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東京五輪延期  受け止め複雑 聖火ランナー 「ショック」「考えもしなかった」

2020-03-25
聖火リレーの本県ルートの到着セレモニーが予定されていた花輪スキー場
 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響は、東京五輪・パラリンピックの延期に発展した。北鹿地方には五輪出場を目指す出身選手がいるほか、聖火リレーのランナーとして携わる予定だった人もいる。史上初の延期の一報を受け止めた関係者に、今の思いを聞いた。
 陸上男子50㌔競歩で五輪出場を目指す大館市出身の小林快選手(27、新潟アルビレックスランニングクラブ・大館東中出)は、代表選考会を兼ねた4月12日の日本選手権(石川県輪島市)に臨むため最終調整に入っていた。
 小林選手は北鹿新聞社の取材に応じ、「延期になろうが、なるまいが、仕方のないこと。どちらにせよ代表に内定していないので、延期などの報道に気を取られている余裕はない。日本選手権は代表選考会でなくなったとしても、年1回の日本一を決める大会。まずはこの大会で優勝することしか頭にない。やることは変わらないので、今までやってきたことを存分に発揮したい」と話した。
 聖火リレーで北鹿地方を走る予定だったランナーからは落胆の声が聞かれた。
 1964年東京五輪体操女子団体銅メダリストの千葉吟子さん(82)=横浜市、大館市出身=は、県実行委員会の推薦を受けて「PRに資するランナー」として同市を走る予定だった。「ランナーに選ばれて光栄だったし、当日に向けてワクワク、期待していた。延期は考えもしなかったので、とても残念。でも中止でなくて良かった。もし走れるなら、五輪の成功のため、ふるさと大館が明るく元気になるために願いを込めて走りたい」と前を向いた。
 県実行委員会の公募でランナーに選ばれた三浦美由紀さん(28)=北秋田市鷹巣=は、走行予定だった6月10日が父親の誕生日だったため強い思いがあり、「率直に言ってショック」と明かした。一方で延期決定前は一般ランナーの参加中止を検討する報道もあったため、「来年あらためて聖火リレーを行うと思うと、安堵(あんど)した部分もある。今後どうなるか分からないが、来年まで健康でいたい。気持ちを切り替えたい」と話した。
 同じく公募でランナーに決まっていた鹿角市の花輪市民センター職員、勝山さゆりさん(54)=同市花輪=は「やっぱりか、という思い」と率直に語った。5月に55歳を迎えることから、「〝ゴー、ゴーで走ろう〟と張り切っていた」という。リレーに備えて足腰を鍛えていただけに残念そうだが、「選手はこの時期に合わせ、体をつくってきたと思う。若い人はいいが、今回が最後と思っていた人もいるはず。諦めないで頑張ってほしい」と選手たちを気遣った。

 
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