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除雪中の事故相次ぐ 今冬8件、重傷7人 既に前年度上回る

2018-02-10
雪害事故現場に集まる消防車両(大館市沼館)
 大館市内で本年度、雪下ろしや除排雪作業中の事故が相次いでいる。負傷者は7日現在、重傷7人、軽傷1人の計8人。既に前年度1年間の6人を上回った。中でも雪下ろし中の転落事故が目立っており、気温の上がることが予想される10、11日にかけて多発する恐れもある。市消防本部は「安易な作業は危険」と警鐘を鳴らし、しっかりとした安全対策を取るよう呼び掛けている。
 同本部によると、今冬の雪害事故8件のうち、雪下ろし中の屋根やはしごからの転落が5件を占める。除雪機での事故1件、除雪中の転倒1件、排雪中の用水路転落1件。このほか、除雪作業中に倒れるなど、雪に関連した救急事案も多くなっている。
 特にまとまって雪が降った7日は3件相次いだ。比内町独鈷では、自宅車庫の屋根の雪下ろしをしようとした男性(69)がはしごから転落し、腰の骨を折った。岩瀬では、命綱を点検中の男性(60)が自宅1階屋根から転落し、左手首を骨折。沼館では、男性(75)が除雪機に左足を巻き込まれ、左足の骨を折った。
 今冬の負傷者は高齢者が多いのが特徴的。負傷者8人のうち、80歳代が5人を占める。このほか70歳代1人、60歳代2人。同本部警防課は「高齢者は業者に頼んだり、若者に手を借りたりして、極力作業をしない方がいい」と促す。
 雪下ろし中のけがを防ぐためには安全対策が重要になるが、業者でもヘルメットや命綱の未着用が見受けられるのが現状という。あらためて▽ヘルメット、命綱を着用する▽はしごをしっかり固定する▽作業は2人以上で行う▽有事の連絡のため、携帯電話を持つ―ことを求めている。加えて作業中に屋根の雪が滑り落ちないよう「雪は厚さ10㌢ほど残して少しずつ落としてほしい」としている。
 10、11日は気温が上がる予報で、屋根の雪が解けて落ちやすくなる恐れがある。警防課は「屋根には上らないこと。軒下での作業にも十分注意してほしい」と訴えている。
 同本部によると、過去5年間の雪害事故は▽2016年度=6件(負傷者7人)▽15年度=2件(同2人)▽14年度=17件(同17人)▽13年度=7件(同7人)―。豪雪に見舞われた14年度を除くと、本年度の8件(同8人)が最多となっている。

 
 
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