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教育産業委 山館に養豚場進出計画 小坂のポークランド 21年操業目指す 大館6月議会

2019-06-18
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養豚場の進出計画について報告を受けた教産委(大館市役所)
 大館市の6月定例議会は17日、4常任委員会の審査が始まった。教育産業委(阿部文男委員長)では、山館に畜産農業施設の進出計画があることが報告された。小坂町のポークランドグループ(豊下勝彦代表)が2021年の操業開始を目指し、養豚場を整備する計画。年間出荷頭数は肉豚7万8000頭を予定している。
 計画しているのは、小坂町で「桃豚」などを生産するポークランドグループの十和田湖高原ファーム。農林課によると、建設予定地は山館字沢の市有地、約20㌶。国道から直線距離で約2・5㌔離れ、周囲は山で囲まれている。母豚3200頭、常時飼養頭数は3万5000頭を予定し、東北有数規模となる。施設は豚舎16棟、堆肥処理施設2棟、排水処理施設1棟などを計画している。総事業費は約70億円の予定。「6月末に詳しい資料を市に届け出ることになっている」と述べた。
 今後のスケジュールは、今年8月から12月に造成工事を実施し、20年に建物などの建設工事を行い、21年4月の操業開始予定。雇用計画は、操業開始時が5人、最終的に20人を見込む。
 委員から臭気対策への質問があり、「会社で脱臭装置を設けるほか、地理的にも周囲の山が最低でも高さ30㍍はある」と説明した。「地元の山館、中山集落の役員に説明を終え、異論は出ていない」と述べた。
 今年4月以降に生まれた子どもに誕生祝い品として木のおもちゃを贈る「ウッドスタート事業」についても報告を受けた。NPO法人芸術と遊び創造協会が全国展開するネットワークに加入し、9月に市が「ウッドスタート宣言」を行い、代表親子に祝い品を贈る予定。本年度は地元企業が製造する「百年杉の森の積み木」を贈るほか、新たな祝い品を開発し、来年度以降は積み木とどちらかを選べるようにする。木育インストラクターも養成し、木育推進事業として本年度は約192万円の事業費を予定している。

JR鹿角花輪駅前 声良鶏の銅像を移設 鹿角市議会 産業建設委 歴史民俗資料館へ

2019-06-18
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歴史民俗資料館への移設が予定されている声良鶏の銅像(JR鹿角花輪駅)
 鹿角市6月定例議会は17日、総務財政、教育民生、産業建設の各委員会を開き、当局から所管事項の報告を受けた後、付託議案を審査した。産業建設委(栗山尚記委員長)では、市がJR鹿角花輪駅前の広場整備事業に伴い、駅前ロータリーにある声良鶏の銅像を花輪横町の歴史民俗資料館の敷地に移設する方針を示した。委員から「駅前に残してほしいという市民の要望もある」との意見があったほか、駅前広場内への移設を望む市民が署名等も視野に入れて活動していく予定だ。
 声良鶏の銅像は花輪出身の彫刻家で日本美術展無鑑査、県文化功労者の相川善一郎さん(1893~1986)の作。地上約3・5㍍の台座の上に威風堂々とした姿でたたずんでいて、鹿角の玄関口のシンボル的なモニュメントとして長年、親しまれてきた。
 1952(昭和27)年、鹿角の声良鶏保存会が国天然記念物指定(37年)の記念事業として会員や住民らから募った寄付金を基に、当時の陸中花輪駅(現鹿角花輪駅)駅舎前に設置したもの。その後、現在の駅前ロータリーの中心部に移設された。声良鶏は82(昭和57)年に「市の鳥」に選定されている。
 戸田芳孝委員は「市民から声良鶏の銅像は駅前の象徴でもあり、撤去されると寂しい、残してほしいという要望が寄せられている。検討の余地はないか」と質問した。
 都市整備課の佐藤智紀政策監は「広場面積のほとんどを道路区域として設定している。また、事業の目的の一つが安全で快適な歩行者空間の確保ということで、5㍍幅で歩道を設置していく計画であるため、広場内に移設場所を確保するのは困難だと判断した」と説明した。
 吉村アイ委員が移設先の決定経緯を質問したのに対し、佐藤政策監は「2017年度から検討し、18年度に寄贈者である保存会等と協議しながら決定した」と答えた。
 吉村委員は「移設先として資料館はだめではないが、市民にどう説明するのか。移設記念セレモニーなど、資料館が盛り上がっていくような取り組みも必要」と指摘。佐藤政策監は「できるだけ市民に理解してもらえるよう周知したい」との考えを示した。
 一方、広場内への移設を希望する花輪の佐藤興造さん、関厚さんは「声良鶏の銅像は市民のシンボル。大館駅前にある相川さん作の秋田犬の銅像とセットでもあり、駅前に残してもらいたい」と、署名も含めて活動していく考えだ。
 3常任委員会では全議案を可決したほか、「地方財政の充実・強化を求める意見書提出についての請願」と「教職員定数改善と義務教育費国庫負担割合2分の1復元をはかるための、2020年度政府予算に係る意見書提出についての陳情」を採択、「秋田市新屋地区へのイージス・アショア配備計画に反対の意思を示すことを求める請願」を継続審査とした。

観光の「物語」不足 教育長 日本遺産の不認定で 北秋田市6月議会・一般質問

2019-06-18
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一般質問が行われた北秋田市の6月定例会本会議(市役所)
 北秋田市の6月定例議会は17日、本会議を再開し、5議員が一般質問を行った。日本遺産へ申請した「阿仁マタギ」の認定が見送られた要因について、佐藤昭洋教育長は「観光資源としての活用についてのストーリーが不足していた」との認識を説明。次年度も申請するとし「厳しい状況ではあるが、認定されるよう進める」などと述べた。
 登壇したのは、虻川敬議員(新創会)、板垣淳議員(共産党)、関口正則議員(緑風・公明)、佐藤光子議員(みらい)、久留嶋範子議員(共産党)。
 日本遺産は、地域に根付き、世代を超えて受け継がれている風習や伝承などを「ストーリー」として文化庁が認定するもの。訪日外国人客の誘致などを狙いとしている。北秋田市は「阿仁マタギ」で申請したが、2018年度、19年度と2年続けて、認定されなかった。
 議員からは「市からの申請には『観光資源としての発信』が弱かったのでは」との質問があり、佐藤教育長は「阿仁マタギの狩猟用具は国の重要有形民俗文化財に指定されているにもかかわらず、日本遺産に認定されなかった。要因としては、観光資源としての今後の活用についてのストーリーが少々、不足していたと感じている」と答弁した。
 次年度の申請に向けて「21日に開くマタギシンポジウムを通して、マタギ文化の価値や意義について情報を広く発信する」としたほか、「観光客に『観る』『体験する』『食べる』を満足してもらえるよう、展示施設の充実や関連文化財を巡るモデルツアー、マタギ料理の提供など、活用について検討する」との考えも示した。
 一方で「文化庁は20年度までに100件程度を認定するとしている。本年度ですでに83件が認定されており、残る枠は17件程度しかない」と問われたことについて、教育長は「厳しい状況」であることは認めた上で「関係機関等へ積極的に働きかけを図るとともに、1月に設立された市日本遺産事業推進協議会を通して、よりブラッシュアップの上で認定されるよう進めていく」と述べた。
 このほか、地域連携DMO(観光地域づくり法人)秋田犬ツーリズムに市職員を出向させるなど「力を入れるべきでは」との質問に、津谷永光市長は「各市町村の要望を積極的に吸い上げながら事業を進めている。出向等は考えていない」と答えた。

着物で華やかに 大館で「着る会」 仙台さん企画、秋田犬の里で

2019-06-17
らせん階段で写真撮影に臨む参加者(秋田犬の里)
 大館市で16日、「着物を着る会」が開かれ、小学生から80歳代の女性16人が留め袖や振り袖などに身を包み、市観光交流施設「秋田犬の里」などを訪れ、会場を華やかな雰囲気に包んだ。
 着物のリメーク作品を制作している大館市比内町の仙台洋子さん(69)が、「和服の良さを知ってほしい」と昨年に引き続き企画した。制作用として保管している着物を貸し出し、市内の美容師らがボランティアで着付けを行った。
 国登録有形文化財・桜櫓館で着付けや写真撮影を行った後、秋田犬の里に移動。当初は石田ローズガーデンを予定していたが、雨のため変更した。留め袖や小紋のほか、曽祖母と参加した小学生の姿もあり、一行が館内を見学すると、来館者が華やかな姿に見入った。
 5月1日に結婚した北秋田市鷹巣の三浦美由紀さん(28)は、花嫁がお色直しで着る青の振り袖に身を包んだ。「色合いが美しい着物で、いい思い出ができた」と語り、夫の雄大さん(26)は「とてもきれいです」と笑顔を見せた。母親と参加した野呂楓花さん(8)=大館市=は「帯がちょっと苦しいけれど、うれしい」と感想。仙台さんは「令和に時代が変わり、お祝いムードを盛り上げることができたのでは。続けてほしいという声があり、来年も開催できるか考えていきたい」と話した。

第6次行革大綱「目標達成」6割超に 大館市18年度 ふるさと納税推進など

2019-06-17
 大館市は、第6次行財政改革大綱の2018年度実施状況をまとめた。証明書のコンビニ交付やふるさと納税の寄付用途追加などを行い、16年度から4年間で設定した推進課題54項目のうち33項目(61・1%)が「目標達成」。最終年度に入り、「持続可能なまちづくりを支える行財政運営を基本として引き続き社会情勢の変化を踏まえた改革に取り組む」としている。
 基本方針3点のうち「市民が活躍できるまち」では、ふるさと納税制度を活用してインターネットで資金を募る「ガバメントクラウドファンディング」を行い、5月8日に本オープンした観光交流施設「秋田犬の里」の展示室や控室の整備に活用した。
 2点目の「信頼される行政サービス」では、3月に証明書のコンビニ交付を開始、4月から市税などのコンビニ収納を展開している。大手広告代理店・電通(東京)幹部社員と若手職員のワークショップを開催し、将来の大館市を担う人材育成にも取り組んだ。
 3点目の「将来に向けた健全な財政運営」は、債権の運用に伴い9200万円超の利息と売却益で増収を図ったほか、ふるさと納税の寄付用途に「子ども教育支援」「秋田犬関連に関する事業」を追加して寄付額の大幅増につなげた。
 こうした取り組みで、民間アイデアの募集や大学・企業との連携強化、コンビニ活用、職員研修の充実、ふるさと納税の推進など54項目の推進課題のうち、18年度までに33項目で目標を達成。「一定の成果を挙げることができた」としている。
 行財政改革は地方交付税の削減、高齢化社会の到来、地方分権の進展などを受け、1995年に第1次大綱を策定。経費節減や申請事務の簡略化、組織機構の見直し、民間資本の活用などに取り組んだ。第5次大綱の財政効果は約5億円、課題の達成率は約7割だった。

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商店街パワーアップ事業 空き店舗活用で起業 鹿角市 最大300万円補助

2019-05-10
 鹿角市は本年度、クラウドファンディング(CF)型ふるさと納税で募った寄付金を原資とし、空き店舗を活用して起業する人を支援する補助事業「商店街店舗創出パワーアップ事業」を創設した。商店街に新たな顧客を呼び込み、来街者の増加を図る目的。公募や審査などを経て最大300万円(補助率10分の10)を補助する。対象事業の公募期間は7月1日まで。
 CF型ふるさと納税は、自治体が抱える課題を解決するため、ふるさと納税の寄付金の使い道をより具体的にプロジェクト化し、そのプロジェクトに共感した人から寄付を募る仕組み。今回、市は調達した寄付金を補助金として支援に充てる。
 CFを実施することで、市と事業認定者の思いやアイデアが広く周知されること、寄付者とのつながりが形成されることに期待している。
 公募する取り組みは①若者誘客型=若者の継続的な利活用が見込まれ、商店街の活力向上に資する事業②地域資源活用型=歴史、文化、観光、食産品等の地域資源を活用し、地域の魅力を発信することで地域内外からの誘客が期待される事業③新サービス型=市内にない、もしくは少ない、特色あるサービス等を提供し、市内産業の振興に資する事業―のいずれかで、同市の空き店舗バンクに掲載されている物件を活用する必要がある。
 個人、法人を問わず応募できるが、補助事業終了後、市内に住所もしくは事業所を置くことも要件となっている。
 公募後のスケジュールは書類審査とプレゼンテーション審査を行い、9月に補助対象事業を認定。12月まで市がCF型ふるさと納税を募り、来年1月以降に補助金を交付する予定。
 補助対象費用は、事業拠点費(店舗等の改装工事費、備品や機械器具の購入費など)、商品化促進費(原材料費、試作品製作費など)、宣伝広告費、法人登記費。ただし、土地や建物の取得、造成に関するものを除く。
 空き店舗バンクは、商店街(花輪地区の商店街、毛馬内こもせ商店街)の空き店舗の情報を市のホームページ等に掲載。現在は花輪地区の5件が登録されている。市は今回の事業を機に登録と活用を促したい考え。

秋田米新品種 トップブランド育てたい 戦略本部が初会合

2019-05-10
秋田米新品種ブランド化戦略本部の初会合(秋田キャッスルホテル)
 秋田を代表する「あきたこまち」を上回る新たなブランド米の生産販売について検討する秋田米新品種ブランド化戦略本部の初会合が9日、秋田キャッスルホテルで開かれた。新品種候補に選ばれた「秋系821」の品種特徴などを踏まえて、2022年の本格デビューに向けた生産や流通販売の戦略を年度内に策定する。
 秋系821は、いもち病に強い愛知県育成の「中部132号」と良食味で多収が特徴の県オリジナル品種の「つぶぞろい」を交配した品種。日本穀物検定協会の食味官能試験で、他県産コシヒカリを上回る高い数値を記録。首都圏の卸・小売業者や一般消費者からも高評価を受け、新品種候補に選ばれた。
 戦略本部は佐竹敬久知事を本部長に県と農業、流通販売など関係団体の代表者ら20人で構成。秋田米新品種ブランド化戦略の策定と推進に取り組む。事業の円滑な推進を図るため、生産戦略と流通・販売戦略に関する専門部会を設ける。
 初会合で佐竹知事は「あきたこまちが全国を席巻してから三十数年。秋田のブランド米として県内農業を盛り上げてきた。全国的にブランド米の競争は激化している。新たなブランド米を海外でも評価されるようなトップブランドに育てていきたい」などと述べた。
 協議は戦略の具体的な内容を含むことから非公開で行われた。新品種候補の概要説明と試食のあと、デビューまでのスケジュールを確認。今月から専門部会による戦略素案の検討を開始し、関係機関との調整や意見交換などを経て、11月上旬までに取りまとめ、来年3月に開催予定の本部会議で決定する予定。

ハチ、お帰りなさい 剥製が32年ぶり〝里帰り〟 秋田犬の里 グランドオープン 大館

2019-05-09
ハチ公の剥製が32年ぶりに里帰りし、初日から人気を集めた
 JR大館駅前の大館市観光交流施設「秋田犬の里」が8日、グランドオープンを迎えた。同施設で記念式典が行われ、関係者が秋田犬を中心とした交流の拠点になることを願った。館内では東京の国立科学博物館に常設展示されているハチ公の剥製の特別展示、渋谷と大館のつながりをテーマとした企画展が始まり、来館者の興味を集めた。
 記念式典には、約150人が出席。福原淳嗣市長は「令和の時代にふさわしい、秋田犬が紡ぎ出す大きな人の輪が世界中に広がっていくことを心から願う」などとあいさつ。来賓祝辞に続き、事業用土地、施設用備品などを寄贈した企業・団体に感謝状を贈呈した。
 正面入り口前でのテープカットを行い、午後2時にグランドオープン。開館と同時に待ちわびた市民や観光客でにぎわった。
 館内では、国立科学博物館に常設展示されているハチ公の剥製を特別展示。JR大館駅前で忠犬ハチ公銅像再建除幕式を行った1987年11月以来、32年ぶりの〝里帰り〟。スマホやカメラで写真を撮り、記念に収める光景が広がり、「ハチ、お帰り」と声を掛ける人もいた。
 剥製はハチの死去からわずか3カ月後には同博物館に展示され、80年以上、忠犬の面影を伝えてきた。同博物館の林良博館長は「小さな子どもたちはハチ公を知らない人もいると思う。改めて物語を知るきっかけになれば。大館の人が自分たちのことをもっと誇りに思ってほしい」と話した。
 このほか、ハチ公誕生の経緯や当時のブームを象徴したグッズなどを紹介する企画展も同時開催。剥製の展示は12日まで、企画展は6月2日まで開かれる。
 施設は、大館生まれの忠犬ハチ公が飼い主を待ち続けた大正時代の渋谷駅をモデルとし、14㍍の大空間の吹き抜けのある大屋根構造。館内には秋田犬ミュージアム、いつでも秋田犬に会える秋田犬展示室、おみやげコーナーなどを設置している。4月17日にプレオープン。年末年始を除き、営業時間は4~10月が午前9時から午後6時、11~3月が午前9時から午後5時まで。

北秋田市 小又川水系に新発電所 三菱マテリアル 22年末に完成予定

2019-05-09
新発電所建設工事の安全を祈願した神事(北秋田市森吉)
 北秋田市森吉の小又川水系に新たな水力発電所が建設される。三菱マテリアル(本社・東京都)が既存の発電所で未利用だった水を有効活用し、新たに最大1万326㌔㍗を発電する計画。完成は2022年12月の予定で、水系全体の発電能力向上や再生可能エネルギー電力の長期安定供給が期待される。8日、現地で関係業者ら約60人が工事の安全を祈願した。
 森吉ダム下流の小又川水系には現在、同社の水力発電所が3カ所あり稼働中。同社によると、第1発電所は1930年の運転開始から90年近くたち、第2も75年が経過したことから新発電所の建設を計画した。完成後、第1と第2の2カ所は役目を終えて解体される。
 新発電所は、第4発電所で未利用のまま放流された水をずい道で約8・5㌔下流に導き、水車2台を回して発電する。新発電所の発電能力は、第1と第2の両発電所を合わせたものより約2860㌔㍗向上する見込み。年間発電量も増加し、水力を利用した再生可能エネルギー電力を長期的に安定供給できるようになるという。
 主な工事はずい道の掘削。トンネル・ボーリング・マシン(TBM)と呼ばれる掘削機材を使用し、直径約3・5㍍の先端を回転させて岩盤を掘り進む。総工費は約90億円。清水建設と錢高組の共同企業体が施工する。
 今月から本格着工し、第4発電所近くの現地で神事が行われた。業者や市など行政機関から関係者が出席。約3年7カ月に及ぶ工事の無事を祈った。
 三菱マテリアルが県内で手掛ける水力発電所は小又川第4(1953年運転開始)以来66年ぶり。今回の事業を「再生可能エネルギー利用の推進に役立つ」「長年の夢」と捉える関係者もおり、期待を膨らませていた。

18年度政務活動費 支出額は95万円 鹿角市議会 残額11万円を返還

2019-05-09
 鹿角市議会は、2018年度の政務活動費収支報告書を公表した。3会派と無会派議員4人の支出額の合計は95万円余りで、これを交付額から差し引いた残額約11万円が市に返還された。
 政活費は市の条例に基づき、「市政に関する調査研究に資するための必要な経費の一部」として、05年度から議員報酬とは別に交付されている。交付額の上限は議員1人当たり月額5000円、年額6万円。
 各地で不正受給が発覚する中、鹿角市議会は14年度、運用に関するガイドラインとなる「申し合わせ」と「手引き」を作成し基準を明確化。15年度分から適用している。
 17年度分からは、従来の個人への支給から原則として会派ごとの支給に改正。ただし、会派に属さない議員等は個人への支給を認めている。議員1人当たりの支給限度額は年6万円のままだが、会派内で自由に配分できるようにした。
 議会事務局によると、18年度は3会派(4~12月=計14人、1~3月=計13人)と無会派議員4人への交付額106万5000円に対し、支出額は95万5680円(17年度は18人で82万6845円)で、返還額は10万9320円(同28万8155円)だった。年度途中の議員辞職や会派異動があったため、交付額の合計が108万円にならないほか、交付額が6万円の倍数にならない会派がある。
 交付額全額を支出したのは2会派と3人。残額を市に返還したのは1会派と1人。
 各会派、議員の使い道は、東京、大阪、石川、長野、岩手の各都府県や秋田市などでの研修会やフォーラムへの参加、視察を行うための交通費、宿泊費、受講費、視察研修先への土産代、新聞購読料、書籍購入費など。
 研究・調査テーマは、アンテナショップでの県・市産品の売れ行きと出品状況、議会運営・改革の方向・執行部との関係性、健康寿命延伸の方策、不登校対策、日本経済の現状と今後、世界遺産登録前と後の状況、人口減少と地域の再編など。中には横手市出身のシンガー・ソングライター高橋優さんの野外フェス誘致活動に取り組んだ会派も見られた。

4月のニュース

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保全・活用へ耐震化へ 大館市の桜櫓館 「意匠残し性能確保」

2019-04-29
耐震調査などが行われる桜櫓館(大館市字中城)
 大館市は、昨年9月に取得した国登録有形文化財・桜櫓館(同市字中城)の保全と活用に向け、耐震化に着手する。市街地では数少ない昭和初期の本格木造建築物。精密診断や補強案の検討を経て年度内に実施設計をまとめ、2020年度に改修工事を進める方針だ。まちづくり課は「できるだけ意匠を残したまま倒壊しない耐震性能を確保したい」としている。
 桜櫓館は、大館町長を務めた桜場文蔵氏が1933年に建てた木造2階建ての和風住宅(延べ床面積310・28平方㍍)。ケヤキの大梁(おおばり)と長尺・幅広の床板、秋田杉の長押(なげし)も継ぎ足すことなく長尺が使われた。各部屋の書院、部屋の障子や階段の手すりにも高度な技術が施されている。2階の屋根に突き出るように四方にガラス窓を配した展望台を造り、町長時代に街を一望しながら政策を練ったとされる。99年7月に登録文化財となった。
 2017年3月に国の認定を受けた市歴史的風致維持向上計画の重点区域内にあり、桜場氏が秋田犬保存会長だったことや、隣接の桂城公園で本部展覧会が開かれていたことから、秋田犬を守り育てる風致としても貴重だとして「歴史的風致形成建造物」に指定。民間所有者から土地・建物を購入した。
 まちづくり課によると、窓や戸などの開口部が多く、耐力壁が少ないという。梁や柱の接合部は変形能力が大きいことから、地震の揺れを吸収してきたとみる。精密診断ではこうした性能を踏まえて解析し、複数の補強案を検討する。耐震調査業務は5月中旬にも入札を行い、実施設計は9月に発注する方針。担当者は「文化財の価値を把握した上で補強計画を立てる必要がある。建築様式や意匠をできるだけ損なわないよう配慮する」としている。
 館内の見学は無料。1階和室(59平方㍍)は1時間当たり210円で貸し出している。20年4月から改修工事までの期間は見学に限定し、工事終了後に貸し出しを再開する予定。

「伊勢堂岱」をアピール 北秋田 Jrガイドが活動開始 観光客に魅力解説

2019-04-29
来場客に遺跡の魅力を伝えるジュニアガイドボランティアの2人(伊勢堂岱縄文館)
 北秋田市脇神の伊勢堂岱遺跡で、大型連休に合わせたジュニアボランティアガイド活動が始まった。小学生ガイドらが、同遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界遺産に登録されることを願い、観光客らに遺跡の魅力を解説した。5月6日まで。
 ジュニアガイドは2015年度に始まり、ガイダンス施設伊勢堂岱縄文館と遺跡の案内役を務める。5年目の今季は北秋田、大館両市の小中高生40人余りが大型連休と夏休み中の8月に活動する。
 初日は午前10時から午後4時まで、延べ9人がガイドした。あいにくの雨にも関わらず、午前10時のオープンと同時に観光客らが訪れた。四つの環状列石が1カ所に集まっている遺跡は全国でも「ここだけ」と解説を聞き「ほー、すごいな」と驚いていた。
 「北海道・北東北の縄文遺跡群」は昨年7月、世界遺産登録国内推薦候補に選ばれ、早期登録の悲願にまた一歩近づいた。縄文館の中嶋俊彦館長は「今年はさらに来場者が増えると期待している。ぜひ子どもたちのすばらしいガイドを体感していただきたい」とコメントした。
 活動2年目の木村海斗さん(10)=鷹巣東小5年=は「土器や土偶を説明するところが昨年より上手にできた」と自信を深めていた。
 三重県から帰省した70歳代の夫婦は「なぜ世界遺産登録を目指しているのかと不思議に思っていたが、ガイドの説明を聞いて非常に価値がある遺跡だと分かった。遺跡近くにサケが遡上(そじょう)する川があることも珍しいですね」と満足げに話した。

行楽客でにぎわう 道の駅おおゆオープン1周年 18年度は9・5万人利用

2019-04-29
家族連れの人気を集めた温泉じゃぶじゃぶ池(湯の駅おおゆ)
 10連休2日目の28日は青空が広がる行楽日和となり、オープンから1周年を迎えた鹿角市十和田大湯の道の駅「湯の駅おおゆ」は県内外からの観光客でにぎわった。
 湯の駅は観光客と市民の交流、地域のにぎわい創出、観光業と農商工業の活性化を図る拠点として市が整備した。
 指定管理者はノリット・ジャポン(本社秋田市、菅原久典社長)。同社などが中心となって設立した株式会社「恋する鹿角カンパニー」が現地で事業を展開している。
 設計者は東京五輪・パラリンピックのメイン会場・新国立競技場の設計を手掛けた建築家・隈研吾さん。県産材を使った円筒形の構造体などを取り入れた特徴的なデザインで、ショップやカフェ、源泉掛け流しの足湯などがある。
 市によると、今年3月末まで約11カ月間の利用者数は目標の10万人に対して9万4712人。売上は目標の1億円を超えた。産業活力課の花海義人課長は「オープン前の準備期間が短かった割にはまずまずの実績」と捉えている。
 淺利裕子駅長は「この1年で思っていたより土台が早めに整った。引き続き、面白いこと、楽しいことを企画してお客さまに喜んでもらえる道の駅にしていきたい。売り上げを伸ばし、利益を出すことも大きな目標」と抱負を語った。
 連休中は大型エアテント内に縄文体験コーナーを設置。館内では縄文土器の展示やパネル展(29日を除く)を行い、世界遺産登録を目指す地元の大湯環状列石を紹介している。
 恋する鹿角カンパニーが商品化した「かづの牛だしスゥプ」を27日に発売。記念企画として牛だししゃぶしゃぶセット(1000円、1日20食限定)を市日スペースで味わえる(29日、5月4日を除く)。
 有志によるフリーマーケットなどのほか、道の駅かづのと連携したスタンプラリーも実施。29日は鹿角紫根染・茜染研究会による伝統の茜染体験と販売会を予定している。

10連休スタート くまくま園(北秋田)営業開始 雨の中でも人出 屋内施設にぎわう

2019-04-28
ツキノワグマに餌を与える来場者たち(くまくま園)
 史上最長の10連休となるゴールデンウイークが始まった27日、北鹿地方の観光施設なども多くの人でにぎわいをみせた。この日から今季の営業を開始した北秋田市阿仁打当の阿仁熊牧場「くまくま園」では、肌寒く雨も降りしきるあいにくの天候となったものの地元の保育園児や観光客が来場。ツキノワグマに餌を与えたり、今年生まれた子グマの様子を眺めたりするなど、思い思いの休日を楽しんでいた。大館市にプレオープンしたばかりの「秋田犬の里」などもにぎわった。
 阿仁熊牧場は、旧阿仁町時代の1989年にオープン。2014年7月には、ヒグマ舎を備えてリニューアルオープンした。現在はヒグマ17頭、ツキノワグマ48頭の計65頭を飼育している。
 開園に先立つセレモニーで津谷永光市長は「命を大切にするくまくま園として運営している。現在は秋田市の大森山動物園と連携してアミューズメントの面にも力を入れている。たくさんの人に訪れてもらいたい」とあいさつ。大阿仁保育園の園児12人が「たくさん食べて遊んで、みんなを楽しませて」などとクマたちへ応援のメッセージを送ったあと、関係者がテープカットを行い、今季の営業開始を祝った。
 屋外のツキノワグマ舎では、立ち上がったり木に登ったりする姿に歓声を上げながら、寒さも忘れて餌を与える姿が見られた。ヒグマ舎では運動場を悠然と歩く大きな姿に、多くの人が息をのんだ。
 同園では例年「子グマとのふれあい」を行ってきたが、今年生まれたのは1頭のため、負担を考慮して「お披露目会」に変更した。子グマの名前は一般から公募することにし、5月31日まで園内の応募箱で受け付ける。
 ゴールデンウイーク期間中は、ヒグマ舎の運動場の探検や「ぬり絵コーナー」、移動動物園(5月2、3日)などのイベントを用意。くまくま園近くの打当温泉マタギの湯では「バルーンキャラバン隊」によるイベント(28、29日、5月3~5日)も行われる。
 問い合わせはくまくま園(☎0186・84・2626)。

格差是正し平和守る 北鹿各地でメーデー 大館は集会に340人

2019-04-28
参加者約340人がガンバローを三唱した大館集会(大館労働福祉会館)
 5月1日のメーデーを前に27日、北鹿各地で連合系の集会が行われた。それぞれメーデー宣言やスローガンを採択。格差是正や安心して働ける社会づくりを目指して声を高らかに上げた。
 このうち大館市内では、連合秋田大館地域協議会を中心とする実行委員会(山内一滋委員長)が主催。24労組と2団体の約340人が参加した。第90回の節目を迎えたが、あいにくの雨天のため集会会場を大館労働福祉会館内に変更。以後のパレードも取りやめた。
 山内委員長はあいさつで今年の春闘の状況を紹介。「労働条件や不合理な男女格差などは依然として存在。4月から順次施行の働き方改革関連法はあくまで最低限のルール。本物の働き方を実現させましょう」と団結を求めた。
 スローガンには「格差をなくし、平和を守る!笑顔あふれる未来をつくろう すべての仲間の連帯で!」を掲げた。「これまでの底上げ・底支え・格差是正の流れを継続しながら将来不安の払拭(ふっしょく)につなげよう。働くことを軸とする安心社会の実現を目指して取り組む」などとしたメーデー宣言を拍手で採択した。最後に参加者全員で「ガンバロー」を三唱した。
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