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厚生委 建設候補地4カ所示す 建て替えの新斎場整備 大館市12月議会・常任委

2019-12-05
新斎場の建設候補地が示された厚生委(大館市役所)
 大館市の12月定例議会は4日、4常任委員会の審査が始まった。厚生委(田中耕太郎委員長)は、本年度中に策定する新斎場整備基本計画の進捗(しんちょく)状況について報告を受けた。小柄沢墓園内にある現斎場は老朽化により「建て替え」の基本方針が示されており、市民課が建設候補地として市有地、民有地4カ所を示した。この4カ所に加え、現在地周辺に候補地がないかを検討し、庁内の検討委員会で協議する。
 市斎場は1979年4月に供用が開始された。施設の老朽化が進んでいるとし、2018年度に市の部長級職員で組織する斎場整備庁内検討委員会(委員長=虻川正裕市民部長)を設置。検討委は「建て替え」を基本方針とし、現在地一帯は土砂災害警戒区域に指定されているため、「現在地に限定せず、他の候補地も評価・検討し適地を選定したい」と方向性を示した。市は6月補正予算に基本計画策定業務委託費約995万円を計上し、委託業者が来年3月までに計画を策定する。
 同課によると、第1次候補地70カ所の中から、市街地からのアクセス、住宅などからの距離、面積などの条件を満たす候補地を現地調査し、土地の形状など総合的に判断して第2次候補地11カ所を選定。庁内各課にヒアリング調査し課題のある候補地を外し、第3次候補地4カ所を絞り込んだ。
 候補地は▽川口字下鳴滝地内の原野(市有地)▽商人留字田ノ沢地内の池沼、原野(市有地)▽出川字下屋布岱、出川字上野地内の山林など(民有地)▽花岡町字観音下地内の雑種地(民有地)―。現在地については「面積を確保するために山を削る必要があり、新たな土砂災害の危険が発生する。委託業者が周辺地域に候補地がないかを検討している」と報告した。
 委員から「住民への説明をしっかり行ってほしい」と意見が出され、同課は「4カ所の候補地から今後さらに絞り込まれた段階で各町内に説明に出向きたい」と述べた。
 今後は庁内検討委員会が協議し、建設候補地を1カ所または複数カ所に絞り込み、基本計画に盛り込む。同課は「建設地によってスケジュールが変わるが、2023~24年度の新斎場完成を目指したい」としている。
 市立総合病院事務局は、来年3月末で任期満了を迎える病院事業管理者について、現管理者の佐々木睦男氏を再任する予定と報告した。任期は4年で、佐々木氏は2008年4月に就任し、現在3期目。

かづの商工会 「お店学校」109人が受講 13事業所が21回開講 8割超が「大満足」

2019-12-05
 かづの商工会は、8月から2カ月間行った「お店学校」の実績をまとめた。商店や工場のスタッフが講師となり、プロの技を客に伝える講座。13事業所が21回開講し、延べにして109人が受講した。参加者の82%が「大満足」と回答。「またお店に来たい」は94%に上り、反応は上々だった。
 全国的に行われている「まちゼミ」の鹿角版。お店や工場、事業所のスタッフが講師、を務め、客を対象にミニ講座を開講。店に足を運んでもらうとともに、受講者はプロの知識や知恵に触れることができる。初めての事業で、8月2日から9月23日まで行った。
 小売店、みそ・しょうゆ製造会社、写真店、花店、日本料理店、薬店、自動車整備工場など幅広い業種から13事業所が参加。内容は日本酒の選び方、和菓子作り、スープやミズのたたき作り、カメラ一眼レフ撮影、ラッピング、漢方やファスティング(断食)など多彩に行われた。
 開講されたのは計21回。受講者は延べ109人。1回当たり5・2人の参加となった。参加者に対するアンケートでは、講座に「大満足」が82%、「満足」が17%で反応はよかった。「またお店に来たいと思ったか」という質問には、94%が「また来たい」と回答した。
 感想を記入してもらったところ、「プロの技術を見て感心した。楽しかった」「初めてのことだらけで、本では理解できないことが理解できた」「一度も行ったことがないお店だったが、また行きたい」「お店の雰囲気がすてき」などの声が寄せられた。
 商工会は「お客さまに気軽にお店に入っていただけるきっかけづくりを目的に実施した。また参加したいという感想が多く寄せられた」として、来年度も継続する予定。

「見守りカメラ」設置計画 大館市釈迦内 「地域のモデルに」 大館署長招き勉強会

2019-12-05
防犯カメラの必要性を確認した勉強会(大館市釈迦内公民館)
 大館市釈迦内の住民たちが、子どもや高齢者など社会的弱者を事故や犯罪から守るため、防犯カメラの設置に向けた計画を進めている。設置による有効性の共通理解を図ろうと、同地区まちづくり協議会(伊藤秀夫会長)が3日、釈迦内公民館で、加藤伸一大館署長を講師に招いた勉強会を開いた。
 同地区は、人口減や見守り活動に取り組む関係団体住民の高齢化などを理由に、過去にも何度か設置を検討。協議会の会合で市に求めたほか、2016年には市防犯協会が設置補助に関する要望書を提出している。行政側は防犯の効力を認めつつ、プライバシーや設置場所、データ管理等を課題として話は進展していなかった。
 勉強会は必要性を再確認して、設置に動き出そうと企画。交通安全関係団体や婦人会、学校PTAなど25人ほどが参加した。
 加藤署長は「今は街に人がおらず、いてもスマホを操作して見ていない。人の目に代わる存在が必要」と言及した。県内の防犯カメラ設置の現状は、金融機関やコンビニ等以外で、民間企業への設置は少ないと説明。検挙事例を挙げながら、犯罪抑止や社会的弱者を守ることにつながる通称「見守りカメラ」として有効性を説いた。
 事業所での設置には第一に自社セキュリティー強化を掲げた。同地区については国道7号沿いへの事業所に点在させるなど「外への設置分を一部街頭も映すようにして、有事に生かしてほしい」と提案した。「点を線、面につなげ、地域の防犯につなげる。大館のモデル地区として進めてほしい」と期待、指導助言などで継続して協力するとした。
 質疑応答では「プライバシーと安全をてんびんにかければ必要性は理解できる」などと、参加者が設置に向け前向きな姿勢を感じさせた。
 今後は釈迦内本郷会が中心となり、設置や経費負担などを担う予定。学校等の意向も踏まえながら、設置予定の事業所等への助成や設置場所などを検討していく。伊藤毅副会長は「必要性の共通認識を持てた。住民に理解をいただきながら進めていきたい」と話した。

林政専門家を雇用へ 大館市12月議会・一般質問 イノシシ目撃は最多

2019-12-04
一般質問が行われた本会議(大館市役所)
 大館市の12月定例議会は3日、前日に続いて本会議を開き、6議員が一般質問を行った。林業政策について福原淳嗣市長は「林業に関する知識と経験を持つ地域林政アドバイザーや森林組合退職者を雇用するなど人材の確保、育成に取り組む」との考えを示した。本年度のイノシシ目撃情報は比内地域中心に3件7頭で「過去最多」とし、「出没しにくい環境整備を進める」と述べた。
 登壇したのは佐々木公司議員(令和会)、明石宏康議員(市民の風)、相馬ヱミ子議員(同)、笹島愛子議員(共産党)、花岡有一議員(令和会)、岩本裕司議員(市民の風)。
 林業成長産業化地域創出モデル事業の推進を問われた市長は「策定中の第2期総合戦略で林業を軸とした地域産業の成長実現に向けた取り組みを掲げている」とし、「木材の需要拡大を図るなど伐期を迎えた森林資源の有効活用を進めるとともに、伐採後の適切な再造林で循環システムを構築する」と答弁。その上で林野庁の「地域林政アドバイザー制度」を活用した専門家の確保に取り組む考えを示した。
 市内のイノシシ出没状況については「2016年5月に初の目撃情報が寄せられ、本年度は比内地域を中心に3件7頭。これは過去最多で、このうち2件は稲が踏み倒される被害があった」と述べ、「市民に生態や行動、危険性を周知し、農作物被害への対応として緩衝帯整備の推進や誘引物撤去の周知などに努め、出没しにくい環境を整える」と強調した。
 秋田市新屋への地上配備型迎撃ミサイル「イージス・アショア」配備計画に対しては「新屋配備の議論とシステムの必要性の議論は切り離して進めるべきだ」とした上で、「ミサイルによる攻撃の可能性が捨てきれない状況下でシステムの必要性は感じている」と答えた。さらに「大館市に近い場所が候補地として示された場合、市民の問いに丁寧に説明する必要がある。説明責任を果たせるよう防衛省の再調査結果を検証しなければならない」と述べた。

4㍍のXマスツリー 北秋田市の北欧の杜 イルミネーション点灯

2019-12-04
高さ約4㍍のツリー(奥)とレンガ壁に飾られたイルミネーション(北欧の杜パークセンター)
 北秋田市の県立北欧の杜公園パークセンターに、高さ約4㍍のクリスマスツリーがお目見えした。青色や白のイルミネーションが点灯し、師走の園内を華やかに演出している。25日まで。
 管理する公園事務所が冬の誘客策として1日、1階ホールに設置した。公園内に植栽されているマツ科・トウヒの間伐材を活用。雪をイメージした白い綿を枝先に載せたり、星型の電飾を最頂部に取り付けたりした。木全体を覆うように青色や白の発光ダイオード(LED)の電飾を垂らし、降り注ぐような光を演出した。
 すぐ脇のレンガ壁にも黄色のイルミネーションとクリスマスリースを飾り付けた。ツリーと一体の雰囲気を醸し出している。
 点灯は午前9時から午後5時まで。暗くなり始める午後4時ごろには、点滅する電飾の光が周囲を優しく包む。担当者は「市内で4㍍近い高さのツリーは珍しいのでは」とPR。ツリーと一緒に「自由に弾けるピアノがホールにあり、クリスマスソングを弾いて楽しんでもらえれば」と話した。
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「農泊」拡大へ勉強会 北秋田で秋田犬ツーリズム 市民6人、事例など聞く 大館から「横展開」を

2019-11-27
農泊拡大に向けた勉強会(北秋田市阿仁庁舎)
 地域連携DMO(観光地域づくり法人)・秋田犬ツーリズム(中田直文会長)は25日夜、北秋田市阿仁の阿仁庁舎で「農泊拡大に向けた勉強会」を開催した。農家民宿や農家民泊といった取り組みを北秋田市にも広げていくことをねらいとしたもの。興味、関心を持つ人らが参加し、先進事例や実際の取り組みの様子などを聞いた。
 農家民宿・農家民泊は、都市と農村交流の受け入れ拠点となるほか、近年はインバウンド(訪日外国人客)からの人気も高まっている。全国で、さまざまな取り組みが行われているという。
 今回の勉強会は、大館市で行われている農家民宿のモデルを横方向に広げていくため、北秋田市と大館市まるごと体験推進協議会(石垣一子会長)と連携して初めて開催。事例紹介や意見交換を通して、開業の希望を持つ人たちの疑問や不安に答えるとともに、「顔の見える関係」の構築も目指すことにした。
 参加したのは、市内在住の6人。秋田犬ツーリズムアドバイザーなどを務める渡邊竜一さん、大館市の地域再生マネジャーなどを務めた小林詳子さん、大館市まるごと体験推進協議会会長の石垣さん、北秋田市で森吉山麓ゲストハウスORIYAMAKEを経営する織山英行さんがそれぞれ、事例などを紹介した。
 この中で、グリーンツーリズムや農家民宿に自ら関わる石垣さんは、海外研修の際に現地の農業者から言われた言葉として「仕事の中に楽しみを見つけなければならない」ということを紹介。「消費者に生産現場を体験してもらうことで生産者と交流し、農業を知ってもらいたい」との思いや「地域を知ってもらうためには、地域の食を体験してもらうこと」との考えを披露した。
 また、織山さんは「外国人向け簡易宿所」として運営している様子を紹介。「外国人向けとすることで、ネット予約のみ、最低2泊から、現金不可・キャッシュレスのみなどのハードルを設けている」などと特徴を説明した。
 参加した人たちは、それぞれの話を興味深そうに聴講。自分たちの思いや将来の希望を話しながら、情報を交換していた。
 会場には、産学官で構成する「農泊を中心としたネットワーク組織委員会」のメンバーも来場。勉強会の様子を視察した。

IT活用し柔軟な働き方 鹿角市 在宅勤務など体験談聞く

2019-11-27
テレワークなど柔軟な働き方を考えたトークセッション(コモッセ)
 在宅勤務などインターネット技術を活用した柔軟な働き方を探るトークセッションが26日、鹿角市花輪のコモッセで開かれた。ネットショップを運営している市内の女性など体験談を話し、新しい働き方を考えた。
 市が女性・若者活躍促進事業として開いた。体験談を聞いて、新しい働き方を考える機会にするのが目的。約30人が参加した。
 体験談を話したのは、市内の女性たちでウェブショップを運営している「ミライ」の渋谷加好さんと工藤博子さん、ニッポン手仕事図鑑やネットメディアの編集長をしている、ファストコム(東京)の大牧圭吾さんの3人。ソフトウェア開発を手掛けるコー・ワークスコトづくり事業部の五十嵐淳さんが進行役を務めた。
 青森県三戸町に住んでいる五十嵐さんの会社は、本社が仙台市。会社の会議や仕事先との打ち合わせは、ウェブ会議で行い、在宅で対応できる。「東京や仙台に住んでいなくても、都市部との打ち合わせは十分できる」と指摘した。
 ミライは女性3人で1年前に始めた。市が主催したネットショップの講座を受講し、そこで知り合った仲間。リンゴ、コメ、山菜を販売しており、3人とも本業を持っている。
 ファストコムは2017年、市からの誘致を受け、花輪のまちなかオフィスに拠点を構え、IT企業として事業を展開している。大牧さんは、テレワーク(在宅勤務)には会社の理解が不可欠、と指摘。週末の副業がうまくいき、それが本業にプラスに作用することがあり、副業の積み重ねで新しい働き方をしている人たちを紹介した。

高齢者の除雪支援 「ふれあい事業」97町内申請 大館市 雪下ろし支援は増額

2019-11-26
 大館市は高齢者の除雪支援として、除雪車が出動した日に間口除雪を担う町内会に活動費を助成する「地域ふれあい除雪支援事業」、事業者が間口を除雪する「軽度生活援助事業」、屋根の雪下ろし費用の一部を助成する「雪下ろし支援事業」の3事業を今冬も行う。地域ふれあい除雪は例年並みの97町内から申請があった。前年度の利用が6件だった雪下ろし支援は、本年度助成額を増額するなどし、利用を促す。
 地域ふれあい除雪は65歳以上の高齢者世帯、身体障害者手帳1、2級所持者のみの世帯が対象。主に除雪車が出動した日に、道路に面した出入り口部分の除雪を町内会が担う。市は実施町内会に1世帯当たり7000円を助成する。11月6日に締め切り、97町内会から申請があった。長寿課が今月29日までに対象世帯を決定し、町内会に通知する。
 近年の実施は▽16年度=101町内・664世帯▽17年度=99町内・623世帯▽18年度=100町内・596世帯―と横ばいで推移。長寿課は「除雪を担う住民も高齢化し課題となっているが、共助の意識が広がり、新規で取り組む町内会も出てきている」と話す。本年度は771世帯分を予算措置し、「今後も町内会から要望があれば対応したい」としている。
 雪下ろし支援は、自力で屋根の雪下ろしが困難な高齢者世帯が市内の業者に委託した際、費用の一部を助成する事業。65歳以上で一戸建ての持ち家に住む、市民税非課税世帯などが対象。
 事業を開始した15年度、16年度は利用がなく、17年度は7人、18年度は6人が利用した。長寿課は「より利用しやすい制度にしたい」と本年度見直しを図り、「雪下ろしに要した経費」に限ってきた助成に、「下ろした雪の除排雪に要した費用」も加え、助成額を上限2万円から3万円に増額した。申請も作業前から、作業後に変更した。
 軽度生活援助は65歳以上の非課税世帯を対象に、登録した事業者や団体が降雪時、利用者の自宅出入り口から道路まで歩くことができる程度の除雪を行う。単価は30分550円、利用者負担は100円で、残りを市が補助する。
 長寿課は「雪下ろし支援は本年度40人分を予算措置し、高齢者の冬場の生活の安心安全につなげたい」と話した。各事業の問い合わせは同課高齢者福祉係(☎0186・43・7056)。

放課後児童クラブ 全校区、全学年に拡大 鹿角市 来年度から 花輪、十和田で高学年も

2019-11-26
会見する児玉市長(鹿角市役所)
 鹿角市は来年4月から花輪、十和田両小学校区の放課後児童クラブで高学年(4~6年)の受け入れを開始する。25日の定例会見で児玉一市長が明らかにした。
 同市の児童クラブは市内全ての7小学校区に8クラブが設置されている。以前は低学年(1~3年)を対象としていたが、昨年度から順次、高学年まで拡大し、現在は5クラブで全学年を受け入れている。
 来年度は、残る「花輪児童クラブ」「まちなか児童クラブ」「十和田児童クラブ」の3クラブで全学年の受け入れを開始する。
 これに伴い、花輪小学校区では福祉プラザ内の児童センターに設置している「まちなか児童クラブ」を、向かい側にある旧村木小児科医院に移転する。「花輪児童クラブ」の場所は変わらない。
 十和田小学校区では同小学校内に設置している「十和田児童クラブ」に加え、増設する形で十和田市民センター隣の旧北都銀行毛馬内支店に新たな「(仮称)十和田まちなか児童クラブ」を開設する。
 移転、増設に伴う改修費用等は12月補正予算に計上する予定。
 児玉市長は「全ての小学校区で全学年の受け入れ態勢が整うので、本市が目指す『子育て環境の充実』がまた一歩前進するものと考えている」と述べた。

北秋田市 一般会計1億8千万円補正 12月議会 5日招集 北鷹高の全国駅伝補助など

2019-11-26
 北秋田市は25日、12月定例議会を12月5日に招集すると告示した。提出するのは、県人事委員会の勧告に基づく一般職の給与に関する条例の一部改正案や合川保育園の民間移管に伴う市保育所条例の一部改正案、2019年度各会計の補正予算案など議案件。最終日には、人事案2件の追加提出を予定している。
 条例案10件、補正予算案11件、単行案1件。条例関係では、JAの合併に伴う定数に改定するための市農業委員会委員の定数に関する条例の一部改正案、地方公営企業法の規定の一部を適用するための市下水道事業の設置等に関する条例の制定案、新たに「水道局」を設置するための市水道事業の設置等に関する条例の一部改正案などを予定している。
 補正予算案のうち、一般会計の補正額は1億8348万2000円で、補正後の総額は245億9980万4000円。
 歳出の主なものは、秋田北鷹高校女子全国高校駅伝競走大会出場補助金100万円、食の自立支援事業委託料209万7000円、教職員出退勤管理システム導入事業305万5000円、小学校教師用教科書・指導書1421万8000円など。特別会計等職員を含む職員給与費の補正額は4551万5000円の追加。
 また、雪解け後の速やかな工事発注を行うことで施工時期の平準化を図ることを目的に、繰越明許費を設定しつつ道路維持事業費として5080万円を計上した。
 請願は「免税軽油制度の継続を求める」の1件、陳情は6件を提出。人事案の追加提出は、任期満了に伴う阿仁合財産区と大阿仁財産区それぞれの管理委員を予定している。

10月のニュース

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県種苗交換会 開幕 本県農業の底力示す 農産物1832点 大館で18年ぶり

2019-10-31
1832点の農産物が並んだ展示会場(タクミアリーナ)
 第142回県種苗交換会が30日、大館市で開幕した。出品農産物は前年を294点下回る1832点。今年は高温、少雨傾向で生育に影響を及ぼす天候となったが、主会場・タクミアリーナには、生産者が丹精込めて育てた農産物が並んだ。審査の結果、北鹿地方から3人が農林水産大臣賞に輝いた。
 同市での開催は2001年以来、18年ぶり8回目。「集え大館 令和に紡ぐ 秋田の農業」をキャッチフレーズに、11月5日までの7日間、多彩な行事が行われる。JA秋田中央会主催、市協賛会協賛。市協賛会は期間中、80万人の人出を見込んでいる。
 タクミアリーナで行われたオープニングセレモニーでは、JA秋田中央会の船木耕太郎会長が「明治から続く交換会が一つの時代を超えて紡がれていくことに深い感銘を覚える。本県農業の底力を感じていただき、食と農への理解が深まることを期待する」、市協賛会長の福原淳嗣市長が「新元号令和の時代に、秋田が持つ農業の魅力、素晴らしさを伝えていきたい」とあいさつ。関係者がテープカットを行った。
 出品された農産物は▽水稲=56点▽畑作物及び工芸作物=245点▽果樹=243点▽野菜=851点▽花き=308点▽農林園芸加工品=60点▽畜産及び飼料=38点▽林産品=31点―。地区別では、北秋田が587点で全県8地区で最も多く、鹿角からは130点となった。
 農水大臣賞を受賞したのは、池田貴宏さん(鹿角市)のリンゴ「秋田紅あかり」、松澤幹基さん(大館市)のヤマノイモ「大館1号」、渡辺寛子さん(大館市)の切り花・ダリア「NAMAHAGE MASARU」。展示会場には午前中から多くの人が詰めかけ、農産品を一品一品鑑賞。農業機械化ショーや植木苗木市、飲食物露天販売などが行われる協賛第1会場のニプロハチ公ドームもにぎわいを見せた。
 ほくしか鹿鳴ホールでは新穀感謝農民祭、開会式が行われ、1878(明治11)年から続く歴史と伝統を誇る農業の祭典の幕開けを関係者が喜び合った。
 31日は午前9時30分から、メモリスあきた北で「農業生産拡大に向けた労働力確保対策について」をテーマに、談話会が行われる。

秋の鹿角をPR タイから 旅行関係者 リンゴ狩りも体験

2019-10-31
リンゴ狩りを楽しむタイの旅行代理店関係者(十和田関上の佐藤秀果園)
 国立公園八幡平エリアを海外の観光客に売り込む招へいツアーが、鹿角市と隣接する岩手県八幡平市で行われている。インバウンドターゲット国としているタイの旅行代理店関係者6人を招待し、秋の魅力をアピールしている。
 両市が連携して、タイから旅行関係者を招くのは、2回目。前回は冬の魅力を発信するため3月に実施。今回は秋に設定した。29日から11月2日まで4泊5日の日程。
 招待したのは、旅行エージェント4人とSNSで発信して影響力のあるインフルエンサー2人の計6人。一行は29日、羽田空港から空路で大館能代空港に到着し、鹿角市内の道の駅あんとらあ、史跡尾去沢鉱山を回った。千歳盛酒造では日本酒を試飲した。
 30日は午前、後生掛自然研究路を散策し、午後は十和田関上の佐藤秀果園でリンゴ狩りを体験した。経営する佐藤一さん(70)によると、台湾など海外観光客の利用は多く、木に実っているリンゴを間近にして体験できるとあって、喜んで帰るという。
 参加者は、赤く実ったリンゴをもぎ取った後試食し、「おいしい、おいしい」を連発していた。タイにおける鹿角の認知度はこれからだが、男性は「この2日間のコースは、鉱山があり、後生掛の自然、フルーツ、温泉と、トータルとしてよくできている」と話した。この日はホテル鹿角に宿泊した。
 31日から八幡平市に入り、11月2日に盛岡市から羽田空港に向かう。

農業功労者 成田さん(鹿角市)と アグリ川田(大館市)に 地域農業をけん引

2019-10-31
関係者らが農業功労者の受賞を祝った(ホテルクラウンパレス秋北)
 県種苗交換会の「農業功労者を称える会」は30日、大館市のホテルクラウンパレス秋北で開かれた。「淡雪こまち」の直播栽培技術の確立に尽力した鹿角市の成田誠さん(72)と、枝豆産地形成に尽くした大館市のアグリ川田(川田将平社長)が受賞。それぞれ喜びを語り、地域の農業のさらなる発展を誓った。
 成田さんは、1976年に稲作主体の農業に従事。JAかづの毛馬内地区稲作愛好会会長、JAかづの理事、鹿角農業士会会長などを務めた。県育成品種「淡雪こまち」の直播栽培における収量の安定化と品質均一化の技術を確立。特産化により農家所得の向上に大きく貢献した。
 同社は、家族経営から企業経営に転換し、2006年に設立。翌年に転作大豆栽培のノウハウを生かし、収益性の高い枝豆栽培を開始した。16年には園芸メガ団地育成事業を活用し、枝豆栽培の大規模化・機械化・安定した収入を確保。栽培面積を40㌶まで拡大した。その後も12品種を組み合わせた独自の播種、栽培計画により、18年度には単一法人として管内最大の75㌶の枝豆栽培を行い、地域の枝豆生産をけん引している。
 成田さんはあいさつで「農業は無我夢中の一言。淡雪こまちは何度も諦めかけたが、仲間に支えられた。栽培は難しいが、これからも続けてほしいという声を聞く。これからも皆と共に頑張りたい」と抱負を述べた。同社の川田社長は「最近は枝豆を栽培する若い人も増えている。今後も秋田の枝豆を頑張っていきたい。受賞は周りの農家や社員のおかげで、自分は修業の身。この先も地域貢献していきたい」などと感謝した。

水道ビジョン 料金見直しなど原案に 大館市 広域・官民連携も 議会建水委で報告

2019-10-30
水道ビジョン原案について報告を受けた建設水道委(大館市役所)
 大館市議会建設水道常任委員会(佐藤眞平委員長)は29日、市役所で開き、長木川河道掘削事業と新水道ビジョン策定状況について報告を受けた。水道ビジョンは人口減や設備更新に伴う費用増を踏まえて料金見直し、広域・官民連携などを原案に盛り込み、11月11日からパブリックコメント(意見公募)を行う。
 外部有識者らでつくる「懇話会」や議会の意見を反映した原案によると、更新需要や財政収支の見通し、理想像、目標設定、実現方策など7章で構成。人口減を背景に水需要と料金収入の減少が予想され、老朽化施設の更新で多額の費用も見込まれており、料金見直し検討の必要性を挙げている。経営基盤の安定化へ官民連携や広域連携も打ち出した。
 料金を据え置くと2035~39年度に赤字となる見通しで、値上げした場合は経営が成り立つと推測。施設の長寿命化を考慮して更新する場合の見直し時期の一例として▽32年=約20%増▽39年=約10%増▽46年=約10%増▽51年=約20%増▽58年=約10%増―と示した。
 広域連携については県主導で具体化すると想定し、「できる限り市も同じ方向で進む」と記載。県内で料金徴収業務の包括委託が進んでいることから段階的に官民連携を推進するとした。民間に運営権を譲渡するコンセッション方式は「現状では現実的でない」と判定、「業界の成熟や市民理解、安全の担保などを見極めながら段階的に推進する」としている。
 パブリックコメントは11月22日まで。市ホームページや水道課(比内総合支所)、市民課(本庁舎)、田代総合支所市民生活係で原案を閲覧できる。1月の懇話会に最終案を示し、年度内の策定を目指す。
 長木川河道掘削事業は県が行うもので、本年度はJR花輪線鉄橋の上流側から県道大館十和田湖線大館橋まで1・5㌔区間、20年度は大館橋から市道有浦東台線鳳凰大橋まで1・5㌔区間の予定。掘削で発生する土砂は旧長根山スキー場など市有地に搬出することにしている。

北秋田 墓前にささぐ「浜辺の歌」 成田為三の命日 地元合唱団が歌声

2019-10-30
成田の楽曲を歌う合唱グループ(龍淵寺)
 北秋田市出身の作曲家・成田為三の命日に当たる29日、同市米内沢の龍淵寺で墓前演奏会が開かれた。市内の合唱グループなどから約40人が参加し、代表曲「浜辺の歌」を墓前にささげ、功績をたたえた。
 成田は大正から昭和にかけて300曲以上を手掛け、芸術的な童謡作曲の草分けとして知られる。1945年10月29日に51歳で亡くなり、同寺に眠っている。
 その功績と楽曲を後世に伝えようと、墓前演奏が企画されたのは57年。成田が教授を務めた国立音楽大の合唱団有志が披露した。市教委によると、現在のように地元合唱グループが参加して行うようになったのは30年前の89年ごろという。
 没後74年となるこの日は市教委の呼び掛けで浜辺の歌音楽館少年少女合唱団やコール・もりよし、女声合唱団る・それいゆ、秋田声楽研究会カント・アムゼル、同館運営審議委員らが出席した。墓前で奥山亮修住職が読経し、参加者が手を合わせた。
 歌い手たちは伴奏に合わせ「雨」「かなりや」などを披露。清らかな歌声を響かせた。最後に全員で「浜辺の歌」を合唱し、あらためて成田の偉業をかみしめた。
 少年少女合唱団の泉谷優奈さん(14)と藤本奈月さん(15)は「為三先生の曲を歌うことは誇らしい。合唱活動ができることや先生に感謝したい」と語った。
 11月3日には市文化会館で第14回「浜辺の歌音楽祭」も開かれる。午前10時開演。
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10月から幼保無償化 実費負担の副食費 北鹿3市町村は無料に

2019-09-30
 国の幼児教育・保育無償化が10月から始まる。幼稚園や保育園、認定こども園などを利用する3~5歳児と低所得世帯の0~2歳児の保育料が無償化される。保育料に含まれていた給食の副食(おかずなど)費は無償化から外れて実費負担となるが、年収360万円未満の世帯と第3子以降は国が費用を免除、360万円以上の世帯は県と市町村の助成で負担軽減を図る。北鹿地方では鹿角市、小坂町、上小阿仁村がこの助成に上乗せし、副食費も無料とする。
 国の制度で無償化となるのは、幼稚園や保育所、認定こども園などに通う3~5歳児と住民税非課税世帯の0~2歳児。認可外保育施設の利用は保育の必要性が認定された場合、3~5歳児は月額3万7000円を上限に、0~2歳児は住民税非課税世帯を対象に月額4万2000円までの利用料を無償化する。
 3~5歳児の幼保無償化から外れるのが、おかずやおやつなどの副食費。保育園ではこれまで主食費は実費徴収で、副食費は保育料に含まれてきた。国は年収360万円未満の世帯と第3子以降を対象に副食費を免除。年収360万円以上の世帯には、県と市町村が共同で行う「すこやか子育て支援事業」で、半額か4分の1を助成する。多子世帯など全額助成される世帯もある。
 北鹿の5市町村のうち、小坂町と上小阿仁村は助成をさらに上乗せし、副食費を無料にする。鹿角市は所得制限を設けるが、「市内の3歳児以上のほとんどの世帯が無料の対象となる」と説明。上小阿仁村の担当は「保育料が無償で、副食費が発生すると負担感がある。子育て世帯の支援として無料にすることに決めた」と話す。
 大館市で幼保無償化の対象となる3~5歳児は幼稚園や保育園、認定こども園、へき地保育所を利用する約1200人。子ども課によると、市立保育園では10月から副食費を月4500円に設定。主食はご飯を持参しているため、実費負担分は助成後の副食費となる。同課は「保護者には9月中旬に副食費助成の申請書とチラシを配布した。10月以降に負担増となる世帯はなく、制度を周知していきたい」と話した。

巨樹、古木に驚き 鹿角地域観光再発見 県北一の門杉など巡る

2019-09-30
門杉を見学する参加者(大円寺)
 鹿角市内に点在する巨樹や古木をバスで巡る学習会が29日、同市十和田、花輪地区で行われた。主催した十和田地域づくり協議会の地域観光再発見実行委員会(三上豊委員長)によると巨木巡りの企画は市内初といい、参加者がその雄姿に目を見張りながら由来や地域の歴史などにも理解を深めた。
 本年度「市民のチカラ事業『地域観光再発見』」の一環。タイトルは「市内の巨樹・古木を訪ねて」。森林や樹木、悠久の歴史を語る地域のシンボルとして、地域学習を兼ねて初めて実施した。
 地元鹿角をはじめ大館、北秋田から18人が参加。案内人は大湯郷土研究会副会長でもある三上さん。東北巨木調査研究会の五十嵐洋さん(大館市)が一般参加し、関連情報を提供した。
 大湯支所前で開会行事を行い、三上さんは「鹿角には藩政期に幕府巡見使が通った歴史街道が残っている。木を見るだけでなく、歴史も踏まえながら歩きたい」とあいさつ。
 この後、参加者はバスで移動し、大円寺の門杉(もんすぎ、大湯)、毘沙門神社のケヤキ(一本木)、左多六とシロ公園のイチョウ(下草木)、愛宕神社の大カツラ(級ノ木)、金澤家の大グリ(鶴田)、神明社の親杉(松山)、千手観音堂の大ケヤキ(大欠)の7カ所を訪ねた。
 このうち大円寺の門杉はスギでは県北一の大きさで、幹周り9㍍、樹高47㍍、推定樹齢500~600年。県の天然記念物に指定され、伝承では樹齢2000年ともいわれる。かつては2本で一対になっていたとされるが、藩政期中頃の山崩れで山側のスギが失われ、谷側のこのスギだけが残ったという。
 三上さんは木の特徴や由来、付近の文化財などを説明。参加者は熱心に耳を傾けていた。
 北秋田市の白川正信さん(73)は「こんなにでかいスギは見たことがない。来てよかった」と話し、雄姿を写真に収めていた。

大沢さん(大館)「復興のごう音」 ラグビーW杯日本大会 釜石で選手入場曲演奏

2019-09-30
選手入場曲を演奏する大沢さん㊥(釜石鵜住居スタジアム)=佐藤さん提供
 日本チームが優勝候補を破り国内を歓喜に沸かせている、ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会。25日、岩手県釜石市の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムで開かれたフィジー―ウルグアイ戦で、大館曲げわっぱ太鼓の奏者・大沢しのぶさん(44)=大館市=らが選手入場曲を演奏した。東日本大震災の被災地から太鼓を借り受け、「復興の音色」で大会の盛り上げに一役買った。
 大会のセレモニー担当者から出演の打診を受けたのは、茨城県出身の和太鼓奏者・寺門勝さん。寺門さんが東北ゆかりの大沢さんと、大館市内でワークショップなどを開く津軽笛奏者・佐藤ぶん太さんに声を掛け、3人に決まった。
 同スタジアムは、震災被災地で唯一のW杯会場で、復興の象徴とも言える場所。大沢さんは、同県陸前高田市の知人から直径約1㍍の平胴太鼓を借り受けた。青空の下、両国選手の入場時に「RWC2019アンセム」に合わせて大災害を経験した太鼓の音色をとどろかせた。続いて、選手や観客らが犠牲者に黙とうをささげた。
 試合開始前には会場周辺で、3人がゲリラ的におもてなし演奏したほか、観客への演奏体験や他バンドとのセッションなどで盛り上げた。
 大沢さんはこれまで、国内で開かれた国際スポーツ大会では、世界バレー(06年)開会式、U―20女子サッカーW杯(12年)の2度、演奏している。今回の観客は国内外の1万4000人余り。「一生に一度あるかないかの大きな国際大会。選手や関係者の緊張感、満員の観客の歓声や拍手は貴重な経験。復興はまだ半ばではあるが、今後も支援を続けていく気持ちを新たにした」と話した。
 日本チームは世界ランキング9位。初の8強入りを目指す中で28日、1次リーグA組第2戦で同2位のアイルランドを19―12で撃破した。10月5日にサモア、13日にはスコットランドと対戦し、上位2チームが19日以降の決勝トーナメントに進む。

パラリンピック 日本とタイ「絆の輪」を ボッチャ日本代表も 大館で市民と交流会

2019-09-29
交流試合でボッチャのタイ、日本両代表が白熱の攻防を繰り広げた(タクミアリーナ)
 2020年東京パラリンピックに向けた事前合宿で大館市に滞在しているタイのボッチャ・陸上競技両代表チームを迎えた「パラアスリートとの交流会」が28日、同市のタクミアリーナで開かれた。ボッチャのタイ代表と日本代表「火ノ玉JAPAN」が交流試合で世界トップレベルの技術を披露したほか、両競技のタイ選手19人が競技体験やゲームを通して来場者約150人と触れ合った。
 市主催。同市を訪れているタイ代表からはボッチャの選手7人とコーチ8人、陸上の脳性まひクラスの選手12人とコーチ7人らを招いた。27日から大館で合同合宿をしているボッチャ日本代表選手4人も参加した。
 開会式で福原淳嗣市長は「アスリートの技術、挑戦をする姿に触れてほしい。パラスポーツに親しむとともに、日本とタイの間に大きな絆の輪が芽吹くことを願う」とあいさつした。
 初めに16年リオパラリンピックのボッチャチーム戦で金、銀メダルを獲得したタイ、日本両代表が特別ルールの交流試合を実施。1―1で延長に突入した熱戦は、最終第3エンドで日本が1点を奪い2―1で勝利した。選手は投球でジャックボール(目標球)にぴたりと寄せたり、相手ボールをはじいてコースを空けたりして世界トップレベルの技術を披露。スーパーショットの連続に、会場からは歓声が上がった。
 来場者たちはボッチャ体験で両代表とプレーしたり、パラ陸上のタイ選手とリレーゲームをしたりして触れ合った。助言を受ける姿や記念撮影をする姿などが見られ、会場には笑顔が広がった。
 奥村史華さん(国際情報高1年)は「ボッチャの選手の技術はすごく、毎日練習すれば1番になれるんだと励まされたような気持ち。楽しかった。多くの人にパラスポーツを知ってほしい」と話した。
 ボッチャ日本代表主将の杉村英孝選手は「観客がたくさんいて緊張感があった。タイ代表と合宿をできたのは良い経験。初めて秋田に来たが、『すごいね』と声を掛けてもらった。応援を力に変えて頑張りたい」と語った。
 ボッチャ個人世界ランキング1位のタイ代表、ウォラウット・セーンアンパー選手は「日本代表と意見交換をできて良かった。皆さんと交流もできてとても楽しかった。(大館は)料理もおいしいし、また来たい」と笑顔を見せた。
 この日、市はタイ代表を応援するために作成した横断幕も公開した。東京大会の観戦ツアー企画も検討している。

機械操作やキノコ栽培 鹿角で親子7組 森林の役割に触れる

2019-09-29
ハタケシメジの菌床をプランターに入れる参加者(鹿角地域振興局)
 鹿角地域振興局の親子森林教室が28日、市内の森林などで開かれた。高性能林業機械の操作やキノコの菌床栽培を体験し、林業への理解を深めた。
 森林を理解する事業として、植林や森林内の散策など行ってきた。さらに理解を深めるため、樹木がどのように利用されているかを知り、山の恵みを実感する機会にしよう、と今回の教室を計画した。
 鹿角地域をはじめ大館市、北秋田市から7組、14人の親子が参加した。花輪の振興局庁舎に集合し後、大湯地内の森林に移動、プロセッサとフォワーダの高性能林業機械による玉切りや集材の作業を見学し、操作を体験した。
 作業体験の後は、振興局に戻り、キノコの役割を学んだ。昆虫や植物の成長に大きく貢献しているキノコ。県林業研究研修センターの菅原冬樹部長から分かりやすく説明を受けた。
 実際に、ハタケシメジの栽培に挑戦。プランターに菌床を入れ、土で覆う作業を行った。振興局の担当者によると、来月には食べることができまでに成長するという。参加者はプレゼントとして自分が作業したプランターを自宅に持ち帰った。
 市内から、母親と参加した菊沢榮太さん(6)は、「機械の操作は木を切ることができて、面白かった」と話し、キノコの菌床をプランターに入れながら、成長を楽しみにしている様子だった。
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