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総合病院の出産取り扱い 鹿角市の受け入れ4倍増 大館市6月議会・厚生委

2019-06-19
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大館市立総合病院の分娩取扱数などが報告された厚生委(市役所)
 大館市の6月定例議会は18日、各常任委員会が議案審査や現地調査を行った。厚生委(田中耕太郎委員長)は、昨年10月にかづの厚生病院(鹿角市)の出産取り扱い機能が集約された大館市立総合病院の受け入れ状況について報告を受けた。2018年度の鹿角市在住者の分娩(ぶんべん)取扱数は前年度から4・5倍に増え、病院事務局は「産婦人科医の増員に向け、要望していく」と述べた。
 厚生病院産婦人科に医師を派遣している秋田大、岩手医科大、総合病院に派遣している弘前大の3大学の申し合わせで、出産取り扱い機能を総合病院に集約する方向性が示された。厚生病院での出産は年間約200件あり、総合病院は分娩室や産婦人科外来診察室を増設した。
 総合病院事務局によると、同病院の18年度分娩取扱数は529件。住所別では、大館市が294件、鹿角市が81件、小坂町が12件、その他142件だった。17年度と比較して鹿角市が63件、小坂町が7件増えた。本年度は5月末現在126件で、大館市が71件、鹿角市29件、小坂町1件などとなっている。
 委員からは医師の体制について質問があった。総合病院産婦人科は医師5人体制(6月1日現在)。集約に伴い、当初は秋田大、岩手医科大から医師各1人が派遣される予定だったが、現在は秋田大から1人の増員のみで、事務局は「県を通じて粘り強く要望していく」と述べた。
 扇田病院外来診療費着服事件の対応の報告も受けた。市が業務委託会社と元従業員に損害賠償を求めた民事訴訟は、昨年1月の第1回口頭弁論以降、今年6月4日までに非公開の弁論準備手続きが11回行われ、双方が書面で主張、立証している。病院事務局は「使用者責任があったか、業務命令・指揮監督は誰が行っていたかが争点」と説明。発覚から3年目となり、委員から「風化させないように対応を」「今後同様の問題が発生した時のため、病院内に第三者機関を設けてはどうか」などの意見が出された。
 総務財政委(武田晋委員長)は、JR大館駅周辺や市観光交流施設「秋田犬の里」を視察した。

消防合川分署 移転の結論、年度内に 斜面崩落や老朽で 北秋田市6月議会・一般質問

2019-06-19
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答弁する津谷市長(中央)=議場
 北秋田市の6月定例議会は18日、本会議を再開し一般質問を行った。市消防署合川分署(同市新田目)の敷地内で斜面崩落が迫っている問題について、津谷永光市長は「移転を検討している。本年度中に方向性を示したい」との考えを示した。
 登壇したのは杉渕一弘議員(新創会)、三浦倫美議員(共産)、山田博康議員(無会派)、福岡由巳議員(無会派)、松橋隆議員(みらい)の5人。
 合川分署の問題は三浦議員が取り上げた。高台に立つ分署の南側斜面が近年崩れ落ち続け、倉庫まで数十㌢に迫って危険な状態となっている。
 対策について津谷市長は「当面のり面をシートで保護する。今後崩落が進んだ場合プレハブなどを設置し倉庫として転用する」と答弁した。
 分署自体が築49年と老朽化し敷地が手狭なことから、移転の方針をあらためて示し「他の消防施設の老朽化の状況や、地域における消防力の強化といった点も踏まえながら本年度中に方向性を示したい」と述べた。
 分署の施設管理を巡り、市は第2次総合計画に「他の公共施設の適正配置と合わせて全市的な観点から検討します」と明記したが、具体的な対策を先送りしてきた経緯がある。移転の方向性が示されれば対策が一歩前進することになる。
 この他、自然災害対策として、ため池の適正管理を杉渕議員が取り上げ「放水ができる遠隔操作システムを導入できないか」と質問した。津谷市長は「経費や維持管理費の問題も考えられ、ため池の所有者の要望に応じて協議、検討したい」と述べた。

鹿角統合高校の設置場所 小坂町長「結果尊重すべき」 議会に報告

2019-06-19
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鹿角3高校の統合校について報告する町長(町役場)
 県教委が鹿角地域の花輪、十和田、小坂の県立3高校の統合校について、設置場所を「現在の花輪高校の敷地および校舎を活用する」と決定したことを受け、小坂町の細越満町長は18日、町議会で「この結果は尊重すべきもの」と主張した。一方で、3校のPTAや同窓会関係者らでつくる協議会が県教委に提出した報告書の内容通りとはいかず、「誠に残念」と述べた。県教委から決定に至った理由について説明を受けた上で、町民らに説明する方針。
 6月定例議会の最終本会議前に報告した。町長は「昨年4月、統合に関する協議会が協議を重ね、結果を提出した。内容は町の思いや願いが十分に反映されたもので、町でも県教委に対し、尊重する旨を伝えてきた。そのことから、今回の決定は誠に残念」とした上で、「県教委としても十分に時間をかけて検討し、熟慮に熟慮を重ねた上での判断なので、結果は尊重すべきものと考えている」と受け入れる姿勢を示した。
 今後については「県教委に決定に至った理由などを伺い、確認した上で、小坂高校発展支援協議会や町民へ説明をしたい」と述べた。
 定例議会後、町議会全員協議会が開かれた。成田直人議員は今回の決定について「遺憾の意を表する」とし、「(協議会で)何のために議論をしたのだろうという思い。あの段階では高校は新しい場所に建ち、地域にとって便利のいい場所にできるという思いだった」と落胆。「県の決定ではあるが、協議会での議論に基づいて意見を言いたい。もう一度、土俵を戻してもらい、新たな形で高校を建ててもらえるように行動しなければならない」と指摘した。
 成田祥夫副町長は「県の決定事項であり、県立高校なので従わなければならない。『もう一度土俵に』は無理な話」とし、「小坂の子どもたちのために、どのような高校が設置されればより良いのか、今後は鹿角市と協力しながら、県に要望していかなければならない」と理解を求めた。
 これに対し成田議員は「協議会の内容と180度転回されたことが非常に残念でならない。再考してもらうべきではないか」と強調した。
 鹿兒島巖議員は「協議会の結論に対し結果が変わったのであれば、3者による協議が必要ではないか」と意見を述べた。
 町長は「決定の経緯について、早めに県教委へ行って聞くか、来てもらって説明してもらうか、どちらかに調整したい」と述べた。

教育産業委 山館に養豚場進出計画 小坂のポークランド 21年操業目指す 大館6月議会

2019-06-18
養豚場の進出計画について報告を受けた教産委(大館市役所)
 大館市の6月定例議会は17日、4常任委員会の審査が始まった。教育産業委(阿部文男委員長)では、山館に畜産農業施設の進出計画があることが報告された。小坂町のポークランドグループ(豊下勝彦代表)が2021年の操業開始を目指し、養豚場を整備する計画。年間出荷頭数は肉豚7万8000頭を予定している。
 計画しているのは、小坂町で「桃豚」などを生産するポークランドグループの十和田湖高原ファーム。農林課によると、建設予定地は山館字沢の市有地、約20㌶。国道から直線距離で約2・5㌔離れ、周囲は山で囲まれている。母豚3200頭、常時飼養頭数は3万5000頭を予定し、東北有数規模となる。施設は豚舎16棟、堆肥処理施設2棟、排水処理施設1棟などを計画している。総事業費は約70億円の予定。「6月末に詳しい資料を市に届け出ることになっている」と述べた。
 今後のスケジュールは、今年8月から12月に造成工事を実施し、20年に建物などの建設工事を行い、21年4月の操業開始予定。雇用計画は、操業開始時が5人、最終的に20人を見込む。
 委員から臭気対策への質問があり、「会社で脱臭装置を設けるほか、地理的にも周囲の山が最低でも高さ30㍍はある」と説明した。「地元の山館、中山集落の役員に説明を終え、異論は出ていない」と述べた。
 今年4月以降に生まれた子どもに誕生祝い品として木のおもちゃを贈る「ウッドスタート事業」についても報告を受けた。NPO法人芸術と遊び創造協会が全国展開するネットワークに加入し、9月に市が「ウッドスタート宣言」を行い、代表親子に祝い品を贈る予定。本年度は地元企業が製造する「百年杉の森の積み木」を贈るほか、新たな祝い品を開発し、来年度以降は積み木とどちらかを選べるようにする。木育インストラクターも養成し、木育推進事業として本年度は約192万円の事業費を予定している。

JR鹿角花輪駅前 声良鶏の銅像を移設 鹿角市議会 産業建設委 歴史民俗資料館へ

2019-06-18
歴史民俗資料館への移設が予定されている声良鶏の銅像(JR鹿角花輪駅)
 鹿角市6月定例議会は17日、総務財政、教育民生、産業建設の各委員会を開き、当局から所管事項の報告を受けた後、付託議案を審査した。産業建設委(栗山尚記委員長)では、市がJR鹿角花輪駅前の広場整備事業に伴い、駅前ロータリーにある声良鶏の銅像を花輪横町の歴史民俗資料館の敷地に移設する方針を示した。委員から「駅前に残してほしいという市民の要望もある」との意見があったほか、駅前広場内への移設を望む市民が署名等も視野に入れて活動していく予定だ。
 声良鶏の銅像は花輪出身の彫刻家で日本美術展無鑑査、県文化功労者の相川善一郎さん(1893~1986)の作。地上約3・5㍍の台座の上に威風堂々とした姿でたたずんでいて、鹿角の玄関口のシンボル的なモニュメントとして長年、親しまれてきた。
 1952(昭和27)年、鹿角の声良鶏保存会が国天然記念物指定(37年)の記念事業として会員や住民らから募った寄付金を基に、当時の陸中花輪駅(現鹿角花輪駅)駅舎前に設置したもの。その後、現在の駅前ロータリーの中心部に移設された。声良鶏は82(昭和57)年に「市の鳥」に選定されている。
 戸田芳孝委員は「市民から声良鶏の銅像は駅前の象徴でもあり、撤去されると寂しい、残してほしいという要望が寄せられている。検討の余地はないか」と質問した。
 都市整備課の佐藤智紀政策監は「広場面積のほとんどを道路区域として設定している。また、事業の目的の一つが安全で快適な歩行者空間の確保ということで、5㍍幅で歩道を設置していく計画であるため、広場内に移設場所を確保するのは困難だと判断した」と説明した。
 吉村アイ委員が移設先の決定経緯を質問したのに対し、佐藤政策監は「2017年度から検討し、18年度に寄贈者である保存会等と協議しながら決定した」と答えた。
 吉村委員は「移設先として資料館はだめではないが、市民にどう説明するのか。移設記念セレモニーなど、資料館が盛り上がっていくような取り組みも必要」と指摘。佐藤政策監は「できるだけ市民に理解してもらえるよう周知したい」との考えを示した。
 一方、広場内への移設を希望する花輪の佐藤興造さん、関厚さんは「声良鶏の銅像は市民のシンボル。大館駅前にある相川さん作の秋田犬の銅像とセットでもあり、駅前に残してもらいたい」と、署名も含めて活動していく考えだ。
 3常任委員会では全議案を可決したほか、「地方財政の充実・強化を求める意見書提出についての請願」と「教職員定数改善と義務教育費国庫負担割合2分の1復元をはかるための、2020年度政府予算に係る意見書提出についての陳情」を採択、「秋田市新屋地区へのイージス・アショア配備計画に反対の意思を示すことを求める請願」を継続審査とした。

5月のニュース

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大館市 道路補修に3億円超 19年度 過去10年で最多に 傷み目立ち、要望に対応

2019-05-31
傷みが目立ち、補修を予定している市道(大館市粕田)
 大館市の道路補修に関する2019年度予算が3億円を超える見通しだ。6月補正予算案に約2億6000万円を計上。前年同期に比べ約8000万円増え、過去10年で最も多い。低温に伴う「凍上現象」や交通量の増大で傷みが目立ち、議会からも指摘が出ていた。市土木課は「今まで以上に住民の要望に応えていきたい」としている。
 土木課によると、市道1798路線・延長881㌔のうち、8割にあたる696㌔を舗装。アスファルトは固まる際に細かい隙間ができる。水分が入り込んで凍ると、膨張して路面が隆起。この「凍上現象」で道路がもろくなるため、車が通るたびに傷つき穴が開く。もともと路盤が薄い道路や、大型車などの交通量が増えた路線もあるという。
 予算要求した昨年10月時点の道路補修計画は、舗装140カ所(延長59㌔)、側溝93カ所(18㌔)の計233カ所で事業費約32億円と算出。主要な施設のアクセス道を中心に優先順位を決め、市長選に伴う骨格型の当初予算には生活関連道路舗装・側溝補修工事費として15カ所(2㌔)分の9780万円を措置した。6月補正予算案は38カ所(6・2㌔)分として2億6424万円を計上し、議会で可決されれば当初と合わせて3億6204万円に上る。このうち7割程度は起債で対応する方針。
 13年度の道路補修工事費は予算ベースで1億700万円、14年度1億1500万円、15年度1億172万円、16年度1億383万円、17年度2億円、18年度2億7982万円だった。議会から「ここ2年ほど予算が多いものの、工事を行っても要望が積み重なり解消されない。もっと工事を増やせないか」と問われ、福原淳嗣市長は「補正予算で増額し、できるだけ要望に対応したい」と答弁していた。
 土木課に寄せられた苦情・要望などは18年度で389件。このうち道路補修関連は7、8割だった。当初予算分の工事は5月上旬から順次発注し、今のところ12カ所について業者と契約を締結。ほかの道路も降雪前に施工したい考え。

人手不足深刻化 研修充実や待遇改善を 鹿角で初の 雇用安定会議

2019-05-31
関係団体の代表が一堂に会し、要請とともに意見交換した会議(鹿角建設業協会会議室)
 鹿角地域若年者雇用安定会議が30日、花輪の鹿角建設業協会会議室で開かれ、高校、経済団体、県、市町の代表が出席した。人手不足が深刻化する中、地元就職の促進を高校側に、早期の求人票提出を企業側にそれぞれ要請し、意見を交換した。
 出席したのは3高校と比内支援学校かづの校高等部、商工会、市工業振興会、町産業振興会、建設業協会、地域振興局、市町、ハローワークの代表。関係団体の代表が一堂に会して、若年者の地元定着促進を円滑に進めるのが大きな目的で、県内でも初めての会議という。
 鹿角地域振興局の土田元局長が、早期求人票の提出やインターシップの受け入れなどを盛り込んだ要請文を経済団体の代表に提出。市町、振興局、ハローワーク、商工会の5者を代表して細越満町長が、地元企業の情報提供などを求める要請文を高校の校長、高等部の代表に手渡した。
 鹿角地域の有効求人倍率は昨年12月から2月までの3カ月にわたり2倍を超え、人手不足が深刻化。3月は1・83倍で2倍を下回ったものの、県内最高値が続いている。
 3月に下がった要因についてハローワークの小野寺利一所長は、例年3、4月は求職者が増える傾向にあり、5、6月の動向次第では、再び有効求人倍率が上昇する可能性があると指摘した。
 意見交換では、企業の早期求人票提出や入社後の研修制度の充実、職場環境の向上と給料アップに要望があった。企業側からは求人活動を練り直し、積極的に取り組んでいくとの発言があった。進学生徒が多い中で、在学中の出身者に対する継続的なアプローチが必要との提案もあった。
 高校の求人受け付けは6月1日から。土曜日のため、実際は3日からとなる。

18年度 1173万円の黒字に アグリほくおう 大豆等で収益拡大目指す 北秋田市

2019-05-31
事業計画などを承認したアグリほくおうの定時総会(JA秋田たかのす本店)
 農地や農作業の受託を行っている北秋田市のアグリほくおう(杉渕忠寿社長)は30日、JA秋田たかのす本店で定時総会を開き、2018年度事業報告と決算を承認したほか、19年度事業計画などを決めた。18年度決算は、転作助成金と販売額の増加などで、計画を大幅に上回る1173万円の黒字を計上。本年度も、大豆・ソバの作付けを拡大する。
 JAあきた北央と北秋田市、上小阿仁村が出資し農地・農作業の受託を行う有限会社として設立。JAの合併により、JA秋田たかのすの子会社となった。比内地鶏の素びな生産、有機堆肥の製造販売なども行っている。
 議事に先立ち代表取締役会長でJA秋田たかのすの斉藤一志組合長は「合併により、子会社も引き継ぐこととなった。堅実な経営を続けており、18年度も黒字となった」などとあいさつした。
 事業報告によると、18年度に経営受託した農地面積は140㌶で、所有する農業機械や作物の作業適期を考慮すると「受託面積は限界に達している」とした。一方で、これまでは水稲を主体とした作付け体系だったが、大豆・ソバの作付けを増やしたことから「効率的な栽培管理ができた」とした。
 「実質的な転作廃止による収益の減少が懸念されたが、転作助成金と販売額の増加により計画を大幅に上回る黒字決算となった」ことを説明。当期純利益は1173万1568円を計上した。前期繰越剰余金と合わせた2466万9762円を次期に繰り越す。
 本年度の事業計画では、基本方針として「水稲の水管理と大豆等の肥培管理を徹底して収益の向上を図っていく」としたほか、堆肥部門では「販売数量増加と散布面積増大」、比内地鶏部門では「素びな供給と肉鶏の出荷率向上」を図るとした。
 事業量は▽農地受託140㌶▽水稲作業受託1300㌶▽大豆作業受託200㌶▽ソバ作業受託200㌶▽堆肥販売3000立方㍍▽比内地鶏素びな供給4万羽▽比内地鶏販売1万3000羽―を設定。利益目標は113万3000円とした。

大館はドームで元気に運動 チャレンジデー 北鹿各地で老若男女が汗流す

2019-05-30
約700人が「ワンだふるはちくんダンス」で体を温めた(ニプロハチ公ドーム)
 住民総参加型スポーツ行事「チャレンジデー2019」が29日、全国各地で一斉に行われた。人口規模のほぼ同じ自治体同士が、午前0時から午後9時までの間に15分以上継続して運動した住民の参加率を競うもの。北鹿5市町村でも住民がイベントに参加したり、思い思いに体を動かしたりして汗を流す光景が広がった。
 本県では5年連続で全25市町村がエントリー。大館市は茨城県行方(なめがた)市、北秋田市は愛知県扶桑(ふそう)町、鹿角市は大分県杵築(きつき)市、小坂町は群馬県南牧村、上小阿仁村は熊本県山江村と対戦した。
 このうち、昨年参加率63・5%で福岡県大牟田市に敗北した大館市は、今年が7回目の挑戦。各種イベントを企画し、参加率70%を目指した。
 ニプロハチ公ドームには長木小、有浦小、長木保育所、地元老人クラブ、婦人会、サークルから約700人が集まった。チャレンジデー大使として、スキーの石垣寿美子選手(秋田ゼロックス・十和田高出)が応援に駆けつけた。
 開始式で実行委員会の宮越雅己副会長は、会長・福原淳嗣市長のメッセージを代読し、「参加する全ての人が主役のイベント。市民一丸となって頑張ろう」と呼び掛けた。
 ガンバロー宣言の後、参加者はラジオ体操や「ワンだふるはちくんダンス」で体を温めた。続いて、アリーナ内に用意された8種目のニュースポーツを思い思いに体験。パラリンピックの正式種目「ボッチャ」のコーナーも設けられ、子どもからお年寄りまで幅広い世代が運動を楽しみ、歓声を上げる姿があった。
 開始式会場に訪れた人の中で最高齢の若狭ケイさん(98)=大館市粕田=は「ラジオ体操を頑張った。運動は健康に良いし、気持ち良い。みんなも楽しそうで良かった」と笑顔を見せた。
 このほか、大町や御成町で「まちあるきスタンプラリー」も行われた。夜はソフトバレーボール交流大会、ナイターベースボールなども開かれ、仕事帰りの市民らが汗を流した。

園芸作物の拡大を 水田フル活用ビジョン 大館市農業再生協 本年度の変更案承認

2019-05-30
2019年度の水田フル活用ビジョンを確認した総会(大館市比内総合支所)
 大館市農業再生協議会(会長・福原淳嗣大館市長)は29日、比内総合支所で通常総会を開き、地域農業振興の設計図「水田フル活用ビジョン」の変更案を承認した。作物ごとの作付予定面積では、主食用米は横ばいと設定したのに対し、エダマメなど園芸作物は拡大を目指す。重点戦略作物のエダマメは、2018年度の作付面積237・2㌶に対し、20年度は246・2㌶を目標に掲げた。
 水田フル活用ビジョンは国の産地交付金による支援の要件となるもの。18年度の実績などを踏まえて内容を一部見直した19年度のビジョンを確認した。
 地域の課題としては、依然として主食用米への依存が高い状態で、担い手不足や農家の高齢化が深刻化し、それに伴う耕作放棄地の増加などを掲げた。
 作物ごとの取り組み方針では、主食用米は高品質・良食味米の安定生産対策を進め、大規模圃場整備を推進し、規模拡大による低コスト生産を目指す。非主食用米は、飼料用米、米粉用米、加工用米などのほか、18年度に追加した輸出用やバイオエタノール用などの「新市場開拓用米」も盛り込んだ。
 これまで同様、エダマメ、アスパラガス、ヤマノイモ、キュウリ、トンブリ、ネギ、小玉スイカ、花き、葉たばこを「重点戦略作物」に設定し、生産拡大を図る。特に販売額1億円以上を目指せるエダマメ、アスパラガス、ヤマノイモの3品は「最重点戦略作物」とし、産地づくり・団地化に取り組む。耕作放棄地の解消と所得増のため、カボチャ、キャベツの作付けも推進する。
 エダマメは19年度の作付け予定面積241・4㌶から、20年度には246・2㌶とする目標値を掲げた。アスパラガスは18年度26・5㌶から20年度は27・5㌶、ネギは5・7㌶から7㌶、葉たばこは13・3㌶から16・8㌶など、各園芸作物で作付け拡大を目指す。
 オブザーバーとして出席した東北農政局秋田県拠点の担当者は、「主食用米の消費が減る中、全国的に昨年並みの作付けがされ、反収が平年並みになると、余ることも危惧される。末端まで需要に結びついた生産を確認してほしい」と呼び掛けた。

4月のニュース

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大館市長選・市議選 きょう告示 7日間の選挙戦へ

2019-04-14
市長選・市議選立候補者のポスター掲示場(大館市中城)
 任期満了に伴う大館市長選・市議選が14日、告示される。統一地方選の後半で行われるもので、投開票の21日まで、7日間の選挙戦に突入する。告示を翌日に控えた13日は、各陣営が選挙戦に向けた最後の準備を進めた。
 市長選挙は、1951(昭和26)年の市制施行時から数えて、今回で18回目。2005年の比内・田代両町との合併後は、4回目。前回の15年に続き、現職と新人の一騎打ちの見通しとなっている。
 立候補を予定しているのは表明順に、現職で再選を目指す福原淳嗣氏(51)=柄沢=と、新人で元日経BP総研フェローの麓幸子氏(57)=比内町扇田。
 福原氏は「『大館力』で大館をさらに前に、次の時代に導く」とし、子育て視点を大切にするまちづくりや、医療・介護・福祉が身近なまちづくりなどを政策の柱に掲げる。14日は午前9時すぎから、向町の事務所前で出陣式、同9時45分ごろから第一声を上げる予定。
 麓氏は「脱消滅可能性都市、100年後も栄えるまちづくり」を掲げ、女性が活躍し子育てしやすいまちづくり、高齢化率4割にふさわしい安心安全に暮らせるまちづくりなどを訴える。14日は午前9時15分から、御成町3丁目の耳鼻咽喉科医院前で出陣式を行い、第一声を上げる。
 市議選は定数26で、現行から2削減する。現職23人、元職3人、新人3人の計29人が立候補を予定しており、3人オーバーの戦いが予想される。
 立候補の届け出は、午前8時30分から同10時まで市役所3階の議場、午前10時から午後5時まで1階の市選挙管理委員会事務室で受け付ける。

北秋田市 前年を300万円上回る 18年度の ふるさと納税 返礼品に「キティ」追加

2019-04-14
 北秋田市の2018年度のふるさと納税(きたあきたふるさと寄附金)は約2600万円で、前年度を約300万円上回った。19年度は、国内外で人気を集めるキャラクターをデザインしたポロシャツ等を返礼品に加える計画。PRに努めながら、寄付額のアップを目指す方針だ。
 同市のふるさと納税は、市への直接の申し込み(電話、FAX、郵送含む)のほか、インターネットの納税サイト(ふるさとチョイス、ANAのふるさと納税)で受け付け。返礼品は現在、110点を掲載している。
 総務部総合政策課によると、18年度は1052人から1283件、2642万3970円の申し込みがあった。18年度は1080件、2303万9500円だったことから、件数で203件、金額で338万円余り上回った。
 寄付金の使途では、577件(1022万円)が「豊かな自然環境に育まれるふるさとづくり事業」を指定。「活気あふれるふるさとづくり事業」は224件(440万円)、「ふれあいとぬくもりのふるさとづくり事業」は184件(483万円)、「市長が必要と認める事業」は298件(697万3970円)。一つの申し込みで複数の対象事業への選択があるため、人数と件数は一致しないという。
 返礼品では、コメや珪藻(けいそう)土バスマット、比内地鶏きりたんぽセットなどが人気。期間限定で「秋田内陸100㌔マラソン参加券」も用意された。
 19年度は、市のプロモーション事業で活用している「ハローキティ」をデザインしたオリジナルのポロシャツを新たに製作。返礼品として活用することにしている。
 また、24日午後6時からは、市民ふれあいプラザコムコムで「ふるさと納税事業者説明会・サンリオ事業説明会」を開催。返礼品の充実に向けた取り組みも強化する。

北秋田市 「阿仁マタギ」観光ブランドに DMOと連携しPR 推進協が設立

2019-04-14
親子連れとの記念撮影に応じるマタギ衣装の会員たち(北秋田市花園町)
 「阿仁マタギ」の観光ブランド化を目指す「『やってみよう!北秋田』北秋田地域素材活用推進協議会」の設立総会が13日、北秋田市民ふれあいプラザ「コムコム」で開かれた。マタギ衣装を着たウオーキング行事などを計画し、地域連携DMO「秋田犬ツーリズム」と共同でPRに取り組む。
 発起人は秋田内陸縦貫鉄道の吉田裕幸社長ら5人。地域に根ざした狩猟文化の一つ「阿仁マタギ」に注目し、その世界観を情報発信し、観光文化価値を高めようと推進協を設立した。
 会員は市観光物産協会や市商工会青年部、鷹巣阿仁青年会議所(JC)、マタギの里観光開発の有志12人。会長にJC理事長の澤田吉宏さんが選ばれた。
 2019年度事業計画によると、5~6月と9~10月に行事「市民マタギウオーク」を予定。衣装を貸し出しマタギ姿で練り歩く。狩猟文化に詳しい市阿仁地区猟友会副会長・鈴木英雄さんを迎え「マタギ語り」も同時期に行う。文化的価値をまとめた電子図書の作成などにも取り組む。収入の全額約300万円はDMOが業務委託料として負担した。
 阿仁マタギをはじめとする狩猟文化は国内で一定の知名度があるが、海外では知られていないという。北秋田地域で訪日外国人客が増える中、新たな「観光コンテンツ」として売り込める可能性を秘めている。
 マタギ衣装は3月にDMOと秋田内陸縦貫鉄道が共同で30セットを製作。傘や薬きょう入れ、毛皮、木製の模擬銃などで、かつてのマタギ姿をできるだけ再現した。
 総会後、衣装を着た男性会員約10人がPRのため、近くの商店街へウオーキングへ出発。通行客から記念撮影を求められるなど早速関心を集めていた。

公開討論会で2人〝直接対決〟 大館市長選あす告示 互いの政策熱く主張

2019-04-13
福原氏と麓氏が主張をぶつけ合った討論会(ほくしか鹿鳴ホール)
 統一地方選後半の大館市長選は14、告示される。現職の福原淳嗣氏(51)と、新人で元日経BP総研フェローの麓幸子氏(57)の一騎打ちとなる見通しで、12日にほくしか鹿鳴ホール(市民文化会館)で立候補予定者公開討論会が開かれた。若者の定住策など5テーマで論戦を繰り広げ、市民は2人の主張に耳を傾けた。投開票は21日。
 討論会は大館青年会議所(貝森大樹理事長)主催。有権者の市政への関心を高めようと、前回の2015年に続いて企画したところ約470人が来場した。
 テーマは▽最優先課題▽若者の移住・定住を促進する政策▽社会福祉サービスの充実▽地域資源の活用▽SDGs(エスディージーズ、持続可能な開発目標)未来都市・大館の実現に向けて―の5項目。貝森理事長がコーディネーターを務めた。発言順はくじ引きで福原氏、麓氏と決めた。
 所信表明で福原氏は「厳しい未来があることは皆知っている。気持ちを前向きにする、未来志向にすることだけを考えてきた。政策が正しければ人を、暮らしを、街を未来に導く」、麓氏は「働く母親、企業の役員という経験が私の強み。困りごとを聞くうちに、より良い街に貢献したいと決断した。東京で培った実績、知見、人脈をふるさとのために役立てたい」とそれぞれ主張。
 最優先課題について福原氏は「人口減少、消滅可能性都市とうたわれた瞬間に思考が停止してしまう。要するに萎縮から抜け出すことが何より重要。大館の歴史文化や伝統、匠、ものづくりの力、物語が持つ力は高く評価されている。この力で大館を前に進める。内に優しく、外に強い大館づくりにつなげていく」、麓氏は「消滅可能性都市の存在をきちんと考えることが必要だ。データを踏まえた対応が求められる。4年間で人口は4095人減少した。少子高齢化をきちんと解決し、支え合える大館をつくらなければならない。交流人口も大事だが、定住人口を増やすことが一番大事だ」と述べた。
 各候補予定者の発言に対して質問したり反論したりする時間も設け、論戦を繰り広げた。

湖上から見る外輪山 春観光が幕開け 十和田湖遊覧船が運航開始

2019-04-13
本年度の運航を開始した十和田湖の遊覧船(休屋桟橋)
 本格的な春の観光シーズンを前に、十和田八幡平国立公園内の国指定特別名勝「十和田湖」で12日、遊覧船による本年度の「湖上遊覧」が始まった。早速、団体客などが遊覧船に乗り込み、雪が残る外輪山と紺ぺきの湖など、湖上からでしか味わえない自然美を堪能した。
 湖上遊覧は十和田湖観光の呼び物。現在は同市の十和田観光電鉄(白石鉄右エ門社長)が休屋発着(距離約18㌔、所要時間約50分)と、休屋―子ノ口(同)の2航路で運航している。
 セレモニーは休屋発着の第3便の出発に合わせ、休屋桟橋に係留した船内で行われた。本県、青森両県、小坂町、十和田市両市町の関係者ら約40人が参加した。
 白石社長は「近年、十和田湖の観光客は苦戦しているが国、県、自治体、私たちも含め、環境整備に一緒に取り組んでいきたい」とあいさつ。所用で欠席した細越満町長に代わり、成田祥夫副町長が祝辞を述べた。
 セレモニーが終わると、遊覧船が汽笛を鳴らし、ゆっくりと岸壁を離れた。桟橋では、地元の十和田湖観光婦人部会や保育園児らが「ようこそ十和田湖へ」と書かれた横断幕を掲げたり、「歓迎」の文字入りの小旗を振ったりしながら、出発を見送った。
 横断幕を手にしていた、休屋で売店などを経営する鈴木せつ子さん(75)は「遊覧船からは、十和田湖の隅々まで景色が見られる。これは言葉では言い表せない魅力。たくさんの観光客に来てほしい」と話した。
 同社によると、2018年度の乗船客は11万59人(前年度比9332人減)。4~6月の週末の悪天候の影響で、例年に比べて欠航が増えた。インバウンドは前年並みの1万1152人で、全体の1割を占めた。台湾からの観光客が多いという。
 早速、この日は第2便に台湾の団体客25人が乗船した。会社経営者の?集勝(トウシュウショウ)さん(57)は「十和田湖は2回目。真っ白な雪が見られてラッキーだった。本当に素晴らしい景色で感動した」と声を弾ませた。
 本年度の運航期間は11月11日まで。2航路で1日最大18便を運航する。12万人の乗船客数を目指している。
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