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啄木を樹人が案内? 鹿角の歌碑や親族ゆかりの地 ガイドマップで紹介

2018-03-04
啄木と樹人の鹿角ゆかりの地ガイドマップ
 日本を代表する歌人の一人で鹿角に縁のある石川啄木と、「おもちゃのマーチ」の作曲で知られる鹿角市花輪出身の小田島樹人をテーマにしたガイドマップが完成、鹿角地域の公共施設などで入手が可能となっている。
 盛岡中(現盛岡一高)出身の二人は交遊があったことがすでに確認されており、地元の郷土史研究家は、「啄木が鹿角を訪れるのを案内したのは、樹人と考えられる」と考察、二人が訪れたと考えられる場所や親族ゆかりの地をマップにした。
 啄木の曽祖母熊谷ヱイは鹿角市十和田毛馬内の常照寺で生まれ、啄木が敬慕した姉サダは小坂鉱山の長屋で亡くなった。長詩「鹿角の国を憶ふ歌」は死期が迫った姉に対する悲しみや祖先の血が流れる鹿角への思いが詠(うた)われ、「涙し流る」が5回も繰り返される。鹿角市役所前に詩碑がある。
 盛岡中で啄木と1学年下の樹人との間に交遊があったことが4年ほど前に確認され、さらには啄木が鹿角・十和田湖を訪れた可能性が高いとの考察もある。啄木と鹿角、樹人との関係を市民に知ってもらうため、地元有志が実行委員会(勝又幹雄委員長)を結成、昨年10月ヱイが生まれた常照寺を会場に、二人をテーマにコンサートを開催した。
 当日は約180人が詰め掛け、盛会裏に終わった。終了後の実行委員会の会議で、二人の関係をさらに知ってもらい歴史を掘り起こそう、と啄木、親族のゆかりの地、二人が訪れたであろうと考えられる場所などをマップにする計画が浮上した。
 マップは「石川啄木・小田島樹人 鹿角ゆかりの地ガイドマップ」のタイトルで、A4判1枚の両面印刷。二人の略歴と関係を写真入りで紹介し、一方の面に地図を掲載した。
 ヱイが生まれた常照寺、「鹿角の国を憶ふ歌」で詠われた錦木塚と八幡平小豆沢の大日堂、十和田湖、市役所前に建立された詩碑など14カ所が紹介されている。「おもちゃのマーチ」とともに樹人の作曲で知られる「山は夕焼」の舞台とみられている三の岳(八幡平)がカラー写真入りで掲載されている。
 1500部を作製し、コモッセ、あんとらあ、花輪駅前観光案内所、毛馬内の十和田図書館、小坂図書館、市内の各市民センターなど17カ所に備え置き、手軽に入手が可能となっている。
 実行委員会の事務局長で二人の関係などを調査、研究している村木哲文さんは「市民には二人の関係をさらに知ってもらい、観光客には鹿角に、このような文学的な魅力があることを感じてほしい」と話している。
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