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2021年10月

敬老補助金 申請78件 大館市 町内会で工夫し長寿祝う 記念品配布し見守り

2021-10-14
町内会の敬老会で記念撮影する77歳以上の住民(御坂町内会館)
 大館市が2年連続で中止した敬老会に代わり、市内の町内会が市の補助金を活用して敬老事業を行っている。新型コロナウイルス感染防止対策を講じて健康づくり講座を盛り込んだ敬老会の開催や、見守りを兼ね記念品を配布するなど、工夫を凝らして住民の長寿を祝っている。市によると12日現在、市内342町内会のうち、78町内会が補助金の申請を行った。
 敬老会中止を受け、市は本年度、「敬老行事事業費補助金」を創設。町内会が9月から来年1月に実施する敬老事業に、77歳以上1人につき1000円を補助する。高齢者の閉じこもり予防を目的に、交流の場づくりや記念品贈呈などの行事が対象となる。
 御坂町内会(越前貞久会長)は10日、町内会館で敬老会を開いた。町内会主催の敬老会は初めてで、77歳以上の住民75人のうち、25人が参加した。町内のサロンで講師を務める工藤一子さんの指導で「いつまでも元気で暮らす方法」と題した講話を聴き、会食はせず、弁当を持ち帰った。
 越前会長は「コロナ禍で記念品を贈る町内が多い中、敬老会を開催できたことは誇り。先輩の皆さんのおかげで、今、元気に町内活動を頑張ることができている。隣近所、仲良く協力し支え合っていきたい」と呼び掛けた。出席できなかった対象者50人には、役員が手分けして記念品のタオルを配布し、健康状態などに注意を払った。
 岩瀬の上軽石野岱町内会(片岡慎悦会長)は77歳以上の住民が9人。自宅を訪れて、記念品の弁当を直接手渡した。片岡会長は「昔からお世話になってきた町内の先輩として、市の敬老会の代わりにお祝いをしたかった」と申請した理由を話す。
 補助金については、「名簿がなく、対象者全員の把握が難しい」「申請できる町内会とできない町内会があり不公平感がある」などの声も上がっている。
 御坂町内会は老人クラブを通じて対象者の8割が把握でき、それ以外は直接出向いて年齢を確認した。最終的に市に相談しながら全員を割り出し、開催にこぎつけた。越前会長は「事業をきっかけに、町内のどこに高齢者が住んでいるのか改めて確認できたことが大きい。今後の見守り活動につながる」と話す。上軽石野岱町内会は「21世帯の町内で全員顔見知り。日頃から何かあれば直接自宅を訪れて連絡しており、弁当の配布もスムーズにできた」という。
 長寿課によると、7月に全町内会長に補助金の内容を通知し、8月に受け付けを開始。9月以降、申請が増加している。担当は「個人情報保護の観点から対象者の情報は提供できないが、困っている町内会の相談に応じながら、申請を支援する」と話した。申請は12月28日まで受け付ける。
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