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ニホンザリガニ 保護へ人工生息地創出 大館市 本年度から2カ所で

2019-05-22
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人工増殖したニホンザリガニ(大館郷土博物館)
 南限生息地として天然記念物に指定された大館市八幡沢のニホンザリガニを保護するため、市は近く人工生息地の創出工事に着手する。指定地水系の周辺私有地2カ所で本年度と2021年度の2期に分け、水路増設や植栽などを計画。完工翌年にザリガニを放流し、定着させた上で天然記念物の追加指定を目指す。
 ニホンザリガニは体長5㌢前後で北海道や北東北の湧水地などに生息。絶滅の恐れがある種として環境省のレッドデータブックで絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。
 同市の通称・八幡沢地区(桜町南―池内道下の一部)が南限生息地として指定されたのは1934年。その後、周辺の宅地化が進んだ影響で生息環境の悪化が懸念されてきた。
 市教委は2014~16年度に生息地緊急調査事業を実施。専門家でつくる調査委員会が目視確認や個体採取などを進め、絶滅が危惧されていた指定地水系で12年ぶりに個体を発見。指定地周辺が現在も生息に適していることも判明した。
 調査結果に基づき、17年度は生息地再生委員会を設けて保護機運の醸成や人工増殖などに取り組んでいる。
 人工生息地の創出も再生事業の一環で、私有地のため場所については非公表。1期工事は6月にも入札で工事業者を決定し、10月までに完工させたい考え。水路増設や切り株の撤去、アジサイなど低木の植栽、進入防止のフェンス設置を計画している。来春には雄雌合わせて成体30匹のほか、人工増殖した稚ザリガニを放流する予定。
 人工増殖は17年秋から取り組み、18年夏に27匹のふ化に成功した。このうち9匹が生存している。夏場の酸欠や冬の急激な水温下降で死亡率が高まったため、本年度は対策を講じて生存率の向上を図る。
 市はこのほか大館郷土博物館ホームページや動画サイト・ユーチューブで飼育の様子を3月下旬から公開。特別展「大館のニホンザリガニを守ろう」を今月31日まで同館で開催している。男鹿水族館の協力を得て、今夏から大館産ニホンザリガニの展示も行う。

日本語学校 「AKITA INAKA SCHOOL」 今夏、小坂町七滝に開設

2019-05-22
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握手を交わす左から、コシクCEO、ゴラヴスキ会長、細越町長、中田会長(町役場)
 海外で学ぶ学生に対し教育サービスを提供する「SASUGA GROUP」(本部・西オーストラリア州パース)が今夏、小坂町の旧七滝小学校校舎を活用した複合施設「七滝活性化拠点センター」に日本語学校を開設することが決まり、町役場で21日、記者会見が行われた。同グループが日本語学校を日本国内に開設するのは初めて。学生は英語圏からの応募により24~30人程度を見込んでおり、日本語を学ぶほか、田舎の日常の暮らし体験や地元住民との交流を通して、日本文化を体感してもらう。
 開設に向けては同グループ、大館、北秋田、小坂、上小阿仁の4市町村で構成される地域連携DMO「秋田犬ツーリズム」、町の3者が連携し、準備を進めてきた。
 また、日本国内でインターネットの動画共有サービス「YouTube」のクリエイターとして地方のPR動画の制作などを行っているアンジェラ・アンさん=ニュージーランド出身=が、同グループのビジネスパートナーとして活動する中で、過去に動画制作でつながりのあった秋田犬ツーリズムと同グループを結び付けた。
 会見には、3者の代表らが出席。開設期間は約1カ月間で、地域住民との交流や康楽館での観劇、旧家での文化体験などが予定されている。細越満町長は「町の情報発信にも大きく貢献してくれるものと期待し、町内の活性化にも期待している。最大限の協力をしていく」と述べた。
 同グループのジョン・ゴラヴスキ会長は「世界のトレンドでは小さな都市から大きな都市へと移っていく若者が多い中で、反対に大きな都市から小さな都市へと移り住みたい、体験したいという生徒を集めた」とした上で、「開設にあたって三つのポイントがある。日本語を生徒に学んでもらう。日本の文化を知ってもらう。一番大事なことは、地域の方とコミュニケーションを取るなど、関係をつくってもらうことを重要視している」と考えを示した。
 秋田犬ツーリズムの中田直文会長は「アンジェラさんから話を頂いたのは3月末で、非常に熱心な提案があった。町からもセンター活用の依頼を受けていたこともあり、話が進んだ」と経緯を説明。開設にあたり「空き家が活用され、地域のにぎわい創出にもつながり、インバウンドの交流は地域にとっても必ずプラスになる。田舎の魅力を感じてもらいたい」と期待を寄せた。
 同グループのドミニク・コシクCEOが日本語学校の概要などについて説明した。同グループではこれまで、日本に興味のある人を既存の語学学校に紹介する形をとっていたが、独自に日本語学校を開設するのは初めての試みとなる。
 学校名は「AKITA INAKA SCHOOL」。開設期間は8月5日~9月1日。学生の募集年齢は17~60歳。9日現在の応募者は、会社員や学生など20~30歳の32人。男女の比率は男性3割、女性7割。出身地は英語圏のオーストラリアやヨーロッパ、アメリカなど。面接などを経て24~30人に絞り込む。
 学校では2クラスを設置し、午前は授業、午後からは田舎ならではのさまざまな活動を行う。宿泊場所は、空き家を活用したシェアハウス、ホテル、農家民宿の三つを予定している。今回の短期間コースを踏まえ、通年コースの開講も目指しているという。

農業所得の向上に力 JA全農あきた本部長 山田浩幹さん=北秋田市出身

2019-05-22
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JA全農あきた県本部長に就任した山田浩幹さん
 農産物の販売戦略の展開から農業者の生産活動支援まで、農業県秋田の基盤を支えるJA全農あきたの県本部長に就任した北秋田市阿仁出身の山田浩幹さん(56)。秋田米新品種ブランド化や県内JAの一本化など、本県農業が大きな転換期を迎える中、地域農業のかじ取り役として多忙な日々を送っている。
 旧阿仁町の阿仁合地区出身。地元の中学から大館鳳鳴高校に進学、明治大学を卒業後の1986年に就職した。最初に配属されたのはコメの販売を担当する食糧部。その後、県農産物の販売拠点となる東京事務所に勤務し、6年間にわたってコメを中心にした秋田の農産物の販売に携わった。
 東京で過ごした時期は、県産米主力品種あきたこまちのデビュー直後。「県内では人気が高まっていたが、首都圏では『まだそれほど』という感じ」で、全国的に浸透しているという状況ではなかった。
 「あきたこまちに対する農家の期待は大きかった。その思いを消費者に伝えなければ」との一心で、百貨店やスーパーを回りPR活動を展開。「若かったからできた」と振り返る。
 本部長に就いて「いかにして農家、生産者の所得を向上させていくか、農業生産を底上げしていくか。しっかりと事業を進めなければ」という気持ちをより強くした。
 大きな転換期を迎えた本県農業について「コメを中心としながらも園芸作物などをプラスして、所得を上げていくという方向が求められる」と分析。「大規模化が進み、意欲のある若い農業者も多く出ている。一方で小中規模の農家もまだまだ多い。地域農業を支えてきたそのような農家の力も重要」と話す。
 県北地域の農業については「鉱山や林業など農業以外で発展してきたイメージがあるが、素晴らしい農産物を生産するこだわりを持った農業者が数多くいる」と期待を込めた。
 秋田市内で妻と2人暮らし。長男は神奈川県で大学生。出身の阿仁では父母が健在で、多忙を極める中でも心掛けて足を運ぶようにしている。映画を見るのが楽しみであり息抜き。

新議長に小畑淳氏 副議長は小棚木氏選出 大館市議会 正副委員長も令和会独占

2019-05-21
正副議長選が行われた臨時議会(大館市役所)
 4月の改選後初となる大館市の臨時議会が20日開かれ、新たな議長に小畑淳氏(66)=5期目、副議長に小棚木政之氏(51)=4期目=を選出した。ともに最大会派「令和会」の所属で、4常任委員会と議会運営委員会の正副委員長ポストも令和会が占めた。議員選出の監査委員は斉藤則幸氏(64)=5期目=の選任に同意した。
 正副議長は議員26人全員による選挙で決めた。単記無記名投票の結果、議長選は小畑氏が第2会派「市民の風」以外の支持を固めて18票、菅大輔氏(市民の風)が8票。副議長選は小棚木氏が17票、吉原正氏(市民の風)9票だった。市民の風は各派代表者会議で副議長ポストを譲るよう申し出たが、令和会は意見を聞くだけにとどめた。
 小畑氏は「中立公正を目標とし、多様化する市民ニーズに応えられるよう当局と一体となって職責を全うする」、小棚木氏は「市民福祉の向上を図り市政発展にまい進する」とそれぞれ抱負を述べた。
 総務財政、厚生、教育産業、建設水道の各常任委と議会運営委は本会議を休憩して開き、正副委員長を互選。いずれも令和会が半数以上を占めることから各ポストを獲得した。
 当局は、事故に関する和解と損害賠償の専決処分2件を報告したほか、市税条例と国民健康保険税条例の一部改正に関する専決処分2件を提案。いずれも原案通り承認した。
 県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙は、有効24票のうち小畑淳氏が17票、笹島愛子氏(共産党)が7票。小畑氏を選出して閉会した。

あんとらあ 大規模改修着工へ 鹿角市議会産建委 施設配置を大幅見直し

2019-05-21
あんとらあ大規模改修工事の完成イメージ図
 鹿角市議会の常任委員会が20日、市役所で開かれた。産業建設委員会(栗山尚記委員長)は、当局が鹿角観光ふるさと館「あんとらあ」大規模改修工事の概要を説明、月内に入札を行い着工、2021年3月の完成を予定している。トイレ・休憩室棟を新築するなど施設の配置を大幅に見直し、回遊しやすい道の駅を目指す。
 あんとらあは1988年に建設され、祭り展示館、イベントホール、手作り体験館、観光物産プラザ・産地直売所、レストランなどで構成される。築後30年が経過し、施設の老朽化が進んでいる。大規模改修を行い、市が目指す「稼げる観光」の中核施設としての機能向上を図る。
 計画によると、鉄筋コンリート2階建て、北側の祭り展示館以外は施設の配置を全面的に見直し、個人客の増加など大きく変化している観光客のニーズに対応する。
 具体的には、▽手作り体験館の場所に団体食堂▽事務室・会議室・添乗員室にレストラン▽トイレ・倉庫の場所にきりたんぽ体験、軽食コーナーを▽団体食堂とレストランの位置に事務室(2階)とマルシェ(1階)―をそれぞれ配置。トイレ・休憩室・情報コーナー棟を新たに建築する。回遊性の向上を図る。
 工事の入札は今月中に行い、工事請負契約締結の議案は6月定例会に提案する予定。議決を経て工事に着手し、21年3月の完成を目指す。
 5月7日の降ひょうによる農作物への影響について、当局は「直接的な影響は軽微」と報告した。委員から、「リンゴなど被害を受けている可能性があるのではないか」との指摘があり、当局は「楽観視しているわけではない。今後の作業の具合など推移を見ていきたい」と答えた。

4月のニュース

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十和田高原 あすから入山規制 鹿角市鳥獣 被害防止協 クマ被害ゼロ目指す

2019-04-26
関係機関の取り組みや連絡調整を確認した協議会(市役所)
 鹿角市鳥獣被害防止対策協議会(会長、大森誠・鹿角市農林課長)は25日、市役所で本年度第1回会議を開き、クマによる人身被害ゼロを目指して対策に取り組むことを確認した。クマによる死亡事故が発生している十和田高原地区は要所にバリケードや看板などを設置して27日から入山規制を実施する。
 同協議会は、クマなど野生動物による人身被害や農作物被害の防止を目的に関係機関・団体で組織している。
 本年度の事業計画は3月の総会で決定。人身事故防止に向け、十和田高原地区と仙北市境付近の入山禁止措置の継続や市広報への周知記事掲載、注意喚起キャンペーン、隣接市町村への注意喚起依頼、周辺住民や関係事業者に対する説明会、県事業を活用したクマ出没対策モデル事業、小中学校でのクマ被害防止対策教室、新規狩猟免許取得費用の助成などに取り組む。
 十和田高原地区の入山規制は、連休明けに本格化するタケノコ採りシーズンを前に、27日から市道2路線、林道7路線の通行止めなどを実施。
 仙北市境付近では、国道341号の市境から鹿角市八幡平の澄川地熱発電所管理道路入り口まで約4㌔の区間で看板、バリケード、路肩の封鎖による入山規制を5月中旬ごろから実施する。
 大森会長は「すでに報道されているように他市町村ではクマが目撃されている。残念ながら昨年は市内でクマによる人身被害が1件発生したが、今年は人身事故ゼロを目指して取り組みたい」と述べ、協力を呼び掛けた。
 また、昨年4月に設置した鳥獣被害対策実施隊の隊員が4人増えたことを報告し、本年度の活躍に期待した。

ふるさと納税 返礼品の魅力アップを 北秋田市 事業者向けに説明会

2019-04-26
返礼品のPR方法などについて説明を受ける事業者(コムコム)
 ふるさと納税制度で取り扱う返礼品の魅力アップを図ろうと北秋田市は24日、市民ふれあいプラザ「コムコム」で事業者向け説明会を開いた。プロカメラマンが無償で新規商品を撮影するPR事業などを紹介し、利用を呼び掛けた。
 より多くの寄付金を集めようと自治体間の競争が激化する中、国の指示で制度が見直され、寄付額に対する返礼品の割合が3割までとなった。過度に豪華な返礼品は扱えなくなった一方、地場産品の活用が求められている。
 市は制度の範囲内でより魅力的な返礼品を事業者に用意してもらうことで、寄付額を増やそうと説明会を開催した。市内約20社から担当者が参加した。
 市総合政策課の担当職員が制度の改正内容を説明。寄付先として同市を選んでもらうため、興味を引く返礼品の画像や紹介文が重要と指摘。新規に出品する場合、プロカメラマンによる撮影費用を市が全額負担するとし、見た目の魅力アップも呼び掛けた。
 市のふるさと大使「ハローキティ」のデザインを使用した商品化契約の説明も行われた。市は返礼品への活用を期待しているという。
 参加者は「紹介文を書くライターも紹介してほしい」「業者同士が連携して返礼品を開発、出品することは認めているか」などと積極的に質問していた。同課は「連携する相手業者を市が仲介することもできる」などと応じていた。
 制度を利用した市への寄付は2017年度1180件、約2300万円だった。

大館市 平成から令和へ10連休 市民生活への影響は 1日 婚姻届は職員配置

2019-04-25
5月1日に職員を配置して婚姻届提出に対応する大館市市民課(大館市役所)
 皇位継承に伴う10連休が27日から始まる。行政の窓口や学校、保育施設などでは休みが続く中、市民生活へどう対応するのか。大館市の関係機関で聞いた。
 「『令和』の幕開けとなる5月1日は大安でもあり、婚姻届の提出が増えると予想している」と話すのは、大館市市民課。4月以降、婚姻届を受け取りに来た複数の市民から「1日に提出したい」という声が聞かれたという。本庁舎では連休中も通常通り「休日窓口」で対応するが、婚姻届の提出については、市民課窓口へ誘導して手続きを行う。当日は同課戸籍係の職員を4人程度配置して対応することにしている。
 市では5月1日に軽自動車税や固定資産税の通知を行うことになっており、「本年度から市税などの支払いを全国のコンビニエンスストアでできる『コンビニ納付』を開始したので、祝日などは利用してほしい」としている。
 市内の保育施設も基本的にカレンダー通り、土曜以外は休みとなる。子ども課は市ポータルサイト「おおだて子育てねっと」に、子育て援助活動支援「ファミリー・サポート・センター」など連休中も利用できる事業を掲載し、周知を図る。平日のみ受け付ける事業もあるため、早めの問い合わせを呼び掛ける。
 10連休で年間の授業時間の不足が懸念されるため、市教委は昨年度中に、夏休みの短縮を認める通知を各小中学校に出した。対応は各校にまかせ、2学期の始業式を早める学校もある。
 家庭ごみの収集は、連休中も通常通りの対応。環境課は「粗大ごみ処理場の対応について問い合わせがあるが、通常通り、月曜から金曜まで受け入れる」としている。
 医療機関の対応については、県がホームページに掲載している。大館北秋田医師会管内では、27日の土曜に加え、30日~5月2日の期間に診療を行う診療所もある。
 JAあきた北販売営農部は連休中、土、日曜を除き、職員が交代で水稲育苗の営農指導に当たる。「農家にとっては忙しい時期と連休が重なるため、できる限り対応していきたい」と話した。

日沿道未開通区間 北秋田市で整備進む 川口南交差点に迂回路 空港ICと鷹巣西道路接続

2019-04-25
工事のため迂回路に切り替わった川口南交差点付近の県道(北秋田市脇神)
 日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の北秋田市内の未開通区間で現在、開通を目指した整備が進んでいる。同市脇神の川口南交差点周辺では、鷹巣大館道路の大館能代空港インターチェンジ(IC)と鷹巣西道路をつなぐ新たな道路を通す工事に着手。3月末から西鷹巣大橋側の県道脇に設置した迂回(うかい)路に切り替わった。
 県北地区を通る日沿道の未開通区間は、空港ICから二ツ井白神ICまでの約18㌔。このうち県が整備を進めている同市脇神―今泉間の鷹巣西道路(約5・3㌔)と、国が事業主体となる鷹巣大館道路と鷹巣西道路をつなぐ区間(約1・7㌔)は事業の実施環境が整い、20年度に開通する見通しとなっている。
 空港ICと鷹巣西道路の間には、県道鷹巣川井堂川線と県道大館能代空港西線が交わる川口南交差点がある。鷹巣大館道路は交差点より低い位置にあるため、県道の地下にトンネル型の構造物(ボックスカルバート)を設置。空港ICを通過し県道をくぐり抜けた後、鷹巣西道路と接続する。
 工事は国土交通省能代河川国道事務所が担当。西鷹巣大橋側の鷹巣川井堂川線約80㍍を切り崩し、構造物を設置した後に道路を造り直す。工事中は同線の一部が通行不可能な状態になるため、空港IC側に曲がる形で迂回する道路を設置。迂回路は昨年度末に完成し、3月末に切り替わった。
 以前は直線の県道が交わる十字型の交差点だったが、迂回路がカーブになったことから、交差点手前には迂回路の案内看板を設置。ドライバーに直進や右左折のレーンを知らせている。
 能代河川国道事務所によると、現在は工事の準備を進めている段階で、5月の連休明けから県道を掘り進める工事に着手する。迂回路は本年度末までの使用を予定しており、県道の工事が終わり次第、元の道路に戻される。

国道105号 角館―鷹巣間 愛称 投票で決定へ 「マタギロード」など4候補

2019-04-25
 本県内陸部を縦断する国道105号「大曲鷹巣道路」の整備促進に取り組む沿線自治体などでつくる利活用促進検討会議は、自然や伝統文化が豊かな「角館―鷹巣」区間に街道愛称を設けることにした。マタギや樹氷など地域の魅力をモチーフにした四つの候補を示し、県民や観光客らによる投票で決定する。県内各地の道の駅などに投票箱を設置して27日から受け付ける。
 街道愛称の候補は、マタギの狩猟犬を祖先とするとされ、世界的に人気が高まっている秋田犬をモチーフにした「あきた・いぬたびの道」、狩猟文化の阿仁マタギを取り入れた「秋田マタギロード」、山々が織りなす自然を表す「秋田内陸ヤマ街道」、日本三大樹氷に数えられる森吉山の樹氷など自然の魅力に思いを込めた「秋田樹氷ライン」の四つ。検討会議で協議し、最終候補に選定した。
 投票期間は大型連休が始まる27日から6月30日まで。投票箱は大館市の道の駅ひない、秋田犬の里、北秋田市の道の駅たかのす、道の駅大館能代空港、道の駅あに、阿仁異人館・伝承館、仙北市のかたくり館、むらっこ物産館、紙風船館、能代市の道の駅ふたついの10施設に設置する。
 投票者の中から抽選で10人に2000円分のクオカードを贈る。検討会議では「沿線の魅力を表すのに最もふさわしいと思う愛称を選んで投票してほしい」と呼び掛けている。
 大曲鷹巣道路は大仙市と北秋田市を結ぶ延長約120㌔の路線。県内の幹線道路の中で優先整備路線に選定され、自然災害が散発する大覚野峠区間(約14㌔)は優先整備区間に位置付けられている。検討会議は整備区間の利活用促進などを目的に、県や沿線自治体が18年1月に設立した。
 投票に関する問い合わせは、県道路課(☎018・860・2483)、大館市土木課(☎0186・43・7078)、北秋田市建設課(☎0186・72・3116)、仙北市建設課(☎0187・43・2294)。
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