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旧正札本館の解体工事 ハチ公小径は通行可 大館市と業者が説明

2018-07-18
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旧正札竹村本館棟の解体工事説明会(市営中町住宅内の集会所)
 大館市が本年度から着手した大町の旧正札竹村本館棟の解体工事が本格化するのを前に、市と工事の施工業者による説明会が17日、市営中町住宅内の集会所で開かれた。施工業者は工程のほか、ハチ公小径は工事期間中も通行が可能であることや工事車両の出入り口は大町側とすること、騒音・振動計と数値の表示板を設置することなどを説明。8月1日のハチ公小径側への仮囲い設置から、現地での作業が開始される。
 旧正札竹村ビルは2001年の倒産に伴って閉鎖されていたが、外壁崩落の危険があったことなどから、市が05年12月までに土地と建物を計2580万円で購入した。その後、1961年建設と最も古く、劣化も進んでいた旧館棟は解体しハチ公小径として活用。新館棟には、あきた結婚支援センター北センターや自衛隊秋田地方協力本部大館出張所などが入居している。
 本年度、解体されることになった本館棟は大町の道路側に面した建物で、69年12月の建設。鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)地下1階、地上9階建てで、延べ床面積は6223平方㍍。敷地面積は784平方㍍。
 市は17年度に、解体工事に向けた実施設計とアスベストの含有調査を進めた。アスベストは一部の建材に使用が見つかったが、除去に多大な費用が必要となる吹き付け材への使用は無いことを確認している。
 実施設計に基づき、本年度の一般会計当初予算には解体工事費3億7710万8000円を計上。入札の結果、伊藤羽州建設(本社・大館市、石山清武社長)と3億2508万円で契約した。
 工事説明会は、市建設部まちづくり課と伊藤羽州建設の主催。近隣の住民や事業者を対象に工事の概要などを説明しようと、この日の午前と夕方の2回、開催した。
 10人が出席した午前の説明会では、市建設部まちづくり課の担当者が工事の概要を紹介したのに続き、伊藤羽州建設の担当者が、解体前の作業や建物の解体手順、安全対策などを説明した。
 この中で、馬喰町と中町をつなぐハチ公小径は「本館棟側の一部を小路エリアとして使用するものの、歩行者は通り抜けできるようにする」としたほか、工事車両の出入り口については「大町側に設置し、その部分のアーケードは解体し撤去する」と説明。騒音、振動計と表示板を設置することも明らかにした。
 また、建物の解体手順では「大型の重機をクレーンで屋上につり上げ、建物の上部から解体を進める」ことを紹介。「お盆や神明社祭典、大館アメッコ市などの際には、工事を休む。安全には十分に配慮しながら進めたい」などと述べ、理解を求めた。
 工期は来年12月20日まで。建物本体の解体は11月ごろから始まる見通しで、1カ月に1階分ずつのペースで進める計画という。

松栄の桜伐採始まる 北秋田市 8月末までに終了予定

2018-07-18
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大きく張り出した枝から順に伐採した作業(松栄)
 北秋田市を代表する観桜名所「松栄桜並木」(同市松栄)で17日、老朽に伴う伐採作業が始まった。樹齢60年余りの歴史を感じさせる大枝や幹が慎重に切り落とされ、並木の終わりを迎えようとしている。
 生涯学習課によると、国道105号沿いの約800㍍間に現存する桜59本全部と杉1本の計60本を伐採する計画。桜の木の多くが枯れたりテングス病にかかったりしているためで、地元自治会の要望を受けて伐採の手続きを進めていた。工事は当初18日に開始予定だったが、業者の都合で1日早めたという。
 初日は午前8時30分ごろから、並木中央付近に位置する松栄自治会館脇で作業を開始。高さ10㍍近い桜の枝を、重機のワイヤでつるすように支え、作業員がチェーンソーで切断した。観桜名所として歴史を刻んできただけあって、枝は前後左右に大きく張り出した状態。最後に幹を切り倒すまで1時間近くかけるケースもあり、周辺の安全に配慮しながら慎重に作業が進められた。
 8月末までに伐採を終える予定。1日3、4本ペースで進めるという。伐採後の枝や幹の処理は未定で、希望者がいれば提供や売却を検討する。
 並木は1952(昭和27)年、地元青年会が苗木を植えた。最も多い時期で177本が立ち並び、開花期は「桜のトンネル」と親しまれた。近年はまばらにしか咲かなくなっていた。

清流にホタル舞う 鹿角市花輪 東山の福士川周辺

2018-07-18
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幻想的な光を放つゲンジボタル(花輪東山)
 鹿角市花輪東山地区の福士川周辺で、近年にないほど多くのホタルが飛び交い、住民を楽しませている。
 福士川は花輪スキー場付近が源流の清流。地元の男性(61)は「5年前の大雨で川に茂っていたアシが流され、翌年はホタルが全く見られなくなった」と振り返る。
 その後、「原因は分からないが、ホタルが年々増えてきた」という。今年は6月22日からゲンジボタルの発生が確認され、現在は「今までいなかった所まで生息域が広がっている。私が小学生の頃の50年前と同じぐらい多い。環境が良くなったのではないか」と話し、ホタルが飛び交う幻想的な光景を楽しんでいる。
 男性によると、ホタルが多く生息しているのは総合運動公園の下流から幸稲荷神社下流付近まで。今月末まではゲンジボタル、その後はヘイケボタルが発生するという。

鳳鳴サヨナラで16強 延長11回の激戦制す 夏の甲子園予選

2018-07-17
鳳鳴は最終回、工藤裕のサヨナラ適時打で福嶋が本塁に滑り込む(グリーンスタジアムよこて)
 第4日の16日は2回戦8試合を行い、北鹿勢は大館鳳鳴が秋田南に延長11回、サヨナラ勝ちで16強入りを決めた。大館桂桜は角館に先制された後、1点差に迫る粘りを見せたが惜敗した。北鹿勢6校のうち5校が姿を消し、残るは鳳鳴のみ。18日は雨天順延となったため、鳳鳴はベスト8を懸けて、19日にこまちスタジアムで五城目と対戦する。
◇2回戦
【グリーンスタジアムよこて】
秋田南 00000000100   1
大館鳳鳴00000010001×  2
(延長11回)
 ▽二塁打=栗山穣、工藤裕(鳳)▽併殺=鳳鳴2▽暴投=秋田南2▽捕逸=秋田南1、鳳鳴1▽野選=秋田南1
【こまちスタジアム】
大館桂桜000101000 2
角  館20100000× 3
 ▽二塁打=竹内(角)細越(桂)▽併殺=桂桜1、角館1▽暴投=桂桜1
 秋田南―鳳鳴は、両者息詰まる投手戦は延長11回の激戦の末、大館鳳鳴が秋田南を下した。
鳳鳴主戦・杉原は変化球を効果的に使い、打たせて取る安定した投球。走者を背負っても併殺で切り抜けるなど、バックももり立てた。
 一方の打線は7回、左前打と敵失で1死一、三塁とすると、杉原の二ゴロが野選を誘い、待望の先制点を挙げた。このまま逃げ切るかに見えたが9回、2死三塁から左前適時打を浴びて延長戦へ。
 延長11回、表を三者凡退で終えると、先頭の福嶋が左前打で出塁。続く工藤裕の左越え適時二塁打で長駆ホームイン。初戦を突破した。
鳳鳴・齊藤広樹監督の話 守備の粘り、投手の我慢が勝利につながった。同点で動揺したが後攻の強みがでた。

自然、子育て環境が好評 鹿角市で移住体験 神奈川の2組が2泊3日

2018-07-17
きりたんぽ作りを体験する参加者たち(花輪の柳田きりたんぽ店)
 鹿角市の移住体験ツアーが16日までの3日間、市内で行われた。募集枠2組に対し、応募したのは12組という人気ぶり。神奈川県の2組が市内にホームステイしながら、子育て環境を見学したほか鹿角の自然、特産を満喫した。
 建築・住宅雑誌「チルチンびと」を発行している風土社(東京・千代田区)と連携した企画。募集は同社のメディア、市のホームページなどを通して行い、首都圏を中心に12組が応募、アンケート結果などを考慮し、神奈川県の2組を選んだ。
 大湯・十和田、八幡平の2コースで、14日から16日まで2泊3日の日程で行われた。「普段の暮らしを体験してもらう」という考えから、今回は民家にホームステイした。大湯・十和田コースは「子育て環境、まちなか滞在」をテーマに商店街や保育園、農家訪問などが内容。
 八幡平コースのテーマは「大自然を満喫、アウトドア派に」。八幡平大沼ウオーク、湯治体験、ピザ作り、バーベキューパーティーなど。両コースとも地元の保育園を訪れ、夕涼み会に参加、交流する機会が設けられた。
 最終日の16日は2組が同じコースを回り、ブリーベリー狩り、きりたんぽ作りを体験した。花輪の柳田きりたんぽ店(柳田博明代表)では、先代の柳田亮子さん(73)から説明を受けた後、串につぶしたご飯を付けて、握りながら形を作った。
 子ども3人と夫婦で参加した男性(31)は「自然に囲まれ、癒やされた。夜空の星には感動した。保育園はスペースが広く、環境は良いと感じた」と話し、「子どもたちは帰りたくないと言っている」と満喫した様子だった。
 

五輪選手村のドア製造へ 環境配慮、試作重ね受注 大館の田代製作所

2018-06-30
東京五輪選手村向けのドアを製造する工場(田代製作所)
 室内ドア製造の田代製作所(本社・大館市岩瀬、日景好範社長)が、2020年東京五輪・パラリンピック選手村の宿泊施設に使われるドアを製造することになった。材料を再利用できるよう4年前から試作を重ね、環境負荷の少ない取り組みが評価された形。日景社長は「国を挙げたスポーツの祭典に携われることは誇り。選手が落ち着いて過ごすためにも質の高い製品を供給したい」と意気込んでいる。
 選手村は中央区晴海の約18㌶に整備するもので、不動産大手11社が民間資本で手掛ける。17年1月に建築工事に着手し、19年12月までに選手らの宿泊施設として14~18階建ての21棟を整備。大会後は改修したり、新たに50階建ての高層ビル2棟を建てたりし、最大1万2000人が住む街として生まれ変わる。
 選手村向けのドアは高さ225・5㌢、幅90・2㌢。一般的な製品に比べ10%ほど大きい。通常の芯材は木材だが、今回は環境負荷低減の観点から全面に段ボールを使用するのが特徴。再利用を想定して枠組みに木材、表面に普通紙を使うシンプルなデザインだ。大手建材メーカーの関連会社と共同で試作を繰り返し、複数の企業グループが参加したコンペで採用された。強度や機能面で影響が出ないようにするのが最も苦労した点だという。
 宿泊施設全体の約半分に当たる5519本を受注し、来年2月から3、4カ月かけて製造、順次出荷する。各国・地域の選手や役員らの生活拠点となることから、ものづくりの技術をアピールする好機でもあり、日景社長は「何らかの形で五輪に参加したいと考えていたので、実現できて本当に良かった。社員のモチベーションも上がる。地元にこうした企業があることを知ってもらい、地域が少しでも元気になってくれたらいい」と語り、五輪後の改修も積極的に受注を狙う。

「毛馬内ばやし」途絶の危機回避を 鹿角市の中町自治会 市の支援で伝承活動強化

2018-06-30
「毛馬内ばやし」を練習する参加者(十和田市民センター)
 鹿角市十和田毛馬内の中町自治会(勝又幹雄会長、17世帯)は本年度、地区に伝わる民俗芸能「毛馬内ばやし」の伝承活動に本格的に取り組んでいる。各自治会における課題解決や活性化に向けた自主的な取り組みをサポートする市の「集落支援員活動事業」などを活用。将来的な途絶が危惧されているはやしの太鼓練習や明治初期の屋台の修繕などを計画している。
 集落支援員の配置は、総合計画後期基本計画の重点プロジェクトの一つ「地域コミュニティ活力再生プロジェクト」に盛り込まれている事業。
同プロジェクトは、少子高齢化による人口減少が進む中、地域コミュティー活動の縮小・廃止等を余儀なくされる事態も予測されるとし、地域人材の確保やコミュニティー支援体制の強化を図るもの。
 集落支援員は地域コミュニティーの活性化を図るため、自治会の話し合いに参加し、課題の共有と効果的な支援を行うことを目的に昨年度から、市民共動課に非常勤職員1人を配置している。おおむね50世帯以下の小規模な自治会を対象とし、昨年度は5自治会、本年度は中町を含む4自治会が活用。支援員が自治会と協力しながら状況調査や話し合いを行い、各自治会の状況に応じた活性化の取り組みをサポートしている。計画づくりや活動を支援する補助金制度もある。
 中町が伝承に取り組む毛馬内ばやしは毛馬内月山神社祭典(7月12、13日)で奉納される伝統芸能。伝承曲は6曲。かつては毛馬内本町通りの上町、中町、下町の3町が奉納していたが、近年は中町だけとなり、太鼓のたたき手も20年ほど前から町外者の協力を得ながら確保している。
 一昨年から毛馬内ばやし保存会長を務めている勝又会長(69)は「はやしを教える人がいなくなり、6曲のうち4曲は途絶えたような状態で危機感を持っている。今回の事業が伝承に向けた最後のチャンスだと思っている」と期待をにじませる。
 事業の柱は住民を対象にした太鼓演奏の練習と、1877(明治10)年に購入したという本屋台の照明や幕の新調の二つ。
 このうち太鼓練習は28日夜、十和田市民センターで始まり、初日は小学生から大人まで10人が参加。小学生の頃から中町ではやしを演奏し、6曲のたたき方を習得している青山定明さん(54)=宮城県登米市在住=が講師と笛の伴奏を担当し、参加者が6曲を繰り返し練習した。練習は全5回の予定。7月12、13日の本番で参加者が成果を披露する。

地域のつながり大切に 北秋田市社福協 全戸訪問がスタート

2018-06-30
市民宅を訪れ、災害発生時の助け合いなどについて呼び掛ける社会福祉協議会の職員(左)
 北秋田市社会福祉協議会は29日、職員が地域に出向いて福祉の課題などを把握する全戸訪問活動を開始した。今年は防災を中心に、災害発生時の支援や近隣住民との助け合いなどについて呼び掛けた。
 地域の課題や住民が抱えるさまざまな問題を共に共有し情報提供を行うほか、自治会や民生委員・児童委員との連携を密にして地域のネットワーク強化を図ろうと毎年実施している取り組み。約460人の職員が1人当たり約20世帯を担当し、市内の約1万2000世帯を13日まで15日間で訪問する。
 訪れた職員は地域に関して気になることや家庭での困りごとなどを聞いて問題解決の糸口を探ったほか、1人暮らしの高齢者には熱中症予防や特殊詐欺被害に遭わないよう注意喚起も行った。
 今回は昨年から複数回発生しいる豪雨災害などを踏まえ、災害発生時には市社協が設置運営を行う「災害ボランティアセンター」の活用を呼び掛けた。このほか「助け合うためには日頃のつながりが大切」と地域のネットワーク構築の重要性を訴えた。
 訪問終了後は18日までに訪問の結果をまとめ、自治会長や民生委員らに報告する。緊急対応が必要な場合や対応が困難なケースについては、関係機関と検討して支援につなげていく。

古里支える人材育て 大館市で企業博覧会 中学2年生ら550人参加

2018-06-29
各ブースで地元企業が魅力を説明(大館市中央公民館)
 地元企業の魅力を中学生が学ぶ「企業博覧会」が28日、大館市中央公民館で開かれ、古里を支える大人たちが仕事への誇りや事業内容などを伝えた。31社・団体が出展し、大館国際情報学院を含む市内9校の約550人が参加した。7月2日には北秋田市で行われる。
 県北秋田地域振興局が主催して2年目。生徒たちに進路選択の幅を広げてもらうとともに、古里で頑張ろうとする気概の醸成が狙い。企業側には情報発信のノウハウの蓄積や、人材確保の重要性を再認識してもらう機会としている。
 前回は希望した小中学生を対象に開催。よりキャリア教育との連動性を強めるため、今回は高校受験や夏休みの職場訪問などを控えた中学2年生を主対象に絞った。2市の延べ出展企業も前回を大幅に上回り、32社から64社に倍増。観光・運輸やリサイクル、林業など多様な業種を集めた。
 この日は参加生徒の人数から午前、午後に分けて実施。館内の各部屋に所狭しとブースが設けられ、映像や製品、パワーポイントを使って自社を紹介。「大館を支える物を作っている」「インターネットの普及などで地元でも働ける」などと強みや熱意を伝えた。
 生徒たちは最大9人の班で4カ所を各15分で回り、その後1社を自由訪問。生徒たちはメモを取ったり、質問を投げかけたりしていた。
 デザイナーを目指しているという安藤佳歩さん(比内2年)はサービスや製造業の会社などを訪問。「多くの地元企業を学べる機会。求める人材の姿が、積極性やコミュニケーション能力など人柄に関することが多かったのが印象的だった」と話した。
 事業担当の地域企画課・奥山法子副主幹は「学校の教育課程に合わせた参加で、中には1年生も。視野を広げ、古里の良さに気付くきっかけにしてほしい」と話した。博覧会は次年度以降も継続する方針。生徒や出展企業への事後アンケート結果から、改善を重ねていくという。
 7月2日は北秋田市民ふれあいプラザコムコムで、同市と上小阿仁村の6校約260人の参加、33社・団体の出展を予定している。
 

2年連続の黒字決算 JAかづの総代会 剰余金は8200万円

2018-06-29
議事に先立ち功労表彰を行った通常総代会(かづのJA会館)
 JAかづの(田中專一組合長)は28日、鹿角市花輪のかづのJA会館で通常総代会を開き、2017年度事業報告、剰余金処分案を承認した。3年ぶりに黒字に転じた16年度に続いての黒字決算となり、今後は早期の要改善JA指定からの脱却と、利益準備金の積み増しを図っていく。
 報告によると17年度の経営状況は、事業利益が8000万円の計画に対し1億500万円、当期剰余金が4100万円の計画に対し8200万円。
 計画対比で増加となった主な要因について田中組合長は「共済の新規契約が計画を大きく超えたことによる付加収入の増加や計画外の受取配当金等、貸倒引当金の圧縮、人件費を含む管理費の抑制、不採算部門の収支改善など経営改善に鋭意取り組んだことが挙げられる」と説明した。
 同組合の子会社「ファー夢(ム)かづの」(社長・田中組合長)については、経営改善に向け17年度から5カ年の再生事業計画を策定し、17年度は同組合が3500万円を出えん(寄付の意)した。田中組合長は「抜本的改革でもある財務支援に取り組んだ結果、17年度は再生計画初年度としてほぼ計画を達成することができた」とし、累積赤字の早期解消に取り組む考えを示した。
 あきた北、鷹巣町との3JA合併については「17年度はJAあきた北央の経営問題が発生し、JA鷹巣町より救済のための吸収合併が19年2月に行われる予定。3JAでの合併はその後にあらためて協議を行うことになる」とした。
 議事では議案のほか、JAグループの自己改革実践の加速化に関する特別決議を採択した。
 任期満了に伴う役員改選を行い、理事16人、監事5人を選任した。
 ▽理事=畠山巌、似鳥勇一、畠山克久(八幡平)菅原俊二、田中博美(花輪)山本喜代宏、小鴨健一(柴平)工藤勝康、小笠原正光、栁沢誠(十和田)小舘正光、中村仁(小坂)石川盟子、畑澤富子(女性)阿部浩一、中村朝光(学識経験)
▽監事=戸舘三義(八幡平)木村英樹(花輪・柴平)安保公博(十和田・小坂)阿部公洋(学識経験)木村政義(員外)
 
 

外国人客、新たな市場開拓を かづの観光物産公社 「欧米豪」へ国事業を受託

2018-05-31
かづの観光物産公社の株主総会(鹿角パークホテル)

 鹿角市の第三セクター・かづの観光物産公社(岩船勝広代表取締役)は29日夕、鹿角パークホテルで株主総会を開き、当期利益101万円を計上した2017年度(第24期)の決算などを承認した。13年に社名が変更されて以降初めての黒字。管理運営する道の駅かづのにおいて、観光客の利用が好調で飲食を中心に売り上げが増加した。18年度は国のモデル事業を受託し、インバウンド(訪日外国人旅行客)の新たな市場開拓を図る。
 岩船社長は17年度の経営状況について「外部人材登用の効果もあり、社員一丸となって、単年度で黒字を計上することができた」と述べた。
 17年度の営業報告によると、外国人観光客の入り込みが顕著で前年度を大幅に上回った。国内は北海道、関東、北陸、四国、九州が増え、インバウンドの増加も前年度を上回る要因となった。
 具体的には6月から10月の紅葉期まで非常に好調で全体的に飲食を中心とした売り上げが伸びたほか、冬期間は外国人観光客の増加や全国中学校スキー大会の影響もあり、収益面で前年を大幅に上回る状況となった。
 主な部門別の売り上げ状況は、花輪ばやしの桟敷席の売り上げが過去最高を記録し、前年比50万6000円増の451万4000円。レストラン・団体食はレストラン入り口の装飾の変更、原価率の見直しなどにより、7665万7000円(前年比1019万2000円増)だった。
18年度は売り上げ3億4085万円、経常利益420万円を目標に設定した。
 新たな取り組みとしては、環境省から欧米豪をターゲットとした地元密着型モデルルートの作成業務を受託した。同公社が17年末に日本版地域DMO候補法人に登録されたことによるもので、「先日本契約を結んだ」(同公社)。現在のインバウンドは東南アジアがほとんどだが、受託事業の実施に伴い、新たな市場開拓の可能性につながることを期待している。
 4月下旬にオープンした道の駅おおゆと連携強化し、相乗効果が創出できるような取り組みも行っていく。

 

桜長寿化へ管理に注力 大館市の再生会議 剪定に効果、樹木医助言

2018-05-31
関係課の管理計画などを共有した桜再生会議(比内総合支所)

 大館市は30日、桜再生会議を比内総合支所で開き、公園や道路沿いなどの桜の管理計画を関係課で共有したほか、樹木医から正しい手入れについて助言を受けた。今春の開花は全体的に良好で剪定(せんてい)効果が見られたことから、樹木の長寿化に向け剪定などの管理に注力することを確認した。
 庁内の検討委員会として昨年8月に発足し、会合は3回目。事務局の都市計画課や農林課、土木課、教育総務課、生涯学習課、まちづくり課職員のほか、日本樹木医会県支部の吉田豊史事務局長を含め12人が出席した。
 五十嵐悟都市計画課長は「昨年度の補正予算で枯れ枝の伐採を行い、今年の春はきれいな花が咲いた。夏場から来年の花芽が出てくるようなので、これからの管理が重要。各課と情報を共有しながら進めたい」とあいさつした。
 今春の桂城公園は前年度に比べ花付きが良く、枯れ枝などの剪定で全体的な見栄えは良かったという。ただ、「ボリュームは少なく感じた」と分析。花芽が付かない枝も目立ち、幹からの胴吹きを生かすなど将来的な樹形を考慮した剪定が必要とした。
 岩神ふれあいの森のうち、お花見・ピクニック・貯水池広場で管理している桜はおおむね良好、一部で枯損があった。貯水池周辺も良好だったが、放水路部のシダレザクラに枯損が見られた。さくらの森は「不良」でテングス病やツル系植物による侵食が目立った。
 長木川堤防は剪定効果が見られ、長根山運動公園も例年並みの開花。幸町の並木通り「新開地」は2年前に比べ「開花時の膨らみがあまり感じられなかった」とした。花が付かない枯れ枝、テングス病枝の緑が目立ったという。
 本年度の当初予算に計上した桜再生事業費は704万5000円。樹勢診断や剪定、薬剤散布、施肥、下刈りなどを予定している。
 会議で「管理が行き届かない部分の対策はどうすべきか」と質疑があり、樹木医の吉田局長は「危険性や景観必要度など優先順位を定め、それに基づいて作業を考えるべきだ。危険なら根元に近い大枝からの処理が可能」と回答。樹形を整える方法として不要な枝を付け根から切る「透かし剪定」が管理しやすいとした上で、「桂城公園北側の桜はなるべく早く大透かしで再構築した方がいい」と助言した。

 

全国高校スキー大会 県実行委員会設立 鹿角市で4年ぶり開催へ

2018-05-30
来年2月の大会に向け、実行委員会を発足した(鹿角市役所)

 第68回全国高校スキー大会第1回県実行委員会設立総会は29日、鹿角市役所で開かれ、役員・委員の委嘱のほか、開催基本方針などを決めた。同市での開催は4年ぶり。来年2月8日から5日間、花輪スキー場で開かれる大会に向け、準備を進めていく。実行委員会会長には伊藤雅和県高体連会長が就いた。
 約60人が出席。はじめに、伊藤会長が「県を代表する競技が地元で開催できることは選手の励みにもなり、成長した姿を見せることで、地域への感謝を表す絶好の機会。スポーツ本来の良さを印象付ける大会になれば」などとあいさつした。
 児玉一鹿角市長の祝辞に続き、スローガンに水品千夏さん(秋田北2年)の「躍動 雪の華たち咲き誇れ 鹿角の風を切って」、シンボルマークに関真恵美さん(花輪同)、ポスターに栗木絵美奈さん(十和田3年)の作品が採用されたことが報告された。
 議事では、実行委員会設立案、会則案、役員・委員の委嘱案、開催基本方針案などを原案通り承認。開催基本方針によると、各関係団体の連携の強化、スポーツ振興、高校生活動の展開のほか、同市での全国規模の大会周期が短いため、簡素で効率的な大会運営を心掛けることなどを挙げた。委員は役員を含め56人。
 同市でのインターハイスキー開催は4年ぶり9回目。花輪スキー場を会場に来年2月8日から12日までノルディック、アルペン種目で900人余りの選手が熱戦を展開する。参加人数は約3000人の予定。
会長以外の役員は次の通り。
▽副会長=高橋周也(県教育庁保健体育課長)畠山義孝(鹿角市教育委員会教育長)佐藤英樹(県スキー連盟会長)片岡俊仁(県高体連スキー専門部会長・花輪高校長)菅原勉(県高体連県北支部長・大館鳳鳴高校長)
▽監事=熊谷禎子(秋田高教頭・県高体連監事)成田新悦(県教育庁北教育事務所鹿角出張所長)

 

 

女性活躍へ環境づくり 秋田市にセンター開設 企業対応ワンストップで

2018-05-30
センターの看板を掛ける堀井副知事㊧と村岡会長(秋田市)

 女性が働きやすい職場環境づくりを促進しようと、県は6月1日、秋田市旭北錦町の県商工会館に「あきた女性活躍・両立支援センター」(佐藤敏洋所長、職員11人)を開設する。
 設置・運営は県が県商工会連合会に委託。中小企業で働く女性の仕事と育児・家庭の両立支援の取り組みを促進するため、相談や支援などの企業対応をワンストップで行う。
 女性活躍・両立支援推進員(3人)が企業訪問で各種支援制度を周知するほか、窓口や専用電話による相談業務、専門アドバイザー(社会保険労務士)の派遣、補助金制度の案内などを行う。
 県は「働き方改革推進員」を各地域振興局に配置し、企業に情報提供するほか、建設業の女性活躍ネットワーク拡大のための広報活動などを展開する。
 開設に先立ち29日、開所式が行われ、堀井啓一副知事は「一日も早く、実効性のあるセンターとなることを期待する」とあいさつ。県商工会連合会の村岡淑郎会長も「企業の理解と協力を得ながら、取り組んでいく」と述べた。
 県によると、県内の女性の有業率(15~64歳)は66・3%(全国14位)だが、管理職の割合は8・6%(同44位)と低い。両立支援制度の導入が進んでいるものの、就業女性の第1子出産後の離職率は4割を超えている。
 「第3期ふるさと秋田元気創造プラン」では、女性活躍推進法に基づく行動計画策定企業を2016年度の64社から、360社(21年)に増やす計画。
 開所時間は午前9時から午後5時(土日、祝日、年末年始除く)。相談は専用電話(☎0120・868・860)、またはメール(jrsien@skr-akita.or.jp)。

 

 

鹿角市6月議会 大雨被害 復旧費1575万円  補正予算を即決

2018-05-30
行政報告を述べる児玉市長(市役所)
 鹿角市の6月定例議会は29日開会し、18日に発生した大雨による被害の応急措置や復旧費として1575万円を追加した一般会計補正予算(第2号)を可決した。行政報告の中で児玉一市長は、市内で発生した崖崩れや河川堤防の一部崩壊について「県に対し、迅速な応急措置と恒久的な対応を早期に実施するよう強く要望している」とした。
 上程したのは一般会計など補正予算4件、市税条例の一部改正など条例関係3件の議案7件のほか、繰越明許費繰越計算書など報告3件。
一般会計の補正予算は2件。第2号で1575万円、第3号で1億3839万円を歳入歳出に追加し、総額を180億4732万円とするもの。
このうち第2号は被災箇所・施設の早期復旧を図るため、他の補正予算とは別に提案。初日に採決を行い、原案通り可決した。
 補正額の内訳は農業用施設304万円、林業施設50万円、公共土木施設1212万円。内容は、被災した農業用施設3カ所について国庫補助対策に係る災害査定設計工事費を算定するための委託料や、市道、橋りょう各1カ所、河川2カ所に係る復旧工事費、用水路、林道、市道の土砂等撤去委託料など。財源は財政調整基金から繰り入れる。
 児玉市長は市内の大雨被害の状況について、崖崩れ1件、河川の護岸等の被害4件、農業用施設の損壊3件が発生し、市道7カ所でのり面等の崩壊により通行規制の対応をとったことを報告した。
 花輪字中花輪の崖崩れで2世帯6人がコモッセに一時、自主避難したほか、八幡平字永田の河川堤防の一部崩壊に伴い4世帯15人と1施設26人に避難準備・高齢者等避難開始情報を発令したが、地元自治会の協力もあって結果的に避難者はいなかった。
 児玉市長は「本市においては比較的被害は少なかったものの、崖崩れや河川堤防の崩壊は人的被害につながった可能性がある」とし、県に対応を求めていると説明した。
 議案6件と請願2件を各常任委員会に付託し散会した。会期は6月21日までの24日間。

 
 

4月のニュース

 

山田ロードレース 春風浴び健脚 1301人が完走

2018-04-30
春風を浴びながら大館路に飛び出す参加者たち
 第66回山田記念ロードレース大会兼県ロードレース大館大会は29日、大館市長根山陸上競技場を発着点とするコースで開かれ、青空の下、男女23種目で健脚を競った。今回は国内外から1560人がエントリーし、1301人が完走した。この日は天候に恵まれ、参加者は沿道の声援と春風を浴びながら大館路を快走した。北鹿勢は9種目を制した。
 大会は1953年のボストンマラソンで当時の世界最高記録で優勝した山田敬蔵さん(90)=同市出身=の偉業をたたえ、毎年4月29日に開催している。開始式では、国際情報高の野呂彩季愛さん(3年)が「練習の成果を発揮し、環境に恵まれた大館で精いっぱい走り抜きたい」と選手宣誓した。
 ゲストランナーは、世界陸上女子マラソン金メダリストの浅利純子さん=鹿角市=、芸人ランナーの宇野けんたろうさん、第一生命グループ陸上競技部OGの二宮美幸さん、法政大陸上部2人の5人がエントリーし、大会を盛り上げた。
 
 

大湯市日 湯の駅で移転オープン 県外客の姿も

2018-04-30
大勢の人でにぎわう大湯市日(湯の駅おおゆ)
 鹿角市の大湯市日が29日、移転先の道の駅「湯のおおゆ」で新装オープンし、大勢の人でにぎわった。
大湯市日は「4」と「9」の付く日に開設されている。始まったのは、115年前の1904(明治37)年ごろと言われ、歴史は古い。
 28日にオープンした湯の駅には〝市日棟〟が整備され、800㍍離れた従来の場所(十和田大湯字中田地内)から移転することになった。
市日が入った建物は三角屋根が特徴のしゃれた木造。柱、壁は木目が浮き立ち、温かさを漂わせている。移転前より多い、12店舗が出店した。
 店頭には山菜や野菜、果物、鮮魚、大判焼き、お菓子、衣服、花きなどが並んだ。湯の駅がオープンしたばかりとあって、朝から大勢の人が訪れ、お目当ての品を買い求めていた。
 香川県から観光で家族と一緒に訪れたという木内静子さん(66)は大湯温泉街の旅館に宿泊。「のどかでいいですね。とにかく安いのには驚いた」と話し、リンゴなどを買い求めていた。地元の女性(79)は、「新しいところはいいですね」と話した。
 鹿角市日会の中村力会長は「近くのホテルに宿泊したお客さんも来ている。交流人口の増加に期待している」と移転先での営業に期待を寄せていた。

 
 

ご当地キャラとお花見 秋田内陸線 GWイベント

2018-04-30
満開の桜をバックにキャラクターを撮影する参加者たち(阿仁河川公園)
 北秋田市阿仁銀山の阿仁河川公園で29日、県内各地のご当地キャラクターと一緒に花見を楽しめる催しが行われた。秋田内陸縦貫鉄道(吉田裕幸社長)が大型連休に合わせて企画したイベント。家族連れらが訪れ、満開の桜を背景に写真を撮るなどして楽しんでいた。
 秋田内陸線GW(ゴールデンウイーク)イベントと銘打って28日から5月6日まで実施するイベントの一環。観光拠点としてリニューアルオープンした阿仁合駅を中心に、絵が描かれた石を探すWAROCK(わろっく)宝さがし(5月4日)、駅前おまつりひろば(5日)など行う予定。
 お花見には内陸線キャラクターの「じゅうべぇ」をはじめ、内陸線沿線の仙北市にある田沢湖から生まれたという湖の妖精「フカインダー」、秋田市のニャジロウなどが集結。阿仁合駅ホームで乗客を出迎えた後、河川公園に移動して満開の桜の下でふれ合った。
 県外から訪れたというキャラクターのファンもおり、桜を背景にした〝インスタ映え〟しそうな写真を撮影するなど楽しんでいた。
イベント期間中は内陸線が1日乗り放題になるホリデーフリーきっぷを利用できる。

 
 

「湯の駅おおゆ」オープン 鹿角市に2カ所目の道の駅 観光誘客に期待

2018-04-29
オープンした湯の駅おおゆ(物販ショップ)
 鹿角市が十和田大湯に整備した道の駅「湯の駅おおゆ」が28日、オープンした。竣工(しゅんこう)記念式典で児玉一市長ら関係者がテープカットを行い、新たな観光拠点施設の誕生を祝うとともに、地域活性化や新たな誘客に期待した。晴天の下、大勢の地域住民らが詰め掛け、設計者の隈研吾さんによるトークショーや物販ショップでの買い物、カフェでの飲食、足湯などを楽しんだ。
 湯の駅は、豊富な温泉等の地域資源を十分に生かし、低迷する温泉地の再生を図ろうと、官民でつくる検討委員会が2009年度に整備計画をまとめ、報告書を児玉市長に提出。これを受け、市は観光客と市民の交流や地域のにぎわい創出、市の基幹産業である観光業と農商工業の活性化を図る拠点と位置づけて整備を進めてきた。総事業費は約10億円。
 敷地面積は約2万4700平方㍍。湯の駅は木造平屋建て延べ床面積646平方㍍。施設内は物販ショップやカフェ、調理研究室、研修室、休憩コーナー、情報提供コーナー、観光案内所などで構成。屋外には足湯、温泉じゃぶじゃぶ池、屋外ステージ、イベント広場、草すべりの丘、ほたるの小川、ビオトープ(生物生息空間)などを配置し、別棟の市日スペースに大湯定期市場が移転する。指定管理者はノリット・ジャポン(本社秋田市、菅原久典社長)。
 式典は屋外ステージで行い、児玉市長が「道の駅かづのに続く市内二つ目の道の駅。十和田湖と八幡平の玄関口の役割を担う拠点としてそれぞれが個性を発揮し合うことで、本市の魅力向上とより一層の観光誘客に寄与するものと期待している」とあいさつ。
 続いて大湯小の児童4人を含め、国、県、市などの関係者14人がテープカット。同小6年の阿部雄岳さんは「たくさんの人が集まって、みんなが仲良くなれる所になってほしい」と願いを込めた。
 この後、オープニングイベントを開催。隈さんと設計スタッフによるトークショー「大湯の『えんがわ』のつくり方」や、隈さんが案内して回る施設説明ツアーを行った。大正琴や民謡のステージも披露されオープンに花を添えた。
 ショップでは飲食物、加工品、新鮮な農産物、温泉関連グッズなど地域内外の商品を販売。カフェでは特産のかづの牛や八幡平ポークを使ったメニューが好評だった。営業時間は午前9時~午後6時。
 市日スペースでは「かづの牛鍋」と「鹿角りんごジュース」の振る舞い、みそ付けたんぽの販売が人気を集めた。湯の駅を特集したフリーペーパーも配布した。
 

子グマに会おう! 北秋田市のくまくま園 今季の営業スタート

2018-04-29
生まれたばかりの子グマをなでる子どもたち(くまくま園)
 北秋田市阿仁打当の市営阿仁熊牧場「くまくま園」で28日、今季の営業が始まった。生まれたばかりのツキノワグマ2頭とふれあえるコーナーが人気を集め、開園と同時に親子連れでにぎわった。
 2014年7月にヒグマ舎を備えてリニューアルオープンし現在はヒグマ17頭、ツキノワグマ49頭の計66頭を飼育している。今季は11月4日まで。開園は午前9時から午後4時。
 開園前にオープニングセレモニーが行われ、津谷永光市長や観光関係者らが祝った。大阿仁保育園児11人がダンスを披露し盛り上げた。
 大型連休初日とあって親子連れが目立ち、早速クマに餌を与えるなどして楽しんでいた。市によると、今年1月27日に生まれた子グマ2頭は当初、雌とみられたが最近になって1頭が雄だったことが分かったという。名前は公募中。子どもたちはふさふさの毛をなで「かわいい」と歓声を上げた。
 園に実在するクマをモデルにした絵本の贈呈式も行われた。制作の中心となった仲澤弘昭さん=大館市=から園に2冊が贈られた。モデルとなった「のりこ」は雌グマの運動場におり、来園者から「のりちゃーん」と盛んに声をかけられていた。
 28~30日と5月3~6日の間は1日3回、子グマとふれ合える。30日はカピバラとのふれあい体験も企画した。5日は12歳以下が入場無料。近くの市営「遊遊ガーデン釣り堀」(3~5日)で園の入場券を提示すると、半額の500円(釣りざお、餌付き)で釣りができる。
 

3月のニュース

 

現職18人と新人2人当選 北秋田市議選 新人虻川氏がトップ

2018-03-26
トップ当選を果たし、喜ぶ新人の虻川氏(北秋田市綴子)
 任期満了(31日)に伴う北秋田市議会議員選挙(定数20)は25日、投票が行われ、即日開票の結果、現職18人と新人2人が当選した。無所属の現職、吉田仁吉郎氏(76)=阿仁吉田=が次点で涙を飲んだ。投票率は66・6%。4年前の前回(69・53%)を2・93ポイント下回った。
 2005年の市町村合併後、4度目の市議選。現職19人、新人2人が立候補し定数に対し1人超の少数激戦を繰り広げた。
 開票の結果、1600票余りを獲得した無所属の新人、虻川敬(たかし)氏(45)=綴子=がトップ当選を果たした。虻川氏は年明けにいち早く立候補を表明。企業経営の経験から労働力確保の必要性などを訴え初当選した。
 もう1人の新人で、農業団体出身の杉渕一弘氏(62)=増沢=は人脈の広さなどを武器に初陣を飾った。
 多選の現職は全般的に苦戦を強いられた。次点の吉田氏もその1人。地盤の阿仁地区は少子高齢化が著しく、地盤以外の地区で浸透を図ったが一歩及ばなかった。
 当選者は地区別に鷹巣が11人で最多。合川4人、森吉3人、阿仁2人となった。年代別では40歳代3人、50歳代4人、60歳代6人で、70歳代が最多の7人となった。
 投票率は前回と同様、伸び悩んだ。新人の出馬が2人だけに留まるなど選択肢に乏しく、有権者から「誰を選んでもあまり顔ぶれが変わらない」と受け止められ、盛り上がりに欠けた。
 一方、期日前投票は好調に推移した。19日から24日までの6日間に投票を済ませた有権者は1万298人。全体の35・42%に達した。
新人の虻川敬氏(45)=綴子字糠沢=はトップ当選を果たし、初陣を飾った。
 同市綴子の後援会事務所には支持者らが続々と集まり、虻川氏とともに吉報を待った。午後10時過ぎに「開票90%で1500票、現時点でトップだ」と当選を確信する知らせを受けると事務所は大きな拍手と歓声に包まれた。
 ダルマの目入れや万歳三唱で当選を祝福。虻川氏は「皆さんのおかげで行政に携わる仕事のスタートラインに立たせていただき、感謝している」と述べ、「これからは人口減少の影響が商売やサービスにも波及していく。皆さんの声を吸い上げ、次の世代を担う若者が伸び伸びと安心して暮らせるまちを目指して取り組みたい」と意気込んだ。
 村上常博後援会長は「政治経験のない虻川さんにいただいた今回の票は期待票だと思う。市民の声を全て聞き、地域発展のために頑張ってほしい」とあいさつした。

カラス生息調査 市街地で被害深刻 大館自然の会報告書

2018-03-26
冬ねぐらとなった有浦の高木周辺を旋回するカラス(2月25日、大館自然の会提供)
 大館自然の会(伊藤郁夫代表)は大館市内のカラスの生息調査報告書をまとめた。市街地のごみステーション(集積所)に集まる数は、2015年以降100羽以下が続き、管理が適切に行われている。今冬は有浦地区にねぐらが形成され、「市街地のため、被害は深刻となった」と分析。現在、ねぐらは解消されつつあるという。
 調査は市の委託を受けて実施し、13年目。2月5日の燃やせるごみ収集日に市中心部の集積所を、同25日に冬ねぐらとなった有浦への飛来数を目測した。
 報告書によると、4地区のごみ集積所で計61羽を確認。調査を開始した06年の400羽以降減少し、最少となった。「市民の生ごみに対する関心の高さが反映されている」とした一方、管理が不十分で襲来を招いている場所があった。金網式でもくちばしでごみを引きずり出す事例があり、「金網に板やネットを貼る工夫が必要」とした。黄色いネットも「網目の細かいものを使用し、裾からの侵入を防ぐ工夫を」と呼び掛ける。
 ねぐらは巣とは異なり、「ミーティング場所」としての性格が強く、最終的に市全域から冬ねぐらに集結する。今シーズンの動きは、昨年7月に大町周辺に集まり始め、10月には数を増やし、12月下旬まで大町や長倉、豊町などで見られた。昨年小釈迦内だった冬ねぐらは、2月中旬から有浦地区となった。
 ねぐら調査では、日暮れに合わせて2867羽が集結。昨冬と比べ379羽少なかった。樹木が多くない場所のため、大型施設の屋上などにも群れて夜を過ごし、早朝は近くの電線に並び、餌場に戻った。市街地のため「ふんの落下、騒音などの被害はより深刻となった」と振り返った。
 「全市的に生ごみなどの餌をなくす取り組みを強化し、『カラスにとって住みにくい場所』と思わせる施策を積み重ねるしかない。市街地に出没する期間が少なくなるよう、山間部のねぐらづくりを誘発する施策を模索してほしい」とまとめた。伊藤代表によると、有浦の冬ねぐらは解消されつつあり、数も減っている。

鹿角市尾去沢 蟹沢婦人防火クに全国表彰 自治体消防70周年記念で

2018-03-26
鹿角広域消防本部で行われた表彰伝達式
 長年にわたり地域で積極的な防火・防災活動に取り組んでいるとして、鹿角市尾去沢蟹沢自治会の女性たちで組織する「蟹沢婦人防火クラブ」が、自治体消防制度70周年記念事業において日本防火・防災協会会長表彰(優良女性防火クラブ)を受けた。県内では唯一の受賞。
 同クラブは2005年3月に結成され、現在の会員は20~80代の33人。自治会の防災意識が非常に高く、03年に組織された自主防災会と連携し活動。毎年9月に実施している独自の防災訓練で、看護師の資格を有する会員が避難者の血圧測定を行ったり、住宅用火災警報機の設置普及活動では、高齢女性宅への対応を丁寧に進めたりしている。
 また、11年3月の東日本大震災では自治会内全戸の安否確認を迅速に行った。日ごろから地域の防災力向上に多大な貢献をしている。
 優良女性(婦人)防火クラブは全国の38団体が受賞。7日に都内で開かれた70周年記念大会で表彰式があった。
 23日は鹿角広域消防本部で伝達式があり、藤原純一代表と会員ら5人が出席。田中政幸消防長から大信田茂子副班長に表彰状が手渡された。
 大信田副班長は「こつこつと続けてきたことが認められ、ありがたい。高齢者の声掛け運動に力を入れていきたい」と気持ちを新たにした。
 市内にある婦人防火クラブは5団体。田中消防長は「(蟹沢は)全国的にも先駆的な存在。今回の受賞は、ほかの団体の励みにもなると思う」と話した。
 70周年記念事業における表彰では、小坂町の新花町自主防災会も優良自主防災組織として表彰を受けた。

不便「逆に魅力」 鹿角市で「野人キャンプ」 首都圏の13人湯治文化や雪山体験

2018-03-25
鹿角の魅力について意見を交換する参加者たち(鹿角市十和田大湯の「湯都里」)
 野生を取り戻すことで生きる原動力を育もう、という「野人キャンプ」が22日から3日間の日程で、鹿角市で開かれた。首都圏から13人が参加。24日は鹿角の魅力をテーマにしたワークショップが行われ、「食材の宝庫」「不便さがかえって魅力」などの感想があった。
 野人キャンプは、鹿角市の移住コンシェルジュ(地域おこし協力隊)、木村芳兼さんが提案する教育プログラム。「人類を野生に還す」をテーマに、地域に残る暮らし、営みを季節ごとに体験することによって、人間本来の野生的(本能的)な行動や感覚を取り戻すことを大きな目的としている。
 従来型の自然キャンプや野外活動にとどまらず、「人が暮らすまち全体」を野外教育フィールドと見立て活動するのが特徴だ。本県に移住し、起業する人を応援する県の移住起業者事業(通称・ドチャベン)の2017年ビジネスプランコンテストでベンチャー部門の金賞に選ばれた。
 プログラムが本格的に行われたのは今回が初めて。首都圏から家族2組を含む13人が参加。1日目は八幡平後生掛温泉に宿泊し、湯治文化を体験。2日目は秋田八幡平スキー場でスノーシュー、スキーなどで雪を楽しんだ。
 ワークショップは大湯の温泉保養センター「湯都里」で行われ、テーマは「鹿角の魅力は何か」。「雪が良かった」「不便さがかえって魅力」「人が良く、食材の宝庫」などの感想があった。
 友達の誘いを受けて、5歳、8歳の子供2人と参加した足立さとみさん(41)=東京都=は「雪の上で子供がニコニコして、楽しそうに遊んでいた。こんなに楽しそうに遊んでいる姿は見たことがない。子供の新しい一面を知ることができて、良かった。雪はパワフルです」と話した。
 木村さんは「鹿角というフィールドは、都会の人にとって魅力的。こういうプログラムは地域にとっても必要。次は、地域の子供も参加し、互いに知恵を交換できるような機会を設けたい」と手応えを感じている様子だった。

子育て支援を充実 大館市が新規・拡充の4事業 託児所利用や中小企業支援

2018-03-25
 大館市は4月から、子育てを支援する新規・拡充の4事業を展開する。認定保育施設(託児所)の保育料助成、在宅世帯への助成、育児休業取得従業員がいる中小企業への助成など市独自事業を計画し、「多方面からの支援で、『子育てといえば大館』といわれる街を目指したい」と話す。
 市では希望する保育園などに入園できない待機児童が発生し、課題となっている。子ども課によると、新年度の待機は0、1歳児を中心に36人(2月22日現在)。待機は年度途中に増え続け、昨年10月は46人となった。要因は0、1歳児の施設利用ニーズの高まりや保育士不足と分析する。
 「子どもを施設に預けやすい環境づくり」として新規で計画したのが、「認定保育施設利用支援事業」。市は託児所3施設を認定保育施設に認定しており、定員は合わせて約40人。保育料の平均は、保育園など認可保育施設約2万円に対し、託児所は約4万円となっている。保育園と同じ料金で利用できるように差額分(すこやか子育て支援事業適用後)を助成する。申請すると、市が算定し、利用者は助成差し引き後の保育料を施設に払う。市から施設へ助成する流れ。
 「在宅子育て支援給付金事業」は、「これまで在宅世帯へのサービスが手薄だった」として新規で実施する。0歳児を対象に在宅で6カ月子育てした時点で5万円、1年経過でさらに5万円を現金給付する。第1子が生まれた夫婦に地域限定商品券を贈る「はちくんすくすく子育て支援事業」の対象児童以外が要件となり、所得制限もあるが、第2子以降や育児休業中の世帯も含まれ、初年度は150人への支給を予定する。
 育児休業を取得する従業員がいる中小企業に対し、1人当たり6カ月以上取得で15万円、1年以上でさらに15万円を助成する新規事業を計画。市働くパパママ応援企業認定事業所で、国の両立支援等助成金実施事業所が対象となる。
 子育てを手伝ってほしい人(依頼会員)と手伝いができる人(協力会員)が助け合う「ファミリー・サポート・センター事業」は、内容を拡充し、利用料を軽減し、協力会員の報酬を上げる。
 同課は昨秋、窓口アンケートを行い、保護者が望む施策の1位が「いつでも保育所に入園できる環境」、2位が「育児休業が取得しやすい環境」だった。新年度市独自の事業を計画し、「施設利用者、在宅の人、企業など多方面から支援し、みんなで子育てを応援する機運を高めたい」と狙う。待機児童解消に向けては「新規事業に加え、保育士確保事業を継続し、ゼロを目指していく」と話した。
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