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イノシシ対策 防除と捕獲の両輪で 大館市鳥獣対策協 研修会で生態学ぶ

2021-02-18
捕獲用わなの説明などが行われた研修会(大館市中央公民館)
 大館市内で出没や農作物被害が増加しているイノシシの対策を学ぶ研修会が17日、市中央公民館で開かれた。市鳥獣被害対策協議会(会長、日景浩樹市産業部長)の主催。専門家は雑食性で繁殖スピードが速いなどの生態と、対策は電気柵などの防除と捕獲の両輪で行う必要があると説明。県南で先進的にくくりわなを使った捕獲に取り組む猟友会員の事例も学んだ。
 協議会員の市猟友会員ら約60人が聴講した。市では2016年5月に川口地区の水田で初めてイノシシ2頭が目撃され、その後、同地区で車との衝突事故による死亡個体が確認された。県自然保護課がまとめた市内の目撃件数は、16年5件、17年3件、18年ゼロ、19年12件、20年1件。野菜の食害、田や畑の掘り返しなどの農作物被害も確認されている。
 県自然保護課の近藤麻実主任が「イノシシを知り被害を防ぐ」と題して講演。生態の特徴に「草木の根や昆虫、野菜など何でも食べる雑食性」「初産は2歳で、以降毎年平均4~5頭、多い年で8頭の子を産む」などを取り上げた。「県南で目撃が多かったが、すでに全県に広がっている。一度増え始めると急増する動物で、農作物被害も一気に増えていく」と述べた。
 野生動物の対策の基本に、「捕獲だけでなく、防除と両輪で行ってほしい」と強調。農地を守る防除のポイントとして、「音、光、匂いは最初は警戒するが、すぐに慣れるので勧めない」とし、刈り払いや伐採、電気柵、トタンなどの柵の設置を挙げた。
 自ら研究を重ね、くくりわなによる捕獲実績がある湯沢市南部猟友会の高橋俊一さんは「イノシシは知能が高く、警戒心が強く、嗅覚が桁違い」と説明。わなの種類を紹介しながら、設置場所や設置の際の注意点などを解説した。
 市ではイノシシ対策として、クマ用おりを設置する試みなどを行っているが、捕獲に至っていない。日景会長は「研修会を人身被害や農作物被害の未然防止、効率よく捕獲する知識と技術の習得につなげたい」と話した。
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