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防災ラジオ普及率68% 北秋田市臨時議会 購入契約を可決

2018-05-22
防災ラジオ購入など可決した北秋田市の臨時議会(議場)
 北秋田市臨時議会は21日開き、市内全世帯への配置を目指している防災ラジオの購入、老朽化などに伴う除雪機械や消防車の更新に伴う財産取得議案を原案通り可決した。市は防災ラジオの普及率を68・27%と説明し、今後も設置世帯の拡大に努める方針を示した。
 可決した議案は、ロータリー除雪車と除雪ドーザ、災害対応特殊水槽付き消防ポンプ自動車、防災ラジオ受信機8340台、スキー場ゲレンデ整備用圧雪車の購入に伴う8件。
 防災ラジオや自治会などを通じた申請を取りまとめた分の購入。8340台のうち40台は聴覚障害などに対応した文字表示板付き。東京テレメッセージ(清野英俊社長)と1億5820万9200円(消費税込み)で随意契約。納期は12月10日。
 市によると、4月末現在の防災ラジオ申請件数は8146件。自治会代表や福祉施設などに先行配布したものと合わせると設置台数は8926台で、世帯に対する普及率は68・27%となる見込み。津谷市長は「今後あらゆる機会を捉えて周知や設置の働きかけを行っていきたい」と普及率向上に意欲を示した。
 ロータリー除雪車は阿仁と合川地区に配置予定の2台。4579万2000円と2246万4000円(いずれも消費税込み)で市綴子の暁商工(知野千鶴社長)から購入する。納期は11月30日。
 除雪ドーザは阿仁と森吉地区に配置する2台。いずれも1976万4000円(消費税込み)で市綴子の幸和機械鷹巣営業所(佐藤正身所長)から購入する。納期は11月30日。
 災害対応特殊水槽付き消防ポンプ自動車は森吉と合川分署に配置する2台。6048万円と6274万8000円(いずれも消費税込み)で能代市の能代消防センター(川間政男社長)から購入する。納期は2019年2月28日。
 圧雪車は市営薬師山スキー場に配置する1台で、男鹿市のエンドウ(遠藤敏夫取締役)から3672万円(消費税込み)で購入。納期は11月30日。
 

7月5日から報告会 大館市議会改革協 4日間、初の土日開催も

2018-05-22
議会報告会の日程を決めた議会改革協議会(大館市役所)
 大館市議会の議会改革協議会(会長・佐藤久勝議長)は21日、市役所で開き、本年度の議会報告会を7月5日から8日までの4日間に、計8会場で開くことを決めた。今回は初めて、土・日曜を日程に組み込んだほか、日曜には「午前中」の回も設けることにした。
 議会報告会は、積極的な情報発信を行うことで説明責任を果たすことに加え、市民に開かれた議会を目指すことが目的。2014年度に制定し、15年4月から施行した議会基本条例では「市民との意見交換を行う場として、議会報告会を年1回以上開催する」ことを定めている。
 17年度の反省などを踏まえ、本年度は「これまでの11月ではなく、7月上旬に開催する」「平日のほか、土曜と日曜にも開催する」との方針を確認。市民がより、参加しやすい環境をつくることにした。
 この日の改革協では、開催日を7月5日から8日までの4日間とすることを決定。平日の5日と6日は午後2時からと午後7時から、土曜の7日は午後7時から2会場、日曜の8日は午前10時からと午後7時からそれぞれ、開くことにした。市の広報にチラシを折り込むなど、周知に努めることも確認した。
 開催日時と会場は次の通り。
▽7月5日=釈迦内公民館(午後2時~4時)、北地区コミュニティセンター(午後7時~9時)
▽6日=田代公民館(午後2時~4時)、高齢者・若者センター多目的ホール〈大葛地区〉(午後7時~9時)
▽7日=比内公民館(午後7時~9時)、十二所公民館(午後7時~9時)
▽8日=中央公民館(午前10時~正午)、岩野目分館(午後7時~9時)
 

印を頼りに丁寧に 花輪北小 5年生19人が田植え

2018-05-22
学校近くの水田で田植えを体験する児童(花輪地内)
 鹿角市の花輪北小学校(柏﨑勇人校長)の5年生19人が21日、学校近くの水田で田植え体験学習を行い、地元農家の手ほどきを受けて、あきたこまちの苗を植えた。
 「総合的な学習の時間」を利用した稲作体験学習の一環。地元農家の山本喜代宏さん(62)から水田10㌃を借り、このうち、半分の5㌃に田植えをした。
 半袖短パン姿の児童は、はだしになって田んぼに入り、山本さんや東町生産組合の組合員の指導を受けながら、田んぼに付けられた印を頼りに丁寧に植えた。
 石川夏椰さん(10)は「手で苗を植えるのは初めてで、田んぼの中はぬるぬるして、ぬかって大変だった。みんなで食べられるよう大きく育ってほしい」と話した。
 今後は児童が定期的に水田を訪れ、生育状況を観察するほか、秋には稲刈りを体験し、収穫した新米は学習発表会で販売する計画。
 

「藤の郷」色付く 大館市山田茂屋 津島さん(55)亡父の後継ぎ

2018-05-21
咲き始めたフジをめでる石山さん㊧と津島さん(大館市山田)
 大館市山田字茂屋の津島嘉弘さん(55)が所有する畑で、フジの花が咲き始めた。大切に育てた亡き父の後を継いでから2度目のシーズン。開花は例年並みで、26日前後に見ごろを迎えそうだ。
 ホップ栽培の支柱を活用した「一本仕立て」が特徴で、約10㌃に84本が並ぶ。高さ4㍍を超す木もあり、毎年この時期を楽しみにしている人も多い。
 嘉弘さんによると、昨年2月に82歳で亡くなった父・弘さんは1995年ごろまでホップを栽培、その数年前から独学で鉢植えのフジを育てていた。ホップをやめた後、苗木を移したり新たに植えたりしたという。
 「父が残したフジを守りたかった」と嘉弘さん。会社勤めと農業を兼ねる傍ら、手探り状態で管理に奮闘している。そんな姿に心を打たれ、隠れた名所を広く知ってほしいと地元のデザイナー・石山拓真さん(42)が情報発信の手伝いを買って出た。
 今年は入り口付近に案内看板を設置したほか、十ノ瀬山の麓に位置することから「十ノ瀬 藤の郷」と題したポストカードも製作。石山さんが運営するインターネット上のホームページ「シティサイト」(http://www.citysite.link/tonose-fujinosato/)や会員制交流サイト(SNS)のインスタグラム、フェイスブックで開花状況などを発信している。
 嘉弘さんは「管理が大変だけど、見に来た人たちが笑顔になるのがうれしい。協力もありがたい」と語る。石山さんは「草刈りや剪定(せんてい)などでも支援の輪を広げていけたらいい」と話した。
 花は5月いっぱい楽しめそう。場所は国道7号から山瀬ダム方面に向かう県道沿いで、田の沢集落の北側約800㍍付近。
 

5インチ電車でGO! 秋田内陸線のりものまつり 好天に家族連れ続々

2018-05-21
のりものまつりで子どもたちから人気を集めたミニ電車(阿仁伝承館前)
 公共機関や民間の特殊車両などを一堂に集めた「秋田内陸線のりものまつり」が20日、北秋田市の阿仁合駅周辺で開かれた。初日は大雨の影響で中止したが、この日は青空が広がる好天に恵まれた。市内外から大勢の家族連れが訪れ、普段は乗ることのできない車両の乗車体験などを楽しんだ。
 地元団体や市、県、観光関係者などで組織する実行委員会(会長・吉田裕幸秋田内陸縦貫鉄道社長)が主催し、7回目。秋田内陸線の利用促進や阿仁合周辺の観光振興を図るほか、乗り物を通してさまざまな仕事への理解を深めることを目的としている。
 会場にはパトカーや高規格救急車、消防車、バス、高所作業車、スノーモービルなど各分野で活躍する「働く車」がずらり。親子で試乗を楽しんだほか、地震体験車、シートベルトを装着した模擬衝突体験ができる装置で学びを深めていた。
 特に人気を集めたのは5インチゲージ電車「こまっち号」の体験乗車。数年前までのりものまつりで運行していたミニSLの客車を譲り受けた秋田市の秋永健次さん(62)が初出展した。子どもたちは家族に手を振りながら、気持ちよさそうに1周約40㍍の旅を楽しんでいた。
 メーン会場の阿仁庁舎前では開会セレモニーに続いて恒例のバター餅まきが行われたほか、祇園太鼓の披露など多彩なイベントが催され、会場を盛り上げた。馬肉やみそ付けたんぽ、バター餅、内陸線グッズなどの飲食・物販コーナーも多くの人でにぎわっていた。
 会場周辺では寺院を巡るフットパスツアーや、コンサート、内蔵の特別公開も行われ、訪れた人たちは地域の観光も合わせて楽しんでいた。
 
 

山田ロードレース 春風浴び健脚 1301人が完走

2018-04-30
春風を浴びながら大館路に飛び出す参加者たち
 第66回山田記念ロードレース大会兼県ロードレース大館大会は29日、大館市長根山陸上競技場を発着点とするコースで開かれ、青空の下、男女23種目で健脚を競った。今回は国内外から1560人がエントリーし、1301人が完走した。この日は天候に恵まれ、参加者は沿道の声援と春風を浴びながら大館路を快走した。北鹿勢は9種目を制した。
 大会は1953年のボストンマラソンで当時の世界最高記録で優勝した山田敬蔵さん(90)=同市出身=の偉業をたたえ、毎年4月29日に開催している。開始式では、国際情報高の野呂彩季愛さん(3年)が「練習の成果を発揮し、環境に恵まれた大館で精いっぱい走り抜きたい」と選手宣誓した。
 ゲストランナーは、世界陸上女子マラソン金メダリストの浅利純子さん=鹿角市=、芸人ランナーの宇野けんたろうさん、第一生命グループ陸上競技部OGの二宮美幸さん、法政大陸上部2人の5人がエントリーし、大会を盛り上げた。
 
 

大湯市日 湯の駅で移転オープン 県外客の姿も

2018-04-30
大勢の人でにぎわう大湯市日(湯の駅おおゆ)
 鹿角市の大湯市日が29日、移転先の道の駅「湯のおおゆ」で新装オープンし、大勢の人でにぎわった。
大湯市日は「4」と「9」の付く日に開設されている。始まったのは、115年前の1904(明治37)年ごろと言われ、歴史は古い。
 28日にオープンした湯の駅には〝市日棟〟が整備され、800㍍離れた従来の場所(十和田大湯字中田地内)から移転することになった。
市日が入った建物は三角屋根が特徴のしゃれた木造。柱、壁は木目が浮き立ち、温かさを漂わせている。移転前より多い、12店舗が出店した。
 店頭には山菜や野菜、果物、鮮魚、大判焼き、お菓子、衣服、花きなどが並んだ。湯の駅がオープンしたばかりとあって、朝から大勢の人が訪れ、お目当ての品を買い求めていた。
 香川県から観光で家族と一緒に訪れたという木内静子さん(66)は大湯温泉街の旅館に宿泊。「のどかでいいですね。とにかく安いのには驚いた」と話し、リンゴなどを買い求めていた。地元の女性(79)は、「新しいところはいいですね」と話した。
 鹿角市日会の中村力会長は「近くのホテルに宿泊したお客さんも来ている。交流人口の増加に期待している」と移転先での営業に期待を寄せていた。

 
 

ご当地キャラとお花見 秋田内陸線 GWイベント

2018-04-30
満開の桜をバックにキャラクターを撮影する参加者たち(阿仁河川公園)
 北秋田市阿仁銀山の阿仁河川公園で29日、県内各地のご当地キャラクターと一緒に花見を楽しめる催しが行われた。秋田内陸縦貫鉄道(吉田裕幸社長)が大型連休に合わせて企画したイベント。家族連れらが訪れ、満開の桜を背景に写真を撮るなどして楽しんでいた。
 秋田内陸線GW(ゴールデンウイーク)イベントと銘打って28日から5月6日まで実施するイベントの一環。観光拠点としてリニューアルオープンした阿仁合駅を中心に、絵が描かれた石を探すWAROCK(わろっく)宝さがし(5月4日)、駅前おまつりひろば(5日)など行う予定。
 お花見には内陸線キャラクターの「じゅうべぇ」をはじめ、内陸線沿線の仙北市にある田沢湖から生まれたという湖の妖精「フカインダー」、秋田市のニャジロウなどが集結。阿仁合駅ホームで乗客を出迎えた後、河川公園に移動して満開の桜の下でふれ合った。
 県外から訪れたというキャラクターのファンもおり、桜を背景にした〝インスタ映え〟しそうな写真を撮影するなど楽しんでいた。
イベント期間中は内陸線が1日乗り放題になるホリデーフリーきっぷを利用できる。

 
 

「湯の駅おおゆ」オープン 鹿角市に2カ所目の道の駅 観光誘客に期待

2018-04-29
オープンした湯の駅おおゆ(物販ショップ)
 鹿角市が十和田大湯に整備した道の駅「湯の駅おおゆ」が28日、オープンした。竣工(しゅんこう)記念式典で児玉一市長ら関係者がテープカットを行い、新たな観光拠点施設の誕生を祝うとともに、地域活性化や新たな誘客に期待した。晴天の下、大勢の地域住民らが詰め掛け、設計者の隈研吾さんによるトークショーや物販ショップでの買い物、カフェでの飲食、足湯などを楽しんだ。
 湯の駅は、豊富な温泉等の地域資源を十分に生かし、低迷する温泉地の再生を図ろうと、官民でつくる検討委員会が2009年度に整備計画をまとめ、報告書を児玉市長に提出。これを受け、市は観光客と市民の交流や地域のにぎわい創出、市の基幹産業である観光業と農商工業の活性化を図る拠点と位置づけて整備を進めてきた。総事業費は約10億円。
 敷地面積は約2万4700平方㍍。湯の駅は木造平屋建て延べ床面積646平方㍍。施設内は物販ショップやカフェ、調理研究室、研修室、休憩コーナー、情報提供コーナー、観光案内所などで構成。屋外には足湯、温泉じゃぶじゃぶ池、屋外ステージ、イベント広場、草すべりの丘、ほたるの小川、ビオトープ(生物生息空間)などを配置し、別棟の市日スペースに大湯定期市場が移転する。指定管理者はノリット・ジャポン(本社秋田市、菅原久典社長)。
 式典は屋外ステージで行い、児玉市長が「道の駅かづのに続く市内二つ目の道の駅。十和田湖と八幡平の玄関口の役割を担う拠点としてそれぞれが個性を発揮し合うことで、本市の魅力向上とより一層の観光誘客に寄与するものと期待している」とあいさつ。
 続いて大湯小の児童4人を含め、国、県、市などの関係者14人がテープカット。同小6年の阿部雄岳さんは「たくさんの人が集まって、みんなが仲良くなれる所になってほしい」と願いを込めた。
 この後、オープニングイベントを開催。隈さんと設計スタッフによるトークショー「大湯の『えんがわ』のつくり方」や、隈さんが案内して回る施設説明ツアーを行った。大正琴や民謡のステージも披露されオープンに花を添えた。
 ショップでは飲食物、加工品、新鮮な農産物、温泉関連グッズなど地域内外の商品を販売。カフェでは特産のかづの牛や八幡平ポークを使ったメニューが好評だった。営業時間は午前9時~午後6時。
 市日スペースでは「かづの牛鍋」と「鹿角りんごジュース」の振る舞い、みそ付けたんぽの販売が人気を集めた。湯の駅を特集したフリーペーパーも配布した。
 

子グマに会おう! 北秋田市のくまくま園 今季の営業スタート

2018-04-29
生まれたばかりの子グマをなでる子どもたち(くまくま園)
 北秋田市阿仁打当の市営阿仁熊牧場「くまくま園」で28日、今季の営業が始まった。生まれたばかりのツキノワグマ2頭とふれあえるコーナーが人気を集め、開園と同時に親子連れでにぎわった。
 2014年7月にヒグマ舎を備えてリニューアルオープンし現在はヒグマ17頭、ツキノワグマ49頭の計66頭を飼育している。今季は11月4日まで。開園は午前9時から午後4時。
 開園前にオープニングセレモニーが行われ、津谷永光市長や観光関係者らが祝った。大阿仁保育園児11人がダンスを披露し盛り上げた。
 大型連休初日とあって親子連れが目立ち、早速クマに餌を与えるなどして楽しんでいた。市によると、今年1月27日に生まれた子グマ2頭は当初、雌とみられたが最近になって1頭が雄だったことが分かったという。名前は公募中。子どもたちはふさふさの毛をなで「かわいい」と歓声を上げた。
 園に実在するクマをモデルにした絵本の贈呈式も行われた。制作の中心となった仲澤弘昭さん=大館市=から園に2冊が贈られた。モデルとなった「のりこ」は雌グマの運動場におり、来園者から「のりちゃーん」と盛んに声をかけられていた。
 28~30日と5月3~6日の間は1日3回、子グマとふれ合える。30日はカピバラとのふれあい体験も企画した。5日は12歳以下が入場無料。近くの市営「遊遊ガーデン釣り堀」(3~5日)で園の入場券を提示すると、半額の500円(釣りざお、餌付き)で釣りができる。
 
 

定住自立圏 共生ビジョンを策定 大館市と小坂町 生活機能強化など3本柱

2018-03-31
 大館市と小坂町は30日、大館圏域定住自立圏共生ビジョンを策定した。「鉱山で磨いた匠と歴史を大切にし、次世代に夢つなぐまちづくり」を将来像に掲げ、具体的な取り組みは▽生活機能の強化(産業振興)▽結びつきやネットワークの強化(地域公共交通、移住促進)▽圏域マネジメント能力の強化(人材育成など)―の3本柱。観光や交通ネットワークの構築、移住情報の発信などを盛り込んだ。
 期間は2018年度から5年間。両市町が役割分担し、医療や福祉、インフラ整備などの連携・協力で都市機能や生活機能などを確保する「定住自立圏」形成を促進、定住の受け皿づくりを目的としている。ビジョンを策定すると、特別交付税措置や補助事業の優先採択など国の財政支援が受けられる。
 将来像は、両市町で構成する圏域の暮らしやすさや魅力の質的向上、広域観光連携などによる産業活性化を図りながら移住・定住、交流人口の拡大、人口減少の抑制を目指す。効果として小坂町や青森県内10市町村で構成する上十三・十和田湖広域定住自立圏とのつながりができ、特に観光面の連携で関係性人口の増加が図れることを挙げた。
 具体的な施策は、資源循環型社会の形成に向けた3R(リデュース=ごみ削減、リユース=再利用、リサイクル=再資源化)関連環境イベントの実施や周遊ルート・観光拠点ネットワーク構築、公共交通ネットワーク構築、移住情報の発信、両市町職員の合同研修など。ごみの排出量削減や大館―小坂間輸送人員の現状維持など成果指標を設定した。
 路線バスを利用しにくい公共交通不便地域については、住民ニーズや需要に見合った多様な運行形態による交通手段の確保など、協働事業の取り組みへの可能性について情報共有を図る。主要地方道大館十和田湖線(樹海ライン)は整備促進を図る。移住施策では企業求人など暮らしに関わる情報を一体的に発信するとともに、移住希望者のニーズに応じた生活体験ツアーを実施する。
 

北海道・北東北の縄文遺跡群 世界遺産へ6度目挑戦 推薦書案を提出

2018-03-31
 6度目の挑戦―。鹿角市の大湯環状列石や北秋田市の伊勢堂岱遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録推進本部(本部長・三村申吾青森県知事)は30日、2020年度の世界文化遺産登録に向けた国の推薦候補になることを目指し、文化庁に推薦書素案を提出した。13年から5年連続で推薦が見送られてきただけに、悲願の実現に向けて関係者の期待も膨らんでいる。国内候補は今夏の文化審議会で決まる見通し。
 縄文遺跡群は北海道、秋田、青森、岩手の4道県にある17遺跡で構成。国がユネスコ世界遺産委員会への登録申請を目指す暫定一覧表(暫定リスト)へ09年1月に記載された。
 4道県と関係市町は同10月、登録推進本部を設置し、登録実現を目指して取り組みを進めてきたが、国が世界遺産委員会へ推薦する国内候補は1年に一つだけという難関となっている中、文化審議会での「落選」が5年続いてきた。
 昨年の推薦見送りを受け、登録推進本部は関係自治体の担当職員や専門家、外部有識者などで構成するプロジェクトチームを新たに設置。縄文遺跡群を4道県の17遺跡に限定する具体的な理由など、文化審議会から示された課題の解決について専門家等と協議しながら、推薦書素案の改定作業を進めてきた。
 今年7月末をめどに開催される文化審議会で国内推薦が決定された場合は▽国がユネスコへ推薦書を提出▽国際記念物遺跡会議(イコモス)が中間報告▽イコモスがユネスコへ登録勧告―などを経て、20年度のユネスコ世界遺産委員会で登録決定といった手続きが予定されている。
 

100㌔マラソン ハチ対策の強化確認 北秋田で全体実行委

2018-03-31
ハチ対策などを確認した総会(北秋田市交流センター)
 仙北市から北秋田市間を走る「北緯40度秋田内陸リゾートカップ100㌔チャレンジマラソン大会」の全体実行委員会総会が30日、北秋田市交流センターで開かれた。昨年9月の27回大会で選手がハチに襲われる被害が発生した事故を受け、事前の駆除や応急手当てなど対策の徹底を確認した。
 27回大会を報告し28回大会の事業計画案と予算案を承認した。新たな大会会長に北秋田市森吉地区の黒澤芳彦さんが選ばれた。
 28回大会は9月23日に開催予定。4月1日から6月30日まで先着順で参加申し込みを受け付ける。定員は50㌔の部350人、100㌔の部1350人の計1700人。
 事業計画に出没が相次いだクマ、被害が出たハチの対策を明記した。特にハチ対策として駆除・撃退用品を準備し、各エイドステーションに応急手当てマニュアルを配布する。被害発生時の報告様式も整えた。
 昨年の27回大会報告によると、46㌔地点付近でキイロスズメバチとみられるハチに選手が刺された。救急車や大会車両で計6人を医療機関に搬送。大会終了後に3人が受診した。幸い大事には至らなかったという。
 過去の大会でもハチ被害があり、実行委はコース上で巣を駆除してきた。今回襲ったハチはガードレール下の空洞に巣を作り、事前に発見できなかったという。総会で委員から「対策を徹底するというが、全て点検するのはかなりの労力」「巣の特定が難しい」と、限界があるとの指摘も出た。
 29回大会(2019年9月22日)の開催についても承認した。このほか、北秋田市のふるさと納税制度返礼品として大会参加資格を新たに用意する。5万円の寄付で100㌔の部参加資格、7万円の寄付でさらに特産品が付く。
 

「おおだて暮らし」楽しむ 「しごとづくり」など重点 大館版CCRC推進協が基本計画

2018-03-30
大館版CCRC整備推進協議会(ニプロハチ公ドームパークセンター)
 大館市の大館版CCRC整備推進協議会(会長・小笠原吉張秋田職業能力開発短期大学校教授)は29日、ニプロハチ公ドーム(大館樹海ドーム)パークセンターで開き、策定を進めてきた基本計画を原案の通り承認した。定住促進と移住者の獲得を目指すもので、重点プロジェクトには「しごとづくりプロジェクト」など3項目を設定。計画の名称は「地域と人が多彩に輝く『おおだて暮らしを楽しむ』基本計画」とした。
 CCRCは「コンティニューイング・ケア・リタイアメント・コミュニティ」の略。国が進める地方創生の一環で、米国発祥の仕組み。大都市圏から地方へ人の流れをつくり、地域活性化を図る狙いがある。
 こうした考えを取り入れながら、市は大館版CCRCを「暮らしづくり」の推進施策の一つに位置づけ。「おおだて暮らし」の魅力を充実させることで、若年層を含むあらゆる世代の健康長寿、生涯活躍を実現し、定住促進と移住者の獲得を目指すとした。
 基本計画によると、市では「農山村タイプ」と「まちなかタイプ」の二つのタイプにより展開。農山村タイプは「地域内の自助、共助、公助のサービス実現により、地域住民の在宅での長寿、生涯活躍を目指す」、まちなかタイプは「学びや就労機会の提供により、アクティブシニアとしての生活実現を目指す。中山間地域からの住み替え希望も受け入れる」としている。
 「基本的な考え方」には▽地域コミュニティを単位とした「暮らし」と「文化」の魅力充実▽地域コミュニティの「10年後」を展望▽おおだて暮らしの充実と「大館びと」づくりの推進―の3点を設定。「取り組みの進め方」では、「市のまちづくりの一環としての事業推進」「施策間連携による包括的なまちづくりの推進」「民間(市民・産業界)の主体的な取り組みの推進と支援」「ソフトプログラム事業の先行」などを挙げた。
 推進体制の構築を目指すための重点プロジェクトは▽地域の「10年プラン」の策定支援▽しごとづくりプロジェクト(まちなかでの若年者受け入れの仕組みづくり)▽「大館暮らす会」「大館暮らしマイスター」の立ち上げ―の3点。「しごとづくり」では、高い教育レベルや豊かな自然環境など、市の強みを魅力と感じる子育て世代への情報発信も、積極的に行うとした。
 基本計画がまとまったことで、2018年度は市役所内部の庁内横断組織や官民協働体制の構築を目指し、重点プロジェクトの実証事業を進める方針。結果などを踏まえながら、19年度以降の事業化に向けた検討を進めることにしている。
 

加工用ジャガイモを試験栽培 小坂で試作協設立 カルビーへ出荷目指す

2018-03-30
加工用ジャガイモの試験栽培に向けて立ち上がった協議会(町役場)
 小坂町は2018年度、町内の真木平地区で加工用ジャガイモの大規模栽培に向けた実証試験を実施する。29日、関係者による町加工用馬鈴薯試作協議会を設立した。1年間の試験栽培を通して栽培技術の確立、一定の収量確保や品質などを調査し、菓子メーカー・カルビー(本社・東京都)へ人気商品の原料として出荷を目指したい考え。
 町は、県などが整備に力を入れる「園芸メガ団地」について、町としての在り方を検討していく中で、既存の耕作放棄地対策事業の一環として町内で大規模ほ場を活用する法人が存在したことから、加工用ジャガイモの栽培に着目した。県の協力を得て、カルビーと協議を進めていた。
 試験栽培を行う同協議会は県、ポークランドグループ、農業生産法人大地、町などで組織。設立総会は町役場で開かれ、県鹿角地域振興局農林部農業振興普及課の松橋正仁課長は「小坂における土地の有効利用や園芸の振興などに向けて、道筋となれるように期待している」とあいさつ。
 町観光産業課農林班の杉原隆広課長補佐はこれまでの経緯に触れながら、「菜種を小坂でも栽培しており、横浜町(青森県)の菜種はイモの後作で行っていたことを知り、これなら町にも合うと思った。やりやすい環境は整っている」と述べた。
 試験栽培は、真木平地区にあるポークランドグループのほ場1㌶で、カルビーから供給された種イモ2種類を作付けする。実作業はポークランド、大地に委託。5月大型連休前に植え付けし、収穫は8月のお盆ごろを予定している。
 町によると、「ポイントは北海道の前にいかに出荷できるか。収穫後はカルビーに見てもらい、引き取ってもらえるかどうかを評価してもらう」。収穫前には先進地研修も行うという。
 
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