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寄付の邸宅、改修を計画 大館市・石田ローズガーデン 功績たたえる施設に

2019-06-24
大館市が改修を計画している石田ローズガーデンの邸宅
 大館市は、「石田ローズガーデン」の邸宅の改修事業を計画している。市の名誉市民第1号で、労働大臣などを務めた石田博英元衆院議員(1914~93年)の邸宅と土地が昨年、市に寄付された。石田氏の功績をたたえる施設として、同氏を紹介するギャラリーやレストランカフェとして活用できるスペースの確保を検討している。本年度実施設計、来年度の改修工事を予定している。
 市字三ノ丸の邸宅は1957年建築で79年に増築した鉄筋コンクリート造3階建て、延べ床面積255平方㍍。土地は3255平方㍍で、このうち住宅部分を除いたローズガーデン2306平方㍍は寄付を受けるまで市が借り受けていた。約500種のバラは寄贈され、95年7月から市管理となっている。
 石田氏は1947年の衆院選で旧秋田1区から立候補し初当選。内閣官房長官や労働大臣、運輸大臣などを歴任した。よし夫人は石田氏の死去後もバラ園のある自宅で暮らし、昨年8月に亡くなった。生前から観光振興の用途指定で寄付する意向を示しており、昨年9月に遺族が市に邸宅と土地を寄付した。
 市の6月定例議会教育産業常任委員会で、観光課が改修概要を示した。「石田氏の功績をたたえる施設としての活用を検討している」と説明。邸宅の1階は倉庫やテラススペース、2階は石田氏を紹介するギャラリー、レストランカフェとして活用できるスペースの確保、3階は多目的に活用できるスペースの確保を検討している。老朽化している邸宅西側の塀の解体補修、邸宅に向かう橋も改修する予定。
 スケジュールは、9月定例議会に実施設計の予算案を提出し、2020年度の改修工事発注を予定している。委員からは「食事ができるスペースを考えてほしい」などの意見が出された。
 観光課は「改修概要は現在検討段階だが、市にとって唯一無二の資源と位置付けている。寄付者の意向に応え、石田氏の功績をたたえる施設として活用したい」と話した。
 石田邸は、漢学者で開国論「三策」を執筆した狩野良知(1829~1906年)や、良知の次男で京都帝大文科大学長を務めた狩野亨吉(1865~1942年)の生家跡でもあり、入り口付近に案内標柱が立てられている。ローズガーデンでは6月8日から23日まで大館バラまつりが開かれ、県内外から多くの人が訪れて園内を散策した。10月12~14日もバラまつりが開かれる。

飛鳥とあこ、8月末で卒業 ふれあい隊任期満了で 市民らと3歳の誕生会

2019-06-24
市民らがあこと飛鳥の誕生日を祝福した(秋田犬の里)
  大館市の秋田犬ふれあい隊(地域おこし協力隊)1期生の任期満了に伴い、隊員の飼育する秋田犬「あこ」(赤毛)と「飛鳥」(虎毛)が、8月末に大館を離れ〝卒業〟する。23日、市観光交流施設・秋田犬の里で開かれたあこと飛鳥の3歳の誕生会で発表された。
 飛鳥を飼育する富澤彰子さん(36)、あこを飼育する西山奈見さん(37)の両隊員は、2016年9月の着任から今年8月末で最長3年の任期が終わる。二人はそれぞれ飼育する秋田犬を連れて大館を離れる予定。
 誕生会には市民ら約40人が集まった。鶏肉や豆腐など二匹の好物を使って西山さんが手作りしたケーキが贈られた。参加者が「おめでとう」と声をかけて拍手で祝福。先着10組との「握手会」なども企画され、記念撮影や触れ合いを楽しんだ。
 鹿角市から子ども3人を連れて訪れた大森亘さん(36)は、「2歳の息子が大の犬好き。地元で秋田犬と触れ合えるのはありがたい。大館を離れるのは残念だがまた新しい秋田犬にも出会いたい」とした。
 富澤さんと西山さんは「いつも会いに来てくださる方も祝ってくれた」と感謝。残り約2カ月の任期を二匹と全うする意気込みを新たにした。「お世話になった市民や、あすあこファンに感謝とお別れを伝えたい」として、29日から8月24日までの毎週土曜日、午後1時15分から4時15分をあこの出勤日とする。飛鳥も飛び入り参加することもあるという。市観光課によると、夏に新たなふれあい隊2人が着任する予定。

狩猟文化の継承を マタギサミットin北秋田 若手ハンターと考える

2019-06-24
移住者や女性のハンターが伝統の継承などをテーマに意見を交わしたサミット(マタギの湯)
  第30回「ブナ林と狩人の会 マタギサミットin北秋田」が22日、北秋田市阿仁打当の打当温泉マタギの湯で開かれた。全国から約100人が参加し、パネルディスカッションを通して狩猟文化の継承などについて考えた。
 サミットは東北・中部地方の狩猟文化について研究している東北芸術工科大学(山形県)の田口洋美教授の呼び掛けで、1990年から年1回開催している。北秋田市内での開催は10年ぶりで、市猟友会、田口教授の研究室、狩猟文化研究所で構成する実行委が主催、市が共催した。
 各地の猟友会員など約100人が参加。開催地を代表して津谷永光市長が30回の節目を祝ったほか、「山村に住む人間として、長い歴史の中でマタギが育んできた知恵や技術を知らなければいけない」とあいさつした。
 パネルディスカッションは「移住者がマタギを継ぐとき」と「犬の放し飼い特区について」のテーマで行われた。田口教授は「男性が狩猟を継がない中で、狩猟に興味のある人たちの協力を仰がない手はない。守ってきた伝統狩猟をどのように整理し、次なる時代を開いていくか考えていただきたい」と述べた。
 田口教授と同市の小松武志さんがコーディネーターを務め、パネラーを務める若手ハンター4人から意見を聞いた。パネラーたちが狩猟を始めた際に苦労したことなど経験談を紹介。移住してきた若者や女性たちが狩猟の場で活躍するにあたり、パネラーは「マタギから今の時代に学ぶべきことは、自然との向き合い方。表面的な技術だけではなく、価値観を学ぶ必要がある」などと話していた。
 サミットは2日間の日程で行われ、23日はくまくま園などを巡った。

11月に大館市で初の地方開催 「教育長・校長プラットフォーム」

2019-06-23
 文科省の若手職員らが中心となって教育の先進的取り組みを共有・発信する「教育・学びの未来を創造する「教育長・校長プラットフォーム」は11月、大館市でワークショップを計画している。大館市教委と北秋田市教委の共催で、地方開催は初。昨秋大館は、県教委の学力向上フォーラムを成功させた。ノウハウを生かして、授業やふるさとキャリア教育活動の公開、意見交換などを予定している。
 プラットフォームは、昨年3月に産学官の有志が発足させた。過去3度、都内で総会や意見を交わす「合宿」を開催。関東圏を中心に各地から教育長・校長らが集い、教育課題をテーマに情報や意見を交わしてきた。参加者らが主体となった関東圏内のワークショップ開催は前例があるが、地方では初という。
 大館市の高橋善之教育長は、学力向上をテーマに事例発表したこともある。3月の総会に大館、北秋田の両教育長が参加した縁で、2市の教育委員会が共催となる。
 日程は2日間を計画。初日は小中学校の授業公開、最終日はふるさとキャリア教育に関わる活動を見学。両日とも視察後、ディスカッションの場を設ける予定。
 新学習指導要領の完全実施まで残り1年を切った。先駆的なモデルを求めた教育視察の高いニーズに応え、教育ツーリズムに結びつけたい考え。高橋教育長は「会の合言葉『現場に学ぶ』にふさわしい、若手キャリアたちと本音で話し合える場を設けることで、双方がいい刺激を受ける機会にしたい」と話した。

県サッカー協キッズフェス サッカーの楽しさ体感

2019-06-23
サッカーを楽しむ参加者(旧鷹巣高グラウンド)
 県サッカー協会主催の「JFAキッズサッカーフェスティバル2019in北秋田」が22日、同市脇神の旧鷹巣高校グラウンドで開かれた。県北地区の未就学児から小学3年生まで参加者約50人がサッカーに親しんだ。
 子どもたちがサッカーを楽しむことのできる機会をつくり、地域での競技普及を図ろうと毎年開催している。県北地区の公認コーチや保護者など約20人が指導を務め、同市の少年サッカーチーム・Lキッカーズに所属する中学生も協力した。
 小学1年生以下と2、3年生の2組に分かれてアトラクションを実施。参加者はサッカーの動きの基礎につながる鬼ごっこで体を動かした。次第にボールを使った遊びを体験し、ボールを奪われないようにドリブルを続ける練習やミニゲームなどを元気いっぱい楽しんでいた。
 

5月のニュース

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北鹿地方 好天に各所にぎわい 史上初の10連休 多彩な催しに人出

2019-05-08
連休中、多くの来場者でにぎわった大館市の秋田犬の里
 今春の大型連休は、史上最長のゴールデンウイークとなった。今月1日には新天皇の即位に伴う新元号「令和」が施行され、新時代の幕が開けた。北鹿地方では期間中、多彩な催しが行われたほか、桜がちょうど見頃に。おおむね穏やかな天候が続き、花見や観光客などでにぎわいを見せた。
 秋田地方気象台によると、北鹿地方は連休初日、3月並みの肌寒い天候となったものの、以後はおおむね穏やかな天候が続いた。終盤5日には各所で今年最高気温を更新、北鹿5地点で夏日となった。
 各地の花見スポットは、多くが見頃を迎えて初日を迎えた。大館市の山田記念ロードレース大会(4月29日)は桜の下で競技を展開。桂城公園で行われた大館桜まつりは、期間終了後も花見を目的に訪れる人が多かった。
 市観光課によると、観光交流施設「秋田犬の里」の入場者数は3日の5296人が最多。同日に開かれた秋田犬保存会本部展の出陳者や観客も多く訪れたとみる。10日間で延べ3万8960人が来場し、県外ナンバーの車や外国人の姿も多く見られた。犬と一緒に来館する人が目立ち、館内でふれあいの輪が広がった。
 同課は「屋内施設にペットと一緒に入場できるのが特徴で、新たなニーズに対応できているのでは」と話した。
 このほか、限定パッケージの花善鶏めし弁当プレゼントは各日50個の整理券を全て配布。オナリ座の無料上映会は457人が観賞した。
 屋外の体験施設も盛況。大館市雪沢の大館・小坂鉄道レールバイクは、日や時間によっては全16車両が使われる時間帯もあった。団体予約も例年以上に出足が早かったほか、飛び込みの利用も。運営するNPOの小棚木政之理事長は「海外の個人客の飛び込みが増えている印象。路線バスで来場する台湾やオーストラリアからのお客さんもいた」とした。
 期間初日に今季の営業を開始した北秋田市阿仁の阿仁熊牧場「くまくま園」は10日間で計5914人が来場。同市商工観光課によると、初日は134人と伸び悩んだが、以後順調に推移。3、4日はそれぞれ900人超が足を運んだ。鹿角市の秋田八幡平スキー場では、春スキーを楽しむ愛好家が令和の滑り初めを満喫。同スキー場は6日に今季の営業を終了した。

小坂町 加工用ジャガイモ試験栽培 産地化の可能性探る 2年目は50㌃に「とよしろ」

2019-05-08
本年度の試験栽培で、「とよしろ」を植え付けた圃場(上向鴇地区)
 小坂町は、本年度も地元の養豚大手や農業生産法人などと連携し、大規模野菜団地実証試験を実施する。加工用ジャガイモの試験栽培に取り組み、産地化の可能性を探る。2年目の本年度は前年の試験結果を踏まえ、試験圃場などを変更。上向の鴇地区の圃場50㌃で、4月28日に中生種「とよしろ」の種芋を植え付けた。収穫は8月のお盆前の見通し。
 町は、地元のポークランドグループや農業生産法人大地、県などと、加工用馬鈴薯試作協議会を組織。町内の農地で生産した加工用ジャガイモが、将来的に菓子メーカー・カルビー(本社・東京都)との取引に結びつくよう、前年度から試験栽培を実施し、栽培技術の確立を図るとともに、収益性等を調査している。
 前年度は町内の真木平地区の圃場1㌶で試験栽培を行い、わせ種の「オホーツク」と「とよしろ」の2品種を植え付けた。植え付けの遅れなどが影響し、収穫したジャガイモはカルビーの買い取り判断基準を満たせず、思うような成果を上げられなかった。
 本年度は、1年目で浮き彫りとなった課題の解消を目指し、栽培計画を立てた。圃場は消雪と排水面、積算熱量確保の面から鴇地区に変更。種芋は前年の反収を比べた結果、多収が見込めて栽培しやすい「とよしろ」の1品種とした。
 植え付けは、産地の北海道より早い9月前の収穫・出荷を目指しているため、計画では4月上旬から中旬ごろを適期としていたが、4月に入ってから降雪など気温の低い日が続き、4月28日に植え付けた。「去年の結果を見て、植え付けの間隔などを考えて行った」(町)という。
 本年度は、カルビーの買い取り基準のデンプン比重1・080、生産量15㌧を目標に設定。ポークランド、大地が圃場管理や防除などの作業に取り組む。
 町は「早い時期に植え付けることによって、どれくらい品質の良いものが収穫でき、量を伸ばせるかを調べたい」と話している。

中田村長が初登庁 上小阿仁村 「住民の力を結集」

2019-05-08
花束を贈られる中田村長(村役場)
 先月21日の上小阿仁村長選挙で返り咲きを果たした中田吉穂村長(68)が7日、村役場に初登庁した。職員を前にした訓示では「村民の意見に耳を傾けながら、オール上小阿仁の力を結集して丁寧な行政運営に努めていく」と述べるとともに、「私が先頭に立って汗をかいていく」との決意も表明。臨時議会に出席するなど、早速公務をスタートさせた。
 任期は5月1日からで、「令和」に改元後初めての平日となったこの日が、実質的な仕事始めに。午前8時半ごろ、自家用車を運転して役場へ到着すると、玄関前に並んだ職員の出迎えを受け、女性職員から花束が贈られた。
 4年ぶりとなる村長室へ入り、席に着くと「これからが厳しくなる」と表情を引き締め、「少子高齢化や人口減少が進み、村の活力が失われてきている。移住定住につながる施策を、最初に取り組んでいく」と話した。人事については「まだ、具体的には考えていない」としたほか、議会対応は「丁寧な説明を行うとともに、情報提供を大事にして理解を求めていく」と述べた。
 約50人の職員を前にした訓示では「人生をかけて職責を全うしていく覚悟。皆さんも新たな気持ちで業務に取り組んでほしい」と呼び掛けた。
 選挙戦で感じた「大切な情報が村民に伝わっていないこと」を紹介しながら、「情報発信力の強化」と「村民目線で日々の仕事にあたること」を指示。「村民に村政へ参画してもらうためには、情報の共有が大事な要素。村が生き残るためには、村民の理解が必要」などと述べた。
 その上で「村を取り巻く状況は歯止めがかからない少子高齢化をはじめ、農林業を取り巻く環境など、大変厳しく課題も多い。村民の意見に耳を傾けながらオール上小阿仁の力を結集し、丁寧な行政運営に努めていく」との決意を表明した。
 このあと、改選後初めてとなる村議会臨時会に出席。議員に向けて「村民の幸せのため、住みよい村創造のため、同じ思いで村の再生を目指していく。互いに切磋琢磨(せっさたくま)し、村民の期待に応えていきたい」などと述べた。

大館で初「ロゲイニング」 県内外から89人 地域巡り、撮影、魅力発見

2019-05-06
秋田犬と写真撮影するチェックポイントも(ふるさわおんせん)
 地図を手に制限時間内にチェックポイントを回り、得点を競うロゲイニングの大会「あきたでロゲやろう2019in大館」が5日、大館市北地区コミュニティセンターを発着点に行われた。県内の有志で組織する実行委員会(菊池健美委員長)が同市で初開催し、県内外から89人が参加。快晴の下、ポイントの施設や商店、飲食店などを写真を撮影しながら巡り、大館の良さを体感した。
 ロゲイニングは得点が設定されたチェックポイントを訪れ、現地で写真を撮って記録し、合計点を競うスポーツ。ウオークラリーに似ているが、全てのポイントを訪れる必要はなく、回る順番も自由。地域を巡る観光の要素もあり、各地で大会が開かれている。
 県内ではトレイルランを趣味に持つ30~40歳代の5人で実行委を組織し、2016年から秋田市や横手市で大会を開き、4回目。2~3人のチームで参加を募り、東京や神奈川、東北などから過去最多の89人がエントリーした。
 ランニングや徒歩に加え、列車移動も可能で、JR大館駅から半径5㌔圏内に約40のチェックポイントを設定。スタート15分前に地図が配られ、作戦を練り、正午に一斉に街中に飛び出した。「秋田犬に会える場所を選んだ」(実行委)といい、飼育するふるさわおんせんや秋田犬会館、秋田犬の里を目指した。菓子店やラーメン店では「食べている画像」で得点が加算され、曲げわっぱの工房や長根山などを含めゴールまでの4時間、さまざまな大館の魅力に触れた。
 中村等さん(54)=八戸市=は「仕事で大館に来たことはあるが、じっくり回るのは初めて。チェックポイントを多く訪れて得点を稼ぎたい」と息子の優斗さん(12)と笑顔を見せた。菊池委員長(30)=秋田市=は「秋田の活性化を目指した手作りの大会。県外だけでなく、県内の人が地域の魅力を再発見できるよう、年1回開きたい」と話した。

 

春の「ムラ市」初開催 地域の山菜などずらり 道の駅あに

2019-05-06
訪れた人たちが新鮮な山菜を買い求めた春のムラ市(道の駅あに)
 北秋田市阿仁比立内の道の駅あにで5日、「春のムラ市」が開かれ、とれたての山菜など春の恵みを買い求める人たちでにぎわった。
 食や自然の魅力を発信して地域活性化を図ろうと、住民らでつくる大阿仁ワーキング(松橋悦治代表)が開催。例年は8月と10月にムラ市、冬には漬物を販売する「がっこ市」を開いており、春のムラ市開催は今回が初。
 道の駅駐車場に面した一角で午前9時から販売。大阿仁地域を中心に同市、仙北市まで範囲を広げ、スタッフが早朝から採集。タラノメやボンナ、コシアブラ、ワサビ、ウドなど10種類近くの採れたての山菜が並んだ。
 この日は好天に恵まれ、家族や友人とともに道の駅に立ち寄る人の姿が多く見られた。店頭には山菜などを出品した住民が立ち、おすすめの食べ方や保存方法などを教えながら交流を楽しんでいた。山菜のほか、おやきやジャム、漬物などの加工品も販売し、訪れた人たちが試食しながら品定めをしていた。
 秋田市から山菜を求め訪れた打矢淑子さん(67)は「花ワサビなど新鮮なものがたくさん買えてうれしい。普段は仕事で仙台にいる夫と一緒に味わいたい」と話していた。
 事務局によると今後は春季も継続して開催する予定。

 

4月のニュース

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保全・活用へ耐震化へ 大館市の桜櫓館 「意匠残し性能確保」

2019-04-29
耐震調査などが行われる桜櫓館(大館市字中城)
 大館市は、昨年9月に取得した国登録有形文化財・桜櫓館(同市字中城)の保全と活用に向け、耐震化に着手する。市街地では数少ない昭和初期の本格木造建築物。精密診断や補強案の検討を経て年度内に実施設計をまとめ、2020年度に改修工事を進める方針だ。まちづくり課は「できるだけ意匠を残したまま倒壊しない耐震性能を確保したい」としている。
 桜櫓館は、大館町長を務めた桜場文蔵氏が1933年に建てた木造2階建ての和風住宅(延べ床面積310・28平方㍍)。ケヤキの大梁(おおばり)と長尺・幅広の床板、秋田杉の長押(なげし)も継ぎ足すことなく長尺が使われた。各部屋の書院、部屋の障子や階段の手すりにも高度な技術が施されている。2階の屋根に突き出るように四方にガラス窓を配した展望台を造り、町長時代に街を一望しながら政策を練ったとされる。99年7月に登録文化財となった。
 2017年3月に国の認定を受けた市歴史的風致維持向上計画の重点区域内にあり、桜場氏が秋田犬保存会長だったことや、隣接の桂城公園で本部展覧会が開かれていたことから、秋田犬を守り育てる風致としても貴重だとして「歴史的風致形成建造物」に指定。民間所有者から土地・建物を購入した。
 まちづくり課によると、窓や戸などの開口部が多く、耐力壁が少ないという。梁や柱の接合部は変形能力が大きいことから、地震の揺れを吸収してきたとみる。精密診断ではこうした性能を踏まえて解析し、複数の補強案を検討する。耐震調査業務は5月中旬にも入札を行い、実施設計は9月に発注する方針。担当者は「文化財の価値を把握した上で補強計画を立てる必要がある。建築様式や意匠をできるだけ損なわないよう配慮する」としている。
 館内の見学は無料。1階和室(59平方㍍)は1時間当たり210円で貸し出している。20年4月から改修工事までの期間は見学に限定し、工事終了後に貸し出しを再開する予定。

「伊勢堂岱」をアピール 北秋田 Jrガイドが活動開始 観光客に魅力解説

2019-04-29
来場客に遺跡の魅力を伝えるジュニアガイドボランティアの2人(伊勢堂岱縄文館)
 北秋田市脇神の伊勢堂岱遺跡で、大型連休に合わせたジュニアボランティアガイド活動が始まった。小学生ガイドらが、同遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界遺産に登録されることを願い、観光客らに遺跡の魅力を解説した。5月6日まで。
 ジュニアガイドは2015年度に始まり、ガイダンス施設伊勢堂岱縄文館と遺跡の案内役を務める。5年目の今季は北秋田、大館両市の小中高生40人余りが大型連休と夏休み中の8月に活動する。
 初日は午前10時から午後4時まで、延べ9人がガイドした。あいにくの雨にも関わらず、午前10時のオープンと同時に観光客らが訪れた。四つの環状列石が1カ所に集まっている遺跡は全国でも「ここだけ」と解説を聞き「ほー、すごいな」と驚いていた。
 「北海道・北東北の縄文遺跡群」は昨年7月、世界遺産登録国内推薦候補に選ばれ、早期登録の悲願にまた一歩近づいた。縄文館の中嶋俊彦館長は「今年はさらに来場者が増えると期待している。ぜひ子どもたちのすばらしいガイドを体感していただきたい」とコメントした。
 活動2年目の木村海斗さん(10)=鷹巣東小5年=は「土器や土偶を説明するところが昨年より上手にできた」と自信を深めていた。
 三重県から帰省した70歳代の夫婦は「なぜ世界遺産登録を目指しているのかと不思議に思っていたが、ガイドの説明を聞いて非常に価値がある遺跡だと分かった。遺跡近くにサケが遡上(そじょう)する川があることも珍しいですね」と満足げに話した。

行楽客でにぎわう 道の駅おおゆオープン1周年 18年度は9・5万人利用

2019-04-29
家族連れの人気を集めた温泉じゃぶじゃぶ池(湯の駅おおゆ)
 10連休2日目の28日は青空が広がる行楽日和となり、オープンから1周年を迎えた鹿角市十和田大湯の道の駅「湯の駅おおゆ」は県内外からの観光客でにぎわった。
 湯の駅は観光客と市民の交流、地域のにぎわい創出、観光業と農商工業の活性化を図る拠点として市が整備した。
 指定管理者はノリット・ジャポン(本社秋田市、菅原久典社長)。同社などが中心となって設立した株式会社「恋する鹿角カンパニー」が現地で事業を展開している。
 設計者は東京五輪・パラリンピックのメイン会場・新国立競技場の設計を手掛けた建築家・隈研吾さん。県産材を使った円筒形の構造体などを取り入れた特徴的なデザインで、ショップやカフェ、源泉掛け流しの足湯などがある。
 市によると、今年3月末まで約11カ月間の利用者数は目標の10万人に対して9万4712人。売上は目標の1億円を超えた。産業活力課の花海義人課長は「オープン前の準備期間が短かった割にはまずまずの実績」と捉えている。
 淺利裕子駅長は「この1年で思っていたより土台が早めに整った。引き続き、面白いこと、楽しいことを企画してお客さまに喜んでもらえる道の駅にしていきたい。売り上げを伸ばし、利益を出すことも大きな目標」と抱負を語った。
 連休中は大型エアテント内に縄文体験コーナーを設置。館内では縄文土器の展示やパネル展(29日を除く)を行い、世界遺産登録を目指す地元の大湯環状列石を紹介している。
 恋する鹿角カンパニーが商品化した「かづの牛だしスゥプ」を27日に発売。記念企画として牛だししゃぶしゃぶセット(1000円、1日20食限定)を市日スペースで味わえる(29日、5月4日を除く)。
 有志によるフリーマーケットなどのほか、道の駅かづのと連携したスタンプラリーも実施。29日は鹿角紫根染・茜染研究会による伝統の茜染体験と販売会を予定している。

10連休スタート くまくま園(北秋田)営業開始 雨の中でも人出 屋内施設にぎわう

2019-04-28
ツキノワグマに餌を与える来場者たち(くまくま園)
 史上最長の10連休となるゴールデンウイークが始まった27日、北鹿地方の観光施設なども多くの人でにぎわいをみせた。この日から今季の営業を開始した北秋田市阿仁打当の阿仁熊牧場「くまくま園」では、肌寒く雨も降りしきるあいにくの天候となったものの地元の保育園児や観光客が来場。ツキノワグマに餌を与えたり、今年生まれた子グマの様子を眺めたりするなど、思い思いの休日を楽しんでいた。大館市にプレオープンしたばかりの「秋田犬の里」などもにぎわった。
 阿仁熊牧場は、旧阿仁町時代の1989年にオープン。2014年7月には、ヒグマ舎を備えてリニューアルオープンした。現在はヒグマ17頭、ツキノワグマ48頭の計65頭を飼育している。
 開園に先立つセレモニーで津谷永光市長は「命を大切にするくまくま園として運営している。現在は秋田市の大森山動物園と連携してアミューズメントの面にも力を入れている。たくさんの人に訪れてもらいたい」とあいさつ。大阿仁保育園の園児12人が「たくさん食べて遊んで、みんなを楽しませて」などとクマたちへ応援のメッセージを送ったあと、関係者がテープカットを行い、今季の営業開始を祝った。
 屋外のツキノワグマ舎では、立ち上がったり木に登ったりする姿に歓声を上げながら、寒さも忘れて餌を与える姿が見られた。ヒグマ舎では運動場を悠然と歩く大きな姿に、多くの人が息をのんだ。
 同園では例年「子グマとのふれあい」を行ってきたが、今年生まれたのは1頭のため、負担を考慮して「お披露目会」に変更した。子グマの名前は一般から公募することにし、5月31日まで園内の応募箱で受け付ける。
 ゴールデンウイーク期間中は、ヒグマ舎の運動場の探検や「ぬり絵コーナー」、移動動物園(5月2、3日)などのイベントを用意。くまくま園近くの打当温泉マタギの湯では「バルーンキャラバン隊」によるイベント(28、29日、5月3~5日)も行われる。
 問い合わせはくまくま園(☎0186・84・2626)。

格差是正し平和守る 北鹿各地でメーデー 大館は集会に340人

2019-04-28
参加者約340人がガンバローを三唱した大館集会(大館労働福祉会館)
 5月1日のメーデーを前に27日、北鹿各地で連合系の集会が行われた。それぞれメーデー宣言やスローガンを採択。格差是正や安心して働ける社会づくりを目指して声を高らかに上げた。
 このうち大館市内では、連合秋田大館地域協議会を中心とする実行委員会(山内一滋委員長)が主催。24労組と2団体の約340人が参加した。第90回の節目を迎えたが、あいにくの雨天のため集会会場を大館労働福祉会館内に変更。以後のパレードも取りやめた。
 山内委員長はあいさつで今年の春闘の状況を紹介。「労働条件や不合理な男女格差などは依然として存在。4月から順次施行の働き方改革関連法はあくまで最低限のルール。本物の働き方を実現させましょう」と団結を求めた。
 スローガンには「格差をなくし、平和を守る!笑顔あふれる未来をつくろう すべての仲間の連帯で!」を掲げた。「これまでの底上げ・底支え・格差是正の流れを継続しながら将来不安の払拭(ふっしょく)につなげよう。働くことを軸とする安心社会の実現を目指して取り組む」などとしたメーデー宣言を拍手で採択した。最後に参加者全員で「ガンバロー」を三唱した。
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