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2022年5月

行動制限ない大型連休 人出戻り観光活況 北鹿地方の施設など 利用客「前年の2倍」

2022-05-14
ジュニアボランティアのガイドなどが人気を集めた大型連休中の伊勢堂岱遺跡(5月3日撮影)
 新型コロナウイルス禍で3度目の大型連休(4月29~5月8日)は、3年ぶりに緊急事態宣言などの行動制限がなく、北鹿地方の各施設はにぎわいを見せた。利用客数が「前年の約2倍」という施設も多く、人流が戻りつつある。「コロナ禍前並みだった」との声もあり、夏に向けて需要回復への期待感は高まっている。
 秋田地方気象台によると、連休期間中の10日間のうち、北鹿地方の各観測地点で1日の降水量が10㍉以上となったのは、3日間のみ。5月4~6日は全7地点で降水量がゼロとなり、天候に恵まれた。
 好天で観光、レジャー施設には多くの人出があった。十和田湖で遊覧船を運航する十和田観光電鉄(青森県十和田市)によると、期間中の利用客数は2185人で、前年同時期の2倍近くに増加。担当者は「昨年は強風で運航できない日もあったが、今年は晴れが多く利用が増えた。県外客も増え、行動制限がない影響があったと思う」と話した。
 世界文化遺産の「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する各遺跡では、昨年7月の登録以降で初の大型連休。伊勢堂岱遺跡のガイダンス施設「伊勢堂岱縄文館」(北秋田市)には、コロナ禍前を上回る人が訪れた。入館者数は1809人で、2019年同時期(874人)、21年同時期(759人)の2倍以上。市教委生涯学習課世界遺産推進係は「世界遺産効果が感じられた。ジュニアガイドが案内したことも来館増につながったのでは」との見方を示した。
 大湯環状列石のガイダンス施設「大湯ストーンサークル館」(鹿角市)にも、前年同時期の約2倍となる2260人が訪れた。「首都圏や関西方面のナンバーの車も目立った」という。
 宿泊施設でも県外客が増えた。大館市長走の日景温泉には、10日間で約270人が宿泊。前年同時期に比べると「若干増」で、県外客が5割を占め、関西や九州からの利用もあった。「県外や遠方からの利用が増えた。感染再拡大への懸念はあるが、今後の需要回復に向けて期待感がある」と捉えている。
 飲食店も盛況だった。大館市大町の秋田比内や大館本店では、来店客数が前年同時期の約1・7倍まで回復。特に期間中前半は連日満席となった。「コロナ禍前と変わらない水準まで戻った。行動制限がなかった影響が大きい。『久しぶりに帰省した』という声も多かった」という。「少しずつ客足が戻ってきており、夏の需要期に向けて期待できる」とした。
 高速バスの利用状況も前年に比べて好調に推移した。秋北バス(大館市)によると、期間中の利用客数は、能代・大館―大宮・池袋間を結ぶ「ジュピター号」で前年同時期の約6・3倍、大館・鹿角―盛岡間で運行する「みちのく号」で1・8倍となり、大幅に増加した。担当者は「久しぶりに活況だった」と振り返る。一方でコロナ禍前に比べると4~5割にとどまり、「以前に比べるとまだまだ。夏の繁忙期に向けてさらに回復してくれれば」と願った。
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