本文へ移動

今日のニュース

2022年8月

下内川氾濫から一夜 復旧作業が本格化 大館市沼館地区 「気が遠くなる」の声も

2022-08-05
泥にまみれた家財を片付ける住民(大館市沼館)
 記録的な大雨から一夜明けた4日、北鹿地方の各地で復旧作業が本格化している。浸水被害に見舞われた住宅地では、親戚や近隣住民総出で汚れを拭き取ったり、泥まみれの家財を外に運び出したりと一日中作業に追われた。広がる惨状を前に、住民らは「何から手を付けていいのか。先を考えると気が遠くなる」とため息をついた。
 氾濫した下内川に程近い大館市沼館地区では、集落が広範囲にわたって冠水。60代夫婦が住む自宅には玄関の中まで濁った水が入り込んだ。被害を聞いた家族が駆け付け、3日午後5時ごろ、泥をかき出す作業に汗を流した。夫婦は「仕事から戻ると、庭に長い木が流れ着いていた。切って運び出すしかなく、片付けには2日ぐらいかかるだろう」と話した。
 快晴となった4日、住民らは朝早くから後片付けに追われた。同所神館の80代女性は「秋野菜を育てようと肥料や薬、種を買ったばかり。保管していた小屋の棚がひっくり返り、全部ダメになった」と落胆した様子。茶一色の床を拭きながら「もう何もやる気が起きない」と肩を落とした。
 2013年8月に発生した水害に続き、再び床上浸水に見舞われた虻川とし子さん(72)は「前回は50㌢、今回は60㌢。まさか人生で2度も経験するとは思わなかった。片付けのため棚やふすまを開ければ水があふれてきて、もう心身ともに疲れが限界」と声を震わせた。これまで下内川の沼館橋の下流側で河川改修工事が進められてきたことに言及し、「13年の大雨の時と同じ上流の堤防決壊による氾濫。以前の教訓が生かされた対策が施されていれば、こんな思いをすることもなかったのでは」と話した。

印刷に関するご案内
ご案内
広告に関するお問い合わせ
お問い合わせ
後援のお申し込み
資料請求
記事・写真等2次使用について
資料請求
株式会社 北鹿新聞社

〒017-0895
秋田県大館市字長倉79
TEL.0186-49-1255(総務課)
FAX.0186-43-3065(総務課)
 
*日刊新聞発行および一般印刷*
TOPへ戻る