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2021年10月

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票田・大館で訴える 前職同士が一騎打ち 12日間の舌戦突入

2021-10-20
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 第49回衆院選が19日、公示された。北鹿地方を含む秋田2区は届け出順に自民党前職の金田勝年氏(72)、立憲民主党前職(比例東北)の緑川貴士氏(36)の2人が立候補した。新型コロナウイルス対策や経済立て直しなどが争点となる中、両候補は大館市で第一声を上げ、31日の投開票に向け12日間の選挙戦に突入した。
 金田陣営は大館市御成町の事務所前で出陣式を行い、支持者ら約450人(主催者発表)が参集。総括責任者で選対本部長の鈴木洋一県議は「山積する課題に挑戦する行動力、実行力、実現力を持った政治家がこの地域に必要。金田氏にはその力がある。知事をはじめ市町村長が一番頼りにしている。経済立て直しのために全力で戦い抜こう」と呼び掛けた。
 北鹿3市長や県議の激励に続き、金田候補は「前途多難な課題が多いときに気を抜くわけにいかない。私は『決める人』を動かすことができる。先頭に立って秋田を間違いのない方向に持っていける。郷土を守り抜くために勝つ」と訴えた。
 緑川陣営はコロナ感染防止のため出陣式を行わなかったものの、支持者約人(主催者発表)が集まった。連合秋田の藤井真悟事務局長は「生活弱者が厳しい状況は変わっていない。県民に寄り添える政治が大事」、立民県連の石田寛代表代行は「コロナ対策が後手に回り、こんなに人の命を軽んじる政権はあったか。自公政権とは決別しなければならない」と強調した。
 マイクを握った緑川候補は「分配を高め、経済の本当の循環をつくる」などと訴え、「コロナ時代の国難を乗り越え、秋田で希望を持って夢や目標にチャレンジできるようにするため、美しい農山漁村を未来につなぐため政治刷新にまい進する」と力を込めた。
 比例東北ブロック(定数13)には、本県から共産党新人の藤本友里氏(42)=北秋田市=が立候補した。秋田市で第一声を上げ、支持を呼び掛けた。
 県選挙管理委員会によると、18日時点の2区有権者は在外を含め25万9424人。県全体で84万3111人。

阿仁地区 義務教育学校 23年度から「名目統合」 北秋田市 統合準備委が初会合

2021-10-20
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阿仁地区3校の統合に関する準備委員会(阿仁ふるさと文化センター)
 北秋田市の阿仁合小、大阿仁小、阿仁中学校の統合準備委員会が18日夜、阿仁ふるさと文化センターで初会合を開いた。市教委は、2023年度に義務教育学校を設置し、児童生徒が別々の校舎に通う「名目統合」を実施するほか、阿仁合小校舎の改修が完了した24年度から同じ校舎で生活する「実質統合」を行う方針を示した。
 統合準備委は、児童生徒にとって望ましい教育環境の整備と教育の充実について協議する目的で設立。3校の校長と教頭、保護者や学校運営協、自治会の代表、有識者、市教委の計26人で構成する。初会合では統合校の校名の決定方法や、委員会での検討内容を協議した。
 委員から開校までの流れを確認する質問が出され、学校教育課の山田理課長が「23年度に名目統合し、24年度に実質統合する」方針を説明した。市教委によると、7月末の説明会では「24年度開校」の方針を示していたが、県教委と協議する中で「小学校2校の先行統合」案が実現困難であることが判明。校舎の改修中に阿仁合小の児童が大阿仁小に通う23年度の時点で、3校が義務教育学校として統合する必要があるという。
 統合や閉校のスケジュールが当初の方針と変更になったため、委員から「統合まで時間がなく、準備期間も短い」と意見が上がり、次回委員会の早期開催や、統合までの動きを保護者に再度説明するよう市教委に求めた。
 協議の結果、第2回委員会は11月末に予定。保護者対象の説明会を月上旬に開くほか、住民にも何らかの形で説明を検討している。
 校名については、市教委から「校歌や校章、校旗の準備に関わるため、来年3月ごろまでに決定したい」と述べ、委員の意見を基に公募する方針が示された。委員会の会長には前阿仁中学校長の斎藤拓洋さんを選出した。

RE―ODATEチャンネル 配信動画300本超え 大館の地域おこし協力隊

2021-10-20
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動画の撮影をする藤田さん(大館市山田)
 大館市移住交流課の移住プロデューサー(地域おこし協力隊)が市内を回って地域ごとの魅力を紹介する動画「RE―ODATEチャンネル」は、公開開始から約3年間で配信数が300本を超えた。地元住民が大館の魅力を再発見する機会になればと、隊員が変わっても地道に継続してきた。現在担当する藤田雄佑さん(32)は「自分の代で市内全地域を制覇したい」と意気込む。
 同チャンネルの動画撮影は、「地域再発見活動」と題して2018年度から開始。無作為に選んだ地域を訪ねることで隊員が大館について知ると共に、地元住民に地域の魅力を再発見してもらう狙い。同年4月から動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開し、市移住・交流特設サイト「おおだて暮らし」でも視聴できる。
 集落ごとに30~60秒の1本の動画にまとめ、各地の風景や特産物、憩いの場所、住民との交流の様子を映してきた。隊員の退任などに伴って代々受け継いできた。
 大館市出身の藤田さんは20年6月に着任してから、月7~8回のペースで各地を訪問。「地元でも意外と知らない場所や道が多く、大館に詳しくなった」と話す。
 現在は月3~4回は撮影を実施。当日朝に行き先を決め、ビデオカメラを持って集落内を歩いて回る。「実際に行ってみないと何があるか分からない。気になる所があったらまず行ってみる」と意欲的に取り組んでいる。
 各地で住民と交流する機会もあり、「家にお邪魔させてもらったり、庭を見せてくれたりした人もいた。活動を通じて出会う人たちが増えている」と楽しんでいる。
 自身が配信した動画は70本超。公開開始からの合計は319本に上った。地道な活動は徐々に認知されてきている。「残り50回ほどで市内全てを回りきることができる。全地域を制覇してみたい」と話した。

22年度予算編成方針決まる 鹿角市 関市長 公約の取り組み推進 広域連携やコロナ対策など

2021-10-19
鹿角市の22年度当初予算に係る調整会議(市役所)
 鹿角市は18日、2022年度の予算編成方針を決めた。まちづくりの指針となる第7次総合計画・前期基本計画の2年目にあたり、計画に掲げている各施策の着実な推進を図る。就任後初の予算編成となる関厚市長は「市民との対話や広域連携など、公約に掲げた取り組みを進めたい」と意欲を示した。
 市長、教育長、各部長ら12人で構成する当初予算に係る調整会議を市役所で開き、決定した。
 7次総で目指す将来都市像「ふるさとを誇り 未来を拓くまち 鹿角」の実現のため、五つの基本戦略と三つの経営戦略に基づき、鹿角の力を結集して魅力あるまちづくりに取り組む方針。
 国や県、近隣市町村との連携強化、デジタル化に対応した市民サービス、ポストコロナに向けた地域経済の早期回復などを推進する。
 国・県支出金等を除いた一般財源は、21年度当初と比べ約2億7200万円、2・2%減の120億円余りと見込んでいる。普通交付税は一定水準の確保が見込まれているが、市税収入はコロナ前の水準までは回復できない見通しで厳しい状況にある。
 こうした中、必要性の高い事業を優先的に実施するが、削減対象経費の一般事務事業費は2%の削減目標を設定し、スクラップ・アンド・ビルドやゼロベースから積み上げて要求する。
 ハード事業は毛馬内の公営住宅整備事業の建設工事、橋りょう長寿命化対策事業の補修工事などを継続。このほか市制施行50周年記念事業などを予定している。
 関市長は広域連携について「八郎太郎にまつわる『三湖物語』や縄文遺跡群の関連市町村と重点的に進めたい」と強調。地域医療の充実や地元企業の支援のための予算なども確保したい考え。
 編成方針は21日、各課に説明する。来年1月下旬に市長査定、2月中旬に原案発表の予定。

地域発展目指し70年 釈迦内交友会 大館市と共に歩み 異業種交流脈々と 先人の思いを後世へ

2021-10-19
70周年記念事業などについて話し合う会員(釈迦内温泉泉湯)
 大館町と釈迦内村の合併で大館市が誕生した1951(昭和26)年、市制施行の立役者の呼び掛けで発足した地域活性化グループがある。経営者らでつくる「釈迦内交友会」(畠山進会長)。事業を通して地域に貢献し、異業種交流の場として脈々と受け継がれてきた。市と共に歩み70年。会員たちは「先人の思いを後世につないでいきたい」との思いを強くしている。
 釈迦内村で最後の村長を務め、初代市長を決める選挙に立候補した故小田春二さんが呼び掛け、市誕生から4カ月後の51年8月17日に地元名士13人で結成した。
 毎月17日に例会を開き、地域経済やまちづくりについて議論を重ねた。当初は会員宅を順番に回ったという。郷土の風習や慣習など生活そのものも話題に上った。年1回の旅行で親睦を深め、資質向上に努めた。参加者にとっては数少ない「修練の場」となる一方、「地域の団結と絆の大切さ」を知る機会となっていた。
 釈迦内地区在住か地区内に事業所を構える経営者、会員2人以上の推薦で交友会が認める人が加入できる。ピークは2000年の24人。節目に記念事業を行っており、50周年は地元の事業家・日景弁吉(1848~1919年)の頌徳(しょうとく)碑を釈迦内公民館敷地内に建立した。
 現在の会員は40~80代17人。新型コロナウイルスの影響で例会休止も余儀なくされたが、今月17日は釈迦内温泉泉湯で3カ月ぶりに開催。近況を語り合いながら、70周年事業として釈迦内公民館に記念品を寄贈するほか、永年会員に感謝状を贈ることなどを決めた。
 管工事業を営む畠山会長(64)は「商工会のような存在で先輩から商売のイロハを教わった。情報があふれる今、教えられたことを継承していくのは大変だが、先人の思いが途切れないよう頑張っていきたい」と話した。

2021年9月

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天然芝で存分プレー 鳳鳴高グラウンド JFAのモデル事業 芝生化完了し校内対抗

2021-09-29
芝生化が完了したグラウンドでサッカーをする生徒(大館鳳鳴高校)
 日本サッカー協会(JFA)の「JFAグリーンプロジェクトポット苗方式芝生化モデル事業」に選出された大館鳳鳴高校(渡邉政徳校長)のグラウンドの芝生化が27日に完了し、完成したグラウンドで校内対抗体育大会のサッカー競技が行われた。柔らかな芝生の上を生徒が走る姿が見られた。
 同事業は、日本サッカー協会の社会貢献活動の一環で校庭や公共のグラウンドの芝生化を検討する団体に無償で苗を提供するもの。外遊びやスポーツを通した交流を促進する目的で実施している。同校では昨年12月からグラウンド6800平方㍍を対象に申請し、今年3月に実施が決定した。
 6月下旬に全校で植え付け作業を行った。苗を50㌢間隔で植栽する「ポット苗方式」で2万7880株を植え付けた。使用したのは柔らかく踏みつけに強いティフトン芝でプロサッカーチームの練習場にも使われている。
 サッカー部を中心に散水などの管理を続けた。9月中旬には植え付けた芝生の間から土が見えなくなるほどに成長した。
 この日は、球技を中心に6競技を行う校内対抗体育大会のサッカー競技がグラウンドで行われた。生徒は、天然芝の上でスライディングをするなど大胆なプレーを行い交流を楽しんでいた。このほか、芝の植栽を手伝った大館八幡こども園の園児120人が訪れ、芝の上を駆けて遊ぶ姿が見られた。
 同校サッカー部副主将の仲澤平等(たいら)さん(2年)は「走りやすい柔らかな芝生で、ボールの転がり方も素直になった。スライディングなど思い切ったプレーも取り入れながら練習できるのはうれしい」と笑顔を見せた。
 同部顧問の田畑隆之教諭は「芝生が整ったのでボールのイレギュラーなバウンドが減り、判断スピードを上げた練習が可能になる。より高いレベルを想定して指導したい」と話した。
 同校によると、今後は体育や学校行事などでの活用は行うが、部活動での本格的な利用は来年度からを予定している。土日祝日に地元のスポーツ少年団などへの貸し出しなども視野に入れているという。

扇田病院無床化 反対請願は継続審査 大館市9月議会 無記名投票で賛成多数

2021-09-28
請願の継続審査について投票が行われた本会議(大館市役所)
 大館市の9月定例議会は27日、本会議を再開し、2020年度一般会計と14特別会計、4企業会計を認定、水道事業と工業用水道事業の未処分利益剰余金の処分に関する議案2件、追加提出された病院事業管理者の給与と旅費に関する条例の一部改正案を可決、扇田病院の無床診療所化に反対する請願を賛成多数で継続審査とし閉会した。
 請願は市民有志の「扇田病院を守る会」が提出し、付託された厚生常任委員会は採決で継続審査としていた。委員の明石宏康議員と相馬ヱミ子議員のほか、笹島愛子議員、佐藤芳忠議員、吉原正議員の5人が反対の立場で討論。このうち笹島議員は「さまざまな意見を聞き集約するために今から議論しなければならない」、吉原議員は「民意をしっかりと受け止めて真剣に向き合い、対立ではなく合意に向けた対応を促す意味で採決すべきだ」と訴えた。
 これに対し賛成討論に立った小棚木政之議員は「慢性的な赤字や老朽化、人口減が進む中で1自治体に二つの公立病院を持つ問題など議論なしに拙速な結論を出すと議会の存在意義がないことを意味する。もう少し深く審査すべきだ」と主張した。議長を除く25人で無記名投票を行った結果、賛成16票、反対9票で継続審査とした。
 条例改正は、特別職の病院事業管理者が院長を兼ねる場合に特殊勤務手当を支給できるようにする。
 20年度一般会計は歳入521億6583万円(前年比34・2%増)、歳出500億9263万円(36・3%増)で差引額20億7319万円。21年度への繰り越し財源を差し引いた実質収支は18億2441万円の黒字、この額から前年度の実質収支を差し引いた単年度収支は7146万円の黒字、実質単年度収支は8357万円の赤字を計上した。
 国民健康保険、介護保険など14特別会計の決算総額は歳入205億2379万円(0・6%減)、歳出200億2892万円(0・3%減)。実質収支は4億9335万円の黒字、単年度収支は5542万円の赤字となった。
 企業会計のうち水道事業は収益14億5721万円、費用13億2538万円で純利益1億3182万円。工業用水道事業は収益7916万円、費用7369万円で純利益546万円だった。下水道事業は収益14億3715万円、費用14億4994万円で純損失1278万円。病院事業は総合、扇田病院を合わせた収益118億870万円、費用122億6430万円で純損失4億5560万円だった。

古里盛り上げたいと開発 「鶏めしが恋したプレミアム駅弁茶」 大館東中 花善とコラボ

2021-09-28
商品の完成を発表した会見(大館東中)
 大館市大館東中学校(駒木聖子校長)の生徒らが、オリジナルのブレンド茶を開発した。本場京都の味に定評がある同市の「蔵cafeレストラン康瓏堂」(森田康裕代表)監修の下で作られたもので、〝世界に一つだけ〟の煎茶。同校プロジェクトリーダーの飯塚凜人さん(3年)は「このお茶で地域の皆さまに笑顔と元気を届ける」と希望を語った。10月3日に同校の学校祭での先行販売を予定しており、一般販売は11月13日から。
 フランス・パリの「リヨン駅」に駅弁の出店を予定している同市の駅弁製造「花善」(八木橋秀一社長)とのコラボ商品。「花善×大館市立東中学校お土産プロジェクト」で開発された。
 駒木校長によると「ふるさと大館を盛り上げたいという両者の思いが一致した」ことで4月、立候補した1~3年生11人をメンバーにプロジェクトが始動した。全校生徒からアイデアを募集し、花善フランス支社の従業員らとWEB会議を重ねて開発する商品をお茶に決定。康瓏堂の森田代表が監修し、生徒の意見を基にブレンドする茶葉などを選ぶなどして開発に取り組んできた。
 商品名は「鶏めしが恋したプレミアム駅弁茶」。有機抹茶入りの煎茶で、「サエミドリ」という品種の茶葉を使用。きれいな緑色で爽やかな香りと自然なうま味があり、鶏めしの甘みとも合うスッキリとした味わい。ティーバッグ5個入り(税込み1000円)を合計1000個作った。このほか1945年ごろまで花善の駅弁で使われていた「汽車土瓶」がセットになった商品(同1680円)も1000個製作した。
 27日は、同校で商品完成会見が行われた。八木橋社長と森田代表、駒木校長、同市の高橋善之教育長、プロジェクトメンバーが出席。プロジェクトリーダーの飯塚さんは「自分たちはもちろん、お客さまにとっても最高と思えるお茶が完成した。このお茶で必ず地域の皆さまに笑顔と元気を届ける自信がある」と力を込めた。八木橋社長も「東中生皆さんの頑張りに応えるようフランスでの販売を頑張りたい」と語った。
 10月3日は学校祭で保護者らに先行販売。一般販売は11月13、14日に花善、同20、21日に秋田犬の里、同27、28日にいとく大館ショッピングセンターで予定している。

北秋田 にぎわい創出へ特売 〝市日通り〟の定期市 月末を「サービスデー」に

2021-09-28
月末の「サービスデー」を初めて実施した市日通りの定期市(北秋田市元町)
 北秋田市元町の通称・市日通りで「7」の付く日に開かれる定期市で27日から「月末感謝サービスデー」が始まった。月3回の開催のうち、月末は各店で特売などのサービスを実施し、利用者を増やすため工夫を凝らしている。
 鷹巣地区の市日通りでは、業者でつくる県北商友会(庄司正会長)が7、17、27日に定期市、盆や年末に臨時市を開催している。近年は高齢化により出店数や訪れる人が徐々に減少。このため市日のにぎわい創出につなげようと、月末の毎月27日を「サービスデー」と銘打ち、各店での特売を初めて実施した。
 この日は午前8時ごろから旬の野菜や果物、魚介類、加工品、生活用品などを販売する15店ほどが通行規制された道路に店を構えた。各店が「本日特売日」のカードを掲示。購入客へ果物を1個サービスしたり、馬肉の加工品の値段を割り引いたりと、普段より1~4割程度安い値段で販売する店もあった。
 特売を知らずに訪れた人も多く、「なんだか得した気分」などと笑顔で話していた。午前10時ごろには近隣の保育園児たちが散歩に訪れ、通りはにぎやかな雰囲気に包まれていた。
 定期的に出店している工藤りんご店の工藤隆博さん(64)=同市米内沢=は「平日の月末はなかなか人が来ない。定期的に来てくれるお客さんが増えるとうれしい」と話していた。餅やリンゴを買いに訪れた同市元町の女性は「安く買えていいサービス。昔より店は減って寂しいが、これからも続いてほしい」と話していた。
 サービスデーは月末に毎月実施する。庄司会長は「各店が強みを生かした特売をしている。近所の人にも声を掛けて市日を利用してもらえたら」と期待を寄せている。

大館市 旧庁舎解体が本格化 倉庫など含め16棟 発掘調査経て駐車場に

2021-09-27
解体工事が本格化してきた旧本庁舎(大館市中城)
 大館市の旧本庁舎解体工事が本格化してきた。1953年の風呂屋町大火を受け、復興への期待を背負って翌54年に建設された鉄筋コンクリート3階建て。移転新築に伴い60年余の役割を終えた。来年3月までの工期となっており、発掘調査を経て駐車場を整備する。一連の事業は2024年度完了を見込んでいる。
 旧庁舎は延べ床面積4648平方㍍。東側1891平方㍍は76年、81年、89年に増築した。西側はドーム型の天井とらせん階段が特徴的だった。老朽化が進んだことから09年、10年度に耐震診断を実施。基準を満たしていないことが判明し、当時は補強する方針だった。
 11年3月の東日本大震災で防災拠点の在り方について再検討を迫られ、有識者や公募市民による検討委員会、議会特別委員会で審議を重ねた結果、建て替えに方針転換した。現庁舎は19年4月に着工し、今年5月に開庁した。
 事務机やロッカーなど旧庁舎で使われていた備品は現庁舎や支所、学校などで再利用しているほか、不要となった485点を町内会やNPO法人など30団体に無償譲渡、553点を市民や市内事業所に計20万5720円で売り払った。
 解体工事は旧本庁舎のほか倉庫、公用車車庫など計16棟。アスベスト(石綿)除去や樹木伐採、外構工作物撤去なども含む。白川建設(大館市)と2億1973万円で契約した。
 このうち東側倉庫は大館、弘前、盛岡3消防本部が災害を想定した合同訓練で解体した。旧庁舎については今月から内部を崩しており、車両用通路を確保するため中央部分から解体作業を進める。年内には建物が姿を消す。
 発掘調査は10月に着手し、23年度まで行う予定。駐車場は112台分を設ける計画で、観光バスやタクシーなどが乗りつけられるようにする。建物周辺は歩道として明確に歩車分離を行い、安全性を高める。現庁舎西側出入り口から近い場所には、障害がある人や妊産婦ら向けの「思いやり駐車場」を確保し、雨にぬれないよう庇(ひさし)を設ける。
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