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時間外手当 支給総額は3億円 大館市18年度 前年を3千万円下回る

2019-07-17
 大館市が職員に支給した2018年度時間外手当は、総額で3億840万8768円だったことが職員課のまとめで分かった。前年度に比べ約3200万円の減。1人当たりの平均支給額は48万387円、所属課別では職員課の125万1816円が最高だった。
 病院を除いた42課についてまとめた。支給対象の職員は642人で前年度を6人上回った。時間外勤務の合計は12万3956時間で1万238時間減、支給総額も3215万7039円下回った。1人当たりの平均時間外勤務は193時間で17時間減、平均支給額は5万5093円減少した。
 課別でみると、支給額が増えたのは税務や水道、まちづくりなど20課。一方で減少したのは観光や財政、土木など22課だった。
 職員課の支給総額は1250万1816円で前年度に比べ318万7110円減、平均支給額は49万3033円減少した。同課に次いで平均支給額が多かったのは▽観光課121万7887円(前年度比7万7843円減)▽財政課115万578円(4万1894円減)▽農林課113万9698円(102万2833円減)▽土木課85万2945円(39万3141円減)▽都市計画課78万4245円(49万3540円減)。前年度トップの農林課が大幅に減少したため、相対的に職員課の順位が上がった。上位6課は順位の入れ替わりがあるものの、同じ顔ぶれとなった。
 税務課はシステム更新に伴う対応などで平均77万4707円と前年度より23万8939円増。歴史文化課は本庁舎建て替えに伴う発掘調査などで平均64万4950円と24万409円増えた。
 平均支給額が最も少なかったのは議会事務局の1万8992円(前年度比1万1446円増)。時間外勤務の平均は6時間だった。
 市は長時間労働の是正に向け、本年度中に時間外勤務の上限規制を設ける方向で検討している。

北秋田市 「世界一の大太鼓」 綴子神社 例祭 五穀豊穣願いごう音

2019-07-17
神社に向かう大太鼓と大名行列(北秋田市綴子)
 北秋田市綴子の綴子神社(武内尊英宮司)の例祭が15日行われた。ギネスブックに認定された「世界一の大太鼓」とともに、地元住民による大名行列が町内を巡行。雷鳴のようなごう音を響かせ、神社で五穀豊穣(ほうじょう)を祈願した。
 神社によると、創建は659年で、東北地方で最も古い八幡宮とされる。鎌倉時代の1262(弘長2)年、農業用水の不足に悩まされた住民たちが太鼓の音を雷鳴に見立て、雨ごいした神事を起源に奉納行事が続く。現在は年に1度の例祭で行われている。
 かつては「徳川方」の上町と「豊臣方」の下町が先を争って奉納する「けんか祭り」と称される時代もあったが、1930(昭和5)年から1年交代制を導入した。今年は、1989年(平成元)年に「牛の一枚皮を使った世界一大きな太鼓」(直径3・71㍍)としてギネスブックに認定された下町が担当した。
 下町の住民たちは色とりどりの祭り装束に身を包み、午前11時ごろ綴子基幹集落センターを神社に向けて出発。大小4張りの太鼓が続き、約750㍍の通りを威勢よく巡行した。太鼓の上に男衆が陣取り長いばちで「ドドーン」と豪快な音を響かせていた。
 今年は春先から降水量が少なく、一時は農作物の水不足が心配されるほど。6月に入って平年並みに落ち着いたが、農業を営む地元住民たちは今後もほどよい降雨を願い、沿道で巡行を見物した。
 境内では奉納行事や武内宮司による湯立ての神事が行われた。武内宮司は「作柄は平年並み。水口の管理をしっかり。愛情を持って励むと平年作以上になる」と告げた。

声良鶏銅像 「花輪駅前に設置を」 鹿角市 「考える会」が市に要望

2019-07-17
要望書を提出する奈良代表㊥(鹿角市役所)
 鹿角市は、JR鹿角花輪駅前の広場整備事業に伴い、駅前ロータリーにある声良鶏の銅像を、花輪横町の歴史民俗資料館の敷地に移設する方針だ。これに対し、市民有志が16日、駅前広場内への移設を求める市長宛ての要望書を市へ提出した。
 この銅像は鹿角の玄関口のシンボル的なモニュメントとして長年親しまれ、地上約3・5㍍の台座の上にたたずんでいる。花輪出身の彫刻家で日本美術展無鑑査、県文化功労者の相川善一郎さん(1893~1986)の作。
 1952(昭和27)年、鹿角の声良鶏保存会が国天然記念物指定(37年)の記念事業として会員や住民らの寄付金を基に、陸中花輪駅(現鹿角花輪駅)駅舎前に設置したもの。その後、現在の駅前ロータリーの中心部に移設された。声良鶏は82(昭和57)年に「市の鳥」に選定されている。
 銅像の移設先をめぐっては、6月市議会産業建設委員会で「駅前に残してほしい」という市民の要望が取り上げられた。これに対し当局は「広場内に移設場所を確保するのは困難だと判断した」などと説明した。
 広場内への移設を求めているのは市民有志でつくる「『声良鶏』銅像設置を考える会」。市役所には奈良東一郎代表と事務局の佐藤興造さん、関厚さんが訪れ、銅像の由来や声良鶏の歴史などを説明した資料を添えた要望書を、窓口となっている市政策企画課へ提出した。
 奈良代表は「花輪だけでなく鹿角の発展のシンボルとして建った銅像。花輪駅前に設置してほしい」と話した。
 市は後日、文書で回答する予定。考える会は回答を受けてから対応を検討することにしている。

参院選 投票率上がる?下がる? 激戦本県大物続々 10代の低調懸念

2019-07-15
 21日投開票の第25回参院選で、候補者たちのアピールが熱を帯びる一方、各陣営は投票率の行方に気をもんでいる。前回の本県選挙区(改選数1)は6割を超え、過去最低だった前々回を4ポイント上回った。今回は接戦が予想される注目区。序盤の期日前投票は前回を下回ったものの、大物弁士が相次いで本県入りしており、最終的な投票率の向上につながるか―。
 本県選挙区で70%を超えたのは1989(平成元)年の74・49%が最後だ。92年は61・59%と大幅下落、95年も56・98%に低下した。その後98年に64・11%と持ち直したが、▽2001年=60・73%▽04年=65・32%▽07年=67・70%▽10年=65・05%―と推移し、13年には56・19%と過去最低を記録。前回16年は60・87%で4・68ポイント上昇した。
 選挙権年齢が18歳以上に引き下げられてから、国政選挙は3回目。県選管によると、前回参院選で18歳の投票率は48・09%だった一方、19歳は35・89%と低調だった。17年衆院選は18歳53%、19歳29%で、合わせた投票率は県全体の60・57%を19・14ポイント下回る41・43%となった。住民票を移さずに都市部へ進学した学生の投票率が低かったとみられる。
 今回立候補したのは、届け出順に自民党現職の中泉松司候補(40)=公明党推薦、無所属新人で野党統一の寺田静候補(44)、政治団体「NHKから国民を守る党」新人の石岡隆治候補(45)の3人。中泉陣営は連日のように党幹部や閣僚を投入する一方、寺田陣営は政党色を打ち消して無党派層への浸透を図る。石岡候補は県内に事務所を置かず、動画投稿サイト「ユーチューブ」で政策を主張している。
 10月に控える消費税率10%への引き上げや憲法改正の是非、経済対策などを巡り、与野党の主張が激突する構図となっている。老後資金2000万円問題に端を発した年金制度不安、企業の人手不足問題への対応も主要な争点に浮上している。
 本県の有権者は87万2895人(3日時点)。7日までの期日前投票は1・86%で前回に比べ0・89ポイント下回っている。

北鷹打線、爆発20点 16強に進出 高校野球秋田大会 コールドで好発進

2019-07-15
2回1死二、三塁、3点ランニング本塁打を放って生還し、ガッツポーズをする北鷹の石田(八橋球場)
 第4日の14日は、県内4球場で2回戦の残り8試合を行った。北鹿勢は、秋田北鷹が猛打で仁賀保にコールド勝ちした。第5日の15日は3回戦4試合を秋田市の八橋、こまちの2球場で行う。大館桂桜が8強進出をかけて湯沢翔北とぶつかる。
 ◇2回戦 【八橋球場】
仁賀保  10000 1
秋田北鷹 07103× 20

     (5回コールド)
 ▽本塁打=石田(北)▽三塁打=武石、柴田、石田(北)▽二塁打=清水2、相馬、近藤(北)、髙森(仁)
 北鷹が持ち味の打撃力を遺憾なく発揮し、19安打20得点で仁賀保にコールド勝ちした。
 初回、主戦・日景が直球を狙われ、1死一、三塁から適時内野安打を浴びて先制された。2回にも得点圏に走者を進められたが、しのいで味方の反撃を待った。
 その裏、四球と単打などで1死二、三塁の好機をつくると、石田が右越えの3点ランニング本塁打を放って逆転に成功。藤田、清水、相馬、武石も続いて4連打とし、一挙7点を奪った。
 3回も8本の長短打に犠打や盗塁などを絡めて打者一巡の猛攻を見せ、10点を取って試合を決めた。
 北鷹・木藤大嗣監督の話 初回、投手の直球を狙われ1点を奪われた。エンジンがかかるのが少し遅かった。打線の調子は上がっている。次も挑戦者の気持ちで臨む。
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食品加工施設購入 菜種、ソバの乾燥施設に 小坂町6月議会開会 改修費など予算計上

2019-06-12
菜種、ソバの乾燥調整施設として活用される予定の旧食品加工施設(上向谷地端)
 小坂町6月定例議会は11日開会し、菜種とソバの乾燥調整施設として活用する旧食品加工施設の改修費などを盛り込んだ2019年度一般会計補正予算案など議案14件、報告2件を上程、金属鉱業研修技術センターの職員住宅を廃止する条例制定案など10件を承認、可決した。乾燥調整施設は今年の刈り取り時期に間に合わせるため、9月末までには整備を終えたい考え。
 町は今年3月、上向字谷地端地内の町有地に建てられた旧食品加工施設を237万円で購入。町内の菜種、ソバの生産拡大に伴い、旧食品加工施設を乾燥調整施設として活用することを計画した。補正予算案に施設改修費1890万円、設備設置工事費1533万円、フォークリフト購入費267万円を措置した。
 現在の生産規模は菜種が生産者6戸、生産面積約9㌶、ソバは32戸、約47㌶。今定例議会での議決を経て早急に工事着手し、整備を進めたい考え。9月定例議会で施設の設置条例案を提出し、供用開始を目指すという。
 承認された町税条例、町国民健康保険条例などの一部改正の専決処分は、関連法律などの改正に伴い整理した。
 可決議案のうち、町放課後児童健全育成事業の設備、運営に関する条例の改正は、指定都市の長が行う認定資格研修の修了者も、町内で実施される同事業に支援員として従事できるようにした。町営住宅設置条例の改正は、北あけぼの住宅と、南あけぼの住宅を4戸ずつ用途廃止し、金鉱研職員住宅2戸を用途変更して単独住宅に追加した。
 町政報告で細越満町長は、今年のゴールデンウィークの入り込み客について「十和田湖の主要宿泊施設の宿泊者は5451人で昨年と比べて約19・6%の増。小坂鉱山事務所が2590人で約38%増、小坂鉄道レールパークは3622人で約98%の増だった」と報告した。
 レールパークのディーゼル機関車の不具合については、「ブレーキパッドの摩耗による走行不能が2台、残る1台はエンジン冷却水の液漏れと逆転機の作動不良が発生した」とし、「ブレーキパッドの摩耗は年度当初に1台分の交換を終了し、もう1台は部品を発注し、7月初旬に納品予定。交換が終了次第、重連による体験運行の再開を予定している」と見通しを示した。
 冷却水の液漏れによる1台は「車両年数が経過しているため部品の調達が困難。逆転機の動作不良は故障箇所が特定できていない。運転再開の予定は立っていない。専門家の助言を受け、修繕の可能性を探りたい」と述べた。

北秋田市民病院 医師の充足率119%に 運営連絡協 経営「計画上回る見込み」

2019-06-12
運営状況などの報告を受けた運営連絡協議会(北秋田市民病院)
 北秋田市民病院運営連絡協議会(会長・津谷永光北秋田市長)は10日、市民病院で開き、2018年度の運営状況や19年度の重点取り組み事項などを協議した。医師の充足状況について病院は「秋田大学の協力を得て18年4月から、呼吸器内科と循環器内科の診療体制を拡充した」と報告。4月1日現在の充足率は119・3%となった。
 津谷市長は「人口減少や高齢化など厳しい状況にある。圏域唯一の病院として、市民が求める医療をどう提供していくかが課題。こうした中、常勤医が増員となった。ご労苦に感謝する」などとあいさつ。協議会副会長の神谷彰院長は「病院の努力として、医師が赴任しやすい環境をさらにつくっていきたい。年度の経営状況は、入院単価の上昇などで計画を上回る見込み。地域住民の要望に応え、医療の充実に努めたい」と述べた。
 18年度の事業報告によると、患者数は入院が6万5670人(1日平均180人)、外来は12万3148人(同507人)。診療単価は入院が3万8942円、外来は8803円を見込んでいる。
 医師の充足状況では「秋田大学の協力を得て18年4月から、呼吸器内科および循環器内科の診療体制を拡充した。また、4月からは新たに、自治医科大学卒の常勤医師1人の派遣を受け、1人の増員となった」と説明。「引き続き、非常勤医師による外来診療応援や当直応援の招へいに努めている」とした。4月1日現在の充足率は119・3%となっている。
 本年度は▽医療提供体制の充実▽患者サポート・入退院支援体制の充実▽働きやすい職場環境づくり▽収益確保対策―を重点に取り組む方針。収益の確保では、診療報酬の新規取得や上位基準の取得に努めるとともに、入退院支援加算の算定強化、地域包括ケア病棟の直接入院による収益確保にも取り組むとした。
 運営連絡協議会は、市と県厚生連関係者で構成。病院の健全な運営を確保するとともに、市民への医療サービス向上を目的とし、年に2回開催している。

大館 火事ぶれ拡大求める声 先月の相染沢中岱の火災 近隣住民、朝まで気付かず

2019-06-11
5月6日、住宅密集地で発生した火災(大館市相染沢中岱)
 5月6日午前2時30分ごろ、大館市字相染沢中岱で発生した火災は、火元の住家と車庫の2棟が全焼、隣家4棟を部分焼した。火災に際し大館市消防本部は、消火や救助活動と並行して、状況に応じて火事ぶれや安否確認を行っているが、6日の火災について近くの住民からは、高齢者世帯の増加などを理由に「逃げ遅れになっては危険」と周知範囲の拡大を求める声が出ている。
 同本部によると火事ぶれに関する規則はなく、規模や天候等に応じて現場責任者が判断し、近隣住民らに周知する。相染沢中岱は住宅密集地。署員や消防団員が火元を中心とした近隣の住宅を回った。合わせて飛び火の有無などを確認。風も弱く、経過とともに延焼が拡大する危険性がなくなったとして「発生時間も考慮して、必要以上に不安感をあおらないよう周知範囲は広げなかった」。
 一方、火元から直線距離で80㍍余りの家に住む60代女性は、サイレン音で起きたが「市内のどこかと思っていた。近隣住宅の窓に映った炎で気付いた」と話す。同町内の火元から半径100㍍前後にある複数の家で、朝まで火災発生に気付かなかったという。約200世帯のうち、半数以上が高齢者世帯。「逃げろと言われてすぐに逃げられる人ばかりではない」と周知範囲の拡大を求めた。
 この火災で救急車や消防団車両を含め計13台が出動、それぞれ現場到着までサイレンを鳴らした。同本部は「サイレンは前方に響く。たとえ到着後に鳴らし続けたとしても周知効果は薄い。情報伝達や指示の遅れなど活動の妨げにつながる可能性もある」と説明。佐々木洋一警防課長は「状況や人員によるため判断は難しいところ。発生場所近隣を中心にできるだけ多くに周知し、被害拡大防止に努める」とした。

10カ月ぶり規制解除 鹿角 米代川堤防3号線 昨夏の大雨で崩落 復旧工事順調に推移

2019-06-11
交通規制が解除された米代川堤防3号線(浅利佐助商店前)
 昨年夏の大雨で堤防が崩落したことに伴い、一部区間で片側交互通行が続いていた鹿角市花輪の市道米代川堤防3号線(浅利佐助商店前)について、市は10日、およそ10カ月ぶりに交通規制を解除した。なお、本体の復旧工事は終了したものの、現場付近では7月16日まで作業が継続して行われる予定のため、市では通行する際に十分注意するよう呼び掛けている。
 同3号線の被害箇所は久保田橋の下流約500㍍。堤防兼用道路だが、昨年8月15、16日の大雨による増水で堤防が約50㍍にわたって削られ、市道の舗装部分も崩落したため、周辺の一部区間が全面通行止めとなった。
 同線は国道282号の渋滞回避ルートとして通行する車両も多く、通行止め後は花輪ばやし等のイベント期間や通勤時間帯を中心に国道の交通量が増加。市民生活にも影響が及んだ。
 その後、県による護岸の応急工事が施され、市が2カ月以上にわたって経過を観察した結果、市道の安全は確保できると判断。同12月7日から片側交互通行(大型車は通行不可)としてきた。
 国の災害査定は同10月に終了。護岸工事に加え、市道の復旧も県が行っている。工期は同12月21日から今年7月16日まで。主な内容は市道(延長56㍍)、コンクリートブロック張工(756平方㍍)、法覆工(340平方㍍)。
 完成時期は当初、雪解け水や夏の洪水など増水要因の影響によるずれ込みを考慮し、最長で2020年3月の見込みだったが、鹿角地域振興局建設部によると「雪解け水の影響もなく順調に工事が進んだ」ため、市道の開通も早まった。

キティちゃんが祝福 北秋田市 婚姻届に独自デザイン

2019-06-11
キティちゃんのデザイン付き婚姻届用紙
 北秋田市は市ふるさと大使「ハローキティ」のデザインを施したオリジナル婚姻届用紙を作成し10日、配布と利用を開始した。
 A3判の用紙は届け出に必要な記入欄が記され、背景に森吉山や花畑、キティちゃんとクマのキャラクターが描かれている。カラーで500枚印刷した。届け出ようとする男女1組につき2枚程度を無料で配布する。
 市民課によると、全国の自治体で独自デザインの婚姻届用紙を用意する取り組みが広まっている。北鹿地方でも「バラと犬」(大館市)、「たんぽ小町ちゃん」(鹿角市)などのデザインを採用している。北秋田市にも「独自の用紙はないですか?」と問い合わせが寄せられていた。
 用紙の原本は提出するため手元に残らないが、用紙をカラーコピーしたり写真に撮ったりして記念に残す人もいるという。同課は「キティちゃんのデザインを見て『かわいい』と喜んでもらえたら」としている。
 配布場所は市本庁舎の市民課窓口や合川、森吉、阿仁各総合窓口センター、前田出張所、大阿仁出張所の計6カ所。

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かづの商工会 「個社支援の強化」など重点 通常総代会 労働力不足の解消も

2019-05-25
本年度の事業計画などを承認した通常総代会(鹿角パークホテル)
 かづの商工会(柳澤隆次会長)は24日、鹿角パークホテルで通常総代会を開き、本年度の事業計画などを承認した。昨年度に引き続き、個社支援のさらなる強化・促進、労働力不足の解消、組織運営の体制強化の3項目を重点に掲げ、各種事業を展開する。
 柳澤会長はあいさつの中で、2018年度は活動強化計画「商工会創生プラン」(17~21年度)に基づく同商工会の「アクションプログラム」の推進を柱に取り組んだことを説明し、「会員事業所の経営改善・強化につながり、商工会事業や運営の活発化が図られてきている」と強調。
 その上で「本年度は事業者を第一に考え、『頼られる商工会』の確立を目指し、事業・運営に取り組んでいく」と意欲を述べた。
 昨年度、個社支援では「ものづくり補助金」の導入や「生産性向上特別措置法」の認定などの施策を紹介し、機械設備の更新による生産性の向上や固定資産税の減免、新規事業への進出につなげた。会員の大半を占める小規模事業者に対しては国の補助金や、国等の補助制度に該当しない事業所の取り組みを支援する同商工会単独の「伴走型支援事業補助金」を活用し、キャッシュレス対応や広告宣伝といった集客、売り上げの確保を支援した。伴走型支援事業の実績は新規30件、総事業費645万円、補助金額227万円、事業取り組み後のフォローアップ29件だった。
 本年度も伴走型補助金は継続。支援先を増やすとともに、フォローアップを徹底し、次のステージに引き上げる支援を推進する。複数の職員で支援するチーム支援も強化する。
 このほか、個社支援では事業承継や補助金の導入、ICTの導入、消費増税の消費喚起の支援などに取り組む。
 労働力不足への対応では関係機関と連携し、若年者の地元定着を図るため、情報提供の強化に取り組む。外国人労働者の受け入れに関する調査・研究も行う。
 組織運営では、昨年度新設した三つの常設委員会の活動を強化し、会員の意見が反映できる体制を推進する。
 さらに、商業・商店街の魅力を地域住民等に発信するための事業や、販路拡大に向けたビジネス展示・商談会「ビジネスマッチ東北」への出展支援、「ALL秋田 旅行エージェント商談会in東京」への参加助成、キャッシュレス決済の講習会などを計画している。

こでん回収 18年度は最多の34㌧ 大館市 受け入れ強化、小中も協力

2019-05-24
こでん回収に取り組んだ生徒(昨年5月、比内中)
 大館市がまとめた使用済み小型家電(こでん)回収実績によると、2018年度は3万4771㌔で過去最多だった前年(2万1941㌔)の1・5倍に上った。20年東京五輪・パラリンピックのメダル製作にリサイクル金属を使う「都市鉱山からつくる! みんなのメダルプロジェクト」に参加し、受け入れ体制強化や小中学校の協力で大幅に増加。市環境課は「子どもたちが地域に周知してくれた」と手応えを感じている。
 まとめによると、市内のスーパーや郵便局など38カ所に設置したボックス回収は8107㌔(前年比1587㌔増)、粗大ごみ処理場の中から取り出すピックアップ回収は1万213㌔(同803㌔増)、エコプラザ(沼館)で受け付けた「中型家電」回収は1万5048㌔(同9037㌔増)。18年度にスタートした小中学校の回収は1403㌔で、小学校(14校)が653㌔、中学校(8校)750㌔だった。
 市民1人あたりの回収量は476㌘で前年(296㌘)を180㌘を上回った。
 学校回収は、市内の小中学生でつくる「子どもサミット」が東京五輪・パラリンピックを盛り上げようと企画したもので、環境課は「子どもたちが地域に発信したおかげでボックスやエコプラザへの持ち込みも増えたのではないか」とみる。その上で「大人になっても次の世代に環境意識を引き継いでほしい」と期待する。
 市は全国に先駆けて06年12月から、希少金属資源の確保や有害金属の不適切な廃棄による環境汚染を防ぐため、民間事業者などと回収試験を実施。08年度には県事業として全県に広がり、13年度に小型家電リサイクル法が施行された。17年10月には、電子レンジやプリンターなどボックスの投入口に入らない大きさの「中型家電」も寄せられるようにと、エコプラザで受け入れを始めた。
 市などの提案で実現したメダルプロジェクトは、小型家電から取り出した金属で大会に必要な約5000個のメダルを作製する計画。目標数量を確保できたとして回収事業は3月末で終了している。

かづの牛 GI登録へ高まる期待 振興協総会 本年度内の実現目指す

2019-05-24
かづの牛振興協議会の総会(市役所)
 日本短角種「かづの牛」の生産者や行政、県畜産農協の関係者らで構成する、かづの牛振興協議会(加藤義康会長)は23日、鹿角市役所で総会を開き、本年度の事業計画を承認した。かづの牛は昨年12月、地域の農林水産品や食品をブランドとして保護する農林水産省の「地理的表示(GI)保護制度」に登録申請。本年度内の登録を目指し、審査に関わる業務等に適切に対応していく。
 かづの牛は藩政時代に鉱山の荷役や塩の運搬などで活躍した南部牛が起源。明治以降に外来種との改良が進み、1957(昭和32)年に「日本短角種」が和牛として認定された。
 かつては鹿角、小坂で約3000頭が飼育されていたが、黒毛和種の台頭や就農者の減少などにより2010年には221頭まで減少。その後、増頭に取り組み、17年度末に目標の500頭を達成した。生産者は約20戸。脂肪分が少ないヘルシーな赤身肉が特徴で近年、人気が高まっている。
 GI登録はかづの牛のブランドイメージのさらなる向上を目指し、昨年12月26日付で農水省に申請。全国的に申請件数が増加傾向にあり、登録時期は流動的な面もある中で、同協議会では年度内の登録を目指している。本年度の事業計画には登録に係る業務として農水省による現地視察や資料収集・作成などを盛り込み、準備を万全にして対応する。
 加藤会長は「かづの牛は地域に育まれた素晴らしい産物。日本はもとより全世界に広めながら、地域の発展にも貢献していきたい」とGI登録への期待を高めていた。
 これまで鹿角市内では「松館しぼり大根」がGI登録されている。

散歩コースを合同点検 北秋田署と2保育園 大津の死傷事故受け

2019-05-24
散歩コースを警察官と一緒に点検する園児たち(北秋田市七日市)
 大津市の園児死傷事故を受け、北秋田市の七日市保育園(岩本美花子園長)と北秋田署は23日、園周辺の市道を合同点検して危険箇所の有無を確かめた。
 車対歩行者の事故を想定し、道路管理上の危険がないかどうか把握しようと、同署が管内の保育園や道路管理者に呼び掛けて実施している。この日は認定こども園「しゃろーむ」と2園で行った。
 七日市保育園では3歳以上の園児26人が保育士4人、署員4人と一緒に市道を歩いて鷹巣南小学校へ出発。片道約15分のコースには5方向に分かれる交差点があり、署員から「ドライバーから姿が見えにくいこともあるので、渡る前にしっかり止まりましょう」などと教わった。保育士たちは日常的に使う道路に危険が潜んでいないかあらためてチェックしていた。
 園周辺で近年、園児が巻き込まれた事故はないというものの、大津の事故を踏まえ岩本園長は「第三者の警察から見たコースの確認が必要」と話した。危険があれば道路管理者の市に連絡するなどして事故抑止を図るという。

観覧者目標は80万人 今秋の県種苗交換会 大館市協賛会が発足

2019-05-23
県種苗交換会大館市協賛会の設立総会(大館市比内総合支所)
 10月30日から11月5日の7日間、大館市で開催される第142回県種苗交換会の大館市協賛会設立総会が22日、比内総合支所で開かれた。主会場をタクミアリーナとし、ニプロハチ公ドーム、ほくしか鹿鳴ホールなどで各行事を行う。事業計画や予算を承認し、会長の福原淳嗣市長は「観覧者80万人を目標に、本来の目的である農業振興はもとより、市の経済活性化につなげたい」と述べた。
 1878(明治11)年から続く本県最大の農業イベント。大館市開催は2001年の第124回以来、18年ぶり8回目となる。市協賛会は市や県、農林業、商工、観光、運輸、報道関係など31人で組織した。
 福原会長は観覧者数について、秋田市で開催された昨年が過去最高の125万人、前回の大館市開催が76万5000人だったことに触れ、「80万人を目標に掲げたい」と述べた。「北東北3県からの集客を視野に入れたPR活動を積極的に行いたい。関係機関が連携を密にし、準備を進めたい」と協力を呼び掛けた。
 主会場・タクミアリーナでは、農産物出品展示、学校農園展、JA地産地消展などを行う。今年の大館圏域産業祭を休止するため、サブアリーナで大館市農工商フェアを行う。体育館内に土足対応の養生シートを設置する。
 協賛第1会場はニプロハチ公ドーム。ドーム内で農業機械化ショー、駐車場など屋外でJA全農あきた展、飲食物販売露店が設置される。協賛第2会場はほくしか鹿鳴ホールで、30日に県土地改良事業推進大会、1日に県NOSAI大会、県農業委員会大会、2日に秋田クボタ民謡フェスティバルを開催。3日は市内の郷土芸能発表会が開かれる。
 このほか、新穀感謝農民祭・開会式、褒賞授与・閉会式はほくしか鹿鳴ホール、談話会はメモリスあきた北で予定している。
 主会場周辺駐車場は関係者車両で埋まるため、シャトルバスを運行する。▽イオンスーパーセンター大館店▽秋田犬の里・旧ジャスコ跡地▽エコプラザ▽長根山運動公園―の4系統の運行を予定している。
 今年4月に市総合福祉センター内に協賛会事務局を開設し、市とJAあきた北派遣の5人の専任職員が準備作業を行っている。今後は事務局が関係団体と相談したり、必要に応じて会議を開いたりしながら本番に向かう。

4月のニュース

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第142回種苗交換会 「令和」初開催へ準備 協賛会 事務局設置 大館市で18年ぶり

2019-04-24
県種苗交換会に向け準備を進める協賛会事務局(大館市総合福祉センター)
 今秋、大館市で開催される第142回県種苗交換会に向けて、協賛会事務局が今月から市総合福祉センター内に設置され、準備作業が本格化した。本県最大の農業イベントで、会期は10月30日から11月5日までの7日間。事務局は市農林課とJAから出向した職員の5人体制で、5月下旬に協賛会設立総会を開き、事業計画などを協議する。事務局は「大館開催は18年ぶりで、成功に向けて準備を進めていく」と話す。
 開催地は昨年11月のJA秋田中央会の理事会で正式に決まった。大館開催は2001年の第124回以来、18年ぶり8回目。「21世紀最初」に続き、「令和最初」の開催地となる。124回は01年10月31日から11月6日までの7日間、大館樹海ドーム(現ニプロハチ公ドーム)を主会場に開かれ、会期中の観覧者は76万5000人だった。
 大館市は昨年度、農林課の職員1人を増員し、主催するJA秋田中央会との連絡調整や情報収集を進めてきた。毎年10月にニプロハチ公ドームで開かれてきた大館圏域産業祭は、今年は休止する方針となっている。
 協賛会事務局は市総合福祉センター3階に設置された。市農林課の古川泰幸課長が事務局長を兼務し、農林課職員3人、JAあきた北から出向した2人の計5人体制。JA秋田中央会と調整を行いながら、準備作業を進めていく。
 事務局によると、5月下旬に地元関係者が集まり協賛会の設立総会を開催する予定。事業計画や予算について話し合い、主会場をはじめ、各事業の会場なども示される。
 事務局は今回の種苗交換会のキャッチフレーズを5月10日から27日までの期間で募集する。最優秀作品はポスターなどに使用されることから「市内外に農業や大館の魅力をPRするキャッチフレーズを寄せてほしい」と呼び掛ける。
 種苗交換会は1878(明治11)年9月に秋田市の寺院を会場に開かれた勧業会議が始まり。大戦中も中断することなく続き、農産物品評会としては全国でも例をみない本県の一大イベントとして定着。昨年秋田市で開かれた141回の観覧者は過去最高の125万人だった。

鹿角市 DMO登録を報告 かづの観光物産公社 「稼げる観光」を推進

2019-04-24
日本版DMOの登録証交付を報告する岩船社長㊥と清水さん㊨(市役所)
 稼げる観光地域づくりを推進する観光庁の日本版DMO(地域DMO)に登録された、かづの観光物産公社の岩船勝広社長と清水涼太執行役員・営業部長が23日、鹿角市役所を訪れ、秋田運輸支局から登録証の交付を16日付で受けたことを児玉一市長に報告した。
 日本版DMOは、地域の「稼ぐ力」を引き出すとともに、誇りと愛着を醸成する観光地経営の視点に立った地域づくりのかじ取り役。主な機能は、地域内外での調査・調整を行うことにより、地域全体としての利益を生み、活性化につなげることとされている。
 かづの観光物産公社は2017年11月に地域DMO候補法人として登録され、今年3月29日に正式登録となった。
 岩船社長は「DMOとしての役割、責任の大きさを痛感しているところだが、これからいろいろなことを仕掛けていきたい」と抱負。
 清水さんは「今は着地型ツアーが中心だが、旅行業を広げていきたい」とし、東北6県と新潟県による広域連携DMO「東北観光推進機構」を通じた国内外への情報発信や、鹿角地域を訪れた観光客層の把握、ターゲットを定めた営業などを柱に取り組んでいく考えを示した。
 主な事業では、ユネスコ無形文化遺産の花輪ばやしや世界遺産登録を目指している特別史跡・大湯環状列石など、観光資源を巡るプレミアムツアーを市と連携して本年度7回実施する。
 清水さんは「花輪ばやしは年1回ではもったいない素晴らしい素材。ツアー等で演奏を披露できる機会を増やしたい」などと「稼げる観光」に向けた意気込みを語った。

鹿角農業再生協 メガ団地や集荷施設 本年度 事業 末広でネギとキャベツ栽培

2019-04-24
本年度事業計画などを承認した通常総会(山村開発センター)
 鹿角地域農業再生協議会(会長・田口善浩鹿角市産業部長)は23日、鹿角市山村開発センターで通常総会を開き、2019年度の事業計画を承認した。農業政策推進部会では末広地区の「園芸メガ団地」整備の推進などを盛り込んだ。
 同協議会は、経営所得安定対策の推進や戦略作物の生産振興、コメの需給調整の推進などを目的に、市、小坂町、農業委員会、農協、果樹協会、消費者の会などで組織している。
 業務を円滑に行うため、水田農業振興、担い手育成支援、農業政策推進の3部会を設置。なお、耕作放棄地対策部会は、耕作放棄地再生利用基金の事業完了に伴い同協議会としての業務が完了したことにより18年度で廃止し、市と町が同対策の役割を担っていく。
 農業政策推進部会は17年度に新設。18年度は園芸品目の生産拡大を図るため、販売額1億円を超えるメガ団地構想の可能性と実現に向けた取り組みに特化して事業を実施した。
 本年度は末広ファームにおいて、ネギとキャベツのメガ団地等大規模園芸拠点整備事業を推進し、集荷施設等の整備を実施する。花きの主力であるシンテッポウユリは、栽培地の集約が困難であるためメガ団地整備事業は断念した経緯があるものの、市単独の産地拡大推進事業により新たなブランド産品として集中的に支援していく。
 小坂町では引き続き、加工用ジャガイモの栽培技術の確立、収量や品質調査の検証のため実証栽培を行う計画。

大館市長に再選の福原氏 2期目へ抱負 「令和にふさわしい政を」 バリアフリー推進など

2019-04-23
当選後、初めて大館市役所に登庁し、職員から花束を受け取る福原氏
 大館市長選で再選を果たした福原淳嗣氏(51)は一夜明けた22日、向町の事務所で会見を開き、2期目の市政運営にかける思いを語った。「初心に戻り令和の時代にふさわしい政(まつりごと)をする」とし、「バリアフリーのまちづくり」の推進など政策の方針を掲げた。投票率が前回を8㌽下回ったことにも触れ、「市民に投票の意識を高めるアプローチが必要」と述べた。
 午前2時ごろに就寝し、3時間ほどで起床。知人から100件を超える祝福のメールが届き、遠くはシンガポールからも。午前9時半すぎに登庁すると、市職員約100人が出迎え花束が贈られた。早速、市幹部と定例の会議に臨み、午後にはあいさつまわりと、忙しい一日を送った。
 選挙期間中は「『大館力』の高まりを実感した」とし、「『うちの集落には歴史物語があり、こういうことに取り組むから助けてくれ』と言われた。人口の多い少ないでなく、あるものを磨く。一人一人の未来に対する強い思いがまちづくりにつながる。そのきっかけが高まっている」と語った。
 2期目の取り組みについては、「バリアフリーのまちづくり」を掲げ、庁内にプロジェクトチームが立ち上がり、マスタープラン(基本計画)をつくる考えを示した。「歴史まちづくりで認定された地域の中に、バリアフリーのまちづくりの対象区域を3カ所つくり、つなげることで利便性を確保したい。例えば、大館駅、総合病院、市役所。まずエリアをつくり、比内、田代にも展開する」と述べた。
 5月8日に本オープンする市観光交流施設「秋田犬の里」は、「もう一つの視点は秋田県大館市渋谷村」と強調。「渋谷はIT企業の中心地になりつつあり、サテライトオフィスを大館にもってきてつながっていく。大館を世界に開き、共有しうる渋谷を核とする内外の仲間とまちづくりをしたい」と語った。また、「2期目は市総合計画、総合戦略の達成率を100%に押し上げることに尽きる。そのことを市民に分かりやすく伝えることも重要」と述べた。
 前回、前々回は「推薦がもらえず孤独な選挙だった」が、政党や業界団体から推薦を得た今回は「精神的に違った」という。一騎打ちを戦った麓幸子氏(57)の1万5000票について「市制初の女性候補に対する期待の票だと思う。4年間緊張感を持って仕事をする」と述べた。

上小阿仁村長選から一夜 「急激な変化しない」 返り咲きの中田氏 前回の反省踏まえ意欲

2019-04-23
質問に答える中田吉穂氏(上小阿仁村内)
 21日に投開票が行われた上小阿仁村長選で、前回の雪辱を果たして2回目の当選を決めた中田吉穂氏が22日、村内でインタビューに応じた。4票差の結果には「村長になる、という気持ちが相手を上回ったのでは」などと説明。村政の運営は「前回は急ぎ過ぎた面があった。今回は、早急に取り組むべきは進め、じっくり取り組むものはじっくりと進めたい。急激な方針変化はしない」と述べた。
 祝勝会のあと、就寝したのは日付が変わった午前1時すぎ。それでも、午前5時ごろから電話が鳴り始め、対応に追われたという。「どの人の声も、喜びにあふれていた。本当にありがたい」と話した。
 勝因については「勝つしかない、という気持ちが強かった。さらに、告示前に各集落で開いた座談会で、村づくりに関心を持ってもらったことも大きい」などと分析。「座談会では、私の親しみやすさを知ってもらえたのではないか」とも話した。
 選挙戦で公約に掲げた「移動販売車」については「最初に取り組みたい。まずは、国の補助制度で使えるものがないかを確認し、どのような形で応募してもらえるかを検討していく」とした。「お年寄りからは『家のそばで買い物できるようにしてほしい』と強く求められた。各集落ともに、店の数が少なくなるなど不自由な暮らしをしている」と述べた。
 また「小学校は今年から、複式学級になった。保護者からは、講師を増やして複式学級を解消してほしい、との声が上がっている」としながら、「児童数が増えれば解消される。家族連れで移住できる施策に取り組んでいく」との考えも示した。集住型宿泊交流施設「コアニティー」については「現状では、利活用できていない。特に、地域の住民が利活用できていない」との見方を説明。「議会や村民と相談しながら、活用方法を考えていく」とした。
 選挙戦が結果的に、村を二分する形となったことについては「数字にはこだわらない。あまり気にしないことにした。公約したことを粛々と取り組んでいく」との考えを表明。村政の運営については「急激な進路変更は行わない。理解を得てもらいながら、じっくりと進めていく。前回は急ぎ過ぎた」とした一方、「今、取り組まなければならないものは、すぐに進めていく」と述べた。
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