18議席に20人出馬準備 鹿角市議選立候補予定者説明会 2人超の選挙戦の公算

2021-01-27
鹿角市議選の立候補予定者説明会(市役所)
 任期満了に伴う鹿角市議会議員選挙(3月7日告示、14日投開票)の立候補予定者説明会が26日、市役所で開かれ、現職14人、元職1人、新人6人の計21人の陣営が出席した。定数18に対して3人オーバーだが、1人は出馬しない意向であるため実質2人オーバーの状況。流動的な要素は残しているが、無投票となる懸念もあった中で選挙戦となる公算が大きくなった。
 現職は、欠員1のため17人。このうち今期で引退する意思を固めているのは吉村アイ氏(72)、田口裕氏(70)、田中孝一氏(72)、安保誠一郎氏(67)の4人。
 安保氏は無投票を懸念し、選挙戦にしようと代理人が出席したが、選挙戦が確実な状況となったことから、出馬は辞退する意向を示している。
 新人は、共産党鹿角支部長の浅石重美氏(73)、いずれも会社員の奈良努氏(65)、丸岡孝文氏(64)、湯瀬誠喜氏(59)、笹本真司氏(35)、塗装業を営む湯瀬弘充(ひろみ)氏(33)の6人。浅石、丸岡両氏は前回に続いての出馬となる。
 元職は元県議の石川徹氏(56)の1人。
 このまま推移した場合、安保氏を除いた20人による選挙戦となる。地区別では花輪8人、十和田7人、八幡平3人、尾去沢2人。このほか、唯一の女性議員だった吉村氏の勇退により、女性候補者の擁立を模索する動きがある。
 説明会には本人や代理人が出席。選管の担当者らから立候補する場合の手続きや選挙運動の注意事項などについて説明を受けた。
 昨年12月1日現在の有権者数は2万6198人。4年前の前回同期と比べると、1728人の減となっている。

議員定数 2減、委員長裁決で決着 北秋田市議会改革特別委 6月にも条例改正案

2021-01-27
北秋田市議会の議会改革特別委(市役所)
 北秋田市議会の議会改革特別委員会(佐藤文信委員長)は26日、市役所で開き、「議員定数」について現状の20を「2削減する」との結論に達した。2月中旬の開会が見込まれる3月定例会最終日の本会議で、結果を報告する。委員長を除く6委員の採決では、「削減」と「現状維持」がそれぞれ3の同数となり、最終的に委員長の裁決で決着した。今後、条例の改正が行われれば、正式に決定する。
 2005年3月に鷹巣町、合川町、森吉町、阿仁町が合併した同市の議会は当初、旧4町の議員が在任特例で在籍。議員数は71人となっていた。翌06年3月の市議選から、当時の「上限」だった「26」の定数に変更した。
 その後、09年6月定例会には「22」へ4削減、同年12月定例会には「24」へ2削減する案が提案されたが、いずれも否決。10年の市議選を経て「削減」への議論が改めて行われ、11年6月定例市議会で議員発議により、定数を20へと6削減する案を提出。賛成多数で可決され、14年の選挙から適用されてきた。
 昨年10月に設置された同特別委では、常任委の任期や議会でのICT化などとともに「定数」の在り方も協議。削減を求める会派からは「人口が減少している現状では減らすべき」「2人は減じる必要がある」との声が上がった一方、「広大な面積の中では、議員のいない地域が発生する懸念もある」「議員を減らすことで市民の声が届きにくくなる」として「現状維持」を訴える意見が出された。
 この日の委員会では、委員が所属する会派で改めて協議した結果を報告。これまで「現状維持」を訴えていた会派の一つは「削減する方向で考えても良い。ただし、1年後の次期改選では時期尚早。次々回からの実施を」と述べた。しかし、他の委員からは「来年の改選以降のことを、この場で協議するのはいかがか」などの声が上がり、協議議題には採用しなかった。
 佐藤委員長を除いた6委員で採決した結果、「現状維持」に賛成したのは3委員、「2削減」に賛成したのは3委員と同数に。委員長裁決で佐藤委員長は「2議席の削減と判断した」と宣言。これにより、特別委員会として「2議席削減」との結論に達した。
 結果は、3月定例会最終日の本会議で佐藤委員長が報告する予定。定数削減に関する条例の改正案は、議員発議により早ければ6月定例会にも提出される見通し。
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桜櫓館耐震改修 腐食広範で工期延長 大館市 3月中旬の完成目指す

2020-12-31
耐震改修工事が行われている桜櫓館(月撮影、大館市字中城)
 大館市が所有する国登録有形文化財「桜櫓館(おうろかん)」の耐震改修工事は、当初予定していた来年1月中旬の工期を2カ月延長し、3月中旬の完成を目指している。補強は終えたものの、想定より構造材や屋根下地材の腐食などが広範囲におよび、手間がかかっていることや部材の発注で遅れが生じた。4月に見学・貸館を再開する予定。
 耐震診断で東西方向の耐力壁が不足し、窓や戸などの開口部も多いため暴風時に倒壊の恐れがあると判定。南北方向の壁量はあるものの配置バランスが悪く、地震時に建物が変形しやすいとされ、5月から改修工事を行っている。事業費は約6500万円。
 文化財の価値を守ることと安全性確保の両立を目指し、できるだけ見えない位置で耐震化することを前提とし、建設当時の材料も可能な限り使用。既存の土壁は撤去し、構造用合板で耐力壁を設けた上で、再び土壁で仕上げる。屋根は既存の野地板と垂木、2階床は床板と根太の固定方法をそれぞれ確認し、想定と異なる留め金物は交換または増し打ちを行っている。土台と基礎、柱と横架材(土台・梁(はり))などの金物補強、既存梁を補強するための鉄骨梁と柱の新設なども進めている。
 過去の修繕が意匠的価値を損ねているとして、外壁や屋根の復元を図る。木製建具の組子修理やふすま・障子の張り替え、外観木部保護塗装も行う。浴室など使用していない部屋は物置に改修。電気・機械設備は更新する。庭園の樹木は剪定(せんてい)し、建物の外観が見えるよう整える。
 桜櫓館は、大館町長を務めた桜場文蔵氏が1933年に建てた木造2階の和風住宅(延べ床面積324平方㍍)。ケヤキの大梁(おおばり)と長尺・幅広の床板、秋田杉の長押(なげし)も継ぎ足すことなく長尺が使われた。各部屋の書院、部屋の障子や階段の手すりにも高度な技術が施され、2階の屋根から突き出た展望台もある。80年に現在地へ移転工事(曳家(ひきや))が行われ、北側の和室を解体。99年7月に登録文化財となった。
 市歴史的風致維持向上計画の重点区域内にあり、桜場氏が秋田犬保存会長だったことや、隣接の桂城公園で本部展覧会が開かれていたことから、秋田犬を守り育てる風致も貴重だとして「歴史的風致形成建造物」に指定。市は2018年9月に民間所有者から土地・建物を購入した。

感染対策し新年へ 北鹿地方の神社 初詣の準備進む 「混み合う日時避けて」

2020-12-31
マスク、フェースシールドを着用して絵馬の準備作業をする学生(大館神明社)
 2020年も残すところ1日となった。新型コロナウイルスに悩まされ続けた1年の暮れを迎え、北鹿地方の神社では新年の初詣に向けた準備が大詰めを迎えている。感染防止対策にも気を配りながら、慌ただしく作業を進めている。
 毎年大勢の参拝客が訪れる大館市の大館神明社(佐藤文人宮司)では、縁起物の準備作業が進む。来年の干支(えと)「丑(うし)」にちなんだ巨大絵馬と同じ絵柄の絵馬や、招き猫をイメージした「開運干支土鈴」などを用意。牛の着ぐるみを着たハローキティのお守りや、コロナウイルスに関連して「疫病退散」の茅の輪守り、旅行安全御守なども並べる。破魔矢や熊手なども含めて約100種類を頒布する予定だ。
 30日は、アルバイトの高校生や大学生が説明を受けた後、絵馬に麻のひもを結ぶ作業を行った。新年に願いを込め、一つ一つ確認しながら丁寧に仕上げていた。
 初詣の感染防止対策として、縁起物を頒布する授与所ではアルバイトの巫女(みこ)らにマスク、フェースシールド、手袋を付けて接客してもらう。例年1カ所だったおみくじ売り場は2カ所に分け、密を避ける。各所に消毒液を置き、参拝客にマスク、手袋の着用、対人距離の確保を求めるため注意書きも掲示する予定。
 例年大みそかから元日にかけて24時間体制で参拝客の対応に当たっていたが、この元日午前3~7時は閉鎖して受け入れを取りやめる。
 コロナ禍の今年は分散参拝の問い合わせが複数あり、既に縁起物を買い求める人も見られるという。同神社は「感染対策をし、人との距離を保って参拝してほしい。初詣は新年初めてのお参り。新年の混み合う日時を避けて訪れてもらえれば」としている。
 駐車場は神社北側の曳山車車庫前のほか、今年境内整備事業で新設した境内北側も利用できる。約90台分を確保できる見通しで、周知している。

北鹿地方に大雪 倒木や交通に乱れ 年末年始も警戒を

2020-12-31
雪が降り積もって倒木が発生した現場(北秋田市七日市)
 冬型の気圧配置が強まった影響などで、北鹿地方は30日、大雪に見舞われた。秋田地方気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は北秋田市阿仁合で37㌢を記録。同市や鹿角市では倒木があり、道路の一時通行止めなども発生した。公共交通機関も乱れた。
 気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は鹿角市で30㌢、北秋田市鷹巣で17㌢。同時刻現在の積雪の深さは鹿角市で50㌢、阿仁合で47㌢、鷹巣で32㌢まで増えた。
 午後4時現在、北秋田市では雪の重み等のため計4カ所で倒木が発生。同市七日市の県道では、2カ所で樹木が電線に倒れかかった。国道や市道でも倒木が道路をふさぐなど影響が出た。鹿角市八幡平堀合の市道でも倒木があり、午前5時ごろから約7時間にわたって全面通行止めとなった。
 JR秋田支社によると、大雪の影響で花輪線は午後1時30分から全線で運転を見合わせた。普通列車上下8本が運休、同2本が区間運休した。
 全日空によると、大館能代発羽田行き720便は雪のため出発が遅れ、31分遅れの午後0時41分に到着した。
 気象台によると、県内は31日から1月1日にかけても強い冬型の気圧配置が続き、大雪となる所がある見込み。31日午後6時までに予想される24時間降雪量は、多い所で平野部40㌢、山沿い50㌢。その後も雪が降り続くとみている。交通障害や建物被害への警戒、屋根からの落雪や路面・水道管凍結、なだれなどへの注意を呼び掛けている。

平日の歩行者 大町、御成町など大幅減 大館商議所通行量調査 コロナ予防で外出控え

2020-12-30
 大館市の中心市街地の人通りについて、大館商工会議所の通行量調査によると、大町と御成町2丁目、同3丁目の平日の通行量(歩行者)は前年を8~38・6%下回った。今年から新たに観測地点とした比内町扇田は、平日の通行量が休日に比べて2倍以上多い結果となった。大館商議所は「新型コロナウイルスの感染予防で外出を控える傾向が大きく反映したものと考えられる」としている。
 商業振興の研究や施策の参考にするため、10月16、18日の午前10時から午後5時まで調査。歩行者は商店街を形成する大町と御成町2、3丁目、比内町扇田の4地点、車両は大型店が立地する清水町、大田面を加えた6地点でそれぞれ計測した。両日ともに晴れや曇りで外出向きの天候だった。
 平日の歩行者は2丁目が382人(前年比8%減)、3丁目325人(38・6%減)、大町271人(18・1%減)、扇田153人の計1131人。休日は2丁目304人(28・5%減)、3丁目406人(12・3%減)、大町176人(32%減)、扇田70人の計956人。すべての地点で平日、休日ともに昨年から減少した。
 2丁目と大町、扇田で平日の通行量が休日を上回っており、銀行や病院などの利用を目的にした来街傾向が見られる。扇田については休日に銀行や病院だけでなく、商店街の多くが閉店していることも歩行者の大幅減につながったとしている。
 2丁目は「リニューアル、リノベーション事業が進む駅前地区の来街者をいかに誘導できるかが重要な課題」と分析。3丁目は「いとくショッピングセンターが目的地となっている。そこを起点に沿道の個人店などを生かし、来街者の回遊性を高める取り組みが求められる」とした。大町は「本年度は県よろず支援拠点事業による『0円改装』で、小売店やハチ公プラザの店舗リニューアルが行われ、今後の集客効果に期待」としている。
 車両の総数は平日が2万8468台、休日は2万8212台。休日の大田面が8267台(2・5%減)で最も多く、以下は▽平日の大田面7288台(2・4%増)▽休日の清水町6862台(1・7%減)▽平日の清水町6376台(0・4%増)▽平日の大町4131台(1%増)▽休日の3丁目3789台(2・2%増)▽休日の大町3750台(13・9%増)▽平日の3丁目3740台(6・4%減)▽平日の2丁目3493台(10・1%増)▽平日の扇田3440台▽休日の扇田2780台▽休日の2丁目2764台(2・1%増)―と続いた。
 7地点で増加したほか、車両・歩行者とも前年より早い時間帯に最多通行量を記録した地点が多く見られ、「遠出を控え、外出の際には車を使用して買い物や外出時間を短くする行動をとっている」と考察した。
 総括では「日沿道の大館市に関連する区間が開通し、大館能代空港や東北道を含めた広域交通網が形成され、人や物流の動きが活発になることが期待される。今後も引き続きハード整備やソフト施策が、車両・歩行者通行量に及ぼす影響を注視することが重要」とまとめた。

比内地鶏 過剰在庫ほぼ解消 官民一体で対策 一部で入荷不足も

2020-12-30
今年6月にJAあきた北青年部が開いた比内地鶏肉の販売会。生産者がおいしさをPRした。
 大館市の助成事業などを背景に比内地鶏の需要が高まっている。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一時期は過剰だった在庫が11月までにほぼ解消。各種助成事業できりたんぽセットなどの販売が例年よりも好調で、事業者からは「商品発送の売り上げが伸びて助かる」といった声がある一方、一部店舗では年末の需要増も相まって在庫が不足する場面も見られる。
 比内地鶏は大館が本県の主要産地。新型コロナの影響で、主な出荷先の首都圏からの注文が激減したため、市内卸売業者は一時期多くの過剰在庫を抱えた。
 過剰在庫解消のため市は8月から、卸売業者が在庫を小売店に安価で販売した場合、差額の一部を補助する事業を行ったほか、本場大館きりたんぽ協会員を対象に比内地鶏の購入助成(1㌔当たり1500円)を行う「比内地鶏販売促進助成事業」を11月末まで展開。申請は7322㌔、助成額は約1100万円に上った。これらの効果で過剰在庫は11月までにおおむね解消された。
 このほか、市が特産品の販売事業者に対して購入客の送料を負担する「特産品送料助成事業」が好調に推移。特にきりたんぽセットなどの発送が昨年よりも増えているという。同市葛原の秋田比内や(武藤幸美社長)では、比内地鶏ハンバーグなどの冷凍商品や、正肉やスープなどが一体となったきりたんぽ鍋セットの売り上げが前年比で約2倍に。担当者は「店と客の双方が助かる事業で本当にありがたい。比内地鶏の消費拡大にもつながる」と感謝する。
 一方で、一部の店では年末の需要増で比内地鶏の入荷が追いつかない場面も。同市有浦のプラザ杉の子では、例年クリスマスの時期に需要が集中する「比内地鶏のローストチキン」(税込み5000円)の販売に影響が出た。ふるさと納税の返礼品分を含め例年並みの700羽を用意したが想定を上回る注文があり、100羽超の注文をキャンセルする事態となった。コロナ禍で忘新年会を開催しない企業から「チキンを購入して社員たちに配りたい」という注文が想定以上に多かったという。
 JAあきた北の生産部会(高橋浩司部会長)は今年の生産羽数を当初21万5000羽と計画していたが、5月から4割減産とし14万5000羽に修正した。月に開いた関係団体への報告会で高橋部会長は「行政、商工団体、地域一丸となった支援に感謝したい」と述べた。通常の生産羽数に戻せるよう今後もPR活動を続けていくとし、来年の生産は通常時から2割減の18万羽とするとしている。

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プレミアム商品券 12月9日から3次販売 渋谷の施設に地元産材 大館市12月議会開会

2020-11-25
行政報告などが行われた本会議(大館市役所)
 大館市の12月定例議会が24日開会、福原淳嗣市長の行政報告と議案上程を行い、特別職や一般職の期末手当を引き下げる条例改正案4件を可決して散会した。市長は新型コロナウイルス対策として発行したプレミアム付き商品券の3次販売を12月9日に始める考えを示し、「さらなる消費喚起につなげる」と述べた。
 購入額の3割増しで利用できる商品券は、1枚1000円の13枚組みを1セットとして1万円で販売する。大型店以外で利用できる「一般券」が6枚、大型店でも使える「共通券」5枚、「宿泊・飲食・タクシー・運転代行専用券」2枚。15万セットを発行しており、1次は約2万4000セット、2次は約10万6000セットの計約13万セットが売れた。
 市長は「年末年始の需要期に合わせ、より多くの市民に購入してもらえるよう1世帯10セットを上限とするほか、申込書を広報12月号に挟み込み全世帯に配布する」とした上で、「感染症のリスクが高まる冬を迎え、予断を許さない状況だが、感染対策に万全を期すとともに国や県と連携しながら社会経済活動との両立を図る」との姿勢を示した。
 林業振興については、大館産秋田杉のフローリング材が東京・渋谷区の神南分庁舎跡地複合施設(仮称)に採用されることが決まったと報告。「トップセールスをはじめ互いに交流を重ねてきたことで実現した。使用される床面積は市議場の約2倍に相当する576平方㍍を予定。引き続き木材の利用促進を通じ、人づくりとものづくりを推進する」と強調した。
 期末手当の引き下げは、県人事委員会勧告を踏まえたもので年間0・05カ月分。本年度は12月支給のボーナスに適用、来年度以降は6、12月期をそれぞれ0・025カ月分引き下げる。一般職の年間支給月数は勤勉手当を含め4・30カ月(現行4・35カ月)となる。
 初日に可決した4件を除く提出議案は、指定管理者の指定や補正予算など34件。一般会計は5億9906万円の追加で、補正後の総額は497億3178万円。大館駅周辺整備事業費や扇田大橋調査委託料、飲食店利用促進事業費補助金などを計上した。

「食タクシー」利用好調 5カ月で3千件超 大館市のコロナ対策 「忙しい」うれしい悲鳴

2020-11-25
飲食店従業員から商品を受け取るタクシードライバー(大館市赤館町)
 大館市が実施するタクシーによるお持ち帰りグルメ配達サービス「大館の食タクシー」の利用が好調に推移している。6月から10月末まで5カ月間の利用は3278件に上っている。期間は当初9月末までに設定していたが、好評を受けて来年2月末まで延長した。飲食店やタクシー会社からは「忙しくなった」といううれしい悲鳴が届くといい、市観光課は「想像していたよりも多くの需要があり、驚いている」と受け止めている。
 国交省がタクシー事業者による飲食料配送の新制度を導入したことを受け、新型コロナウイルスの影響で打撃を受けている地域経済の救済事業として6月から開始した。利用者から注文を受けた飲食店がタクシー会社に商品を配達してもらうもの。利用者が商品代金と定額配達料300円をドライバーに支払い、市が定額配達料を除いたタクシー料金を補塡(ほてん)する。配達エリアは市内全域。24日現在で飲食店47店舗が登録している。
 市観光課によると、利用件数は6月が418件、7月が696件、8月が862件で右肩上がりに増加。9月は541件だったが、10月は761件で再び増加に転じた。
 助成額は6~10月で784万8000円。事業開始当初は428万円の予算を用意していたが、好評を受けて期間を延長することにし、1038万円を追加計上した。
 同課は「遠方の人に喜ばれており、近場からの利用もある。同じ時間帯に予約が重なるケースも出てきている。想像以上の需要」と受け止める。「飲食店やタクシー会社から『忙しくなった』との声も聞く。事業化して良かったと感じる」と手応えを得ている。
 タクシー会社のさくら観光(釈迦内)では、多い日で20~30件依頼が入るという。「通常の配車依頼より多い時もある。大変助かっている」と話す。
 今後、冬季は道路状況の変化でさらに注文が増えたり、配達に時間を要することなども予想される。観光課は「対応を検討している。予約が重なると時間をずらしてもらうこともあるので、了承してほしい」と理解を求めている。
 配達は商品購入代金が税込み1000円以上となる場合が対象。時間は午前11時から午後7時まで。配達するタクシー会社は冨士タクシー、秋北タクシー、さくら観光の3社。希望のタクシー会社があれば注文時に受け付ける。
 年末年始の12月29日から来年1月3日は休止し、同4日から再開する。

山田のジンジョも様展示 本県の道祖神ずらり 角川武蔵野ミュージアム 

2020-11-24
県外で初の展示となった「山田のジンジョサマ」(角川武蔵野ミュージアム提供)
 大館市山田集落の奇祭「地蔵祭」で使用される男女一対の道祖神「ジンジョ様」が、今月6日にグランドオープンした埼玉県所沢市の「角川武蔵野ミュージアム」に展示されている。作家で博物学者の荒俣宏さん監修の特別展「妖怪伏魔殿」の一環で、本県の5市6集落から集まった人形道祖神8体が並ぶ。同ミュージアムは世界的な建築家・隈研吾さんの設計で話題となっており、PR効果に期待がかかる。
 ミュージアムは、出版大手KADOKAWAが整備、運営する大型文化複合施設「ところざわサクラタウン」内の中核施設で、美術館、博物館、図書館の機能を持つ。地上5階建てで、新国立競技場や道の駅おおゆ(鹿角市)を手掛けた隈研吾さんが設計した。岩塊のような外観や、吹き抜けに設置された高さ約8メートルの巨大本棚などが特徴的。
 オープン第1弾企画の「妖怪伏魔殿」は、荒俣さん監修で日本各地の妖怪をテーマにしたもの。国内のアーティストが描いた妖怪の絵、47都道府県にまつわるパネル展示、イメージを具象化したミイラや化石など約点が並ぶ。妖怪をテーマにした映画セット、体験コーナーもある。
 このうち、疫病や自然災害から集落を守るとされる人形道祖神は、「妖怪の原始的な存在」として展示されることになった。秋田人形道祖神プロジェクト(秋田市)が協力し、本県各集落に人形の制作や提供を依頼した。
 展示されているのは「山田のジンジョサマ」(大館市)のほか、「小掛のショウキサマ」(能代市)、「中荒沢のショウキサマ」(大仙市)、「末野のショウキサマ」(横手市)、「皆瀬のニンギョウサマ」(湯沢市)など8体。ワラや木材で作られ、高さ約3・8㍍に及ぶものもある。
 「人間の世界に溶け込み、カミサマの地位を得て敬われる存在になった」と紹介されており、各道祖神の説明文も添えられている。会場では、祭り当日に集落を練り歩く映像なども公開されている。
 来場者は迫力に圧倒されながら特徴的な容姿に見入っているという。同ミュージアムの企画担当者は「妖怪を楽しみながら知ることができる仕掛けを用意している。ぜひ会場で見てほしい」としている。
 山田部落会の赤坂実会長は「都会の人々に風習、民俗行事について興味を持ってもらうきっかけになればうれしい。昔から受け継がれる技を感じてほしい。関心のある人が集落を訪れ、交流につながれば」と期待した。
 特別展は来年2月28日まで。入場料は大学生以上1600円、中高校生1000円、小学生800円、未就学児無料。ミュージアムの休館日は第1、第3、第5火曜。開館時間は館内の展示、レストランで異なる。

 

鹿角調理師会 講習会で会員が見学 キャラ弁に興味津々

2020-11-24
浅野さんが作ったキャラ弁
 鹿角調理師会(田中強会長)は23日、鹿角市の尾去沢市民センターで講習会を開いた。会員ら10人が参加し、おかずやご飯で漫画やアニメのキャラクターなどをデザインする弁当「キャラ弁」の作り方を学んだ。
 同会は、7年前の県調理師会の解散に伴い、鹿角支部を解散した上で発足し、調理技術の研さんなどに取り組んでいる。登録会員は鹿角市と小坂町の約100人。
 講習会は、郷土料理の普及などを目的に交流会を兼ねて2017年から開催。4年目の今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、会食しながらの交流会は見送り、キャラ弁の作り方を学んだ。
 講師は同市の浅野好海(このみ)さん(36)。浅野さんは5歳から歳まで3人の子どもがおり、キャラ弁歴は十数年。「子どもにいっぱい食べてもらうために作り始めた」といい、地域でキャラ弁講座の講師を務めたこともある。
 今回はサンタクロースや雪だるま、クマをメインにしたキャラ弁の調理を実演し、会員がその手順を見学した。
 浅野さんは土台になるご飯に、焼きのりやスライスチーズ、かにかまなどを切ったり型抜きしたりして目鼻口などを巧みにデザイン。市販のデコレーション用のふりかけ、あられ、カラフルなおさかなチップなども使って愛情たっぷりの弁当を仕上げた。会員からは「かわいい」「食べるのがもったいない」「作ってみたい」といった声も聞かれた。
 このほか、会員が炊き込みご飯やきりたんぽ鍋を調理し、自宅にそれぞれ持ち帰った。
 田中会長は「今回はコロナで趣向を変えてみたが、今後もできる形で講習会を続けていきたい」と話した。


 

大館市の第3次環境計画 意見反映へ市民会議 中学生や移住者も 政策の課題洗い出す

2020-11-23
環境基本計画策定に向けた市民会議(大館市中央公民館)
 大館市の第3次環境基本計画(2021~31年度)策定に向け、広く意見を取り入れる市民会議の初会合が22日、中央公民館で開かれた。1、2次計画の作成段階になかった試みで、市内の現状や課題を洗い出して市民・事業者・行政がそれぞれ果たすべき役割を明らかにする。参加者から「ごみ分別が分かりにくい」「廃棄物の発生抑制が重要」などの声が聞かれた。
 一般公募や町内会長、移住者、子育て世代、農林業者、中学生の計16人が参加。市環境課の黒田一志課長は「総合計画や国土強靱(きょうじん)化地域計画と整合を図り、時代に合った11年間の指針を策定する。市民会議は新たな手法として開催するもので、それぞれの立場から意見をいただきたい」とあいさつした。
 市内の企業による廃棄物の適正処理や資源循環の推進、豊富な木質バイオマスの利用促進など地域の強みを生かした環境政策、小型家電リサイクル発祥の地として五輪・パラリンピックのメダル製作に再生金属を使うプロジェクトへの参加、国連が15年に掲げた「持続可能な開発目標(SDGs)」、近未来の技術革新に向けた動きなどに理解を深めた後、4グループに分かれて意見を交わした。
 環境政策の課題については「ごみ分別が分かりにくい」「若い人が地域の活動を知らない」「小型家電リサイクルを含め回収方法の周知を」との声があり、環境意識を高めるアイデアとして「市民の声を発信する場をつくる」「地産地消」「SDGsの考え方を分かりやすく伝える」などの意見が出た。
 次回12月中旬は意見を集約し、市への提案書としてまとめることにしている。
 3次計画は、生活や自然など分野ごとの課題を抽出し、SDGsや気候変動適応法の視点も取り入れる。有識者らでつくる検討委員会も設置しており、市民会議の意見を含めて年内をめどに素案をまとめ、パブリックコメント(意見公募)や環境審議会などを経て、3月22日までの策定を目指す。
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「ムラ市」に秋の恵み 北秋田市大阿仁地区 特設会場で初開催

2020-10-05
大阿仁地区の秋の味覚が並ぶムラ市(北秋田市阿仁比立内)
 北秋田市大阿仁地区の秋の味覚を集めた「秋のムラ市」が4日、同市阿仁比立内の特設会場で開かれ、マイタケやリンゴなどを買い求める人たちが立ち寄った。
 食や自然を通じて地域の魅力を発信することで地域活性化を図る大阿仁ワーキング(松橋悦治代表)が企画。今回は道の駅あに近くに特設会場を設けて初めて開催した。
 会場のテント内には採れたての天然や露地栽培のマイタケ、阿仁伏影地区のリンゴとナシのほか、地域住民が持ち寄った野菜や加工品がずらりと並んだ。事務局によると、今年は夏の暑さが影響し、ナメコなどは間もなく出回ってくるという。来場者は試食をしたり地域住民と交流したりしながら、秋の恵みを買い求めていた。
 シンガー・ソングライターの山田賢一さんによる弾き語りライブも行われ、来場者を楽しませていた。
 次回のムラ市は18日に開催。時間は午前9時から午後3時。会場は国道105号沿いの道の駅近くの駐車場で、のぼり旗を目印にしている。里山の食材が当たる宝引きも実施する予定。
 

社会人の学び直し サイト構築へ提案公募 教育の産業化、環境整備も 大館市

2020-10-04
 大館市は、仕事や生活に生かすための社会人の学び直し(大館版リカレント教育)プログラム構築に向け、公募型プロポーザル(企画提案)で委託業者の募集を始めた。申込期限は14日。多様な講座を受けられるポータルサイト(インターネット上の入り口)の仕様書や、教育の産業化に関する事業計画書を作成し、環境を整えた上で2021年度の事業開始を目指す。
 ポータルサイトは生涯学習の情報基盤と位置づける。既存教室・講座の洗い出しや企業の課題聞き取り、市民ニーズを調査・分析し、類似事業を展開する団体の情報を集めた上で仕様書を作成する。
 事業計画は、小中学校で展開する「ふるさとキャリア教育」のブランド化へ関係者から聞き取りを行うほか、教育旅行等の受け入れ学校・教育関係者の洗い出しなどの結果に基づいて作り上げる。
 環境整備は新型コロナウイルスに対応するリモート(遠隔)授業用機材の購入に向けた備品の提案、機材導入後の使用・管理、拠点施設の借り上げなどを業務委託する。
 仕様書と事業計画の作成、環境整備の3業務を合わせて上限額1248万円。参加申し込みが3業者を超える場合は書類審査で1次選考し、上位者を対象にプレゼンテーション審査を行う。その上で候補者を決め、11月上旬に契約を結ぶ。納期は来年3月26日。
 市が昨秋に行ったアンケート(回答数2906件)によると、学び直しで求めるのは「能力アップ」が28%で最も多く、「生きがいづくり」24%、「資格取得」20%、「心の癒やし」17%と続いた。希望する講座は「資格取得」が17%で最多、次いで「講話」13・8%、「習い事」13・6%、「料理」13・5%、「スポーツ」11%などだった。
 市は、社会人の学び直しを含め多様な講座を受講できるポータルサイトと、大館教育のブランド化・産業化でふるさとキャリア教育を全国に発信する仕組みをつくり、二つを合わせて「大館版リカレント教育事業」とする方針。来年4月設立予定のNPO法人が運営することを想定している。事業を通じて教育と地域社会の活性化を図り、人生100年時代に対応した社会参加や、地域貢献を担う人材育成につなげたい考え。
 

地域の名所 再発見 古木・巨樹と仏像巡り 鹿角市十和田 

2020-10-04
あんとらあ敷地内のシダレカツラ(新田町)
 鹿角市内の巨樹や仏像をバスで巡る学習会が3日、同市花輪、八幡平地区で行われた。昨年に続き2回目の開催で参加者は地域の歴史や由来などに理解を深めた。
 十和田地域づくり協議会の地域観光再発見実行委員会(三上豊委員長)の主催。市民のチカラ事業「地域観光再発見」の一環で郷土への関心を高めることを目的にしている。「市内の古木・巨樹と仏像巡り」と題して市指定記念物の巨樹や県指定有形文化財の仏像を巡った。
 講師は東北巨樹調査研究会秋田支部の五十嵐洋支部長(大館市)と大湯郷土研究会の副会長でもある三上さんが務め、市内や大館から参加した22人に解説した。
 十和田市民センターで開会行事を行い、三上委員長は「市指定記念物、県指定文化財など鹿角の宝に触れ、楽しもう」とあいさつした。
 この後、参加者はバスで移動し、毘沙門神社の大公孫樹(いちょう)(長嶺)、天照皇御祖(あまてらすすめみおや)神社の磨崖仏と姥杉(谷内)、八幡平神社のミズナラ(切留平)、八幡神社のハリキリ(水沢)、あんとらあ敷地内のシダレカツラ(新田町)、恩徳寺の木造弥陀三尊(上花輪)、円福寺の銅像阿弥陀如来立像(小平)の7カ所を訪ねた。
 このうち天照皇御祖神社の磨崖仏では、三上委員長が特徴や由来などを説明。「鹿角地方の歴史や宗教文化を知る上で貴重」と解説し、参加者は真剣な様子で聴いていた。
 また、五十嵐支部長は八幡神社のハリキリで幹周りを計測。406㌢と確認し「県内のハリキリでは珍しい巨木」と話した。
 同会が7月に開催した大柴峠トレッキングに参加し、鹿角の歴史に興味をもったという大館市の武田京子さん(58)は「ミズナラは根元が硬く立派な木」と感心した様子だった。
 

みその持つ「力」を紹介 北秋田市の食育フェスタ ソムリエ・小山明子さんが講演

2020-10-04
食育フェスタで講演を聞く参加者たち(北秋田市民ふれあいプラザコムコム)
 北秋田市の食育フェスタが3日、市民ふれあいプラザコムコムで開かれた。食育指導師・みそソムリエの小山明子さん=大館市=が「今こそ活かす!みそ汁のある食卓~みそ汁が教えてくれた生き抜く力~」と題し講演したほか、食生活に関する展示なども行われ、参加した市民たちは「食」への認識を深めていた。
 生きていく上での基本的な営みであり、心身の発育や発達に重要な「食」について市民1人1人が理解を深めるとともに、望ましい食習慣を身につけてもらうことなどを目的に毎年、開催している。今回は「食でのばそう健康寿命」をテーマに設定した。
 講演で小山さんは、子どもの頃から母親に「みそ汁だけでも食べていけ」と言われていたことなどを振り返りながら、みその持つ力などを紹介。「みそは戦国時代から、武将や武士たちの常食となっていた」ことや「『みそ汁は朝の毒消し』『みそは医者いらず』などと言われてきた」ことを挙げながら「日本人は、みそが大事な栄養源であることを知っていた」と述べた。
 その上で、「みそにはさまざまな栄養素が含まれている。マルチサプリのよう」と説明。「みそは塩分が高いといわれるが、栄養価をみると敵にするだけでいいのか」などとしながら、バランスよく食べることの大切さを強調。「具だくさんのみそ汁にすることで汁を少なくするとともに、野菜のカリウムをとることもできる」とした。
 また、「秋田のみそは風味が良くおいしい」と述べ、「お椀にみそと鰹節、ワカメ、ゴマを入れ、お湯を注ぐだけでおいしいみそ汁ができる。これは手抜きではなく、おいしく食べる方法。これらの材料を丸めると、みそ玉になる」と紹介。「日本人が大事にしてきたみそを、もう一度見直し、次の世代へつないでほしい」などと呼びかけた。
 会場には、みそ汁の塩分濃度を計測できるコーナーや、秋田北鷹高校家庭クラブの「みそレシピ」などの展示もあり、参加者の関心を集めていた。また、健康な歯を持つ幼児や高齢者の表彰も行われた。
 
 

第5工場を新設へ プラスチック・ホンダ大館工場 15億投資10人雇用 来年5月の稼働目指す

2020-10-03
第5工場の建設現場。第2、第3工場を移転し増産を図る(大館市二井田)
 プラスチック医療機器部品製造のプラスチック・ホンダ(本社・東京、本田健吾社長)は、大館市二井田前田野に大館工場の第5工場を増設する。同市二井田羽貫谷地の大館工場第2、第3工場を移転する形で、既存の第4工場と合わせて2工場で増産体制を図る。プラスチックの射出成形機を新たに7台導入。投資は約15億円、新規雇用は10人の予定で、市工場等設置促進条例に基づく指定工場となる見込み。新工場は来年4月完成、5月の稼働を目指している。
 第2、第3工場の老朽化と、工場間の物資の移動を省き、生産能力向上につなげるため第4工場に隣接する同社敷地1万8000平方㍍に建設する。鉄骨平屋建て(一部2階建て)で延べ床面積は4391平方㍍。
 第2、第3工場にある射出成形機33台を移設、新たに7台を導入して40台に。第4工場の17台と合わせ、計57台が稼働する。建設後、初年度の年間製造部品数は1億3800万個、2024年には2億4000万個を目指す。
 同社は1968年創業。リング、キャップ、本体ケース、ヘッダーなどのプラスチック医療機器を中心に、カメラ部品、電子機器部品の製造・販売を行っている。81年に県の企業誘致で大館工場を新設。88年には第2工場、93年に第3工場を増設。2003年に第4工場となる大館第2工場を新設した。クリーンルームを備え、品質管理を徹底。独自の精密技術でプラスチック製品の安定供給を行っている。
 大館工場の武田範英工場長は「増産体制を整え、雇用にもつなげていきたい。医療機器部品の製造を通し、今後も地域に貢献していければ」としている。
 
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