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「マタギ」商品ブランドに おみやげ用玉手箱も 北秋田 阿仁合駅で完成イベント

2020-02-17
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商品ブランド「マタギの玉手箱」の10品を詰め合わせた玉手箱
 地域素材の活用を目指した活動を展開する「やってみよう!北秋田」(北秋田地域素材活用推進協議会・澤田吉弘会長)は、阿仁地区の発祥とされる狩猟文化「マタギ」を商品ブランド化した「マタギの玉手箱」を立ち上げた。北秋田市産の既存商品10品目を新たなパッケージデザインで販売するほか、商品を詰め合わせたおみやげ用の「玉手箱」を制作。16日に秋田内陸線阿仁合駅で行われた完成記念イベントで商品をPRしたほか、新たに制作した楽曲などをお披露目した。
 推進協は昨年4月の立ち上げから、秋田犬ツーリズムと連携して阿仁マタギのPRを軸に「マタギウオーク」などの事業を展開してきた。阿仁マタギの商品ブランド化は本年度の活動の集大成として企画した。
 「マタギの玉手箱」は、山からの授かり物や地域で作られたごちそうを詰め合わせたおみやげブランド。ロゴは秋田内陸線のお座敷列車にも使用されている「叉鬼」のデザインを使用。パッケージは子どもや女性にも受け入れられるよう優しい雰囲気のデザインとなっている。
 商品は市内の会社などが販売している地元産のみそ、あきたこまち、山菜、クロモジ茶、アユの甘露、黒ニンニク、リンゴとシソのジュース、ナツハゼのジャム計8種類10品目に新たなパッケージデザインを用意して制作。10品全てを詰め込んだギフト用の「玉手箱」(税込み7800円)には、商品を紹介する冊子も付属している。
 商品の企画に合わせ、幅広い世代にマタギの世界観に触れてもらおうと、マタギや北秋田をテーマにした楽曲3曲を制作。阿仁根子在住のシンガー・ソングライター、本城奈々さんが楽曲を提供した。商品ブランドと同名の「マタギの玉手箱」には、「自然の恵みに感謝するマタギの精神性を意識して暮らしていけたら」との思いを込めている。
 阿仁合駅2階の北秋田森吉山ウエルカムステーションで行われたブランドの完成記念ライブイベントには、推進協が企画しJTB秋田支店が催行したモニターツアーの参加者23人や、地域住民など約50人が来場。商品のPRを聞いたほか、本城さんによる新曲を含む計4曲のライブを楽しんだ。このほか新たに制作された電子紙芝居「ぼくんちマタギ」も上演し、来場者はマタギの文化に理解を深めていた。
 商品は秋田内陸線の阿仁合、鷹巣、角館駅で販売するほか、市内外での販売も予定している。このほか楽曲を収録したCDは圏内全ての保育園や小中学校などに無償配布する。推進協は「マタギのブランド化を通じて北秋田市の魅力を広く発進し、県を代表する観光文化素材として磨き上げたい」としている。
 ライブと紙芝居上演は秋田空港(23日)やJR秋田駅(24日)にも実施予定。阿仁合駅では24日午前11時半から行う。3月14、15日は角館駅を午前11時5分に出発する展望列車内で、トレインライブを開催する。

厳寒の中 裸まいり 鹿角市土深井 豪快な水ごりに歓声

2020-02-17
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気合を入れて冷水を浴びる男衆(土深井自治会館前)
 鹿角市の無形民俗文化財に指定されている伝統行事「土深井裸まいり」が16日、十和田末広の土深井地区で行われた。寒風の中、自治会館前の堰(せき)水を浴びる水ごりで身を清めた男衆が、口に白紙をくわえての「無言の行」を行いながら地区内四つの神社を巡り、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を祈願した。
 午前8時ごろから住民が会館に集まり、長さ約15㍍の大しめ縄づくりを実施。終了後、勇壮に太鼓を打ち鳴らし、裸参りが始まった。
 会館前の水ごり場には、風呂で体を温めた6歳の年長園児から55歳までの男衆26人が下帯姿で次々と登場し、冷水を浴びて身を清めた。周囲で見守る見物人から「もう1回」というリクエストを受ける人もいて、肌を紅潮させながら豪快に水しぶきを飛び散らせる姿に歓声が上がった。
 集落以外から8人が参加。このうち外国人初参加となったスペインのパブロ・グラウさん(24)は日本国内を旅行中、知人を通じてこの行事を知ったといい、「珍しい体験をしたかった。迷わず水を浴びた自分を誇りに思う」と充実した表情で話した。
 この後、男衆は足袋やわらじ、さらし、ザンバラ(わらの腰飾り)などを身に着け、大しめ縄を担いで「無言の行」を開始。稲荷神社の第1鳥居に大綱を奉納し、各神社を参拝して回った。
 栁沢義一自治会長(71)は「およそ350年前から続く伝統。われわれの代で終わらせたくないという思いがあり、継続していきたい」と話した。
 江戸初期、米代川の氾濫で土深井集落の田畑が流され、疫病が流行する災難に見舞われたことから、厄よけや疫病退散を願って始めたと伝えられている。鹿角では現存する唯一の裸参りで、2月の第3日曜に隔年で実施している。

桂桜高が初の最優秀 県工業系生徒課題研究発表会 プログラミングの教材開発

2020-02-17
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発表会で最優秀賞を受賞したメンバー(大館桂桜高校)
 大館桂桜高校(片岡俊仁校長)電気科3年の5人が第6回「県工業系生徒による課題研究発表会」(2月5日・秋田工業高)に出場し、最優秀賞を受賞した。統合前の大館工業高時代を含め、初めての受賞。新学習指導要領でプログラミング教育が必修となる中、楽しみながら学べるハードウエア(機器)を開発した。
 発表会は県内工業系高校でつくる県高校工業クラブ主催。工業系学科の3年生は「課題研究」という授業があり、生徒が興味を持つ分野で研究を進めている。毎年県内各校代表の3年生が課題を発表し競っている。
 同校チームは、小中高で一貫した情報教育の必要性に着目。正しくプログラミングした基板を差し込むと、音が鳴ったり、光ったりする機器を作り上げた。昨秋、市内の小学校でお披露目し、児童の反応を確かめた。パソコン操作の「ドラッグする」などの専門用語を避け、分かりやすい言葉、動作で伝えた。
 発表会では桂桜チームに加え、県内8校が出場。代表3人が工業科の教諭や企業担当者らの前でプレゼンテーション。発案理由や製作過程、児童との交流を行ったことなどを発表した。リーダーの下山瑞樹さんは「児童からの『おもしろい、楽しい』との反応がうれしかった。機器が人材不足などを補えるきっかけになったら」と期待を寄せていた。
 指導に当たった同科の近藤哲也教諭は「自発的に取り組む姿勢が見られ、発表に成果が出た。期待される人材になってくれた」と評価していた。
 同チームのメンバーは県内外の企業、専門学校などへの進学が決まっており、それぞれの道で学びを生かす。
 北鹿ではこのほか、小坂高が青銅鋳造の取り組みについて発表し、優良賞を獲得した。

大館駅前まちあるき協 相互発展へ意見交換 イベントPRも 渋谷区観光協会を訪問

2020-02-16
大館と渋谷の交流促進のため、メンバーが意見交換した(渋谷区観光協会)
 大館駅前まちあるき協議会(小松和志会長)は13日、東京・渋谷区の渋谷区観光協会を訪れ、観光を中心とした大館市と同区の交流推進について意見交換した。忠犬ハチ公の縁で、民間レベルの交流が続いており、訪問は今年で2回目。大館側からは肉の博覧会、きりたんぽまつりなどのイベントをPRし、相互プロモーションにつながる企画を検討していくとした。
 同協議会は、大館食の祭典協議会のメンバーなどで組織。大館駅を軸とした駅周辺のまち歩きを通して、エリアの魅力を伝えることを目的とした「大館駅前ぶらっと散策ツアー」のPRを兼ね、昨年1月に続き同協会を訪問した。ツアーは昨年6月の肉の博覧会で同時開催し、今回は事業報告などを行った。
 肉の博覧会、きりたんぽまつりについても意見を交わし、忠犬ハチ公に関わる交流の中で、大館側からは同協会公式キャラクターの「シブヤラブハチ」と同市観光キャラクター「はちくん」のコラボ企画などを提案した。
 また、市観光交流施設・秋田犬の里に移設が計画されている「青ガエル」について、施設を管理する同協会の小池ひろよ事務局長は、さまざまな問い合わせが来ていることを報告しながら、移設前後の「ファンへの対応を検討したい」との考えを示した。大館との交流については、「相互プロモーションを考えていければ」とした。
 小松会長は「1年間で渋谷と大館の距離が一気に縮まっている感触をリアルに感じた。ハチ公に端を発した交流、相互発展が多岐にわたり、今後の可能性に手応えを感じる良い機会になった」と振り返った。

かまくらやき 炎の輪 幻想的に 大館市十二所 住民集い豊穣願う

2020-02-16
かまくらやきを体験する市民(十二所公民館前の駐車場)
 大館市十二所地域の小正月行事「十二所かまくらやき」が14日夜、十二所公民館前の駐車場を会場に行われた。多くの地域住民が訪れ、燃える炭俵を見ながら、無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)を願った。 
 実行委員会(殿村研一委員長)が主催。かまくらやきは江戸時代の紀行家・菅江真澄(1754~1829)が1803年に同地区を訪れた際に書き記している。2011年に地元有志が小正月行事として復活。毎年この日に行っている。
 同委員会はこの日に合わせ、約50㌢四方の炭俵150個を用意した。同地区では俵に枯れ葉を詰めるのが特徴。菅江真澄の随筆には「火花が舞い散る様子は雪の上に紅葉が散るようで、一段と風情があった」と書かれている。
 午後5時30分の日暮れとともに、炭俵に着火。地域住民らが縄を持って勢いよく振り回すと、暗闇の中に火の輪が浮かび上がり幻想的な光景が広がった。
 この日は成章中学校の1~2年生22人も参加。照内太一さん(2年)は「地域の人たちに教えてもらい、うまくできた。いい思い出になった」と話した。畠山響大(きょうた)さん(同)は「楽しくてハマってしまい、何回もやりました」と笑顔をみせた。また、十二所保育園の園児たちは、紙コップで作った灯籠に明かりをともした。
 同委員会で広報を担当している高橋力さんは「年々参加する人数が増えており、海外から来る人もいた。盛り上がっている様子でうれしい。今年は委員会のはっぴも作った。今後も地域の伝統行事を継続していきたい」と述べた。会場では豚汁や甘酒、わたあめなどが振る舞われた。
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きらフェスとワロック 商店街で〝宝探し〟 北秋田

2020-01-13
商店街の中で〝宝物〟を探す参加者たち(銀座通り商店街)
 北秋田市鷹巣地区の銀座通り商店街を舞台にした宝探しイベントが12日、開かれた。冬休み中の小学生やその家族ら約40人が参加。景品交換券入りの封筒やユニークな絵が描かれた石「WA ROCK」を探し、歓声を響かせた。
 きらフェス実行委員会(佐藤大代表)が「北秋田の冬を楽しもう」と昨年12月に続いて開催。「宝」の景品を記した券を封筒に入れ、事前に商店街のベンチ下などに隠しておいた。
 連携企画として、阿仁地区を中心に広まる石絵遊び「WA ROCK」の愛好者グループが協力した。主に県内の愛好者から絵の描かれた石85個が持ち込まれた。雪だるまやかわいらしい動物の絵柄が目立つ石が商店街のさまざまな場所に置かれ、一部は「当たり」マーク付きで、券と同様に景品と交換可能とした。
 参加者は米代児童公園に集合し、近くの商店街アーケードを歩きながら〝お宝〟を探した。封筒や石を見つけると「あったー」と元気な声を上げ、交換所のある市民ふれあいプラザコムコムを目指した。
 景品は協賛店で利用できる食券など。参加者が使うことで商店街の活性化にも一役買うという。

 

入館者 12月末で前年上回る 小坂町郷土館企画展などが話題集める

2020-01-13
昨年末で前年度の入館者数を上回った小坂町総合博物館「郷土館」
 小坂町総合博物館「郷土館」の本年度の入館者数が、12月末現在で2018年度を397人上回る3906人に達した。入館料を無料にした15年度以降で最多。町の出来事や歴史、ゆかりのある人物に関連する企画展や特別展などが話題を呼び、入館者増につながったとみている。
 郷土館は1982年10月1日に開館。小坂の生い立ちや鉱山町として栄えた人々の暮らし、自然などをさまざまな資料や写真、展示を通して学ぶことができるほか、寄贈品や町購入の貴重な資料などを所蔵している。
 09年度からは12月20日から3月10日までを冬季休館とし、入館料は中学生以下無料を、15年度から誰でも無料とした。
 入館無料にした15年度以降の入館者数をみてみると、15年度2956人、16年度3204人、17年度3820人、18年度3506人。
 本年度は昨年末で前年度を上回る3906人に達した。近年は常設展のほか、主催事業の企画展や特別展、協力団体「郷土館友の会」の企画展を訪れる人が目立っている。
 本年度の入館者数が増えたことについて、郷土館を担当する町教委の安田隼人学芸員は、小坂鉄道の開業110年に合わせて開催した企画展「小坂鉄道の歴史展」(昨年10月4日~12月19日)に、町内外から訪れた人が多かったことなどを要因に挙げている。
 企画展では懐かしい写真や映像、興味深い古文書や道具などが展示され、安田学芸員は「町の町史編さん室、小坂鉄道保存会の協力のおかげ」と感謝している。
 本年度は3月11日から再開し、新年度までの半月ほどで若干入館者数が増えると予想される。
 今年は町出身の日本画家・福田豊四郎が没後50年にあたることから、安田学芸員は「特別展・企画展の開催を予定しているので、多くの人たちに来館してもらいたい」と話している。

 

マイナンバーカード 9月からポイント還元も 大館市 普及へ休日窓口開設

2020-01-12
カードを申請する市民が訪れた休日窓口(大館市役所)
 大館市はマイナンバー(個人番号)カードの普及に向け、11日から休日窓口の開設を始めた。今月と2月は第2、4土日曜に本庁舎市民課窓口で、職員がカードの交付や申請を受け付ける。初日は子どもを連れて家族で申請する姿も見られた。市のカード交付率は11・85%(昨年11月末現在)。9月からカードを活用したポイント還元制度が始まることなどを受け、市民課は「今後カードを使う機会が広がるため、早めに手続きをしてほしい」と呼び掛ける。
 休日窓口では、受け取りの案内はがきを持参した市民へカードを交付するほか、事前に電話予約すると、職員が申請手続きのサポートや電子証明書の更新手続きに応じる。
 初日は6人の予約があり、職員の説明を受けながら、専用タブレット(多機能情報端末)で顔写真撮影を行い申請するなどした。妻(36)と息子(2)と3人で訪れた公務員の男性(40)=は「平日は仕事で来庁が難しいため、休日に家族全員分の申請ができてよかった」と話した。
 市民課によると、市のカード交付は制度が始まった2015年度から昨年11月末までに累計で8608枚、交付率は11・85%。昨年12月は前年同期と比べ1・9倍の275枚を交付し、「取得する市民が増えている」と話す。
 政府が消費活性化策として導入するポイント還元制度は、最大2万円までのキャッシュレス決済の利用や入金につき、25%にあたる5000円分の「マイナポイント」を付与する。21年3月からカードを健康保険証として利用できる制度が始まる方針で、カード申請はさらに増えるとみられる。
 市では今月から市民課にカード担当の専任職員1人、臨時職員1人を増員。マイナポイント利用にはID設定が必要で、支援員も配置。これまでの担当職員を含め、最終的に9人体制で対応する予定。市内の事業所に出向いて申請を受け付ける計画で、市民課は「希望する数社と打ち合わせており、2月ごろから始めたい」と話した。
 休日窓口は1月12、25、26日、2月8、9、22、23日、3月14、15日。午前9時~正午、午後1~5時。利用状況をみて4月以降も開設を予定している。問い合わせは市民課(☎0186・43・7042)。

わらび座大館公演 笑いと涙の舞台に喝采 地域の魅力気付く機会に きょう最終日

2020-01-12
秋田犬の故郷で盛り上がりを見せたミュージカル(ほくしか鹿鳴ホール)
 仙北市の劇団・わらび座によるミュージカル「あきたいぬになりたくて」大館公演は11日、大館市のほくしか鹿鳴ホールで開かれた。初日は457人が来場。老若男女が秋田犬をテーマにした涙と笑いのステージを堪能した。「Ω(オメガ)スキー」のメンバーには大きな拍手が送られ、「ファンになった」との声も。最終日の12日は午前11時からの公演で、当日券も販売する。
 秋田犬を県内外にPRしようと、劇団が初めて脚本を公募した作品。秋田でご当地アイドルを目指す女子高校生3人組「Ωスキー」がコンテストに挑戦するストーリーとなっている。昨年10月から、わらび座小劇場で2カ月余り、本公演を行った。好評により3月には追加公演が決まっている。大館公演は、「あきたいぬになりたくて」大館公演をみんなでみる会(会長・中田直文大館商工会議所前会頭)主催。北鹿新聞社など共催。
 物語の中盤からは、忠犬ハチ公の故郷である大館市が舞台。秋田犬の飼育環境やハチ公の歴史などに触れながら、「真の秋田犬」を目指す重要な場面を描いた。劇中では、市内の主要施設の名前が出てきたり、独特の地域の言葉で笑いを誘う場面もあった。
 後半の秋田犬の性格がにじみ出る場面や、メンバーが団結する場面などでは涙を拭う人の姿も。最後は軽快なダンスナンバーで盛り上がったほか、アンコールもかかり、会場は大いに盛り上がった。
 市内の40歳代の男性は「ストーリーが分かりやすくて面白い。秋田犬を通じて語りかけ、人間模様を考えさせられる内容だった。子どもにも見せたい」、大館一中の松澤里音さん(3年)は「大館にいるのに秋田犬のことを全然知らなかった。改めて魅力的な街だなと思った。役者さんたちも素晴らしく、ファンになった」と喜んでいた。
 最終日の12日も当日券を3500円(税込み)で販売。全席自由。小中学生の無料招待公演となっており、まだ必要な観賞チケットを持っていない人には、当日会場で配布する。中田会長は「思った以上に盛り上がり、子どもたちも喜んでくれた。反響が広がり、最終日もたくさんの人が足を運んでくれれば」と話していた。

クラシカル 男子は髙畑(花輪一)がV 全県中学スキー 女子は畠山(八幡平)が金

2020-01-12
女子クラシカルを制した八幡平の畠山(花輪スキー場クロスカントリーコース)
 第2日の11日は、鹿角市の花輪、秋田八幡平両スキー場で距離の男女クラシカル、アルペンの男女大回転を行い、北鹿勢は男子クラシカルで髙畑歩(花輪一2年)が優勝、阿部恭大(十和田同)が準優勝、藤本孝輔(鷹巣同)が3位を飾った。女子同では畠山香恋(八幡平3年)が優勝、小鮒玲愛(大館東同)が準優勝、本田桜(小坂2年)が3位となり、男女とも表彰台を独占した。大回転では男子で阿部宗平(八幡平2年)、女子で伊藤凜夢(十和田3年)がそれぞれ5位に入った。第3日の12日は花輪スキー場で純飛躍、複合、距離の男女フリーを行う。
 女子クラシカルは、畠山香恋(八幡平3年)が全県で初の頂点に立った。好調の勢いそのままに、ライバルの小鮒玲愛・穂乃実(大館東)姉妹に勝利。「やっと1位を取れた。1年間の練習を全てぶつけた」と笑顔を見せた。
 昨年の県大会クラシカルでは3位に終わり、悔しい思いをした。全県の頂点を目指す中で、今季は課題だった上り坂でのフォーム修正に着手。「足の動きが小さかったので、振り子のように大きく動かすことを意識してきた」。徐々にタイムが伸び、「今年はいける」との手応えをつかんだ。
 迎えたこの日のレース。「最初の上り坂では、いつもよりよく体が動いた。ワックスもばっちりだった」と勢いに乗った。1㌔すぎには周囲から「1番手」との声が聞こえた。「このペースでいけば勝てる」。スキー板はスピードを増した。
 スタート順により、小鮒姉妹から追われる状況でも冷静だった。「後ろを意識したが、前だけを見て滑った。しっかり自分の世界に入って集中できた」と、最後まで自らのペースを崩さなかった。
 周囲からの期待も感じながら臨んだ今大会。「みんなに『頑張ってね』と声を掛けられて緊張感があった。やっと1位を取れた」と笑顔をはじけさせた。それでも「満足せずにフリー、リレーも優勝を狙う」と気を引き締める。その目には全国の表彰台が見えている。
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20年産米「生産の目安」 0・5%減の2万787㌧ 大館市農業再生協 水田作付率は56・1%

2019-12-26
20年産米の「生産の目安」を決めた臨時総会(大館市役所)
 大館市農業再生協議会(会長・福原淳嗣市長)は25日、市役所で臨時総会を開き、2020年産主食用米の「生産の目安」を前年産比0・5%、118㌧減の2万787㌧と決めた。水田作付率は56・1%で、前年産比0・1ポイント減。協議会は集荷業者に対して配分した目安を通知し、その後農家に示される。18年に国の生産調整(減反)が廃止されて以降、需要に応じた生産が一層求められるとして、事務局は集荷業者に事前契約を推進するよう協力を呼び掛けた。
 減反廃止を受け、本県では需要に応じた生産を行うため、県一本の「生産の目安」を提示。それを基に各市町村農業再生協が目安を算定し、集荷業者による方針作成者に提示している。
 県農業再生協が提示した20年産米の生産の目安は前年産から2000㌧減の40万5000㌧。18年産以前の直近7年の市平均単収などを踏まえて算定した市の基準単収は1㌶当たり5・43㌧。基準単収や生産面積などから、生産数量、作付率を算出した。生産面積は前年産比7㌶減の3828㌶、水田作付率は0・1ポイント減の56・1%(転作率43・9%)となった。
 協議会は年内にJAなど6社の方針作成者に、作成者ごとの生産の目安を提示する予定。方針作成者は、参加する農家へ目安を提示する。方針不参加者へは協議会が提示する。
 事務局の市農林課によると、市の19年産主食用米の作付面積は前年産から19㌶増の3299㌶。19年産の生産の目安3835㌶は下回った。担当は「生産の目安が始まって以降、国や県は事前契約を推進している。事前契約は口頭でなく書面で、かつ価格をうたい、可能であれば複数年契約を進めてほしい。今後は事前契約に基づく需要に応じた生産が水稲作付の基準になると考えている」と理解を求めた。
 福原会長はあいさつで「19年産米の状況は西日本ほど1等米の比率が極端に悪くなるなど気候的なリスクを負う中で、奇跡的に需給のバランスが保たれた感が否めない。私たちは需要サイドにのっとって供給側のバランスを取ることを続けなければならない」と述べた。

インフルエンザ対策は「手洗いから」 例年より流行早まる 大館で福祉施設職員が研修会

2019-12-26
約60人が参加した研修会(県北部老人福祉総合エリア)
 インフルエンザやノロウイルスなど感染症の流行期を迎え、社会福祉施設職員らを対象とした対策研修会が25日、大館市の県北部老人福祉総合エリアで開かれた。大館保健所が主催。同市、鹿角市、小坂町の高齢者施設などの管理者ら約60人が参加。手洗いの徹底など対策や、発症時に規模を最小限にとどめる工夫を学んだ。
 県感染症情報センターが発表している感染症情報では、19日の発表分(9~15日)で、同保健所管内のインフルエンザの注意報発令が2週間続く。1定点医療機関当たりの患者報告数は24人(前週12・71人)で約2倍に増えた。
 全国的に例年より流行期が早まり、特に高齢者の罹患(りかん)は重症化の可能性も高まる。施設内以外でも地域や家庭内での健康管理も確認してほしいと、保健所が企画した。
 介護老人保健施設大館園(大館市芦田子)の高橋義博施設長が感染症対策について講話。「たかが手洗い、されど手洗い」と重要性を訴え、食事やトイレの後など、流行時の徹底の確認を呼び掛けた。手荒れによる小さな傷から血液を媒介して感染することも多いとして、ハンドクリームの使用を推奨した。
 「集団生活の中で流行を完全に予防することは不可能。職員だけでなく面会者や委託業者など施設に持ち込まないことが第一」と対策を解説した。管理者には▽正しい知識の習得▽情報収集など関係機関との連携推進▽職員の健康管理など労務管理―を紹介。施設ごとに感染対策委員会を設け、予防接種を受ける時期や面会制限のタイミングなど、職員が共通理解を図る必要性があるとした。

小中学校「待ちに待った」冬休み インフル流行 放送で終業式の学校も

2019-12-26
担当教諭から通知表を受け取る児童(桂城小学校)
 北鹿地方のほとんどの小中学校で25日、2学期の終業式が行われ、児童生徒が約3週間の冬休みに入った。インフルエンザの流行で児童生徒を体育館に集めず、放送で式を済ませる学校もあった。
 大館市桂城小(根本光泰校長、児童223人)では放送で式を行った。根本校長はあいさつで「『一年の計は元旦にあり』ということわざがある。何事も最初が肝心。ぜひ元旦に目標を立て、努力してほしい。3学期の始業式で皆さんに会えることを楽しみにしている」と述べた。続いて児童の代表3人が2学期中に頑張ったことや冬休み中の目標を発表。このうち横山恵さん(1年)は「体育では6段の跳び箱をとび、皆から拍手をもらったのがうれしかった。冬休みは家族でスキーに行くのが楽しみ。安全で楽しい休みにしたい」と語った。
 この日最後の授業で各児童に通知表が手渡された。名前が読み上げられ、担当教諭から学期中の成長を紹介されると、笑みを浮かべ通知表を受け取っていた。
 上小阿仁村小中は25日から、大館国際情報学院中は22日から、冬休みに入っている。3学期は年明け1月14日から。

19年度上半期 インフラ整備で契約額増 大館市適正入札推進委 6億増の64億円余

2019-12-25
上半期の入札・契約状況について説明を受けた推進委(大館市役所)
 大館市適正入札・契約推進委員会(佐藤英夫委員長)は24日、市役所で定例会を開き、2019年度上半期(4~9月)に行われた入札・契約の運用状況について説明を受けた。入札と随意契約(250万円超)の合計は520件で前年同期に比べ17件減。単価契約を除いた契約額の総合計は64億7500万円となり、前年同期の58億1500万円に比べ6億6000万円増えた。
 修繕を含む建設工事は、昨年10月に導入した電子入札に伴う条件付き一般競争入札が122件、公募型指名競争入札と通常指名競争入札が各1件、随意契約が19件の計143件で契約額39億3800万円。前年同期に比べ1件減った一方、契約金額は7億9900万円増えた。増加要因は川口地区などの公共下水道工事、老朽化した水道施設の更新工事、大館工業団地の環境整備工事などインフラ整備事業が続いたことを挙げた。落札率は前年同期比0・1㌽増の98・4%だった。
 測量・建設コンサルタント業務は前年同期比14件減の31件、契約額は6200万円減の1億6100万円。前年度は土木関係コンサルタント業務の発注が多かった。落札率は3・9㌽減の88%だった。
 物品調達は114件5億5200万円。前年同期より3件増で、契約額はほぼ同じだった。落札率は普通契約で1・4㌽減の92・2%、単価契約は3・3㌽増の89・2%だった。
 役務提供は5件減の232件、契約額は7600万円減の18億2300万円。大型契約として比内学校給食センターの調理配送業務(5カ年)、小学校教育用コンピューター賃貸借(同)、総合病院の医事業務、医事システム保守管理業務などを挙げた。落札率は普通契約で2㌽増の98・6%、単価契約で7・8㌽減の81・3%。
 建設工事、測量・建設コンサルタント業務、物品調達、役務提供を合わせた落札率は普通契約で97・6%(前年同期比0・6㌽増)、単価契約で85・2%(2・3㌽減)だった。定例会では指名停止などの運用状況についても意見を交わした。

小坂町 子育て支援の満足度高く 6次計画策定へ まちづくり委が初会合

2019-12-25
町の魅力や課題を探った「まちづくり委員会」(町役場)
 2021年度にスタートするまちづくりの指針となる「第6次総合計画」の策定作業を進めている小坂町は23日夜、町内の各種団体の代表らでつくる「まちづくり委員会」を町役場で開いた。委員が町の魅力や課題について議論を深め、子育て世代の委員は現在の町の教育・子育て支援を高く評価した。
 まちづくり委は、これまでの取り組みの評価に加え、新たな政策や施策を提言してもらおうと設置。委員は福祉、教育、地域、若者、産業など各種団体の代表ら23人。
 本年度は、町の高校生11人によるまちづくり未来委員会とともに、来年3月末まで3回ほどの合同会合を開き、町の将来像について協議し、基本構想へ提言する。
 初会合のこの日は委嘱状の交付に続き、委員長に成田一志さん(町環境審議会)、副委員長に栗山銕志さん(町社会福祉協議会)を選出した。
 高校生委員も加わり、「福祉・健康」「教育・文化」「産業」「生活・環境」の4部会に分かれ、町のプラス面(良い・好き・伸ばしたいところ)とマイナス面(悪い・改善・気になるところ)について意見を交わした。
 町は、小中の教材費購入補助や給食費の半額助成、高校生までの医療費無料などに取り組み、保護者の経済的負担を軽減。教育や子育て支援の充実は子育て世代からの満足度が高く、委員は「手厚い支援がありがたい。ほかに住む人からうらやましがられる」と述べた。
 このほか、プラス面では「町内の除雪は県内でもトップレベル」「外国人との交流をもっとアピールしてもいい」などの意見が出された。
 マイナス面として、公共交通の不便さや民間アパートの少なさ、若者が集まるようなカラオケやカフェなどがないことを指摘した。
 人口減少が進む将来を不安視する委員はいたが、生活に不便さや不自由さを強く感じている委員は少なかった。十和田湖畔に住む委員からは「病院などへの移動は全く苦ではない。幸せに暮らせている」と現状に満足しているとの声もあった。
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