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内陸線 縄文号でモニターツアー 伊勢堂岱遺跡 ガイダンス施設など見学

2021-02-24
伊勢堂岱遺跡に理解を深めたモニターツアー(伊勢堂岱縄文館)
 秋田内陸縦貫鉄道(吉田裕幸社長)は19、23日の計2回、秋田内陸線の新観光列車「秋田縄文号」の運行開始を記念した日帰りモニターツアーを開催した。角館駅から秋田縄文号に乗り込んだ参加者計30人が同市脇神の国指定史跡・伊勢堂岱遺跡のガイダンス施設などを見学し、縄文時代の魅力に触れた。
 県北秋田地域振興局の委託事業として実施。同振興局では世界文化遺産登録への機運が高まる「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成遺跡の一つである伊勢堂岱遺跡の認知度向上や観光誘客を目的とし、沿線の複数箇所にある縄文遺跡の魅力を発信する車両「秋田縄文号」のデビューに合わせて企画した。
 各回とも定員の15人が参加した。23日は秋田市などから訪れた参加者が秋田縄文号に乗り、角館駅を出発。列車内では北秋田市教委の学芸員・榎本剛治さんが車両デザインに取り入れられた縄文土器の文様や、車内各所に配置されたイラストの元となる土偶や岩偶の出土場所を説明する「縄文トーク」を楽しんだ。
 縄文小ケ田駅で一度降りると、遺跡ガイダンス施設の伊勢堂岱縄文館内を30分ほど見学した。中嶋俊彦館長がガイドを担当し、四つの環状列石が存在する遺跡の学術的価値や発見された経緯などを紹介。
 市内から出土した土偶や岩偶など48体が並ぶコーナーでは、参加者が縄文号内のイラストに使われている土偶を探したり、形がそれぞれ異なる土偶を見比べたりと縄文時代の文化に理解を深めていた。
 家族3人で参加した秋田市の男性(78)は、「以前から遺跡に興味があり、良い機会だと思って参加した。出土品一つ一つが全く違って面白い。雪が溶けたらまた来たい」と話していた。このほか伊勢堂岱温泉「縄文の湯」で食事や入浴を楽しみ、日帰りの旅を満喫した。
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