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旧正札本館の解体工事 ハチ公小径は通行可 大館市と業者が説明

2018-07-18
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旧正札竹村本館棟の解体工事説明会(市営中町住宅内の集会所)
 大館市が本年度から着手した大町の旧正札竹村本館棟の解体工事が本格化するのを前に、市と工事の施工業者による説明会が17日、市営中町住宅内の集会所で開かれた。施工業者は工程のほか、ハチ公小径は工事期間中も通行が可能であることや工事車両の出入り口は大町側とすること、騒音・振動計と数値の表示板を設置することなどを説明。8月1日のハチ公小径側への仮囲い設置から、現地での作業が開始される。
 旧正札竹村ビルは2001年の倒産に伴って閉鎖されていたが、外壁崩落の危険があったことなどから、市が05年12月までに土地と建物を計2580万円で購入した。その後、1961年建設と最も古く、劣化も進んでいた旧館棟は解体しハチ公小径として活用。新館棟には、あきた結婚支援センター北センターや自衛隊秋田地方協力本部大館出張所などが入居している。
 本年度、解体されることになった本館棟は大町の道路側に面した建物で、69年12月の建設。鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)地下1階、地上9階建てで、延べ床面積は6223平方㍍。敷地面積は784平方㍍。
 市は17年度に、解体工事に向けた実施設計とアスベストの含有調査を進めた。アスベストは一部の建材に使用が見つかったが、除去に多大な費用が必要となる吹き付け材への使用は無いことを確認している。
 実施設計に基づき、本年度の一般会計当初予算には解体工事費3億7710万8000円を計上。入札の結果、伊藤羽州建設(本社・大館市、石山清武社長)と3億2508万円で契約した。
 工事説明会は、市建設部まちづくり課と伊藤羽州建設の主催。近隣の住民や事業者を対象に工事の概要などを説明しようと、この日の午前と夕方の2回、開催した。
 10人が出席した午前の説明会では、市建設部まちづくり課の担当者が工事の概要を紹介したのに続き、伊藤羽州建設の担当者が、解体前の作業や建物の解体手順、安全対策などを説明した。
 この中で、馬喰町と中町をつなぐハチ公小径は「本館棟側の一部を小路エリアとして使用するものの、歩行者は通り抜けできるようにする」としたほか、工事車両の出入り口については「大町側に設置し、その部分のアーケードは解体し撤去する」と説明。騒音、振動計と表示板を設置することも明らかにした。
 また、建物の解体手順では「大型の重機をクレーンで屋上につり上げ、建物の上部から解体を進める」ことを紹介。「お盆や神明社祭典、大館アメッコ市などの際には、工事を休む。安全には十分に配慮しながら進めたい」などと述べ、理解を求めた。
 工期は来年12月20日まで。建物本体の解体は11月ごろから始まる見通しで、1カ月に1階分ずつのペースで進める計画という。

松栄の桜伐採始まる 北秋田市 8月末までに終了予定

2018-07-18
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大きく張り出した枝から順に伐採した作業(松栄)
 北秋田市を代表する観桜名所「松栄桜並木」(同市松栄)で17日、老朽に伴う伐採作業が始まった。樹齢60年余りの歴史を感じさせる大枝や幹が慎重に切り落とされ、並木の終わりを迎えようとしている。
 生涯学習課によると、国道105号沿いの約800㍍間に現存する桜59本全部と杉1本の計60本を伐採する計画。桜の木の多くが枯れたりテングス病にかかったりしているためで、地元自治会の要望を受けて伐採の手続きを進めていた。工事は当初18日に開始予定だったが、業者の都合で1日早めたという。
 初日は午前8時30分ごろから、並木中央付近に位置する松栄自治会館脇で作業を開始。高さ10㍍近い桜の枝を、重機のワイヤでつるすように支え、作業員がチェーンソーで切断した。観桜名所として歴史を刻んできただけあって、枝は前後左右に大きく張り出した状態。最後に幹を切り倒すまで1時間近くかけるケースもあり、周辺の安全に配慮しながら慎重に作業が進められた。
 8月末までに伐採を終える予定。1日3、4本ペースで進めるという。伐採後の枝や幹の処理は未定で、希望者がいれば提供や売却を検討する。
 並木は1952(昭和27)年、地元青年会が苗木を植えた。最も多い時期で177本が立ち並び、開花期は「桜のトンネル」と親しまれた。近年はまばらにしか咲かなくなっていた。

清流にホタル舞う 鹿角市花輪 東山の福士川周辺

2018-07-18
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幻想的な光を放つゲンジボタル(花輪東山)
 鹿角市花輪東山地区の福士川周辺で、近年にないほど多くのホタルが飛び交い、住民を楽しませている。
 福士川は花輪スキー場付近が源流の清流。地元の男性(61)は「5年前の大雨で川に茂っていたアシが流され、翌年はホタルが全く見られなくなった」と振り返る。
 その後、「原因は分からないが、ホタルが年々増えてきた」という。今年は6月22日からゲンジボタルの発生が確認され、現在は「今までいなかった所まで生息域が広がっている。私が小学生の頃の50年前と同じぐらい多い。環境が良くなったのではないか」と話し、ホタルが飛び交う幻想的な光景を楽しんでいる。
 男性によると、ホタルが多く生息しているのは総合運動公園の下流から幸稲荷神社下流付近まで。今月末まではゲンジボタル、その後はヘイケボタルが発生するという。

鳳鳴サヨナラで16強 延長11回の激戦制す 夏の甲子園予選

2018-07-17
鳳鳴は最終回、工藤裕のサヨナラ適時打で福嶋が本塁に滑り込む(グリーンスタジアムよこて)
 第4日の16日は2回戦8試合を行い、北鹿勢は大館鳳鳴が秋田南に延長11回、サヨナラ勝ちで16強入りを決めた。大館桂桜は角館に先制された後、1点差に迫る粘りを見せたが惜敗した。北鹿勢6校のうち5校が姿を消し、残るは鳳鳴のみ。18日は雨天順延となったため、鳳鳴はベスト8を懸けて、19日にこまちスタジアムで五城目と対戦する。
◇2回戦
【グリーンスタジアムよこて】
秋田南 00000000100   1
大館鳳鳴00000010001×  2
(延長11回)
 ▽二塁打=栗山穣、工藤裕(鳳)▽併殺=鳳鳴2▽暴投=秋田南2▽捕逸=秋田南1、鳳鳴1▽野選=秋田南1
【こまちスタジアム】
大館桂桜000101000 2
角  館20100000× 3
 ▽二塁打=竹内(角)細越(桂)▽併殺=桂桜1、角館1▽暴投=桂桜1
 秋田南―鳳鳴は、両者息詰まる投手戦は延長11回の激戦の末、大館鳳鳴が秋田南を下した。
鳳鳴主戦・杉原は変化球を効果的に使い、打たせて取る安定した投球。走者を背負っても併殺で切り抜けるなど、バックももり立てた。
 一方の打線は7回、左前打と敵失で1死一、三塁とすると、杉原の二ゴロが野選を誘い、待望の先制点を挙げた。このまま逃げ切るかに見えたが9回、2死三塁から左前適時打を浴びて延長戦へ。
 延長11回、表を三者凡退で終えると、先頭の福嶋が左前打で出塁。続く工藤裕の左越え適時二塁打で長駆ホームイン。初戦を突破した。
鳳鳴・齊藤広樹監督の話 守備の粘り、投手の我慢が勝利につながった。同点で動揺したが後攻の強みがでた。

自然、子育て環境が好評 鹿角市で移住体験 神奈川の2組が2泊3日

2018-07-17
きりたんぽ作りを体験する参加者たち(花輪の柳田きりたんぽ店)
 鹿角市の移住体験ツアーが16日までの3日間、市内で行われた。募集枠2組に対し、応募したのは12組という人気ぶり。神奈川県の2組が市内にホームステイしながら、子育て環境を見学したほか鹿角の自然、特産を満喫した。
 建築・住宅雑誌「チルチンびと」を発行している風土社(東京・千代田区)と連携した企画。募集は同社のメディア、市のホームページなどを通して行い、首都圏を中心に12組が応募、アンケート結果などを考慮し、神奈川県の2組を選んだ。
 大湯・十和田、八幡平の2コースで、14日から16日まで2泊3日の日程で行われた。「普段の暮らしを体験してもらう」という考えから、今回は民家にホームステイした。大湯・十和田コースは「子育て環境、まちなか滞在」をテーマに商店街や保育園、農家訪問などが内容。
 八幡平コースのテーマは「大自然を満喫、アウトドア派に」。八幡平大沼ウオーク、湯治体験、ピザ作り、バーベキューパーティーなど。両コースとも地元の保育園を訪れ、夕涼み会に参加、交流する機会が設けられた。
 最終日の16日は2組が同じコースを回り、ブリーベリー狩り、きりたんぽ作りを体験した。花輪の柳田きりたんぽ店(柳田博明代表)では、先代の柳田亮子さん(73)から説明を受けた後、串につぶしたご飯を付けて、握りながら形を作った。
 子ども3人と夫婦で参加した男性(31)は「自然に囲まれ、癒やされた。夜空の星には感動した。保育園はスペースが広く、環境は良いと感じた」と話し、「子どもたちは帰りたくないと言っている」と満喫した様子だった。
 

五輪選手村のドア製造へ 環境配慮、試作重ね受注 大館の田代製作所

2018-06-30
東京五輪選手村向けのドアを製造する工場(田代製作所)
 室内ドア製造の田代製作所(本社・大館市岩瀬、日景好範社長)が、2020年東京五輪・パラリンピック選手村の宿泊施設に使われるドアを製造することになった。材料を再利用できるよう4年前から試作を重ね、環境負荷の少ない取り組みが評価された形。日景社長は「国を挙げたスポーツの祭典に携われることは誇り。選手が落ち着いて過ごすためにも質の高い製品を供給したい」と意気込んでいる。
 選手村は中央区晴海の約18㌶に整備するもので、不動産大手11社が民間資本で手掛ける。17年1月に建築工事に着手し、19年12月までに選手らの宿泊施設として14~18階建ての21棟を整備。大会後は改修したり、新たに50階建ての高層ビル2棟を建てたりし、最大1万2000人が住む街として生まれ変わる。
 選手村向けのドアは高さ225・5㌢、幅90・2㌢。一般的な製品に比べ10%ほど大きい。通常の芯材は木材だが、今回は環境負荷低減の観点から全面に段ボールを使用するのが特徴。再利用を想定して枠組みに木材、表面に普通紙を使うシンプルなデザインだ。大手建材メーカーの関連会社と共同で試作を繰り返し、複数の企業グループが参加したコンペで採用された。強度や機能面で影響が出ないようにするのが最も苦労した点だという。
 宿泊施設全体の約半分に当たる5519本を受注し、来年2月から3、4カ月かけて製造、順次出荷する。各国・地域の選手や役員らの生活拠点となることから、ものづくりの技術をアピールする好機でもあり、日景社長は「何らかの形で五輪に参加したいと考えていたので、実現できて本当に良かった。社員のモチベーションも上がる。地元にこうした企業があることを知ってもらい、地域が少しでも元気になってくれたらいい」と語り、五輪後の改修も積極的に受注を狙う。

「毛馬内ばやし」途絶の危機回避を 鹿角市の中町自治会 市の支援で伝承活動強化

2018-06-30
「毛馬内ばやし」を練習する参加者(十和田市民センター)
 鹿角市十和田毛馬内の中町自治会(勝又幹雄会長、17世帯)は本年度、地区に伝わる民俗芸能「毛馬内ばやし」の伝承活動に本格的に取り組んでいる。各自治会における課題解決や活性化に向けた自主的な取り組みをサポートする市の「集落支援員活動事業」などを活用。将来的な途絶が危惧されているはやしの太鼓練習や明治初期の屋台の修繕などを計画している。
 集落支援員の配置は、総合計画後期基本計画の重点プロジェクトの一つ「地域コミュニティ活力再生プロジェクト」に盛り込まれている事業。
同プロジェクトは、少子高齢化による人口減少が進む中、地域コミュティー活動の縮小・廃止等を余儀なくされる事態も予測されるとし、地域人材の確保やコミュニティー支援体制の強化を図るもの。
 集落支援員は地域コミュニティーの活性化を図るため、自治会の話し合いに参加し、課題の共有と効果的な支援を行うことを目的に昨年度から、市民共動課に非常勤職員1人を配置している。おおむね50世帯以下の小規模な自治会を対象とし、昨年度は5自治会、本年度は中町を含む4自治会が活用。支援員が自治会と協力しながら状況調査や話し合いを行い、各自治会の状況に応じた活性化の取り組みをサポートしている。計画づくりや活動を支援する補助金制度もある。
 中町が伝承に取り組む毛馬内ばやしは毛馬内月山神社祭典(7月12、13日)で奉納される伝統芸能。伝承曲は6曲。かつては毛馬内本町通りの上町、中町、下町の3町が奉納していたが、近年は中町だけとなり、太鼓のたたき手も20年ほど前から町外者の協力を得ながら確保している。
 一昨年から毛馬内ばやし保存会長を務めている勝又会長(69)は「はやしを教える人がいなくなり、6曲のうち4曲は途絶えたような状態で危機感を持っている。今回の事業が伝承に向けた最後のチャンスだと思っている」と期待をにじませる。
 事業の柱は住民を対象にした太鼓演奏の練習と、1877(明治10)年に購入したという本屋台の照明や幕の新調の二つ。
 このうち太鼓練習は28日夜、十和田市民センターで始まり、初日は小学生から大人まで10人が参加。小学生の頃から中町ではやしを演奏し、6曲のたたき方を習得している青山定明さん(54)=宮城県登米市在住=が講師と笛の伴奏を担当し、参加者が6曲を繰り返し練習した。練習は全5回の予定。7月12、13日の本番で参加者が成果を披露する。

地域のつながり大切に 北秋田市社福協 全戸訪問がスタート

2018-06-30
市民宅を訪れ、災害発生時の助け合いなどについて呼び掛ける社会福祉協議会の職員(左)
 北秋田市社会福祉協議会は29日、職員が地域に出向いて福祉の課題などを把握する全戸訪問活動を開始した。今年は防災を中心に、災害発生時の支援や近隣住民との助け合いなどについて呼び掛けた。
 地域の課題や住民が抱えるさまざまな問題を共に共有し情報提供を行うほか、自治会や民生委員・児童委員との連携を密にして地域のネットワーク強化を図ろうと毎年実施している取り組み。約460人の職員が1人当たり約20世帯を担当し、市内の約1万2000世帯を13日まで15日間で訪問する。
 訪れた職員は地域に関して気になることや家庭での困りごとなどを聞いて問題解決の糸口を探ったほか、1人暮らしの高齢者には熱中症予防や特殊詐欺被害に遭わないよう注意喚起も行った。
 今回は昨年から複数回発生しいる豪雨災害などを踏まえ、災害発生時には市社協が設置運営を行う「災害ボランティアセンター」の活用を呼び掛けた。このほか「助け合うためには日頃のつながりが大切」と地域のネットワーク構築の重要性を訴えた。
 訪問終了後は18日までに訪問の結果をまとめ、自治会長や民生委員らに報告する。緊急対応が必要な場合や対応が困難なケースについては、関係機関と検討して支援につなげていく。

古里支える人材育て 大館市で企業博覧会 中学2年生ら550人参加

2018-06-29
各ブースで地元企業が魅力を説明(大館市中央公民館)
 地元企業の魅力を中学生が学ぶ「企業博覧会」が28日、大館市中央公民館で開かれ、古里を支える大人たちが仕事への誇りや事業内容などを伝えた。31社・団体が出展し、大館国際情報学院を含む市内9校の約550人が参加した。7月2日には北秋田市で行われる。
 県北秋田地域振興局が主催して2年目。生徒たちに進路選択の幅を広げてもらうとともに、古里で頑張ろうとする気概の醸成が狙い。企業側には情報発信のノウハウの蓄積や、人材確保の重要性を再認識してもらう機会としている。
 前回は希望した小中学生を対象に開催。よりキャリア教育との連動性を強めるため、今回は高校受験や夏休みの職場訪問などを控えた中学2年生を主対象に絞った。2市の延べ出展企業も前回を大幅に上回り、32社から64社に倍増。観光・運輸やリサイクル、林業など多様な業種を集めた。
 この日は参加生徒の人数から午前、午後に分けて実施。館内の各部屋に所狭しとブースが設けられ、映像や製品、パワーポイントを使って自社を紹介。「大館を支える物を作っている」「インターネットの普及などで地元でも働ける」などと強みや熱意を伝えた。
 生徒たちは最大9人の班で4カ所を各15分で回り、その後1社を自由訪問。生徒たちはメモを取ったり、質問を投げかけたりしていた。
 デザイナーを目指しているという安藤佳歩さん(比内2年)はサービスや製造業の会社などを訪問。「多くの地元企業を学べる機会。求める人材の姿が、積極性やコミュニケーション能力など人柄に関することが多かったのが印象的だった」と話した。
 事業担当の地域企画課・奥山法子副主幹は「学校の教育課程に合わせた参加で、中には1年生も。視野を広げ、古里の良さに気付くきっかけにしてほしい」と話した。博覧会は次年度以降も継続する方針。生徒や出展企業への事後アンケート結果から、改善を重ねていくという。
 7月2日は北秋田市民ふれあいプラザコムコムで、同市と上小阿仁村の6校約260人の参加、33社・団体の出展を予定している。
 

2年連続の黒字決算 JAかづの総代会 剰余金は8200万円

2018-06-29
議事に先立ち功労表彰を行った通常総代会(かづのJA会館)
 JAかづの(田中專一組合長)は28日、鹿角市花輪のかづのJA会館で通常総代会を開き、2017年度事業報告、剰余金処分案を承認した。3年ぶりに黒字に転じた16年度に続いての黒字決算となり、今後は早期の要改善JA指定からの脱却と、利益準備金の積み増しを図っていく。
 報告によると17年度の経営状況は、事業利益が8000万円の計画に対し1億500万円、当期剰余金が4100万円の計画に対し8200万円。
 計画対比で増加となった主な要因について田中組合長は「共済の新規契約が計画を大きく超えたことによる付加収入の増加や計画外の受取配当金等、貸倒引当金の圧縮、人件費を含む管理費の抑制、不採算部門の収支改善など経営改善に鋭意取り組んだことが挙げられる」と説明した。
 同組合の子会社「ファー夢(ム)かづの」(社長・田中組合長)については、経営改善に向け17年度から5カ年の再生事業計画を策定し、17年度は同組合が3500万円を出えん(寄付の意)した。田中組合長は「抜本的改革でもある財務支援に取り組んだ結果、17年度は再生計画初年度としてほぼ計画を達成することができた」とし、累積赤字の早期解消に取り組む考えを示した。
 あきた北、鷹巣町との3JA合併については「17年度はJAあきた北央の経営問題が発生し、JA鷹巣町より救済のための吸収合併が19年2月に行われる予定。3JAでの合併はその後にあらためて協議を行うことになる」とした。
 議事では議案のほか、JAグループの自己改革実践の加速化に関する特別決議を採択した。
 任期満了に伴う役員改選を行い、理事16人、監事5人を選任した。
 ▽理事=畠山巌、似鳥勇一、畠山克久(八幡平)菅原俊二、田中博美(花輪)山本喜代宏、小鴨健一(柴平)工藤勝康、小笠原正光、栁沢誠(十和田)小舘正光、中村仁(小坂)石川盟子、畑澤富子(女性)阿部浩一、中村朝光(学識経験)
▽監事=戸舘三義(八幡平)木村英樹(花輪・柴平)安保公博(十和田・小坂)阿部公洋(学識経験)木村政義(員外)
 
 

外国人客、新たな市場開拓を かづの観光物産公社 「欧米豪」へ国事業を受託

2018-05-31
かづの観光物産公社の株主総会(鹿角パークホテル)

 鹿角市の第三セクター・かづの観光物産公社(岩船勝広代表取締役)は29日夕、鹿角パークホテルで株主総会を開き、当期利益101万円を計上した2017年度(第24期)の決算などを承認した。13年に社名が変更されて以降初めての黒字。管理運営する道の駅かづのにおいて、観光客の利用が好調で飲食を中心に売り上げが増加した。18年度は国のモデル事業を受託し、インバウンド(訪日外国人旅行客)の新たな市場開拓を図る。
 岩船社長は17年度の経営状況について「外部人材登用の効果もあり、社員一丸となって、単年度で黒字を計上することができた」と述べた。
 17年度の営業報告によると、外国人観光客の入り込みが顕著で前年度を大幅に上回った。国内は北海道、関東、北陸、四国、九州が増え、インバウンドの増加も前年度を上回る要因となった。
 具体的には6月から10月の紅葉期まで非常に好調で全体的に飲食を中心とした売り上げが伸びたほか、冬期間は外国人観光客の増加や全国中学校スキー大会の影響もあり、収益面で前年を大幅に上回る状況となった。
 主な部門別の売り上げ状況は、花輪ばやしの桟敷席の売り上げが過去最高を記録し、前年比50万6000円増の451万4000円。レストラン・団体食はレストラン入り口の装飾の変更、原価率の見直しなどにより、7665万7000円(前年比1019万2000円増)だった。
18年度は売り上げ3億4085万円、経常利益420万円を目標に設定した。
 新たな取り組みとしては、環境省から欧米豪をターゲットとした地元密着型モデルルートの作成業務を受託した。同公社が17年末に日本版地域DMO候補法人に登録されたことによるもので、「先日本契約を結んだ」(同公社)。現在のインバウンドは東南アジアがほとんどだが、受託事業の実施に伴い、新たな市場開拓の可能性につながることを期待している。
 4月下旬にオープンした道の駅おおゆと連携強化し、相乗効果が創出できるような取り組みも行っていく。

 

桜長寿化へ管理に注力 大館市の再生会議 剪定に効果、樹木医助言

2018-05-31
関係課の管理計画などを共有した桜再生会議(比内総合支所)

 大館市は30日、桜再生会議を比内総合支所で開き、公園や道路沿いなどの桜の管理計画を関係課で共有したほか、樹木医から正しい手入れについて助言を受けた。今春の開花は全体的に良好で剪定(せんてい)効果が見られたことから、樹木の長寿化に向け剪定などの管理に注力することを確認した。
 庁内の検討委員会として昨年8月に発足し、会合は3回目。事務局の都市計画課や農林課、土木課、教育総務課、生涯学習課、まちづくり課職員のほか、日本樹木医会県支部の吉田豊史事務局長を含め12人が出席した。
 五十嵐悟都市計画課長は「昨年度の補正予算で枯れ枝の伐採を行い、今年の春はきれいな花が咲いた。夏場から来年の花芽が出てくるようなので、これからの管理が重要。各課と情報を共有しながら進めたい」とあいさつした。
 今春の桂城公園は前年度に比べ花付きが良く、枯れ枝などの剪定で全体的な見栄えは良かったという。ただ、「ボリュームは少なく感じた」と分析。花芽が付かない枝も目立ち、幹からの胴吹きを生かすなど将来的な樹形を考慮した剪定が必要とした。
 岩神ふれあいの森のうち、お花見・ピクニック・貯水池広場で管理している桜はおおむね良好、一部で枯損があった。貯水池周辺も良好だったが、放水路部のシダレザクラに枯損が見られた。さくらの森は「不良」でテングス病やツル系植物による侵食が目立った。
 長木川堤防は剪定効果が見られ、長根山運動公園も例年並みの開花。幸町の並木通り「新開地」は2年前に比べ「開花時の膨らみがあまり感じられなかった」とした。花が付かない枯れ枝、テングス病枝の緑が目立ったという。
 本年度の当初予算に計上した桜再生事業費は704万5000円。樹勢診断や剪定、薬剤散布、施肥、下刈りなどを予定している。
 会議で「管理が行き届かない部分の対策はどうすべきか」と質疑があり、樹木医の吉田局長は「危険性や景観必要度など優先順位を定め、それに基づいて作業を考えるべきだ。危険なら根元に近い大枝からの処理が可能」と回答。樹形を整える方法として不要な枝を付け根から切る「透かし剪定」が管理しやすいとした上で、「桂城公園北側の桜はなるべく早く大透かしで再構築した方がいい」と助言した。

 

全国高校スキー大会 県実行委員会設立 鹿角市で4年ぶり開催へ

2018-05-30
来年2月の大会に向け、実行委員会を発足した(鹿角市役所)

 第68回全国高校スキー大会第1回県実行委員会設立総会は29日、鹿角市役所で開かれ、役員・委員の委嘱のほか、開催基本方針などを決めた。同市での開催は4年ぶり。来年2月8日から5日間、花輪スキー場で開かれる大会に向け、準備を進めていく。実行委員会会長には伊藤雅和県高体連会長が就いた。
 約60人が出席。はじめに、伊藤会長が「県を代表する競技が地元で開催できることは選手の励みにもなり、成長した姿を見せることで、地域への感謝を表す絶好の機会。スポーツ本来の良さを印象付ける大会になれば」などとあいさつした。
 児玉一鹿角市長の祝辞に続き、スローガンに水品千夏さん(秋田北2年)の「躍動 雪の華たち咲き誇れ 鹿角の風を切って」、シンボルマークに関真恵美さん(花輪同)、ポスターに栗木絵美奈さん(十和田3年)の作品が採用されたことが報告された。
 議事では、実行委員会設立案、会則案、役員・委員の委嘱案、開催基本方針案などを原案通り承認。開催基本方針によると、各関係団体の連携の強化、スポーツ振興、高校生活動の展開のほか、同市での全国規模の大会周期が短いため、簡素で効率的な大会運営を心掛けることなどを挙げた。委員は役員を含め56人。
 同市でのインターハイスキー開催は4年ぶり9回目。花輪スキー場を会場に来年2月8日から12日までノルディック、アルペン種目で900人余りの選手が熱戦を展開する。参加人数は約3000人の予定。
会長以外の役員は次の通り。
▽副会長=高橋周也(県教育庁保健体育課長)畠山義孝(鹿角市教育委員会教育長)佐藤英樹(県スキー連盟会長)片岡俊仁(県高体連スキー専門部会長・花輪高校長)菅原勉(県高体連県北支部長・大館鳳鳴高校長)
▽監事=熊谷禎子(秋田高教頭・県高体連監事)成田新悦(県教育庁北教育事務所鹿角出張所長)

 

 

女性活躍へ環境づくり 秋田市にセンター開設 企業対応ワンストップで

2018-05-30
センターの看板を掛ける堀井副知事㊧と村岡会長(秋田市)

 女性が働きやすい職場環境づくりを促進しようと、県は6月1日、秋田市旭北錦町の県商工会館に「あきた女性活躍・両立支援センター」(佐藤敏洋所長、職員11人)を開設する。
 設置・運営は県が県商工会連合会に委託。中小企業で働く女性の仕事と育児・家庭の両立支援の取り組みを促進するため、相談や支援などの企業対応をワンストップで行う。
 女性活躍・両立支援推進員(3人)が企業訪問で各種支援制度を周知するほか、窓口や専用電話による相談業務、専門アドバイザー(社会保険労務士)の派遣、補助金制度の案内などを行う。
 県は「働き方改革推進員」を各地域振興局に配置し、企業に情報提供するほか、建設業の女性活躍ネットワーク拡大のための広報活動などを展開する。
 開設に先立ち29日、開所式が行われ、堀井啓一副知事は「一日も早く、実効性のあるセンターとなることを期待する」とあいさつ。県商工会連合会の村岡淑郎会長も「企業の理解と協力を得ながら、取り組んでいく」と述べた。
 県によると、県内の女性の有業率(15~64歳)は66・3%(全国14位)だが、管理職の割合は8・6%(同44位)と低い。両立支援制度の導入が進んでいるものの、就業女性の第1子出産後の離職率は4割を超えている。
 「第3期ふるさと秋田元気創造プラン」では、女性活躍推進法に基づく行動計画策定企業を2016年度の64社から、360社(21年)に増やす計画。
 開所時間は午前9時から午後5時(土日、祝日、年末年始除く)。相談は専用電話(☎0120・868・860)、またはメール(jrsien@skr-akita.or.jp)。

 

 

鹿角市6月議会 大雨被害 復旧費1575万円  補正予算を即決

2018-05-30
行政報告を述べる児玉市長(市役所)
 鹿角市の6月定例議会は29日開会し、18日に発生した大雨による被害の応急措置や復旧費として1575万円を追加した一般会計補正予算(第2号)を可決した。行政報告の中で児玉一市長は、市内で発生した崖崩れや河川堤防の一部崩壊について「県に対し、迅速な応急措置と恒久的な対応を早期に実施するよう強く要望している」とした。
 上程したのは一般会計など補正予算4件、市税条例の一部改正など条例関係3件の議案7件のほか、繰越明許費繰越計算書など報告3件。
一般会計の補正予算は2件。第2号で1575万円、第3号で1億3839万円を歳入歳出に追加し、総額を180億4732万円とするもの。
このうち第2号は被災箇所・施設の早期復旧を図るため、他の補正予算とは別に提案。初日に採決を行い、原案通り可決した。
 補正額の内訳は農業用施設304万円、林業施設50万円、公共土木施設1212万円。内容は、被災した農業用施設3カ所について国庫補助対策に係る災害査定設計工事費を算定するための委託料や、市道、橋りょう各1カ所、河川2カ所に係る復旧工事費、用水路、林道、市道の土砂等撤去委託料など。財源は財政調整基金から繰り入れる。
 児玉市長は市内の大雨被害の状況について、崖崩れ1件、河川の護岸等の被害4件、農業用施設の損壊3件が発生し、市道7カ所でのり面等の崩壊により通行規制の対応をとったことを報告した。
 花輪字中花輪の崖崩れで2世帯6人がコモッセに一時、自主避難したほか、八幡平字永田の河川堤防の一部崩壊に伴い4世帯15人と1施設26人に避難準備・高齢者等避難開始情報を発令したが、地元自治会の協力もあって結果的に避難者はいなかった。
 児玉市長は「本市においては比較的被害は少なかったものの、崖崩れや河川堤防の崩壊は人的被害につながった可能性がある」とし、県に対応を求めていると説明した。
 議案6件と請願2件を各常任委員会に付託し散会した。会期は6月21日までの24日間。

 
 

4月のニュース

 

松栄桜並木、伐採へ 北秋田市文化財保護審 指定解除「異議なし」

2018-04-17
松栄桜並木の指定解除などについて審議した会(コムコム)
 北秋田市文化財保護審議会(木村正彦会長)が16日、市民ふれあいプラザ「コムコム」で開かれ、市教育委員会が諮問した市指定文化財「松栄(まつさか)桜並木」の指定解除について審議した。委員の意見は「異議なし」で一致し、諮問通り答申した。
 松栄桜並木は国道105号沿い約800㍍にわたる桜並木で、旧森吉町がソメイヨシノ93本を文化財記念名勝に指定。近年は事故の危険性がある木の伐採や枝の剪定(せんてい)をしており、2017年1月現在の本数は59本。所有者の松栄自治会が3月に伐採を求める要望書を提出し、4月には住民説明会が開かれた。
 委員8人が出席。審議会では10年以上前から危険と判断した木を伐採するたびに協議や視察を行ってきた。委員からは「並木全体が弱っており、残しても数年しかもたない。自治会の希望を大事にしたい」などと肯定的な意見が挙がり、当日中に諮問通り市教委へ答申した。市教委によると、指定の解除は26日に行う市教委定例会で決議。5月31日に解除され、市が伐採を行う予定。
 このほか、審議会で市有形文化財に指定されている「七日市の長岐邸」へのトイレ設置や屋根の改修に伴う現状変更を承認した。
 

「小坂音頭」で郷土愛 運動会に向け小学校で練習

2018-04-17
会員の手ほどきを受け、小坂音頭を踊る児童たち(小坂小)
 小坂町の小坂小学校(中井淳校長)で16日、多くの町民に愛され、なじみ深い「小坂音頭」の練習会があり、1~3年生86人が5月12日に小中合同で行われる運動会に向けて、継承や普及に努める「小坂音頭の会」(木村安子会長、48人)から熱心な手ほどきを受けた。
 小坂音頭は、町の芝居小屋・康楽館が修復オープンした1986年に町のさらなる発展を願い、歌詞と曲を公募する形で作られた。歌詞には町の四季と観光名所が織り込まれ、軽快な曲に合わせた振り付けも創作。今でも町内のイベントや小中学校の行事などで踊り続けられている。
 同校は毎年、ふるさと小坂への郷土愛を深めてもらおうと、運動会のプログラムに小坂音頭を盛り込んでいる。児童生徒のほか、保護者も踊りの輪に加わり、ほほえましい光景が広がる。
 運動会に向けた練習会は毎年、低学年を対象に実施。この日は同会の会員6人から指導を受けた。
 小坂音頭を踊るのは1年生のほぼ全員が初めて。児童は踊り出しの部分に注意しながら、会員の動作を参考にして踊った。同じ振り付けの繰り返しということもあり、すぐに習得。足の運びや腕の伸ばし方にも気を配りながら、夢中になって取り組んでいた。
 木村会長は「子どもたちの父母も一緒に踊る姿にとても感激している。この先も継承していきたい」と話した。
 

絶景 27㌔の雪の回廊 八幡平アスピーテライン 冬季通行止め解除

2018-04-16
先導車に続いて山頂を目指す一般車両(ふけの湯ゲート)
 鹿角市と岩手県八幡平市を結ぶ観光道路「八幡平アスピーテライン」(主要地方道大更八幡平線)は15日、山頂部17・6㌔の冬季通行止めが解除され、全線開通した。風雨のため、開通式は鹿角市の八幡平ビジターセンターで行われ、関係者が春の観光シーズンの幕開けをPR。この後、県内外から訪れた観光客がマイカーで山頂レストハウスを目指し、高さ6㍍にもなる「雪の回廊」の絶景を楽しんだ。
 開通式は、山頂部が強風や降雨、霧による視界不良等に見舞われたため、会場をふけの湯ゲート前から八幡平ビジターセンター内に変更。県や鹿角市の関係者ら約50人が参加した。
 鹿角地域振興局の畠山勇人局長は「八幡平アスピーテラインの雪の回廊は27㌔と日本一の長さを誇り、その名は国内はもとより海外にも広がっている」と強調。観光地を巡るスタンプラリー「桜と雪の回廊観光キャンペーン」(15日~5月31日)や、環境省が推進する十和田八幡平国立公園満喫プロジェクトなどに触れ「鹿角市や小坂町、関係施設等との協働のもと、八幡平の魅力を果敢にPRしていきたい」と述べた。
 畠山局長や児玉一鹿角市長など関係者8人によるテープカットの後、八幡平頂上と十和田湖を結ぶ鹿角市の予約型観光路線バス「八郎太郎号」の運転手への花束贈呈を行った。引き続き、同センターで観光キャンペーンを行い、北限の桃のつぼみ付き枝や観光パンフレットを観光客らに配布した。
 式終了後の午前10時、ふけの湯ゲートを開門。予定していた記念パレードは悪天候に伴い行わなかったが、ゲート前に並んでいた一般車両9台が先導車の後に続いて山頂を目指した。
 秋田市の稲垣夢津子さん(71)は「八幡平にはしょっちゅう来ているけど、高くて迫力のある雪の回廊のドライブを楽しみたくて、初めてアスピーテラインの開通初日に来てみました」と笑顔で話した。
 振興局によると開通後も5月下旬までは、ふけの湯―岩手・御在所間で午後5時から翌午前8時半まで夜間通行止めとなる。
 

キティちゃんがふるさと大使に就任 北秋田市 「ご当地デザイン」も披露

2018-04-16
ハローキティのご当地デザインをお披露目した「ふるさと大使」就任式(コムコム)
 人気キャラクター「ハローキティ」(キティちゃん)が北秋田市のふるさと大使に就任した。市民ふれあいプラザ「コムコム」で15日、就任式が行われ、市の魅力をPRする「ご当地デザイン」がお披露目された。
 ふるさと大使は市が2017年度に創設した制度。大使のPR活動を通じ市の知名度向上を図る狙いがあり、2月に大相撲の豪風関(同市出身)が就任した。2例目の今回は、市が18年度にキャラクター使用のライセンス契約を「サンリオ」(東京都)と結んだことがきっかけで実現した。期間は当面1年間。
 式では大使委嘱状やB1サイズの巨大名刺が用意され、津谷永光市長がキティちゃんに手渡した。津谷市長は「夢のあるまちづくりに取り組んでいきたい」とあいさつした。
 キティちゃんのイラストを盛り込んだご当地デザインのパネルが披露された。綴子地区の大太鼓と、マタギをモチーフにした2案。いずれも市の花アジサイ、市の鳥クマゲラのイラスト付き。活気や豊かな自然を表現しているという。
 市はこのデザインを7月ごろから順次、市有バスのラッピングなど約10事業に活用する方針。事業費は契約を含め約2890万円。
 会場には200人近い家族連れが訪れた。キティちゃんがステージに登場すると大きな歓声が上がり、パネルの前で早速記念撮影した。同市出身で山形県高畠町から来場した大武史子さん(42)は「若い人が住みやすい街にする取り組みとしては良いのでは」と話した。
 

秋田犬を観光の主役に 秋田市エリアなかいち 常設展示施設オープン

2018-04-16
関係者らによる「秋田犬ステーション」のテープカット(秋田市)
 国内外で人気が高まっている秋田犬の常設展示施設「秋田犬ステーション」が15日、秋田市中通の「エリアなかいち」に開設された。常時2~3匹の秋田犬を展示し記念撮影できるほか、関連グッズも販売する。本場・大館市以外でも秋田犬に出会える観光拠点としての役割が期待されている。
 秋田犬の保存と保護活動を行う一般社団法人「ONE FOR AKITA」(三浦廣巳理事長)が県の委託を受け運営する。
 エリアなかいちのにぎわい交流館で開かれたオープニングセレモニーには関係者30人余りが出席。はじめに三浦理事長が「秋田犬は今、世界中から注目されているが、殺処分が多く、飼育数も激減しているのが現状。こうした課題に取り組みながら、観光客がいつでも会える場所として、県の観光拡大につなげたい」などとあいさつ。
 来賓の佐竹敬久知事は「秋田犬を観光コンテンツの主役として、施設のオープンを契機に盛り上げていきたい」、大館市の福原淳嗣市長も「日本の宝である秋田犬を通じ、ほほ笑みの輪が広がることを期待したい」と述べた。
 展示は毎週火、木、土、日曜の午前11時~午後3時。写真撮影は可能だが、犬へのストレスなどを考慮し、触れることはできない。午前、午後のそれぞれ1回、秋田駅までの約700㍍を散歩する。
 同法人は、秋田犬の飼育数拡大や殺処分ゼロに向け、関連グッズの販売や協賛企業からの収入を秋田犬保存会に寄付し、保存保護活動に役立ててもらうことにしている。
 

3月のニュース

 

定住自立圏 共生ビジョンを策定 大館市と小坂町 生活機能強化など3本柱

2018-03-31
 大館市と小坂町は30日、大館圏域定住自立圏共生ビジョンを策定した。「鉱山で磨いた匠と歴史を大切にし、次世代に夢つなぐまちづくり」を将来像に掲げ、具体的な取り組みは▽生活機能の強化(産業振興)▽結びつきやネットワークの強化(地域公共交通、移住促進)▽圏域マネジメント能力の強化(人材育成など)―の3本柱。観光や交通ネットワークの構築、移住情報の発信などを盛り込んだ。
 期間は2018年度から5年間。両市町が役割分担し、医療や福祉、インフラ整備などの連携・協力で都市機能や生活機能などを確保する「定住自立圏」形成を促進、定住の受け皿づくりを目的としている。ビジョンを策定すると、特別交付税措置や補助事業の優先採択など国の財政支援が受けられる。
 将来像は、両市町で構成する圏域の暮らしやすさや魅力の質的向上、広域観光連携などによる産業活性化を図りながら移住・定住、交流人口の拡大、人口減少の抑制を目指す。効果として小坂町や青森県内10市町村で構成する上十三・十和田湖広域定住自立圏とのつながりができ、特に観光面の連携で関係性人口の増加が図れることを挙げた。
 具体的な施策は、資源循環型社会の形成に向けた3R(リデュース=ごみ削減、リユース=再利用、リサイクル=再資源化)関連環境イベントの実施や周遊ルート・観光拠点ネットワーク構築、公共交通ネットワーク構築、移住情報の発信、両市町職員の合同研修など。ごみの排出量削減や大館―小坂間輸送人員の現状維持など成果指標を設定した。
 路線バスを利用しにくい公共交通不便地域については、住民ニーズや需要に見合った多様な運行形態による交通手段の確保など、協働事業の取り組みへの可能性について情報共有を図る。主要地方道大館十和田湖線(樹海ライン)は整備促進を図る。移住施策では企業求人など暮らしに関わる情報を一体的に発信するとともに、移住希望者のニーズに応じた生活体験ツアーを実施する。
 

北海道・北東北の縄文遺跡群 世界遺産へ6度目挑戦 推薦書案を提出

2018-03-31
 6度目の挑戦―。鹿角市の大湯環状列石や北秋田市の伊勢堂岱遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録推進本部(本部長・三村申吾青森県知事)は30日、2020年度の世界文化遺産登録に向けた国の推薦候補になることを目指し、文化庁に推薦書素案を提出した。13年から5年連続で推薦が見送られてきただけに、悲願の実現に向けて関係者の期待も膨らんでいる。国内候補は今夏の文化審議会で決まる見通し。
 縄文遺跡群は北海道、秋田、青森、岩手の4道県にある17遺跡で構成。国がユネスコ世界遺産委員会への登録申請を目指す暫定一覧表(暫定リスト)へ09年1月に記載された。
 4道県と関係市町は同10月、登録推進本部を設置し、登録実現を目指して取り組みを進めてきたが、国が世界遺産委員会へ推薦する国内候補は1年に一つだけという難関となっている中、文化審議会での「落選」が5年続いてきた。
 昨年の推薦見送りを受け、登録推進本部は関係自治体の担当職員や専門家、外部有識者などで構成するプロジェクトチームを新たに設置。縄文遺跡群を4道県の17遺跡に限定する具体的な理由など、文化審議会から示された課題の解決について専門家等と協議しながら、推薦書素案の改定作業を進めてきた。
 今年7月末をめどに開催される文化審議会で国内推薦が決定された場合は▽国がユネスコへ推薦書を提出▽国際記念物遺跡会議(イコモス)が中間報告▽イコモスがユネスコへ登録勧告―などを経て、20年度のユネスコ世界遺産委員会で登録決定といった手続きが予定されている。
 

100㌔マラソン ハチ対策の強化確認 北秋田で全体実行委

2018-03-31
ハチ対策などを確認した総会(北秋田市交流センター)
 仙北市から北秋田市間を走る「北緯40度秋田内陸リゾートカップ100㌔チャレンジマラソン大会」の全体実行委員会総会が30日、北秋田市交流センターで開かれた。昨年9月の27回大会で選手がハチに襲われる被害が発生した事故を受け、事前の駆除や応急手当てなど対策の徹底を確認した。
 27回大会を報告し28回大会の事業計画案と予算案を承認した。新たな大会会長に北秋田市森吉地区の黒澤芳彦さんが選ばれた。
 28回大会は9月23日に開催予定。4月1日から6月30日まで先着順で参加申し込みを受け付ける。定員は50㌔の部350人、100㌔の部1350人の計1700人。
 事業計画に出没が相次いだクマ、被害が出たハチの対策を明記した。特にハチ対策として駆除・撃退用品を準備し、各エイドステーションに応急手当てマニュアルを配布する。被害発生時の報告様式も整えた。
 昨年の27回大会報告によると、46㌔地点付近でキイロスズメバチとみられるハチに選手が刺された。救急車や大会車両で計6人を医療機関に搬送。大会終了後に3人が受診した。幸い大事には至らなかったという。
 過去の大会でもハチ被害があり、実行委はコース上で巣を駆除してきた。今回襲ったハチはガードレール下の空洞に巣を作り、事前に発見できなかったという。総会で委員から「対策を徹底するというが、全て点検するのはかなりの労力」「巣の特定が難しい」と、限界があるとの指摘も出た。
 29回大会(2019年9月22日)の開催についても承認した。このほか、北秋田市のふるさと納税制度返礼品として大会参加資格を新たに用意する。5万円の寄付で100㌔の部参加資格、7万円の寄付でさらに特産品が付く。
 

「おおだて暮らし」楽しむ 「しごとづくり」など重点 大館版CCRC推進協が基本計画

2018-03-30
大館版CCRC整備推進協議会(ニプロハチ公ドームパークセンター)
 大館市の大館版CCRC整備推進協議会(会長・小笠原吉張秋田職業能力開発短期大学校教授)は29日、ニプロハチ公ドーム(大館樹海ドーム)パークセンターで開き、策定を進めてきた基本計画を原案の通り承認した。定住促進と移住者の獲得を目指すもので、重点プロジェクトには「しごとづくりプロジェクト」など3項目を設定。計画の名称は「地域と人が多彩に輝く『おおだて暮らしを楽しむ』基本計画」とした。
 CCRCは「コンティニューイング・ケア・リタイアメント・コミュニティ」の略。国が進める地方創生の一環で、米国発祥の仕組み。大都市圏から地方へ人の流れをつくり、地域活性化を図る狙いがある。
 こうした考えを取り入れながら、市は大館版CCRCを「暮らしづくり」の推進施策の一つに位置づけ。「おおだて暮らし」の魅力を充実させることで、若年層を含むあらゆる世代の健康長寿、生涯活躍を実現し、定住促進と移住者の獲得を目指すとした。
 基本計画によると、市では「農山村タイプ」と「まちなかタイプ」の二つのタイプにより展開。農山村タイプは「地域内の自助、共助、公助のサービス実現により、地域住民の在宅での長寿、生涯活躍を目指す」、まちなかタイプは「学びや就労機会の提供により、アクティブシニアとしての生活実現を目指す。中山間地域からの住み替え希望も受け入れる」としている。
 「基本的な考え方」には▽地域コミュニティを単位とした「暮らし」と「文化」の魅力充実▽地域コミュニティの「10年後」を展望▽おおだて暮らしの充実と「大館びと」づくりの推進―の3点を設定。「取り組みの進め方」では、「市のまちづくりの一環としての事業推進」「施策間連携による包括的なまちづくりの推進」「民間(市民・産業界)の主体的な取り組みの推進と支援」「ソフトプログラム事業の先行」などを挙げた。
 推進体制の構築を目指すための重点プロジェクトは▽地域の「10年プラン」の策定支援▽しごとづくりプロジェクト(まちなかでの若年者受け入れの仕組みづくり)▽「大館暮らす会」「大館暮らしマイスター」の立ち上げ―の3点。「しごとづくり」では、高い教育レベルや豊かな自然環境など、市の強みを魅力と感じる子育て世代への情報発信も、積極的に行うとした。
 基本計画がまとまったことで、2018年度は市役所内部の庁内横断組織や官民協働体制の構築を目指し、重点プロジェクトの実証事業を進める方針。結果などを踏まえながら、19年度以降の事業化に向けた検討を進めることにしている。
 

加工用ジャガイモを試験栽培 小坂で試作協設立 カルビーへ出荷目指す

2018-03-30
加工用ジャガイモの試験栽培に向けて立ち上がった協議会(町役場)
 小坂町は2018年度、町内の真木平地区で加工用ジャガイモの大規模栽培に向けた実証試験を実施する。29日、関係者による町加工用馬鈴薯試作協議会を設立した。1年間の試験栽培を通して栽培技術の確立、一定の収量確保や品質などを調査し、菓子メーカー・カルビー(本社・東京都)へ人気商品の原料として出荷を目指したい考え。
 町は、県などが整備に力を入れる「園芸メガ団地」について、町としての在り方を検討していく中で、既存の耕作放棄地対策事業の一環として町内で大規模ほ場を活用する法人が存在したことから、加工用ジャガイモの栽培に着目した。県の協力を得て、カルビーと協議を進めていた。
 試験栽培を行う同協議会は県、ポークランドグループ、農業生産法人大地、町などで組織。設立総会は町役場で開かれ、県鹿角地域振興局農林部農業振興普及課の松橋正仁課長は「小坂における土地の有効利用や園芸の振興などに向けて、道筋となれるように期待している」とあいさつ。
 町観光産業課農林班の杉原隆広課長補佐はこれまでの経緯に触れながら、「菜種を小坂でも栽培しており、横浜町(青森県)の菜種はイモの後作で行っていたことを知り、これなら町にも合うと思った。やりやすい環境は整っている」と述べた。
 試験栽培は、真木平地区にあるポークランドグループのほ場1㌶で、カルビーから供給された種イモ2種類を作付けする。実作業はポークランド、大地に委託。5月大型連休前に植え付けし、収穫は8月のお盆ごろを予定している。
 町によると、「ポイントは北海道の前にいかに出荷できるか。収穫後はカルビーに見てもらい、引き取ってもらえるかどうかを評価してもらう」。収穫前には先進地研修も行うという。
 
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