本文へ移動

今日のニュース

今月のニュース
RSS(別ウィンドウで開きます) 

経済回復へ行事再開を 条件付きで開催指針示す 大館商工会議所・通常総会 懇親会含め6月1日から

2020-05-29
地域経済の回復へ協力を求めた通常総会(プラザ杉の子)
 大館商工会議所(佐藤義晃会頭)の通常議員総会は28日、大館市のプラザ杉の子で開かれ、新型コロナウイルス感染拡大に伴い自粛が続いていた経済活動を回復させるため、県の対策を基に作成した同会議所や関係団体の各種行事の開催指針を報告した。事務局は「懇親会を含めて自粛を解いていきたい」とし、感染防止を徹底、人数制限を設けた上で、6月1日からの総会、懇親会、イベントの開催へ協力を求めた。
 開催指針によると、6月1日から18日までは、総会・役員会、昼食会・懇親会は屋内100人以内とする。イベントは屋内100人以内、屋外200人以内、収容率50%。6月19日から7月9日までは、総会・役員会、昼食会・懇親会は屋内1000人以内、イベントは「特定の地域の来場者人数を管理可能な場合は可」とする。7月10日以降は屋内1000人以内は変わらず、イベントのうち、お祭り等は全国・広域的なものは不可、地域の行事は可とした。
 感染防止の対策方針としては▽会場内の換気の励行▽会場のレイアウトは教室形式で対応▽トング、食器、箸、グラス等の共有や回しのみの禁止▽大皿料理はスタッフが最初に取り分け、直(じか)箸の使用禁止▽会食時間の短縮実施―などを挙げた。飲食店には出入り口の手指消毒液の設置、密集とならない席の配置、定期的な換気、消毒などを呼び掛ける。
 指針は26日に県が発表した対策に基づくもので、開催の目安としている。飲食を伴う懇親会・交流会、イベント等の開催は、主催する組織の長と相談することとしている。指針を作成した理由について事務局は「市中感染は出ておらず、いつまでも自粛では地域経済が死んでしまう直前まできている」と説明。佐藤会頭も「飲食業は悲鳴を上げている。この状況を打破していきたい」と理解を求めた。
 議事では、本年度事業計画、収支予算案などを承認。計画では「地域づくり」「企業づくり」「人づくり」をテーマに、コロナ対策などの重点項目を掲げた。

ゴンドラは「相席制限」 北秋田シノ森吉山 観光シーズン迎え感染対策

2020-05-29
夏のゴンドラ運行をPRするチラシ
 例年6月に観光シーズン入りする北秋田市。新型コロナウイルスの影響が続く中、遊覧船運航が名物の太平湖では1日の湖水開きが延期になった。6日にゴンドラ運行を開始する森吉山阿仁スキー場は不特定の客同士が1台に乗るのを避ける「相席制限」を予定。市商工観光課は「感染防止策を講じながら観光客を迎え入れたい」としている。
 湖水開きは1カ月遅れの7月1日に予定している。神事の後、遊覧船運航を開始する。10月末まで続き、船の上から新緑や紅葉の風景を楽しめる。運航する「ぶなの郷あきた」(間杉政明社長)によると、緊急事態宣言が出された4月中旬の段階で延期を決定した。
 森吉山登山の客が利用するゴンドラは当初の予定通り6日から9月27日まで運行する。往復の乗車料金は大人1800円、小学生800円。幼児は無料。自然観察会は6月13日から週1回ペースで開催される。
 市商工観光課によると、昨年6~9月は約7000人が乗車。東北各地や関東地方から訪れる人も目立つ。
 本県が呼び掛ける「県外との往来自粛」は5月末で終了し、東京など5都道県との往来自粛は6月18日まで。観光分野については「6月19日からは県をまたぐ観光も感染状況に注意しながら行っても差し支えない」としており、感染確認が続く地域からの来場も予想される。
 指定管理者のNPO森吉山は「ゴンドラや駅舎内の換気」など「3密」対策を基本に、「体調に不安がある場合は来場を見合わせてほしい」などとホームページで周知。
 独自の対策として「相席制限」を予定し、ゴンドラ1台に乗車するのは同一グループ客に限る。別のグループ客との相席を避け、万が一の感染拡大を防ぎたい考え。1台に5、6人が乗り込めるが、人数制限は今のところ予定せず「臨機応変に対応したい」としている。
 NPOによると、ゴンドラ山頂駅舎付近でザゼンソウが見られ始めている。残雪が多く、高山植物の開花期は例年よりやや遅くなりそうだという。

空き家活用し〝居場所〟 大館 「サロン酒こし舞」オープン 住民の交流の場に

2020-05-29
山内さん夫妻が民舞を披露し、サロンの開所を祝った(大館市粕田)
 大館市粕田に28日、子どもから高齢者まで多世代が集う「サロン酒こし舞」がオープンした。地域住民が空き家を活用し、運営費は市の補助を受けながら、毎週土曜日に開放する。農家民宿が隣接し、国内外の観光客との交流も目指していく。市が本年度創設した補助事業を活用し、6月までに粕田を含め市内3カ所に「地域の居場所」が開設される。
 サロンを開設したのは、粕田町内会長の山内俊隆さん(75)。郷土芸能「粕田酒こし舞」保存会長も務め、自宅の古民家で農家民宿「酒こし舞」を開いている。町内に空き家が増えていく現状を憂い、「地域のみんなが元気になれる場所をつくりたい」と、住民が引っ越した隣家を購入。居間など5部屋と台所がある1階部分をサロンにし、ストーブや座布団などの備品を市の補助金を活用して用意した。
 6月から本格始動し、毎週土曜日午前10時から午後5時まで開放する予定。近隣に小学生が住んでおり、山内さんが習字教室を開くほか、住民が囲碁などを楽しみ、市の出前講座なども計画している。山内さんは「海外などから訪れる農家民宿の利用者がサロンを訪れ、住民と交流できるよう図っていきたい」と話す。
 開所式には地域住民や市の関係者ら約40人が出席。山内さんは「ひとり暮らしが増える中、矢立地域のみんなが有効に活用し、楽しく有意義な時間を過ごしてほしい」とあいさつ。福原淳嗣市長は「大館のモデルとなる取り組み」と期待した。山内さん夫妻が民舞を披露。矢立自然友の会の中村弘美会長から「吉田松陰と相馬大作」と題した講話を聴いた。
 市長寿課が本年度始めた「地域の居場所・茶の間事業」は、原則週1回以上、10人以上の高齢者が集う活動に対し、上限20万円の立ち上げ費用、月額2万円の運営費を補助する。本年度は3団体が申請。白沢で「木漏れ日お茶っこ会」が活動を開始し、6月に比内町扇田に空き家を活用したサロンの開設が予定されている。介護予防を取り入れた高齢者のサロン活動を月1~2回行う団体に補助する「通いの場づくり事業」には本年度23団体が取り組み、同課は引き続き、申請団体を募集している。

県が観光、飲食業支援 コロナ対策 検査体制拡充も 県議会に提案 66億円余を追加補正

2020-05-28
県議会本会議で新型コロナの医療、経済対策費について説明する佐竹知事(議場)
 新型コロナウイルス感染防止対策の影響で疲弊した県内経済の立て直しと、秋以降に予想される感染の第2波に備えた医療提供体制の拡充を図ろうと県は27日、県全域を対象にしたウイルス検査体制の増強、外出自粛などで大打撃を受けた観光や宿泊、飲食業を支援するプレミアム券の発行など、総額66億円余りの新型コロナ対策費を追加する一般会計補正予算を県議会に提案した。
 補正予算は「感染拡大防止策と医療提供体制の整備」と「県内経済を下支えする新たな経済対策」で構成。補正額は66億1848万2000円で、補正後の予算総額は6257億5266万円。
 感染防止策などについては、PCR検査体制の拡充を図るため県北、中央、県南の3カ所に大館市内の企業が部品などを製造する全自動遺伝子検査システムを導入する費用として6428万円を措置。検査の拡充に関しては、安心して出産できる環境の整備を兼ねて里帰りを含めた全ての妊婦を対象にした検査を実施する費用を盛り込んだ。
 感染拡大で影響を受けた児童福祉や介護サービス、障害者支援など幅広い分野で事業継続支援を目的にした助成、感染防止対策に要する費用の補助、国が示す「新しい生活様式」の浸透を図るためのテレワーク導入支援など幅広い分野に予算を措置した。
 経済対策は、感染防止対策の一環として行われた外出自粛や県境をまたいだ移動の制限などで、業績が大きく落ち込んでいる宿泊や飲食業を支援するプレミアム券の発行が柱。宿泊と飲食を合わせて31億8000万円を予算措置した。
 宿泊券は県内施設が利用対象。プレミアム率は50%で、額面5000円の券を2500円で販売。1人当たり購入枚数は5枚まで。20億円分の40万枚を発行する計画。
 飲食券も県内店舗が対象で、額面1000円の券を700円で販売。プレミアム率は30%。幅広い店で利用できるよう、額面を1000円にした。発行枚数は約53億円分の533万枚。1人当たり12枚まで購入可能とする。
 このほか、観光や交通団体を対象にした助成、旅行商品の造成、バスや三セク鉄道の利用に対する補助、農畜水産物や酒類など県産品の消費喚起などの予算が盛り込まれた。
 本会議の知事説明で佐竹知事は「今後も新たな感染拡大に備えつつ、医療と経済の両面で段階的に取り組みを進める。国の対策も取り込み、必要な対策を機動的に講じ、県民生活と県内経済の回復に万全を期する」などと述べた。
 このほか、個人県民税などに特例措置を講じるための県税条例一部改正も提案された。28日まで予算特別委員会などで審査し、同日午後に本会議を再開して採決する予定。

客足戻らぬ飲食店応援 「お助けチケット」第2弾 北鹿4市町村に拡大 6月5日発売

2020-05-28
概要を説明する白川会長㊧と中田会長(ニプロハチ公ドームパークセンター)
 新型コロナウイルス感染拡大に伴う休業要請の解除後も客足が戻らない飲食店を支援しようと、大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町村の店舗で使える「秋北飲食お助けチケット(愛称・オタチケ2)」が6月5日に販売される。消費者は店を指定して1100円分の飲食券を1000円で購入でき、店側は差額を負担するが、代金を早期に届け、経営を支える仕組み。地元の2団体が企画し、エントリー店の募集が27日に始まった。
 大館愛購会(白川懸士会長)が4月に大館市内で販売した「オタチケ」の第2弾。4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズム(中田直文会長)に働き掛け、エリアを広げた。27日に大館市のニプロハチ公ドームパークセンターで会見し、概要を説明した。
 飲食券は1100円と5500円の2種類で、それぞれ1000円、5000円で販売する。差額分は店側が負担する。販売期間は6月5日~同30日で、大館商工会議所など4市町村の9カ所に販売場所を設ける。使用期間は6月5日~11月末の予定。
 エントリー店の対象は4市町村に店舗や本拠地のある事業者で、テークアウト専門店も可。手数料は無料。消費者に店を指定して飲食券を購入してもらうことで、使用したか否かを問わず、約2週間おきに代金を事業者に支払う。
 第1弾のオタチケには41店舗がエントリーし、1000円分の飲食券を800円で販売、差額分を愛好会や支援企業などが負担した。5日間で予定の1万枚、1000万円分が完売。5月中旬までに各事業者に代金が支払われた。白川会長は「200円得するというより、大好きな店を助けたいと個人や企業が購入してくれた」と振り返る。
 県内飲食店に伴う休業などの自粛要請は、7日に一部解除、14日にスナックなど全てで解除されたが、飲食店から「客足が戻らない」「数組の客のために通常通り営業すると経費負けする」などの声が愛好会に届いているという。エントリー店へのアンケートでは、回答した7割が第2弾を希望し、「差額分を店側で負担しても良い」と答えた。
 白川会長は「一度冷え込んだ消費意欲が元に戻るには時間がかかり、スピード感が大事になる。第2弾を望む声を受けて大規模に展開したい」、中田会長は「テークアウトの情報発信など地域の価値を高める取り組みを進めてきた。事業者の苦しい状況を協力して支援したい」と話した。
 エントリーする飲食店を6月2日まで募集している。問い合わせは愛好会事務局(電話0186・46・1535)、ツーリズム事務局(同070・2020・3085)。
RSS(別ウィンドウで開きます) 

飲食お助けチケット きょう販売開始 大館市内41店舗参加 飲食店の運転資金に

2020-04-24
「ワッパル飲食お助けチケット」の見本
 大館愛購会(白川懸士会長)は23日、新型コロナウイルスの感染拡大で経営環境が悪化している飲食事業者を支援する取り組み「ワッパル飲食お助けチケット(愛称・オタチケ)」について、エントリーした飲食店は41店舗と発表した。24日からチケットの販売を開始するほか、25、26の両日はいとく大館ショッピングセンター(御成町)内の特設ブースで臨時販売を行う。
 1000円分の飲食ができるチケットを800円で販売するもの。購入者に使用する飲食店を選択してもらうのが特徴。販売代金は、チケットが使用されたかどうかに関わらず、一定金額が集まった段階で速やかに選択店舗に支払われる。
 同一店舗の購入額は1人10万円が上限。1店舗当たり最大1000枚(額面総額100万円)を発行する。販売期間は24日から5月29日まで、消費有効期間は24日から10月23日までの予定。有効期限までに飲食店等への外出自粛要請が解除されていない場合、新たな券と交換してもらうか、購入代金を返却する。
 22日までエントリー店を募ったところ、大館市内のさまざまな業態の41店舗が参加することになった。白川会長は「県の協力金があっても、今が大変な店が多く、待ったなしの状況。販売額が飲食店の役に立てばと思った。皆さんに購入してもらい、懸念が解消されたら飲食店に食事に行ってもらえれば」と話した。
 チケットは同会事務局(白川建設内)、大館商工会議所、大館北秋商工会本所、同田代支所、同花矢支所で販売する。同会ホームページでエントリー店を公開している。いとく大館ショッピングセンターでの臨時販売は25、26の両日とも午前10時から午後5時まで。
 問い合わせは同会事務局(電話0186・46・1535)。

コロナ休業要請 「理解」「困惑」声さまざま 対象外の理美容は複雑

2020-04-23
休業準備を進める飲食店(大館市常盤木町)
 新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言を受け、県が遊興施設や教育施設などに休業を要請してから一夜明けた22日、北鹿地方の事業者は協力金を含む要請に理解を示す一方、「休むわけにはいかない」と困惑する声も聞かれた。
 大館市内の飲食店など40店舗が加盟する県麺類飲食生活衛生同業組合大館支部の渡部常雄支部長は「感染防止が一番の目的なので、しょうがない」と話した。加盟店のうち休業要請対象となったスナックなどについて「全ての店が休むことになるだろう」と応じる見通しを示した。
 飲食店や居酒屋などは営業時間の短縮を求められ、「休業要請と変わらない印象を受けた。経費などを考えたら休む店が増えてくるのではないか」とみる。
 渡部支部長が経営する店舗では売り上げが8割ほど落ち込み、「協力金があると助かるが、家賃や人件費を払えばすぐになくなってしまう。(要請期間が)大型連休までなので、その後が心配。連休や盆も帰省客が来ないと思うし、イベントも中止。今後、国や県がどう対応するのか気にかかる」と心配した。
 同市の秋田北部自動車興業(富樫正美社長)は、県の要請に従い25日から5月6日まで運営する自動車学校の休業を決めた。県外からの受け入れは今月上旬から取りやめ、現在は地元の教習生が通っている。
 特に頭を悩ませる対応が70歳以上の高齢者講習。5月も連日予約で埋まり「開いていいのか、県の運転免許センターに確認し対応を決めたい」と富樫社長。「先の見通しが全く立たず、休業が延長されないことを願うだけ」と話した。
 英語やヨガなどの教室を開く仙台ななさん(同市比内町)は、インターネットを活用したヨガレッスンを19日に始めたばかり。英語塾では約3年前から導入しており「『ステイホーム』の精神で、自宅にいても皆で一緒にモチベーションを保ってレッスンできるように」と考えた。県の要請を知り、「協力金は期間中全て休んだ施設が対象だが、英語塾には受験生がいるため休むわけにもいかず、判断が難しい」と明かした。
 一方、休業要請の対象から外れた理美容室の思いは複雑だ。
 県美容生活衛生同業組合大館支部の松田学支部長は「補償があるなら安全のため休業したいところ」と心境を明かす。「それぞれ生活があり、組合員に休業のお願いをするのは難しい。今のところ客足に大きな影響はないと思うが、連休で帰省客やその家族が来店する可能性はある。もともと衛生に気を付ける職種なので、空間除菌や消毒などを行っているが、状況次第で対策強化を考えなければならない。要望があれば個人宅への出張も受けたい」と語った。
 県理容生活衛生同業組合大館支部の斎藤祐一支部長は「県民の生活に必要な事業だと認められた」と受け止める。消毒の徹底や換気など、これまで以上に店内の衛生環境に気を配りつつ、熱やせき症状などで入店を断る場合もあることを記した文書「予防のお願い」を支部独自に作製、加盟店で掲げた。
 【県が適切な感染防止対策を要請する施設】医療施設=病院、診療所、薬局等▽社会福祉施設等=保育所、放課後児童クラブ、介護老人保健施設、その他これらに類する福祉サービスまたは保健医療サービス提供施設▽生活必需物資販売施設=卸売市場、食料品売り場、百貨店・ホームセンター・スーパー等の生活必需物資売り場、コンビニエンスストア等▽食事提供施設=飲食店、居酒屋、料理店、喫茶店等 ※営業時間の短縮を要請(午前5時~午後8時)するとともに、酒類の提供は午後7時までと要請(宅配、テークアウトを除く)▽宿泊施設等=ホテル、旅館、共同住宅、寄宿舎、下宿等▽交通機関等=バス、タクシー、鉄道、レンタカー、船舶、航空機、物流サービス▽工場等=工場、作業場▽金融機関、官公署等=銀行、証券会社、保険会社、官公署、事務所等▽その他=メディア、葬儀場、銭湯、質屋、獣医、理美容、ランドリー、ごみ処理関係等

 

北秋田市のくまくま園 生後3カ月の兄妹 ツキノワグマ2頭仲間入り

2020-04-23
親離れする前の生後3カ月の子グマ(くまくま園提供)
 北秋田市の阿仁熊牧場「くまくま園」で1月下旬に生まれたツキノワグマ2頭が22日、報道関係者に先行公開された。新型コロナウイルスの感染防止のため子グマとの触れ合いは中止となるが、開園後の一般公開やSNS(会員制交流サイト)に投稿される写真を通じて愛らしい姿を見ることができる。
 双子の兄妹で、生後3カ月の現在はいずれも体重約2・2㌔、体長約30㌢。園によると、雌の子グマは元気に動き回る活発な性格で、雄の子グマは「人見知りでおとなしい」という。
 前日に母グマから離れたばかりで、現在は人の手でミルクを与え、5月上旬ごろから専用の飼料に切り替えていく。同園のクマは今回生まれた2頭を含め、ツキノワグマ47頭、ヒグマ16頭の計63頭。名前は2頭ともまだ付いておらず、公募で決める予定。
 本年度から地域おこし協力隊として活動する管瞳真さんが、クマの飼育やSNSを通じたくまくま園のPRを担当。4月から更新を始めたツイッターやインスタグラムの同園公式アカウントでクマの写真や動画を投稿しており、月曜から木曜までは「毎日更新を目指す」という。今後は子グマたちの姿も楽しめそうだ。
 同園では新型コロナウイルスの感染拡大予防の観点から開園日を延期し、5月11日を予定している。開園後は子グマの触れ合いは行わず、屋外の「こぐまの保育園」で午前11時と午後2時の2回、子グマを一般公開する。

 

休館前に駆け込み利用 鹿角市の2図書館

2020-04-23
本を複数冊借りる市民が訪れた(鹿角市花輪図書館)
 新型コロナウイルス感染拡大防止策の一環で鹿角市花輪、十和田の両図書館(小林光代館長)が23日から臨時休館となるのを前に22日、休校期間や大型連休を読書で過ごそうとする利用者が続々と訪れた。休館前の2日間(21、22日)の貸出冊数は無制限。両手いっぱいに本を抱えた市民らが手続きをする姿が見られた。
 市の方針で、移動図書館は通常運行するが、両館は2週間利用不可に。これを受け、通常1人10冊までとしていた貸出冊数を2日間限定で無制限とした。館内掲示、会員制交流サイト(SNS)で周知したところ、21日だけで両館合わせ平常時の約3倍の貸し出しがあったという。
 休館直前の22日、花輪図書館には午前中からマスクをつけた市民らが訪れた。絵本や小説などさまざまなジャンルの本を数冊抱え、手続きを済ませていた。22冊を借りた70歳代女性=花輪=は「休校中で外出できない小中学生の孫からリクエストされた。持って帰るのが大変」と、本を布製の袋に入れていた。50歳代の女性は「いつも利用しているので休館は正直困る。市内に書店が少なくなる中、図書館は普段読まないような本を借り、選ぶ場所だった。期間中は手持ちの本を読み直すなどしたい」と語った。
 インターネットやゲームなど過ごし方が多様となる中でも利用者が増えたことについて小林館長は「室内で楽しむ方法の一つに読書を選んでくれたことがうれしい。休館中は、職員も館内の本やボードゲームを借りて親しみ、今後も活用してもらえるような方法を探りたい」と話していた。
 休館中の返却は、両館とも出入り口付近の「ブックポスト」へ。

 
 

新型コロナ 幅広い施設に休業要請 県の緊急事態措置 25日から来月6日まで

2020-04-22
会見で休業要請への理解と協力を呼び掛ける佐竹知事(県庁)
 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、緊急事態宣言の対象が全国に拡大されたことを受けて県は21日、食料品や生活必需品などを取り扱う「社会生活の維持に必要な施設」を除く幅広い施設に休業を要請した。県全域が対象で期間は25日から5月6日まで。全面協力した事業者に協力金を支給する。
 新型コロナに関する特措法に基づく措置。休業を求める施設は▽遊興施設等▽運動施設、遊戯施設▽劇場等▽集会場、展示場等▽大学、専修学校等▽学習塾その他の学習支援施設等▽ホテル、旅館、休憩施設等▽商業施設―。食事を提供する施設については、営業時間を午前5時から午後8時までの間で短縮するよう求める。宅配やテークアウトは除く。酒類の提供は午後7時までとする。
 休業などの要請に全面的に協力した中小企業や個人事業主には「新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金」を支給する。金額は1事業者当たり30万円、2施設以上を有する事業者は60万円。食事提供施設の営業時間短縮も対象。「全面的な協力」が支給の条件で、要請期間中に1日でも営業した場合は支給を受けられない。
 申請手続きは5月7日から受け付ける予定。専用のウェブサイトや郵送のほか、県庁と各地域振興局に受付ボックスを設置して行う。期限は6月15日。協力金に関する問い合わせなどは専用のコールセンターで対応する。
 佐竹敬久知事は「人の往来増加で感染拡大が懸念される大型連休を控え、県民の生命と健康を守るため必要と判断した。大変な不便を掛けるが、自らの命を守るための行動を徹底して」などと訴えた。
RSS(別ウィンドウで開きます) 

大館市 新ポスト「理事」設置 北林総務部長を再任用 司令塔として総合的調整

2020-03-31
  大館市は2020年度から、市長部局内に新たなポストの「理事」を設置し、本年度末で定年退職する北林武彦総務部長(60)=岩瀬=を充てると30日、発表した。第2期総合戦略に基づく地方創生の取り組みを深化させるため、司令塔と各部局間の総合的な調整を図る役割を担う。発令は4月2日付。
 30日に開いた定例会見で福原市長が説明した。理事は特別職ではなく、一般職(部長級待遇)の任期付き職員。任期は22年度末までの3年間。
 北林氏は1981年4月、田代町採用。市の財政課長、教育委員会教育次長などを歴任し、2015年10月から総務部長を務めている。
 福原市長は「通常、市町村の部長は1、2年で変わるが、総務部長を4年6カ月務め、だからこそ大館市ならではの行財政運営ができた」と評価。「地方創生の取り組みの中心的役割を担ってきたため、これまでの経験を生かし、司令塔として総合的な調整を行ってほしい」と述べた。
 新年度創設する観光交流スポーツ部などの業務に触れ、「『内に優しく、外に強く』という観点からも、福祉部の長寿課や健康課の事業に、スポーツ振興課が関わってくる。横串を指さなければならない事業が増え、今まで以上に俯瞰(ふかん)の視点で特別職をサポートできるポジションが必要」と強調した。
 理事設置にあたっては県の人事を参考にしたとし、「市の観光分野は業務量が伸び、関係性が多大になっている。これまで培ってきた知見やノウハウを後進の指導に生かし、次の人材を育成するという意味でも、活躍してもらった方が組織にとって良いと考えている」と述べた。
 

新型コロナ 営業継続へ緊急要望書 旅館ホテル組合鷹巣阿仁支部

2020-03-31
津谷市長㊧に要望書を提出する種倉支部長㊥(北秋田市役所)
 県旅館ホテル生活衛生同業組合(松岡讓裕理事長)は30日、北秋田市役所で新型コロナウイルス感染症に伴う宿泊事業の継続危機を乗り越えるための緊急要望書を提出した。宿泊施設への感染防止や経営悪化に対する支援など2項目を求め、津谷市長は「スピード感を持って対応したい」と述べた。
 同組合によると、県内の宿泊業を営む旅館やホテルでは、歓送迎会の自粛や外国人訪日客の宿泊予約のキャンセルによる影響が出ている。現状が続いた場合は「営業の継続が困難となる事業者が現れ、地域経済に深刻な影響を及ぼすことが懸念される」とし、宿泊事業の存続と地域経済の維持に向けて、県内各市町村に要望書を提出している。 
 要望は2項目の計3点。宿泊施設における感染防止の支援は、マスクや消毒薬など宿泊事業の維持継続に不可欠な物資の円滑な供給に対し、できる限りの支援策を講ずるよう求めるもの。
 宿泊客の減少やイベント自粛に伴う経営悪化に対する支援については、事業者に対する税負担の減免を要望。このほか住民活動が過度に萎縮することのないよう適切な情報発信や、感染の沈静化後に市内宿泊施設で利用可能な割引クーポンの発行など、交流人口の回復に向けた「機動的で柔軟性のある取り組み」の実施を求めた。
 同市では5施設が加盟する同組合鷹巣支部と10施設が加盟する阿仁支部が要望書を提出。種倉耕一・阿仁支部長と持地茂樹・鷹巣支部長代理、県組合の塚本民雄副理事長ら4人が市役所を訪れ、種倉支部長が津谷市長に要望書を手渡した。
 種倉支部長は「想像を超える痛手。今までにない状況でどうすればいいか見当が付かない」と深刻な現状を話し、支部として「ご助力をお願いしたい」と述べた。終息後の対応については、他市町村の取り組みに埋もれない対策や、宿泊施設ごとに均等な支援を要望した。
 津谷市長は、据え置き期間の保証料と利息の全額を市が補助する特別融資制度を4月1日から運用開始することなどを説明。「国や県の動向を見ながらスピーディーに対応する。力を合わせ、地域に元気を取り戻せるよう頑張りたい」と話した。

 

大里ファーム 全国そば優良生産表彰 放棄地解消や6次産業化

2020-03-31
児玉市長㊧に受賞を報告する浅石副理事長(鹿角市役所)
 鹿角市八幡平の農事組合法人・大里ファーム(安保春喜代表理事、構成農家50戸)が、2019年度の全国そば優良生産表彰を受賞した。北鹿地方では初めての受賞。30日は浅石昌敏副理事長が市役所を訪れ、児玉一市長に喜びの報告を行った。
 表彰事業は日本蕎麦(そば)協会が1989年度から毎年実施。日本の伝統食、健康食であるソバの栽培について、生産性の向上または経営改善の面から創意工夫を行い、他の範となる生産農家・集団を表彰している。
 31回目の今回は、農林水産大臣賞をはじめ7種類の各賞に12個人・団体が選ばれた。このうち大里ファームは日本麺類業団体連合会会長賞を受賞。
 大里ファームは、市が「そばの里プロジェクト推進事業」を始めた2009年度から、ソバづくりに取り組んでいる。
 作付面積は年々拡大し、19年度は184㌶。内訳は田93㌶、畑91㌶。田は転作田で、畑は原野化していた耕作放棄地16㌶と遊休農地75㌶を活用している。
 毎年9月にはソバの花を見ながら新そばを食べる「新そば祭り」を開催。ユネスコ無形文化遺産の「大日堂舞楽」をモチーフにした乾麺「大日堂そば」の製造販売による6次産業化や、生産効率(単収、質)の向上を図る取り組みも進めている。今回の受賞はこうした取り組みが評価された。
 受賞報告を受けた児玉市長は「長年の耕作放棄地等の解消や6次産業化に向けて、ファームの皆さんが頑張った成果。市としても所得向上につながるよう引き続き応援していきたい」と期待した。
 浅石副理事長は「高齢化やトラクターが壊れたといった理由で、借りていた畑を返す生産者が増えている。遊休農地だった畑75㌶をソバ栽培に活用していなければ、その半分は耕作放棄地になり〝アカシア畑〟になっていたと予想される」と強調。「今後もできる範囲で耕作放棄地等の解消に努めたい」と話した。

 

「きょうの秋田犬」 動画投稿サイトで公開 臨時休館中の楽しみを

2020-03-30
秋田犬のさまざまな表情をカメラに収め、動画を公開している(秋田犬の里)
 秋田犬を飼育する大館市の地域おこし協力隊が、動画投稿サイト・ユーチューブで「きょうの秋田犬」を公開している。秋田犬の里が臨時休館中のため、来館できない人に少しでも秋田犬の魅力を伝えようと企画。散歩の様子など、展示だけでは見ることができない一面を伝えている。
 22日に「秋田犬ふれあい隊in秋田犬の里」のチャンネルを開設し、市で飼育している犬のほか、展示に参加している秋田犬保存会会員の犬の動画を紹介している。
 29日の撮影では、会員の「純」(雌5歳)と「明」(同10カ月)を撮影。散歩で元気いっぱいに走り回る姿や芝生の上でくつろぐ姿など、さまざまな表情をカメラに収めた。
 隊員の加藤瞳さんは「毛色の違いは見た目で分かるけれど、性格は写真だけでは伝わらない。動画で犬の個性を伝えていきたい」と話している。
 今後は秋田犬とともに館内の紹介なども予定している。
 

ネギに続いては キャベツ詰め放題 鹿角市の末広ファーム

2020-03-30
協力してキャベツを詰め込む親子(鹿角市十和田末広)
 鹿角市十和田の農業組合法人・末広ファーム(柳沢義一代表理事)は29日、同所末広字村下の畑で詰め放題のイベント「雪の下キャベツ収穫祭」を開いた。専用の袋を購入した市民らが収穫したてのキャベツを袋いっぱいに詰め込み、抱えるようにして運ぶ姿が見られた。
 地域貢献の一環で実施。昨年12月にネギの詰め放題も行い、2回目のイベント。借り受けた畑2・4㌶にキャベツを植え付けた。暖冬の今年は〝雪の下〟とは言えないものの、数回の積雪と冷え込みがあったことで、甘く、歯ごたえの良いものに仕上がったという。コメ1斗分が入るビニール袋を一つ500円で販売し、購入者が収穫、袋詰めを行った。
 会場の畑は午前10時の開始を前にカッパなどを着た市民らでにぎわった。袋を購入しキャベツを品定め。鎌や包丁の刃を入れて収穫した。揺すったり、伸ばしたりしてスペースを確保した袋に、ぎゅうぎゅうに詰め込んでいた。きょうだいや親戚と分けるという大館市の70歳代女性は「1袋に15玉も詰めることができた。収穫の催し物はなかなかないので楽しい。サラダやロールキャベツなど、毎日キャベツ料理にして、スリムになりたい」と笑顔だった。
 柳沢代表は「思った以上に来場者があり、喜んでもらえてよかった。詰め放題は本年度から始めた事業。若手社員の意見を取り入れるなどして今後も続けていきたい」と話していた。

 
 
印刷に関するご案内
ご案内
広告に関するお問い合わせ
お問い合わせ
購読のお申し込み
購読お申し込み
掲載写真のご購入
ご購入お申し込み
後援のお申し込み
資料請求
記事・写真等2次使用について
資料請求
株式会社 北鹿新聞社

〒017-0895
秋田県大館市字長倉79
TEL.0186-49-1255(総務課)
FAX.0186-43-3065(総務課)
 
*日刊新聞発行および一般印刷*
TOPへ戻る