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大館市長に再選の福原氏 2期目へ抱負 「令和にふさわしい政を」 バリアフリー推進など

2019-04-23
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当選後、初めて大館市役所に登庁し、職員から花束を受け取る福原氏
 大館市長選で再選を果たした福原淳嗣氏(51)は一夜明けた22日、向町の事務所で会見を開き、2期目の市政運営にかける思いを語った。「初心に戻り令和の時代にふさわしい政(まつりごと)をする」とし、「バリアフリーのまちづくり」の推進など政策の方針を掲げた。投票率が前回を8㌽下回ったことにも触れ、「市民に投票の意識を高めるアプローチが必要」と述べた。
 午前2時ごろに就寝し、3時間ほどで起床。知人から100件を超える祝福のメールが届き、遠くはシンガポールからも。午前9時半すぎに登庁すると、市職員約100人が出迎え花束が贈られた。早速、市幹部と定例の会議に臨み、午後にはあいさつまわりと、忙しい一日を送った。
 選挙期間中は「『大館力』の高まりを実感した」とし、「『うちの集落には歴史物語があり、こういうことに取り組むから助けてくれ』と言われた。人口の多い少ないでなく、あるものを磨く。一人一人の未来に対する強い思いがまちづくりにつながる。そのきっかけが高まっている」と語った。
 2期目の取り組みについては、「バリアフリーのまちづくり」を掲げ、庁内にプロジェクトチームが立ち上がり、マスタープラン(基本計画)をつくる考えを示した。「歴史まちづくりで認定された地域の中に、バリアフリーのまちづくりの対象区域を3カ所つくり、つなげることで利便性を確保したい。例えば、大館駅、総合病院、市役所。まずエリアをつくり、比内、田代にも展開する」と述べた。
 5月8日に本オープンする市観光交流施設「秋田犬の里」は、「もう一つの視点は秋田県大館市渋谷村」と強調。「渋谷はIT企業の中心地になりつつあり、サテライトオフィスを大館にもってきてつながっていく。大館を世界に開き、共有しうる渋谷を核とする内外の仲間とまちづくりをしたい」と語った。また、「2期目は市総合計画、総合戦略の達成率を100%に押し上げることに尽きる。そのことを市民に分かりやすく伝えることも重要」と述べた。
 前回、前々回は「推薦がもらえず孤独な選挙だった」が、政党や業界団体から推薦を得た今回は「精神的に違った」という。一騎打ちを戦った麓幸子氏(57)の1万5000票について「市制初の女性候補に対する期待の票だと思う。4年間緊張感を持って仕事をする」と述べた。

上小阿仁村長選から一夜 「急激な変化しない」 返り咲きの中田氏 前回の反省踏まえ意欲

2019-04-23
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質問に答える中田吉穂氏(上小阿仁村内)
 21日に投開票が行われた上小阿仁村長選で、前回の雪辱を果たして2回目の当選を決めた中田吉穂氏が22日、村内でインタビューに応じた。4票差の結果には「村長になる、という気持ちが相手を上回ったのでは」などと説明。村政の運営は「前回は急ぎ過ぎた面があった。今回は、早急に取り組むべきは進め、じっくり取り組むものはじっくりと進めたい。急激な方針変化はしない」と述べた。
 祝勝会のあと、就寝したのは日付が変わった午前1時すぎ。それでも、午前5時ごろから電話が鳴り始め、対応に追われたという。「どの人の声も、喜びにあふれていた。本当にありがたい」と話した。
 勝因については「勝つしかない、という気持ちが強かった。さらに、告示前に各集落で開いた座談会で、村づくりに関心を持ってもらったことも大きい」などと分析。「座談会では、私の親しみやすさを知ってもらえたのではないか」とも話した。
 選挙戦で公約に掲げた「移動販売車」については「最初に取り組みたい。まずは、国の補助制度で使えるものがないかを確認し、どのような形で応募してもらえるかを検討していく」とした。「お年寄りからは『家のそばで買い物できるようにしてほしい』と強く求められた。各集落ともに、店の数が少なくなるなど不自由な暮らしをしている」と述べた。
 また「小学校は今年から、複式学級になった。保護者からは、講師を増やして複式学級を解消してほしい、との声が上がっている」としながら、「児童数が増えれば解消される。家族連れで移住できる施策に取り組んでいく」との考えも示した。集住型宿泊交流施設「コアニティー」については「現状では、利活用できていない。特に、地域の住民が利活用できていない」との見方を説明。「議会や村民と相談しながら、活用方法を考えていく」とした。
 選挙戦が結果的に、村を二分する形となったことについては「数字にはこだわらない。あまり気にしないことにした。公約したことを粛々と取り組んでいく」との考えを表明。村政の運営については「急激な進路変更は行わない。理解を得てもらいながら、じっくりと進めていく。前回は急ぎ過ぎた」とした一方、「今、取り組まなければならないものは、すぐに進めていく」と述べた。

常打芝居 舞台に活気 小坂町 康楽館 下町かぶき組が11月まで

2019-04-23
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「常打芝居」で観衆を楽しませた人情劇(康楽館)
 小坂町の国重要文化財・康楽館で平成最後の「常打芝居」が開幕し、客席を沸かせている。明治、大正、昭和、平成と歩んだ日本最古級の芝居小屋に、今も昔も変わらぬ観衆の笑顔が広がり、拍手が鳴り響いている。
 本年度も人気役者の松井誠さんの弟子らで構成する大衆演劇「下町かぶき組」が担当。開幕公演は劇団「誠流」(星誠流座長)が務めた。
 初日の19日、午前の初演には県内外から約100人が訪れ、落語をもとにした軽快な江戸人情劇「文七元結」や舞踊ショーを観劇した。人情劇では、人柄の良さがあふれた星座長演じる主人公を中心にストーリーが展開され、会場の笑いを誘う場面も。終始、観衆は舞台に魅了されていた。
 毎年、開幕に合わせて来館しているという青森県三沢市の大島光男さん(68)は「1年に5回ほど訪れている。いろいろな座長が見られ、生の人情芝居やショーがおもしろい。康楽館は市民会館などと違った古風な雰囲気がいい」とうれしそうだった。
 髙橋竹見館長は「また小坂の風物詩が始まった。現役の芝居小屋ならではの醍醐味(だいごみ)を、地元のみなさんに多く足を運んでもらい、体感してもらいたい」と話した。
 常打芝居は、康楽館が復興オープンした1986年から行われている。本年度は四つの劇団と花形役者らが定期的に入れ替わり、11月26日の千秋楽までの222日間、420公演を予定している。

福原氏が再選果たす 大館市長選 初の女性候補を破る

2019-04-22
花束を受け取り、再選の喜びをかみしめる福原氏(大館市向町)
 任期満了に伴う大館市長選と市議選は21日、投票が行われ即日開票された。市長選は現職の福原淳嗣氏(51)が新人で元女性誌編集長の麓幸子氏(57)を破り、再選を果たした。市議選は新人1人が初当選を飾るなど26議席が決まった。
 市長選の投票率は前回2015年の72・29%を8・46ポイント下回る63・83%、市議選も8・46ポイント低い63・82%でそれぞれ過去最低を更新した。投票は午前7時から午後7時まで61カ所で、開票は午後8時30分からタクミアリーナ(樹海体育館)で行われた。
 福原氏は、歴史まちづくりや他地域と連携した交流人口拡大など1期4年の実績をアピール。「大館が持つ歴史文化や伝統、匠(たくみ)、ものづくりの力、物語が持つ力に私たちは気付いた。厳しい未来が待っているからこそ、この『大館力』で次の時代に大館を導きたい」と強調した。出陣式には秋田2区選出国会議員や地元県議、観光面で手を組む県内市町の首長ら9人が駆けつけた。自民党大館、比内、田代各支部と公明党県本部、業界など約40団体、企業約80社から推薦を得た。
 政策を訴える街頭演説に力を入れ、同行した県議も「振り出しに戻さず前に進めていかなければならない」と〝援護射撃〟し、激しく追い上げる麓氏を抑えた。
 市長選初の女性候補となった麓氏は「観光振興も大事だが、優先すべきは足元の暮らしだ」と主張し、安全・安心に生活できるまちづくりや女性活躍、産業振興などを公約に掲げた。2児を育てた経験から子育て支援にも取り組むとして、政党などの支援に頼らず草の根レベルで選挙運動を展開。中高の同期生らで後援会を組織し支持を求めたが、出馬表明の遅れによる準備不足を取り戻せなかった。

中田氏が返り咲き 上小阿仁村長選 現職・小林氏に4票差

2019-04-22
花束を受け取り安どの表情を見せる中田氏㊧(沖田面公民館)
 任期満了に伴う上小阿仁村長選・村議選は21日、投票が行われ即日開票された。村長選は元職で会社役員の中田吉穂氏(68)=沖田面=が836票を獲得、現職の小林悦次氏(64)=五反沢、新人で洋菓子店経営の鵜野浩一郎氏(42)=沖田面=を破り、返り咲きを果たした。村議選は新人1人が当選、8議席の顔ぶれが決まった。村長選の投票率は前回(88・48%)を2・12ポイント下回る86・36%だった。
 中田氏は、小林村政の4年間を「行き当たりばったりの政策が続いている」と批判。再び村長となり「未来への責任を果たす」ことを訴えて立候補した。その上で「『できること・やれること』『やらねばならぬこと』を実行する」として、村営の移動販売車の運行や移住定住対策などの政策を掲げ選挙戦を展開。告示前に各集落で開いた「座談会」も功を奏し、前回の屈辱を果たして2回目の当選を決めた。
 小林氏は、特別養護老人ホーム「杉風荘」の民営化や集住型宿泊交流拠点施設コアニティーの建設、山林活用100年計画の策定など、4年間の実績を強調しながら「村政の継続」を訴えた。しかし、施策を進める中で村民に「手法が強引」と映ったことや議会と対立したこと、さらには国保診療所で発生した処方箋問題なども影響し、支持を広げられなかった。中田氏との差は4票だった。
 鵜野氏は「施策等は村長が独断で固めることではない。協議してより良い村をつくりたい」などと「村政の交代」を訴え。具体的な政策はあえて持たずに村民との「対話」を重視した選挙戦を展開したが、現職と元職の戦いの前に埋没した。

3月のニュース

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地価公示 本県、21年連続の下落 商業地 大館市はマイナス2・8%

2019-03-20
 国土交通省は19日、今年1月1日現在の地価公示価格を発表した。県内の全用途の平均価格は1平方㍍当たり2万5000円(前年2万5100円)で、平均変動率はマイナス1・3%(前年同1・9%)。下落率は縮小しているものの、1999年から?年連続の下落となった。商業地は21年の調査開始以来最低だった前年価格を下回ったものの、秋田市では住宅地、商業地とも上昇地点が見られ、中心部で底打ち感が見え始めている。
 県内の調査は17市町(13市4町)で実施。調査地点数は193で、内訳は住宅地132、宅地見込地1、商業地55、工業地5。
 用途別の変動率は、住宅地がマイナス1・3%(前年同1・8%)、商業地マイナス1・3%(同1・9%)、工業地マイナス2・0%(同2・9%)で、いずれも下落率は縮小した。住宅地は19年連続、商業地は27年連続の下落となった。
 北鹿地方の変動率をみると、住宅地は大館市がマイナス2・4%で、1平方㍍当たりの平均価格は1万6500円。鹿角市は同1・1%で1万800円、北秋田市は同3・3%で7200円、小坂町は同2・4%で8500円。上小阿仁村は調査地点がなかった。大館市と鹿角市、北秋田市は下落率が縮小、小坂町は前年から拡大した。秋田市は1平方㍍当たり3万2000円。
 商業地は、大館市がマイナス2・8%で、1平方㍍当たりの平均価格は2万3700円。鹿角市は同2・9%で1万9500円、北秋田市は同3・4%で1万5100円。小坂町と上小阿仁村は調査地点がなかった。下落率は北秋田市を除き、前年から縮小した。秋田市は1平方㍍当たり5万1000円だった。

利活用への認識深める 北秋田市議会内陸線議員連 吉田社長の講話聴く

2019-03-20
吉田社長の講話を聞いた内陸線議連の定例会(阿仁庁舎)
 北秋田市議会の秋田内陸縦貫鉄道北秋田議員連盟(会長・黒澤芳彦議長)は19日、市役所阿仁庁舎で定例会を開いた。秋田内陸縦貫鉄道の吉田裕幸社長から「内陸線を利用した観光価値向上に向けた取り組みについて」をテーマとした講話を聴いたほか、4月のオープンを目指し改修が進む阿仁合駅舎2階などの視察を行った。
 議連は、内陸線の持続可能な運営体制の構築実現を目的に、2012年12月に設立。北秋田市議会の全議員(20人)が参加しており、利用促進と沿線地域の活性化に向けた研究などに取り組んでいる。この日は13人が出席。利用促進の観点から、多くの議員が最寄り駅から阿仁合駅まで内陸線を利用して移動した。
 定例会の冒頭、黒澤会長は「北秋田市に多くの経済効果をもたらしており、なくてはならない存在。議員連盟としてもバックアップしていきたい。研修会を通して、利活用の促進に向けた認識を深めたい」などとあいさつした。
 「来月、全線開業30周年を迎える」と述べた吉田社長は「地域の人たちが誇りを持てる鉄道にしたい」との思いを表明。「地域内利用をもっと高めていきたい。地域の人たちの利用をまだ、引き出せていない。乗るための『理由』をつくる必要がある」とした。
 観光路線化についても「『自然が豊か』な場所は、日本全国のどこにでもある。そして『何でもあります』は『特徴がありません』ということ。この場所『ならでは』のメッセージ、『ここだけ』の物語が必要」と述べ、「スマイルレール」のキャッチコピーや「しあわせ鉄道旅」をテーマとした観光パンフレット、阿仁合駅での駅舎オーナーなどの取り組みを紹介。
 「今はインバウンドなど、内陸線にも風が吹いている。しかし、風はいつか止まる。自分で動ける『エンジン』をつくっていきたい」と話した。
 このあと、阿仁合駅舎2階に開設する「森吉山ウエルカムステーション」や車両基地などを視察。内陸線への理解を深めながら、利活用の促進への方策を探った。

ふるさと納税 件数、金額ともに減 鹿角市18年度 PR強化し巻き返しへ

2019-03-20
 鹿角市がまとめた「ふるさと納税」の2018年度実績は、5200件、7323万円で件数、金額ともに2年連続で減少した。返礼品は、特産リンゴが40%と大きく落ち込み、逆に淡雪こまち、比内地鶏、きりたんぽ鍋セットが増加。19年度はインターネットのPRに力を入れるなど巻き返しを図る。
 市は16年度から返礼品を本格的に導入し、同年度は6725件、9215万円で、件数は90倍という大幅な伸びを記録。17年度は、国が還元率を寄付額の3割以下とする目安を設定したのを受け、4割から3割に変更したことから、6168件、8092万円と件数、金額とも減少した。
 18年度は2月末で5200件、7323万3800円。件数、金額ともに減少したが、1件当たり寄付額は1万4083円で、前年度の1万3119円を上回った。
 返礼品は、特産リンゴが2249件で一番多いが、1508件(40・1%)の大幅な落ち込みとなった。作柄に大きな変動はなく、減少の理由について、市政策企画課の担当者は「減少の原因はよく分からない」と首をひねる。全体に占める割合は55・9%と半数を超えていた前年度から36・9%にダウンした。
 逆に大幅に増えたのが、淡雪こまちなどのコメ1061件、比内地鶏、かづの牛、八幡平ポークの肉類802件、きりたんぽ鍋セット540件。コメは38・0%、きりたんぽ鍋セットは36・7%、肉類は16・4%の伸びとなった。
 寄付した人の居住地は東京都25・1%、神奈川県11・0%、愛知県7・2%、大阪府7・1%、埼玉県6・4%。金額は1万円が78%で圧倒的に多い。最高金額は市出身者の78万円だった。
 減少に歯止めをかけるため、新年度は、掲載しているインターネット「ふるさとチョイス」の利用プランを、切り替える。手数料は高くなるが、鹿角の表示は大幅に増加する。新たに、「楽天ふるさと納税」サイトにも掲載。受発注管理業務は、東京都の会社から、湯の駅おおゆを運営する地元の「恋する鹿角カンパニー」に変更する。

大館市サヨナラ議会・閉会 当初予算など全議案可決 高橋教育長の再任に同意

2019-03-19
 大館市の3月定例議会は18日、本会議を再開し、2019年度一般会計当初予算案など議案58件を原案の通り可決、18年度一般会計補正予算の専決処分を承認したほか、この日追加提案した人事案3件に同意、国の補正予算成立などに伴う18年度一般会計補正予算案を可決し、閉会した。任期満了に伴う教育長の任命では、高橋善之氏(66)の再任に同意した。任期は4月1日から3年間。
 可決したのは、19年度一般・特別・企業各会計予算案のほか、18年度各会計補正予算案、市手話言語の普及及び障害者のコミュニケーション手段の利用の促進に関する条例案、市立児童館に関する条例の一部改正案、市観光交流施設に関する条例案など。市立児童館条例の一部改正は、山館児童館を廃止しようとするもの。観光交流施設に関する条例は、秋田犬の里の管理運営や使用料などを定めている。
 19年度一般会計予算案は、総額324億690万8000円。4月に市長・市議選を控え「骨格予算」で編成したことから、18年度当初と比べ2・4%、7億8187万7000円の減少となった。特別会計や病院など公営企業会計を含めた全会計の予算総額は710億5287万円で、18年度当初と比べ23億3707万6000円(3・2%)減少した。
 市本庁舎建設工事は、建設工事が伊藤羽州・花岡・丸山特定建設工事共同企業体で25億4826万円、電気設備工事が奥羽電気・大館桂・保安産業特定建設工事共同企業体で5億2920万円、機械設備工事は大館桂・巽・衛暖特定建設工事共同企業体で5億6700万円で契約する。
 追加提案した人事案件のうち、教育長の任命は高橋善之氏(66)=谷地町後=の再任に同意、人権擁護委員候補者は平泉濱子氏(71)=有浦=の再任、山瀬財産区管理委員は▽赤坂実氏(69)=山田=▽荒川邦隆氏(74)=岩瀬=▽木越惠勇氏(69)=同=▽笹木金彦氏(83)=同=▽佐藤健一氏(72)=同=の5人の選任に同意した。
 国の補正予算成立などに伴う18年度一般会計補正予算案は歳入歳出にそれぞれ、9億2875万1000円を追加し、総額を375億6048万5000円とする。歳出では、県営大館工業団地拡張事業に伴う市道の一部付け替え工事に7億6663万7000円を計上した。
 請願は「大子内射撃場の建てかえについて」、陳情は「大館市における地域子育て支援拠点事業の改善を求めることについて」などを採択した。比内町扇田地区の住民らによる「都市再興基本計画の再考について」の請願は継続審査となった

十和田高原と仙北市境 「入山禁止」を継続 鹿角市鳥獣 被害防止対策協 クマ被害防止へ

2019-03-19
クマ被害防止対策を協議した総会(市役所)
 クマなど野生動物による人身被害や農作物被害の防止に向け、関係機関・団体で組織する鹿角市鳥獣被害防止対策協議会(会長、大森誠・鹿角市農林課長)は18日、市役所で総会を開き、新年度の取り組みを決めた。クマによる死亡事故が発生している十和田高原地区と仙北市境付近の入山禁止措置は、本年度から引き続いて実施することを確認した。
 十和田高原地区では2016年、クマによる死亡事故が4件連続して発生。仙北市田沢湖玉川地区では昨年6月にクマに襲われた可能性のある男性の遺体が見つかった。関係機関はそれぞれの地区周辺の市道や林道、国道沿いの国有林などへの立ち入りを禁止している。
 十和田高原地区の入山禁止措置は本年度、市道通行止め2路線(バリケード設置2カ所)、国有林林道通行止め7路線、被害防止啓発看板設置5カ所、バリケード型入山禁止看板設置6カ所、通常型入山禁止看板設置14カ所、私有地入り口進入禁止ロープ設置40カ所で実施した。
 仙北市境付近では本年度、事故現場に近い国道341号の市境から鹿角市八幡平の澄川地熱発電所管理道路入り口までの約5㌔の区間で、沿線の国有林への立ち入りを禁止する看板を10カ所、ロープを7カ所、バリケードを3カ所に設置したほか、観光用駐車場3カ所を封鎖した。
 総会ではこれらの入山禁止措置を19年度も実施することを確認した。高山植物が群生する名所、大場谷地自然探勝路の規制を緩和してほしいという市民の声もあるが、協議会では「付近に危険なクマがいる可能性があるので入山しないように」としている。
 19年度は人身事故防止に向け、市広報への記事掲載、注意喚起キャンペーン、隣接市町村への注意喚起依頼、周辺住民や関係事業者に対する説明会なども本年度と同様に行う。県事業を活用したクマ出没対策のモデル事業を三ツ矢沢、石野の2自治会で計画。小中学校でのクマ被害防止対策教室、新規狩猟免許取得費用の助成なども行う。
 大森会長は「残念ながら昨年は市内で1人がクマによる人身被害を受けた」と報告。「昨年9月からクマの目撃や被害の情報がピタッと止まった。山の木の実が豊作で里に出てこなかったと推察されるが、次の年に個体数の増加が懸念される。春の山菜シーズンが一つの山場」と万全の対策を講じる考えを示した。
 クマ以外について県担当者は「イノシシやシカは(鹿角に)いつ入ってきてもおかしくない状況」と注意を喚起した。
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