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クマに襲われ男性重傷 大館市比内町 山菜採りで入山 県内今年初の人身被害 市では2年9カ月ぶり

2021-04-21
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現場状況を確認し合う猟友会員や大館市職員(大館市比内町独鈷)
 20日正午ごろ、大館市比内町独鈷字向日詰の山中で、山菜採りをしていた同市比内町扇田字町後の無職男性(75)がクマに襲われて顔を引っかかれ、右ほほの骨を折るなどの重傷を負った。県警によると、クマによる人身被害は今年県内で初めて。大館署管内では2018年7月以来、約2年9カ月ぶり。
 大館署や市などによると、男性は山菜採りをするため、友人の男性(70)=大館市=と一緒に午前10時30分ごろから入山。声を掛け合いながら別々に行動していた。
 正午ごろ、約20㍍離れた場所にいた友人の男性が悲鳴を聞き、山の上方に目を向けると、クマにおおいかぶさられている男性を発見。大きな声や音を出して追い払った後、携帯電話で「一緒に入山した男性がクマに襲われ、顔面から出血している」と119番通報した。
 クマは体長約1㍍で、山の南東方向に逃げたとみられる。猟友会員や市職員、大館署員ら約10人が現場付近を探したが、クマの姿は見つからなかった。周辺には足跡などがあった。
 現場は日詰集落から南に約300㍍に位置する山の中腹。高さ1~1・5㍍のやぶが生い茂っているが、刈り払われた箇所も多く、見通しは悪くないという。
 同署や市は周辺地域を巡回し、住民に注意を呼び掛けている。

PCR検査試薬 増産へ大館に第2工場 PSS(本社・千葉県) 供給能力4倍に 来春の稼働目指す

2021-04-21
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地鎮祭であいさつする田島社長(大館市花岡町)
 DNA自動抽出装置製造のプレシジョン・システム・サイエンス(PSS、本社・千葉県、田島秀二社長)は20日、大館市花岡工業団地内で大館試薬センター第2工場の地鎮祭と安全祈願祭を行った。新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、グループ会社で全自動PCR検査装置を製造しており、同装置に使用する試薬などの供給能力拡大を目指す。今後順次着工し、2022年4月ごろの稼働を予定している。
 第2工場は、同社の子会社で医療機器・プラスチック成形品製造・エヌピーエス(NPS・池田秀雄社長)に隣接するPSS所有の約6000平方㍍の敷地に建設予定。鉄骨平屋造りで、建築面積は第1工場の約2倍となる3554平方㍍。事業費は約14億5000万円を見込み、国の「サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金」を活用する。
 NPSはPSSが販売している全自動PCR装置の一部を製造しているほか、同装置に使う試薬や、試薬を入れるカートリッジなども生産。NPSの池田社長によると、現在はPCR試薬を月に70~80万セット製造しているが、すでに1日3交代のフル稼働となっており増産要求に対応できなかった。新工場が稼働すれば、月に300万セットの生産が可能となり、生産能力は約4倍となる見込み。
 地鎮祭には関係者約30人が出席。PSSの田島社長は「PCR装置と試薬の増産を図るとともに、国内の遺伝子検査体制を充実させる機会としたい」とあいさつした。「遺伝子検査はコロナだけでなく、がんの早期発見など広範に活用が期待できる。装置と試薬の供給体制をしっかり整備していきたい」と展望を語った。

秋田銀行の移動店舗車 阿仁合で営業開始 窓口機能「とても助かる」

2021-04-21
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営業開始初日から多くの住民が利用した秋田銀行の移動店舗車(市役所阿仁庁舎駐車場)
 秋田銀行が導入した移動店舗車「あきぎん みみより号」が20日、北秋田市阿仁銀山の市役所阿仁庁舎駐車場で営業を開始した。利用者の利便性向上を図るため、銀行の窓口機能を備えた車両を店舗が近くにない地域へと運行。初日から阿仁合地区の住民が続々と訪れ、「とても助かる」などと話していた。
 移動店舗車は店舗が周辺にない地域で、交通手段のない高齢者を中心に広く金融サービスを提供しようと同銀行が導入した。阿仁合地区では昨年11月、阿仁合支店が鷹巣支店内に移転。旧支店での現金自動預払機(ATM)営業のみ継続していたため、移動店舗車を運行することとした。
 全長7・4㍍、幅2㍍の3㌧トラックの荷台に窓口業務に必要なカウンターなどを設置。利用者は車両後部の階段を上って入店できる。車両にはATMと発電機も搭載し、災害発生などの緊急時もATMを稼働する予定。
 移動店舗車は秋田銀行職員2人と外部委託する運転手1人が乗車。現金の引き出しや預け入れ、振り込みのほか、県税の納付、公共料金の支払い、通帳の記帳や繰り越し、住所変更などの届け出業務を行う。融資取引などの相談業務は近隣店に取り次ぐ。
 阿仁合地区を皮切りに運行し、初日は営業開始前から10人近くの住民が訪れて移動店舗車前に列を作った。通帳繰り越しのため訪れた同市阿仁銀山の女性(85)は「移動手段がないので支店に行くのも大変だった。とてもありがたい」と話していた。利用者には同銀行から営業開始の記念品が贈られていた。
 北鹿地方での運行は阿仁合地区のみで、県内では5月下旬に男鹿市で運行を予定。同銀行では「今後の利用状況を見ながら、運行場所の拡大を検討する。広く利用していただけたら」としている。
 阿仁庁舎駐車場での4、5月の営業日は祝日を除く毎週火曜で、27日、5月11、18、25日。時間は午前10時30分から午後0時30分。引き続き近隣の鷹巣支店阿仁合出張所のATMを利用できることから、車両内のATM営業は緊急時以外行わない。6月以降の営業日は決定次第、同銀行のホームページなどで周知する。

高齢者接種始まる コロナワクチン 鹿角、北秋田市の施設で 大館24日、小坂26日、上小阿仁7日から

2021-04-20
高齢者施設で始まったワクチン接種(鹿角微笑苑)
 65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種が19日、北鹿地方でも始まった。この日は鹿角、北秋田両市で高齢者施設の入所者らが1回目の接種を受けた。今後、高齢者への接種は大館市で24日、小坂町で26日、上小阿仁村で5月7日から行われる予定。
 鹿角市では十和田大湯の介護老人福祉施設「鹿角微笑苑」を皮切りに実施。入所者らが医師の問診を受けた後、順次接種を受けた。
 入所している女性(85)は「チクリともせず、刺されたことも分からなかった。感謝している」、男性(80)は「痛くなかった」、職員の男性(44)は「接種前は不安と緊張感があったが、痛みもなくホッとしている」と安堵(あんど)した様子だった。
 同施設では19、20、26、27の4日間で入所者93人、職員79人が接種を受ける予定。初日は入所者22人、職員23人が午前中に接種し、午後3時現在で大きな副反応は見られないという。
 湯澤克施設長(54)は「無事接種が始まり安堵している。全国的に変異株が流行しており、引き続き感染予防対策に取り組んでいくが、以前の施設生活に戻るための大きな一歩と考えている」と待ち望んだ接種の開始を喜んだ。
 同市の高齢者施設は26施設あり、接種対象となる入所者は計約900人、職員は計約400人。1回目は19日に開始し、今月中をめどに調整しながら順次実施する。2回目は5月以降となる。
 施設入所者の次に優先接種となるのは75歳以上の高齢者約5800人。今月23日に接種券を発送し、同28日から予約を受け付ける予定。
 市内10医療機関での個別接種と、かづの厚生病院を会場にした集団接種を併用する。日程は個別接種が5月13日から順次開始、集団接種は同22日から6月26日まで毎週土曜日午後に行う予定。
 75歳未満の高齢者約5800人は6月上旬以降、高齢者以外は7月以降、優先順位に従って順次接種を進める予定。
 券が届いた人はコールセンターまたは医療機関で予約をした上で接種する。詳細は券に同封する案内チラシで周知する。
 市新型コロナウイルス感染症対策室の櫻田佳奈主幹は「自分の番はいつなのかと思っている市民がほとんどだと思う。混乱を招かないよう順番に接種券を送付し、予約を受け付けていく。必ずお手元に届くので待っていただきたい」と話した。
 問い合わせは鹿角市のコールセンター(電話0186・30・0715)。

20年度は7万人来館 秋田犬の里・オープン2年目 5月末まで休館も コロナ禍も注目高く

2021-04-20
受付時に検温、名簿記入、フェースシールド貸し出しを行うなど感染対策を徹底してきた(秋田犬の里)
 大館市の観光交流施設・秋田犬の里は、2020年度の来館者数をまとめた。オープン2年目は新型コロナウイルス感染拡大防止のため5月末まで臨時休館したものの、10カ月間で7万1522人が訪れた。目標の10万人には及ばなかったが、観光客を迎え入れる施設として感染対策を徹底しながら運営を続け、「予想以上の実績となった」とみている。
 月別の来館者数は▽6月=6219人▽7月=8299人▽8月=1万2492人▽9月=9740人▽10月=9476人▽11月=9064人▽12月=4531人▽1月=2524人▽2月=3919人▽3月=5258人―。
 新型コロナの県内初感染確認を受けて、3月7日から5月31日まで臨時休館。再開後は人の動きが戻り、国の「Go To トラベル」、県の「プレミアム宿泊券」など行政の支援事業の効果もあり、施設に立ち寄る旅行客が増えた。しかし、月には「Go To トラベル」の全国一斉停止で、来館者が11月から半減。1月には11都府県を対象に緊急事態宣言が発令され、月別では開館以来最少の2500人台まで落ち込んだ。3月になって持ち直しつつあり、「1日50人未満だったが、土日は1日300~400人まで伸びてきている」という。
 同施設では地域に先がけて感染対策を進め、昨年1月から秋田犬との触れ合いを全面禁止に。6月の再開に合わせて秋田犬展示室への入室を制限し、出入り口は自動ドアのある正面に限定。感染拡大状況に応じた対応マニュアルも独自に作成した。
 県内でクラスター(感染者集団)が発生した8月からは、受け付けに担当スタッフを配置して検温器を設置。来館者に名簿記入を求め、フェースシールドの貸し出しも始めた。入り口と出口の動線を分け、展示室への入室は禁止とした。
 昨年8月から今年2月の来館者のうち、県内客は69%、県外客は31%。コロナ禍であっても全国各地から来場があり、佐藤和浩館長は「全国から注目されていると感じた。来てほしいところだが、感染拡大を防ぎ、市民を守るためにできることから取り組んできた」と振り返る。今後も「新しい日常に対応しながら、楽しんでもらえるように考えていきたい」と語る。
 東京都渋谷区から譲渡され、敷地内に設置された鉄道車両「青ガエル」の一般公開も今月から始まった。「秋田犬人気に加え、新たに鉄道ファンの獲得にも期待できる。誘客につながっていけば」と話した。

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値札 4月から「総額表示」へ 北鹿地方の大型店など 税込み併記など表示変更 書籍は表記混在か

2021-03-28
毎日相場が変動する野菜もポップでの表示に切り替え、税込み価格を併記した(イオンスーパーセンター大館店)
 商品やサービスの値札、チラシなどに消費税込みの価格を示す「総額表示」の義務付けが、4月1日から始まる。消費税引き上げに伴って、税抜き価格の表示を認めていた特例措置が3月末で期限を迎えるため。北鹿地方の大型店などでは価格の表示方法を変更する動きが見られ、対応に追われている。
 価格表示は、消費税率が5%だった2004年に税込みの「総額表示」が義務付けられた。しかし税率8%、10%への段階的引き上げを控える中で事業者の事務負担を軽減するため、13年10月に消費税転嫁対策特別措置法が施行され、税抜き表示が認められることになった。
 同法の適用期限は21年3月末までで、4月1日からは再び「総額表示」が義務化される。店頭、広告などで価格を示す場合が対象で、事業者間での取引や口頭での価格提示は含まれない。
 大館市大田面のイオンスーパーセンター大館店(藤川慎一郎店長)では、これまでも多くの商品で「税抜き(本体)価格」と「税込み価格」を並べて掲示してきた。しかし、毎日相場が変動する農産物など一部商品は「税抜き価格」のみの表示だったため、価格を記したポップを作り直し、3月に入ってから全商品で併記するよう統一。税込み価格は小数点以下まで記している。
 藤川店長は「告知期間として1カ月かけて準備してきた。野菜は本体価格の表示だけで、税込み価格が分かりにくかった。来店客が見やすいよう見直した」という。
 一方、書籍は既に発行された分が税抜き価格のみを表示した商品もあるため、「本体価格表記と総額表記が混在しています」と書かれたポップを売り場に掲示。来店客が混乱しないよう周知に努めている。
 価格自体が変わるわけではないため、個人消費への影響は少ないとみている。売り場には軽減税率の対象品目も多くあることから、藤川店長は「消費税が8%か10%か分かりやすいようになったと思う。価格表示をよく見て買い物してもらえれば」と話している。

移住促進 転出の若者とSNS網 鹿角市の協議会 情報発信、Uターン相談も

2021-03-28
鹿角市移住促進協議会(市役所)
 鹿角市移住促進協議会が25日、市役所で開かれ、移住促進をテーマに意見を交換した。高校卒業後、進学や就職で県外へ転出した若者世代とSNSでネットワークを構築し、将来のUターンにつなげる新規事業を予定している。オンラインイベントについて、「入念な準備が必要だ」との指摘があった。
 市が2021年新規に行う「首都圏等の若者世代のネットワーク構築事業」は、岩手、青森両県を除く、県外に在住する市出身者が対象。19歳から25歳までをターゲットに、地域情報の発信、相談対応、意見交換を行うことによって、将来的なUターンの意識付けを図る。
 対象は岩手、青森両県を除く県外に在住する市出身者で、19歳から25歳まで。発信する情報は地元の歳時記的なもの、企業紹介、イベントを予定。学生生活や職業生活の悩み、Uターンへ向けた相談に応じる。ネットワーク1年目と3年目の登録者に対し、地元の特産品を送る。
 協議会の代表団体であるNPO法人かづのclassy(クラッシィ)の木村芳兼理事長はあいさつの中で、「人との新しい関わり方を模索する一年だった」と述べた。体験ツアーや相談会など対面を主体にした移住促進の取り組みは、コロナ禍でオンラインを活用するようになっている。
 木村理事長は、オンラインについて「確実で精密な準備がなければうまくいかない」と、工夫が必要であることを指摘。別の出席者も、オンラインのイベントを行った感想として、「専門家のサポートがあったので、オンラインを続けることができた」と述べ、準備と技術の重要性を語った。

市長・市議補選あす告示 北秋田市 ともに無投票か

2021-03-27
投票日の4月4日を強調する市長選、市議補選のポスター掲示場(花園町)
 任期満了に伴う北秋田市長選挙は28日、告示される。これまでに立候補を表明しているのは現職で4選を目指す津谷永光氏(69)ただ1人。4月4日の投票日を待たずに、無投票となる見通しだ。また、欠員1が発生したことによる同市議会議員補欠選挙も同日程で行われるが、こちらも名乗りを上げているのは新人1人だけで、無投票の公算が大きくなっている。
 津谷氏は旧鷹巣町出身。慶應義塾大学経済学部卒。1987年、県議会議員選挙で初当選。6期目途中の2009年、市長選に立候補して初当選。現在3期目。
 昨年の12月定例市議会で4期目を目指して立候補することを表明したあと、新型コロナウイルスの感染予防に配慮しながら、各地区に入っての小規模な「市政報告会」を重ねたほか、先月23日には後援会事務所開きも開催。選挙戦に向けた準備を着々と進めてきた。
 4期目に向けて発表した公約は「コロナ禍を乗り越え新たな北秋田市を目指す」として「前へ!」をテーマに掲げた。具体的な政策には産業振興や移住・定住の強化、子育て支援の推進など9項目を挙げ、実行するとしている。
 告示日の28日は午前8時45分ごろから、同市材木町の事務所近くの商店街で第一声を上げる予定。終了後、市内への遊説に出発する。陣営では、「密にならない」ことや選車への乗車人数を減らすことなど、新型コロナウイルスの感染予防に配慮した運動を行うことにしている。
 一方、現職市議の死去に伴う市議補選では、今月16日に開かれた立候補予定者説明会に、市商工会青年部の前部長で家電販売業の永井昌孝氏(39)=坊沢=だけが出席。その後、立候補に向けた動きを見せる人もあったが、無投票の公算が大きくなっている。
 立候補の届け出はいずれの選挙も28日午前8時半から午後5時まで、市役所本庁舎で受け付ける。

ホールに快音響く 大館CCオープン 例年より1週間早く

2021-03-27
ティーショットを打つ愛好者ら(大館カントリークラブ)
  大館市比内町扇田のゴルフ場・大館カントリークラブ(布袋屋正元支配人)は26日、今季の営業を開始した。全18コース中、アウトコース9ホールがオープン。市内外の27人が好天の下、思い思いにプレーを楽しんだ。
 同クラブによると3月上旬ごろから雪解けが進み、10日ごろから枯れ枝の撤去作業などを開始した。冬季の暴風雪により倒木などが見られたが、コース状況は良好で例年より1週間ほど早い営業開始となった。
 オープン初日は市内外から50~70代のゴルファーが来訪。「ナイスショット」などの掛け声とともに、コース内に快音を響き渡らせていた。鹿角市花輪から訪れたという中村正明さん(73)は「今日の調子はいまいち。冬ごもりの結果が素直に反映された。これから練習を重ねて調子を戻したい」とプレーを振り返った。
 26日現在は仮オープンだが、4月1日には正式オープンする予定。キャディーマスター室の佐々木明さんは「天候に恵まれる日が続くようなので、ぜひプレーを楽しんでほしい。グリップ交換などクラブメンテナンスも受け付けており、気軽に声を掛けてほしい」と呼び掛けている。
 仮オープン料金としてメンバーは全日4000円。ビジターは平日5000円、土日祝日は6000円。4月1日から10日まではオープン料金としてメンバーは全日4900円。ビジターは平日5900円、土日祝日は7300円で利用できる。

大館市の青ガエル ピカピカボディーに変身 秋田犬の里に再設置

2021-03-26
補修工事を終えて再設置された青ガエル(秋田犬の里)
 昨年東京都渋谷区から大館市に移設され、同11月から全面塗装などの補修工事を行っていた鉄道車両「青ガエル」が25日朝、補修を終え同市の観光交流施設・秋田犬の里(佐藤和浩館長)に再設置された。
 車両は外装の劣化が進んでいたほか、冬期間、氷点下の環境で設置するとさらに劣化が進むと判断されたため、腐食が激しい部分の修繕や全体のさび落とし、防さび処理などを行い全面塗装を実施した。車両の色を再現するため、東急電鉄(現・東急)の車両塗装を担う名古屋市の会社から助言を得るなどしたという。補修費の総額は1188万円で、約1割をふるさと納税のガバメントクラウドファンディングで賄った。
 青ガエルは午前6時ごろ、市内の業者工場から搬送され秋田犬の里に到着。同7時半ごろからクレーンで荷役作業が行われ、約1時間かけて再設置が完了した。
 車両を覆うビニールシートが剥がされると、光沢のある緑色の車体が姿を現した。市観光課の丸屋千幸課長は「設置作業を行う人の姿が映るほどピカピカに仕上がった。塗装も元の車両の色を忠実に再現できた。同施設の目玉の一つとして誘客を担ってほしい」と話していた。
 佐藤館長は「補修中は来館者から『青ガエルはどこに行ったの』との問い合わせも多かった。秋田犬プラスアルファの観光資源として活躍してほしい」と期待を込めた。
 今後は車両内部の電気工事を実施。4月8日のプレオープンに合わせて車両内を一般公開する。5月8日には渋谷区関係者を招いたセレモニーを行う予定。



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