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光のアート四重奏 16日大館市 環天頂アークや幻日など同時出現

2018-01-19
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四つの大気光学現象が同時に出現した大館市上空(16日午後3時30分ごろ、鳥潟さん撮影)
太陽の上方にうっすらと現れた環天頂アーク(鳥潟さん撮影)
 大館市の上空に16日午後、天頂を中心に虹色の光が逆さ向きに弧を描く「環天頂アーク(逆さ虹)」など4種類の大気光学現象が同時に出現した。市民からの情報提供を受け、大館郷土博物館学芸員で気象予報士の鳥潟幸男さん(44)=大館市=が写真撮影した。「めったにないこと」という。
 鳥潟さんによると、同時に出現した大気光学現象は4種類。▽太陽を中心とする光の輪「22度ハロ」▽太陽と同じ高度で22度ハロの両端に光が見えた「幻日」▽22度ハロと外接して光が逆さ向きにV字を描く「上部タンジェントアーク」▽上部タンジェントアークのさらに上方で光が逆さ向きに弧を描く「環天頂アーク」―。
 いずれも虹のような光の輪や帯。上空に薄い雲が広がり、太陽光が雲の中にある氷の結晶を通過する際、屈折することで見られる現象。結晶の形、向きなど条件がそろった場合に確認できる。中でも「環天頂アーク」は単体でも年数回しか見られない珍しいものという。
 鳥潟さんは市民からの情報提供を受けて、16日午後3時30分ごろ、貴重な瞬間を収めるためにカメラで空を撮影した。「個別に出現することはあっても、同時にはなかなか出合えない」と解説する。「大気光学現象は空をキャンパスにした光のアート。希少性と美しさで得した気分になる。市民の皆さんも偶然の出合いを求めて、たまに空を見上げてみてはいかがでしょうか」

18年産米  過剰生産どうなる?  鹿角地域農業再生協 市内3カ所で説明会

2018-01-19
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18年産米の「生産の目安」などが示された説明会(八幡平市民センター)
 鹿角地域農業再生協議会(会長・田口善浩鹿角市産業部長)は16日から18日までの3日間、2018年以降の水田関係制度に関する説明会を鹿角市内3会場で開いた。18年産米は国による生産調整(減反)の廃止を受け、新たに地域の「生産の目安」を設定。「目安の数量より多く作った場合はどうなるのか」といった参加者の質問に答えながら、制度転換による生産現場の疑問や不安の解消に努めた。
 16日に八幡平市民センター、17日にコモッセ、18日に十和田市民センターで開いた。
 初日の八幡平市民センター会場にはコメ生産者約40人が参集。事務局の市農林課担当者がコメの「生産の目安」、18年度の経営所得安定対策等制度(水田活用の直接支払交付金、畑作物の直接支払交付金、収入減少影響緩和対策)、人・農地プラン、農地中間管理事業、収入保険制度などについて説明した後、質疑応答を行った。
 鹿角地域農業再生協では県の算定法をベースとした地域の生産目安について前年比85㌧増の1万2622㌧と設定した。転作率の市町村格差廃止が若干増の要因だが、事務局は「国はコメの需要が減っていくと試算しており、今後も目安を出していくとすると、鹿角地域の目安は年々、少しずつ減っていくと見込んでいる」との考えを示した。
 生産目安は方針作成者(JAや主食業者)ごとに独自に定めることも可能。
 事務局は各生産者への配分の目安について、2月中旬ごろに開かれる推進員会議で個別に提示したい考え。
 参加者から「生産数量が最終的に目安より多くなった場合、少なくなった場合はどうなるのか」との質問があり、事務局は「とも補償が廃止となるので、過不足の調整等をすることは考えていない」としたほか、「個別に配分された数量以上に作ってしまうと、集荷先が買い取りできなかったり、自分が抱え込んでしまうといった心配もある」と説明。
 「生産の目安は米価の安定のため、生産者の経営指針の参考となることを目的として示すもの。目安を守ることによるメリット、デメリットは明確には示しづらいが、過剰生産するとどうなるか、一人一人が考えて生産してほしい」と呼び掛けた。
 小坂町では2月に説明会が開かれる予定。

空き家適正管理条例案を示す 北秋田市の対策協 8月以降、代執行可能に

2018-01-19
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空き家適正管理条例案が示された対策協(北秋田市役所)
 北秋田市空家等対策協議会(会長・津谷永光市長)は18日、市役所で開き、「特定空家」認定手続きなどを盛り込んだ「市空き家適正管理条例」案について協議した。条例案が可決、施行すれば8月以降、特別措置法や条例に基づく措置が可能になる。
 放置された空き家が周辺に悪影響を及ぼしているため、市は特別措置法に基づく対応を検討してきた。所有者に代わり、市が空き家撤去などの行政代執行を行うためには「特定空家」として認定するのが前提。認定基準は市町村がそれぞれ設け、北秋田市も専門家の助言を受けて評点方式の判定表を作成した。
 この日は条例案などが委員に示された。条例案は市議会3月定例会に提出予定。可決されれば8月ごろに対策協を開催し「特定空家」の判断、認定作業に入る。その後手続きを踏んで、所有者に適正管理を求める措置や、行政代執行が随時実施できるようになるという。空き家実態調査を6年ぶりに行う方針も示された。
 一連の対応はあくまでも空き家が対象。委員から「人が住んでいても危険な住居がある。空き家になったらすぐ対応した方がいい」と一層の安全対策を求める意見も出た。
 特定空家を解体撤去する所有者、相続人に対し市は補助金の交付を検討している。要綱案では補助上限額を50万円に設定した。新年度当初予算案に補助4件分に当たる200万円を予算要求している。4月1日以降の交付を見込む。

大館市  友好交流「積極的に」  大阪 泉佐野市と  特産品取り扱いで協定

2018-01-18
協定を締結し握手を交わす千代松市長㊧と福原市長(泉佐野市役所、大館市提供)
 大館市と大阪府泉佐野市による「特産品相互取扱協定」の締結式が17日、泉佐野市役所で開かれた。大館市の福原淳嗣市長、泉佐野市の千代松大耕(ちよまつひろやす)が協定書に署名し、両市の特産品について「相互の地域から広く情報を発信する」ことを確認した。
 泉佐野市は人口約10万1000人。特産品として水ナスやワタリガニなどの農水産物、泉州タオルなどがある。関西国際空港の玄関口としてインバウンド(訪日外国人観光客)が好調で、同市への外国人宿泊者数は年間延べ約99万人に上っている。
 協定の締結に向けては昨年7月に、泉佐野市の千代松大耕(ちよまつひろやす)市長らが大館市を訪れ、福原市長に提案。泉佐野市では、行政の垣根を越えた地場特産品の情報発信と販路拡大などを目的に、全国の自治体と同様の協定を締結している。
 協定趣意書では、大館市は「忠犬ハチ公のふるさと」、泉佐野市は「義犬伝説」という、犬に関わる物語をもつ縁があることを紹介。泉佐野市で秋田犬保存会の品評会が開かれたことも挙げながら「こうした縁を大切に、両市の特産品をはじめ、経済と観光産業の発展のため締結する」などとした。
 締結式では両市長が、「締結を新たな出発点として、両市間で特産品に関係するあらゆる友好交流に積極的に取り組む」との協定書に署名。福原市長は「連携が必要な時代。それぞれの地域資源などをつなぎ合わせることで、良さを国内外に発信することができる」などとあいさつした。
 大館市企画調整課によると、市が特産品相互取扱で協定を結ぶのは、泉佐野市が初めて。泉佐野市の締結は、大館市が40自治体目となった。

 

商品多彩「歴史感じて」  大館の菓子店  アメッコ市へアメ作り着々

2018-01-18
「ねじりアメ」作りに励む従業員(斎作屋菓子舗)
 大館アメッコ市(2月10、11日)を前に、大館市内の菓子店で販売用のアメ作りが着々と進められている。甘い香りが漂う中、従業員たちが手際良く作業を進める光景が見られる。各店では多彩な商品を用意し、伝統行事を盛り上げようと奮闘している。
 同市字中町の斎作屋菓子舗(斎藤宏作店主)では、9日から販売用のアメ作りを開始。主原料の水アメと砂糖を約2㌧用意し、6人体制で作業に当たっている。
 昔ながらの「短切りアメ」や看板商品の「ねじりアメ」のほか、「からみアメ」「きなこアメ」といった多彩なアメを用意。「白ひげキャラメル」「はちくんキャンディー」など、言い伝えや大館にちなんだ商品も製作し、PRしている。
 17日は、従業員らが「短切りアメ」「ねじりアメ」などの製作に励む姿があった。鍋で水アメと砂糖を煮詰め、雪の上に置いた鉄板で冷却。柔らかくなったら、アメ引き機で空気を含ませながら味付けをする。口溶けが良くなるようにこねた後、引き伸ばしてねじりを加えたり、玉断器で成形したり。アメが固まらないように手際良く次々と完成させていった。
 購入客の要望に応じて、今回は「短切りアメ」「ねじりアメ」のコーヒー味、甘酒味を数年ぶりに復活させることにした。斎藤勇作専務(61)は「市日から始まり、400年以上続く伝統行事。新しい商品を作ると共に、昔ながらのアメを継承していきたい。大館市が歴史まちづくり計画を進める中、その意義と歴史を感じてもらえれば」と話していた。
 
 

「酉」から「戌」へ 秋田犬のふるさと大館をPR はちくんらセレモニー

2017-12-31
「まねきどり」から「はちくん」へのバトンタッチが行われる中、記念撮影をする人たち(JR大館駅前)
 今年の「酉(とり)」から来年の「戌(いぬ)」へ―。秋田犬のふるさと大館をPRしようと、大館市は30日、比内地域の観光キャラクター「まねきどり」から市観光キャラクター「はちくん」へのバトンタッチセレモニーをJR大館駅前で行った。みそ付けたんぽのレプリカをバトン代わりに「大館を盛り上げよう」という思いを引き継いだ。同駅には列車や高速バスで帰省した人も多く、記念撮影をする姿が見られた。
 市が来年の「戌」年にちなんで、11月から来年2月にかけて観光PRを狙いに展開する「あ、きた。いぬ年キャンペーン」の一環。同駅に列車や高速バスが到着する時刻に合わせて、ハチ公銅像前で計3回行った。市や市観光協会、同駅の関係者ら約20人が参集した。
 「まねきどり」から「はちくん」にみそ付けたんぽのレプリカが手渡され、観光振興を担う立場としての思いを引き継いだ。「大館アメッコ市」(2月10、11日)や「比内とりの市」(1月27、28日)の看板も設置され、大館の観光を積極的にアピールした。このほか、セレモニー限定缶バッジ、イベントチラシなどを含むPRグッズ約200組を帰省客らに配布した。
 29日に帰省したという星野陽香さん(31)=新潟県五泉市=は「キャラクターのことは知らなかったけど、かわいい。大館を盛り上げたいという気持ちがあるので、少しでも協力したい。若い人を呼び込める街になれば」と話した。
 市観光課の工藤剛課長は「来年は『戌』年。秋田犬を活用した地域活性化、観光振興に力を入れていく。世界に向けて大館の情報を発信し、インバウンド促進にもつなげたい」と語った。

任期最終、施策どう展開? 大館市の福原市長 30年度予算案の編成進む

2017-12-31
 大館市は、30年度予算案の編成作業を進めている。例年と同様、1月下旬に市長査定が行われ、大詰めを迎える見通しだ。27年5月に就任した福原淳嗣市長にとっては、任期の最終年度に向けた予算案。編成方針では、市の将来の姿を見据えた「市総合計画、総合戦略の着実な推進」や「重点施策への予算配分」などを指示した。2月中旬に議会各派へ内示したあと、同月下旬に招集予定の3月定例議会へ提出される。
 10月に福原市長が示した予算編成方針では、市の現状について「28年度の一般会計決算のうち、市税などの自主財源の比率は35・8%と前年度より2・3ポイント上昇したものの、地方交付税などの依存財源は64・2%と依然として高い比率にある」と説明。
 「市税の決算額はこれまでの施策の効果等により一定水準の額で推移しているが、人口減少の影響で今後の見通しは不透明。普通交付税は33年度の一本算定化に向けて段階的な縮減がさらに進むなど、一般財源は大幅に減額となる見込み。将来に向けて、健全な財政基盤の確立を図らなければならない」と述べた。
 予算編成に当たっては▽第2次新大館市総合計画・市総合戦略の着実な推進▽重点施策への予算配分▽行財政改革と財政健全化の推進―の3点を基本方針に設定。
総合計画・総合戦略の着実な推進では「市の将来像『匠と歴史を伝承し、誇りと宝を力に変えていく〝未来創造都市〟』の実現に向けて取り組んできた事業の進捗(しんちょく)状況をしっかりと見極めるとともに、市の将来の姿を見据え、市民生活の安定と持続可能な行財政運営のために必要な予算を編成する」とした。
 また、12月定例市議会の一般質問の答弁では、30年度における主要事業の取り組みについて紹介。「歴史まちづくり事業では、大館八幡神社本殿を保護する覆屋(おおいや)改修の実施設計や大館神明社本殿の補修、新開地通りの道路の美装化や桜の再生、史跡標柱の整備などを計画している」としたほか、「サテライトオフィス事業では、企業の定着・移住に向けた事例が2件、事業の継続により誘致の可能性のある事例が3件進行中であり、『大館版誘致戦略』に基づいた具体的な取り組みを進める」などと述べた。
 福原市長の任期は31年4月30日まで。これまで進めてきた施策を、どう展開させていくのか。まとめられる予算案が注目される。

正月用品買い求める 鹿角市花輪で「つめの市」 「まけるよう~」威勢良く

2017-12-31
正月用の食材などを買い求める市民ら(花輪定期市場)
 鹿角市花輪の定期市場で30日、「つめの市」ともいわれる臨時市が開かれ、訪れた住民や帰省客らが正月用の食材などを買い求めた。
花輪の朝市は400年の歴史があるといわれ、住民に「まちの日」「市日」と呼ばれ親しまれている。通常は3と8の付く日に開き、お盆と大みそかの前日に臨時市を開催している。
 この日は32店が出店。訪れた家族連れなどが縁起物の松や鏡餅、煮しめ用の山菜、リンゴ、筋子、イクラ、ナマコなどを買い求めていた。出店者と常連客が「来年もよろしく」「良いお年を」などとあいさつを交わす姿も見られた。
 八幡平の自営業、佐々木暢子さん(51)は「お盆と正月の食材は市日でそろえています。まけてくれるので安いのが魅力ですね」と話し、正月飾りの葉ボタンやナンテン、年越しそば、ハタハタの三五八漬け、昔ながらの口取り菓子などを買い込んでいた。

帰省ラッシュがピーク 笑顔で「ただいま!」 空港などで家族出迎え

2017-12-30
帰省客や再会を喜ぶ人たちで混雑した大館能代空港
 年末年始をふるさとで過ごす人たちの帰省ラッシュが29日、ピークを迎えた。空港や高速バス乗り場などは家族を出迎える人たちでにぎわい、家族との再会を喜ぶ声であふれた。
 このうち、北秋田市脇神の大館能代空港では、全日空羽田発午前10時着の便がほぼ定刻通りに到着。1階の到着ロビーには続々と30人ほどが出迎えに訪れた。
 大きなスーツケースやお土産を手にした帰省客が姿を見せると、笑顔で手を振り、「こっちだよ」と呼び掛けた。駆け寄ってきた孫が抱きついてくると、抱き上げて笑顔を浮かべたり、「よく来たね」とねぎらったりしながら再会を喜んでいた。
 東京から能代市にある母親の実家へ親子3人で帰省したという福井柚巴(ゆずは)ちゃん(2)は、「雪だるまを作るのが楽しみ」と笑顔を見せていた。
 全日空予約案内センターによると、1日2便運行の羽田発は1月1日までほぼ満席状態となっている。陸路も混雑しており、秋北バスによると、高速バスは12月30日までほぼ満席。東京・池袋発大館・能代行きは増便して対応している。29日は14台を増便するも満席となっており、30日は11台の増便で対応する。
 Uターンラッシュは1月2日から始まるとみられる。
 

プロ野球・日ハム中嶋コーチ 北秋田市役所を表敬訪問 就任の抱負

2017-12-30
津谷市長(左から3人目)と握手を交わす中嶋コーチ(北秋田市役所)
 北秋田市出身の元プロ野球選手で、プロ野球・北海道日本ハムファイターズのコーチに就任した中嶋聡さん(48)が28日夜、市役所を表敬訪問した。津谷永光市長に就任を報告し「ぼくの仕事は守りを含めた作戦」と来季の活躍を誓った。
 中嶋さんは鷹巣農林高(現・秋田北鷹高)から阪急ブレーブス(当時)に入団。強肩の捕手として名をはせた。現役終盤の12年間所属した日ハムに請われ、引退後の28年度から2年間、チーム統括本部ゼネラルマネジャー特別補佐に着任。提携先の米国サンディエゴ・パドレスでコーチやスカウトを学んだ。今年10月に球団からバッテリー兼作戦コーチ就任が発表されていた。
 空路で帰郷し、高校時代の恩師・津谷正俊さんら地元関係者と市役所を訪ねた。日本のプロ野球より分業化が進んでいる米国の野球事情などを津谷市長に語り、日米双方の長・短所を実感したという。
 その経験を生かすことになる日ハムは今季パ・リーグ5位に終わり、チーム再建に期待がかかる。主力の大谷翔平選手が米大リーグのエンゼルスに移籍する一方、高校野球界を盛り上げた清宮幸太郎選手が入団するなど選手の入れ替わりが進む。中嶋さんは「まったく知らないところから見て選手として使えるかどうか。早めに見たい」と述べ、各選手の見極めから着手する考えを示した。
 津谷市長は注目チームの最新動向を直接聞き、気持ちが高ぶった様子。「新しい扉が開けた。活躍を期待しています」「日ハムを注目して見たい」と激励した。中嶋さんは1月3日まで故郷に滞在し同下旬に渡米する予定。その後キャンプに合流するという。
 

11月のニュース

 

桜再生へ検討本格化 共通の管理体制目指す 大館市

2017-11-30
今後の展開などを検討した桜再生会議(比内総合支所)
 大館市は、市内の公園や道路沿いの桜を適切に管理するため、庁内の「桜再生会議」で検討を本格化させている。29日は比内総合支所で会合を開き、9、10月に青森県弘前市と仙北市角館で視察した先進地の取り組みを確認したほか、作業基準の設定や台帳整備などの提案があった。市議会から「桜の名所化に取り組むべきだ」との声も出ており、交流人口拡大へ観光要素も含めた管理体制を目指す。
 市内の桜は岩神ふれあいの森約3600本をはじめ、長木川河川堤防沿いに約270本、桂城公園に140本、小中25校合わせて約720本などとなっている。
 6月議会の一般質問で「市管理の有無を問わずテングス病とみられる状態が広がっている。所管は複数にまたがり、手入れが行き届いていない。樹木医など専門家の指導を仰いで早急な対応を」と提言があり、関係課の検討委員会として8月24日に再生会議を開催。場所によって観光要素と景観要素に分かれるほか、生育環境や管理本数が施設ごとに異なるものの、情報を共有し、共通の技術的手法や管理方法を確立できるよう協議することにした。
 9月に弘前公園、10月に角館の武家屋敷や桧内川堤防を訪問。いずれも直営管理で樹木医が常駐し、一覧表で管理した上で基本的な剪定(せんてい)や施肥を重視する作業状況を視察した。樹木の形を意識しながら若芽を育て、枝の更新を図る取り組みも学んだ。
 29日の会合は7課から10人が集まり、今後の展開として専門的な観点から樹木医が管理に当たることや作業基準の設定、位置図・一覧台帳の整備、花の付き具合などを確かめる定点観測、観光要素と景観要素の区分などが提案された。
 事務局の都市計画課は「交流人口の拡大につながる観光的な桜、歴史文化の観点から守るべき桜、街路樹として景観を形成する桜など、それぞれの特性や目的に応じて管理できるよう検討し、将来的に弘前や角館のような名所を目指すためにどう取り組むべきか研究したい」としている。
 

ファミマAコープ開店 北秋田市合川に一体型店舗 書籍や休憩所も

2017-11-30
新店舗前でテープカットを行う関係者(ファミリーマートAコープあいかわ店)
 Aコープ北東北とファミリーマートの一体型店舗「ファミリーマートAコープあいかわ店」が29日、北秋田市川井にオープンした。コンビニエンスストアの商品やサービスを提供するほか、生鮮食品や地元生産者の青果を販売するなど地域住民の利便性向上を図っている。
 ファミリーマートと全国農業協同組合連合会は26年に提携を結び、一体型店舗を展開している。今回はAコープ北東北と初めて提携。約54年間営業を続けてきた旧Aコープあいかわ店を改装し、「ファミリーマートAコープあいかわ店」として開店した。
 店舗は24時間営業で年中無休。売り場面積は約100坪。公共料金の支払いやコピー機など通常のコンビニで提供しているサービスは全て取り扱っており、利便性の強化に努めている。
 商品アイテム数は約3100点。青果や精肉、鮮魚などの生鮮食品、日配品など従来通りAコープで扱ってきた商品やAコープオリジナル商品も取りそろえている。産直品の販売コーナーもあり、地元生産者が収穫した採れたての青果が並んでいる。
 店内に書籍コーナーやイートインスペースが整備されていることも大きな特徴。周辺に書籍を取り扱う店舗がないことから、地域の書店機能を果たす書籍コーナーを設置。一般的なコンビニの3倍ほどの面積を誇るコーナーに雑誌や文庫、漫画などが並ぶ。20席のイートインスペースは、地域住民の交流の場となるよう広めに設けられている。子供用のスペースもあり、親子でも利用できる。
 開店セレモニーではAコープ北東北の田中照夫社長が「地域住民の暮らしの拠点として愛される店づくりに務めていきたい」とあいさつ。テープカット後に開店し、店内はオープンを待ち望んでいた地域住民でにぎわった。
 

大地自治会に除雪委託 町民との協働モデルに 小坂町

2017-11-30
除雪作業は集落入り口の大地橋から行われる
 小坂町は12月1日から、冬期間の町民の快適な暮らしを確保するため、新たな取り組みとして七滝地区の大地自治会に除雪業務を委託する。町民との協働による除排雪体制づくりの充実に向け、今冬から5年間のモデル事業として実施。除雪車1台を貸与し、住民に集落内の除排雪に取り組んでもらう。
 町は、総合計画で「冬の暮らしに強いまち」(雪対策)を掲げ、各種施策に取り組んでいる。官民一体で総合的な除雪施策を効率的、効果的に実施しようと、町雪対策連絡協議会を設置し、この中の除雪研究部会では、地域が抱える問題や課題などについて具体的に話し合っている。
 大地への除雪業務委託は、同部会からの提案によるもの。大地は町の西側、小坂川に沿った山沿いに位置する。これまで町による除雪作業は、ほぼ終盤に行われていたことから、「通学や通勤時間帯に不安を感じる住民が多かった」(小舘康弘会長)という。町に解決策を求める一方、自治会としての要望を伝えるなどして、協働で取り組む方向性を探っていた。
 除雪業務の委託は、8月に開催された同協議会での承認を得て、9月定例議会の補正予算案に関連経費を計上、今冬から5年間の試験実施が決まった。
 町は小型ローダー1台を貸与し、地域の除雪を全て自治会の責任で行ってもらう。除雪車の操作は経験のある住民が担当する。委託期間は12月1日から来年3月31日まで。1シーズンごとに事業について検証し、効果や課題をまとめる方針。
 町建設課の伏見俊一課長は「今回のモデル事業を通して、町民との協働による除雪体制づくりを図っていきたい」と話した。
 町内の中でも高齢化率が高い大地。自治会内の町道のほか、高齢者宅なども除雪したい考え。小舘会長は「地域をどうやって守れるか、守っていくかということを考えながら、取り組んでいきたい」と意気込んでいる。
 

委託1社と元従業員を提訴  扇田病院の着服問題  大館市12月議会が開会

2017-11-29
行政報告する福原淳嗣市長(大館市役所)
 大館市の12月定例議会は28日開会し、会期を12月14日までの17日間と決めたあと、福原淳嗣市長の行政報告、議案の上程、質疑を行い散会した。市長は行政報告で、扇田病院の外来診療費着服問題について「損害金の全額支払いには応じられない」などと回答していた東北ビル管財(本社・大館市)に対して、同日付で民事訴訟を起こしたことを報告。刑事捜査についても「警察には関係資料を提出しており、全面的に協力する」と述べた。病院は、着服を認めた元従業員の40歳代女性も提訴した。
 問題は8月1日に明らかとなったもので、20年3月から今年4月までの間に1億1792万円が病院会計に納入されていなかった。窓口業務を担当していた女性が、病院の調査に着服したことを認めている。損害賠償請求に、22年6月まで受託していたニチイ学館(本社・東京都)は「被害額の元金は一括で支払う」、同年7月から受託した東北ビル管財は「全額支払いには応じられない」などと回答した。
 行政報告で市長は「被害金の全額回収を最優先に考え、受託業者2社と交渉を重ねてきた」と説明。「1社からは全額支払いの同意が得られ、今後、利息分に係る損害金などの交渉を進める」とした。「残る1社は同意を得られなかったため裁判所に判断を委ねることにし、弁護士に委任して民事訴訟の手続きを進めてきた」とし「先ほど、本日付で提訴したとの報告を受けた」と述べた。
 また、「警察には領収書控えなどの関係資料を提出している。事態の収拾に向け、全面的に協力する」としたほか、収納金の管理を厳正化するための収納POSレジシステムを今月20日に導入したことも報告した。
 提出されたのは、一般会計補正予算案や都市計画税の廃止に伴う市税条例の一部改正案、小坂町との間で締結を目指す「大館圏域定住自立圏形成協定」に関する議案など17件と専決処分の承認2件。
 一般会計補正予算案は、7億3352万4000円の追加で、補正後の総額は355億5959万円。あきた未来づくりプロジェクト等事業費に3億2059万5000円、郷土博物館耐震改修事業費に1億1830万7000円、二ツ山総合公園整備事業費に1億769万6000円、ふるさと応援寄付推進事業費に6258万4000円などを追加した。

 
 

大館きりたんぽまつり  経済効果は9億円  肉×博6月開催へ

2017-11-29
反省点などを報告し合った合同会議(北秋くらぶ)
 大館食の祭典協議会(白川懸士会長)は27日、大館市の北秋くらぶで運営委員会・実行委員会合同会議を開き、第45回本場大館きりたんぽまつり(10月7~9日・ニプロハチ公ドーム)の成果や反省点を報告し合った。過去最多の13万3000人が来場したとし、経済波及効果を9億100万円と推計。第4回肉の博覧会(肉×博)については来年6月9、10の両日、長根山運動公園で開催する方針を示した。
 委員ら約80人が出席。大会会長の中田直文・大館商工会議所会頭は「すっかり県内外に定着し、知名度も広がった。ますます地域が活性化することを期待する」、特別顧問の福原淳嗣市長は「北東北だけでなく北海道の食文化も一堂に会するような流れを取りまとめる覚悟を持たなければならない」などとあいさつした。
 まつり実行委員長を兼務する白川会長は「発祥を自称する鹿角、元祖を名乗る北秋田の業者の初参加に賛否両論の声があったが、来年以降もオール秋田で発信していいのではないか」と振り返り、「活況を呈するよう仲間と共に取り組んでいきたい」と述べた。
7グループの代表が反省点を報告。輸送関係では、シャトルバス発着の大型店駐車場が早々に満車となり、近隣駐車場にも影響したことに触れ「協力関係を今後どのように築き、運用するのが望ましいか」を課題に挙げた。出店関係は「想定以上の行列があり、会場内の通路が遮断される場所も見られた」と対策の必要性を示した。
 経済効果は開催経費や観光客の消費支出、農産物の生産販売などを踏まえて算出し、前年に比べ1億1100万円減少した。
 第3回肉×博は5月5日から3日間、ドームで北東北&北海道グルメフェスタ(大館、仙北、小坂3市町主催)と同時開催し、来場者13万8000人(主催者発表)だった。白川会長は次回に向け「温泉地でおいしいものを食べたり体験したりして歩く『ONSEN・ガストロノミーウオーキング』と同時開催したい」との考えを示した。

 
 

10月のニュース(詳しくは本紙をご覧ください)

 

大館教育の産業化構想  市教委が案提示  研修ツアーや実習受け入れ

2017-10-31
教育の産業化構想案などが示された会議(大館市役所)
 大館市の29年度第1回総合教育会議が30日、市役所で開かれ、次年度以降重点的に講ずべき施策について協議した。全国トップクラスの学力や、ふるさとキャリア教育の人材育成理念などを武器に、高橋善之教育長が「大館教育の産業化構想」案を示した。年間1000人以上の来市を目標に、授業視察の研修ツアーや教育実習の受け入れ拡大などを目指す計画。次年度から順次着手する方針を解説した。
 教委によると教育視察を目的とした訪問で、近年200人近くが来館。教育長は「小学校英語の教科化など教育界は改革期にある。行政と教委が協働連帯を続け、教育文化スポーツを通じた交流人口増に寄与したい」と構想案を提示した。
 教職員や教委、教員志望の大学生など教育研修の視察ニーズは継続的にあるものとし、「大館教育ブランド」のツアー化などを検討。市の教育の相乗効果のほか、経済効果や教育移住など波及効果にもつながるとした。
 具体的な準備として、教育ツーリズム誘致を目指した専任職員「教育アテンダント」の配置を検討。地域おこし協力隊制度の活用を考えており、研修視察誘致のためのキャンペーンなどを計画。こども課や観光課、移住交流課など関係部局との連携強化なども目指していく。
 合わせて、来秋には市内で県教委主催の県学力向上フォーラムなどが開かれる予定。全県初となる、市立全25小中学校の授業を公開。県内外から1000人超の参加を見込むなど、全国に大館の教育を発信する機会ととらえている。
 構想案について教育委員からは「来館者から教育の質の高さを評価されることを機に、親世代が再認識できることにつながる」「大人と子どもなど双方向で高め合う市の未来が見える」などと賛同した。

 

建物内が完全禁煙に 北秋田市役所本庁舎 屋外に分煙室

2017-10-31
屋外に設置された分煙室(市役所敷地内)
 北秋田市は受動喫煙防止対策の一環として30日から、市役所本庁舎を「建物内完全禁煙」にした。食堂の一角にあった喫煙所を閉鎖し、敷地内の屋外に喫煙可能な分煙室を設置。議員控室にあったスタンド灰皿も撤去した。地区庁舎についても本庁舎と同じく建物内禁煙とする方針で、屋外への分煙室設置などを行う方向で検討している。
 市公共施設の受動喫煙防止対策は、利用者の健康への影響が特に大きい学校や医療機関、福祉施設などでは「敷地内禁煙」としているが、本庁舎や窓口センターなどがある地区庁舎は分煙機能を備えた喫煙スペースがあり、建物内喫煙が可能な状態となっていた。
 庁舎の受動喫煙防止対策については、3月議会で津谷永光市長が「最終的には敷地内禁煙と考えている。まず屋外に喫煙所を設置するなどして建物内禁煙を実施する」との方針を示し、本庁舎の屋外喫煙所設置に関する予算を措置。
 受動喫煙防止については県も対策ガイドラインを策定し、官公庁や体育施設、医療機関などに対して「敷地内禁煙」か「建物内禁煙」のいずれかの措置を講じるよう求めていた。
 分煙室は職員通用口東側の道路に面した場所に設置。4人入れば満員となるくらいの広さ。食堂の一角を区切る形で設置されていた喫煙所は閉鎖、議員控室に置かれていた灰皿も撤去した。これにより庁舎内で喫煙できるスペースは完全になくなったことになる。
 森吉や合川、阿仁の地区庁舎についても本庁舎と同様に「建物内完全禁煙」とする方針。今後、屋外喫煙室の設置費を予算措置するなどして対応を進める予定。庁舎としての活用に向けて改修工事を行っている旧中央公民館も、屋外に喫煙室を設けることにしている。


 

対日理解へ匠の技体験  韓国の若手芸術家ら  曲げわっぱを製作

2017-10-30
曲げわっぱ作りを体験する韓国の若手芸術家ら(県北部男女共同参画センター)
 韓国で創作・芸術活動に携わる交流団の一行23人が29日、大館市を訪れた。外務省が推進する「対日理解促進交流プログラム」の一環で、テーマは「秋田・東北の地域資源をクリエーターの視点と感性で表現・発信」。伝統工芸の曲げわっぱ製作を体験したり、地元芸術家の活動を視察したりして相互交流を深めた。
 日韓文化交流基金(東京)の主催事業を、秋田空港利用促進協議会(三浦廣巳会長)が受託。昨年10月にも県内で受け入れており、今回で2度目の実施となった。
 一行は20~40代のガラス工芸家や画家、デザイナー、写真家のほか芸術を学ぶ大学生ら。27日に仙台入りして山形県内を視察、28日は昨年参加した若手芸術家の作品を展示している秋田ふるさと村(横手市)や岩手県立美術館などを見て回り、3日目の行程として大館訪問が組み込まれた。
 製作体験は県北部男女共同参画センターで行い、パン皿作りに挑戦した。講師は大館曲げわっぱ体験工房(大町)の斎藤忠さん。曲げ加工を施した秋田杉の輪を底板にはめ込む作業で、参加者たちは木目の方向などに気を付けながら接着、乾いてからヤスリ掛けして手触り良く仕上げた。
 日ごろから創作活動に打ち込むだけに手先も器用。イラストレーターの金(キム)智慧(ジヘ)さん(32)は「木を使ったものづくりが好きなので楽しかった。簡単そうに見えるけれど、細かい部分まで気を配る伝統の技を感じられて良かった」と語り、「工芸士と一緒に何か創作活動ができたらいい」と期待を寄せていた。
 市内ではこのほか、ゼロダテアートセンターや大町商店街を視察した。11月1日は公立秋田美術大でゼロダテ関係者らを講師に招いたセミナー、2日には都内で東京芸術大教授の中村政人さん(大館市出身)の講演を聴き、3日に帰国する。

 

「互いに助け合う気持ちを」  水害多発の沼館地区  防災テーマに地域づくり

2017-10-30
親子連れらが消火器の扱い方などを学んだ防災訓練(沼館多目的広場)
 25年8月豪雨時を始め、度重なる水害に見舞われている大館市沼館地区は、防災力強化をテーマにした地域づくりに力を入れている。住民で防災プロジェクトチームを組織するほか、市の補助金を活用して防災サイレンや防災倉庫を整備。独自のマニュアル作成も進めており、先進地として他地域からも注目を集める。29日には住民約70人が参加して防災訓練を行い、災害に強い地域を目指して意識高揚を図った。
沼館地区(約210世帯)は25年8月豪雨時に、下内川の堤防決壊により地区内の約半数の住家が床上・床下浸水の被害に遭った。今年7月に本県を襲った大雨でも下内川が氾濫し、集落が一時冠水。度重なる水害に見舞われている。
沼館町内会(虻川宏会長)は25年豪雨を教訓とし、翌26年に役員らで防災プロジェクトチームを立ち上げた。同年から市の「地域応援プラン」も活用し、避難を呼び掛ける防災サイレン、資機材を収容する防災倉庫を整備。発電機、拡声機、投光機等もそろえた。防災マニュアルや、災害時に支援が必要な人の名簿作成も進めている。
防災訓練は27年から実施。28年には周辺町内も招き、有事の連携体制構築を図った。今回は沼館保育所の園児が初参加し、同保育所と沼館多目的広場の2会場で行った。煙体験やAED(自動体外式除細動器)を活用した救命講習、炊き出し訓練などを計画した。
消火器を使った消火訓練では、子どもたちが市消防本部職員から扱い方を学び、父母と一緒に挑戦。「自分の命が助かることを優先して」などと教わり、真剣に取り組む姿があった。
プロジェクトチームの虻川正道リーダーは「避難をしようという意識が一番大事。25年の豪雨以降、住民の意識が変わってきており、今年の水害では早期避難に結びついた」と成果を語る。
同地区の防災活動は他地域からも注目を集め、講演依頼も舞い込んでいる。虻川会長は「いつ何が起こるか分からない。地区内では高齢化が進み、一人で避難できない人も多い。『顔の見える関係』をつくり上げ、互いに助け合う気持ちを持つことで今後の被害軽減につながれば」と話した。

 

オナリ座でハロウィーン  仮装コンテストなど  高校生会議HACHI

2017-10-30
子どもたちが自慢の衣装をPRした仮装コンテスト(オナリ座)
 大館市の高校生まちづくり会議「HACHI」(虻川祐哉代表)は29日、同市御成町の映画館・オナリ座をメイン会場にハロウィーンイベント「ハロー!ハチウィン!」を開いた。幼児から大人まで約60人が来場。お気に入りの衣装を身にまとい、仮装コンテストやスタンプラリーなどの催しを楽しんだ。
 「HACHI」は現在、市内の高校1~3年生13人が所属。大館の魅力を知ろうと市内の名所巡りなどに取り組むほか、イベント企画も行っている。子どもや若者を対象にした催しで商店街の活性化を図ろうと27年からハロウィーンイベントを開いている。
 親子連れや高校生らが海賊や魔法使い、ディズニーキャラクター、アニメキャラクターなどに扮(ふん)して来場。ハロウィーンにちなんだゲームや仮装コンテストなどに臨んだ。コンテストには子ども10組がエントリーし、ステージ上で自慢の衣装をアピール。装飾が施された会場を華やかに盛り上げた。
 続いて参加者はスタンプラリーに出発。周辺にある協力10店舗を回った。JR大館駅では「トリック・オア・トリート」と掛け声を上げ、菓子を受け取った。

 

9月のニュース

 

誘客へ「3D連携」強化を 仙北でフォーラム 周遊ルート形成へ本腰

2017-09-30
パネル討論などが行われた3D連携フォーラム(角館温泉花葉館)
 大館市と小坂町、仙北市、北海道函館市への誘客強化を議論する「3D(函館・大館・角館)連携フォーラム」が29日、仙北市の角館温泉花葉館で開かれた。4市町の観光関係者ら約70人が参加。工藤壽樹函館市長が基調講演したほか、4市町の首長らがパネル討論を展開し、国内外から観光客を呼び込む魅力的な周遊ルートの形成に向けて意見を交わした。
大館市が地名に「館」の付く角館(仙北市)、北海道函館市とのつながりで観光客誘致を目指す交流拡大事業の一環。5月に大館で開いた北東北&北海道グルメフェスタや3市町の函館訪問、9月上旬の「はこだてグルメサーカス」出店に続く第4弾で、国の東北観光復興交付金を活用した。
「函館市におけるインバウンド(訪日外国人旅行客)観光広域連携について」と題した工藤市長は、28年度の観光入り込み客数が561万人と過去最多だったことを紹介。外国人宿泊客は40万5000人でタイやマレーシアなど東南アジアからの来訪が増えている実態を示した上で、「東北・秋田には、函館にない歴史や文化、多彩な食など数多くの魅力的な資源がある。相互に補完することで新たな周遊観光エリアとして定着することを期待する。東北も各県が手を組み、ブランド力を高めて売り出す必要がある」と強調した。
パネル討論は、工藤市長や福原淳嗣大館市長、細越満小坂町長、門脇光浩仙北市長、綿貫泰之JR函館支社長、菊地正JR秋田支社長の6人が登壇。JTBグローバルマーケティング&トラベル地域交流推進部の阿部昌孝部長がコーディネーターを務めた。
福原市長は、国内外で人気が高い秋田犬の集客力を挙げながら「見た目のかわいさだけでなく、深掘りをして知的好奇心を満足させる必要がある。秋田犬で取っかかりをつくり、それをどうパートナーに還元していくか考えていきたい。知恵と戦略、ネットワークを持つ大館と組んで良かったと思えるよう取り組む」と表明。細越町長は「観光資源のPRが不足している。今後も十和田湖の玄関口として整備し、インバウンドに来てもらえるような町づくりを進める」と述べ、「温泉や宿泊施設などが不足する弱みを連携自治体に補ってもらい、近代化遺産など町の強みを生かしていきたい」との考えを示した。

県唯一の准看護師養成所 大館准看護学院閉院へ 現1年生卒業の30年度末で

2017-09-30
閉院を決めた大館准看護学院(大館市根下戸新町)
  大館市根下戸新町の大館北秋田医師会付属大館准看護学院(佐々木隆幸学院長)は、来年度の生徒を募集せず、現1年生が卒業する30年度末で閉院することを決めた。専任教員が確保できないことや建物の老朽化などが理由。県内唯一の准看護師養成所だが、開設から44年が経過し、近年は入学希望者が減っていた。同医師会が28日夜に臨時社員総会を開き、了承された。
昭和48年、県医師会付属大館准看護学院として、当時の石田病院(御成町)の一部を借り、1期生32人を迎えた。同50年に完成した現校舎に移転、大館市北秋田郡医師会付属となった。当時無資格が多かった診療所従業員に「働きながら資格を取得させたい」という地元医師の熱意で開設されたという。
2年過程で定員は30人。県や市の補助を受けて運営してきた。佐々木学院長によると、10年ほど前に入学者が20人台に落ち込んだ時期があり、その後回復したものの、存続については度々話題に上ってきた。
専任教員5人体制だが、6月、全員が本年度末での退職の意向を示したことから、学院運営委員会の中に組織をつくり対応を協議。佐々木学院長は「募集しても有資格者の応募がなく、専任教員の確保が困難」と経過を説明。講師を務めてきた医師会会員も高齢化などで業務が負担となっており、校舎が入る医師会館の修繕費がかさんでいることも課題に挙がった。
近年は入学希望者が減少傾向で、卒業生のうち県内に残るのは約半数で、他県への進学者も多いという。佐々木学院長は「高齢者施設で働く30、40歳代が資格を取りたいと入学するケースが増えており意義のある学院ではあるが、存続は難しい」と強調した。
総会では「拙速な結論だ」「全会員の声を聞くべき」などの声が出たが、最終的に「地域に対する役目は終えた」とし、閉院が了承された。大館北秋田医師会の奈良正人会長は「県や市などにも相談したが、存続は難しいとの答えだった」と理解を求めた。
今後は来年度の学生を募集せず、現1年生の45期生が卒業する31年3月で歴史に幕を閉じる。専任教員の一部が最後まで残る意向を示しているという。28年度末までに送り出した卒業生は1031人を数える。

花岡小に博報賞 「チャレンジ活動」評価 大館市

2017-09-30
  優れた教育活動を実践する個人や団体を顕彰している博報財団(公益財団法人博報児童教育振興会・東京都)は29日、第48回「博報賞」を発表し、教育活性化部門で大館市花岡小学校(花岡郁男校長、児童81人)の「『習う』から『学ぶ』へ 児童主体の『花岡チャレンジ活動』」が選ばれた。今回東北地方で唯一で、市としては26、27年度に続き2年ぶり3度目。
博報賞は全5部門で、優れた実践活動や今後のモデルとなる新たな視点での取り組みなどに贈られる。今回は全国から107件の推薦があり、団体8件、個人2件が選ばれた。
教育活性化部門は4件が受賞。花岡小は26年度から「児童の課題対応能力の育成」に焦点を絞り、各種教育活動で主体性を育むよう展開。探究型授業を進化させた「チャレンジ授業・ベーシック授業」も開発し、日々改善を重ねている。市教委の28年度「チャレンジ授業賞」にも選ばれた。
受賞理由として「授業の主体的な姿を、さまざまな活動にも広げている。子ども一人一人の主体性を存分に発揮できるようにし、自立した未来の大館市民育成に取り組んでいる」とした。
「活動の随所で高学年のリーダーシップ、後輩のフォロワーシップが育つ場面がある」と花岡校長。研究主任の永瀬有希子教諭は「児童はチャレンジ授業を楽しんで取り組んでいる印象。心の底から良かった、駄目だったと感じる姿が見られる」と話す。教師の問題設定や導入に工夫が必要といい、日常の情報共有などで改善を重ねているという。「失敗を恐れず挑戦し続けるような働きかけが大事で、挑戦の連続」と話した。
推薦したのは大館市教委。高橋善之市教育長は「次期学習指導要領にある『主体的・対話的で深い学び』を具現する最先端の授業改革提案。個人でなく学校一体の共同研究実践。基盤となるふるさとキャリア教育の実効性を証明した」などと喜んだ。
市では26年度に釈迦内サンフラワープロジェクト実行委員会、27年度に市教育研究所の子どもハローワークが、ともに教育活性化部門で受賞している。受賞団体によるフォーラムでの発表が好評を受け、昨夏は初の都外開催となるワークショップが市内で行われた。
博報賞贈呈式は11月10日、都内で開かれる。

「モフモフ動画」最高賞 海外で3度目栄誉 アジア太平洋の国際的業界賞

2017-09-29
秋田犬ツーリズムが制作した動画の一コマ
  大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町村の観光地域づくり法人「秋田犬ツーリズム」(中田直文会長)の秋田犬の動画による観光PRが、アジア太平洋地域の優れたPRをたたえる国際的な業界賞「2017アジア・パシフィックSABREアワード」で、官公庁のキャンペーンを表彰する「ガバメント・エージェンシーズ」部門の最高賞「ゴールドSABRE」に選ばれた。「PRアワード・アジア2017」での入賞などに続く3度目の栄誉となった。
SABREアワードは国際的なPRの業界団体「ザ・ホルムズグループ」(本部・米国ニューヨーク)が主催し、アジア太平洋地域の優れたPRキャンペーンやPR会社、ネットワークなどを表彰するもの。同地域で最多のエントリー数を誇る業界賞で、20年に始まり、今回が10回目となる。業界別にマーケティング、エンターテインメントなどの66部門がある。
今回は66部門に計1200件のエントリーがあった。32人の審査員によって、各部門の最高賞「ゴールドSABRE」が選出された。
ツーリズムは秋田犬のアイドルが歌って踊るユニークな動画「Waiting 4 U(ウェイティング・フォー・ユー)~モフモフさせてあげる」を大手広告代理店・電通と連携して制作し、昨年11月1日の「犬の日」から公開。海外で知名度が高い秋田犬を活用し、訪日旅行のリピート率が高い台湾からの観光客をターゲットにPRを展開している。動画が注目を集め、観光客増加につながったことがあらためて評価された。
10月13日にブルガリアで行われる表彰式には中田会長らが出席予定。中田会長は「PRアワード・アジアなどに続く受賞で名誉あること。広く世界に発信し、多くの方にエリアに来てほしい」と話した。
今回のアジア太平洋地域と、南北アメリカ地域、ヨーロッパ・中東・アフリカ地域の各受賞キャンペーンの中から「グローバルSABREアワード」が決定される。審査結果は10月下旬に発表される予定。

秋田内陸線 田んぼアート  感謝を込め稲刈り

2017-09-29
秋田犬の田んぼアートを刈り取る住民ら(北秋田市阿仁小渕)
  秋田内陸線沿線に描かれた田んぼアートの稲刈りが28日、北秋田市阿仁小渕と小又の2カ所で行われた。地域住民ら約120人が感謝の気持ちを込め、約3カ月間乗客の目を楽しませた稲穂を丁寧に刈った。
内陸線の利用促進を目的に、県などが住民の協力を得て平成20年から取り組んでいる。北秋田市2カ所、仙北市2カ所に5月から順次、観賞用品種の稲を植えた。6月下旬から見ごろを迎え、列車の中から眺めるアートとして乗客に喜ばれた。
10年目の今季は「秋田犬と四季」がテーマ。小渕地区では水田約800平方㍍に紅葉した葉と2頭の秋田犬が描かれた。実りの季節を迎え、稲穂は頭を垂れた状態。アートとしての役目を終え、図柄部分を残してあらかじめコンバインで刈った後、この日は鎌による手作業を行った。
小渕自治会や阿仁合小学校、市、秋田内陸縦貫鉄道、県北秋田地域振興局が参加。田植えから協力し、成長を見守ってきたとあって名残惜しそうな表情を浮かべた。同校6年の大野優樹さん(12)は「上手にできた田んぼアートだった。たくさんの人に見てもらえてうれしい」と感謝し雨の中、稲穂の束を根元からきれいに刈った。
振興局によると、乗客アンケートの結果では、デザインが異なる4カ所の田んぼアートを「全て見たい」という客もおり、より長い距離を列車に乗って楽しんでもらうことができたという。他にも「楽しい列車になってうれしい」などの声が寄せられた。

8月のニュース一覧

 

国道103号と樹海ライン 青森からの受け皿に 期成同盟会が要望など計画

総会の様子
国道103号改築促進期成同盟会などの合同総会 (ホテルクラウンパレス秋北)
【2017-8-31】
 国道103号改築促進と大館十和田湖線(樹海ライン)工事促進の両期成同盟会(会長・福原淳嗣大館市長)は30日、大館市片町のホテルクラウンパレス秋北で合同総会を開き、関係機関への要望活動を中心とした事業計画を決めた。福原会長は「青森港に入るクルーズ船の乗客が南下するために、両路線は重要」との認識を示しながら、整備促進を要望する考えを強調。大館十和田湖線は、大館市雪沢地区の約10㌔区間について、全体的な整備を求めることにした。
 103号の期成同盟会は、東北縦貫自動車道の重要なアクセス道となっている路線の改築工事を促進し、地域の産業経済の発展、住民の福祉向上に寄与するために必要な事業、運動を行うことが目的。大館十和田湖線の期成同盟会も同様の趣旨で設けられ、いずれも関係する市町村長、議員、商工会長らが会員となっている。
 総会で福原会長は、小坂町の細越町長とともに青森県の自治体で構成される期成同盟会に参加していることを紹介しながら「青森県は、クルーズ船で入ってくるインバウンド(訪日外国人観光客)を見据えた活動を展開している。青森港から『南下』させるラインを重視している」などと説明。
 「その受け皿となっていくために、国道103号、大館十和田湖線はいずれも、重要な路線であると認識している。この認識を共有しながら、要望活動に臨んでいきたい」とあいさつした。
 本年度の事業計画では、103号が▽鹿角市大湯白沢から国立公園区域界間の拡幅改良▽鹿角市大湯五ノ岱地区の道路改良▽鹿角市土深井から松山間の歩道設置▽十和田湖和井内地区の線形改良―の要望を継続。
 大館十和田湖線は、これまで行っていた個別区間の改良要望を改めて、大館市小雪沢から小坂町との境界までの約10㌔区間について、拡幅改良などの全体的な整備を求めることにした。合わせて、早期に事業が実施されるよう、予算の重点化についても要望することも確認した。

中心街への出店を推進 北秋田市の賑わい再生支援 5年間で13件に補助

【2017-8-31】
 北秋田市は、空洞化が進む中心市街地の再生を狙いに、空き店舗を利用した新規出店や開業に対して家賃の一部を補助する「中心市街地賑(にぎ)わい再生支援事業」を実施している。対象は空き店舗の増加が目立つ鷹巣地区の中心地限定となっているが、24年度から28年度までの5年間で13件の新規出店に対して補助が行われている。
 空き店舗を利用した開業に対して賃貸料の一部を補助するもので、月額4万円を限度に、家賃の2分の1以内または店舗面積1平方㍍当たりに2000円を乗じた額のいずれかを補助。営業が軌道に乗るまで支援を継続しようと、補助期間は24カ月に設定されている。度が前身で、合併後は商業活性化総合支援事業として実施。新規出店の多くが空き店舗が増加している鷹巣地区だったことから、22年度からは対象をJR鷹ノ巣駅から米代児童公園までの区域に限定して行っている。
 区域を限定してからの新規出店に対する補助の実績は▽22年度=1件▽23年度=2件▽24年度=3件▽25年度=1件▽26年度=3件▽27年度=4件▽28年度=2件。実績ゼロの年度はなく継続的に新規出店が行われていることを示す結果となっている。
 補助対象となる業種は小売や卸売、サービス業のほか、地域コミュニティー構築につながる多目的ホールや休憩所、芸術文化ギャラリーなど商店街への顧客誘引効果が見込まれる施設も対象となる。事業に関する問い合わせは市商工課商工労働係(電話0186・72・3112)。

かるたで園児育成 鹿角市のわんぱくはうす ねんりんピックで紹介

かるたを楽しむ子どもら
「かるた教室」に楽しく取り組んでいる園児(わんぱくはうす)
【2017-8-31】
 鹿角市で来月開催される、ねんりんピック秋田2017協賛イベントの百人一首かるた交流大会。保育に百人一首かるたを取り入れている花輪の私立保育園「わんぱくはうす」(杉江由美子園長)の取り組みが開会式前のシンポジウムで紹介されるほか、同園の年長園児が閉会式でメダル授与や閉会宣言を行い、大会に花を添える予定だ。
 かるた交流大会は9月2、3の両日、同市のホテル鹿角で行われる。3人一組の団体戦で、60歳以上を中心に24都府県から44チーム、142人がエントリーしている。
 初日2日は午後6時半からの開会式に先立ち、同5時半からシンポジウム「~かるたがつなぐ三世代の絆~『わんぱくはうす』の実践を通して」が開かれる。
 わんぱくはうすでは集中力や礼儀作法、思いやりの心を育もうと、平成22年から「かるた教室」を毎週金曜に取り入れ、花輪かるた同好会(佐藤武彦会長)の会員が講師を務めている。シンポジウムではビデオの映像を紹介しながら杉江園長らが実践発表する予定。
 3日は午前8時20分から午後2時15分まで大会を開催。同2時40分からの閉会式で、同園の年長園児15人が、はかま姿でメダル授与や閉会宣言を行う。同園OGでかるた教室1期生の一戸亜緒唯さん(花輪一中2年)が表彰状授与の助手を務める予定。
 杉江園長は「全国のかるた愛好者が集まる大きな舞台。子どもたちの思い出に残る貴重な経験になると思う」と話していた。

小坂町営バス「野口線」 新たに砂子沢に乗り入れ 9月から経路変更

【2017-8-31】
※記事の詳細は本紙をご覧ください。

子どもの貧困対策 推進計画を策定へ 大館市

【2017-8-31】
※記事の詳細は本紙をご覧ください。
 
 
 
 
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