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地域に根ざし1世紀 北鹿新聞 創刊100周年 祝賀会で誓い新た

2018-11-11
各界から約200人が出席した祝賀会(ホテルクラウンパレス秋北)
 北鹿新聞社(田中厚社長)は10日、創刊100周年祝賀会を大館市のホテルクラウンパレス秋北で開いた。政治、経済、文化、スポーツなど各界から約200人が出席。1世紀の節目を祝うとともに、地域に根差したローカル紙としてさらなる発展を目指すことを誓い合った。
 1918(大正7)年10月8日の創刊以来、2度の大火による社屋焼失や戦時下の言論統制に伴う廃刊など幾度の辛苦を経験しながらも、多くの読者に支えられてきた。紙齢は11日付で2万9483号に達した。
 新聞販売所や社外協力者らへの感謝状贈呈に続き、田中社長は「インターネット社会の広がりで情報過多の今だからこそ、積み重ねてきた読者の信頼と新聞の力を磨き、発展させる時だ。人口減少は社会のあらゆる面で影響を及ぼすが、知恵を出し合い挑戦する。あらためて創刊の志を胸に刻み、これからも地域情報にこだわり伝え続ける」とあいさつ。
 金田勝年衆院議員、福原淳嗣大館市長、秋田魁新報社の小笠原直樹社長が祝辞を述べ、このうち金田議員は「新聞が地域の活性化を図る原動力になることも求められている。郷土を愛する情熱で今後ますます発展し、チャレンジし続けてほしい」と期待を寄せた。
 中田直文大館商工会議所会頭の音頭で乾杯し、出席者は歩みを振り返りながら新たな時代に向けた門出を祝った。

食と農 楽しく学ぶ 鹿角で地産地消フェス 「みそ玉」作りや餅つき

2018-11-11
みそ玉作りに夢中になる親子(JAかづの会館)
 農業の役割や地域の食文化など「食と農」について楽しく学ぶイベント「地産地消フェスタ」が10日、鹿角市のJAかづの会館で行われた。参加した親子らがゲームや餅つきなどの体験を通して、地産地消と食育の関わりについて知った。
 JAかづの女性部(石川盟子部長)、かづのPTA連合会母親委員会(柳沢美佐緒会長)が毎年開催し、本年度で9回目。市と小坂町から親子ら約200人が参加した。
 偏った栄養摂取や朝食の欠食など、食生活の乱れによる子どもたちの健康を取り巻く環境が深刻化する中、正しい食生活を送るための「食育」をテーマにした内容。野菜や果物を当てるゲーム、臼ときねを使った昔ながらの餅つきなどに取り組んだ。
 また、みそに乾燥わかめやエビ、麩(ふ)など好きな具材を入れて丸める即席みそ汁のもと「みそ玉」作りにも挑戦したほか、女性部の各支部が地場産の食材を調理したメニューを試食した。
 母親と参加した小田嶋幸輝さん(7)は「きねでつくと大きい音がして驚いたが、餅つきが一番楽しかった」とうれしそうだった。

17年度は1800万円の黒字 北秋田市土改区臨時総代会 豪雨復旧に支援検討

2018-11-11
北秋田市土地改良区の臨時総代会(沢口林業センター)
 北秋田市土地改良区(成田光弘理事長)は10日、市沢口林業センターで臨時総代会を開き、2017年度一般会計決算などを承認した。杉山田地区などで5月に発生した豪雨災害の復旧に関する議案の質疑では、農家の負担軽減を求める声が上がり、事務局は19年度に何らかの形で対応したい考えを示した。
 総代60人のうち48人が出席。提出議案は17年度の事業報告と各会計決算、地区の編入、農地・農業用施設小災害支援事業に係る賦課金、18年度の土地改良事業借入金の決定と各会計補正予算など15件。いずれも原案通り承認した。
 17年度一般会計は、収入額5億2137万3002円に対して支出額5億330万6547円で差引1806万6455円の黒字。差引額は18年度会計に繰り越す。
 農地・農業用施設小災害支援事業に係る賦課金は、合川の杉山田、雪田地区で5月に発生した豪雨災害の復旧に関するもので、費用の3分の1にあたる10㌃当たり8506円を農家から徴収する。
 質疑では「この地区は毎年のように被災している。共済の支払いも3割となっており農家の負担が大きい。改良区として支援できないか」との声が上がった。事務局は「農家の負担がなるべく少ない事業で行い、負担をこの額に抑えられた」と理解を求め、「来年度に賦課金の減免などで支援ができないか検討している」とした。
 地区の編入は県営土地改良事業(区画整理)の実施に伴うもので、新規に大沢地区の14・7㌶、高野尻地区の7・7㌶を既存地区に編入する。編入地区の加入金は10㌃1000円。19、20年度に500円ずつ徴収する。

教育力、大館から発信 県学力向上フォーラム 県内外から先生1300人

2018-11-10
研究説明で生の声を伝えた花岡小6年生(同校)
 県教委主催の2018年度県学力向上フォーラムが9日、大館市で始まった。市内教職員を含む県内外の約1300人が参加。初日は市内27の小中高校で公開授業や研究協議が行われた。全国トップクラスの学力を支える授業や、地域と共に子どもを育てる活動を発信した。最終日の10日は市民文化会館で基調講演などが行われる。
 「あきたの教育力発信事業」の一環で11回目となり、市立全小中学校と県立中学校、高校が公開されるのは初めて。参加した全国の教職員らは市立の25校と国際情報中、大館鳳鳴高校に分かれて授業視察や研究協議に臨んだ。
 約30人を受け入れた花岡小(伊藤哲朗校長)は三つの学年の算数を公開。基礎を徹底するベーシックと、児童主体で課題解決に導くチャレンジの授業を示した。冒頭の研究概要説明に6年生が登場し、研究主任の永瀬有希子教諭がチャレンジについて質問。児童たちは「みんなと問題解決するのが快感」「時間がかかっても一人一人の考えを平等に扱う」などと生の声を伝えた。
 第一中(小林一彦校長)では、7教科8コマの授業全てで、学校が目指す「全教育活動で追究型学習」を展開。全体会で小林校長は「意見を安心して言い合える環境づくりを基盤に、生徒が『教わる』からの卒業を目指している」と紹介。日常生活や自分の将来につながることを感じさせるような課題設定や振り返りの重要性を説いた。
 約80人が来校。京都府の中学校の男性社会科教諭(46)は「生徒が周りの考えを合わせて自分なりの答えを見付けようとする授業が印象的だった。学力テスト成績上位を支える、授業や教員の関わり方をモデルの一つとして探りたい」と話した。
 このほか小学校で本年度から始まった「特別の教科道徳」、移行期初年度の外国語活動など、新学習指導要領に関わる進ちょくを授業を通して発信した学校や、ふるさとキャリア教育活動を発表する学校もあった。
 最終日の10日は市教委による実践発表と、大学教授や市の教育専門監などによる座談会で、学びや実践の成果を共有する。

北鹿2校など知事表彰 青少年健全育成県大会 地域への貢献評価

2018-11-10
社会貢献青少年の表彰を受ける十和田高ボランティア部(県第2庁舎)
 青少年健全育成県大会が9日、秋田市の県第2庁舎で開かれた。社会貢献青少年や健全育成に功労のあった5団体、3個人の知事表彰が行われ、北鹿では十和田高校ボランティア部(鹿角市)と比内支援学校かづの校高等部(同)が受賞した。
 県と青少年育成秋田県民会議(三浦基会長)の主催。
 大会では表彰に先立ち、県あきた未来創造部の湯元巌部長が「みなさんは秋田に活力を与える素晴らしい活動に取り組んでいる。これからも若い人たちの手本となって、社会貢献に尽力を」とあいさつ。引き続き、各団体の代表に表彰状などを手渡した。
 社会貢献青少年(団体の部)で表彰を受けた十和田高ボランティア部は、1961年に前身のJRC部が発足以来、50年以上にわたり活動し、地域社会福祉の向上に貢献。特に社会福祉施設の慰問や高齢住宅の除雪、市立図書館での児童への読み聞かせ等の活動を継続して行い、感謝の声が寄せられている。
 比内支援学校かづの校高等部は「かづの戦隊リンゴレンジャー」を結成し、地域の幼稚園や学校などで交通事故防止、不審者対応を題材とした寸劇を通して注意を呼び掛け。鹿角警察署から「鹿角ヨクシ隊」の委嘱を受け、街頭で地域住民に犯罪や事故防止を呼び掛ける活動も行うなど、地域貢献活動に取り組んでいる。
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待機児童32人、前年比減 大館市・10月1日現在 補助で託児所利用が増

2018-10-26
待機児童数などの報告を受けた会議(大館市総合福祉センター)
 大館市が10月1日現在でまとめた保育園や認定こども園など認可保育所の待機児童数は32人となり、前年同期と比較し14人減った。市は本年度、認定保育施設(託児所)の利用料を助成する事業を開始し、希望者が託児所利用に移るなどして待機が減ったと分析。24日夜に市総合福祉センターで開かれた市子ども・子育て会議(梅内孝倫会長)で報告を受けた。
 市子ども課によると、希望する認可保育所に本年度入園できなかった待機児童数は4月1日現在20人。10月1日現在は32人で、内訳は0歳児20人、1歳児9人、2歳児2人、3歳児1人だった。0、1歳児が中心で、年度途中の産後休暇や育児休業明けのタイミングで入園を希望しても、すでに空きがなく、待機が増えていく傾向にある。
 待機解消に向け、市は「認定保育施設利用支援事業」を開始。同課によると、保育料の平均は保育園などの約2万円に対し、託児所は約4万円。保育園を利用した場合の保育料との差額分を助成し、保護者の負担軽減を図っている。事業活用が広がり、市内の認定保育施設(託児所)3施設の利用者は40人(10月1日現在)となり、前年度から13人増えた。
 待機児童は前年同期比14人減で、特に1歳児が15人減り、同課は「認定保育施設(託児所)利用者が増加したため」と分析する。また、本年度は0歳児を対象に在宅で6カ月子育てした時点で5万円、1年経過でさらに5万円を現金給付する「在宅子育て支援給付金事業」も開始。今月から申請を受け付けており、月12人程度、本年度は約70人が該当になると見込む。「事業により在宅で子育てする保護者の増加も予想され、待機解消につながったか検証したい」としている。
 一方で、依然として待機は発生している状況で、「保育希望者に対しては、認定保育施設に受け入れ枠があるかどうか確認しながら紹介していきたい」と話した。
 会議では、来年10月から実施予定の幼児教育無償化の説明もあった。基本的に全3~5歳児と、0~2歳児の子を持つ住民税非課税世帯が対象となる予定だが、同課は「内閣府で検討段階で、決まったら会議で協議したい」と説明。委員からは「料金により人の流れが大きく変わり、へき地保育所などから保育園に移動する可能性もある。早めの対応を」との意見が出された。

阿部さんと川又さんに芸術文化章 鹿角市芸文協 11月17日に表彰式

2018-10-26
 鹿角市芸術文化協会(黒澤一夫会長)は、本年度の芸術文化章受賞者を発表した。民話の保存・伝承に貢献した阿部益栄さん(89)=花輪、謡曲の振興に努めた川又節三さん(81)=花輪=の2人。表彰式は11月17日午後6時から、鹿角パークホテルで開かれる。
 阿部さんは教員時代に鹿角地域の方言や伝説・民話を収集し、授業にも活用した。2010年から昨年まで「鹿角民話の会どっとはらぇ」会長を務め、現在も学校や観光施設等で語り部として活動。市芸文協監査を務め運営に貢献した。
 川又さんは1995年に謡曲の花輪宝生会へ入会して以来、23年間にわたって人の和を大事にし、会の活動の要として活動。幹事や副会長兼会長代行を歴任するなど会の代表として対外的な役割を担い、会の発展に貢献した。

旧鷹巣農林高校第5代校長 柘植氏の樺細工棚、北秋田市に 子孫が同窓会経て寄贈

2018-10-26
市に寄贈された柘植氏ゆかりの樺細工の棚(北秋田市役所)
 旧鷹巣農林高校の第5代校長を務めた故・柘植六郎氏ゆかりの樺細工の棚が25日、北秋田市に寄贈された。鷹巣農林高の退職記念に贈られたもので、柘植さんの孫・上野誠さんが今春に同校同窓会に届けた。今後は七日市の長岐邸に展示される予定。
 柘植氏は東京帝国大学農学部を卒業した果樹園芸の先駆者。1930年4月から38年10月まで鷹巣農林高の校長として、数多くの農林加工品の開発を手掛けるなど地域の物産開発に貢献した。校長を務める前は盛岡高等農林学校(現岩手大)に勤務し、詩人の宮沢賢治にも勉学を教えた。
 棚は鷹巣農林高の退職時に贈られた記念品で、底に「職員生徒一同」と記されている。伝統的な技法で作られたヤマザクラの樺細工で、戸棚や引き出し、飾り棚が備えられている。大きさは高さ約50㌢、幅62㌢、奥行き27㌢。柘植氏の死後は福岡県の上野家で管理されていた。
 今年の春に柘植氏の孫で奈良大学教授の上野さんから、鷹巣農林高同窓会の河田弘美事務局長に同校の卒業アルバムと一緒に送られてきた。上野さんは送り状に「六郎にとりまして、(鷹巣農林高の在職時が)一番楽しい時代であったと思っています」と記している。
 事務局長の河田さんが市役所の応接室を訪れ、ゆかりの棚のほか、柘植氏に関する書籍や資料などとともに紹介した。津谷市長は「鷹巣農林高についてあらためて分かり、とても貴重。大事にしながら地域の皆さんにも見てもらいたい」と話していた。
 棚は今後、鷹巣農林高の前身となる北秋田郡立農林学校と縁のある七日市の長岐邸に置く予定。大型連休中など特別公開の時期に来場者に見てもらえるよう検討している。

北東北横断道路の整備など要望5項目 県北市議会連絡協 大館市で総会

2018-10-25
県北部市議会連絡協議会の総会(プラザ杉の子)
 県北部市議会連絡協議会(会長・佐藤久勝大館市議会議長)は24日、大館市有浦のプラザ杉の子で総会を開き、各市から提出された5項目の要望事項を原案の通り承認した。構成する4市共通の要望事項は「八戸・能代間、北東北横断道路の整備促進」と「道路整備予算の確保」の2項目。県選出の国会議員へ提出する。
 大館市と鹿角市、北秋田市、能代市の4市議会で構成。共通する地域課題について協議するとともに、相互の親睦と交流を図る目的で設置している。総会は輪番制で開き、会長は開催市の議長が務めている。総会で佐藤会長は「古くから密接な関わりを持つ4市の議会が行政の枠を超えて連携することで、それぞれが抱える課題を解決することができる」などとあいさつした。
 各市の提出案件は▽能代港を活用した地域振興(能代市)▽日本海沿岸東北自動車道の早期完成(大館市、北秋田市、能代市)▽八戸・能代間、北東北横断道路の整備促進(大館市、北秋田市、能代市、鹿角市)▽医師確保と地域への均衡ある医師配置(北秋田市、鹿角市)▽道路整備予算の確保(大館市、北秋田市、能代市、鹿角市)―の5項目。
 このうち、八戸・能代間の北東北横断道路整備促進については「現在32㌔ある国道103号鹿角市大湯から国道104号青森県田子町夏坂間を、一部トンネル化(仮称・世紀越えトンネル)により短絡するルート整備の早期実現」を要望。道路整備予算の確保では「安定的・持続的な予算枠の確保と公共事業関係予算の大幅な増額」や「老朽化対策の推進と地方公共団体への支援」などを求める。
 日本海沿岸東北自動車道の早期完成は「二ツ井今泉道路、鷹巣西道路に加え、能代地区線形改良が進められる二ツ井白神インターチェンジ(IC)も整備の促進を図り、早期の全線開通を要望する」としたほか、「二ツ井白神IC―小繋IC(仮称)間について、道路の速達性や定時性、安全性の確保を可能とする整備を要望する」とした。
 医師確保と地域への均衡ある医師配置では▽医療提供体制の整備について実効性ある制度を創設すること▽地方に対する医師確保対策を講じること―などを求める。能代港を活用した地域振興では、クルーズ船誘致のための環境整備やインバウンドに対応した受け入れ体制整備への支援について要望する。

「無償の愛」花で広げたい 愛知の大学生 圏域産業祭で〝リレー〟企画

2018-10-25
生花店の経営者らと打ち合わせをする黒川さん(右、大館市御成町)
 道行く人に一輪の花を渡し、無償の愛を拡散させませんか―。こんな心温まる企画を愛知県の大学生が考え、28日に大館圏域産業祭が開かれるニプロハチ公ドーム(大館樹海ドーム)で実践することになった。趣旨に賛同した大館市内の生花店が協力。大学生は「人と人のつながりをつくるきっかけを生み出したい」と意気込んでいる。
 企画したのは南山大学4年の黒川遼太郎さん(22)=愛知県尾張旭市。「インターネットのおかげで遠い人が近くなったが、近い人は遠くなってしまったのではないか」とつながりの希薄化を懸念し、積極的な地域交流を実現したいと発案した。学生の成長機会をつくり出す目的で、同大が支援する「南山チャレンジプロジェクト」に採択された。
 大館市のサテライトオフィス(出先拠点)体験事業に知人が参加した縁で、9月から1年間休学して市内に滞在。御成町の共用オフィス「マルーワ」(わっぱビルヂング2階)を拠点に活動する中、「おおだて花いっぱいプロジェクト」を展開する生花店と出会い、内容を詰めてきた。
 弘前大や国際教養大、中京大、岐阜聖徳学園大の学生、大館鳳鳴高の生徒ら18人でグループ「Spreading love(スプレッディング・ラブ=愛の拡散)」を結成し、アバ・フローリスト(御成町)やおおだてフラワー(大町)、カネヤ生花店(比内町扇田)、花の店クローバー(向町)、花ドーム(大田面)の5店が協力する。
 当日は午前11時に集合し、ギフト向けの花200本を用意する。花には「あの人へつなぐ」と書かれたメッセージカードを添え、花を受け取った人は次の「誰か」にその花を渡す。次々とリレーすることで、つながりを生み出すとともに花を身近に感じてもらう狙いがある。形に残らない「体験型」も特徴だ。
 黒川さんは「ネットで発信したら、これまでに8カ国16都市で行われた。自分にとって『あの人』って誰だろうと考える時間は有意義。そんなきっかけになればいい。多くの大学生が大館入りし、終わった後もいろいろな活動を展開していくので、その弾みにしたい」と話している。
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大館の伏臥像「里帰り」 渋谷区郷土博物館 ハチ公像70年で特別展

2018-09-30
手前が大館市所蔵のハチ公伏臥像(白根記念渋谷区郷土博物館・文学館)
 大館生まれの秋田犬・忠犬ハチ公に関する資料を集めた特別展が、白根記念渋谷区郷土博物館・文学館(東京都)で開かれている。初代ハチ公像の作者で彫刻家の安藤照(1892~1945年)が制作した伏臥(ふくが)像のうち、大館市所蔵を含む3体が84年ぶりに〝再会〟。「制作地の渋谷に大館から里帰りした」と紹介している。10月8日まで。
 渋谷駅前のハチ公像が戦後に再建されてから8月15日で70年を迎え、同館がこれまで収集した資料や情報を基に「ハチ公と忠犬ハチ公像」と題して企画した。来館者の年齢層は30代から80代と幅広く、米映画「HACHI~約束の犬」による海外人気で外国人観光客の姿も見られるという。
 伏臥像を巡っては、忠犬の姿を見たいという皇太后の要望に応える形で1934(昭和9)年に10体ほど作られ、このうち3体を皇室に献上。大館市所蔵の1体は、同市出身の実業家・木村泰治(1870~1961年)が安藤から譲り受けたもので、孫の木村高明さん(同市部垂町)から2015年7月に寄贈された。
 同館によると、これまで計6体の存在を確認し、今回は大館市から借りたほか都内などで発見された2体を展示している。松井圭太学芸員は「台座が残っているのは大館市所蔵の1体だけ。献上された3体と同じだが、これらは見つかっていないので貴重だ」と話す。
 このほかハチの暮らしや銅像建設など当時の様子がうかがえる写真、関連資料合わせて約200点を展示。教育者ヘレン・ケラーに贈られたハチ公像除幕式の招待状、ハチの飼い主だった上野英三郎博士と事実上の婚姻関係にあった坂野八重子、忠犬ハチ公を広めた日本犬研究家の斉藤弘吉らも紹介している。
 開館時間は午前11時から午後5時。月曜休館。一般100円、小中学生50円。問い合わせは同館(電話03・3486・2791)。

出産大館へ集約 体制整い「安心安全」強調 鹿角で住民説明会

2018-09-30
産婦人科集約に関する住民説明会(コモッセ)
 かづの厚生病院の出産取り扱い機能が10月1日から大館市立総合病院へ集約されることに関する住民説明会が29日、鹿角市のコモッセで開かれた。各病院の院長ら関係者が集約後の診療体制などを説明。市立総合病院の●原秀一院長(●は土の下に口)は同病院の充実した体制や機能を背景に「距離のハンディキャップを埋めるだけの安心安全を提供することができると思う」と強調し、厚生病院で出産ができなくなる鹿角市民の不安軽減に努めた。
 医師不足等を背景に、産婦人科医を派遣する大学側(秋田、弘前、岩手医科)から集約化の方針が示され、厚生病院で出産ができなくなる。
 年間分娩(ぶんべん)件数は市立総合病院が約500件、厚生病院が約200件。集約化に伴い市立総合病院では県事業で分娩室1室、診察室2室を増設。産婦人科の常勤医は1人増の5人体制となる。助産師は1人増員。
 厚生病院の妊婦健診、婦人科検診、婦人科の外来診療は市立総合病院、秋田大、岩手医科大から非常勤医が派遣され、週4日体制(火曜休診)となる。妊婦健診は32週までとし、以降は市立総合病院で受診することになる。
 説明会には市民ら約40人が参加。病院や行政、市民団体の関係者ら5人が集約後の診療体制や妊娠・出産・子育てを支える各種サービス内容を説明した。
 ●原院長は「ここ10年、お産に関して重症を理由に当院から他の病院に搬送された人はいない。体制的にワンストップでできるので不安なく来ていただけると思う」と強調。
 厚生病院の吉田雄樹院長は「地域の皆さまにはご不便を掛けることになり申し訳ない。妊婦の安心安全に関しては市立総合病院の体制が整っていることをご理解いただきたい」と述べた。
 10月の集約に先立ち、出産予定日が9月15日以降の人は市立総合病院での出産となり、9月中は3~4人が総合病院で出産を予定。鹿角市いきいき健康課の村木真智子課長は「中にはすごく不安の強い妊婦さんがいたが、その方も無事出産された」と安心できる体制であることを説明した。
 両病院の間で妊婦の診療情報を共有するシステム「あきたハートフルネット」が10月から稼働することや、緊急時の救急搬送がスムーズに進むために妊婦の情報を事前登録する「ママ・サポート119」、救急車内での分娩にも対応できる出動体制を検討していることなども報告。
 参加者からは「市立総合病院の体制が整っていることはありがたい」「鹿角でお産ができる環境をつくってほしい」といった意見があった。

大館北秋の食、一堂に ご当地グルメ秋まつり きょうまで上小阿仁

2018-09-30
ご当地グルメを買い求め多くの人が訪れた秋まつり(道の駅かみこあに)
 第8回「大館・北秋ご当地グルメ秋まつりinかみこあに」が29日から、上小阿仁村の道の駅かみこあにで始まった。名物料理や特産品、B級グルメの屋台が並び、来場者が地域の食の魅力を楽しんでいる。30日まで。
 村食農観丸ごと推進協議会(会長・小林悦次村長)主催。大館・北秋田地域を中心としたご当地グルメを広く発信し、交流人口の増加につなげようと毎年開催している。
 村内のほか、大館市や北秋田市から16店舗が参加。きりたんぽや魚の塩焼き、馬肉煮込みなどを販売している。由利本荘市の親鳥中華そばなど、県内のご当地グルメもゲスト出店した。
 会場では地鶏などを焼く音や匂いが広がり、訪れた観光客や地域住民らが料理を買い求めていた。村商工会による「食用ホオズキ」のPRコーナーも設けられ、ホオズキの実の試食体験を通して村の特産品に理解を深めていた。
 特設ステージでは歌やダンスのライブなどが行われ、会場を盛り上げた。道の駅かみこあにでは「山の恵みマルシェ」を同時開催。特設ブースでミズのコブや野菜などを販売。新商品の「かみこあんにん」(1個100円)もまつりに合わせて販売開始した。
 30日は午前10時から午後3時まで。雨天決行。ステージでは八木沢番楽など村の郷土芸能を披露する予定。

秋田犬ツーリズム 21年度まで9億投資 富裕層の訪日客誘致へ

2018-09-29
秋田犬ツーリズムの取り組みなどを確認した連絡調整協議会(プラザ杉の子)
 大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町村の観光地域づくり法人「秋田犬ツーリズム」の連絡調整協議会(会長・福原淳嗣大館市長)は28日、大館市のプラザ杉の子で会合を開いた。国が採択した事業期間の2021年度までに阿仁地区の古民家を宿泊施設として活用するなど事業費9億円余の投資や、富裕層のインバウンド(訪日外国人旅行客)にターゲットを絞った誘致戦略などを確認。観光の産業化へ地域一体で取り組むことを申し合わせた。
 関係自治体や商工団体、金融機関などの会員約40人が出席。福原会長は「昨年11月に日本版DMO(観光地経営組織)として観光庁に正式登録され、12月には農林水産省のセイバージャパン(農泊 食文化海外発信地域)に認定された。広域観光ルートをつくる具体的な体制が整いつつあり、ぜひ情報共有を図っていきたい」とあいさつした。
 法人事務局がこれまでの活動状況を報告したほか、今後の展開について説明。秋田犬を主体に地域の文化などを紹介する新たな動画を10月上旬にも公開するほか、地域の旅行会社と共同開発した商品の販売、地域資源の「見える化」とネットワーク化、観光サービスの生産性向上、受け入れ施設の確保、土産品開発などに取り組む。
 地域資源の「見える化」では来訪者の回遊性を高め、地域内に長く滞在してもらうため、予約状況などが即時に把握できるシステムを構築する。インターネット上のホームページで秋田犬の人工知能(AI)キャラクターを開発し、閲覧者のニーズに合わせて見どころや食文化などの案内を強化する。
 受け入れ施設の確保は、阿仁地区の古民家をリノベーション(改修)し、富裕層向け高級宿泊施設として活用する。大館市に10月1日付で寄付される石田博英元労相(1914~93)の私邸もゲストハウスやカフェに転用したい方針で、基本構想・設計を年度内に策定する。
 このほか交通結節点からの二次アクセス対応として、タクシーを使ったオーダーメード型ツアーを造成し、配車システムも導入したい考え。
 事業期間は17~21年度の5年間。国の地方創生推進交付金の対象に採択された。事務局は「今まで国内に存在しなかったタイプの観光地を目指す。実現には会員の協力が必要だ」と呼び掛けた。

JA北央支店 森吉、阿仁を26日廃止 11月から移動店舗車巡回

2018-09-29
合川支店の開設に向けて改修が行われているサンシャインあいかわ(川井)
 北秋田市のJAあきた北央(大野重夫組合長)は、2019年2月に予定するJA鷹巣町との合併に向けた準備の一環として10月に支店の統廃合を行う。森吉と阿仁は26日で廃止、11月1日から2支店のエリアを対象に移動金融店舗車を巡回させる。合川は本所近くの旧サンシャインあいかわに移転する予定で、11月のオープンに向けて施設の改修が進んでいる。
 北央と鷹巣町との合併は、北央が比内地鶏事業の不振による赤字で自己資本比率が低下し、金融事業を行うことが困難になったことに端を発したもの。北央は単独での再建は困難と判断し、鷹巣町に救済を目的にした吸収合併を申し入れた。
 両JAで協議を重ねた結果、支店の統廃合や増資による自己資本比率の回復、不要な施設の処分などを条件に合併することで合意。予定では来年2月に「JA秋田たかのす」として再出発することになった。
 北央によると、森吉と阿仁の支店は10月26日で店舗での営業を終えて廃止する予定。移動金融店舗車は合併に関する座談会などで導入が示されていたもので、窓口業務を行う職員が乗車して廃止された支店のエリアを巡回する。
 業務を行う場所は、森吉地区が米内沢の営農課がある施設とクウィンス森吉、四季美館。阿仁地区は市総合窓口センター、道の駅あに、打当温泉。ローテーションを組んで1日につき2カ所で業務を行う予定。
 合川支店は合併後の支店が設置される旧サンシャインあいかわに移転する。サンシャインは集会施設などとして一般に貸し出していた施設。17年度末で業務を終了し、支店の開設に向けた施設改修が行われている。サンシャインでの支店業務は11月5日からとなる見通し。
 上小阿仁支店は、村が支店周辺の土地と一部の建物を北央から購入し、支店として貸し出すことで現状のまま存続することになっている。

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イノシシ 青森でも目撃や被害 白神地域鳥獣被害防止対策  両県市町村が情報交換

2018-08-31
野生鳥獣の被害対策を情報交換する県や市町村の担当者(大館市比内総合支所)
 白神山地にまたがる秋田、青森両県の自治体がニホンザルやニホンジカ、イノシシの農作物被害の現状や対策を話し合う「白神地域野生鳥獣被害防止対策情報交換会」が30日、大館市比内総合支所で開かれた。イノシシについては、秋田県の最北端の目撃場所が鹿角市だったが、青森県内でも目撃や被害が確認され、生息地域が拡大している状況が示された。
 情報交換会は両県と、白神山地周辺の市町村で組織。北鹿地方は大館市、北秋田市、上小阿仁村が参加している。ニホンザルの被害防止対策強化に向け、2012年度から両県持ち回りで年1回開催。昨年度からはニホンジカ、イノシシについても情報を交換している。35人が参加した。
 ニホンザルの生息状況について秋田県自然保護課は、「07年から県内で調査を実施し、八峰町、能代市、藤里町、大館市比内町で20群、765頭以上を確認した」と報告。大館市田代地区でも10頭程度の群れの目撃情報があり、調査を予定している。秋田県での農作物被害額は減少傾向にあるものの、16年度は約480万円で、クマ、カラスに次いで多い。青森県では昨年度の被害額が約1500万円で、西北や中南地域で多く、衛星利用測位システム(GPS)を活用した行動域調査などを行っているという。
 イノシシについては、秋田県で11年度に湯沢市で目撃されて以降16、17年度は北秋田市や大館市など県北でも目立った。同課は「ほぼ秋田県全域で目撃情報があり、最北端は鹿角市大湯地区」と説明した。能代市の担当者は「本年度畑のイモ類など複数箇所で食害が発生した。市内で生息が定着し、広がっているのでは」と話した。青森県側では深浦町や弘前市、大鰐町、などから目撃や被害が報告された。
 東北農政局の説明では、東北全体の16年度の野生鳥獣による農作物被害は14・5億円。県別では山形が最も多く、秋田が最も少ない5000万円。イノシシの被害分布をみると、16年度は岩手県雫石町まで北上し、「今後は秋田、青森でも被害が発生するおそれがある」とした。ニホンジカも岩手県のほぼ全域で被害が発生し、「秋田、青森もイノシシ同様に警戒が必要」という。
 小型無人飛行機(ドローン)を使った野生鳥獣生息調査についても説明を受けた。

 
 

甲子園準V 金足農に県民栄誉章 「県内外に勇気と感動」

2018-08-31
 県は30日、第100回全国高校野球選手権記念大会で、本県代表として103年ぶりに準優勝を果たした金足農野球部に県民栄誉章を授与すると発表した。顕彰式の日程は今後、学校と調整して決める。
 甲子園では優勝経験のある強豪校などを次々破り、公立校としては2007年(第89回大会)の佐賀北以来、11年ぶりに決勝進出。決勝で大阪桐蔭に敗れたものの、全国的に県や本県農業への注目度を高め、県内外に大きな勇気と感動を与えたことが認められた。
 佐竹敬久知事は同日県正庁で行われた同校の出場報告会で「素晴らしいプレー、努力に対し、県民栄誉章を授与したい。みなさんは秋田の誇り。ぜひ受け取って頂きたい」などと述べた。
 全国大会優勝などの成績を収めている競技は他にもあるが、終了後の取材に対して「議論はあったが、成績だけでなく、県民に感動とやればできるという希望を与えた。これほど盛り上がったことはなく、県民栄誉章にふさわしい」と説明した。
 県民栄誉章は1986年の創設。これまでに大相撲の豪風関(2016年)など17個人と3団体に贈られている。
 

かづの北限の桃 日本一へ「ガンバロー」 本格出荷前に安全祈願

2018-08-31
「ガンバロー」を三唱する参加者たち(JAかづの青果物選果場)
 鹿角市のブランド果樹「かづの北限の桃」の出荷が本格化するのを前に、豊作と作業の安全を祈願する神事が30日、花輪のJAかづの青果物選果場で行われた。生産者など約100人が参加、生産、販売の目標達成に願いを込めた。
 本年度の栽培面積は約65㌶で生産者は160人。出荷は48万8000㌔(昨年37万㌔)を計画し、販売目標額は1億5000万円に設定している。
 JAかづの北限の桃生産部会の中村喜作部会長によると、春先の天候不順などの影響を受け、栽培管理に苦労したが、品質は十分で、昨年並みの出荷を見込んでいる。寒暖の差が大きいという気候特性を生かし、「かづの北限の桃ならではの、ガツンとくる甘さが出ている」と部会長は話している。
 8月中旬から「あかつき」の出荷が始まり、主力品種での「川中島白桃」は9月上旬から。収穫祈願祭は、「川中島白桃」の本格出荷を前に行われた。
 神事の後、菅原俊二組合長が「北限の桃が全国一といわれるように頑張っている。高値で販売していきたいので、良いモモを出荷してほしい」とあいさつ。来賓からは、「北限の桃のファンは全国で心待ちにしている」「鹿角のイメージを向上させるブランド」などとブランド力向上に期待の声が寄せられた。
 中村部会長が「品質向上、生産拡大を目指そう」と呼び掛けながら音頭を取り、参加者全員で「ガンバロー」を三唱した。

 

花輪北・平元小 統合21年4月に決定 校名など次回から本格協議

2018-08-30
花輪北・平元小再編協議会の第1回会議(市役所)
 鹿角市の花輪北、平元両小学校の再編・統合に向けて両校の保護者や地域の代表らが諸課題を話し合う再編協議会の第1回会議が28日夜、市役所で開かれ、統合時期を2021年4月と決めた。次回からは学校の名称や校歌、校章などについて協議。どちらか一方のものを継続して使うのか、あるいは新規につくるのか協議の行方が注目される。
 市教委は市立学校等再編計画に基づき、小学校が「末広と十和田」「草木と大湯」「花輪北と平元」、中学校が「花輪一と花輪二」の4組、8校の再編を目指している。
 このうち花輪北小と平元小の統合校は、花輪一中との統合に伴い空き建物となる花輪二中の校舎を改造し使用する。
 花輪北小は、卒業生が二つの中学校(花輪一、花輪二)に分かれて進学するという課題があることから、学区の在り方について地域の意見を聞いて検討した結果、統合後も現在と同じ学区にすることを教委が今年1月に決定。この際、地域からはスクールバス運行やクマ対策などに関する要望や提言が出されている。
 再編協議会は、学校の名称、校歌、通学方法といった再編に当たっての諸課題を解決するため対象2校ごとに設置。委員は学校、保護者、地域、教委の代表で構成。「花輪北小と平元小」以外の3組は16年度にすでに開催し、統合に向けた準備を進めている。
 花輪北・平元小の協議会の委員は両校の関係者各9人と教委1人の計19人。畠山義孝教育長は「先行する三つのパターンとはだいぶ異なり、新しい校舎で子どもたちが学ぶことになる。新しい歴史をつくるパターンとなるが、教育委員会も一緒になって参加し、素晴らしい結論を導き出していきたい」と期待した。
 会長に柏﨑勇人・花輪北小校長、副会長に虻川真喜子・平元小校長を選任し、統合時期を21年4月と決定。次回の協議案件を確認した。
 花輪北小は1967(昭和42)年に柴内小と下川原小が統合し今年で創立51年。平元小は1875(明治8)年の設立で長い歴史を持つ。
 柏﨑会長は柴内小時代に平元小と合同で運動会を実施するなど、「兄弟校」のような両校の関係に触れ「子どもたちの夢や願いを大事にし、地域の将来を考えながら、より良い統合、納得のいく統合に向けて協議を進めていきたい」と述べた。
 会議は月1回程度のペースで本年度は計4回の開催を予定。教委は来年9月までを目標に各協議事項の結論をまとめたい考え。

 

大館市 県内トップ切り稲刈り 早場米・五百川 一足早く実りの秋

2018-08-30
早場米「五百川」の稲刈りが行われた(大館市板沢)
 大館市内の田んぼで29日、県内トップを切って2018年産の早場米「五百川」の稲刈りが始まった。JAあきた北が大館産米の占有率拡大を目指す品種。今季は7月から気温の高い日が続いたことで稲の生育が進み、品質は上々の出来栄えという。9月9日前後から県内のスーパーで店頭に並ぶ予定。
 「五百川」は福島県で民間育種されたコシヒカリ系統のわせ種で、さっぱりとした食感とほどよい甘みが特徴。田植えから約100日、早ければ8月下旬に収穫できるため台風被害が少ないという。稲刈り時期の分散による作業の効率化や、適期収穫による品質向上につなげようと、12年から同JAが市内で栽培を推進しており今年で7年目。同JAによると、今年は稲の生育状況がよく、栽培を開始して初めて8月中の収穫ができたという。本年度は1法人、5個人が8㌶で作付けし、約50㌧の販売を見込んでいる。
 このうち、富樫英悦さん(66)=板沢=は約0・9㌶で稲を刈り取った。6月に1週間ほど低温が続いたため、生育に不安を感じていたというが、7月に入って好天が続いたことで生育が進み例年以上の実りとなったという。富樫さんは「粒も大きく品質のいい米ができた。生育が順調な年の米はおいしい」と笑顔を見せた。
 同JAによると、収穫した米は放射性物質検査を経て、県内のいとくやタカヤナギの各店舗で販売される予定。主力品種の「あきたこまち」や「めんこいな」は9月20日前後から収穫が始まる見込みで、店頭に並ぶのは10月上旬とみられる。

 
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