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お盆「帰省控え」進む 公共交通機関の需要低迷 コロナ感染再拡大影響 高速バスは予約9割減

2020-08-01
お盆期間の需要が低迷する高速バス。車内ではビニールシートを設置したり、座席間隔を空けたりして感染防止対策を徹底する(秋北バス提供)
 新型コロナウイルスの影響で、公共交通機関はお盆期間の需要が低迷している。例年であれば帰省客、Uターン客で繁忙期となるはずだが、再び感染が拡大している首都圏からの帰省控えが進んでいるとみられる。関係者は「かつてないほどの予約の少なさ。運行当日までにさらに減るのでは」と懸念する。
 首都圏との間などで高速バスを運行する秋北バス(本社・大館市御成町)では、お盆期間(8月6~21日)の高速バスの座席予約数が激減している。能代・大館―大宮・池袋間で運行する「ジュピター号」は、昨年に比べて予約数が約92%減(30日現在)。バス1台の座席数約50席に対し、予約数が10人に満たない日も目立つ。
 同社によると、例年のお盆であれば「約1カ月前の予約開始から、1時間もしないうちに満席となる」というほど需要の多い路線。通常は毎日1便につき1台運行だが、お盆には増発して10台以上で対応するのが恒例だった。
 しかし今年は、東京などで感染が再拡大してからキャンセルも目立ち、事業管理部の棚谷貞一部長は「予約が日に日に減っている」と明かす。「悪くても昨年の3割ほどは埋まるだろうと思っていた」とし、例年同様に増発も想定していたが、予約数は昨年の7・7%にとどまる。「1台目もまだ埋まっていない。運行当日までにさらに減るのではと心配している」と話す。
 JR東日本の22日の発表によると、8月7~17日の東北新幹線の指定席予約数も昨年に比べて約81%減少と低迷している。予約制でない大館・鹿角―盛岡間のバス「みちのく号」は新幹線からの乗り換え客も多いため、影響が出そうだ。棚谷部長は「お盆は運行するが、路線ごとに再び減便や運休も検討しなければいけない。コロナの収束を願うしかない状況」と頭を抱える。
 同社の高速バスでは、感染防止対策として▽車内の消毒▽車内への除菌液、空気清浄機の設置▽運転席後部へのビニールシート設置▽間隔を空けた座席管理―などを徹底しており、かつてない窮状に「安全な乗り物だと理解してもらい、安心して利用してほしい」と訴える。
 空の便への影響も大きい。全日本空輸(ANA)秋田支店の31日の発表によると、大館能代空港発着便のお盆期間(8月7~16日)の座席予約数は全6292席のうち1757席で、予約率は27・9%。昨年(73・5%)を45・6ポイントも下回る。予約数は昨年の32・7%にとどまっている。
 お盆期間中のみ午前、午後とも各2便を運航する計画だが、予約率が50%を上回っているのは8月8日の下り、15、16日の上りのみで、中には10%を割り込む日も。例年であれば8月は需要期で、搭乗率が90~100%となる日もあるだけに、同支店は「5月から6月、7月と徐々に利用客数は増えているが、例年に比べるとかなり少ない。コロナウイルス感染再拡大の影響で、今年は帰省を控える傾向にあるようだ」と分析している。
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