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除雪費や保育無償化 大館市 一般会計8億円を追加 9月議会、27日招集

2019-08-21
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 大館市は20日、9月定例議会を8月27日に招集すると告示した。補正予算案は一般会計で8億3899万4000円を追加。除雪費や10月に始まる幼児教育・保育の無償化に伴う措置費、たしろ温泉ユップラ設備更新工事費、ふるさと納税システム改修事業費などを計上した。
 提出するのは一般・特別各会計の補正予算案や家庭的保育事業の設備・運営に関する条例の一部改正案、へき地保育所設置条例の一部改正案、除雪車購入に伴う財産取得など報告4件、承認1件、議案20件。
 行政の認可を受けた保育者が自宅などで少人数の子どもを預かる「家庭的保育事業」については設備・運営に関する基準の一部が改正され、利用乳幼児が3歳に達した後の受け皿となる連携施設の確保義務が緩和されたこと、連携施設の確保に関する猶予期間が延長されたことに伴う条文整備を行う。
 一般会計補正後の総額は352億5090万2000円で、前年同期に比べ6億7914万円(2%)増となる。特別会計と企業会計を含む全会計の合算は補正後で753億5205万2000円。一般会計の投資的経費は42億171万6000円、構成比で11・9%となり、前年同期比1億1505万7000円(2・8%)増えた。
 主な歳出のうち、新規事業はふるさと納税システム改修事業費136万円、旧大滝温泉スキー場建物等解体工事費599万円。旧スキー場(1979年開設)は利用者減のため2017年度に廃止しており、ヒュッテや物置小屋、ロープトウ設備を撤去する。
 継続事業は除雪費・除雪関連費4億6854万円、私立認定こども園等児童措置費6551万円、たしろ温泉ユップラ管理費5941万円、道路維持費4090万円、地方創生推進交付金事業費1206万円、地域ふれあい除雪支援事業費662万円、新入学児童用ランドセル・黄色い帽子購入費361万円、タイとの交流事業費156万円、鳥獣被害防止総合対策交付金事業費132万円などを追加した。

県と中国・大連市 小坂町で教育の交流 訪問団が来町 児童がクイズや踊り

2019-08-21
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小坂小を訪れた大連市の小学生15人
 県は、昨年8月に中国・大連市と観光交流に関する覚書を締結し、現在は観光以外にも医療や教育、経済の分野で交流を進めている。教育分野における相互交流の皮切りとして、大連市の小学生の訪問団が19日に来県。20日は、交流活動の拠点となる小坂町で、地元の小坂小児童と触れ合い、互いの文化への理解や友情を深めた。22日まで同町に滞在する。
 訪問団は、大連市の育才小学校の5・6年生15人と教員5人、ガイド2人を含めた22人。19日から22日まで本県に滞在し、同町で地元児童との交流や日本文化の体験、十和田湖の散策、町内の観光施設の見学などを楽しむ。
 町と同市では毎年、アカシアの花をテーマとした観光イベント「アカシア祭り」が開かれている。これが一つのきっかけとなり、1991年には町関係者が大連の祭りを視察。2000年には祭りを通じた友好交流意向書を締結するなど、相互交流の下地が過去に存在していたことから、今回の交流活動の受け入れ地に選ばれた。
 訪問団が小坂小を訪れ、交流会が開かれた。小坂の児童は夏休み中のため、希望した2~6年生64人が参加。スクールバンド部の演奏で訪問団を迎え入れた。
 細越満町長は訪問団を歓迎しながら、「小坂町は古くは鉱山で栄えた町。春にはアカシアの花が咲き誇り、町中に甘い香りが漂う。アカシア祭りが縁で大連市と交流があり、康楽館前には記念植樹がある。日中の理解が深まることを願う」とあいさつした。
 小坂の児童が歓迎の歌を披露した後、クイズ形式で町について紹介。小坂側が「有名なアイドルは」「有名な日本人は」などと大連の小学生へ、大連側は「好きなスポーツは」「夏休みをどう過ごしたか」などと小坂の児童へそれぞれ質問した。
 小坂のグループに大連の子どもを交え、折り紙や小坂小独自の創作踊り「鉱山の子ソーラン」を一緒に踊った。それぞれが最初は緊張した面持ちだったが、交流を進めていくうちに徐々に打ち解けた様子。言葉は通じなくても心を通わせ、笑顔で交流を楽しんでいた。
 最後に両者の代表が感想を発表。大連市の児童は「とてもやさしくて、感謝の気持ちでいっぱい」「交流ができてうれしい。大連にも遊びにきてください」と話した。小坂6年の森田琉那さんは「7分の間に踊りを覚えてすごい。一緒に踊れて楽しかった」と声を弾ませた。
 来年度は県の訪問団が大連市を訪れる予定。

「遊休」状況を現地確認 北秋田市 農業委 阿仁から農地パトロール

2019-08-21
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農地の状況を確認する農業委員ら(北秋田市阿仁根子)
 北秋田市農業委員会の農地パトロールが20日、阿仁地区で行われた。委員ら7人が遊休農地の有無や改善状況を現地で確認。耕作の再開や利用集積などの農地利用を推進する狙いがあり、22日まで森吉、合川、鷹巣地区で順次実施する。
 2016年度に施行された改正農業委員会法で、遊休農地の発生防止など「農地利用の最適化」は農業委の必須業務に位置付けられた。改正法を踏まえたパトロールでは、市内全ての農地を対象に実施した利用状況調査の結果を基に、遊休化している可能性があると判断した農地を地区ごとに抽出し、現状を確認している。
 初日の阿仁地区は根子、幸屋渡、戸鳥内の田畑計5カ所が対象になった。このうち根子では雑木が昨年まで5年以上生い茂り、農業委が所有者に改善を働きかけていた農地を訪れた。大人の背丈より樹高があったというが、今年に入って全て伐採。「自己保全」の状態に改善されたとして、委員はあらためて現地で確かめていた。
 パトロールの結果は10月ごろ委員に報告する予定。事務局によると、遊休農地と判断され周辺に影響がなければ、所有者に地目変更を促すなど適切に対処していくという。

絢爛豪華な屋台競演 勇壮なはやし響かせ 花輪ばやし開幕

2019-08-20
きらびやかな屋台が競演した駅前行事(JR鹿角花輪駅前)
 国の重要無形民俗文化財でユネスコ無形文化遺産でもある鹿角市の伝統行事「花輪ばやし」が19日、にぎやかに開幕した。絢爛(けんらん)豪華な屋台10台が勇壮なはやしを響かせながら熱気あふれる競演を披露し、県内外からの見物客を魅了した。
 初日は参加10町内の屋台が幸稲荷神社の御神体が安置されている里宮「御旅所」に集結し、祭り開始のあいさつを行った。中学生以下を対象にした太鼓演奏の子どもコンクール審査に続き、各屋台がJR鹿角花輪駅前に向かってパレードした。
 「駅前行事」では勇壮で哀調を帯びた行進曲風の「本囃子」を奏でながら、きらびやかな屋台が次々と入場。若者らの熱気に包まれた。
 10町内の屋台が勢ぞろいしたところで独特の手打ち式「サンサ」を行い、厳粛な雰囲気へと一転。見物客は静と動の両面を持ち合わせる祭りの醍醐味(だいごみ)を楽しんだ。
 20日未明には躍動的な「朝詰」、厳かな神事の「枡形行事」が行われた。同日の夜は駅前行事(午後8時40分~9時半)や「赤鳥居詰」のほか、21日未明まではやしの競演などを行い、完全燃焼する。
 花輪ばやしは花輪の総鎮守、幸稲荷神社の祭典で奉納される祭礼ばやし。「本囃子」など12曲が伝承され、日本三大ばやしの一つに数えられる。
 2014年に「花輪祭の屋台行事」として国の重要無形民俗文化財に指定。16年に「山・鉾・屋台行事」として全国32の祭りとともにユネスコ無形文化遺産に登録された。

整備促進へ要望活動 大館で合同総会 日沿道・R7・米代川

2019-08-20
事業計画を決めた合同総会(ホテルクラウンパレス秋北)
 日本海沿岸東北自動車道(日沿道)建設促進県北部、県北部国道7号整備促進、米代川治水の3期成同盟会は19日、大館市のホテルクラウンパレス秋北で合同総会を開き、要望活動を中心とした事業計画を決めた。日沿道二ツ井白神インターチェンジ(IC)―大館能代空港IC間の早期整備などを国に求めていくことを決議した。
 県北9市町村の首長や商工団体関係者ら約70人が出席。国道7号、米代川両期成同盟会長の齊藤滋宣能代市長は「社会資本を共有する自治体が連携し、(道路が機能することで生み出される)ストック効果を発揮できるよう取り組もう」、日沿道期成同盟会長の福原淳嗣大館市長は「経済活動や観光などで県北から世界へ、世界から県北に導くためにも日沿道が必要だ」とあいさつした。
 各同盟会は国・県に対する要望活動を10月に行う方針。日沿道については、11月に東京で開かれる「沿線市町村建設促進大会」に参加することも決めた。
 日沿道と国道7号の両同盟会は▽地域の成長力強化や住民の安全・安心に必要不可欠な社会資本整備を図るため、公共事業関係費の増額を図るとともに新たな財源を創設▽能代港の利活用と県北の経済的な発展に向け、二ツ井白神IC―大館能代空港IC間の整備促進と早期開通―など5項目の実現を求める決議を提案。全会一致で採択した。
 総会後、来賓として出席した国や県の関係者に要望書を提出。日沿道は「安定的・持続的な予算確保と公共事業関係予算の大幅な拡大」など5項目、国道7号は「桂城地区電線共同溝の整備推進」など6項目、米代川は「河道掘削(二ツ井・鷹巣地区)による流下能力の向上推進」など6項目を挙げた。
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少年硬式野球 「秋田北」で全国大会へ 北秋田 鈴木、清水選手が抱負

2019-07-24
津谷市長㊧に決意を語る鈴木㊥と清水(北秋田市役所)
 少年硬式野球「秋田北リトルシニア」に所属し東北大会初優勝に貢献した北秋田市出身2選手が23日、市役所を訪れ、喜びを報告した。全国大会(8月1日・東京都)に向け「まず1勝し神宮球場でプレーしたい」と意気込みを語った。
 2選手は鈴木康介内野手(14)と清水香潤外野手(同)。いずれも鎌沢在住で合川中3年生。早い時期から硬式球に慣れようと「秋田北」に所属し、潟上市内の球場に通って週5日の練習に励んでいる。
 秋田北はOBに金足農高を甲子園準優勝に導いた吉田輝星投手もいる強豪クラブ。7日の東北大会決勝で3連覇を狙う「東北楽天」(宮城)を相手に打線が爆発。12―2で優勝を飾った。
 2選手とチームの進藤康樹事務局長らが津谷永光市長に東北Vを報告、優勝メダルを披露した。
 全国大会では初日の1日、所沢市で関東代表の「友部」(茨城県)と対戦する。勝つと、次の試合会場は神宮球場。2選手があこがれてきた舞台といい、鈴木内野手は「まず1勝して神宮へ行きたい。かなりの強豪ばかりだが決勝まで行けたらいい」と抱負を述べた。清水外野手も「試合に出る機会が少なくてもベンチで声を出し、チームに貢献したい」と闘志を燃やした。
 津谷市長は「東北優勝おめでとう」とたたえ「全国大会でも普段通りの力を出してほしい」と激励した。

当選から一夜、寺田氏が抱負 「苦しむ人のため働く」 生活者の実感大切に

2019-07-23
取材に応じる寺田氏(秋田市御野場の事務所)
 野党統一候補として保守王国に風穴を開ける勝利を飾った激戦から一夜明け、本県選挙区で初当選した無所属新人の寺田静氏(44)は「肩にのしかかる責任の重さを感じている。生活者の立場から、いま苦しんでいる人のために働きたい」と抱負を語った。
 勝利に沸いた前夜、眠りに就くことができたのは日付が変わってからの午前2時すぎ。5時間半後には起床して子どもの朝食を用意。テレビを見た子どもから「ママおめでとう」の言葉が贈られた。午前10時ごろに秋田市御野場の事務所を訪れ、報道陣の取材に応じた。
 大物が相次いで秋田入りするなど総力を挙げた戦いを繰り広げる与党候補を相手に、2万票余りの差をつけての勝利。当選の実感は「少しずつ」感じているが、勝利の喜び以上に「責任の重さの方が今は大きい」と表情を引き締めた。
 家庭や子育てと政治を両立させていくには並大抵ではない大変さが予想される。「仕事や育児を放り投げてしまえば生活者としての感覚が薄れてしまう。そこを放棄してしまえば、私が政治に感じていた閉塞(へいそく)感を生んだ状況に加担してしまうことになる。生活者としての実感を失わないようバランスを取っていきたい」と決意を強くする。
 国政の場で最初に取り組みたいことについての質問には、「いま苦しい状況にある人のために働きたいという思いが強くある。それがどの分野になるのか、まだ探り切れていないところもあるが、苦しんでいる人のために頑張りたい」と話した。
 勝利の要因になったとみられるイージス・アショア問題については「配備を阻止するためあらゆることをする。議員としてできる行動を最大限とっていく」と力を込めた。
 今後の活動については「無所属では希望する委員会を選べず、質問する時間もほとんどない。私に思いを託してくれた人たちにとって本意ではないと思う。訴えてきたことを実現するため近道と思われる手段をとりたい。応援してくれた人たちと相談し、会派なのか党なのか所属して、活動できる環境を整えたい」との考えを示した。

大館産「朝採れ枝豆」 県内初 収穫日に都内へ 秋田犬ツーリズム 「日本一新鮮」売りに

2019-07-23
朝採れ枝豆のさらなる消費拡大を誓った関係者(プラザ杉の子)
 地域連携DMO(観光地域づくり法人)秋田犬ツーリズム(中田直文会長)は、29日から大館市産の「朝採れ枝豆」を都内の飲食店に提供する。収穫した日に空路で都内に届ける、県内では初めての取り組み。鮮度保持袋を使用し、ほとんど風味を損なわずに流通できるのが特徴。22日、関係者らが同市のプラザ杉の子で会見し、「日本一新鮮な枝豆」として消費拡大、知名度アップにつなげようと意気込みを語った。
 会見には福原淳嗣大館市長、中田会長、鮮度保持袋を扱うモアディバイスの佐々木直樹社長(同市出身)、同市のファーム畠山の畠山博実さん、佐藤ファームの佐藤謙一さん、県麺類飲食生活衛生同業組合の渡部常雄支部長が出席。中田会長が概要を説明した。
 説明によると、各地のブランド枝豆に対抗するため、朝に収穫した枝豆をその日のうちに加工する「朝採れ枝豆」の市場評価や付加価値の向上を目指しているが、さらなる消費拡大、地域の知名度アップにつなげようと、都内への流通を企画。本来は9月が最もおいしい時期とされるが、都内での夏季商品として7、8月に提供する。
 期間は29日から8月31日まで(水、日曜日、お盆を除く)。1袋2㌔入りで、1日50㌔を目安に流通する。午前8時までに収穫し、その後洗浄、梱包、出荷し、大館能代空港の午前便で羽田空港へ。午後4時までに空港から指定された飲食店(10店舗を予定)へ運ばれる。出荷までの時間を短縮するため、「無選別」を取り入れる。
 枝豆は、収穫から飲食店到着までの積算温度が300度を超えると食味成分が2割低下するとされるが、約75度で提供することが可能。さらに鮮度を保つため、同社が開発した生分解する鮮度保持袋「アピノンキーパー」を使用。エチレンガスの分解、抗菌・防カビ機能などがある。
 畠山さんは「自分たちで生産した枝豆がこういう形で世に出ることがうれしい。新鮮な枝豆の生産に、これからも一生懸命頑張りたい」、佐藤さんは「昨年より2週間早い13日から収穫している。無選別でも品質の良いものを届けられるよう、頑張りたい」などと意気込みを語った。
 8月4日には「銀座みもざ館」で朝採れ枝豆の販売イベントを開催する。大館市内でも29日から居酒屋やスナックなど5店舗に提供する。

「ボッチャトレイン」走る 内陸線からパラスポーツPR

2019-07-23
走行中の列車でボッチャを楽しむ参加者(秋田内陸線の列車内)
 パラリンピックの正式種目「ボッチャ」を体験する「ボッチャトレイン」が21日、秋田内陸線の阿仁合―角館駅間で運行した。5組の家族が参加し、揺れ動く列車内で競技を楽しみながらパラリンピックに理解を深めた。
 秋田内陸縦貫鉄道(吉田裕幸社長)が障害のある人に寄り添える会社を目指す取り組みの一環として主催。2020年東京パラリンピックに向けてボッチャを中心としたパラスポーツの普及活動に取り組むNECのパラリンピック推進本部と、同鉄道のパートナー会社・第一建設工業が協力し、「世界初」の列車内でのボッチャ体験を企画した。
 小学生や園児と保護者16人が阿仁合駅に集合。イベント時に使用できるフリースペースや車いす対応のトイレを備えた車両を「ボッチャトレイン」として貸し切り、角館駅に向けて出発した。
 ボッチャはヨーロッパで生まれたスポーツで、パラリンピック正式種目の一つ。目標となる白い目標球に2チームが8球ずつボールを投げ、目標球との近さを競う。ルールの簡単さや投球方法の自由度から年齢や障害の有無に関わらず楽しむことができる。
 今回は列車内のスペースに横2㍍、縦4㍍ほどの小さなコートを作り、簡易化したルールで実施。列車が走行する中、参加者はルールを教わりボッチャを体験した。列車の走行中は狙う場所が定まりにくく、投げたボールが壁にぶつかる場面も。子どもたちは次第にコツを掴むと試合に熱中し、自分たちで審判を務めながらゲームを楽しんだ。
 角館駅では駅前にボッチャの体験コーナーを用意し、観光客らも競技を体験した。帰りの車内では家族ごとの5チームによるトーナメント戦を開催。親子で作戦を練り、白熱した試合を展開していた。
 母親と一緒に参加した田中来羽(こはね)さん(8)と嶺羽(みねは)さん(8)は、「列車が揺れてボールを投げるのが難しかったけれど楽しかった。パラリンピックのいろいろな種目を見てみたい」と話していた。
 バンクーバーパラリンピックで銀メダルを獲得したアイススレッジホッケーの元日本代表選手で、NEC推進本部の上原大祐さんがゲストとして同行。自身が出場した試合の映像を見せるなどしてパラリンピックの競技をPRした。上原さんは「パラスポーツは障害のある人しかできないものではなく、誰もができる。ぜひ来年のパラリンピックもみんなで盛り上げてほしい」と呼び掛けた。

新人・寺田氏が初当選 参院選秋田選挙区 与野党対決の激戦制す

2019-07-22
万歳三唱で当選を喜ぶ寺田氏(中央、秋田市内の事務所)
 第25回参院選は21日、投開票が行われた。本県選挙区(改選数1)は野党統一で無所属新人の寺田静氏(44)が自民党現職の中泉松司氏(40)=公明推薦=と政治団体「NHKから国民を守る党」新人の石岡隆治氏(45)を破り、初当選を果たした。「困難の一つ一つに手を差し伸べられる社会をつくりたい」との訴えが支持を広げ、追い上げる中泉氏を振り切った。本県選挙区で女性が当選したのは初めて。投票率は56・29%で前回を4・58ポイント下回った。
 第2次安倍内閣の6年半を問う選挙で、老後資金2000万円問題に端を発した年金不安、憲法改正、消費税増税の是非で与野党が対立した。
 寺田氏は不登校や介護などの実体験を踏まえ、「困難が自己責任の名の下に切り捨てられる社会では貯金があっても不安なまま。一つ一つに寄り添って課題の解決へ全力を注ぐ」と呼び掛けた。「県民に寄り添うだけでは変わらない」との批判に対し、「今の政治は寄り添うことすらせず、生活者に悩みや不安がないかのように物事が進むことに問題がある」と反論した。
 立憲民主、国民民主、社民、共産各党の共闘だが政党色を打ち消し、野党支持層の基礎票を固めつつ草の根で無党派層から支持を集めた。
 中泉氏は「人口減の局面でも豊かな社会をつくるために『政策と予算』が必要。その流れを止めるわけにはいかない」と訴えたが苦戦。連日のように閣僚や党幹部が応援に駆け付け、安倍首相と菅義偉官房長官も2度本県入りしたものの、票の上積みにつながらなかった。
 石岡氏は公示日の4日に立候補を届け出た後、本県を離れ、NHKの受信契約者だけが視聴できるスクランブル放送化を動画投稿サイト「ユーチューブ」で訴えた。選挙戦最終日に秋田市で街頭演説を行ったが、支持を広げられなかった。

6月のニュース

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新斎場整備へ基本計画 大館市 老朽化で「建て替え」方針 候補10カ所から適地選定

2019-06-30
供用開始から40年が経過した大館市斎場
 大館市は新斎場整備に向け、基本計画を策定する。現在の市斎場は供用開始から40年が経過し老朽化していることから、庁内の検討委員会が「建て替え」の基本方針を示した。現在地のほか、市有地、民有地10カ所程度の建設候補地を絞り込んだ上で、基本計画の策定業務を発注し、各地の周辺調査を行って、適地を選定する。市は「建設場所にもよるが、2023~24年度の新斎場完成を目指す」としている。
 市斎場は小柄沢墓園の中にあり、1979年4月に供用が開始された。鉄筋コンクリート銅板ぶき平屋建てで、火葬炉4基などを設けた火葬棟と、待合室3室などの待合棟からなる。
 施設の老朽化が著しく進んでいるとして、2018年度に市の部長級職員で組織する斎場整備庁内検討委員会(委員長=虻川正裕市民部長)を設置。整備に関する基本的な考え方を整理した「斎場整備基本構想」の策定を進めている。
 検討委は「建て替え」を基本方針とした上で、現在の斎場敷地一帯は土砂災害警戒区域に指定されているため、「現在地に限定せず、他の候補地も評価・検討し、適地を選定したい」と方向性を示した。施設はゆとりの空間の確保やバリアフリー設備、災害時の安全機能などの観点にも配慮して整備する方針。
 現在、検討委が建設候補地10カ所程度の絞り込み作業を進めている。今後、各候補地の法的規制条件や道路などの周辺施設、新斎場の規模や面積、事業費などを調査して最終的に適地を選び、建設に向けた新斎場整備基本計画を策定する。市は6月補正予算に基本計画策定業務委託費995万5000円を計上した。計画は20年3月末までに策定する。
 現在地周辺について市民課は、「土砂災害対策を講じれば建て替えが可能かどうか、対策にかかる費用なども調査する」と説明する。また、他の候補地については「市有地に限定せず、市民が便利に利用できるよう民有地もリストアップし、調査していきたい」と話した。「建設地によってスケジュールが変わってくるが、23、24年度の完成を目標に事業を進めたい」としている。

未来へ意識変えて 北秋田市で共同参画フォーラム 地域づくり考える

2019-06-30
地域の未来を考えた男女共同参画フォーラム(コムコム)
 「意識が変われば未来が変わる」をテーマとした男女共同参画フォーラム「未来の地域を語ろう2019」が29日、北秋田市民ふれあいプラザコムコムで開かれた。地域で活動する人たちの様子を聞きながら、未来に向けた地域づくりを考えた。
 県北女性の会(風の会、加賀谷七重会長)が主催し、毎年この時期に開催。男女共同参画の観点から、地域の未来を考えるきっかけとすることをねらいとしている。
 大館市の未来を創る会の麓幸子代表が「地域の今と未来へのステップアップ」と題して話題を提供。「現代は激動の時代であり、未来は予測不能。『どんな未来をつくりたいのか』を1人1人が考えることがとても大事」との考え方を紹介した。
 その上で「意思決定の場には女性がいることが重要。女性が入ることで、新しい価値が出てくる。みんなで考えて、共有していくことが大切になる」などと述べた。
 七日市公民館の佐藤和博館長、大館市で子どもの遊び場づくりを求める署名活動を行った三浦庸さん、コムコムに英語教室を開いた三浦美由紀さんが、それぞれの活動を紹介。佐藤館長は地域の高齢者の元気な様子など、三浦庸さんは子育て環境の課題など、三浦美由紀さんは地域活動に若い女性の参加が少ないことなどを挙げた。
 参加者たちを交えての意見交換も行われ、地域の未来への考えを深めた。

花岡事件 遺族ら参加してフォーラム 大館 国賠訴訟の現況報告

2019-06-30
強制連行や労働について語る遺族(大館労働福祉会館)
 「花岡事件」を語り継ぐための「中国人強制連行フォーラムin大館」が29日、大館労働福祉会館で開かれた。花岡鉱山や大阪の造船所で過酷な労働を強いられた中国人労働者らの国家賠償訴訟に携わる和田義之弁護士(44)=大阪市=が、大阪地裁での判決や控訴審への展望などを報告。遺族からの証言では「日本政府は侵略戦争で、無数の中国の幸せな家庭を離散、破滅させた」などと訴えた。
 NPO花岡平和記念会などで組織する「6・30実行委員会」(川田繁幸委員長)が主催。中国からの訪日団を含む約80人が参加した。
 訴訟は、元労働者や遺族が国に損害賠償と謝罪を求めたもの。2015年の第1次提訴から14回の弁論を経て、今年1月下旬の大阪地裁判決で請求が棄却された。
 花岡に連行された原告の本人尋問などを基に、中国人労働者の強制連行と、多くが命を落とした事実は認められた。和田弁護士は「戦後70年余りがたち、直接証拠が失われつつある」と説明。一方、国の責任については、「日中共同声明で裁判上の個人の賠償請求権は放棄された」とした07年の最高裁判決を踏襲して、認められなかった。
 7月20日に控訴審の初公判が予定されているという。和田弁護士は、客観的証拠の補充や強制連行の実態の特徴把握といった今後の展望を説明。「労働者本人だけでなく、遺族も被害に遭ったという視点も重要。国が国際人道法に反することをしたと主張していく」などと述べた。
 このほか来市した遺族5人を代表して2人が登壇。このうち父と叔父が連行されたという丁懐義(テイカイギ)さん(65)は「2人も、残された家族も、地獄のような日々を送った。日本政府の謝罪と賠償を求め続けるのが遺族の使命」と強調した。
 30日は午前10時20分から、花岡町の十瀬野公園墓地で市主催の慰霊式が行われる。午後1時30分からは信正寺で「花岡の地日中不再戦友好碑をまもる会」による慰霊祭が開かれる。

大館市の小滝電機製作所 物流効率改善へ 第3工場を増設 6億円投資 新たに29人雇用

2019-06-29
物流倉庫として利用している第3工場(小滝電機製作所)
 自動車部品製造の小滝電機製作所(大館市釈迦内、中村英明社長)は、主力の車載用LED(発光ダイオード)基板の受注増に備え、物流効率を改善するため第3工場を増設した。新たに29人を雇用、投資額は約6億円で、市工場等設置促進条例に基づく指定工場となった。2020年にLED基板の年間生産量2200万個を目指す。
 第3工場は鉄骨2階建て延べ2187平方㍍。従業員駐車場としていた本社南側の敷地に建設し、4月5日に操業を開始した。1階は物流倉庫、2階は製品の組み立てエリアとしたほか、実装ラインは第2工場に1本追加、第1工場の1本を更新し、計5本となった。これまで、完成品は既存の工場内で保管していたが、専用の倉庫を設けることで物流の効率化を図った。
 LED基板の年間生産量は18年で1980万個。設備増強により1日の生産量を7万2000個から8万個、20年には年間2200万個に拡大する。
 同社は2004年に家電製品から自動車産業へ業種転換し、ヘッドランプ(前照灯)、ストップランプ(制動灯)、ウインカーランプ(方向指示灯)などの受注量が急増した。生産用の自動機や検査装置は自社開発。転換前に導入していた独自の品質プログラム「PDE(プロセス・ディフェクト・エリミネーション)システム」を改良し、不良発生の未然防止に取り組んでいるなど、高品質のものづくりが評価されている。
 中村社長は「点の改善から線の改善へつなげることで、自動化をより深化させていきたい。生産の合理化が生命線。今後も内部の体制を強化したい」と話している。

映画・デイアンドナイト 「ふるさと甲子園」に参加 鹿角市 実行委 ロケ地の魅力発信

2019-06-29
本年度事業を最後に解散することを確認した総会(コモッセ)
 鹿角市などで撮影が行われ、今年、全国公開された映画「デイアンドナイト」を支援する市民らでつくる実行委員会(岩船勝広会長)は本年度、映画やドラマ等のロケ地となった地域が集うイベント「全国ふるさと甲子園」への参加などに取り組む。今夏発売予定の「デイアンドナイト」DVDの協賛企業への配布も予定。これらの事業が終了後、およそ2年間にわたる支援活動に区切りをつけ、実行委を解散する予定。
 「デイアンドナイト」は人気俳優の山田孝之さんが自身初のプロデューサーに専念した作品で、「人間の善悪とは」がテーマ。主演は俳優の阿部進之介さん、監督は藤井道人さん。
 ロケは2017年11月、鹿角市や三種町、秋田市で実施。地元オーディションで選ばれたキャストやエキストラ、ボランティアも参加した。
 鹿角市では同9月に実行委が発足。映画の成功やロケ地鹿角の魅力発信に向け、「ロケ支援」「炊き出し等支援」「プロモーション」の三つの作業部会で活動を展開してきた。
 17年度の活動の財源は市の補助金600万円(ロケ支援費分500万円、プロモーション費分100万円)と、事業所や市民有志の協賛金(寄付金)163万円など。
 18年度は市補助金500万円を主な財源として重点的にプロモーションを展開。ロケ地ガイドブックの作成、花輪ばやし祭典での映画PR支援、「デイアンドナイトカレー」の委託飲食店での提供、鹿角での先行上映会(1月19~25日)開催支援、ロケ地ツアーの企画・実施などに取り組んだ。
 実行委の本年度総会が26日夜、コモッセで開かれ、事業計画・収支予算を承認した。「全国ふるさと甲子園」は映画・ドラマ・アニメのロケ地や舞台となった地域が集結し、ロケ地の魅力発信とご当地グルメを提供するイベント。5回目の今年は8月24日に東京・秋葉原のアキバ・スクエアで開かれ、「デイアンドナイト」の鹿角市実行委も参加する。
 DVDは8月末に発売予定。協賛企業への配布を計画している。
 事業計画では「ロケ支援と映画のプロモーションという大きな活動が終了し、所期の目的を達成した」として、本年度事業を最後に解散することを確認。今後、今回のようなロケ地となる事案があった場合は行政が主導し、新たな実行委を組織することも申し合わせた。

5月のニュース

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無電柱化へ工事進む 大館市長倉地区 総合病院―市役所間 本年度は桂城地区も事業化

2019-05-26
長倉地区は本年度上り線の工事に着手し、現在は水道管の移設工事などが行われている(大館市桂城)
 国土交通省能代河川国道事務所は大館市中心部の国道7号で電線共同溝整備事業を進めている。電線や通信回線を地下の共同溝に埋め、電柱をなくす「無電柱化」を目指す事業。市立総合病院から市役所まで約800㍍を区間とする「長倉地区」は2015年度に事業化し、下り線から順に工事を行っている。本年度は新たに市役所から長木川南まで約560㍍を区間とする「桂城地区」を事業化し、防災機能や景観の向上を図りたいとしている。
 景観の向上や安全で円滑な歩行者空間の確保、災害時の避難路確保などを目的に国は無電柱化を推進。長倉地区の国道7号は、災害拠点病院・総合病院への搬送経路であることなどから、同事務所管内で初めて15年度に事業化した。
 豊町の総合病院前交差点の下り線側から順に、歩道の地下にある既存の水道管を移設し、電気や電話などの電線類を収容する共同溝設置の工事を進めている。17年度は総合病院前交差点から長倉交差点まで約400㍍区間で実施し、18年度は長倉交差点から市役所まで約400㍍を工事区間とした。
 本年度は折り返す形で、上り線の市役所から長倉交差点までの一部で計画し、歩道の下にある水道管を移設する工事に着手。また、昨年度予定したが、工事を終えることができなかった市役所付近の下り線約300㍍も6月から本格化する。本年度の事業費は約2億8000万円。
 事務所は「予算の関係もあるが、来年度以降も引き続き上り線の工事を進めたい。まとまった区間で共同溝を設置した後、沿道の利用者の元に管路を引き込む工事が終わってから、電柱をなくすことになる」と説明する。
 本年度は新たに市役所から長木川南の交差点まで約560㍍区間でも事業化し、「市中心部の長倉に続き、桂城地区も取り組むことで、まちづくりを支援したい」としている。本年度の事業費は約4000万円で、設計などを行う。
 事務所は「阪神・淡路大震災や東日本大震災では電柱が倒壊し、救援活動に影響した。無電柱化を図ることで、防災力が向上し、景観も大きく変わる」と話す。市中心部での工事となり、「周辺町内への説明会やチラシで周知してきたが、通行にご迷惑を掛けるため、理解と協力をお願いしたい」と呼び掛けている。

「阿仁マタギ」をPR 衣装着てウオーキング 市民参加で6月も歩く

2019-05-26
マタギ衣装に身を包み、通行車両や観光客に「阿仁マタギ」をPRする参加者(北秋田市綴子)
 「やってみよう!北秋田」地域素材活用推進協議会(澤田吉弘会長)主催のマタギ語り&市民マタギウオークが25日、北秋田市綴子の大太鼓の館で行われた。参加者が対談を聞いた後、マタギ衣装を着て綴子地区を歩き、観光客に地域の魅力をPRした。
 地域の観光文化価値を高めようと、市内の観光団体などで構成する同協議会が初開催した。設立初年度は「マタギになれる、マタギに会える」をテーマに市民参加型のPR事業を展開。初回のこの日は会員や市内の猟友会員、一般参加者15人が参加した。
 阿仁マタギに理解を深めようとウオーク前に行った「マタギ語り」では、現役マタギの鈴木英雄さんや有識者らが対談。鈴木さんは写真を参加者に見せながらマタギの慣習を紹介。「クマを仕留めた時は、山の神に獲物を授けてくれたお礼とクマの魂を返すケボカイという儀式を必ずしてから解体する」と話した。
 ウオークは大太鼓の館前から綴子神社までを往復するコースで実施。参加者はかさや毛皮、模擬銃、マタギベラなどの衣装を身に着けたマタギに仮装し、道の駅駐車場や国道7号沿いを練り歩いた。目を引く衣装に声を掛ける人も多く、写真撮影に応じたり用意したバター餅やパンフレットを配布したりしてマタギをPRしていた。
 市民マタギウオークは6月1、8、15日の計3回実施。各日とも午前11時から鷹巣駅、阿仁合駅、比立内の打当温泉「マタギの湯」周辺でそれぞれウオークを行う。希望者は好きな地域を選んで参加する。9、10月にも実施予定。
 参加料は300円。協議会の活動に協力できる人には「市民マタギ年間登録者」の登録を勧めている。登録者と小学生以下は参加無料。問い合わせは秋田内陸縦貫鉄道(電話0186・82・3231)または、市観光物産協会(0186・62・1851)。

「斑入り」など450鉢 上小阿仁村 人気の山野草展あすまで

2019-05-26
大勢の山野草ファンでにぎわった村生涯学習センター
 上小阿仁村の五反沢山野草愛好会(山形正雄会長)などの主催の「山野草展」が25日、村生涯学習センターで始まった。村内外から大勢の愛好者が詰めかける人気行事で、村の花・コアニチドリなど約450鉢を観賞する人でにぎわっている。26日まで。
 四季の草花を楽しんでもらおうと、愛好会がかみこあに観光物産や村と開催。山形会長が育てた鉢が展示品の9割近くを占め、会場いっぱいに飾られた。
 村内で発見され、品種名が付いたコアニチドリは5月中旬から開花期を迎えている。会場でも薄い紫色と白色の混じった花を咲かせ、かわいらしい雰囲気を漂わせている。
 長い期間観賞できるとして根強い人気というのが「斑(ふ)入り」の品種。特に、単色の葉の一部が色変わりした状態を指す。会場の展示品は、緑色と白などが混じって独特の模様をつくり、注目を集めていた。
 来場者の中には「自宅に帰っても見て楽しみたい」と話し、珍しい鉢をスマートフォンで撮影する人もいた。
 今後の展示会は7月13~15日と9月14~16日に道の駅かみこあにで開催する。10月19、20日は村産業祭会場の村健康増進トレーニングセンターでも展示する予定。

マイナンバーカード 18年度は1427枚交付 累計7684枚、10・5% 大館市

2019-05-25
 大館市が2018年度に交付した個人番号カード(マイナンバーカード)は1427枚で、制度が導入された15年度から累計で7684枚となった。3月末の人口7万1944人に占める交付率は10・58%。カードを使った証明書コンビニ交付サービスを3月に開始しており、市は7月から普及キャンペーンを展開して取得を促す。
 18年度の交付状況を月別にみると、▽4月=65枚▽5月=77枚▽6月=79枚▽7月=69枚▽8月=188枚▽9月=104枚▽10月=160枚▽11月=207枚▽12月=145枚▽1月=65枚▽2月=107枚▽3月=161枚―。7月から2月にかけて、タブレット(多機能情報端末)で顔写真を撮影したり手続きを手伝ったりするキャンペーンを行ったところ、申請が増えた。
 コンビニ交付が可能な証明書は、住民票の写し、住民票記載事項証明書、印鑑登録証明書、所得証明書、課税証明書、戸籍関係証明書、戸籍付票の写し。タッチパネルなど簡単な操作で利用できる端末装置が置かれた全国のコンビニが対象で、端末にカードをかざし、4桁の暗証番号を入力して本人確認を行えば申請できる。手数料は窓口交付と同額。3月は71通、4月に91通を発行し、住民票の写しと印鑑登録証明書で全体の7割を占めた。
 今年4月の交付は74枚にとどまり、カードの普及を促すために本年度も前回と同様のキャンペーンを計画している。窓口申請時に必要書類がそろっていれば、郵便でカードを受け取れるサービスも行う予定。
 マイナンバー制度は、国や自治体が社会保障、税に関する個人情報を効率的に管理するのが目的。住民登録をしている全ての国民に12桁の番号が割り振られた。大館市内では身分証明書としての使い道に限られ、交付率は低迷している。
 問い合わせは市民課(☎0186・43・7041)。

災害から身を守るには 北秋田 「防災の日」を前に 合川小で防災集会

2019-05-25
児童が地震や津波から身を守るための行動について発表した防災集会(合川小学校)
 「県民防災の日」(26日)を控えた24日、北秋田市合川小学校(木下隆校長・全校児童201人)で避難訓練と防災集会が開かれた。全校児童が日本海中部地震で津波の被害に遭った旧合川南小の先輩児童13人に思いをはせ、災害から身を守るための方法を発表して防災意識を高めた。
 集会は旧合川南小が開いてきた慰霊祭に代わる行事として開催。同校では毎年この時期に旧合川南小学区に住む児童による同市三木田の「殉難の碑」清掃活動と、全校児童が参加する防災集会を実施している。
 避難訓練は授業中に起きた地震により家庭科室で火災が発生した想定で実施。児童は放送や教職員の指示に従って速やかにグラウンドへと避難した。避難後は市消防本部合川分署員がポンプ車を使用して放水する様子を見学。3月に同分署に配備された災害対応型ポンプ車の資機材や機能について説明を受けた。
 体育館で行われた防災集会では、木下校長が36年前の日本海中部地震の被害を述べ、「津波で先輩たちの命が失われたことを心に留めてほしい。自分の命を自分で守るためには、自分で考えて動く必要がある」と呼び掛けた。児童は犠牲となった13人の冥福を祈り、黙とうをささげていた。
 5、6年生が宿泊体験学習や修学旅行に行くことを踏まえ、防災に関して調べたことを発表。5年生は津波をテーマに避難標識などを紹介し、「慌てる気持ちを抑え、地震が来たら津波に備えて高い場所へ避難しよう」と述べた。
 6年生は寸劇やクイズを交えながら建物内や屋外、スーパー、新幹線、旅先のホテルなどさまざまな状況での避難行動について発表。ランドセルやかごなど身近なもので頭を守るほか、二次災害を起こさないよう行動するための注意点などを説明した。

4月のニュース

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鹿角紫根染・茜染 万葉の技を新時代へ ホテル鹿角で展示会 研究会が5月6日まで

2019-04-28
「万葉の時代を感じてほしい」と作品の前で話す関会長(ホテル鹿角)
 奈良時代に生まれた古代技法の復活を目指している鹿角紫根染・茜(あかね)染研究会(関幸子会長)の展示会が27日、十和田大湯のホテル鹿角で始まった。万葉集から選ばれた新元号「令和」の幕開けは間近。「鹿角が誇る文化を感じながら、万葉の時代に思いをはせてほしい」と同会は話している。
 鹿角紫根染・茜染は奈良時代から鹿角地方に伝わる草木染。色が鮮やかで全国に比類ない染め物といわれ、朝廷や将軍家への献上品として江戸に送られた。鹿角地方には材料となるムラサキやアカネが数多く自生し、豊かな自然が育んだ。
 明治以降、化学染料の台頭で衰退したが、花輪の人間国宝・栗山文次郎氏が復興、長男の文一郎氏が技を継承した。1991年に文一郎氏が亡くなり、途絶えたまま今に至る。
 研究会は会員数48人で、伝統の染め物の復活と継承を目指し活動している。完成まで早くて2年、長くて8年以上と手間のかかる作業だが、研究会として昨年から120回繰り返すという下染め作業を始めている。
 展示会は「万葉の香気」をテーマに、同ホテルのロビーに約50点を展示。合わせて販売も行っている。紫色や茜色の鮮やかに染め上がった布に伝統の模様や新しい模様が浮かぶ。ストール、タペストリー、ふくさ、ハンカチのほか、バッグ、スカートなどの作品が並んでいる。
 展示会の企画は3月から始めており、関会長は「新しい時代に万葉を感じる良い機会」として「1300年前の奈良時代から続く古代技法を絶やさないよう、気持ちを新たにして取り組みたい」と話している。5月6日まで。
 29日は、ホテル鹿角近くの道の駅おおゆで茜染体験と販売会を開く。問い合わせは関会長(☎080・3190・3988)。

観光入込客231万人 働くパパママ応援10社 地方創生関連 目標達成は2事業 大館市

2019-04-27
 大館市は、2018年度の地方創生関連事業について有識者会議の検証結果をまとめた。国の交付金を受けた6事業のうち、目標を達成したのは「『秋田犬』活用による観光地域づくり推進」と「働くパパママ応援企業啓発」の2事業。「おおむね達成」が3事業、「未達成」が1事業だった。総額は約1億5000万円。観光地づくりについては「当地に来て体験してもらうブランド構築が必要」などの意見が出された。
 「『秋田犬』活用―」は、飼育支援や犬との触れ合いイベント、トップセールスによる海外への情報発信を展開した。事業費2535万円。観光入込客数はKPI(重要業績評価指標)の212万人に対して231万人だった。
 「働くパパママ―」は、仕事と子育ての両立支援に取り組む企業を独自に認定し、紹介動画を製作。指標値と同数の10社を新規認定し、動画は中高・大学生向けの出前講座や学習体験プログラムに活用した。事業費は194万円。
 おおむね達成は▽大館版CCRC▽地域産品磨き上げ▽ペットと泊まれる宿泊施設整備―の3事業。
 CCRCは「コンティニューイング・ケア・リタイアメント・コミュニティー」の略で大都市圏から地方へ人の流れをつくり、地域活性化を図る狙いがある。事業では移住フェア相談113件(指標値106件)、空き家バンク登録140件(88件)、CCRC機能を持つ地域の設定ゼロ(1件)だった。事業費430万円。「移住後の就職状況などをフォロー・分析することが必要」と意見があった。
 地域産品についてはエダマメ加工品販売額4370万円(指標値7284万円)、新商品開発19件(15件)、起業ゼロ(1件)。事業費1435万円。17年度に整備したペット同伴施設の宿泊は五色湖ロッジ・緑地公園が297人(256人)、ベニヤマ自然パーク856人(400人)、オートピクニック広場968件(397件)、事業によるAターン者数ゼロ(2人)だった。
 未達成は地域連携DMO(観光地経営組織)形成事業。オリジナル土産品開発・製造のための企業連携、インターネットなどを通じたプロモーション、観光客の受け入れ体制づくりを行った。事業費は1億512万円。延べ宿泊者数は40万2000人(指標値38万5000人)に上ったが、外国人宿泊者は1万人(1万5000人)、旅行消費額は推定で221億4300万円(402億3600万円)にとどまった。「取り組み自体は他のDMOに比べて良好」と評価された。
 有識者会議は市内の商工団体、教育機関、金融機関、労働団体の代表12人で構成。2月に会合を開いて達成度を検証し、意見を求めた。

公共施設の統廃合 「住民の意見聞いて」 個別計画の説明受ける 北秋田市議会総務文教委

2019-04-27
北秋田市議会の総務文教委(市役所)
 北秋田市議会の総務文教委(大森光信委員長)は26日、市役所で開き、当局から公共施設等総合管理計画に基づく個別施設計画についての説明を受けた。個々の施設ごとに状況を把握するとともに、より効果的な更新や統廃合、長寿命化を図っていくことを目的としたもので、3月までに策定し公表した。委員からは施設の統廃合について、住民の意見を聞きながら進めてほしい、などの意見が出された。
 少子高齢化や人口減少に伴う施設の遊休化、経年劣化による老朽化が進んでいることから、市は2017年3月に公共施設等総合管理計画を策定。限られた財源の中で公共施設等の計画的な整備や改修・更新を行っていくため▽公共建築物の総量適正化▽長寿命化の推進▽遊休施設の有効活用▽効率的な施設運営―の4つを基本的な方針に掲げた。
 個別施設計画は、総合管理計画で設定した目標を実現するため、施設ごとの保有の方向性を示すとともに、より有効的な長寿命化と適正な維持管理を図ることで財政負担の軽減および平準化につなげることをねらいとしたもの。
 市が所有する350施設を▽集会施設▽文化施設▽博物館等▽スポーツ施設▽レクリエーション施設・観光施設▽保養施設▽産業系施設▽学校▽幼保・こども園▽保健施設▽医療施設▽庁舎―などの類型に分類。耐用年数や総量適正化の観点から、施設管理の面では「建て替え」「大規模修繕」「除却」など、機能管理の面では「集約・複合」「移転」「転用」「譲渡(貸し付け)・民営化」「廃止」などの方針をそれぞれの施設に定めた。
 財政課は、計画の概要とともに「これまでは破損が見つかった後に補修する事後保全が通常だったが、今後は破損前に改修を行う予防保全を基本に長寿命化を図る」との方針を説明。総合管理計画の期間である46年度までを前期(26年度)、中期(36年度)、後期(46年度)に分け、それぞれの段階での実施方針を決めたことも説明した。
 委員からは「住民に身近な施設の統廃合等は、意見を聞いて行ってほしい」との声があった。総延べ床面積ベースの削減率について「前期の26年度までにどれだけ減らすのか」との質問が出され、当局は「18%の削減を計画している」などと説明した。
 この日は、空き家対策についての説明も行われた。

山菜採りのクマ被害防げ 鹿角市 60カ所にバリケードなど

2019-04-27
入山禁止のバリケードを設置する市職員(十和田大湯熊取平)
 山菜採り中のクマによる人身被害を防ごうと、鹿角市は26日、3年前にクマに襲われ4人が死亡した事故現場に通じる市道など十和田高原地区約60カ所に、通行止めのバリケードや入山自粛を求める看板などを設置した。同地区は27日から11月中旬まで入山規制を実施する。
 大湯の熊取平や田代平の同地区では、タケノコ採りシーズン最盛期の2016年5月下旬から6月上旬にかけて、市内外の男女4人がクマに襲われ犠牲になったほか、2件の負傷事故も発生した。
 以降、市は毎年、現場周辺の市道や、山林に入りやすい私有地などに入山禁止や通行止め、クマの出没注意を呼び掛けるバリケード、看板、ロープを設置している。
 27日からの入山規制に合わせ、総務課と農林課の職員8人が4班に分かれ、作業を実施。2人が犠牲になった熊取平周辺の市道には「この先でクマによる死傷事故発生! 危険」と、警告文が目立つように記された通行止めのバリケードを設置した。
 作業にあたった市の黒沢書彦危機管理監は「安全確保ができていないので人命を最優先し、バリケードを張った。これからタケノコ採りシーズンを迎え、クマに出くわして襲われる不安もある。理解してもらいたい」と話した。
 市では5月中旬ごろから、警察や消防などと連携して、現地で朝の呼び掛けや啓発活動を展開するという。
 また、今後は同様にクマによる人身被害防止策として、仙北市との境界付近にも看板やバリケードを設置する。

ミュージカル 「あきたいぬになりたくて」 わらび座 来年1月に大館公演 実行委が発足

2019-04-26
大館公演の実行委員会を設立した発起人会議(大館商工会館)
 ミュージカル「あきたいぬになりたくて」無料で小学生に鑑賞させる会発起人会議は25日、大館市の大館商工会館で開かれた。ミュージカルは仙北市の劇団「わらび座」が昨年、全国から公募した秋田犬がテーマの脚本を基に制作中のもの。来年1月の大館公演の実行委員会を設立し、準備段階に入った。
 わらび座では、これまで秋田の歴史や人物を題材にしたミュージカルを制作してきたが、物語としての秋田犬を県内外にPRしたいと、初めて脚本を公募。昨秋から年末にかけて30点余りの応募があった。入賞は該当作品なし。奨励賞を受賞した「あきたいぬになりたくて」を基にミュージカルを制作し、大館市とわらび座の共催で10~12月にあきた芸術村小劇場で上演される。
 会議には発起人ら10人余りが出席。発起人を代表し、大館商工会議所の中田直文会頭が「秋田犬をテーマに、地元に対する思いを伝えていきたい。来年の大館公演へ向け協力を願いたい」などとあいさつし、「小学生から大人までが温かくなる感動作品。、芸術に触れ合う機会の創出と情操教育の一環として大館の未来を担う小学生に無料鑑賞させたい」という趣旨を説明した。
 続いてわらび座の今村晋介支配人が「秋田犬という誰もが知っている存在をどれだけクリエイティブに作れるか。視野を広げ、かわいいだけじゃない秋田犬を作品にすることで、次のステップに進めるのでは」とミュージカル制作の経緯を語った。
 この後、実行委員会を発足。委員長に中田会頭、副委員長に伊徳の伊藤碩彦会長を選出した。委員は11人で、事務局は大館商工会議所。大館公演は来年1月11、12日の2日間。舞台は70分程度。11日は午後2時から、12日は午前11時、午後2時からの2回、計3回公演を予定している。一般のチケットは一人3000円程度で調整し、市内の小学生(高学年の予定)は無料招待する。今後、市教委を通じて詳細を検討する。
 ミュージカルは、秋田でご当地アイドルを目指す女子高校生3人がコンテスト出場を目指す内容。物語の転換点で大館市が登場する。かわいいだけではない秋田犬の一面に触れながら、若者の葛藤と成長する姿を描く。
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