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ヒグマ舎整備から5年 イベントなど検討 阿仁熊牧場 年間利用者は1万8千人

2019-01-17
阿仁熊牧場利活用推進協議会(北秋田市阿仁庁舎)
 北秋田市打当の阿仁熊牧場の誘客対策などについて話し合う阿仁熊牧場利活用推進協議会が16日、市阿仁庁舎で開かれた。2019年度はリニューアルオープンから5周年の節目に当たることから記念イベントの実施を計画。SNSを通じた誘客を狙いに園内掲示を写真映えするように一新することも検討している。
 ヒグマ舎の整備に合わせて「くまくま園」としてリニューアルオープンした阿仁熊牧場の利活用について、県と市、観光や教育などの関係者が協議。県生活環境部生活衛生課の金和浩課長は「阿仁熊牧場の入場者増加に連携して取り組み、地域の活性化につなげていきたい」などと述べた。
 18年度の熊牧場入場者数は1万8062人。施設は11月上旬から翌年4月下旬まで冬期閉園となるため実質的に6カ月間の集計。前年度に比べて約300人の減となった。
 19年度の利用促進事業については県と市がそれぞれ計画を示した。市は例年通り4月下旬から大型連休に合わせたオープニングイベント、7月から8月に夏休みイベント、冬期閉園前の10月下旬から11月上旬にハロウィーンイベントを実施。このほかにリニューアル5周年記念イベントの開催を検討している。
 誘客対策については、来場者アンケートの「訪れたきっかけ」に対する質問に、口コミとSNSとする回答が多かったことを踏まえ、園内の掲示を「写真映え」するようなものに一新し、来場者の発信による誘客に力を入れる考えを示した。
 県はこれまで通り小中学校を対象にした校外学習の誘致、有料広告を活用した施設のPR、イベントの支援などを行う計画。市が検討している5周年イベントについても全面的に協力する考え。県北秋田地域振興局は市内の小学校を対象にした「動物といのちの学習会」を開催する予定。

 

とりの市とアメッコ市 冬の大館にどうぞ 関係者が知事にPR

2019-01-17
佐竹知事にまつりをPRする関係者ら(県庁)
 比内とりの市(26、27日)と大館アメッコ市(2月9、10日)の関係者らが16日、県庁に佐竹敬久知事を訪れ、大館市の冬の風物詩となるまつりをPRした。
 訪れたのは比内とりの市の吉原考政実行委員長と、大館市観光協会の山城久和会長ら。とりの市のまねき鶏や白丁人(はくちょうびと)、アメッコ市の白ひげ大神と少女おこう、みこも同行した。
 吉原実行委員長は「35年続くとりの市。今年も食べる、見る、買う、遊ぶをテーマに盛りだくさんのイベントを用意している」、山城会長も「(アメッコ市で行われる)秋田犬パレードの観客も多く、今年はさらにたくさんの人出を期待している。アメとともに秋田犬の魅力を紹介したい」などとPR。招待状を手渡して来場を呼び掛けた。
 知事はアメや比内地鶏を試食しながら満面の笑みで「頑張ってほしい。日程をみて、できれば行きたい」と答えた。
 昨年は比内とりの市に3万人、大館アメッコ市には9万9000人が来場。近年の秋田犬ブームで、秋田犬パレードが行われるアメッコ市には関東方面からの観光客も増えているという。知事はとりの市に昨年、アメッコ市には2年前に訪れている。

 

かづの商工会 人材確保へ情報誌 出身大学生に配布 就職促進で初企画

2019-01-17
地元企業の魅力を掲載した情報誌
 かづの商工会(柳澤隆次会長)は、大学生の地元就職を促進するため、管内企業の魅力を掲載した情報誌を作成した。人手不足が深刻化する中で、人材確保につなげるのが目的で、高校を通して約250人に配布した。
 鹿角地域は、求職者1人に何人の求人があるかを示す有効求人倍率が県内で一番高い数字を示すなど人手不足が深刻化、人材確保が緊急の課題となっている。
 事態を憂慮したハローワーク鹿角、鹿角地域振興局、鹿角市、小坂町、商工会の5団体が、人材確保へ向けた緊急の共同宣言を行ったほど。共同宣言は「人材確保!鹿角地域元気作戦」と銘打って、15日に行い、さっそく花輪高校を訪れ、要請文を提出した。
 地元就職を応援する情報誌は、今回初めて作成した。市外に進学した大学生は、地元企業の情報が十分に得られない状況で県外就職しているケースがある。就職活動の早い段階から学生と保護者に企業の魅力を知ってもらいたい、という願いを込めた。
 希望のあった事業所18社を掲載している。手に取った人に、地元企業を身近に感じてもらうため、会社の概要を単に紹介するだけでなく、代表者のコメントや就職している先輩たちの生の声を盛り込むなどの工夫をした。
 地元高校から進学した大学2、3年生、短大2年生、専門学校2年生を対象に、高校の協力を得て、255部を配布した。担当した商工会総務課の工藤淳哉課長補佐は「会社を身近に感じてもらい、地元就職の動機付けにしてもらいたい」と話している。
 A4判、全20ページ。500部作成した。

 

人手不足は危機的状況 鹿角の行政、商工会など 5団体で共同宣言

2019-01-16
共同宣言に署名した後、人手不足の現状を訴える児玉市長(中央)ら代表(市役所)
 鹿角地域の人手不足が深刻化しているのを受け、ハローワーク鹿角、鹿角地域振興局、鹿角市、小坂町、かづの商工会の5団体は15日、市役所で緊急の共同宣言を行った。「人手不足は危機的状況」として、地域全体で危機感を共有するよう訴えた。
 出席したのは児玉一市長、細越満町長、かづの商工会の柳澤隆次会長、振興局総務企画部の進藤隆男部長、ハローワークの小野寺利一所長の5人。宣言文に署名し、これまで以上に連携を強化し人材確保へ向けて事業を展開することを誓った。
 宣言文は、「有効求人倍率が2カ月連続で1・8倍台を記録するなど人材不足はますます深刻化している」と危機的状況を訴え、「今まで以上に関係機関が一体となって人材確保対策に取り組むことを宣言する」と連携強化を明記した。
 児玉市長は「魅力ある地域の企業を発信し、若い世代や保護者に目を向けてもらいたい。そういう点でも、5者の共同宣言は意味がある」と話した。
 今後の具体的な取り組みとして、▽市長、町長による高校訪問▽移住希望者を対象にしたハローワーク、地域企業の職場見学▽高校2年生を対象にした地元企業説明会▽働き方改革に関する認定、表彰を受けている企業のPR▽高齢者や人手不足が深刻な分野を中心とする会社面接会▽高校の進路指導担当者を対象にした地域企業の職場見学―などを予定している。
 細部を詰めるため、5団体の事務レベルの連絡会議を今月下旬に予定している。

保育園の民間移管で 募集対象の拡大も検討 北秋田市 議会市民福祉委で示す

2019-01-16
保育園民営化方針を説明した常任委(北秋田市役所)
 北秋田市議会の市民福祉常任委員会(佐藤文信委員長)は15日、市役所で開き、市立保育園の民営化方針について市当局の説明を受けた。移管先の市内法人が見つからなかった場合、福祉課は「状況によって市内限定の部分を見直す」と募集対象の拡大を含めて検討する考えを示した。
 市は市立5園のうち米内沢、あいかわの2園を民間の法人に移管する方針をすでに示している。移管時期は「あいかわ」が2020年4月をめどとし、米内沢は未定。
 米内沢の移管先は昨年、市内の社会福祉法人を対象に募集。事前の説明会に2法人が参加したが応募はゼロだった。市は19年4月に予定した民営化を当面先送り。関係法人から聞き取りしたところ、移管後の採算不安などが指摘されたという。
 2園の民営化方針は昨年11月の市議会全員協議会で説明しており、この日の常任委で新たな説明は特になかった。委員から今後応募がなかった場合の対応などについて質問が出た。
 同課の石上和彦課長は「なるべく市内法人に応募してもらえるよう努力したい」とした上で「状況によっては市内限定の部分を見直す」と述べた。移管後の採算性については、国が幼児教育・保育を無償化する今年10月に「見直される運営経費も出てくる」「国の流れをくむことになる」と見通しを述べ、動向を見極めて対応する考えを示した。
 残る前田、阿仁合、大阿仁の市立3園については市直営や指定管理者制度導入を含めさまざまな運営手法を検討しているとした。
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「良い年に」願い込めて 北鹿の神社、商店など 新年へ準備進む

2018-12-31
絵馬の準備作業に励むアルバイトたち(大館神明社)
 2018年も残すところ1日。北鹿地方の神社では初詣に向け、お守りや絵馬が並び、商店では初売りに備えバラエティーに富んだ内容の福袋などを用意している。新年が希望に満ちた良い年になることを願いながら、各地で慌ただしく準備が進められている。
 大館神明社(佐藤文人宮司)では、参拝者を迎える手伝いやアルバイトの大学生らが白い作務衣(さむえ)を羽織り、準備作業に追われている。
 30日は干支(えと)の「亥(い)」の絵馬に麻製のひもを通したり、お守りを並べたりしていた。長井世翔(せしか)さん(22)=同市片山=は「良い年を迎えられるように思いを込めている。皆で協力して参拝者を迎えたい」と話していた。
 縁起物は、勇壮なイノシシの姿が描かれた絵馬、丸い形がかわいらしい土鈴、ちりめん巾着のおみくじや鏑矢(かぶらや)など約100種類をそろえている。31日の午後3時から一年の汚れを払う「大祓(おおはらえ)式」、1日午前0時からは「歳旦(さいたん)祭」を行い、新年を祝う。
 同神明社によると例年、三が日まで約1万5000人の人出がある。駐車場に限りがあるため、駐車マナーの順守、公共交通機関や徒歩での参拝を呼び掛けている。
 一方、衣料品や雑貨店、大型店などでは正月の初売りに向けて準備が進む。バラエティーに富んだ福袋を用意し、客を迎える準備が進んでいる。
 大館市馬喰町の家具と洋服などを扱う「ヴィンテージ&アンティークストア ダリーズ&Co」(小田島寛店長)では2日から初売りを行う予定。有名メーカーの温かみのある色味のマグカップや、プレートなどの食器を詰め合わせた福袋2種類を数量限定で販売する。例年通り今月下旬頃から準備を始め、店員が箱詰め作業に追われている。箱にクッション材を詰め、割れないよう丁寧に並べていた。
 同店の福袋は予約を行わず、来店者のみが購入できる。小田島店長は「1年に1度のお得な福袋。時間がある方はぜひ来店してほしい」と呼び掛けている。

鏡餅、ミカン、筋子… 正月用品買い求める 鹿角市花輪「つめの市」にぎわう

2018-12-31
正月用の食材を求める買い物客でにぎわった「つめの市」(花輪定期市場)
 鹿角市花輪の定期市場で30日、「つめの市」と呼ばれる臨時市が開かれ、正月用品を買い求める人でにぎわった。
 花輪の朝市は400年の歴史があるといわれ、住民に「まちの日」「市日」と呼ばれ親しまれている。通常は「3」と「8」の付く日に開き、お盆と大みそかの前日には臨時市を開設している。
 この日は20を超える店が出店。縁起物の松や鏡餅をはじめ、煮しめ用の山菜、ミカン、筋子、サケなどが店頭に並んだ。買い物客は「おいしいよ」などと店主から声を掛けられながら、お目当ての品物を買い求めていた。
 市日関係者によると、氷点下の寒さが影響してか、昨年に比べ訪れた人は若干少ないというが、正月を目前にした臨時市。威勢のいい掛け声が飛び交うなど、年の瀬を感じさせる光景が繰り広げられていた。関善こみせ内では「あまちこ」が無料提供された。

コイの追い込み漁 手法披露し「河川知って」 調査兼ねて長木川で

2018-12-31
川に張った網を引き上げる石川さん(手前、大館市立花の長木川)
 大館市立花の長木川で29日、河川調査を兼ねた「コイの追い込み漁」が行われた。厳寒の中、環境保全調査を行う関係者が川の中に入るなどして捕獲を目指した。
 「追い込み漁」は魚の動きが鈍る厳寒期に行う。魚が川底に集まり、網にかかる可能性が高いため。市内では近年行う人が少ない。
 今回は東北地方整備局の米代川河川環境保全モニターを務め、追い込み漁に詳しい石川富雄さん(75)=大館市=が企画した。漁の手法を披露して魚の生態や河川の現状を知ってもらい、河川の環境保全につなげる狙い。広く参加を呼び掛け、市民ら11人が集まった。
 餅田橋下流の長木川で実施。始めに石川さんが船で移動しながら川に網を張った。準備が整ったところで、参加者は岸から棒で川底をつついた。雪が降る中、漁の手法を見学。水量が多かったため、捕獲には至らなかったが、河川環境について関心を深めた。
 企画に協力したNPO法人秋田水生生物保全協会の杉山秀樹代表理事は「追い込み漁には人間の知恵が結集している。魚の生態、川の状況を継続してモニタリングすることで、環境保全につながることを期待する」と話した。

暴風雪 帰省の足直撃 大館能代空港 「仕方ない」落胆の声 羽田へ引き返し欠航

2018-12-30
欠航による振り替え手続きのため2階まで列をつくる客たち(大館能代空港ターミナルビル)
 年末の帰省ラッシュがピークを迎える中、大館能代空港は29日、暴風雪に見舞われ欠航が相次いだ。〝雪国空港〟の備えをしのぐ悪天候に、出迎えの地元住民から「帰省するはずの家族と正月を一緒に過ごしたかったが、仕方がない」と落胆の声が漏れた。
 大館能代周辺は朝から断続的にふぶき、一時10㍍先の視界がきかなくなるほど悪化。空港のある脇神で最大瞬間風速は午前中、約15㍍を記録した。滑走路では10台近い除雪車が急ピッチで作業し、着陸準備を進めていた。
 全日空などによると、午前8時55分羽田発の787便は大館能代上空まで飛んできたが、雪による悪天候で着陸できず羽田に引き返し、そのまま欠航した。到着後に羽田へ折り返す予定だった788便も欠航となった。
 両便とも166席が予約で満席状態だった。年末年始をふるさとで過ごそうという帰省客の足を直撃した形。ターミナルビルには、折り返し便で関東地方などの観光地へ向かおうとする家族連れも目立ち、いったん預けたスーツケースをがっかりした表情で受け取っていた。
 秋田新幹線で振り替え輸送する手続きが航空会社のカウンターで始まると、順番待ちの列が階段やビル2階の通路まで延びた。県内で単身赴任中という男性客は「正月は都内の自宅に帰るつもりだったが、まさか欠航になるとは。できればきょう中に帰宅したい」と困惑していた。
 1階到着口付近も出迎えの家族ら50人ほどで混雑した。午前10時50分ごろ、運航状況を示す電光掲示板が「引き返し」を表示すると携帯電話で慌ただしく連絡を取り合い、対応に追われていた。
除雪作業が急ピッチで行われた滑走路(午前10時ごろ撮影)

駅弁文化「根付かせたい」 大館の花善 仏パリに現地法人

2018-12-30
ジャポニズム2018で鶏めしを販売した八木橋社長㊨と佐々木さん(花善提供)
 駅弁製造の花善(大館市、八木橋秀一社長)がフランス・パリに現地法人を設立した。同社の海外進出は初めて。主力商品「鶏めし」の現地仕様を1月から販売する。法人登記などの手続きを行ったのは、経営者に憧れ大学を休学して入社した佐々木朝菜さん(22)=同市出身。八木橋社長は「大館の子どもたちが将来の夢を描けるような道をつくり、本場で鶏めしを食べたいと思うフランス人の観光誘客につなげたい」と意気込んでいる。
 国内の人口減少が進む中、同社は2年前から海外展開に向けて市場調査を実施。鉄道網が整っている欧州に着目し、「歴史や文化を大切にするフランスなら受け入れられるだろう」(八木橋社長)と法人設立を決めた。日仏友好160年記念行事「ジャポニズム2018」の一環で10月30日から1カ月間、パリの国鉄リヨン駅で鶏めしを販売したところ好評だった。
 会社名は「SAS Paris Hanazen(パリ花善)」。花善と八木橋社長が共同出資し、11月28日付で設立した。
 小樽商科大4年の佐々木さんは小学生の頃から経営者に憧れ、昨夏に八木橋社長を突撃訪問。海外進出の話を聞いて「ぜひ自分にもやらせてください」と申し出た。今春から休学して花善でアルバイトし、9月に正社員となって渡仏。登記手続きや食材探しなどに奔走した。
 「スピード感など日本と全く異なる文化に戸惑った」と佐々木さん。それでも「すごく物語性を大事にする国民性。パリは弁当ブームなので歓迎されている」とやりがいを感じている。
 目標は年商5000万円。当面イベント参加などで販路開拓する。日本航空とヤマトホールディングスがパリに開設した日本産食材のアンテナショップで1月18日から2週間開かれる「秋田県フェア」にも出展する。八木橋社長は「日本と台湾にしか存在しない駅弁文化を根付かせ、いずれは駅で売りたい。大館の子どもたちが『地方の企業でも海外に進出できるんだ』と自信を持てるよう頑張る。秋田犬の古里という強みを生かし、フランスで鶏めしを食べた人が本場でも食べたいと足を運んでくれる流れもつくりたい」と話している。
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市長選、態度表明迫るか 大館市12月議会一般質問 12議員通告、3、4日

2018-11-30
  大館市議会は29日、12月定例議会の一般質問の通告を締め切った。届け出たのは12議員。歴史まちづくり事業や編成中の2019年度予算案、農業施策などへの質問が通告された。また、「4月の市長選挙について」との質問通告もあり、福原淳嗣市長に対し、市長選への態度表明を迫るものとみられる。
 通告したのは、質問順に斉藤則幸議員(公明党)、田村儀光議員(平成会)、中村弘美議員(同)、佐藤健一議員(いぶき21)、佐藤眞平議員(新生クラブ)、石垣博隆議員(平成会)、明石宏康議員(いぶき21)、吉原正議員(同)、佐藤芳忠議員(無所属)、阿部文男議員(平成会)、笹島愛子議員(共産党)、相馬ヱミ子議員(新生クラブ)。
 歴史まちづくり事業は本年度、大館八幡神社の覆屋改修実施設計や、大館神明社の本殿基礎改修工事に取り組んでいる。新開地通りの桜並木整備や道路美装化工事、大館城下町名標柱設置工事への着手も予定している。
 議員からは「古民家等の歴史的建造物の保存」や「郷土芸能の充実」などを求める質問が通告されたほか、「重点地域以外の活動への支援や事業は、どう展開するのか」との質問も行われる。
 編成中の19年度予算案については、編成方針で「総合戦略に掲載した事業など、継続的な事業は予算措置する」と示したことについて「具体的な内容」を問う。
 このほか、世論調査の集計結果に対する考えを聞くものや、パラリンピックの事前キャンプ受け入れ、来年の県種苗交換会の大館市での開催などに対する質問も通告された。
 来年の市長選に向けては、福原市長が再選を目指して立候補するのは「既定路線」とみられてはいるが、現時点ではまだ、態度を明らかにしていない。質問では、市長へ態度を表明するよう迫るものとみられる。
 一般質問は12月3日と4日の本会議で行われる。慣例により両日とも、6人ずつの登壇が見込まれる。

大雪で立ち往生、事故 冬の交通障害に備え 北秋田で関係機関訓練

2018-11-30
立ち往生した車両を重機でけん引する訓練(道の駅たかのす)
  豪雪による車両の立ち往生など冬に発生が懸念される交通障害を想定した訓練が29日、北秋田市の道の駅たかのすで行われた。能代河川国道事務所など関係機関から約40人が参加し、立ち往生した車両の除去と運転者の救助、道路の集中除雪など万が一の際の対応を確認した。
 本格的な降雪期を前に関係機関が連携して迅速、的確に対応する態勢を構築することが狙い。能代河川国道事務所と北秋田署、北秋田市消防本部、市、道の駅たかのす指定管理者の鷹巣観光物産開発が参加した。
 道の駅たかのすは自家発電施設などを備えた国道の防災拠点として整備されており、昨年も同様の訓練が行われている。
 能代河川国道事務所の増竜郎所長は「道路における雪害対策は、なるべく通行を止めずにという対応から、止めた上で集中的に除雪を行うなどして被害を最小限にするよう方針が変わった。訓練を通じて対応を確かめ、万が一に備えて」などと呼び掛けた。
 訓練は急激な積雪の増加により国道7号で車両が立ち往生、追い抜こうとした車両が対向車と衝突し大渋滞が発生したという想定で行われた。ドライバーの救助活動や除雪、車両のけん引などを各機関が連携を取りながら繰り広げた。

観光路線バス「八郎太郎号」 最多の286人利用 十和田八幡平間 外国人が大幅増

2018-11-30
  鹿角市は、十和田湖休屋と八幡平頂上を結ぶ予約型観光路線バス「八郎太郎号」の本年度運行実績をまとめた。乗車人数は286人で、運行を開始した2016年度以降、最多となった。好調だった要因について市では「運行から3年目を迎え、認知度が高まってきた」と捉えている。
 八郎太郎号は、十和田八幡平間の観光路線バスが利用者の減少により15年度で廃止されたことを受け、鹿角市が事業主体となって16年度から運行。国立公園への2次アクセスとなる交通手段の確保を図っている。
 春から秋までの土日祝日限定。利用希望日の前日午後5時までの予約制で、車種は予約人数に応じてジャンボタクシーや大型バスなどを用意している。本年度の運行期間は4月28日~10月21日。
 十和田湖営業所―八幡平頂上間に道の駅やJRの駅など17カ所の停留所を設け、運行時刻や経路を固定して運行。運賃は200~2500円に設定している。運行事業者は十和田タクシー。生活バス路線と重複する中滝―志張温泉間のみの利用はできない。
 初年度の16年度は1日1往復半運行していたが、地元の観光・宿泊施設から利便性の向上を求める意見もあって17年度から倍に増便した。
 市によると運行日数は16年度が33日、17年度が43日、18年度が49日、乗車人数は16年度が129人、17年度が231人、18年度が286人と増加傾向。このうち外国人の利用は16年度4人、17年度11人、18年度51人と大きな伸びをみせている。
 本年度の運行率は83・1%で前年度を10・2ポイント上回ったほか、1便当たりの平均乗車人数は前年度比0・3人増の2・5人だった。また、本年度は特に紅葉時期にあたる10月が運行率100%、平均乗車率3・9人と利用が多かった。
 市は「本市観光における主要な2次アクセスとして認知度、利用が高まり、多くの観光客や観光事業者等に定着してきた成果」と捉えている。

十和田湖 西湖畔の魅力歩いて発見 県 景観ワークショップ

2018-11-29
西湖畔の自然に触れる参加者(大川岱)
  小坂町側の十和田湖西湖畔の情景を満喫する景観ワークショップ「西湖畔歩き」が28日、現地で行われ、参加者が遊歩道を歩きながら、気に入った風景や自然をカメラに収め、西湖畔の魅力を再発見した。
 十和田湖の境界画定を契機に、2009年度から西湖畔の環境保全や景観形成に取り組んでいる県の主催。2016年度から毎年行い、本年度で3回目。県が認定する景観マネジャーや町観光案内人など11人が参加した。
 講師は、景観マネジャーで自然観察指導員としても十和田湖の魅力を伝える活動を展開している髙橋竹見さん、町学芸員の安田隼人さん。
 参加者は、髙橋さんや安田さんの説明を受けながら、西湖畔南側の大川岱桟橋から鉛山桟橋までの遊歩道約2㌔を散策。県が景観マネジャーや町関係者らと西湖畔の良好な景観調査などを進めながら、作成した2冊の「西湖畔樹木マップ」も参考にし、途中、好きなスポットや植物などをカメラで撮影した。
 町の観光案内人を務める松山繁さん(75)は「西湖畔の魅力は、奥入瀬にはない森と湖が同時に観察できること。1000年を超えるカツラの大木があり、いにしえを感じることができたし、今の時期に花を咲かせる野草を見つけることができた」と話した。

県内JA一本化を決議 秋田市で大会 2024年度めど 全国トップクラスの組織に

2018-11-29
県1JAへの組織再編などを決議した大会(秋田市)
 今後3年間の基本方針と取り組みを決める第30回県JA大会が28日、秋田市の秋田キャッスルホテルで開かれ、県内14JAを一つに統合する組織再編の推進など3議案を満場一致で決議した。農業者の所得増大や農業生産の拡大を図るため、2024年度をめどに、オール秋田体制による全国トップクラスの県単一JA実現を目指す。
 JAを取り巻く情勢は近年、大きく変化しており、県内では人口減少や高齢化に伴い、組合員の減少も加速。減反政策の廃止や超低金利政策による信用事業の収益低下もあり、「かつて経験したことのない厳しい経営環境が今後、見込まれる」として、スケールメリットを最大限生かした強固な経営基盤確立を目指すことにした。
 県内各JAの役職員や青年部、女性部の代表など520人が出席した大会で、JA秋田中央会の船木耕太郎会長は「本県農業のさらなる発展などJAの使命を果たしていくには、経営環境の変化を見据えた広域的でより強固な組織、経営基盤の確立が求められる」として、既存の枠組みにこだわらない組織再編の必要性を強調。「各JAで中期計画等を策定してもらい、決議の着実な実践に向けた取り組みをお願いしたい」と呼び掛けた。
 近藤悦応常務は、園芸作物などの販売額200億円超、共同購入メリットを実感できる低コスト資材の取り扱い拡大―など、合併による目指す姿を説明。19年度からの3年間を事前準備期間とし、各JAが事務・会計システムの一本化などに取り組み、その後2年間を最終協議期間とするスケジュールも示した。
 意見表明では、JAあきた北の虻川和義組合長が「地元大館では不安や懸念、賛成の声などさまざまある。小異を捨て大同につき、次世代に農業、農村をつないでいくことは組合員、地域住民にとっても大きなメリット。厳しい道のりだが、目指す姿の実現に向け前進していく」と述べた。
 JA秋田中央会によると、県内JAの正組合員は9万2998人(17年度)と全国トップで、販売品取扱高は2位。全国では奈良、香川、島根、沖縄の4県で県単一のJAが組織されていて、山口、高知も合併を予定している。
 閉会後、船木会長は取材陣に対し「今後、組合長会議などで十分議論して、あるべき1JAの姿を具体化していきたい」と話した。

 
 

10月のニュース

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危険ブロック 撤去費の最大半額補助 大館市が制度創設

2018-10-23
 大館市は、地震で倒壊の恐れがあるブロック塀の撤去費の補助制度を創設した。所有や管理が個人・町内会の場合は工事費用の2分の1(上限10万円)、法人には3分の1(同8万円)を助成する。災害時の人身事故を未然に防ぐ狙いがあり、住民登録のない人も利用できるとして広く活用を呼び掛けている。
 対象は道路や公園などに面している高さ1㍍以上のブロック塀やコンクリート塀、石積み塀などで、塀の高さが2・2㍍以下か▽厚さは10㌢以上か▽控え壁があるか▽コンクリートの基礎があるか▽傾き、ひび割れはないか▽塀に鉄筋は入っているか―などのチェックポイントに一つ以上の不適合がある場合。高さ60㌢以下になるよう解体撤去することを条件としている。
 ただ、基礎部分が頑丈な構造であることが確認でき、上部を全て撤去する際は工事後60㌢以上でも認める。ブロック塀と一体になっている門柱を撤去する場合も補助対象とする。危険ブロック塀がある土地を借り受けて居住している市民は、所有者の同意があれば制度を利用できる。
 都市計画課によると、高さ2㍍で長さ10㍍のブロック塀を撤去する場合の相場は20万円程度という。制度利用は1敷地1回限り。私有地を隔てるなど道路に面していないブロック塀の撤去や補修、再設置は対象外。着手前に補助金の交付申請を行い、市内に本店を置く建設業・解体業の法人か個人事業者と契約することを要件としている。
 大阪府北部地震で崩れたブロック塀の下敷きになり、児童が死亡した事故を受けて創設。本年度は10件100万円程度の利用を見込み、緊急的な措置として住宅リフォーム支援事業の予算を流用する。今月1日に受け付けを始めたところ、22日までに申請2件、相談2件があった。いずれも個人。リフォーム補助の利用は減少傾向で事業への影響も少ないとみており、来年度以降は危険ブロック塀撤去支援の事業費を予算化したい考え。
 問い合わせ、申し込みは都市計画課建築指導係(電話0186・43・7083)。

10代目は堀川さん(秋田市) 鹿角市が派遣 ショプロン(ハンガリー)で日本語指導

2018-10-23
出国を前に抱負を語る堀川さん㊥と丸岡会長(市長室)
 鹿角市の姉妹都市、ハンガリー・ショプロン市で新たに日本語の語学指導にあたる堀川さゆみさん(26)=秋田市=が22日、鹿角市役所を訪れ、児玉一市長に派遣決定のあいさつをした。「鹿角と秋田の魅力を伝えたい」と抱負を語った。25日に出発する。
 鹿角国際交流協会(丸岡隆子会長)が10代目の語学指導員として2020年8月まで、およそ2年間派遣する。現地の日本語教室で指導するほか、鹿角市との連絡や文化交流などの活動も行う。市内からの応募がなかったため、県国際交流協会を通して募集した。
 堀川さんは秋田市出身で同市在住。国際教養大から北海道大に編入し、卒業後は秋田銀行に勤務。語学指導員に決まり、退社した。
 国際交流の経験が豊富で、高校時代にカナダに短期留学、大学ではフィンランドの大学へ1年間交換留学するなど語学や国際交流に関心が強い。「合唱やピアノ演奏、イラストなどの趣味を通して、ハンガリーの人たちと交流を深めたい」と応募した。
 児玉市長は、「ショプロンと鹿角市の懸け橋になってほしい。国際交流の経験があるので、安心して頑張ってきてほしい」と激励した。
 同席した鹿角国際交流協会の丸岡会長は「(9人派遣という)これまでの積み重ねがあるので、伸び伸びとやってきてほしい」と期待を込めた。

クラフトビールで秋田元気に 県内産など片手に交流 「大館カントリー倶楽部」

2018-10-22
声高らかに乾杯する参加者たち(曲げわっぱビルヂング)
 「ビールを飲んで秋田を元気に」を信条に愛好家が集う「大館カントリービール倶楽部」(青木縁由代表)が20日、大館市内で初のイベントを開いた。市内を中心に30~50歳代の16人が参加。県産のクラフトビールや市産の野菜などを楽しんだ。
 団体は2015年、会員制交流サイト・フェイスブックでサークルページを立ち上げ。現在メンバーは518人を数える。全国に4支部を持つが、本部としている大館市でのイベント開催は初という。市民らに利用して知ってほしいと、会場は8月にオープンした御成町1丁目の「曲げわっぱビルヂング」の共用スペース「MARUWWA(マルーワ)」を選んだ。
 県内4醸造所のビールなど30種以上が用意され、参加者は好みのグラスやコースターを使用。野菜のチーズフォンデュや市内飲食店の協力を得た軽食も。14日に発売されたばかりの横手市産ホップ100%使用「秋田ホップの郷ラガー」で乾杯した。立食形式で交流を深めるとともに、宴席ではビールに関するうんちくなども紹介された。
 青木代表は「取り寄せなども考えると安い値段ではないが、酔うためでなく香り高さを楽しむもの。日頃の疲れを癒やす特別なクラフトビールを通じて、ビールが人をつなぐ企画を続けたい」とした。
 マルーワを運営するいしころ合同会社によると、これまで利用企業の交流会開催はあったが、外部団体の飲食での利用は初という。有料で、月会員または一時利用などで利用可。倶楽部はオープンスペースのイベント(半日5000円)として利用した。営業時間は午前10時から午後8時、火曜定休。問い合わせはマルーワ(電話0186・59・6777)。

議会や当局に厳しい声 北秋田市議会の報告会 キャラクター事業などやり玉

2018-10-22
北秋田市議会が開催した報告会(コムコム)
 北秋田市議会は21日、市内4カ所で報告会を開き、3月議会の審議について市民に説明した。市民負担を増加させる介護保険料の引き上げに賛成した上、キャラクターを活用したPR事業に約3000万円の支出を認めた議会に対し、参加者から「市民生活を守るのが議会。どのような考えでこのようになったのか」と苦言を呈する声が上がった。
 議会改革の一環として行っているもので今年で5回目。議員改選を経てからは初の開催。鷹巣地区はコムコム、森吉はコミュニティセンター、合川は公民館、阿仁は阿仁庁舎で開催。4会場を合わせて48人の市民が参加。最も多かったのは鷹巣の17人、最少は森吉の6人。
 18年度一般会計当初予算など3月議会で可決した議案について報告した後、市民からの質問に答えた。
 鷹巣会場では「市民負担を重くする介護保険料引き上げを賛成多数で可決した。さらに市にゆかりのないキャラクターを使ったPR事業に約3000万円を支出することに賛成したことは残念。市民の生活を守るのが議会ではないのか」と議会の姿勢を批判する声が上がった。
 キャラクターを活用したPR事業については「市をPRするのに、なぜこのキャラクターなのか。他の自治体では地元在住や出身のアーティストなどが制作したキャラクターを活用するなど工夫している。議会はなんの疑問もなく賛成したのか」などと、事業そのものを疑問視する意見も出された。
 合川会場でもキャラクターを活用したPRは話題に上がり、「どうせたくさんの金を使うならば、もっと効果的に市のPRに活用するべきだ」との声が聞かれた。

かづの牛の人気上々 畜産まつり ヘルシーな赤身堪能

2018-10-22
バーベキューを楽しむグループ(鹿角家畜市場)
 鹿角地域の畜産をPRする「かづの畜産まつり」が21日、鹿角市花輪の鹿角家畜市場で開かれた。大勢の人が訪れ、ヘルシーな赤身が人気のかづの牛(日本短角和牛)や八幡平ポークのバーベキューを楽しむとともに、精肉などの即売コーナーは飛ぶような売れ行きだった。
 県畜産農協(加藤義康組合長)が牛の品評会「鹿角畜産共進会」に合わせて毎年開催。生産者と消費者が交流を図る場となっており、例年、市内外から1200~1300人が詰め掛けている。
 16回目の今年は好天に恵まれ、大勢の人が訪れた。バーベキューまつりコーナーでは、家族連れやグループが鉄板を囲みながら、かづの牛や八幡平ポークを堪能。「おいしい」「おいしい」と言いながら、食の秋を楽しんでいた。
 即売コーナーは今年も盛況で、長蛇の列となった。通常より割安なかづの牛の精肉、メンチカツ、八幡平ポーク商品が飛ぶように売れ、人気の高いところを示した。
 会場では声の大きさやパフォーマンスを競う牛鳴きまね、コロッケ早食いの各大会、子牛などとの触れ合いコーナー、同時開催の鹿角牛方節全国大会など多彩なイベントがにぎやかに繰り広げられた。
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