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南相馬市に秋田犬 原発事故で獣被害拡大 大館市が提供へ 「友好の架け橋に」

2021-04-06
南相馬市に提供予定の秋田犬
 大館市は、福島県南相馬市に有害鳥獣対策として秋田犬を提供する方針を固めた。2011年の東京電力福島第一原発事故で人口が減少した地域はイノシシ被害が拡大しており、犬のマーキング(尿によるにおい付け)で近づけさせない狙いがある。今月下旬に予定されている防災協定締結に合わせて贈りたい考え。
 福原淳嗣市長が3月下旬に南相馬市役所を訪れ、門間和夫市長と面会して正式合意した。提供するのは、大館市比内町の畠山正二さん(77)が飼育する生後約60日の赤毛のオス。
 南相馬市によると、避難指示が出ていた区域はいまだ住民の帰還が進まず、居住率は原発事故前の25%程度にとどまる。このためイノシシ・サルなどの有害鳥獣が農作物や住宅を荒らし、電気柵などの対策を講じているものの目立った効果は得られていない。捕獲してもジビエ(野生鳥獣肉)として提供できず、「食べられない・狩猟者減・個体数増」の悪循環を引き起こしているという。
 こうした中で動物行動学などを研究してきた有識者が19年3月に南相馬市に移住し、イノシシ対策として秋田犬の活用を提案。マタギのクマ猟に使われた犬が秋田犬の直近の先祖に当たるとされ、被害軽減が期待できるとして市は試行することにした。
 門間市長は昨年1月、「秋田犬のふるさととして名高い大館市に協力をお願いできないか」と文書で依頼。福原市長らが同3月に南相馬市を訪れて事情を聞き、譲与の方向性を確認していた。
 福原市長は「人と人を紡ぐ物語ができたことはうれしい。あらためて秋田犬の魅力を感じた。両市友好の架け橋として取り組む意味は大きい」と話している。




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