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一席の歩み 未来へつなぐ 大館幼稚園100周年 心を育む「42の瞳」

2018-01-01
全園児21人が元気に通う大館幼稚園
 挑戦や苦難を乗り越えて積み上げた歴史の上にいま、私たちが暮らす北鹿地方がある。2018年、創刊100周年を迎える北鹿新聞社とともに年輪を重ねてきた施設や企業の歩みを紹介し、この地域の未来をつないでいきたい。
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 大館市裏町の大館幼稚園は1918(大正7)年4月、大館町初の幼児教育施設として誕生し、今年で100周年を迎える。建学精神である「心を育む教育」を貫き、昨年度までに送り出した園児は3866人。この街を開き、支える人材が巣立っていった。
 幼稚園には「戦時中も一日も休まないで保育を続けた」との記録が残る。キリスト教主義の教育が圧迫される中にあっても、当時の園長は防空壕(ごう)を掘って園児を守ったと伝わる。その教えは引き継がれ、1956(昭和31)年の大火で園舎が全焼した際も、すぐに近くの教会を借り、被災した園児全員を集めて保育を行った。
 現在の園児は満3歳から5歳児まで21人。毎朝の「合同朝集」では、「42の瞳」が輝く。職員は本を使わず、季節の事柄や園児に守ってほしいことを物語にして語り聞かせる。目と目で伝え合う、「子どもの聞く力を伸ばす」幼稚園伝統の時間だ。少子化の波が押し寄せ、環境が変化する中にあっても、14代目の園長を務める中村久美子さん(42)は「建学精神を引き継ぎ、たとえ園児が1人になろうとも幼稚園を守り続ける」と誓う。
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