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気仙沼訪問プロジェクト 大館の有志11人 「復興支援と学ぶ機会」

2018-08-18
 東日本大震災の復興支援や相互交流を目的に、大館市民有志が「気仙沼出前交流プロジェクト実行委員会」を立ち上げた。12月初旬に宮城県気仙沼市の訪問を予定。浅利博樹委員長(県北NPO支援センター事務局長)は「訪問でこれまでできた縁を大切に。復興が続く中で支援に限らず、訪問する大館市民が災害や絆を学ぶ機会としたい」と話している。
 大館市は「ふるさと元気づくりパワーアップ事業」として、震災翌年の2012年度から17年度まで6年間、気仙沼市を訪問してきた。文科省の補助事業終了と「復興支援という意味では一区切りの時期」として本年度は予定していない。
 過去に被災地を訪問した子育て支援団体や音楽療法士ら11人が「行政の訪問が終わっても個々として関わりを続けたい」と5月、実行委を発足。伝統芸能や料理を通した相互交流、大館の参加者が津波被害を学ぶ機会にする目的で、12月に1泊2日の訪問を計画。気仙沼の災害公営住宅近くの公共施設などでの開催を予定している。
 このほど国立青少年教育振興機構の「子どもゆめ基金助成活動」採択を受けた。事業助成は単年度で、助成金は当初予算の半分ほどという。中高生らの参加も募り実行委を含め20人ほどの訪問を予定しているが、宿泊費や食事代などの個人負担も発生する見込み。
 浅利委員長は「次年度以降も活動を継続したいが、毎年補助金頼みというわけにはいかない。訪問を通して資金繰り、内容等を検討していく。合わせて同様に活動する民間団体などにも声を掛けたい」としている。
 実行委は個人や団体の資金協力、訪問先で調理するだまこ鍋の食材提供など協力を呼び掛けている。問い合わせは事務局の河田美智子さん(☎080・1800・3349)。
 

「食と命」大切さ感じて マタギ体験学習会 北秋田市

2018-08-18
鶏の解体など見学したマタギの地恵体験学習会(阿仁前田)
 北秋田市に伝わる狩猟文化「マタギ」を通じて命や食の大切さを学ぶ「マタギの地恵体験学習会」が17日から、森吉山の周辺地域を会場に行われている。市内の小学生18人が参加してきりたんぽ鍋に使う鶏の解体作業などに挑戦、食べることの意義や命の重さなどに理解を深めた。
 市民有志でつくる実行委員会(佐藤慶博委員長)の主催。17日から19日まで2泊3日の日程で、野外調理や星空観察、カヌー体験、阿仁熊牧場の見学など行う予定。初日は前田公民館で結団式を行った後、きりたんぽ鍋の調理に取り組んだ。
 結団式で佐藤委員長は「みんなが毎日口にする食べ物はすべて命あるもの。3日間の体験を通して食べることの大切さ、命の尊さを感じて」と子どもたちに呼び掛けた。
 きりたんぽ鍋づくりは、具材となる鶏の解体作業からスタート。子どもたちは羽をむしる作業を体験。「かわいそう」「気持ち悪い」などと及び腰になる場面も見られたが、子どもたちは「命をいただく」という意味を感じながら真剣な表情で取り組んでいた。

 
 

花輪ばやしあす開幕 ユネスコ無形文化遺産 祭り一色の2日間

2018-08-18
 鹿角市花輪の街が熱狂の渦に包まれる伝統行事「花輪ばやし」は19、20日の2日間行われる。ユネスコ無形文化遺産登録後初開催となった昨年は、2日間で過去最多の26万人の人出となったが、今年はさらなる盛り上がりに期待されている。
 花輪ばやしは、花輪の産土(うぶすな)神・幸稲荷神社に奉納される祭りばやし。神社の祭典はご神体が里宮・御旅所に移る16日の「神輿渡御(みこしとぎょ)」で始まり、後半の2日間は「花輪ばやし」として豪華絢爛(けんらん)な10台の屋台が登場、華やかなにぎわいを見せる。
19日は正午から「子どもパレード」が行われ、桝形、福祉保健センターからそれぞれ祭典本部(交流プラザ)に向かって園児や小中学生による屋 台運行、はやし、踊りが行われる。
 午後5時半、のろしを合図に各町内が御旅所へ向けて順次出発。6時35分から幸稲荷大神に祭り開始を告げる「御旅所詰」を行い、独特の手打ち式「サンサ」が見られる。かづの銘酒前では子ども演奏コンクール審査が行われる。
 6時55分、御旅所から駅前広場に向けパレード開始。駅前広場では屋台の到着を待つ間に「町踊り」が披露される。
7時50分からは初日のハイライト「駅前行事」。10町内の屋台が勢ぞろいし、エネルギッシュな競演を繰り広げる。駅前サンサも行う。9時から自町内に向けて運行を開始する。
 帰町後に一時休憩を経て、ファン必見の「朝詰」パレードへ。20日午前0時ごろ、組丁から順次出発する。米代川に架かる稲村橋には2時すぎに到着し2時半に出発。
 新田町の桝形には3時すぎに到着。躍動的な運行から一転、厳粛に神事を行い、各町内が奉納曲を演奏、サンサも行う。4時20分に各町内に向かって運行する。
 2日目の20日は正午から自町内で運行。午後7時から駅前に向かってパレードを開始する。屋台到着を前に、駅前広場では8時から郷土芸能「かづのふるさと大太鼓」を披露。8時40分からは駅前行事を行い、9時半から終盤の見どころ「赤鳥居詰」の運行開始。到着後、11時半すぎに組丁の赤鳥居で祭り終了のあいさつをし、サンサを行う。
 各町内への帰途で下5町内は福祉保健センター前、上5町内は御旅所前ではやしの競演や演芸などを行い、21日未明まで完全燃焼する。
 臨時駐車場は鹿角市役所、鹿角地域振興局、かづの商工会、道の駅かづの・あんとらあ。シャトルバスは市役所―あんとらあ間で午後4時40分~10時20分に20分間隔で運行する。料金は100円(小学生以下無料)。2日間とも臨時列車の午後10時13分鹿角花輪駅発秋田駅行きと、同10時45分鹿角花輪駅発大館駅行きを用意している。
 問い合わせは祭典委員会(交流プラザ内、☎0186・30・0500)。
 

北鹿地方で大雨 土砂崩れや道路決壊 2市36人が避難

2018-08-17
国道105号で発生した土砂崩れ(北秋田市阿仁水無)
大きくえぐられた米代川沿いの堤防(鹿角市八幡平大里)
 東北北部に前線が停滞して大気の状態が不安定になった影響で、北鹿地方は15日から16日にかけ、大雨に見舞われた。秋田地方気象台によると、16日午後5時までの24時間降水量は北秋田市阿仁合で260㍉に達し、観測史上最大を記録。鹿角市と北秋田市が避難準備情報を出し、両市の避難所に計13世帯36人が一時避難した。各地で土砂崩れや堤防・道路の決壊などが相次ぎ、交通機関も乱れた。人的被害はなかった。
 気象台によると、24時間降水量は鹿角市で160・5㍉(午前10時40分まで)、同市湯瀬で141㍉(午後5時まで)、小坂町藤原で127㍉(午前2時40分まで)、大館市で114・5㍉(正午まで)など。湯瀬では8月の観測史上最大を更新した。鹿角と阿仁合では平年の8月1カ月分の降水量を上回った。
 土砂災害や河川氾濫の危険性が高まったため、鹿角市は15日夜から16日未明にかけて急傾斜地・米代川周辺の5881世帯1万8238人に、北秋田市は16日未明、市内全域の1万4109世帯3万2404人に避難準備情報を出した。鹿角市は同日午前9時40分に解除。北秋田市も午後5時までに全ての地区で解除した。
 北鹿5市町村や警察、消防によると、北鹿地方では16日午後4時現在、住家の床下浸水8棟、非住家の浸水8棟が発生。国道や県道、市道での土砂崩れや落石、堤防・道路の損壊は15カ所以上に及んだ。倒木も多数あった。
 この影響で通行止めも相次いだ。北秋田市では、国道105号の阿仁荒瀬―阿仁水無間の約3㌔が約16時間にわたって全面通行止め。上小阿仁村では、八木沢集落に通じる県道が落石の恐れで、緊急車両以外は通行止めとなった。
 鹿角市では、岩手県境にほど近い十和田大湯の国道104号で、約5・1㌔にわたって全面通行止めが続く。このほか、大館市では比内町八木橋字五輪台の鶏舎に水が流れ込み、飼育されていた比内地鶏161羽が溺死した。
 NEXCO東日本十和田管理事務所によると、雨量の基準超過により、東北道の小坂インターチェンジ(IC)―安代IC間の上下線が約9時間にわたって全面通行止めとなった。
 JR秋田支社によると、大雨の影響で奥羽本線、花輪線で特急列車上下6本、普通列車上下26本が運休、普通列車上下30本などが区間運休した。
 停電もあった。東北電力秋田支店によると、午前1時10分ごろ、鹿角市八幡平の延べ131戸で停電が発生した。土砂崩れに伴う倒木で電線が断線したため。約9時間30分後に全戸復旧した。
 気象台によると、県内は17日昼前まで雨や雷雨の所がある見込み。引き続き土砂災害への警戒を呼び掛けている。
 

失敗恐れず挑戦を 鹿角市成人式 260人が大人の決意

2018-08-17
仲間と写真を撮りながら、再会を喜ぶ新成人たち(コモッセ)
 鹿角市の2018年度成人式が16日、コモッセで行われた。スーツやはかま、華やかなドレスを着た新成人258人が出席。旧友との再会を喜び、大人としての責任と自覚を胸に決意を新たにした。
 対象は1997年4月2日から98年4月1日までに生まれた300人(男性153人、女性147人)。式には対象者の86%にあたる258人(男性137人、女性121人)が出席した。テーマは「ふるさとの出会い 二十歳の集い 鹿角市成人式」。
 開会行事で成人式実行委員会(桜庭宝委員長)の委員17人が紹介され、桜庭委員長は「心に残る成人式にしたい」と協力を求めた。児玉一市長は「社会の原動力として、地域に元気を与えるような人材になってほしい。まちづくりにも参画し、みなさんの手で新しい鹿角を築いていってほしい」と式辞を述べた。
 新成人への記念品(たんぽ小町ちゃん珪藻土(けいそうど)コースター)が代表の大岡才華さんに贈呈された後、新成人を代表し金澤勇介さんが「大きな節目を迎え、変化しようとしている。大きなチャンスだが、その裏には不安もある。個性をなくした大人にはなりたくない。自分を主張し、胸を張れる大人になりたい。人生には失敗はつきもの。自分らしさを失わず、常に挑戦していきたい」と決意を述べた。
 式典後は、あきた舞妓による舞の披露、各地区での記念撮影が行われた。新成人たちは大人への仲間入りを互いに喜んだり、近況を話したりしていた。
 
 

大館・扇田病院着服事件 損害賠償交渉「和解」へ ニチイ学館1431万円支払い

2018-07-31
市立病院の報告を受けた厚生委員会(市役所)
 大館市議会の厚生委員会(小畑淳委員長)は30日、市役所で開き、市立扇田病院で発生した外来診療費着服事件の対応状況について当局から報告を受けた。ニチイ学館(本社・東京)との間で進めてきた損害賠償交渉では、同社側から示された「解決金として1431万2915円を支払う」との提案を受け入れる方針であることを説明。「早期解決を図りたい」などと述べた。
 事件は昨年8月に発覚。2008年3月から昨年4月まで、患者から納付された外来診療費自己負担金の一部、1億1792万円が病院会計に納入されていなかった。窓口業務を担当した元従業員の女性は、今月9日に業務上横領の容疑で逮捕、30日付で起訴された。
 ニチイ学館に対しては、08年3月から業務委託契約が終了した10年6月までの不明金1276万201円と、遅延損害金として年5%の利率で計算した額を請求。同社からは昨年10月12日付で「元金全額は支払う」としたものの「遅延損害金とその他経費の支払いには応じられない」との回答があり、交渉を継続していた。
 この日の委員会で病院は、今月5日に同社の常務執行役員本部長ら2人と、病院側3人が面談したことを報告。席上、同社から「着服元金と遅延損害金を一括した解決金として1431万2915円を支払うことで和解したい」との提案があったことを説明した。遅延損害金は年1・5%の利率で計算したもので、金額は155万2714円。市が請求していた5%の場合の517万5718円と比べると、362万3004円少なくなった。
 病院は「この内容で合意したい」との方針を示した。遅延損害金の減額を受け入れることについては「不法行為があった08年3月から10年6月までの期間で、扇田病院が金融機関から一時借り入れした際の利率が平均1・5%だった」ことなどを理由に挙げ「早期解決を図りたい」などと述べた。当初の利率5%は、民法に基づいて設定していた。
 9月定例議会には、遅延損害金の減額などに伴う権利放棄の議案を提出。認められれば、同社との間で合意に基づいた契約を締結し、解決金の支払いを受けるとしている。
 委員会ではこのほか、東北ビル管財(本社・大館市)と元従業員女性に対し損害賠償を求める民事訴訟も報告。今月30日に第3回の弁論準備手続きが開かれたことなどを報告した。
 

大館、北秋田で36・5度 30日の北鹿地方 熱中症で搬送3件

2018-07-31
水遊びを楽しむ子どもたち(二ツ山総合運動公園)
 北日本が高気圧に覆われた影響で、30日の北鹿地方は猛烈な暑さに見舞われた。秋田地方気象台によると、大館市の最高気温は36・5度(午後2時31分)で猛暑日となり、今年最高の暑さとなった。
 同気象台によると、北鹿地域7観測地点で最高気温が35度を上回り、全ての地点で今年の最高気温となった。北秋田市鷹巣で36・5度(同2時43分)、鹿角市で34・6度(同1時42分)を記録。平年より5~7度高かった。
 大館市餅田の二ツ山総合運動公園では、今月上旬に整備工事が完了した水遊び施設で涼を取る親子連れの姿が見られた。2歳の子どもを連れて訪れた30歳代の女性は「毎日本当に暑いので、冷たい水で遊ぶと気持ちがいい」と話していた。
 北鹿3消防本部によると、午後5時現在、熱中症疑いの搬送が北秋田市、鹿角市で合わせて3件あった。いずれも屋外で作業をしていた40~80歳代の男女3人が救急搬送された。このうち北秋田市阿仁の60歳代の男性は、屋外を歩行中にめまいや頭痛を訴え搬送された。鹿角市の80歳代の女性は畑仕事中に倒れ救急搬送。県外から仕事で鹿角市を訪れていたトレーラー運転手の40歳代男性は、荷下ろし後の運転中に吐き気やけいれんを訴え搬送された。いずれも軽症とみられる。
 同気象台によると、31日も高気圧に覆われるため晴れるが、気圧の谷の影響で明け方までは曇る見込み。今後も高温が続くことから、引き続き熱中症に注意するよう呼び掛けている。
 

〝化粧直し〟始まる 鹿角市本庁舎の外壁 2カ年で改修工事

2018-07-31
本年度から2カ年で改修工事が行われる鹿角市役所の外壁(花輪字荒田)
 鹿角市は、市役所本庁舎外壁の改修工事を始めた。2018、19年度の2カ年で全面的に実施する計画。18年度は庁舎正面玄関がある南面と国道側の東面を中心に実施し、19年度は北面と西面の改修を進める。総事業費は約3億円の見込み。
 本庁舎は1985年の竣工(しゅんこう)から30年余りが経過し、外壁などの経年劣化が目立ち始めている。
 こうした中、市は昨年度、市内業者に委託して外壁劣化調査を実施したところ、外壁タイル全体の約8%に浮き、はく離の発生が確認された。また、タイル表面上のひび割れは全体の約10%に及んでいて、「これ以上、タイルのはく離等が進行すると、外壁の崩落等のリスクも高まる」との指摘を受けたため、本格的な改修工事を実施することになった。
 本年度は1期工事として庁舎1、2階の南面、東面、3、4階の全面合わせて2064平方㍍の壁を改修する。工期は来年1月11日まで。来年度は2期工事として北面と西面で実施する。
 工法は、既設タイルをはく離防止ネットで固定し、防水性等に優れた自然石調の合成樹脂を塗って仕上げる計画。
 市によると「従来のタイル仕上げと比べ、タイルの更新や洗浄などの対応が長期間不要であるため、管理コストはほとんど発生しない」という。
着工にあたって「工事期間中は庁舎周りに大掛かりな足場が設置されるため、市役所を利用される皆さんにご不便をお掛けします」と理解と協力を呼び掛けている。なお、正面玄関などは通常通り出入りができる。
 

鹿角市でトークイベント 関係人口どう増やす? 講話やパネル討論

2018-07-30
田中さん(右から2人目)を交えて行われたパネル討論(湯の駅おおゆ)
 鹿角市は29日、「観光以上、定住未満で地域と関わる人たち」を示す「関係人口」を増やす取り組みに理解を深めてもらおうと、ローカル・ジャーナリストの田中輝美さんを招いたトークイベント「関係人口を学ぶ」を開いた。会場は大湯温泉夏まつりでにぎわう道の駅「湯の駅おおゆ」イベント広場。市民ら約40人が参加し、地域づくりの新たな担い手として注目されている関係人口に関する講話やパネル討論に耳を傾けた。
 鹿角市は本年度、総務省から委託された関係人口創出のモデル事業に取り組む。事業費500万円で「『みんなの鹿角家(かづのけ)』づくり事業」を実施し、同市に縁のある人をターゲットに「鹿角家」の「家族」(会員)を募集する。会員数の目標は500人。
 今回のイベントは鹿角家事業の手始めとなるもの。田中さんは島根県生まれ。大学卒業後、山陰中央新報社に入社し、記者として古里で働く喜びに目覚める。2014年に退社し独立。島根を拠点に活動している。近著に「関係人口をつくる」(木楽舎)。
 田中さんは「関係人口という提案」と題して講話。関係人口が求められてきた前提として、本格的な人口減少時代の到来のほか、地域の役に立ちたいというソーシャルな若者の増加や田園回帰といった変化を挙げた。
 定住人口でもなく交流人口でもない関係人口について「第3の道としてどの地域も増やせる。都市の人の力も生かせて双方にウィンウィンなので注目を集め始めている」と強調。その上で「移住・定住がゴールではないが、関係人口が増えれば結果として定住人口は増える」と述べた。
 パネル討論は「鹿角版関係人口」がテーマ。パネリストは田中さん、道の駅おおゆ駅長の淺利裕子さん、かづの商工課女性部副部長の兎沢三果さん、かづの若者会議代表の阿部朗人さんの4人、コーディネーターはNPO法人かづのclassy理事長の木村芳兼さんが務めた。
 この中で、北限の桃やかづの牛のオーナー制度など関係人口創出のきっかけとなっている先進事例が話題となり、田中さんは「関係人口は行政がつくろうと言っているが、頑張っている地域の人たちの営みの中から自然と生まれてくるものではないか」との認識を示した。
 鹿角家事業では今後、首都圏で「家族会議」と称する交流イベントや、市内で「実家暮らし体験ツアー」などを開催する予定。

 
 

グッドモーニングラン 北秋田市 走ることで豊かな生き方

2018-07-30
朝のランニングを楽しむ参加者(北秋田市松葉町)
 朝のグループランを通して参加者同士が交流を深める「Good Morning RUN in 北秋田」が29日、北秋田市の鷹巣地区で開かれた。参加者21人が4・3㌔の市街地コースを走ったほか、ゴール後には朝食を楽しんだ。
 走ることを通じて豊かな生き方の提案や、新たな秋田の価値を生み出すことを目指す「Good Morning RUN in AKITA」(木村志帆代表)の主催。2016年度から秋田市内で月1回程度のグループランを開催し、本年度から活動範囲を県内全域へと拡大している。
 県北地区での開催は北秋田市が初。鷹巣駅前のコミュニティーステーション「KITAKITA(キタキタ)」に親子など参加者21人が集まった。木村代表が「体調に気をつけて楽しく走りましょう」とあいさつし、全員でキタキタを出発した。
 コースは商店街を通り、米代川周辺を走ってキタキタに戻る4・3㌔。タイムの計測などは行わずに、会話を楽しみながらゆっくりと約1時間かけて走り、爽やかな汗を流していた。参加者は途中の米代児童公園でヨガストレッチも行った。
 ランニング後は、「昔懐かしい夏休み」をテーマに地元の女性たちが作ったおにぎりやみそ汁などが朝食として提供された。

 
 

6月のニュース

 

地域の未来語り合う 男女共同参画 北秋田市でフォーラム

2018-06-24
地域の未来について語り合ったフォーラム(コムコム)
 秋田県北女性の会(風の会、福岡史恵会長)主催の男女共同参画フォーラムが23日、北秋田市民ふれあいプラザコムコムで開かれた。3人のパネリストからの話題提供を受け、参加者約30人が地域の未来について語り合った。
 6月の「男女共同参画推進月間」に開催。福岡会長は「今後は地域社会において、男女が互いに尊重、協力し合い、それぞれの役割を果たしていく多様な関わりが大事になる」とあいさつした。
 パネリストとして北秋田市・上小阿仁村連合婦人会役員の佐藤弘子さん、市内でリンゴ農園を経営する伊東まりかさん、NPO法人「Akitaコドモの森」理事長の小玉朋子さんが自身の活動や地域の課題について話題提供した。
 小玉さんは4年前に海外へリンゴを輸出した際に多くの地域住民に助けられた経験や、体験学習の受け入れについて紹介し、「リンゴづくりを通して地域の人とつながり、元気を与えられた」と話した。地域の現状については「子どもが地域を誇りに思えるよう良いところを伝えていくことが大事」と呼び掛けた。
 参加者は話題提供を踏まえ、地域の課題への関わり方などを話し合った。

大館曲げわっぱ 150年後の材料つくろう 児童が秋田杉の苗植栽

2018-06-23
将来曲げわっぱの材料となる杉苗を植える児童(大館市岩瀬)
 伝統的工芸品「大館曲げわっぱ」の原材料を将来的に確保しようと、大館市岩瀬の山瀬ダム近くの市有地に22日、地元の小学生らが秋田杉の苗木を植えた。製造に適した高齢樹を育てる「大館曲げわっぱ150年の森育成事業」を市が計画。今後も下刈りなど子どもたちが育成に携わり、地域の伝統産業を次世代に継承していく。
 曲げわっぱの原材料には天然秋田杉が使われてきたが、国が2012年度末に供給を停止し、人工杉の活用が課題となっている。製造には高年齢樹が適しているとされ、子どもたちと「150年の森」を育てながら、将来的な原材料を確保し、地元の伝統文化を学ぶ場とする狙い。
 昨年杉を伐採した市有地約1㌶に、3000本を植栽する。この日は早口小学校(山本泉校長)の6年生17人と、山瀬小学校(柴田清香校長)の5年生22人が参加し、関係者を加えた約80人が手分けして1500本を植えた。
 名村伸一副市長は「本日の植林が未来へつながる第一歩なることを願う」とあいさつ。小笠原心愛(のあ)さん(早口小)と赤坂煌季(こうき)さん(山瀬小)が「大館曲げわっぱを私たちの子や孫の世代まで引き継ぐため、秋田杉を育て、守り、150年後の市民も曲げわっぱを誇れるよう事業を開始する」と植栽開始宣言を行った。
 児童は掘った穴に高さ約40㌢の2年生苗を入れ、丁寧に土をかぶせた。松橋美依さん(山瀬小)は「土が硬くて大変だが、未来につながる大きな木に育ってほしい」と話した。曲げわっぱ製造の大館工芸社、三ツ倉和雄社長は「曲げわっぱの材料にするには、枝打ちなど細やかな手入れが必要となる。成人になった時などに、子どもたちに杉が成長する過程を見てほしい」と期待した。
 残りの苗木1500本は市が後日植える。来年度以降の下刈り作業なども児童が体験する予定。市農林課は「今後も伐期を迎えた市有林を活用し、『曲げわっぱ150年』の森を増やしていきたい」としている。

北秋田の2JA 合併、総代会で正式承認 「鷹巣町」が「北央」を吸収

2018-06-23
賛成多数で合併に関する議案を承認したJA鷹巣町総代会(北秋田市文化会館)
合併後の事業展開などを質問する組合員(上小阿仁村生涯学習センター)
 北秋田市のJA鷹巣町(斉藤一志組合長)とJAあきた北央(大野重夫組合長)は22日、北秋田市や上小阿仁村でそれぞれ総代会を開き、来年2月1日の両JA合併を承認した。JAあきた北央を吸収合併し「JA秋田たかのす」として再出発することが正式に決まった。
 比内地鶏加工事業の不振に伴い、2014年度から3期連続で赤字に陥ったJAあきた北央を救済する目的の合併。今年5月末に両JAが合併契約に調印し各総代会で議案の承認を得るだけとなっていた。
 両総代会で、JAあきた北央の財産や権利義務、職員をJA鷹巣町が継承する合併議案、合併後の事業計画書案などが提案された。
 新たなJAの組合員数は16年度実績で県内5番目に多い約9000人となる予定。コメや野菜、畜産物などを合わせた受託販売額は31年度に40億円を見込む。主な事務所は現在のJA鷹巣町本所(北秋田市大町)。合川地区と上小阿仁村に支店を置く予定。
自己資本比率の基準回復まだ 北央
 JAあきた北央の総代会は村生涯学習センターで開かれた。書面や代理を合わせ組合員416人が出席。合併後の営農を不安視する意見が出たが、合併関連議案を採決した結果、賛成多数で承認した。
 17年度は1億7700万円の剰余金を確保し自己資本比率が3年ぶりに8%の基準に達した。ただ、JAバンク県相互援助事業などを活用して1億3000万円の支援を受けたことから、決算に「引き続き重要な疑義を生じさせるような状況が存在している」と注記した。
 大野組合長は冒頭、自己資本比率の基準回復を図るため「組合員から7600万円の増資を募ったが目標まで2500万円ほど達していない」と報告した。基準回復は支援を受ける条件だったといい「合併までに必ず達成する約束になっている」と引き続き協力を求めた。

乗り合いタクシー 高屋線7月から本格運行 鹿角市公共交通協

2018-06-23
鹿角市地域公共交通活性化協議会の本年度第1回会議(市役所)
 鹿角市地域公共交通活性化協議会(会長・阿部一弘副市長)は22日、市役所で会議を開き、公共交通に不便を感じている地域とショッピングセンター等とを結ぶ地域乗り合い交通(タクシー)について、本年度は「高屋線」と「上野線」の2路線で本格運行となることを確認した。
 地域乗り合い交通は、自治会等が自ら必要な交通手段を確保する取り組み。予約制で市内のタクシー会社が運行事業者となり、事業者の運行経費と運賃収入との差額を市が補助する形で実施している。
 十和田錦木の根市戸自治会が2016年5月から本格運行を開始。毛馬内本町通り駐車場(ユニバース毛馬内店経由)との間で毎週水、土曜に1日4便運行している。運賃は根市戸―ユニバース間が300円、根市戸―本町通り駐車場間が500円。17年度の延べ利用人数は274人、1便平均乗車人数は2・85人だった。
 一方、最寄りのバス停まで1㌔ほど離れている花輪の上野(上野線)、高屋(高屋線)の2自治会では17年度に実証運行を行った。
 上野線は17年9~11月の毎週月、水、土曜にいとく花輪店との間で1日4便運行。運賃は250円。延べ利用人数は15人、1便平均乗車人数は2・14人だった。
 高屋線は17年12月~18年3月の毎週水曜にいとく鹿角ショッピングセンターとの間で1日2便運行し、延べ利用人数は33人、1便平均乗車人数は2・54人だった。
 実証運行を踏まえ、高屋線は運行許可手続きが完了し、7月から通年で本格運行を始める。上野線は運行許可の申請中で手続き完了後、8月ごろから本格運行を開始したい考え。それぞれ運行日等は実証運行と同じ予定。協議会事務局の市は「地域住民に事業内容が浸透すれば、利用者も増えていくのではないか」と話した。
 会議では国庫補助に関する生活交通確保維持改善計画(地域内フィーダー系統確保維持計画)を承認した。

為三PR・笑う岩偶オブジェ 音楽と笑顔の駅に 秋田内陸線米内沢駅

2018-06-22
お披露目会で絵描き歌などを披露する米内沢小児童(米内沢駅前)
駅舎内に設置され〝観光駅長〟を務める笑う岩偶のオブジェ
 秋田内陸線の米内沢駅を委託管理するNPO法人「北秋田ハッピーデリバリー」(佐藤信子理事長)は、秋田内陸縦貫鉄道(吉田裕幸社長)と共同で駅の魅力向上に取り組んでいる。駅舎内には地区周辺の遺跡から出土した「笑う岩偶」のオブジェや米内沢出身の作曲家・成田為三のPRコーナーを新設したほか、駅を起点としたまち歩きマップを整備。「音楽と笑顔の駅」をテーマに、地域の魅力を広く発信する。
 同法人は2015年度に市と委託契約し、地域住民の居場所づくりを目的に駅の管理を行っている。今年4月からは地区のにぎわいづくりを目的に、同鉄道と共同で駅の魅力向上事業を開始した。
 駅舎内には市民提案型まちづくり事業を活用し、縄文時代の白坂遺跡から出土した県指定文化財・笑う岩偶のオブジェを新設。成田為三のPRコーナー、米内沢小の児童が制作した岩偶絵描き歌の体験コーナー、自由に弾ける電子ピアノも設け、同地区の魅力を利用客にPRする。
 新たに作製した「米内沢まち歩きマップ」には、浜辺の歌音楽館などを紹介。駅を含めた4カ所にスタンプを設置し、まち歩きを楽しんでもらえるようにした。駅には無料のレンタルサイクルも4台用意している。
 21日には米内沢駅で魅力アップお披露目会が開かれた。駅舎内に設置した「笑う岩偶」オブジェの除幕が行われたほか、笑う岩偶を〝観光駅長〟に任命。吉田社長から佐藤理事長を通して委嘱状を交付した。
 主催者を代表して佐藤理事長が「駅の利用客に幸せを届ける役割を担っていきたい」などとあいさつ。来賓の津谷永光市長は「歴史や文化といった地域の宝物を掘り起こし、多くの人に素晴らしさを知ってもらえるよう頑張ってほしい」と呼び掛けた。
 このほか、米内沢小の児童約80人が浜辺の歌や絵描き歌を笑顔で披露した。
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