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コロナ差別にNO! 県と各種団体 誹謗中傷防止に共同宣言

2020-10-29
新型コロナウイルス感染症に伴う誹謗中傷防止共同宣言式(県正庁)
 新型コロナウイルス感染者や治療した医療機関の関係者らに対するいわれのない誹謗(ひぼう)中傷が広がっていることを受けて、県と医療・福祉、商工、教育団体などは28日、コロナ関連の差別や誹謗中傷の撲滅を目指して共同宣言を行った。「NO!コロナ差別~感染した方々にはやさしさを、ウイルスと闘うすべての方々に感謝を~」をキャッチフレーズにさまざまな取り組みを展開し、県民に冷静な行動を呼び掛けていく。
 関係者が出席して県正庁で宣言式を開き、佐竹敬久知事は「感染者や医療従事者に対する誹謗中傷などがいまだに散見されている。こうした行動により、仕事を辞めざるを得なくなったケースや転居した事例もある。秋田の良さである優しさと支え合いを台無しにする行為。宣言を通じて県民に防止を訴えていく」などと述べた。
 宣言は「わたしたちは、お互いに連携して、感染された方やそのご家族などへの誹謗中傷や差別的な言動を防ぎ、思いやりを持った冷静な行動を呼びかけるとともに、医療従事者をはじめ、ウイルスと闘うすべての方々に感謝し応援する活動を展開することにより、県民一人一人が互いに支え合い、人権を尊重するやさしさに満ちた寛容な社会の実現を目指します」という内容。出席者を代表してブラウブリッツ秋田の岩瀬浩介社長が宣言を読み上げた。
 宣言を踏まえて、今後は各団体が連携して誹謗中傷の防止に向けた啓発活動などを大々的に展開。医療従事者や生活を支えるサービスを提供する事業者らに向けた応援メッセージの募集、相談対応の拡充などを図っていく。

 

ウィズコロナ時代 新たな観光振興探る 31日 大館市でフォーラム 県内外から200人参加

2020-10-29
 新型コロナウイルス対策と観光振興の両立を探る「秋田広域観光フォーラムin大館」が31日午後2時から、大館市のほくしか鹿鳴ホールで開かれる。「Go To トラベル感染症対策とウィズコロナ時代の観光を考える」をテーマに、県内外の観光関係者ら約200人が参加予定で、講演やパネル討論を行い、大館、秋田広域の観光誘客に生かす。新型コロナ対策で一般市民は来場できない。
 観光庁、北前船交流拡大機構(東京)、フォーラムin大館実行委員会(委員長・福原淳嗣市長)主催。東京都渋谷区や北海道函館市、青森県弘前市、JR東日本、ANA総合研究所など後援。
 第1部は観光レジリエンス研究所(千葉県)の高松正人代表が「高松流コロナ対策の実践ソーシャルディスタンス可視化」と題し、沖縄県の沖縄ツーリズムEXPOジャパン会場から同時中継で特別講演する。
 第2部は「大館の観光を日本と世界へ発信」をテーマに、東京国立博物館の銭谷眞美館長が「北前船と米代川」、作家出版プロデューサーの岩中祥史さんが「矢立峠と吉田松陰」、北鹿4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズムの中田直文会長が「秋田犬を活用した観光振興」と題して講演する。
 第3部のパネル討論には、地名に「館」が付く縁で「3D(函館・大館・角館)連携」と題した観光誘客を展開している関係自治体などからパネリストを招く。工藤壽樹函館市長、市川雄次にかほ市長、齊藤滋宣能代市長、菅原広二男鹿市長、門脇光浩仙北市長の5人が登壇。福原市長がコーディネーターを務め、「秋田の広域観光を考える」をテーマに各市の取り組みや課題などについて意見を交わす。
 佐竹敬久知事が感想を述べた後、JR東日本とANA総研、日本航空の役員3人が講評する。
 実行委は「コロナ対策と経済の両立を考えていかなければならない中、新たな観光振興に向けた視点を持つきっかけにしたい。大館を含めた秋田広域の観光誘客について議論したい」と話した。

かづの牛 コロナ禍も価格上昇 鹿角家畜市場 子牛1頭平均26万8千円

2020-10-28
短角種などが上場された鹿角家畜市場(花輪菩提野) 
 鹿角市花輪字菩提野の鹿角家畜市場で27日、子牛と一般牛の競りが行われ、県内外の購買者約30人が来場した。日本短角種(かづの牛)の子牛平均価格は27万円弱。昨年同様、県外の大口購買者によるまとめ買いもあって、前年度を8571円(3・3%)上回った。
 子牛は鹿角市や小坂町の繁殖農家を中心に57頭が上場され、54頭が成立した。
 このうち短角は上場43頭中40頭が成立し、1頭当たりの平均取引価格は26万8000円(19年度25万9429円)で昨年を上回った。最高値は31万5000円(同32万3000円)だった。
 県畜産農協の木村良一理事兼参与(70)は価格上昇の主な要因について「県外の大口購買者が昨年に続いて今年も訪れ、まとめ買いをしたのが大きい。ヘルシーな赤身肉の人気もある」と説明。
 さらに「今年の夏は長雨の影響で、牧草が日照りで枯れることがなく、子牛の良好な生育につながった」としたほか、「景気の停滞に伴い全国的に子牛の相場は下がっている。鹿角の短角も前年から少なくとも2、3万円は下がると予想していたので、価格の上昇は生産者も喜んでいる」と話した。
 短角以外の子牛の平均取引価格は褐毛(11頭成立)が33万818円(19年度36万3500円)、黒毛(3頭成立)が90万円(同90万円)だった。
 競りに先立ち、牛の品評会である第105回鹿角畜産共進会が開かれ、審査の結果、成田俊一さん(柴平)出品の短角「あき」が優等賞に輝いた。

プロ野球ドラフト 佐藤(鳳鳴高出)育成1位指名 ソフトバンク 北鹿から12年ぶりプロへ

2020-10-28
ソフトバンクから育成1位の指名を受けた鳳鳴高出身の佐藤(慶應義塾広報室提供)
 プロ野球のドラフト会議が26日、東京都内で開かれ、大館鳳鳴高出身の佐藤宏樹投手(慶応大4年)を福岡ソフトバンクホークスが育成1位で指名した。北鹿出身選手がドラフト指名を受けるのは、2008年に千葉ロッテマリーンズに指名された木村雄太さん(花輪二中出)以来12年ぶり。佐藤投手は今月12日に左肘の靱帯(じんたい)を手術しており、「不安はあったが、指名されてすごくうれしい。けがを治してチームの勝利に貢献できるよう頑張っていきたい」と意気込んでいる。
 高校時代の佐藤投手は、2年秋に県大会で4強入りしたのが最高成績。慶大では六大学リーグに1年秋にデビュー。150㌔台の速球とスライダーを武器に3勝を挙げ、最優秀防御率のタイトルを獲得。チームの優勝に貢献するなど頭角を現した。しかしその後、左肘を故障し登板機会が減少。今年4月に手術を受け8月に実戦復帰したが、その後も左肘の張りを感じて今月12日に靱帯再建術(トミー・ジョン手術)を受けた。
 ドラフト直前に同手術を受けるのは異例で「指名があるか不安で、浪人の可能性も視野にあった」という。しかし故障がなければ上位での指名も期待された選手。「育成で指名できるのであれば」と複数球団から調査書が届いており、自身も育成指名でもプロ入りの意向を示していた。
 26日、同大で行われたオンライン記者会見で佐藤投手は「指名していただき、すごく感謝している。早くけがを治してチームの勝利に貢献したい」と述べた。球団の印象については「育成から1軍に上がって活躍している選手も多く、自分も可能性を感じた」という。
 北鹿から12年ぶりに新たなプロ選手が誕生した。「自分の姿を見て、秋田でもプロを志す人が増えてくれるように頑張りたい」と地元への思いを語った。

北鷹ファームからソバ焼酎 11月から販売 藤里で栽培「白神」3銘柄

2020-10-28
北鷹ファームが作ったソバ焼酎
 北秋田市栄の農事組合法人「北鷹ファーム」(藤嶋健一代表理事)が山形県内の酒造に依頼していたソバ焼酎「白神山地」など3銘柄が完成した。1本720㍉㍑入り、小売価格1699円(税込み)。11月初旬から市内外の酒店などで販売する予定。
 同法人は昨年から藤里町の畑20㌶で「階上早生」という品種のソバを栽培している。初年度から収穫量10㌧超の豊作に恵まれた。ところが全国的に豊作で値崩れしたため、一部を加工用に回すことにした。
 目を付けたのは近年幅広い世代に人気の焼酎。小口でも受注してくれる古澤酒造(山形県寒河江市)に依頼した。今年1月に約800㌔分で仕込みを始めた。熟成期間を経て全量の1764本が近く納品される予定。この間に同法人は焼酎の卸売と小売の免許を取得し、販売の準備を整えた。
 味の特徴は「ソバの風味がしっかりしている」(藤嶋代表理事)といい、酒造から「いい仕上がり」と太鼓判を押された。ラベルにこだわり、藤里町が商標登録した「白神山地」のほか、同法人が命名した「白神の和(なごみ)」「白神聖酔(せいすい)」の3種類を作成した。中身は同一でアルコール分は25度。
 藤嶋代表理事によると、ソバ畑は4カ所あり、水はけが悪いなど栽培に適していなかった。仲間と苦労して育てた分、藤嶋代表理事は「最後まであきらめず続けることが大事」と完成した焼酎を目の前に感慨深げ。今後、市内外の道の駅やスーパーなどにも営業活動する予定で「できるだけ多くの人に飲んでもらい、地域に恩返ししたい」と話した。
 問い合わせは同法人(電話0186・62・0408)。
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クマの出没、どう防ぐ 鹿角市 人身被害受け緊急会議

2020-09-02
人身被害を受け、対策を話し合った会議(鹿角市役所)
 鹿角市花輪字下モ館の市道で男子高校生がクマと遭遇し、軽傷を負った被害を受け市は31日、関係機関でつくる市鳥獣被害防止対策協議会(会長・大森誠市農林課長)の緊急会議を市役所で開いた。鹿角署、市猟友会の担当者ら14人が出席。今後、通学路などのやぶを刈り払うほかや、音を出しながら行動するなどの対策を市民一人一人に徹底してもらうよう申し合わせた。
 事務局の農林課によると、人身被害の発生は29日午後5時30分ごろ。自転車で帰宅途中の男子高校生が市道を1人で走行中、前方に黒い動物を発見。犬と思い近づくとクマだった。すれ違いざまに左膝をひっかかれ、転倒した際に左肘をすりむいた。クマはその後、北西方向の田んぼに逃げた。現場は新斗米集落と小平集落をつなぐ市道で、周辺にはやぶになっている休耕田があった。同課は人間に気付いたクマが自己防衛のためひっかいたとみている。
 人身被害は市内で今年初めてで、同課は周辺自治会に刈り払いを依頼。自治会は今後付近や通学路などの草刈りを実施する予定という。また、市民一人一人の心掛けが必要とし、勉強会を開いて理解を求める方針。
 市内のクマ目撃状況についても報告があった。特に少なかった昨年を除くと、比較的例年通りに推移している一方、花輪中学校周辺での目撃が7月中に増えたことを危惧。学校周辺に忌避剤を設置以降、目撃がないことから「効果があるとみている」と述べた。
 同協議会では個人の予防策の徹底や、電気柵設置にあたっての補助制度の周知などをしていく。

「かづの北限の桃」 肥大は良好 糖度も高く 生産者が収穫祈願祭

2020-09-01
「ガンバロー」を三唱する参加者たち(JAかづの青果物選果場)
 鹿角ブランドの一つ「かづの北限の桃」の出荷が本格化するのを前に、豊作と作業の安全を祈願する神事が31日、花輪のJAかづの青果物選果場で行われた。生産者など約70人が参加し、生産と販売の目標達成に願いを込めた。
 本年度の栽培面積は約62㌶で生産者は140人。出荷は50万4000㌔(昨年実績40万7028㌔)を計画し、販売目標額は1億3900万円を目指している。
 JAかづの北限の桃生産部会の中村喜作部会長によると、肥大は良好で糖度も高いという。「かづの北限の桃の品質は、間違いない。ぜひとも、多くの人に味わってほしい」と話した。8月中旬から「あかつき」の出荷が始まり、主力品種の「川中島白桃」は9月上旬から。収穫祈願祭は「川中島白桃」の本格出荷を前に行われた。
 神事の後、菅原俊二組合長が「無事、収穫を迎えることができた。北限の桃の知名度は年々上がっている。さらなる、ブランド向上を図ろう」とあいさつ。中村部会長が音頭を取り、参加者全員で「ガンバロー」を三唱した。
 
 

文化会館敷地にシダレカツラ 大館市内で初めて確認 東北巨木調査研究会

2020-09-01
シダレカツラを確認する関係者(大館市民文化会館)
 大館市ほくしか鹿鳴ホール敷地内に秋田県ではほとんど確認されていないシダレカツラが植えられていることが分かった。東北巨木調査研究会が見つけた。
 同会は東北にある巨木の調査・研究を通して、地域への助言・提言を行い、巨木を取り巻く環境の保護や向上に取り組んでいる団体。
 シダレカツラは同ホールの道路側にシダレザクラなどに交じって植えられており、高さ約15㍍、幹回りが1㍍ほど。同会秋田県支部長の五十嵐洋さん(56)が今年7月に見つけた。同ホールが開館した1982年かそれ以降に植栽されたのならば樹齢は35年ほどとみられる。
 シダレカツラは盛岡市の「市の木」にも指定されている。岩手県早池峰山で発見された突然変異種で、接ぎ木によって増やされ盛岡藩の領内にだけ植えられた珍しい木という。
 秋田県内では鹿角市の記念物に指定されている3本だけが公表されており、大館市内では初めて確認された希少な木という。
 同館を管理する企画管理課山内知生係長は「貴重な木とは知らなかった。大切に管理したい」と語った。
 
 

「マタギの星空山」スタート 星空の魅力発信し誘客 森吉山を星空の聖地に

2020-09-01
森吉山周辺の宿泊施設や秋田内陸線を中心に星空の魅力を発信する「マタギの星空山」のオープニングセレモニー(北秋田森吉山ウエルカムステーション)
 秋田地域素材活用推進協議会「やってみよう!北秋田」(小塚雅生会長)は、北秋田市の森吉山周辺の星空をPRする新事業「マタギの星空山(ほしぞらやま) 北秋田の森吉山」を始めた。秋田内陸線や、「星空の宿」に認定した北秋田市内の宿泊施設で星空鑑賞を観光客に楽しんでもらうための受け入れ体制を整備。森吉山周辺地域の夜の魅力を発信し、誘客につなげていく。
 協議会は地域素材をPRすることで地域活性化を図ろうと、2019年度に設立。市内団体や企業有志で構成し、地域連携DMO「秋田犬ツーリズム」と共同で初年度は阿仁マタギをPRする活動に取り組んできた。
 本年度は高山植物や紅葉、樹氷など四季を通じて多くの観光客でにぎわう森吉山の周辺地域で、以前から地域住民や観光客からの評価が高かった「星空」に着目。市や同ツーリズム、ほしあわせ(能代市)の協力を得て、21年3月末まで事業を展開する。
 事業は夜の星空を新たな地域の魅力として発信し、観光客の滞在時間の拡大を通じた宿泊需要の拡大や地域活性化を図ることが狙い。シニア夫婦や家族、女性団体客、星空やアウトドアに興味のある人などに対し、人の集中を避けながら安心して地域の魅力や特別な体験を楽しんでもらうための活動を進める。
 本年度は市内の宿泊施設や秋田内陸線に天体望遠鏡と双眼鏡などを貸し出し、通年で星空体験を楽しめる場所を整備する。協議会では森吉山周辺に位置する宿泊施設を対象に、星空の魅力を発信する中心的な役割を担う「星空の宿」を認定。認定された宿泊施設では「マタギの星空プラン」と題した1日1組限定の特別な宿泊プランを用意し、体験や食事メニューなどを提供する予定。秋田内陸線では「AKITA星空列車」の運行や双眼鏡などの無料貸し出しを期間限定で行う。
 年度末までに星空鑑賞のモニターイベントを4回程度開催。名産品の企画開発や専用WEBページの制作なども行う予定。
 30日は秋田内陸線阿仁合駅舎内の北秋田森吉山ウエルカムステーションで事業のオープニングセレモニーが開かれた。推進協議会副会長の吉田裕幸秋田内陸縦貫鉄道社長は事業内容を説明し、「森吉山を秋田の星空の聖地にして、星空体験で地域をにぎやかにしていきたい」と話した。
 星空の宿には、打当温泉マタギの湯、ホテルフッシュ、ORIYAMAKEの3カ所を認定。事業を発信、応援するプレミアムアンバサダーとして県出身のフリーアナウンサー・相場詩織さんへ委嘱状が交付された。このほか市内5カ所の星空を撮影した動画を上映した。
 
 
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