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2022年6月

天然秋田杉の巨木とコブ杉 「天杉の森案内人」(仮称)養成 上小阿仁村 NPOなど始動

2022-06-30
NEW
 大館市は地球温暖化対策実行計画の策定に向け、有識者らで構成する協議会を設置するとともに、広く意見を取り入れる市民ワークショップを開催する。2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を県内で初めて宣言しており、具体的な行動や目標に反映させる。ワークショップの参加者は7月13日まで募集している。
 実行計画は国の補助金を活用し、21年度から2カ年で作り上げる。1年目は現状分析や潜在能力調査を実施。C年間排出量を56万㌧と算出し、森林が吸収するのは30万㌧、再造林しても35万㌧と推計した。このため豊富な森林資源を生かしたバイオマス発電、再エネとして微細藻類や水素の活用なども検討する。
 本年度は地域ビジョン・脱炭素シナリオ作成、再生可能エネルギー導入目標や施策の検討、ステークホルダー(利害関係者)との合意形成を図る。学識経験者や関連企業・団体の代表者らでつくる協議会は、7月7日に初会合を開く予定だ。
 目標は今のところ、▽森林整備を促進し、CO2吸収量や固定量の最大化▽再エネや次世代自動車(電気自動車、燃料電池車など)、高効率機器の導入によるCO2排出抑制▽CO2を資源と捉えたカーボンコントロール▽水素の製造と水素社会への適応▽ゼロカーボンの実現と地域社会の活性化▽エネルギー供給と物流の要衝―の6項目。世界や国内の動き、技術開発の動向を踏まえて変更する。
 ワークショップは8月と10月に開く予定で、脱炭素型の生活様式などについて話し合う。市内に在住か在学・在勤し、土曜か日曜の会議に出席できることが条件。市議や市の委員会等委員は対象外。応募用紙は環境課(本庁舎2階)で配布しているほか、市ホームページからダウンロードできる。募集人員は5人程度。問い合わせは環境企画係(電話0186・43・7049)。
 温暖化は、石炭や石油など化石燃料を大量に使うことで大気中へ排出されるCO2が増え続け、地球に熱がこもりやすくなり気温が上昇する。この影響として、干ばつによる食料や水資源の不足、海面上昇による高潮や沿岸部の洪水、熱中症や感染症のリスク増加などを引き起こす可能性が指摘されている。
森林インストラクターから説明を受けた現地実習(上大内沢自然観察教育林)
教育林の中に立つコブ杉

温暖化対策計画 策定へワークショップ 大館市が参加募集 脱炭素の方策探る

2022-06-30
NEW
 大館市は地球温暖化対策実行計画の策定に向け、有識者らで構成する協議会を設置するとともに、広く意見を取り入れる市民ワークショップを開催する。2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を県内で初めて宣言しており、具体的な行動や目標に反映させる。ワークショップの参加者は7月13日まで募集している。
 実行計画は国の補助金を活用し、21年度から2カ年で作り上げる。1年目は現状分析や潜在能力調査を実施。C年間排出量を56万㌧と算出し、森林が吸収するのは30万㌧、再造林しても35万㌧と推計した。このため豊富な森林資源を生かしたバイオマス発電、再エネとして微細藻類や水素の活用なども検討する。
 本年度は地域ビジョン・脱炭素シナリオ作成、再生可能エネルギー導入目標や施策の検討、ステークホルダー(利害関係者)との合意形成を図る。学識経験者や関連企業・団体の代表者らでつくる協議会は、7月7日に初会合を開く予定だ。
 目標は今のところ、▽森林整備を促進し、CO2吸収量や固定量の最大化▽再エネや次世代自動車(電気自動車、燃料電池車など)、高効率機器の導入によるCO2排出抑制▽CO2を資源と捉えたカーボンコントロール▽水素の製造と水素社会への適応▽ゼロカーボンの実現と地域社会の活性化▽エネルギー供給と物流の要衝―の6項目。世界や国内の動き、技術開発の動向を踏まえて変更する。
 ワークショップは8月と10月に開く予定で、脱炭素型の生活様式などについて話し合う。市内に在住か在学・在勤し、土曜か日曜の会議に出席できることが条件。市議や市の委員会等委員は対象外。応募用紙は環境課(本庁舎2階)で配布しているほか、市ホームページからダウンロードできる。募集人員は5人程度。問い合わせは環境企画係(電話0186・43・7049)。
 温暖化は、石炭や石油など化石燃料を大量に使うことで大気中へ排出されるCO2が増え続け、地球に熱がこもりやすくなり気温が上昇する。この影響として、干ばつによる食料や水資源の不足、海面上昇による高潮や沿岸部の洪水、熱中症や感染症のリスク増加などを引き起こす可能性が指摘されている。

鹿角市 新「健康都市宣言」を策定へ 市制50周年 WSスタート 10月の記念講演会で発表

2022-06-30
新「健康都市宣言」の策定に着手したワークショップ(福祉保健センター)
 鹿角市は本年度、市制施行50周年を記念し、健康寿命の延伸に向けて市民の行動宣言となる新「健康都市宣言」を策定する。宣言文などを検討するワークショップが25日、福祉保健センターで始まり、参加者が策定作業に着手した。新たな健康都市宣言は10月23日の50周年記念講演会で発表、宣言を行う予定。
 同市は1993年に「さわやか健康都市宣言」を制定。「子どもたちを明るく健やかに育み、高齢者を敬い、みんなで活力あふれるまちづくりをすすめる」ことなどをうたっている。
 今回は市制施行50周年を契機に新たな宣言を策定することにした。市民、地域、行政が一体となって健康づくりに取り組み、健康寿命の延伸を図ることが目的。
 ワークショップのメンバーは健康づくりに関係する機関・団体の代表者ら14人。福祉総務課の井上真課長が「これからの未来にふさわしい宣言を作っていきたい」と協力を呼びかけた。
 鹿角市の平均寿命や健康寿命、高齢人口の推移、食生活、運動の実施状況などの説明に続き、参加者が3班に分かれて健康に関する願いや希望などについて意見を交わした。
 ワークショップは8月まで全3回開催し、宣言文案などを取りまとめる。その後の庁議で最終決定し、10月の記念講演会で新たな「健康都市宣言」を行う計画。
 新宣言は市の広報やホームページに掲載するほか、市役所の広告塔に掲示するなどして市民への周知を図る。

補正予算など全議案可決 監査委員に佐藤氏同意 森吉山荘継続陳情は採択 北秋田6月議会

2022-06-29
全議案を可決した本会議(北秋田市役所)
 北秋田市の6月定例議会は28日、本会議を再開し、2022年度一般会計補正予算案や財産の取得など議案14件を原案の通り可決、追加提案の監査委員の選任に同意し、閉会した。
 可決したのは、各会計の補正予算案のほか、市営住宅条例の一部改正案、市消防本部の車両更新のため災害対応特殊救急車1台を3696万円で購入する財産の取得など。
 補正予算案のうち、一般会計の補正額は1億9560万円で、補正後の総額は228億5960万円。
 主な歳出は、燃料費高騰やコロナ禍の影響を受けたバスやタクシー事業者を支援する公共交通事業者事業継続支援補助金に380万円、観光バスや代行事業者を支援する観光交通事業者等事業継続支援事業補助金に115万円、秋田内陸線安全対策交付金に349万円、事業者の事業承継や新分野展開を支援する地域商業等活性化支援事業補助金に600万円、休暇を楽しみながら仕事をするワーケーションを市で推進する「北秋田でワーケーション」推進事業に240万円などを計上。
 コールセンター業の誘致企業が3月に撤退したことに伴い、雇用奨励金210万円、事業所賃借料助成金120万円を減額する。
 追加提案は改選に伴い欠員となっていた監査委員(議会選出)の選任。無記名投票で行われ、佐藤光子議員の選任に賛成多数で同意した。
 地元団体から提出された森吉山荘の営業継続を求める陳情、水田活用の直接支払交付金の見直しについての陳情など4件を採択。関係する意見書を可決した。沖縄を「捨て石」にしない安全保障政策を求める意見書の提出を求める陳情は不採択とした。
 専決処分の報告は損害賠償の額設定。2月に市道で職員が公用車を運転中、凍結路面でスリップし、対向車に衝突した事故を受け、相手と和解し、車両損害と治療費計67万2426円を支払うことを報告した。

大館労基署 「墜落・転落」を防げ 管内で違反率高く 建設業対象に講習

2022-06-29
建設業者を対象に、事故の事例や対策を示した講習会(大館市中央公民館)
 建設業で目立つ「墜落・転落」等の労働災害を未然に防ごうと、大館労働基準監督署は28日、大館市中央公民館で労災防止講習会を開いた。北鹿地方の建設業77事業所から代表者が参加し、各種事例を学びながら、必要な対策や法改正などについて理解を深めた。
 秋田労働局によると、2021年に県内で発生した労災(休業4日以上)は1220件で、12年以降の10年間で最多となった。このうち業種別で建設業の占める割合は近年20%前後で推移しており、高止まりしている状況。大館署管内では21年に25・7%を記録し、この5年間で最も高くなった。
 建設業の事故の型別では「墜落・転落」が最も多く、21年までの5年間で県内では379件、大館署管内では72件も発生している。職場での安全対策などを定めた労働安全衛生法の違反も多く、改善が喫緊の課題となっている。
 大館労基署は建設業での労災を防止するため毎年講習会を開催。今回は大館市のほか、北秋田市や鹿角市、小坂町、上小阿仁村の事業所も対象とした。
 秋田労働局が昨年10月に行った監督指導の結果について、同署職員が説明。県内では労働安全衛生法違反が103事業場であり、違反率は62%だったとし「大館署管内は違反率が86・4%で特に高い状況。墜落防止措置の手すり、安全帯の使用などがなされていない」と警鐘を鳴らした。
 続いて事故の事例を紹介し、必要な対策を示した。のり面、脚立、屋根、足場などからの墜落やけがを防ぐため、「ヘルメットは脱げないよう、しっかりとあごひもを締めること」「脚立の天板には乗らないこと」などと呼びかけた。高所での作業時は「足場の内側にも外側にも、手すり、中さん、高さ10㌢以上の幅木やメッシュシートを設置してほしい」と求めた。
 このほか、法改正で定められた墜落防止措置、特別教育、工事でのアスベスト使用有無の事前調査結果報告などについても説明があった。参加者はメモを取るなどしながら、真剣な表情で聴き入っていた。

2022年5月

一般会計10億円追加 大館市 空港利用、ハチ公事業など 6月議会、6日招集

2022-05-31
 大館市は30日、6月定例会を6日に招集すると告示した。補正予算案は一般会計で10億2868万円。大館能代空港利用促進事業費やハチ公生誕100年プロジェクト事業費、消防署北分署庁舎建設事業費などを計上したほか、ふるさと応援寄付基金積立金や大館駅周辺整備事業費などを追加した。
 提出するのは一般・特別会計の補正予算案、市議・市長選挙運動用自動車使用の公営に関する条例改正案、戸別浄化槽の整備に関する条例改正案、長根山陸上競技場公認改修工事の請負契約締結、財産の無償譲渡・取得、過疎地域持続的発展計画の一部変更など報告12件、承認3件、議案15件。
 一般会計補正後の総額は364億6847万円で、前年同期に比べ億4230万円(3%)減となる。特別会計と企業会計を含む全会計の合算は補正後で781億8461万円。一般会計の投資的経費は34億6740万円、構成比で9・5%となり、前年同期比16億3193万円(32%)減った。
 主な歳出のうち、新規は保育所整備事業費補助金3367万円、地域密着型サービス施設整備事業費補助金3360万円、大館能代空港利用促進事業費2916万円、ハチ公生誕100年プロジェクト事業費796万円、消防署北分署庁舎建設事業費4766万円、芝谷地湿原整備事業費2963万円、スポーツツーリズム推進事業費5133万円。プロジェクトは東京・渋谷区との交流促進協定に基づく事業で、来年に生誕祭などを予定している。北分署関連は設計委託と用地購入に充てる。
 継続事業は財政調整基金積立金3億円、ふるさと応援寄付基金積立金1億101万円、大館駅周辺整備事業費3888万円、新型コロナウイルスワクチン接種事業費1億8500万円などを追加する。
 戸別浄化槽については、水道メーターの毎月検針を10月から隔月(2カ月に1回)に変更することから、使用月の始期と終期の基準を定める。
 長根山陸上競技場は人工芝(1000平方㍍)撤去や路面舗装、水濠(すいごう)改修、棒高跳び用突箱新設などを予定しており、長谷川体育施設秋田営業所(秋田市)と2億680万円で契約する。
 財産の無償譲渡は防災倉庫(花岡町字土目内、木造平屋建て9・94平方㍍)を土目内町内会に移転させる。財産取得は路面清掃車(3134万円)1台、災害対応特殊救急車1台と高度救命処置用資機材(計3691万円)を購入する。
 このほか診療報酬改定に伴い、一般不妊治療と生殖補助医療が保険適用となったことから市立病院使用料・手数料に関する条例改正案も提出する。

診療看護師 大館市立総合病院 質の高い医療提供へ 初めて2人配置

2022-05-31
同院初のNPとなった古川さん㊧と村上さん(大館市立総合病院)
 大館市立総合病院の看護師2人が、医師と看護師の中間的な役割を持つ「診療看護師(NP)」の資格認定試験に合格した。医師不在時でも自らの判断で一定範囲の診療行為を提供できる。医師の負担軽減や他職種と連携して質の高い医療を提供するチーム医療の中心的役割を担うと期待されている。
 NPは、人工呼吸器の離脱など21区分38行為からなる特定行為と、医師の指示の下で一般的な看護師が行えない一定の医行為を提供できる。脈などの測定といった看護的業務に加えて、診察、臨時の薬剤投与などの医学的業務を担当可能。医師不在時でも、患者の病状をとらえ、必要な検査や処置を行えるため、医師の業務負担軽減につながると考えられている。
 同院は医師の負担軽減、患者への医療の質向上、看護師のスキルアップを図るためNPの導入を決めた。看護師2人が2020年4月から2年間、秋田大学大学院に学び医学教育に関する専門課程を修了。日本NP教育大学院協議会が実施する資格認定試験に合格した。県内でNPを配置している医療機関は、秋田大学医学部付属病院に次いで2例目となる。
 同院初のNPとなったのは村上光太郎さん(36)と古川茜さん(33)。資格取得後の2年間は、複数の診療科を回り独自プログラムで卒後臨床研修に取り組む。看護と医療の両方の立場から診療を行える存在として活躍が期待されている。
 村上さんは「看護師と医師の間に入り、両者の連携を支えることで地域医療に貢献したい」と語る。古川さんは「治療は家族や患者に納得して受けてもらうのが一番。看護と医療の両視点から丁寧な説明をしていきたい」と話している。
 同院の日景美佳子副看護部長は「医師不足の緩和に寄与することはもちろんだが、医師目線を持った看護師として地域医療に関わってほしい」と話していた。

学校統合「丁寧に進める」 北秋田市 総合教育会議 8月に「二十歳の集い」

2022-05-31
本年度の施策について協議した総合教育会議(北秋田市役所第2庁舎)
 2022年度の第1回北秋田市総合教育会議が30日、市役所第2庁舎で開かれ、本年度の主な施策を協議した。阿仁地区3小中学校が統合し23年度に開校する「義務教育学校阿仁学園」、24年度に米内沢小に前田小を統合する方針について準備状況などが説明され、当局は「丁寧に理解を得ながら進める」と述べた。成人年齢が引き下げられたが、本年度21歳を迎える人を対象に8月に「二十歳の集い」として開催する。
 津谷市長と教育委員5人が出席。津谷市長は「阿仁学園の開校に向け、安心して学習できるよう計画的に準備を進めたい」とあいさつ。佐藤昭洋教育長は「学校、家庭、地域、行政の連携を強化し、活力ある教育を推進したい」と述べた。
 阿仁地区の学校統合は、23年度中は阿仁合小、大阿仁小の児童が大阿仁小校舎、阿仁中の生徒は現校舎に通う。阿仁合小を改修して阿仁学園の校舎が完成した後、24年度から3校の児童生徒が同じ校舎で学校生活を送る。大規模改修工事は23年度に体育館屋根改修、教室改修、トイレの洋式化などを行う。
 統合に向けた準備委員会を開催しており、進捗(しんちょく)状況をまとめて、学校報とともに住民に配布した。委員からは「住民が統合してよかったと思える夢のある義務教育学校を目指してほしい」との要望が出された。
 米内沢小と前田小の統合については、4月にPTAから意見を聞き、学校教育課は「丁寧に進めたい」と述べた。「統合に向けた米内沢小の改築工事は現時点で必要ないと考えているが、再度確認したい」と説明した。
 生涯学習課は成人式に代わり、8月15日に「二十歳の集い」の開催に向けて準備を進めていると報告。「対象はこれまでの成人式と変えずに行いたい」と述べた。
 このほか、児童生徒に整備されたタブレット端末について、休校時などに自宅に持ち帰って活用できるよう、各校の準備状況の確認や使用のルールを検討していく。

ベスト16出そろう 北鹿360歳野球 扇田タイブレーク制す ロマンス延長8回力尽く

2022-05-30
サヨナラ打を放って仲間とハイタッチする扇田の渡部(ニプロハチ公ドーム)
 29日はニプロハチ公ドームで1回戦4試合を行った。北秋アローズは2回以降毎回得点を挙げて5回コールドの快勝。大館メジャーズは大量15安打を放ち、5回コールドで初戦を突破した。68回大会覇者・秋田MAJESTICは、69回準Vのノース☆ヤンキースを5回コールドで退けた。第4試合は今大会初の延長タイブレークに突入。扇田クラブが最大6点差をはねのけて劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めた。次回日程は6月18、19日で2回戦各4試合を予定している。
◇1回戦
  【ニプロハチ公ドーム】
大館ロマンスグレーズ 12200006  11
扇田クラブ      00100137× 12

 (大)藤嶋、虻川友―大坂谷、工藤史、大坂谷(扇)渡部、佐藤―高橋
 ▽本塁打=今畠(大)▽三塁打=工藤淳、三澤(大)、渡部(扇)▽二塁打=横渕2、佐藤、曲田(扇)▽暴投=大館1、扇田1
 ▽審判=山本、谷地田、松田、小貫
 序盤のリードを許した扇田クラブは終盤に同点に追いつき、延長8回タイブレークでサヨナラ勝ちを収めた。
 初回に先制を許した扇田は3回までに大館ロマンスグレーズから7安打を浴び5点を失った。その裏に1死二塁から横渕の右越え適時打で1点を返すと、6回は暴投でさらに1点を加え、7回は無死二、三塁から荒谷がスクイズを決め、2点差まで迫った。なおも2死三塁を攻め、佐藤、渡部の長短2連打で2点を追加して同点。延長8回タイブレークに持ち込んだ。
 反撃に出たいロマンスは、1死から押し出し四球で1点を加えると、今畠が左翼に満塁本塁打を放ち、一挙4点。その後も工藤淳の右前適時打で1点を加え、大量6点のリードを築いた。
 後がない扇田は、高橋の右前適時打と暴投でまず3点を返上。さらに2死二塁から曲田、横渕、荒谷、長田雅の長短4連打で同点に追いつくと、2死一、三塁から渡部が決勝の左前適時打を放ち、強に名乗りを上げた。
 ロマンス・富樫照幸監督の話 打撃は申し分なかったが、相手の粘りが上だった。
 扇田・乳井浩吉監督の話 まぐれでもうれしい。選手がしっかり対応してくれた。
東館バッファローズ 00110  2
北秋アローズ    0146× 11

         (5回コールド)
大館球友クラブ 00501   6
大館メジャーズ 25114× 13

         (5回コールド)
ノース☆ヤンキース  00003  3
秋田MAJESTIC 4561× 16

         (5回コールド)

市街地循環バス 21年度は1万8千人利用 北秋田市 前年度比増で「利用定着」

2022-05-30
北秋田市の市街地循環バス(コムコム前)
 北秋田市が取り組む鷹巣地区の「市街地循環バス」は2021年度、1万8117人が利用し、1便当たりの利用者数は7・9人となった。前年度の1便平均6・65人を1・25人上回った。実証実験を経た19年12月の運行開始以降、市は「利用が定着してきた」とみている。本年度は市内外をエリアとする定期券「じょうもんパス」を導入。市街地までの移動、市街地を回り市民の足を確保し、生活支援や公共交通の利用促進につなげる。
 市街地循環バスは16年から3回の実証運行を行い、19年12月に通年運行を開始した。買い物弱者や免許返納者など高齢者の移動手段とする目的で、鷹巣市街地の主な商業施設、公共機関、医療機関などを経由するルートを設定。秋北バス(本社・大館市)の車両を運行している。
 イオンタウン鷹巣を発着点に、高野尻、南鷹巣、宮前町などの公営住宅団地を周回。いとく鷹巣ショッピングセンターや鷹巣駅前、市役所前に停留所が置かれ、市民ふれあいプラザコムコム前は2回停車する。便数は平日が午前9時~午後3時の1時間ごとに発車する計7便、土・日曜・祝日は正午と午後2時発を運休する5便。運賃は大人100円、小学生50円。
 市総合政策課によると、21年度は2303回運行し、延べ1万8117人が利用。前年度と比べ、2812人増加した。4~11月は月の利用者が1200~1400人台で推移し、12月1857人、1月1694人、2月1812人、3月2018人と、冬場の〝足〟としても利用が広がったとみられる。
 1便当たりの利用者数は実証運行時の実績3・96人に対し、19年度6・7人、20年度6・65人、21年度7・9人。同課は「一度乗って便利さを実感してもらうなどし、利用が定着してきた。年配の市民が通院や買い物に利用するケースが多い」と分析する。
 市は本年度、秋北バスの路線で市内のほか、上小阿仁・大館・鹿角・能代地域で市民が自由に乗り降りできる「スーパー〇得定期券『じょうもんパス』」を導入した。1、3、6カ月定期の3種類で、それぞれ市が7000円、1万1000円、1万6500円を助成。65歳以上は1カ月の定期1万1000円が、4000円で利用できる。
 定期券の購入は約2カ月で60人を超え、同課は「じょうもんパスを使ってバスや秋田内陸線、JRなどで市街地に来て、市街地は循環バスで回るなど移動をつなぐ仕組みをつくりたい」と話す。「公共交通に乗ってもらうことで維持していきたい。負担軽減を図り利用促進や生活支援、公民館など地域活動の支援につなげたい」としている。

2022年4月

任期満了まで1年 3選へ既定路線か 福原大館市長 コロナ禍も攻めの姿勢

2022-04-30
 大館市の福原淳嗣市長(54)は2期目の任期満了まで、30日で残り1年となる。「内に優しく、外に強いまちづくり」を掲げ、子育てや暮らしの支援に注力する一方、広域連携で地域の活力維持を図ってきた。次期市長選へ態度を表明していないが、立候補は既定路線とみられる。前回選に出馬した新人も再挑戦を模索しており、水面下の動きが慌ただしくなりそうだ。
 福原市政2期目は2019年5月にスタートし、キッズデザイン(子ども・育児視点)やバリアフリーのまちづくりに着手。子育て家庭への経済的支援拡充や遊び場整備、障害の有無に関わらず移動しやすい社会の実現へ自動運転体験会を開催するなどした。
 20年は新型コロナウイルスの影響で交流人口拡大に冷や水を浴びせられたものの、収束後を見据えた観光の在り方を模索。東京・渋谷区から鉄道車両「青ガエル」を譲り受け、市観光交流施設・秋田犬の里に移設した。東京パラリンピックに向けタイとのつながりを深め、国から「先導的共生社会ホストタウン」の認定を受けた。
 市制施行70周年の節目だった21年は、ニプロハチ公ドームの活用でコロナワクチン大規模接種を進め、市内外から高い評価を受けた。官民連携でスポーツ振興に取り組む「スポーツコミッション」を設立。大館駅隣接地へ輸出入貨物の通関手続き施設を誘致しようと、インランドデポ(内陸型保税蔵置場)推進協議会も立ち上げた。
 県内初の取り組みが目立ち、コロナ禍でも攻めの姿勢を貫いた。大館の存在感を高め、市長は「人とモノの流れが集まろうとしている」と強調する。一方、人口減少に歯止めがかからず、各業界で人手不足が深刻な状況となっており、若者定住や生産性向上などが課題となっている。
 市長は就任当初から「長くても3期」と繰り返し発言しており、道半ばの政策も数多いことから、次期選挙への立候補は有力視されている。前回選で涙をのんだ新人は、取材に対し「多くの人の気持ちを確認しながら熟慮し、さまざまな機会を見据えて活動したい」と述べるにとどめた。

大館路 春風とともに駆ける 山田記念ロード 3年ぶりに通常開催 ドーム発着、新コース

2022-04-30
軽快な走りを見せる中学生たち(ニプロハチ公ドーム前)
 新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに通常開催した大館の春の風物詩「山田記念ロードレース大会」は、県内外のランナー1035人がエントリーし、902人が完走した。今年から発着点が長根山陸上競技場からニプロハチ公ドームに変わり、参加したランナーからは「新鮮な気持ちで走ることができた」などの声が上がった。
 レース前の開始式で、大会会長の福原淳嗣大館市長は「山田記念がリニューアルして戻ってきました。このコロナ禍でスポーツこそが私たちを未来へと導く玄関口だと感じている」とあいさつ。ゲストランナーでオリンピック出場経験もある瀬古利彦・日本陸連副会長は「山田敬蔵さんは生涯で38万㌔以上も走ったと聞いている。皆さんも80歳を超えても元気でいられるように、走ることを通して健康でいてほしい」と参加者たちにエールを送った。
 午前8時45分号砲の男女5㌔を皮切りに、ハーフ、10㌔、1・5㌔、3㌔の順で次々と走者がスタート。沿道の市民から「がんばれ」「もう少しだ」など温かい声援を受け、ランナーたちは記録更新や完走を目指して力走した。
 ハーフでは大場直樹さん(秋田県庁・大館鳳鳴高出)が40歳未満男子で優勝し、30歳未満での記録も含めて通算8連覇を遂げた。40歳代男子で尾崎紀幸さん(鹿角市)、女子は鈴木絵里さん(能代山本陸協・花輪高出)が共に4連覇。
 大会は1953年度のボストンマラソンを当時の世界記録で制した故・山田敬蔵さん=大館市出身=の偉業をたたえ、国際的なランナーの輩出を願って毎年4月に開催されている。新型コロナの影響で過去2年の大会は中止や規模の縮小を余儀なくされていた。

子グマ「かわいい!」 北秋田市 阿仁打当 くまくま園オープン

2022-04-30
生まれたばかりの子グマと触れ合う来場者(くまくま園)
 北秋田市阿仁打当の熊牧場「くまくま園」(小松武志園長)で29日、今季の営業が始まった。生まれたばかりのツキノワグマと触れ合えるコーナーが人気を集め、開園から間もなく親子連れなどでにぎわった。
 同園は2014年にヒグマ舎を備えてリニューアルオープン。4月1日現在、ツキノワグマ44頭、ヒグマ15頭の計59頭が飼育されている。園内には1~3歳の子グマ、雄、雌、ヒグマのコーナーがある。ヒグマ舎が現在修繕中のため、ヒグマは見ることはできない。
 この日は大型連休初日と重なり、開園から続々と来場者の姿があり、午前中は約130人が訪れた。中でも人気を博したのが、今年1月に生まれたツキノワグマの子グマ2頭と触れ合えるコーナー。間近で見て触れるだけに、子どもたちも夢中になって「かわいい」「すごい、立った」などと歓声を上げた。頭や体をなでたり愛らしい姿をカメラに収めたりしている来場者の姿も見られた。
 家族と友人5人で訪れたという同市綴子の佐藤恭平さん(30)は「コロナの影響で外出する機会が少なかったので、子どもの楽しそうな姿を見ることができてよかった」と笑顔。長女の希音(みお)さん(6)は「子グマは小さくてかわいかった。なでてみたら毛がふさふさで気持ちよかった」と話した。
 今季は11月3日まで営業予定。開園は午前9時から午後4時(最終入園午後3時30分)まで。園は子グマ2頭の名前を募集中で、5月31日までヒグマ舎2階の応募箱またはホームページから応募できる。名前の公表は7月。

大館能代空港 東京便3往復化始まる 帰省や観光客ら到着 利用促進へキャンペーン

2022-04-29
到着客を着ぐるみが出迎え、グッズを配布した(大館能代空港)
 大館能代空港(北秋田市)の東京羽田線の1日3往復運航が28日、始まった。国交省の「羽田発着枠政策コンテスト」で3往復目の配分を受けたもので、午後2時台に発着する2便が増便された。初日は到着した帰省客や観光客に同空港利用促進協議会がPRグッズを配布し、周辺自治体の着ぐるみが出迎えた。大型連休期間中と5月の金~日曜に3往復運航され、協議会は「これを契機に、さらなる利用促進、地域観光の活性化に努めたい」と話す。
 大館能代―羽田間は全日空(ANA)がこれまで1日1~2往復運航。3往復化は国交省が地方空港に新たな発着枠を配分する政策コンテストを経て決定した。当初は20年10月25日からおおむね2年半、最長4年半の増便予定だったが、コロナ禍で見送られてきた。
 大型連休に合わせて、初めて3往復化が実現した。増便されたのは、羽田午後1時5分発、大館能代同2時15分着と大館能代午後2時55分発、羽田同4時10分着の2便。ANA秋田支店によると、初日の到着便には98人が搭乗。出発便は33人の予約があった。
 周辺自治体や関係機関で組織する同協議会の関係者が「スタートイベント」を行い、到着客出口では、大館市や鹿角市、北秋田市などの観光キャラクター、PRキャラクターの着ぐるみがお出迎え。うちわや周辺のガイドブックなどをプレゼントした。利用を促すため県や市町村は運賃助成を行っており、PRするチラシも配布された。
 藤里町の実家に帰省するため、東京から家族で利用した清水理々香さん(35)は「3往復化になったことを知らずに予約したが、買い物をしたり、見たいところに寄ってゆっくり帰れるちょうどいい便」と感想。一方、大館能代を出発した会社員の三縁孝太朗さん(22)=千葉県=は北秋田市での仕事を終えて帰路に就き、「いつも午後便に乗るが、到着は8時前。午後4時に着けば、羽田から余裕を持って家に帰れる」と笑顔を見せた。
 ANA秋田支店の小谷浩支店長は「ようやく3往復化がスタートし、関係人口、交流人口を増やしていきたい。乗り継ぎがよくなり、首都圏以外の遠方のお客さまも迎え入れたい。午前便が満席になった際に利用できる便にもなる」と話した。
 同協議会長の福原淳嗣大館市長は「今後の本格的な3往復化に向け多くの搭乗を期待する。このような時だからこそ北東北で空路のハブとなるよう取り組んでいく必要がある」とコメントした。
 3往復運航が決まっているのは、28日~5月8日と、5月13~15日、20~22日、27~29日。

コロナ禍3度目の大型連休 交通機関の予約回復傾向 バス5倍、飛行機2・7倍

2022-04-29
 新型コロナウイルス禍で3度目の大型連休は、公共交通機関の予約状況が回復基調にある。前年同期に比べて予約数は高速バスで約5倍、飛行機で約2・7倍、新幹線で2~3倍に増加。一方、コロナ禍前に比べると需要は落ち込んでおり、感染再拡大の影響は続いている。
 秋北バス(本社・大館市)によると、能代・大館―大宮・池袋間で運行する夜行高速バス「ジュピター号」の大型連休期間(4月20日~5月10日)の予約数は、前年同期の506%と大幅に回復した。一方でコロナ禍前の2019年と比べると32%にとどまるという。
 担当者は「昨年に比べると回復基調にあるが、コロナ禍前と比べるとまだまだ」と話す。まん延防止等重点措置は全面解除されたが、「地方での感染拡大もあり、帰省控えがあるのでは」との見方を示す。
 「今年は夏祭りの開催も多いとの情報なので、収束に向かって利用が増えることを願うばかり」とする。3月に福島県沖で発生した地震を受け、交通インフラ確保のため毎日運行を続けてきたが、連休明けからは週末限定に戻す計画。「燃料費の高騰などもあるが、地域住民の足としてなんとか維持していきたい」と語る。
 新幹線や空の便の需要も回復傾向にある。JR東日本によると、28日から5月8日までの指定席予約数(25日現在)は、東北新幹線「はやぶさ」「はやて」「やまびこ」「なすの」が28万2000席で、前年同期比200%。秋田新幹線「こまち」が3万6000席で、同302%。前年からは大きく伸びたが、18年同期比では51~56%に沈んでいる。
 全日空によると、29日から5月8日までの大館能代空港発着便の座席予約数(21日現在)は4197席で、前年同期の277%まで回復。提供座席数(9960席)に対する予約率は42・1%で、前年同期比16・2㌽増。19年同期比では予約数は23・9%減、予約率は39・7㌽減となっており、同秋田支店は「依然としてコロナ感染再拡大の影響は続いている」としている。
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