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スポーツ振興で経済効果も 大館市のSC設立検討委 福原市長に報告書提出
2021-02-19
福原市長に報告書を手渡す花岡委員長ら(右から2人目、市役所)
大館市スポーツコミッション(仮称、SC)設立検討委員会(花岡伸明委員長)は18日、福原淳嗣市長に検討結果の報告書を提出した。合宿誘致やアスリート育成などの役割を担いながら、観光客の増加などで経済効果を生みだす仕組みづくり「大館版ゴールデンプラン」の検討を提言した。SCの設立総会は3月6日、同市のプラザ杉の子で開く。
花岡委員長は青柳正隆、石山俊智両副委員長と市役所を訪問。「市の持っているグランドデザイン(展望)と市民のSCに対するイメージが乖離(かいり)しないよう、意見を吸い上げてほしい」と期待を寄せた。
報告書によるとSCは、市体育協会や商工団体、観光団体、報道機関、スポーツクラブの12団体で構成。名称を「スポーツコミッション大館」とし基本理念に『スポーツを通じて人と地域をつなぐまち大館』を掲げた。
SCが担う役割は▽スポーツ大会やイベント、合宿誘致・情報収集▽観光分野と連携したスポーツツーリズムの推進▽情報発信▽障害者スポーツの普及と健康増進プログラムの情報提供▽アスリートの育成―を盛り込んだ。
審議の総括では「関係団体・市民に連携の意識が生まれた」と成果を上げ、「スポーツと観光に付随するさまざまな産業との親和性の高さを認識し、スポーツイベント・ツーリズムを中心とした地域活性化の可能性に期待を寄せている」とした一方、「単体での財政自立は困難」と推測。「市民への認知度を高めながら実績を積み上げ、持続可能な組織としていくことが必要」と指摘し、「事業でもたらされる観光客の増加や医療費の抑制などの経済効果のうち、一定額を新たな事業の財源として投資し、さらなる効果を生みだす仕組みづくりを」と求めた。
福原市長は「SCの役割の実現に向けて全面的に協力したい」と述べた。
花岡委員長は青柳正隆、石山俊智両副委員長と市役所を訪問。「市の持っているグランドデザイン(展望)と市民のSCに対するイメージが乖離(かいり)しないよう、意見を吸い上げてほしい」と期待を寄せた。
報告書によるとSCは、市体育協会や商工団体、観光団体、報道機関、スポーツクラブの12団体で構成。名称を「スポーツコミッション大館」とし基本理念に『スポーツを通じて人と地域をつなぐまち大館』を掲げた。
SCが担う役割は▽スポーツ大会やイベント、合宿誘致・情報収集▽観光分野と連携したスポーツツーリズムの推進▽情報発信▽障害者スポーツの普及と健康増進プログラムの情報提供▽アスリートの育成―を盛り込んだ。
審議の総括では「関係団体・市民に連携の意識が生まれた」と成果を上げ、「スポーツと観光に付随するさまざまな産業との親和性の高さを認識し、スポーツイベント・ツーリズムを中心とした地域活性化の可能性に期待を寄せている」とした一方、「単体での財政自立は困難」と推測。「市民への認知度を高めながら実績を積み上げ、持続可能な組織としていくことが必要」と指摘し、「事業でもたらされる観光客の増加や医療費の抑制などの経済効果のうち、一定額を新たな事業の財源として投資し、さらなる効果を生みだす仕組みづくりを」と求めた。
福原市長は「SCの役割の実現に向けて全面的に協力したい」と述べた。